JPH06238585A - 操作型ロボットの指令発生装置 - Google Patents

操作型ロボットの指令発生装置

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JPH06238585A
JPH06238585A JP4566893A JP4566893A JPH06238585A JP H06238585 A JPH06238585 A JP H06238585A JP 4566893 A JP4566893 A JP 4566893A JP 4566893 A JP4566893 A JP 4566893A JP H06238585 A JPH06238585 A JP H06238585A
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JP
Japan
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freedom
command
operator
degree
link mechanism
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Pending
Application number
JP4566893A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Inoue
康之 井上
Masashi Kondo
正志 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Publication date
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Priority to JP4566893A priority Critical patent/JPH06238585A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】位置と姿勢をオペレータの直感に従って指令を
発生することができるとともに、互いの自由度間で極力
干渉が発生しない小型軽量な装置を提供する。 【構成】多自由度リンク機構の中の把持部10は、回転
中心の延長線がその中の一点で交差する。多自由度リン
ク機構の各回転変位量は変位量計測手段14〜16で計測さ
れる。力覚センサ17は、多自由度リンク機構の支持部4
を介して把持部に作用するオペレータの並進力を検出す
る。動作させるロボットの姿勢指令は変位量計測手段か
ら、位置指令は力覚センサ手段から求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型軽量でオペレータ
の直感で的確な操作を可能とした操作型ロボットの指令
発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下では制御されるロボットをスレーブ
とよび、オペレータが操縦に用いる指令発生装置をマス
タと呼ぶ。従来のマスタの一例を図2に示し、その操作
方法を以下に説明する。この装置は一般的にはジョイス
ティックと呼ばれる操作装置で、把持部20を図のxあ
るいはy方向の合成方向に傾けて変位量を取り出す。変
位量はその本体部分21に内蔵された可変抵抗器により
電気的な電圧変化として取り出される。さらに図の把持
部の中心線を回転中心とする回転部分22を設けること
によって、z軸方向の変位量を計測し、合計で3自由度
の電圧変化を取り出すことができる。スレーブはその変
位量に応じてその手先がx、y、z方向の位置指令また
は速度指令を発生するように制御される。
【0003】別の従来例について図3を参照しながら説
明を行う。図3はモータを有しないパッシブなリンクに
より構成されたマスタである。図で301はオペレータ
の把持部、302はリンク部材、315は重力バランス
を取るためのカウンターバランス、303〜308は回
転可能な関節部、309〜314は関節の変位を測定す
る回転角検出器である。オペレータは把持部を握り動か
すことにより任意の位置、姿勢をとることができる。こ
の機構では6個の自由度を有しているため位置3自由
度、姿勢3自由度、合計6自由度の状態を求めることが
可能である。座標系の取り方は一般的には第1関節のベ
ースを中心とした直交座標系を基準座標系とする。従っ
て、基準座標系をベースとした把持部の位置および姿勢
は関節の変位とリンク長さを合成することにより求める
ことができる。この演算により導出された位置・姿勢を
スレーブ制御の位置姿勢指令とし、スレーブの機構に応
じた逆変換を施すことによりスレーブ関節部の位置指令
を生成しスレーブの操縦を行う。
【0004】図4ではさらに違った機構構成の従来のマ
スタを示す。この従来例は力覚操作型のマスタを示して
いる。40はオペレータの把持部、41は歪検出部、4
2は本体を示している。オペレータにより40に加えら
れた力は41の歪となって検出され、42の本体で増幅
信号処理された後、デジタル信号等に変換されスレーブ
のコントローラに送出される。歪検出が把持球体の中心
を原点とした3方向とその軸回りのモーメントに変換さ
れ、位置3自由度、姿勢3自由度で合計6自由度の指令
値を生成することができる。さらに、特開昭59−22
7386号公報、特開昭64−58485号公報には、
オペレータが把持する把持部を支持する回転中心の延長
が把持部内の1点で交わる多自由度機構となっているも
のが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来例で
は以下のような問題点がある。図2の従来例では、指令
できる軸数が一般的には3軸までであり、通常の6自由
度を有するスレーブアームの指令に用いる場合には自由
度数が不足する。また、X軸Y軸はスレーブの一般的な
座標の取り方と一致するため、オペレータの直感により
操作することが容易であるが、Z軸やさらにそれ以上の
軸数を指令する場合などは、スレーブの動作方向とマス
タの動作方向が異なるため直感に従った操作は難しい。
図3の従来例では、6自由度の指令は容易で人間の直感
とも一致するためオペレータの操作も容易であるが、X
YZ並進方向の自由度はある程度の変位量を確保する必
要があること、また、重力バランス機構などリンク機構
自体がかなりの大きさとなるため、装置全体を小型軽量
に構成することが困難な点が問題である。図4の従来例
では、図2の場合と同様に装置自体がコンパクトに納ま
り、しかも6自由度の指令も可能であるが、位置、姿勢
合計6自由度のそれぞれの方向の干渉がないように指示
をすることは難しい。たとえば、X軸回りのモーメント
だけを変更しようとしたとき、同時にY軸並進方向の力
が検出されるなど指定方向だけの指令を与えることは困
難である。さらに、特開昭59−227386号公報、
特開昭64−58485号公報では、並進方向の指令を
出すことができないという問題がある。そこで本発明で
は、位置と姿勢をオペレータの直感に従って指令を発生
することができるとともに、互いの自由度間で極力干渉
が発生しない構成で、しかも小型軽量なマスタ装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明のマスタ装置は、オペレータの操縦にしたがっ
て動作する操作型ロボットの指令発生装置において、オ
ペレータが把持する把持部を回転中心の延長線が前記把
持部内の一点で交差するように設けた多自由度リンク機
構と、前記多自由度リンク機構の各回転変位量を計測す
る変位量計測手段と、前記多自由度リンク機構を支持す
る支持部と、前記支持部を介して把持部に作用するオペ
レータの並進力を検出する力覚センサ手段と、動作させ
るロボットの姿勢指令を前記多自由度リンク機構の変位
量計測手段から、位置指令を前記力覚センサ手段から求
める演算手段とを備えることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明は上記のように構成されるため、ロボッ
トの姿勢に関しては多自由度機構の変位量として与えら
れ、並進の自由度に関しては力覚センサの検出値により
与えられる。すなわち、姿勢および位置で互いの自由度
間で干渉する事なく変位量と力を得ることができる。実
際の制御では、姿勢の検出値はロボットの姿勢に対応さ
せ、力の検出値はその大きさをロボットの速度または位
置に対応させることにより、ロボットの遠隔操作を行
う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を図1に、その
電気回路図を図5に示して説明する.図で10はオペレ
ータの把持部、11、12、13はジョイント部であり
それぞれの回転中心を延長すると1点で直交する構成に
なっている。14、15、16はジョイント部の回転角
度を検出する検出器であり、ポテンショメータやエンコ
ーダなどが用いられる。17は上記3自由度を支持する
支持部4に直結しており、図中のXYZ方向の力を測定
する力覚センサである。力覚センサ17で検出された
X、Y、Z軸の力覚信号は、力覚センサアンプ18を介
して、A/D変換器19に入力され、デジタル値に変換
される。ポテンショメータ14、15、16の検出信号
はA/D変換器19に入力され、デジタル値に変換され
る(エンコーダの場合はA/D変換は不要)。これらの
デジタル値は、演算処理装置1で演算され、動作させる
ロボットの指令を作り出し、サーボアンプ2を介してロ
ボット3を動作させる。
【0009】ここでオペレータが遠隔操作によりスレー
ブ手先の姿勢および位置を制御しようとする場合の方法
に関して述べる。姿勢3自由度の指令は10〜16によ
り構成される3自由度リンク機構により求めることがで
きる。いま、3つのジョイントのある状態を基準姿勢と
し、その姿勢からジョイント11、12、13の角変位
をθ1 、θ2 、θ3 、基準となる座標系を図の様にとる
と手先の姿勢を表す行列は次式により簡単に求めること
ができる。
【0010】
【数1】
【0011】マスタの姿勢を変化させる場合、姿勢回転
中心が把持部の中心に位置しているため、ほとんど17
の力覚センサに力を作用させることなく姿勢のみを変化
させることが可能である。次に、XYZ方向の位置の指
令に関して述べる。マスタによる位置指令の生成は力覚
センサにより検出された値を使用する。すなわち、力覚
センサのXYZ方向の検出力がFx 、Fy 、Fz のとき
速度指令を次式により生成する。 Vxref=Kx * Fx (2) Vyref=Ky * Fy (3) Vzref=Kz * Fz (4) ここで、 Vxref、Vyref、Vzref:xyz方向の速度指令 Kx 、Ky 、Kz :変換定数 Fx 、Fy 、Fz :xyz方向の検出力
【0012】スレーブ制御系へは(2)〜(4)式で表
される基準座標系での速度をヤコビ行列式を用いて関節
速度系に変換した値を速度指令値としてサーボコントロ
ーラへ出力する。または、関節制御系が位置制御型のコ
ントローラの場合には次の関係式により位置指令へ変換
を行う。 Pxref=Pxref-1+Ts*Vxref (5) Pyref=Pyref-1+Ts*Vyref (6) Pzref=Pzref-1+Ts*Vzref (7) ここで、 Pxref、Pyref、Pzref:xyz方向の位置指令 Pxrefー1、Pyrefー1、Pzrefー1:演算サイクルにおいて
前回の位置指令 Ts :制御サイクルタイム
【0013】(5)〜(7)式は直交座標系での位置指
令になっているため、機構的逆変換を用いて関節座標系
に変換し位置制御型のコントローラに指令を与える。位
置の指令を生成する場合にも、姿勢の指令を生成する場
合と同様に、姿勢回転中心が把持部の中心に位置してい
るため、ほとんど姿勢に影響を及ぼすことなく位置のみ
の指令を行うことができる。また、位置指令と姿勢指令
を同時に生成しようとする場合でも位置の方向と姿勢の
方向が干渉することがない機構構成になっているため、
オペレータは違和感なく直感的にスレーブの操作を行う
ことが可能である。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、位置
と姿勢をオペレータの直感に従って指令を発生すること
ができるとともに、互いの自由度間で極力干渉が発生し
ない構成でしかも小型軽量なマスタ装置を提供できると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例を示す図
【図2】従来例を示す図
【図3】従来例を示す図
【図4】従来例を示す図
【図5】本発明の電気回路例を示す図
【符号の説明】
14、15、16 ポテンショメータ 17 力覚センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オペレータの操縦にしたがって動作する操
    作型ロボットの指令発生装置において、 オペレータが把持する把持部を回転中心の延長線が前記
    把持部内の一点で交差するように設けた多自由度リンク
    機構と、 前記多自由度リンク機構の各回転変位量を計測する変位
    量計測手段と、 前記多自由度リンク機構を支持する支持部と、 前記支持部を介して把持部に作用するオペレータの並進
    力を検出する力覚センサ手段と、 動作させるロボットの姿勢指令を前記多自由度リンク機
    構の変位量計測手段から、位置指令を前記力覚センサ手
    段から求める演算手段とを備えることを特徴とする操作
    型ロボットの指令発生装置。
JP4566893A 1993-02-10 1993-02-10 操作型ロボットの指令発生装置 Pending JPH06238585A (ja)

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JPH06238585A true JPH06238585A (ja) 1994-08-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101406461B1 (ko) * 2012-07-16 2014-06-13 전북대학교산학협력단 무선 조종 컨트롤러

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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