JPH06238553A - 傾斜型研削盤 - Google Patents

傾斜型研削盤

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Publication number
JPH06238553A
JPH06238553A JP5891092A JP5891092A JPH06238553A JP H06238553 A JPH06238553 A JP H06238553A JP 5891092 A JP5891092 A JP 5891092A JP 5891092 A JP5891092 A JP 5891092A JP H06238553 A JPH06238553 A JP H06238553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
work
bearing
grinding
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5891092A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiichi Akaha
敏一 赤羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5891092A priority Critical patent/JPH06238553A/ja
Publication of JPH06238553A publication Critical patent/JPH06238553A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小スペースで、しかも軸受台の固定機構や揺
動摺接面に摺動面を押圧する機構などを必要としない球
面、または非球面を研削する研削盤。 【構成】 一面が傾斜形成された傾斜型架台1の下端部
の面上に摺動摺接面6を形成し、また傾斜面の中央に揺
動軸5を貫通装着し、この揺動軸5に上端部を装着して
砥石軸2を構成した軸受台4の下端部に設けた摺接面7
を上記揺動摺接面6に当接して摺動自在に構成してい
る。また、上記傾斜型架台1の裏面18には、上記揺動
軸5に上端部を装着し、上記砥石軸2を回動するモータ
15を装着し、かつ砥石軸2を揺動摺接させる揺動モー
タ11と接続構成したモータベース9が装着されてい
る。上記砥石軸2と対向した傾斜面の上部には、ワーク
20を先端部に把持するチャック21を装着したワーク
軸22が同一傾斜面を上下左右方向に移動するように軸
機構24と接続構成した軸受23が回転自在に構成され
て砥石軸2に対し上下左右に制御移動して研削されるよ
う構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ等のワークの表
面に球面または非球面を研削する研削盤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の球面あるいは非球面を研削する研
削盤の架台の構造を記載した文献は、例えば、特開昭5
8−77438号公報および特開平2−109672号
公報がある。上記前者の公報(特開昭58−77438
号公報)に記載されている技術は、砥石軸とレンズ軸を
水平方向で対向支持するよう架台の受部を横形にした横
形架台構造の技術が示されている。また、上記後者の公
報(特開平2−109672号公報)に記載されている
技術は、砥石軸とレンズ軸を垂直方向で対向させて支持
するように架台の受け部を縦形にした縦形架台構造の技
術が示されている。前者の横形架台構造は、砥石軸の揺
動摺動面に対して砥石軸部の重さが下方向に作用するの
で剛性が高く加工精度が高く安定しているため採用され
ている。また、後者の縦形架台構造は、省スペースでロ
ーディングがし易いため自動化ラインの形態を形成する
ときに採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、加工精度を高
めるためには高剛性である横形架台構造が採られている
が、横形架台構造では、横方向に長くなるので広いスペ
ースが必要である。特に、ワークの荒削り→研削→研磨
加工するように各工程をライン化する場合にはスペース
的に問題となっていた。
【0004】このため、ライン化する場合には、省スペ
ースでローディングがし易い縦形架台構造が採られる
が、縦形架台構造では、砥石軸の揺動する際の摺接面が
垂直となり摺接面に対して砥石軸を斜めになった状態で
停止する押圧力が働らかないため、斜めになったある位
置に砥石軸のハウジングを固定するためにはブレーキな
どの固定するための機構が必要となるなどの問題が生じ
る。また、砥石軸を揺動させながらワークを加工する場
合、常に砥石軸を構成する軸受台の摺接面を架台の揺
動、摺動面に押圧させている機構が必要となるなど種々
の問題がある。本発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、横形架台構造のような広いスペースを必要とせ
ず、縦形架台構造のような砥石軸の軸受台を固定するた
めの機構や砥石軸側の摺動面を揺動摺接面に押圧させて
いる機構などを必要としない省スペースでワークの表面
に球面または非球面を研削する研削盤を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、ワ
ークの表面を球面または非球面に研削する研削盤におい
て、傾斜面を形成した架台上に、ワークを回転自在に保
持し、上下と左右方向に移動可能に設けたワーク軸と、
上記架台上に配設され、傾斜面と平行な平面内で上記ワ
ーク軸と対向して揺動可能に設けた砥石軸とを具備した
傾斜型研削盤である。上記構成によって、研削盤が小ス
ペースとなり、砥本軸の固定が容易となる。
【0006】
【実施例】本発明の傾斜型研削盤の具体例を図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明の傾斜型研削盤の実施例
を示した側面図である。図2は、図1のA方向の正面を
示し、同一傾斜型研削盤を並列にて連設した状態を示し
た正面図である。図3は、図2に示すB−B方向よりの
底面図である。図4は、図1の斜視図である。
【0007】図1に示すように箱形状の加工室38内に
装着された傾斜型架台1は、断面形状が所望の三角形状
に構成され、その一面が所望の角度の傾斜面になるよう
に配設され、傾斜型架台1の上記傾斜面の下端部寄りの
面上に扇形状の揺動摺接面6を形成している。
【0008】また、傾斜型架台1の中央中程には、孔を
穿設して揺動軸5を貫通装着している。この揺動軸5を
支点として、その上端部を軸支されて上下方向(前記傾
斜面と平行な平面内における)に長く短形状に構成され
た軸受台4は、その下端部の下面に摺接面7を形成し、
上記傾斜架台1の摺接面6上に当接して揺動摺接自在に
構成されている。
【0009】上記軸受台4の上面の長手方向には、先端
を突出構成しその先端部に砥石を着脱自在に構成した砥
石軸2を中心に回転自在に配設した軸受3が装着されて
いる。
【0010】上記傾斜型架台1の傾斜面の裏面18に
は、上記揺動軸5を突出形成し、この揺動軸5を支点と
して上記砥石軸2を回動するモータ15を装着したモー
タベース9が揺動自在に装着されている。このモータベ
ース9の下端部と、上記軸受台4の下端部との間を連結
軸8にて連結し上記傾斜型架台1の傾斜面を連結軸8が
上記揺動軸5を支点として、振子状に揺動するよう、長
孔を形成してある。その孔内を貫通連結構成した連結軸
8の揺動によって、モータベース(9) と軸受台(4) が一
体的に揺動するよう構成されている。
【0011】上記砥石軸2を駆動するモータ15の回転
軸の先端には、プーリ12を固設し、傾斜型架台1の上
記長孔を通して上記砥石軸2の後端部に設けられたプー
リ13との間にベルト19を張架し、このベルト19を
介してモータ15により砥石軸2を回動するよう構成さ
れている。
【0012】上記傾斜型架台1の裏面18の下端部位の
上記傾斜型架台1に形成した振子形状の長孔の近傍に
は、上記砥石軸2を揺動するための揺動モータ11が装
着されている。この揺動モータ11の駆動により、揺動
モータ11に固設された歯車16とモータベース9に固
設された歯車17とが噛み合っているので、モータベー
ス9と軸受台4とを介して軸受3および砥石軸2が揺動
軸5を支点として振子状に揺動摺接面6上を揺動するよ
うに構成されている。
【0013】上記傾斜型架台1上の上記砥石軸2と対向
する傾斜面上部には、ワーク20を先端に把持したチャ
ック21を装着したワーク軸22が、ワーク軸22の軸
方向を同一傾斜面とする上下方向に配設した軸受23に
配置され、この軸受23は砥石軸2の軸中心を含む揺動
摺接面6と平行な平面内でワーク軸22の軸の中心を傾
斜面に沿って上下方向と左右方向とに平行移動自在に構
成した軸機構24に装着されている。
【0014】図4に示すように、ワーク軸22を収納構
成したボックス状の軸受部23の一方の側面には、ワー
ク軸22を回転させるワーク軸モータ25が配設され、
そのワーク軸モータ25の軸端にはプーリ27を装着
し、上記ワーク軸22の突出形成した基端部に配設した
プーリ26との間に、ベルト28を係架して、ワーク軸
モータ25の駆動によりワーク軸22を回動するよう構
成されている。また、ワーク軸22の基端部には、ワー
ク軸22の軸心に穿設されたワーク吸着孔と、図示され
ないが外部に設けた吸引手段と連通構成したパイプと接
続するワークの吸着用回転継手29が装着されている。
また、上記ワーク軸受23の他方(左)の側面の傾斜架
台1の上面には、ワーク軸22およびモータ25の上下
移動と左右移動とを行なうよう構成された駆動手段が装
着されている。即ち、傾斜架台1の上面上には、ワーク
軸22を左右方向に移動するため、側面に突出構成され
たX軸サーボモータ30を配設したボックス形状のX方
向に駆動する機構31が装着されている。
【0015】また、X方向駆動機構31の上面上には、
ワーク軸22を上下方向に移動するため、上記X方向駆
動機構31と同形状に形成されたZ軸サーボモータ32
を上方側面に突出構成したZ方向駆動機構が装着されて
いる。
【0016】上記X方向とZ方向に駆動するサーボモー
タ30と32には、図示されていないが、それぞれ先端
部と直列にねじ軸が連設構成され、この各ねじ軸の回動
により上下方向と左右方向とに、ワーク軸22を移動す
るように構成されている。なお、図中において、駆動機
構31,33の作動方向の前後には、防塵カバー用の蛇
腹34,35,36,37が設けられている。
【0017】上記のように構成された各駆動手段である
X軸サーボモータ30,Z軸サーボモータ32による上
下方向と左右方向への作動は、図示されていないが制御
装置により、所望の曲率半径(R)を有する光学素材ま
たは非球面形状の光学素材などに対応し予め設定され
て、上下方向と左右方向とに制御されてワーク20を所
望の形状に形成するようになっている。
【0018】上記構成よりなる本実施例の作用を説明す
る。まず、砥石軸2の先端面に、砥石を装着する。次に
外部に設けたワーク吸引手段を駆動してワーク軸22の
先端部に配設したチャック21にワーク20を吸引装填
する。続いて軸機構部に配設したワーク軸モータ25を
駆動してワーク軸22を回転させてワーク20を回転さ
せると共に砥石軸モータ15を駆動させて砥石軸2を回
転させる。次に、揺動モータ11を低速にて駆動させる
と揺動モータ11と連設した歯車16と17は回動して
モータベース9および連結軸8を介して軸受台4を揺動
軸5を支点とし、揺動軸5と一致した位置に配設した砥
石軸2の砥石を揺動させる。この場合、軸受台4は重力
の摺動面に対する垂直方向成分C(矢印)により揺動摺
接面6に押圧されながら、かつ揺動摺接面6上を摺動し
ながら揺動する。次に、上記ワーク軸モータ25を駆動
させて、ワーク軸22の中心線と砥石軸2の中心線とを
一致させてから、上記チャック21に装填されたワーク
20を回転させながら、砥石軸2の先端面に装着した砥
石に向かって下降させ、その表面に当接押圧すると共
に、揺動モータ11の駆動による砥石軸2の低速揺動に
より、ワーク20の表面は、所望の球面研削加工が施さ
れる。
【0019】
【発明の効果】上記構成による本発明によれば、研削装
置を設置する架台構成を傾斜状に設けることにより、ワ
ークの荒削り、研削、研磨加工の工程において、ライン
化する場合に小スペースにてライン化できる。また、砥
石軸の軸受台を固定せずに研削でき、更には、揺動摺接
面に押圧する手段を必要としないなど装置をコンパクト
化し、かつ高剛性の装置に製造できるなどの諸効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜型研削盤の実施例1を示した側面
図である。
【図2】図1のA方向からの正面を示し、同一傾斜型研
削盤を並列に連設した状態を示す正面図である。
【図3】図2に示すB−B線よりの底面図である。
【図4】図1の斜視図である。
【図5】
【符号の説明】
1 傾斜架台 2 砥石軸 3 軸受 4 軸受台 5 揺動軸 7 揺動摺接面 8 連結軸 9 モータベース 11 揺動モータ 12,13 プーリ 15 砥石軸モータ 16,17 歯車 18 架台裏面 19 ベルト 20 ワーク 21 チャック 22 ワーク軸 23 軸受 24 軸機構 25 ワーク軸モータ 26,27 プーリ 28 ベルト 29 ワーク吸着様回転継手 30 X軸サーボモータ 31 X方向駆動機構 32 Z軸サーボモータ 33 Z方向駆動機構 34,35,36,37 蛇腹 38 加工室
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜型研削盤の実施例1を示した側面
図である。
【図2】図1のA方向からの正面を示し、同一傾斜型研
削盤を並列に連設した状態を示す正面図である。
【図3】図2に示すB−B線よりの底面図である。
【図4】図1の傾斜図である。
【符号の説明】 1 傾斜架台 2 砥石軸 3 軸受 4 軸受台 5 揺動軸 7 摺動摺接面 8 連結軸 9 モータベース 11 揺動モータ 12,13 プーリ 15 砥石軸モータ 16,17 歯車 18 架台裏面 19 ベルト 20 ワーク 21 チャック 22 ワーク軸 23 軸受 24 軸機構 25 ワーク軸モータ 26,27 プーリ 28 ベルト 29 ワーク吸着用回転継手 30 X軸サーボモータ 31 X軸方向駆動機構 32 Z軸サーボモータ 33 Z方向駆動機構 34,35,36,37 蛇腹 38 加工室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの表面を球面または非球面に研削
    する研削盤において、傾斜面を形成した架台上に、ワー
    クを回転自在に保持し、傾斜面と平行な平面内で上下と
    左右方向に移動可能に設けたワーク軸と、上記架台上に
    配設され、傾斜面と平行な平面内で上記ワーク軸と対向
    して揺動自在に設けた砥石軸とを具備したことを特徴と
    する傾斜型研削盤。
JP5891092A 1992-02-12 1992-02-12 傾斜型研削盤 Withdrawn JPH06238553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5891092A JPH06238553A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 傾斜型研削盤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5891092A JPH06238553A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 傾斜型研削盤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06238553A true JPH06238553A (ja) 1994-08-30

Family

ID=13097975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5891092A Withdrawn JPH06238553A (ja) 1992-02-12 1992-02-12 傾斜型研削盤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06238553A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216310A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Hoya Corp 眼鏡レンズ加工装置および眼鏡レンズ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007216310A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Hoya Corp 眼鏡レンズ加工装置および眼鏡レンズ

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990518