JPH0623874U - 動力操向装置 - Google Patents

動力操向装置

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JPH0623874U
JPH0623874U JP10888091U JP10888091U JPH0623874U JP H0623874 U JPH0623874 U JP H0623874U JP 10888091 U JP10888091 U JP 10888091U JP 10888091 U JP10888091 U JP 10888091U JP H0623874 U JPH0623874 U JP H0623874U
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JP
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switching valve
pump
power
tank
cooler
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JP10888091U
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Inventor
辰義 丸山
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液温が高い時に作動液が確実に冷却される動
力操向装置を提供する。 【構成】 ポンプ1の吐出口に動力作動部2の液入口を
接続し、この動力作動部2の液出口に第一切換弁5を介
してクーラ7を接続し、このクーラ7の下流側と前記第
一切換弁5の上流側とを第二切換弁9を介しバイパス回
路10により接続して、タンク3内の作動液Mを前記ポ
ンプ1により前記動力作動部2を通して循環させる循環
回路11を構成すると共に、前記循環回路11に、ポン
プ吐出圧Pを検出する圧力センサー12と、タンク3に
戻る液温Tを検出する温度センサー13とを設け、検出
値が設定された基準値より高い時は第一切換弁5を開
き、かつ第二切換弁9を閉じ、低い時は第一切換弁5を
閉じ、かつ第二切換弁9を開くように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両用の動力操向装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、動力操向装置のうち、作動液を適温に保持して出力特性を安定させるた めに作動液を冷却するようにした動力操向装置には、例えば実開昭63−139 179号公報、実開昭59−37176号公報、実開昭58−194962号公 報に記載されたものがある。
【0003】 実開昭63−139179号公報記載の動力操向装置では、流量調整弁により ポンプから必要量の作動液をコントロールバルブ及び動力作動部(例えばパワー シリンダ)に供給する一方、余剰の作動液を、冷却回路を迂回するバイパス回路 を介してタンクに還流させており、液温が設定値以上になった時、液温感知型リ リーフ弁が働いて前記余剰の作動液を冷却回路にも流してクーラにより冷却する ようになっている。
【0004】 また、実開昭59−37176号公報記載の動力操向装置では、流量制御弁に より、動力作動部に作動液を供給するポンプの吐出量を制御すると共に、ポンプ 吐出圧で制御される液路切換弁によりポンプからの余剰の作動液を、ポンプ吐出 圧が低い時(液温が低い時)はそのままポンプの吸入側に戻し、ポンプ吐出圧が 高い時(液温が高い時)は冷却回路に導入してクーラにより冷却した後にポンプ の吸入側に戻すようにしている。
【0005】 更に、実開昭58−194962号公報記載の動力操向装置では、ワックス型 サーモバルブにより動力作動部からの作動液を、液温が低い時はそのままポンプ の吸入側に戻し、液温が高い時は冷却回路に導入してクーラにより冷却した後に ポンプの吸入側に戻すようにしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実開昭63−139179号公報、実開昭59−37176号 公報記載の動力操向装置では、低速域は動力作動部の負荷が高いため、ポンプの 吐出流量はそのほとんどが動力作動部側に流され、流量調整弁でタンクに還流さ れる余剰の作動液は非常に少なく、その作動液だけを冷却回路に流して冷却して も、冷却効果は期待できない。また、実開昭59−37176号公報記載の動力 操向装置では、ポンプ吐出圧が高い時だけ作動液を冷却回路に導入して冷却する 構造であるが、ポンプ吐出圧が低下しても液温は直ちに低下せず、高温状態を保 持するから、その間の冷却効果は全く期待できない。更に、実開昭58−194 962号公報記載の動力操向装置では、液温が設定値以上になった時、ワックス 型サーモバルブによりバイパス回路が遮断され続けるとは限られない。
【0007】 この考案は前記従来の課題を解決するためになしたもので、液温が高い時に作 動液が確実に冷却される動力操向装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案の動力操向装置は、ポンプの吐出口に 動力作動部の液入口を接続し、この動力作動部の液出口に第一切換弁を介して冷 却回路を接続し、この冷却回路の下流側と前記第一切換弁の上流側とを第二切換 弁を介してバイパス回路により接続して、タンク内の作動液を前記ポンプにより 前記動力作動部を通して循環させる循環回路を構成すると共に、前記循環回路に 、ポンプ吐出圧力を検出する圧力センサーと、タンクに戻る液温を検出する温度 センサーとを設け、検出値が設定された基準値より高い時は第一切換弁を開き、 かつ第二切換弁を閉じ、低い時は第一切換弁を閉じ、かつ第二切換弁を開くよう に構成したものである。
【0009】
【作用】
かかる構成によれば、ポンプ吐出圧力は圧力センサーにより検出され、また液 温は温度センサーにより検出される。少なくともその一方の検出値が基準値より 高ければ、動力作動部からの作動液はバイパス回路に入らずにクーラ側に導入さ れて冷却され、低ければ、クーラ側に入らずにバイパス回路を通りタンク側に流 れて冷却されない。
【0010】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図1及び図2により説明する。
【0011】 図1は動力操向装置を示す液圧回路図、図2は同装置の作用を説明するフロー チャートである。
【0012】 図1において1はポンプ、2は動力作動部(バルブで図示)、3はタンクで、 ポンプ1はタンク3内の作動液Mを吸引可能になっており、該ポンプ1の吐出口 には動力作動部2の液入口が配管4により接続されている。
【0013】 前記動力作動部2の液出口には第一切換弁5を介して配管6によりクーラ7の 液入口が接続され、このクーラ7の液出口は配管8により前記タンク3に連通し ている。前記クーラ7は図示しないラヂエータと共に車両の前面部に配置されて いる。
【0014】 また、前記第一切換弁5の上流側とクーラ7の下流側とは、第二切換弁9を介 してバイパス回路10により接続されている。
【0015】 そして、タンク3内の作動液Mをポンプ1により動力作動部2を通して循環さ せる循環回路11が構成されている。
【0016】 このような循環回路11には圧力センサー12と温度センサー13と図示しな い車速センサーとが設けられている。これらのセンサーは、低速での据え切り、 市街地走行等でポンプ1と動力作動部2の負荷が高くなり、また前面風速が遅く てタンク3と動力作動部2での冷却効果も期待できず、従って作動液Mの温度が 上昇し易いということに着眼し、それぞれポンプ吐出圧力、タンク3に戻る液温 、車速を検出するためのものである。
【0017】 第一切換弁5はスプリングで閉じ保持されており、励磁コイルの励磁で開き動 作可能となっている。また、第二切換弁9はスプリングで開き保持されており、 励磁コイルの励磁で閉じ動作可能となっている。
【0018】 前記各センサーは、比較器及び設定器を備えた図示しないコントローラに接続 されている。前記コントローラは、ポンプ吐出圧力、液温、車速のそれぞれにつ いて基準値が入力設定されており、センサーからの検出値が基準値に達した時、 第一切換弁5及び第二切換弁9の励磁コイルを励磁し、基準値を下回った時には 前記励磁コイルを消磁し、第一切換弁5及び第二切換弁9の開閉を制御するよう になっている。前記基準値は車両により、また循環回路11の配管レイアウトに より適宜変更することができる。
【0019】 以上のように構成された動力操向装置の作動について図2により説明する。
【0020】 車両のスタートに当たり、まずイグニッション・スイッチをオンしてエンジン をかける(ステップ1)。エンジンがかからない時、その操作はそれでエンドと なるが、かかった時は、ポンプ吐出圧力Pが基準値の例えば20kg/ cm2 より 高いか低いかが判断される(ステップ2)。ポンプ吐出圧力Pが基準値より高い と判断されると、コントローラから動作信号が第一切換弁5及び第二切換弁9に 送られて、それぞれの励磁コイルの励磁で第一切換弁5は開き、かつ第二切換弁 9は閉じる。エンジンを切ればその弁状態でエンドとなる。
【0021】 ポンプ吐出圧力Pが基準値より低いと判断されると、次に車速Vが基準値の例 えば20km/ 時より遅いか速いかが判断される(ステップ3)。車速Vが基準値 より遅いと判断されると、コントローラから動作信号が第一切換弁5及び第二切 換弁9に送られて、それぞれの励磁コイルが励磁され、第一切換弁5は開き、か つ第二切換弁9は閉じる。エンジンを切ればその弁状態でエンドとなる。 車速Vが基準値より速いと判断されると、次に液温Tが基準値の例えば70℃ より高いか低いかが判断される(ステップ4)。液温Tが基準値より高いと判断 されると、コントローラから動作信号が第一切換弁5及び第二切換弁9に送られ て、それぞれの励磁コイルが励磁され、第一切換弁5は開き、かつ第二切換弁9 は閉じる。エンジンを切ればその弁状態でエンドとなる。
【0022】 液温Tが基準値より低いと判断されると、コントローラからの動作信号はなく 、励磁コイルは消磁されており、第一切換弁5は閉じ、かつ第二切換弁9は開い た状態を保持する。エンジンを切ればその弁状態でエンドとなる。
【0023】 ところで、第一切換弁5が開き、かつ第二切換弁9が閉じた状態では、動力作 動部2からの作動液Mは全量がクーラ7に流れて冷却され、循環による冷却の繰 返しで液温Tがほぼ基準値になるまで冷却が行われることになるが、第一切換弁 5が閉じ、かつ第二切換弁9が開いた状態では、動力作動部2からの作動液Mは バイパス回路10を通ってタンク3に戻り、クーラ7には流れない。
【0024】
【考案の効果】
以上の通り、この考案は、ポンプの吐出口に動力作動部の液入口を接続し、こ の動力作動部の液出口に第一切換弁を介してクーラを接続し、このクーラの下流 側と前記第一切換弁の上流側とを第二切換弁を介してバイパス回路により接続し て、タンク内の作動液を前記ポンプにより前記動力作動部を通して循環させる循 環回路を構成しており、しかも、ポンプ吐出圧を検出する圧力センサーと、タン クに戻る液温を検出する温度センサーとを設け、検出値が設定された基準値より 高い時は第一切換弁を開き、かつ第二切換弁を閉じ、低い時は第一切換弁を閉じ 、かつ第二切換弁を開くように構成したため、液温が上昇した時、動力作動部か らの作動液の全量をクーラに流して確実に冷却できると共に、液温を最適温度に 保持することが可能となる。また、冷却が不要である時はバイパス回路に流して 、クーラに流さないことでクーラでの圧力損失をなくすことができ、それだけポ ンプの仕事量を減少させて燃費の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の動力操向装置を示す液圧
回路図である。
【図2】図1の動力操向装置の作用を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ポンプ 2 動力作動部 3 タンク 4、6、8 配管 5 第一切換弁 7 クーラ 9 第二切換弁 10 バイパス回路 11 循環回路 12 圧力センサー 13 温度センサー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプの吐出口に動力作動部の液入口を
    接続し、この動力作動部の液出口に第一切換弁を介して
    クーラを接続し、このクーラの下流側と前記第一切換弁
    の上流側とを第二切換弁を介しバイパス回路により接続
    して、タンク内の作動液を前記ポンプにより前記動力作
    動部を通して循環させる循環回路を構成すると共に、前
    記循環回路に、ポンプ吐出圧力を検出する圧力センサー
    と、タンクに戻る液温を検出する温度センサーとを設
    け、検出値が設定された基準値より高い時は第一切換弁
    を開き、かつ第二切換弁を閉じ、低い時は第一切換弁を
    閉じ、かつ第二切換弁を開くように構成したことを特徴
    とする動力操向装置。
JP10888091U 1991-12-09 1991-12-09 動力操向装置 Pending JPH0623874U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007034734A1 (ja) * 2005-09-20 2007-03-29 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. 建設機械の作動流体冷却制御システム
JP2007177798A (ja) * 2005-12-26 2007-07-12 Kobelco Cranes Co Ltd 作業車両の油圧走行装置
WO2017099267A1 (ko) * 2015-12-08 2017-06-15 주식회사 두산 지게차의 제동장치용 냉각장치

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