JPH0623820B2 - 閃光発光装置 - Google Patents

閃光発光装置

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JPH0623820B2
JPH0623820B2 JP57199610A JP19961082A JPH0623820B2 JP H0623820 B2 JPH0623820 B2 JP H0623820B2 JP 57199610 A JP57199610 A JP 57199610A JP 19961082 A JP19961082 A JP 19961082A JP H0623820 B2 JPH0623820 B2 JP H0623820B2
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政昭 中井
隆信 太巻
博 細水
正武 丹羽
透 井上
実 関田
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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    • G03B15/02Illuminating scene
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    • G03B15/05Combinations of cameras with electronic flash apparatus; Electronic flash units
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は閃光発光装置の電源電池電圧をキセノン管の
閃光発光可能電圧にまで高めるための昇圧回路への給電
状態を制御する給電用回路に関する。
従来技術 従来、閃光発光装置において、カメラとの間で種々の信
号の受け渡しを行なうものが種々提案されている。例え
ば特開昭57−157230号公報に開示された閃光撮
影装置では、カメラの測光スイッチが閉成されるとこの
閉成信号は閃光発光装置の昇圧回路給電用トランジスタ
に与えられて、測光スイッチが閉成されている期間及び
開放されてから一定時間だけ昇圧回路を作動させてい
る。また、この閉成信号が伝達される端子を介してTT
L調光モードか否かを示す信号が閃光発光装置からカメ
ラに伝達されて端子の兼用化が図られている。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記装置では単に“High”か“Low”のレベル
信号が伝達されるだけであり、複数ビットからなるデー
タをカメラと閃光発光装置との間でデータ交信するもの
ではなかった。又、測光スイッチの開放後の一定時間は
閃光発光装置の充電完了に要する時間が充てられている
が、この時間としては通常10秒程度が必要であり、測
光スイッチがオフ(即ち、撮影者が直ちに閃光撮影を行
う意思がない)にもかかわらず昇圧回路を作動させるこ
とは電力の無駄な消費につながり好ましくなかった。
この発明はカメラの測光スイッチの操作に応じて昇圧回
路を作動させるようにした閃光発光装置において、デー
タ交信を行う端子を介して昇圧回路の給電を制御できる
ようにして必要端子数の増加を抑えると共に、データ交
信終了後の昇圧回路の作動を必要最短にして無駄な電力
消費を少なくすることを目的とする。
課題を解決する手段 上述の目的を達成するために、この発明の閃光発光装置
は、カメラの測光スイッチの閉成により繰り返し発生さ
れるデータ交信用クロックパルスが伝達される第1端子
と、該クロックパルスに応答して閃光撮影用フラッシュ
データを直列に出力するデータ出力手段と、該フラッシ
ュデータをカメラに送出する第2端子と、上記クロック
パルスの周期よりも長い所定の時間を計数するカウンタ
と、上記第1端子にクロックパルスが入力するごとに上
記カウンタをリセットし計時動作を再開させる手段と、
電源電池と、電源電池電圧をキセノン管の閃光発光可能
な電圧にまで高めるための昇圧回路と、上記カウンタが
上記所定時間の計時動作を行っている期間だけ昇圧回路
への給電を行なう給電制御回路とを備えている。
実施例 第1図は本発明の閃光発光装置(以下、ストロボ装置と
呼ぶ)の回路構成を示しており、(MAS)は電源スイッチ
であり、このスイッチ(MAS)が(ON)端子側に閉じられる
と、電源電池(FB)から給電ライン(+VF)を介して第1図
の回路への給電が行なわれる。この給電の開始で、パワ
ーオンリセット回路(PO3)からパワーオンリセット信号
(PR3)が出力される。この信号(PR3)はオア回路(OR14)を
介してフリップ・フロップ(FF11)のリセット端子に送ら
れ、フリップ・フロップ(FF11)はリセット状態になる。
(DD)は電源電池(FB)の電圧VFをキセノン管(Xe)の発光
電圧にまで高めるための昇圧回路である。スイッチ(S
S1)は、この昇圧回路(DD)の作動をカメラの測光開始信
号と連動させる第1の閃光撮影制御形式のカメラに用い
られる第1のモードと、昇圧回路(DD)がカメラの測光開
始と無関係に電源電圧VFが供給さている限り作動を続
ける第2の閃光撮影制御形式のカメラに用いられる第2
のモードとを切換えるスイッチである。ストロボ装置を
第1の閃光撮影制御形式のカメラに装着したときには、
このスイッチ(SS1)が端子(FX)側に閉じられて第1のモ
ードが選択され、ストロボ装置を第2の閃光撮影制御形
式のカメラに装着したときには、スイッチ(SS1)が端子
(CU)側に閉じられて第2のモードが選択される。
このスイッチ(SS1)が端子(FX)側に閉じられていると、
インバータ(IN15)の出力は“Low”であるので、フリッ
プ・フロップ(FF11)がリセット状態でQ出力が“Low”
となっているときオア回路(OR18)の出力は“Low”とな
り、トランジスタ(BT8)は不導通となって、昇圧回路(D
D)へは給電が行なわれない。従って、第1のモードにな
っていれば、電源スイッチ(MAS)が閉成されただけでは
昇圧回路(DD)への給電は行なわれない。
一方、スイッチ(SS1)が端子(CU)側に閉じて第2のモー
ドになっているときは、インバータ(IN15)の出力が“Hi
gh”になっているので、フリップ・フロップ(FF11)の状
態に無関係にオア回路(OR18)の出力は“High”になっ
て、トランジスタ(BT8)が導通し、電源スイッチ、(MAS)
が(ON)端子側に閉じると直ちに昇圧回路(DD)への給電が
開始される。
端子(JF1)は、このストロボ装置をカメラ本体に装着し
たときに、後述するカメラ本体側のストロボ制御回路(F
C)の端子(JB5)に接続される。この端子(JF1)には、カメ
ラのシャッタレリーズボタンが操作されたときに、後述
するように、露出演算動作の開始を示すパルス、データ
の読み取り用のクロックパルス、カメラの本体からの直
列データ、ストロボ装置の発光を停止させるための発光
停止信号であるパルスがカメラ本体側のストロボ制御装
置から送られてくる。
フリップ・フロップ(FF11)はこの端子(JF1)から繰り返
し送られてくるパルスの立ち上がりでセットされ、この
とき、トランジスタ(BT8)が導通して昇圧回路(DD)へ給
電が行なわれる。一方、タイマー(TI1)は、端子(JF1)か
ら繰り返し送られてくるパルスの立ち上がり毎に一定時
間のカウントを開始する。そして、このタイマー(TI1)
は例えばカウント開始から0.5秒経過すると“High”の
パルスのカウント終了信号を出力する。このため、端子
(JF1)からパルスが入力されなくなって最後のパルス入
力から0.5秒経過すると、タイマー(TI1)からのカウント
終了信号がオア回路(OR14)を介してフリップ・フロップ
(FF11)のリセット端子に与えられ、フリップ・フロップ
(FF11)がリセットされて、トランジスタ(BT8)が不導通
になって昇圧回路(DD)への給電が停止される。従って、
スイッチ(SS1)が端子(EX)側に閉じられて第1のモード
に切り換えられていれば、インバータ(IN15)の出力が
“Low”なので、トランジスタ(BT8)はフリップ・フロッ
プ(FF11)がセット状態の間だけ導通して昇圧回路(DD)へ
の給電が行なわれる。すなわち、第1のモードで、スト
ロボ装置がこの第1のモードに適合したカメラへ装着さ
れていると、カメラのシャッタレリーズボタンが操作さ
れている間に入力される端子(JF1)からのパルスに基づ
いて昇圧回路(DD)への給電が行なわれ、レリーズボタン
の操作が行なわれなくなり端子(JF1)からのパルスが入
力されなくなると、昇圧回路(DD)への給電が行なわれな
くなる。なお、タイマー(TI1)のカウント時間は、端子
(JF1)から送られてくるパルスの間隔の最長の期間より
も長い時間に設定しておけば、パルスが連続して入力さ
れる間フリップ・フロップ(FF11)はセット状態を保持す
る。
第2図はこの発明を適用したカメラシステムの全体の回
路構成を示すブロック図である。尚、信号線のうち太線
部分は複数ビットのデータが転送される信号線である。
第2図において、(1)はこのカメラシステムの全体作動
をシーケンス的に制御しさらに露出演算をするマイクロ
コンピュータまたはマイクロプロセッサ(以下ではμ−
comと称する)である。パワーオンリセット回路(PO1)
は、カメラ本体に電源電池(BB)が装着されるとパワーオ
ンリセット信号(PR1)を発生させ、この信号(PR1)がリセ
ット端子(RE)に与えられることによりμ−com(1)はリセ
ットされる。発振回路(OSC)は基準クロックパルス(CP)
を出力する回路で、このクロックパルスはμ−com(1)の
クロック入力端子(CL)及び、他の各ブロックに入力され
て、このクロックパルス(CP)により第2図に示したカメ
ラシステム全体の回路動作の同期がとられる。
表示部(DP1)は、例えば時分割駆動される液晶で構成さ
れており、μ−com(1)のセグメント端子(SEG)及びコモ
ン端子(COM)からの信号に基づいて露出制御値の表示,
露出制御モードの表示等を行なう。以上のμ−com(1),
発振器(OSC),表示部(DP1)及び後述するインターフェー
ス回路(IF),ストロボ制御装置(FC),データセレクタ(M
P1),インバータ(IN1)乃至(IN6)、アンド回路(AN1)に
は、電源電池(BB)に直接接続されている電源ライン(+E)
から給電される。
スイッチ(MS)は測光操作に連動して閉成される測光スイ
ッチで、このスイッチ(MS)が閉成されるとμ−com(1)の
入力端子(ST)にインバータ(IN2)を介して“High”の信
号が入力され、μ−com(1)は露出制御用のデータ読み込
みを開始する。これと同時に、測光出力のA−D変換動
作、露出演算、表示の動作が開始する。また、測光スイ
ッチ(MS)が閉成されると、給電用トランジスタ(BT1)が
導通する。カメラ本体内に前述した回路以外の回路に
は、給電用トランジスタ(BT1)を介して電源ライン(+VB)
から給電が行なわれる。さらに、電源ライン(+VB)によ
り給電の開始によりパワーオンリセット回路(PO2)から
リセット信号(PR2)が出力され、この信号は、後述する
露出時間制御装置(CT)、絞り制御装置(CA)に入力され、
これ等の装置はそれぞれリセットされる。
破線で囲んだブロック(3)は露出制御部であり、露出時
間制御装置(CT),絞り制御装置(CA)およびパルスジェネ
レータ(PG)から構成されている。露出時間制御装置(CT)
には、μ−com(1)の出力端子(OP1)からの算出又は設定
された露出時間のデータTvが入力される。露出時間制御
装置(CT)はこのデータTvに対応した時間(即ちシャッタ
の開放から閉成までの時間2-Tv)を表わす信号をクロ
ックパルス(CP)に基づいて生成する。この信号により露
出時間が制御される。絞り制御装置(CA)にはμ−com(1)
の出力端子(OP2)から、算出又は設定された絞り込み段
数を表わすデータΔAvと、パルスジェネレータ(PG)から
のパルスが入力される。パルスジェネレータ(PG)はカメ
ラ本体側に設けられた図示しない絞り込みリングの回転
量に応じた数のパルスを出力する。
上記絞り制御装置(CA)は、パルスジェネレータ(PG)から
入力される絞り込みリングの回転に伴なうレンズ(LE)の
絞り込み段数に対応した数のパルスをカウントし、この
カウント値とμ−com(1)の出力端子(OP2)からの絞り込
み段数のデータΔAvとを比較して、両者が一致したとき
に絞り込みリングの回転を停止させ、このようにして絞
り開口が制御される。
スイッチ(LS)は交換レンズ(LE)の装着の有無を検出する
スイッチで、交換レンズ(LE)がカメラ本体に装着されて
ロックされた状態で閉成され、未装着状態で開放され
る。この装着検出スイッチ(LS)の閉成によりμ−com(1)
の入力端子(i1)にはインバータ(IN1)を介して“High”
の信号が入力され、μ−com(1)は装着されたレンズ(LE)
に関するデータを読み取って露出時間の演算を行ない、
逆に装着検出スイッチ(LS)の開放により入力端子(i1)が
“Low”になっているとレンズのデータは読み取らずに
後述する他の演算を行なう。
図中、破線で囲んだブロック(5)は、露出制御用データ
を出力するデータ出力部であり、開放平均測光用受光素
子(PD1)、フイルム感度記号出力用可変電圧源(VE1)、対
数圧縮用ダイオード(D1)および演算増幅器(OA1)から成
る測光回路(ME)と、A−D変換回路(AD)と、設定絞り値
信号出力装置(AS)と、設定露出時間信号出力装置(TS)
と、フイルム感度信号出力回路(SS)と、モード信号出力
装置(MSO)とから構成されている。
上記受光素子(PD1)は第3図,第4図に示すように設け
られる。なお、第3図は露出制御動作開始前の状態を示
し、第4図はフイルム(FIL)への露光中の状態を示す。
第3図において、撮影絞り装置(APL)は開放絞りにな
り、反射ミラー(RM)は被写体からの光をファインダー光
学系に導くように降ろされている。反射ミラー(RM)の例
えば中央部に設けられたハーフミラー部を通過した被写
体光は反射板(RL)によって反射され、集光レンズ(LEB)
を介して受光素子(PD1)に入射する。このとき、第2図
の演算増幅器(OA1)の測光出力はBv+Sv−Avoとなってい
る。ここで、Bvは被写体輝度、Avoは開放絞り値、Svは
フイルム感度に応じたアペックス値である。
第4図において、撮影絞り(APL)は、設定又は算出され
た絞り値Avを表わす信号にもとづいて制御されており、
反射ミラー(RM)および反射板(RL)は、撮影光路外に退避
している。そしてシャッター(SHT)は開放状態にされ、
よって、レンズ(LE),撮影絞り(APL)を通過してフイル
ム面(FIL)で反射された光は集光レンズ(LEB)を介して受
光素子(PD1)に入力する。このとき、上記演算増幅器(OA
1)の出力はBv+Sv−Avとなっている。この演算増幅器(O
A1)の出力にもとづいて、後述するように、ストロボ装
置(FL)の発光量制御が行なわれる。
A−D変換器(AD)は、μ−com(1)の出力端子(O7)から
“High”のパルスが出力されると、クロックパルス(CP)
に基づいて演算増幅器(OA1)からの上記アナログ測光信
号Bv+Sv−Avoをデイジタル信号に変換する。このA−
D変換されたデータBv+Sv−Avoはデータセレクタ(MP1)
の入力端子(IP2)へ与えられる。
設定絞り値信号出力装置(AS)は、レンズ(LE)の図示しな
い絞り設定リングの設定位置に応じたデータAvs−Avoを
データセレクタ(MP1)の入力端子(IP3)へ出力する。
設定露出時間信号出力装置(TS)は、カメラ本体の露出時
間設定部材(図示しない)によって手動設定された露出
時間に対応したデイジタルデータを出力する。この出力
装置(TS)の出力端子は、データセレクタ(MP1)の入力端
子(IP4)に接続されている。フイルム感度信号出力装置
(SS)は、カメラ本体のフイルム感度設定部材(不図示)
によって手動設定されたフイルム感度に対応したデイジ
タルデータを出力する。この出力装置(SS)の出力端子は
データセレクタ(MP1)の入力端子(IP5)に接続されてい
る。モード信号出力装置(MSO)は、カメラ本体のモード
設定部材(不図示)によって手動設定された露出制御モ
ードに対応したデイジタルデータを出力する。この出力
装置(MSO)の出力端子はデータセレクタ(MP1)の入力端子
(IP6)に接続されている。
インターフェース回路(IF)は、μ−com(1)の出力端子(O
6)が“High”になると、交換レンズ(LE)からの種々のデ
ータを順次読み込む。そして、交換レンズ(LE)からの種
々のデータの読み込みが完了すると、このインターフェ
ース回路(IF)は、μ−com(1)の出力端子(OP3)からの4
ビットのデータに応じて上述の順次読み込まれたレンズ
のデータを、データセレクタ(MP1)及びμ−com(1)の外
部データバス(DB)を介して、該μ−com(1)へ出力する。
ストロボ制御回路(FC)は、μ−com(1)の制御端子(O5),
(O8),(O9),(O10),(O11)から入力される信号と、イン
バータ(IN2)から入力される信号とにもとづき、ストロ
ボ装置(FL)との間でデータの受渡しを行なう。この制御
回路(FC)の詳細な構成・動作は、第1図,第8図にした
がって後述する。
データセレクタ(MP1)はμ−com(1)の出力端子(OP3)から
選択端子(SL)に与えられる4ビットのデータにもとづ
き、入力端子(IP1)乃至(IP7)に入力されたデータを、デ
ータバス(DB)を介して、μ−com(1)に入力する。
スイッチ(RS)はレリーズボタン(不図示)の押下げで閉
成され、レリーズボタンから指が離されると開放され
る。スイッチ(CS)は巻上げ完了で閉成される一方、露出
制御動作完了で開放されて不時露出を防止する。レリー
ズスイッチ(RS)からの信号はインバータ(IN4)を介して
アンド回路(AN1)の一方の入力端子に入力される。不時
露出防止スイッチ(CS)からの信号はインバータ(IN5)を
介してアンド回路(AN1)の他方の入力端子に入力される
とともに、μ−com(1)の入力端子(i2)に入力される。ま
たアンド回路(AN1)の出力端子はμ−com(1)の割り込み
端子(it)に接続されている。μ−com(1)の出力端子(O5)
は露出制御動作を開始するときに“High”となり、この
“High”信号により、端子(O5)に接続されているレリー
ズ回路(RL)は、露出制御機構のレリーズ動作を行なう。
また、μ−com(1)の出力端子(O5)はインバータ(IN3)の
入力端子に接続され、このインバータ(IN3)の出力は抵
抗を介して給電用トランジスタ(BT1)のベースに接続さ
れている。この構成により、仮りに露出制御動作中に測
光スイッチ(MS)が開放されたとしても、このトランジス
タ(BT1)は導通状態に維持されるようになっている。μ
−com(1)の出力端子(O6)は、インターフェイス回路(IF)
がレンズ(LE)側からのデータを読み込んでいる間“Hig
h”になる。この端子(O6)はインバータ(IN6)の入力端子
に接続され、このインバータ(IN6)の出力端子は抵抗を
介して給電用トランジスタ(BT2)のベースに接続されて
いる。この構成により、端子(O6)が“High”になると、
インバータ(IN6)の出力は“Low”になり、トランジスタ
(BT2)は導通し、電源ライン(+VB))から電源ライン(+V
L),カメラ本体側の端子(JB1),レンズ側の端子(JL1)を
介してレンズ(LE)側の回路(LEC)に給電が行なわれる。
レンズ(LE)側の回路(LEC)には、レンズの各種データが
固定記憶されているROM(RO)(後述)が内蔵されてい
る。カメラ本体側のインターフェイス回路(IF)から出力
されるクロックパルス(CPL)は、カメラ本体側の端子(JB
2),レンズ側の端子(JL2)を介してレンズ側の回路(LEC)
に入力され、このクロックパルス(CPL)を同期信号とし
て、インターフェイス回路(IF)とレンズ側の回路(LEC)
との間で、ROM(RO1)のアドレス信号とデータ信号とが信
号ライン(SB),カメラ本体側の端子(JB3),レンズ側の
端子(JL3)を介して交互に受渡しされる。
第5図は第2図のμ−com(1)の動作を示すフローチャー
トである。以下に、第2図の実施例のカメラシステムの
動作を第5図のフローチャートに基づいて説明する。
μ−com(1)は通常は外部からクロック(CP)が入力され
ず、不作動とされ、低消費電力となるようにされてい
る。測光スイッチ(MS)が閉成され、スタート端子(ST)に
“High”の信号が入力されると、μ−com(1)が特定番地
からの動作を開始する。また、インバータ(IN2)の出力
が“High”になるとストロボ制御回路(FC)からストロボ
装置(FL)の昇圧回路の動作を開始させる指令信号が送出
され、昇圧回路は動作を開始する。#1のステップにお
いて、測光スイッチ(MS)が閉成されてスタート端子(ST)
が“High”になったかどうかが判別される。測光スイッ
チ(MS)が開放状態とされ、かつ、スタート端子(ST)が
“Low”であると、#2のステップに移行し、ステップ
#2乃至ステップ#6の動作を行なう。この動作に関し
ては詳細に後述する。
一方、スタート端子(ST)が“High”であると判別される
と、#7のステップに移行してタイマー用のレジスタ(T
R)をリセットする。このタイマー用のレジスタ(TR)につ
いては、詳細に後述する。
次に、#8のステップではレンズ装着スイッチ(LS)が閉
成されて入力端子(i1)が“High”になっているかどうか
が判別される。入力端子(i1)が“Low”であれば直ちに
#10のステップに移行し、入力端子(i1)が“High”で
あれば#9のステップに移行してμ−com(1)の出力端子
(O6)を“High”にして、インバータ(IN6)を介してトラ
ンジスタ(BT2)を導通させてレンズ(LE)側の回路(LEC)へ
給電を開始するとともに、インターフェイス回路(IF)に
レンズ(LE)からのデータの読み込み動作を開始させ、#
10のステップに移行する。#10のステップではμ−
com(1)の出力端子(O9)を“High”にし、ストロボ制御回
路(FC)にストロボ装置(FL)からのデータを読み込む動作
を開始させ、#11のステップにおいて、端子(O7)から
“High”のパルスを出力する。このようにしてA−D変
換器(AD)に動作指令用のパルスが与えられ、演算増幅器
(OA1)から出力される測光出力のA−D変換が開始され
る。つぎに、ステップ#12において、μ−com(1)内の
データレジスタ(DR)に4ビットのデータ“OH”が設定さ
れ、出力端子(OP3)にこのデータが出力される。このデ
ータがデータセレクタ(MP1)の端子(SL)に与えられて、
データセレクタ(MP1)から入力端子(IP4)に入力された露
出時間データTvsが出力され、このデータはデータバス
(DB)を介してμ−com(1)内の所定のレジスタに読み込ま
れる。そして、ステップ#15において、データセレク
タ(DR)の内容に“1”が加えられる。そして、ステップ
#16において、データレジスタ(DR)の内容が“5H”に
なったかどうかが判別される。このデータレジスタ(DR)
の内容が“5H”になっていないときは、ステップ#13
に戻り同様の動作を繰り返す。
このようにして、データレジスタ(DR)の内容が“5H”に
なるまではデータセレクタ(MP1)からのデータがμ−com
(1)内に読み込まれる。データレジスタ(DR)の内容が“1
H”ならフイルム感度データSvが読み込まれ、“2H”な
ら露出制御モードのデータが読み込まれる。ここで、#
11のステップで端子(O7)から出力されるパルスによ
り、A−D変換が開始されており、データレジスタ(DR)
の内容が“3H”になったときにA−D変換は終了し、デ
ータセレクタ(MP1)の入力端子(IP2)に被写体の輝度を表
わすデータBv+Sv−Avoが入力されているものとする。
そして、このデータBv+Sv−Avoは、所定のレジスタに
入力される。
その後、上述したと同様にして、データレジスタ(DR)の
内容が“4H”となると、ストロボ装置(FL)からストロボ
制御装置(FC)を介してデータセレクタ(MP1)の入力端子
(IP7)に入力されたデータが、μ−com(1)に入力され
る。そして、ステップ#16に移行すると、このときデ
ータレジスタ(DR)の内容は“5H”になっているので、#
17のステップに移行し、端子(O9)は“Low”とされ、
ストロボ制御回路(FC)は不作動とされ#18のステップ
に移行する。
#18のステップでは入力端子(i1)の状態が判別され
る。装着スイッチ(LS)が閉成されておらず、したがっ
て、インバータ(IN1)の出力が“Low”であるときには、
詳細に後述するように、ステップ#29以降のステップ
においては、交換レンズ(LE)が装着されない場合におけ
る露出演算を行なう。#18のステップにおいて、交換
レンズ(LE)が当該カメラに装着されており、よって、入
力端子(i1)が“High”であると判別されると、#19以
下のステップに移行する。
ステップ#19において、データレジスタ(DR)から出力
端子(OP3)にデータ“5H”が送出され、このデータ“5
H”にもとづきデータセレクタ(MP1)の入力端子(IP3)に
入力された設定絞り込み段数を表わすデータAvs−Avo
は、データバス(DB)に送出される。そして、#20のス
テップにおいて、上記データAvs−Avoは読み出されて所
定のレジスタに記憶される。その後、データレジスタ(D
R)の内容に“1”が加えられ、#22のステップに移行
する。
#22のステップにおいて、インターフェイス回路(IF)
からμ−com(1)の入力端子(i3)に与えられる信号が“Hi
gh”となるのを待つ。即ち、レンズ側の回路(LEC)から
インターフェイス回路(IF)に全てのデータの転送が完了
した時点において、インターフェイス回路(IF)はμ−co
m(1)の入力端子(i3)に“High”信号を送出する。
上記のように、μ−com(1)の入力端子(i3)が“High”と
なると、#23のステップに移行する。このステップ#
23において、出力端子(O6)は“Low”となり、この“L
ow”信号は、インバータ(IN6)により反転されて“Hig
h”となり、この“High”信号は、給電用トランジスタ
(BT2)のベースに印加され、該トランジスタ(BT2)は不導
通となる。よって、給電ライン(+VL)からレンジ側の回
路(LEC)への給電が停止する。その後、#24のステッ
プ以降のステップにおいてインターフェイス回路(IF)か
らμ−com(1)へのデータの読み込みが開始する。
μ−com(1)の出力端子(OP3)からは、該μ−com(1)のデ
ータバス(DB)にどのデータを取り込むかを示す“6H”乃
至“DH”の信号がデータセレクタ(MP1)およびインター
フェイス回路(IF)に与えられる。出力端子(OP3)から出
力される信号が“6H”ならチェック用データ、“7H”な
ら開放絞り値データAvo、“8H”なら最大絞り値データA
vm、“9H”なら最短焦点距離データfw、“AH”なら最長
焦点距離データft、“BH”なら後述するDvooのデータ、
“C1”なら設定撮影距離データDv、“DH”なら設定焦点
距離のデータfsが、それぞれ、インターフェイス回路(I
F)からデータセレクタ(MP1)の入力端子(IP1)に入力れ
る。さらに、これ等のデータは、順次、データセレクタ
(MP1)からデータバス(DB)に出力される。このようにし
て、μ−com(1)は、データセレクタ(MP1)からデータバ
ス(DB)を介して、上述した種々のデータを取り込む動作
を繰り返す。そして、μ−com(1)は、インターフェイス
回路(IF)から上述した全てのデータの取り込みが完了す
ると、#27のステップにおいて、データレジスタ(DR)
の内容は“EH”であると判別され、その後、つぎの#2
8のステップへ移行する。
ステップ#28において、レンズ側の回路(LEC)からイ
ンターフェイス回路(IF)を介してμ−com(1)に取り込ま
れたデータのうち、交換レンズ(LE)が当該カメラに装着
されている場合には必らず入力されるチェック用のデー
タが入力されたかどうかが判別される。このチェック用
データはレンズ側の回路(LEC)からμ−com(1)に最初に
送られてくるデータで、どのレンズであっても同じデー
タになっている。このチェックデータが入力されたこと
が判別されるとμ−com(1)は#35以下のステップに移行
する一方、このチェックデータが入力されてないと#2
9からのステップに移行する。このチェックデータが入
力されない場合とは、交換レンズ(LE)が当該カメラに装
着されていないときか、或るいはレンズとカメラ本体と
の間に中間リングやベローズ等のカメラアクセサリーが
装着されているときに相当する。
次に、当該カメラ本体に交換レンズ(LE)が装着されてい
ないか、或るいはチェック用データが入力されていない
状態におけるステップ#29以降のステップでの動作に
ついて説明する。
ステップ#29においては、閃光撮影モード信号がカメ
ラ本体に入力されているか否か、例えばストロボ装置(F
L)が当該カメラに装着されていないかどうかを判別す
る。これには、後述するようにストロボ装置(FL)が当該
カメラに装着されていないときには、カメラ本体の端子
(JB6)に入力される全てのデータが“Low”となるように
する。このようにして、上記端子(JB6)に“High”信号
が1つでも入力されたときには、ストロボ装置(FL)が当
該カメラに装着されている。即ち閃光撮影モード信号が
カメラ本体に入力されていると判定するようにする。ス
トロボ装置(FL)が装着されていないと判別したときに
は、ステップ#31に移行し、定常光による撮影のため
の演算をおこなう。
いま、不図示の露出制御モード設定装置によりプログラ
ムモード,絞り優先露出時間自動制御モード,露出時間
優先絞り自動制御モードのうちのいずれかの自動露出制
御モードが設定されているとする。即ち、撮影者は自動
的に適正露出になることを望んでいるとする。このと
き、測光回路(ME)の出力は、Bv−Avnである。ここで、A
vnは実効絞り値である。つぎに、下記の式にしたがっ
て、露出時間Tvcが算出される。
(Bv−Avn)+Sv=Tvc 上述の式にしたがって算出された露出時間Tvcにもと
づき、シャッター(SHT)のシャッター速度が制御され
る。この場合、絞り込み段数ΔAvは0であり、撮影絞り
装置(APL)の絞り込みは行なわれず、TTL絞り込み測光方
式で露出時間が自動制御される。
なお、手動設定モードのときは、露出時間は手動設定さ
れた値で制御され、絞り込み段数は0とされ、撮影絞り
装置(APL)の絞り込みは行なわれない。
一方、#29のステップにおいて、ストロボが装着され
ていると判別されると、#30のステップに移行してス
トロボ撮影を行なうための演算を行なう。この場合、絞
り込み段数ΔAvfは0とされる。露出時間Tvfは、いずれ
かの自動露出制御モードが設定されている場合には、同
調限界に相当する露出時間(例えば1/250sec)に設定さ
れる。なお、手動露出制御モードが設定されている場合
に、設定露出時間Tvsが同調限界に相当する時間よりも
短いときには、同調限界に相当する露出時間が制御用露
出時間Tvfとして定められる。また、設定露出時間Tvsが
同調限界に相当する時間より長いときには、その設定露
出時間Tvsが閃光撮影用露出時間Tvfとして定められる。
次に、前述のステップ#31における定常光撮影用の露
出演算を行ない、#32のステップに移行する。
#32のステップにおいて、ストロボ装置(FL)から入力
されたデータに基づいて、ストロボ装置(FL)内の図示し
ないメインコンデンサの充電電圧が所定値に達している
ことを示す後述の信号が入力しているかどうかが判別さ
れる。
上記メインコンデンサの充電々圧が所定値に達している
ことを示す信号が入力されていると判定されると、#3
3のステップに移行し、当該カメラではストロボ撮影が
行なわれることを表示する。一方、上記メインコンデン
サの充電々圧が所定値に達していないときには、#34
のステップに移行し、当該カメラでは定常光撮影が行な
われることを表示する。
上述したステップ#28において、チェック用のデータ
が入力されたと判別されると、#35のステップに移行
する。そして、このステップ#35において、ストロボ
装置(FL)が装着されているかどうかの判別が行なわれ
る。ストロボ装置(FL)が装着されていることが判別され
ると、後述するように、ステップ#36でストロボ撮影
を行なうための演算が行なわれ、#37のステップに移
行する。一方、ストロボ装置(FL)が装着されていないと
判別されると、#37のステップに移行し、定常光撮影
を行なうための演算が行なわれる。
#35のステップでストロボが装着されていることが判
別されると、#36のステップでストロボ撮影用の演算
を行ない、続いて上述の定常光撮影用の演算を#37の
ステップで行なって#38のステップに移行する。
以下、第6図、第7図のフローチャートに基づいて閃光
撮影用露出演算を説明する。
TTLモードでPモードの場合には #101のステップでは、 (Bv−Avo)+Sv+Avo=Ev…(1) の演算を行ない、次に、ステップ#102でストロボ装
置(FL)からのデータに基づいて、ストロボ側で設定され
たモードがTTLモードか外光モードかを判別する。そし
て、TTLモードであれば#103のステップに、外光モ
ードであれば第7図の#201のステップに移行する。
次に、#103のステップでカメラ側がPモードかどう
かを判別し、Pモードであれば#104のステップに、
Pモードでなければ#150のステップに移行する。
#104のステップではカメラ本体に装着された交換レ
ンズ(LE)の焦点距離が30mm以下かどうかを判別し、3
0mm以下であればフイルム感度Sv=5のときに相当する
絞り値Avf5として6(F8)を設定する。そして、#106
では同調露出時間Tvfとして5(1/30sec)を設定する。
焦点距離が30mmよりも長いときは、#107のステッ
プで31mm〜55mmの範囲にあるかどうかを判別する。
そして、この範囲にあるときはAvf5として5(F5.6)を設
定し、Tvfとして6(1/60sec)を設定する。焦点距離が3
1mm〜55mmの範囲にないときは次に、#110のステ
ップで56mm〜120mmの範囲に焦点距離があるかどう
かを判別し、この範囲にあれば、Avf5=4(F4),Tvf=7
(1/125sec)とし、焦点距離が121mm以上であれば、#
113のステップに移行してAvf5=3(F2.8),Tvf=8
(1/250sec)とし、#115のステップに夫々移行する。
#115のステップでは Sv−5=ΔSv……(2) の演算を行なって、#116のステップで Avf5+ΔSv=Avf……(3) の演算を行なう。このようにして、Avfを定めることに
よりフイルム感度が例えば高感度側に変化すれば、適正
となるストロボ光によるフイルムへの入射光量は少なく
てすむので、できるだけ一定のストロボ連動範囲内で絞
りを絞り込むようにすることができる。従って、ストロ
ボ撮影の際にできるだけ焦点深度を深くすることができ
る。なお、フイルム感度がSv=5からずれている場合、
そのずれの値ΔSvだけ絞りが絞り込まれるので、ストロ
ボ連動範囲は変化しない。
#117のステップでは、#116のステップで(3)式
に基づいて得られたAvfがAvf<Avoとなっているかどう
かを判別し、Avf<Avoのときは#118のステップでAv
oをストロボ撮影用絞り値Avfとする。#117のステッ
プでAvo≦Avfであることが判別されると次に#119の
ステップでAvm<Avfとなっているかどうかを判別する。
そして、Avm<AvfであればAvmをAvfとし、Avm≧Avfであ
れば#116のステップで算出されたAvfをそのままス
トロボ撮影用絞り値として#121のステップに移行す
る。
#121のステップでは、 Avf+Tvf≧Ev+1……(4) となっているかどうかを判別し、(4)式を満足している
ときは、#131のステップへ、満足していないときは
#122のステップへ移行する。
#122のステップでは、 Ev+1−Avf=Tva……(5) の演算を行ない、#123のステップでTva>8かどう
かを判別する。そして、Tva≦8のときは#130のス
テップで(5)式で得られたTvaを制御用露出時間Tvfとし
て、#131のステップに移行する。一方、Tva>8の
ときは、#124のステップで8(1/250sec)をTvfとし
て、 Ev+1−Tvf=Ava……(6) の演算を行なう。そして、Ava≦Avmであれば(6)式で算
出されたAvaをストロボ撮影用絞り値Avfとして#131
のステップに移行する。一方、Ava>Avmであれば、第2
図の表示装置(OE)でオーバー警告をしてAvmを制御用絞
り値Avfとして#131のステップに移行する。
次に、Sモードの動作を説明する。#103のステップ
でPモードでないことが判別されると次に#150のス
テップでSモードかどうかを判別する。そして、Sモー
ドのときは次に#151のステップでTvs≦8かどうか
を判別する。そしてTvs≦8のときはTvsを制御用露出時
間Tvfと定め#154のステップに移行する。一方、Tvs
>8のときは#153のステップでTvfを8と定めて#
154のステップに移行する。#154のステップにお
いて、 Ev+1−Tvf=Ava……(7) の演算を行ない、制御絞り値Avaを算出する。そして#
155のステップにおいてAva<Avoであるならば、#1
56のステップへ、Ava≧Avoであるなら#158のステ
ップへ移行する。#155のステップで(7)式に基づい
て算出されたAvaがAva<Avoとなつていると#156の
ステップでAvoを制御用絞り値Avfと定め、第2図に示す
表示装置(UE)により、アンダー警告を行なつた後#13
1のステップに移行する。
#155のステップでAva≧Avoであると判別されると、
ステップ#158に移行する。そして、#158のステ
ップにおいてAva>Avmであるかどうかを判別する。Ava
≦Avmとなつていることが判別されると#165のステ
ップにおいて(7)式で算出された絞り値Avaを制御用絞り
値Avfと定め、#131のステップに移行する。
一方、#158のステップにおいて、Ava>Avmであると
判別されると、#159のステップにおいて、Avmを制
御絞り値Avfと定め、ステップ#160において、 Ev+1−Avf=Tva……(8) の演算を行なう。その後#161のステップにおいてTv
a>8かどうかの判別を行なう。Tva≦8であるときに
は、ステップ#162に移行し、このステップ#162
において、(8)式で算出されたTvaを制御用露出時間Tvf
と定め、その後ステップ#131に移行する。
一方、Tva>8であれば、ステップ#163に移行し、
このステップ#163において、制御用露出時間Tvfを
8(=1/250sec)と定めるとともに、第2図に示す表示
装置(OE)によりオーバー警告をおこなう。その後、#1
31のステップに移行する。
次に、Aモードの場合の演算動作を第7図のフローチャ
ートにしたがって説明する。
上述したように、#150のステップにおいて、Sモー
ドでないと判別されると、ステップ#170に移行し、
このステップにおいてAモードかどうかを判別する。
Aモードであると判別されると#171のステップに移
行し、このステップ#171において、当該レンズの焦
点距離が30mm以下かどうかを判別する。30mm以下で
あるときには#172のステップに移行し、制御目標値
を表わす露出時間Tvfを5(1/30sec)と定める。
一方、当該レンズの焦点距離が30mmより長いときには
ステップ#173に移行し、当該レンズ焦点距離が31
mm乃至55mmの範囲内の大きさであるかどうかを判別す
る。この範囲内の大きさであるときは#174のステッ
プに移行し、露出時間Tvfを6(1/60sec)と定める。
当該レンズの焦点距離が31mm乃至55mmの範囲内の大
きさでないときには#175のステップに移行し、この
ステップ#175において、当該レンズの焦点距離が5
6mm乃至120mmの範囲内の大きさであるかどうかの判
別を行なう。この範囲内の大きさであるときには、ステ
ップ#176に移行し、露出時間Tvfを7(1/125sec)と定
める。
一方、当該レンズの焦点距離が56mm乃至120mmの範
囲内の大きさでないと判別されると、ステップ#177
に移行し、露出時間Tvfを8(1/250sec)と定める。
上述した動作を行なった後、#178のステップにおい
て、 Avs+Tvf≧Ev+1……(9) が満足されるかどうかの判別を行なう。(9)式が満足さ
れているときには、#179のステップにおいて設定し
た絞り値Avsを制御目標の絞り値Avfと定め、#131の
ステップに移行する。
一方、#178のステップにおいて(9)式が満足されな
いと判別されると、#180のステップに移行し、この
ステップ#180において、 Ev+1−Avs=Tva……(10) の演算を行なう。その後#181のステップにおいてTv
a>8かどうかの判別を行なう。
ステップ#181において、Tva≦8であると判別され
ると、#188のステップに移行し、第(10)式にし
たがって算出された露出時間Tvaを制御目標値と定め、
その後#131のステップに移行する。
#181のステップにおいて、Tva>8と判別されると
#182のステップに移行し、このステップ#182に
おいて、露出時間Tvfを8と定める。その後、ステップ
#183に移行し、このステップ#183において、 Ev+1−Tvf=Ava……(11) の演算を行なう。そしてステップ#184において、上
述の算出されたAvaがAva>Avmかどうかが判別される。A
va≦Avmであるときには、#187のステップにおい
て、第(11)式で算出された値Avaを制御目標の絞り
値Avfと定め、ステップ#131に移行する。
一方Ava>Avmであるときには、#185のステップにお
いて、Avmを制御絞り値Avfとして定め、その後、ステッ
プ#186において第2図の表示装置(OE)によりオ
ーバー警告を行ない、つぎのステップ#131に移行す
る。
上述の#170のステップにおいてAモードでないと判
別されると、Mモードに相当するステップ#190以降
のステップに移行する。
ステップ#190において、Tvs≦8かどうかを判別す
る。Tvs>8のときにはTvfを8と定め、Tvs≦8のとき
にはTvsをTvfと定め、つぎの#193のステップにおい
てAvsをAvfとして定め、その後、第6図のステップ#1
31に移行する。
第6図の#131のステップでは、ストロボからのデー
タに基づいた最大発光量のデータIvmax、フイルム感度S
v、レンズからの距離データDvに基づいて、 Ivmax+Sv−Dv=Avd……(12) の演算を行ない、ストロボ撮影の際の連動限界の絞り値
Avdを算出する。そして、#132のステップでAvf>Av
dとなっているかどうかを判別する。
#132のステップでAvf>Avdとなることが判別される
と、#133のステップで (Avf+Avd)/2=Av……(13) の演算を行ない、算出された絞り値Avfと連動限界絞り
値Avdとの中間の絞り値Avを算出し、第2図の表示装置
(RA)で連動外警告を行なう。次に#135のステッ
プでAv<Avoとなっているかどうかの判別を行ない、Av
<AvoならAvoを制御用絞り値Avfとし、Av≧AvoならAv
Avfとして#138のステップに移行する。一方、#1
32のステップでAvf≦Avdなら算出された制御用絞り値
Avfが連動範囲なので、そのまま#138のステップに
移行する。
#138のステップにおいては、 Ivmax+Sv−Avf=Dvmax……(14) の演算が行なわれる。また、#139のステップにおい
ては、 Ivmin+Sv−Avf=Dvmin……(15) の演算が行なわれる。両式(14),(15)にしたがって、当
該制御絞り値Avfに対する最長連動距離Dvmaxと最短連動
距離Dvminとが算出される。これ等のデータDvmax、Dvmi
nは、後述するように、ストロボ制御装置(FC)を介
してストロボ装置(FL)に送られ、該ストロボ装置(F
L)において、カメラ本体側の受光素子(PD1)からの信
号に基づきストロボ装置(FL)の発光量を制御する、
いわゆるTTLモードで閃光撮影が行なわれることを表
示する。
ここで、Ivminは、上記ストロボ装置(FL)における
最小発光量を示すデータである。
なお、当該カメラ本体に装着するストロボ装置(FL)
の最小発光量を予め一定の値となるように調整し、該最
小発光量を表わすデータを、カメラ本体側の図示しない
記憶装置に予め記憶させておき、該記憶装置からストロ
ボ装置(FL)の最小発光量データIvminを読み出すよ
うにしてもよい。
つぎにステップ#140においては、下式にしたがって
撮影絞り装置(APL)の絞り込み段数ΔAvfが算出さ
れる。
Avf−Avo=ΔAvf……(16) ステップ#141においては、下式にしたがって露光の
偏差値ΔEvが算出される。
(Ev+1)−(Avf+Tvf)=ΔEv……(17) 算出された偏差値ΔEvは第2図の表示部(DP1)において
表示される。上記偏差値ΔEvは、ストロボ撮影を行なっ
たとき、従被写体が適正露光からどの程度ズレているか
を示す。
#142のステップでは、(17)式で算出されたデータΔ
EvがΔEv≧0かどうかを判別する。ここで、ΔEv≧0で
あれば被写体輝度レベルが高くfill-in flashモードな
ので、#143のステップで端子(O11)を“High”に
し、ΔEv<0であれば被写体輝度レベルが低くfull fla
shモードなので、#144のステップで端子(O11)を“L
ow”にして#145のステップに移行する。この端子(O
11)の“High”、“Low”に応じたストロボ制御回路(F
C)の動作は後述する。
次に、#145のステップで、設定撮影距離Dvと撮影距
離の最大値Dv∞とを比較し、Dv=Dv∞であれば設定距離
は無限大になっている可能性が高く、絞り値がいくらで
あっても発光量不足となるので、#146のステップで
第2図の表示装置(FIP)で無限大警告を行なって、
第5図の#37のステップに移行する。
第6図の#102にステップでTTLストロボモードで
ないことが判別されると外光モードがストロボ装置(F
L)に設定されていることになり、第7図の#201以
降のステップに移行する。
ステップ#201において、カメラ側の露出制御モード
がMモードかどうかが判別される。Mモードであるとき
には、#202のステップに移行し設定露出時間Tvs>
8かどうかを判別する。Tva>8のときには、制御目標
値を表わす制御用露出時間Tvfは8と定め、Tvs≦8のと
きには、制御用露出時間Tvfは上記Tvsと定める。
つぎに、ステップ#205において、制御用絞り値Avf
は設定絞り値Avsと定め、前述の#131のステップに
移行する。
一方、上述のステップ#201において、Mモードでな
いと判別されると、当該カメラ装置の露出制御モードが
P,A,Sのいずれのモードであろうとも、ステップ#
206に移行し、レンズ(LE)の焦点距離が30mm以
下かどうかが判別される。当該カメラ装置に装着された
交換レンズ(LE)の焦点距離が30mm以下のときに
は、制御用露出時間Tvfは5と定め、#213のステッ
プに移行する。ステップ#206において、上記レンズ
(LE)の焦点距離が30mmよりも長いと判別される
と、つぎに#208のステップにおいて、該焦点距離が
31mm乃至55mmの範囲にあるかどうかが判別される。
上記レンズ(LE)の焦点距離が31mm乃至55mmの範
囲内の大きさであるときには、制御露出時間Tvfは6と
定め、#213のステップに移行する。
一方、上述のステップ#208において、上記レンズ
(LE)の焦点距離が31mm乃至55mmの範囲内の大き
さでないと判別されると、#210のステップに移行
し、上記焦点距離が56mm乃至120mmの範囲内の大き
さであるかどうかの判別が行なわれる。上記焦点距離が
56mm乃至120mmの範囲内の大きさであるときには、
制御用露出時間Tvfは7と定められ、#213のステッ
プに移行する。同様にして、#210のステップにおい
て、上記レンズ(LE)の焦点距離が56mm乃至120
mmの範囲内の大きさでないと判別されると、#212の
ステップにおいて、制御用露出時間Tvfは8と定めら
れ、#213のステップに移行する。
#213のステップにおいては、ストロボ装置(FL)
から入力されたデータに基づいてAvfのデータを得、#
214のステップでAvf<Avoとなっているかどうかを判
別する。Avf<Avoのときには、制御用絞り値AvfはAvoと
定め、#218のステップに移行する。
一方、上述のステップ#214において、Avf≧Avoであ
ると判別されると、次のステップ#216においてAvf
>Avmとなっているかどうかが判別される。Avf>Avmの
ときには、制御用絞り値AvfはAvmと定め#218のステ
ップに移行する。Avf≦Avmのときには、直ちに#218
のステップに移行する。
ステップ#218において、 Ev+1−Avf=Tva……(18) の演算が行なわれる。次にステップ#219においてTv
a>Tvfかどうかが判別され、Tvf≧Tvaのときには、さら
に、#131のステップへ移行する。
一方、Tva>Tvfのときには、#220のステップに移行
する。#220のステップにおいては、Tva≦8かどう
かが判別され、Tva>8のときには、#222のステッ
プに移行し、制御用露出時間Tvfは8と定め、#131
のステップに移行する。
上述の#220のステップにおいて、Tva≦8であると
判別されたときには、ステップ#221において、制御
用露出時間Tvfは、第(18)式により算出されたTvaと
定め、#131のステップに移行する。
次に、再び、第5図のフローチャートにしたがって、第
2図の装置の動作を説明する。
ステップ#38において、ストロボ撮影(FL)からμ
−com(1)に、ストロボ装置(FL)内の図示しないメイ
ンコンデンサの充電電圧が所定値に達したことを示す充
電完了信号(以下充完信号と呼ぶ)が入力されているか
どうかを判別する。充完信号が入力されているときに
は、ステップ#39において、当該カメラ装置は閃光撮
影モードに設定されたこと、並びに、露出制御モードに
おける制御用露出時間Tvf、制御用絞り値Avf、露出誤差
ΔEvが表示装置(DP1)に表示される。
次に、端子(O10)が“High”とされ、ステップ#138
および#139において算出された最大および最小連動
限界に相当した距離DvmaxおよびDvminを表わすデータの
ストロボ制御装置(FC)からストロボ装置(FL)への送
出が開始され、端子(i5)に“Low”の信号が入力される
のを待つ。上述のデータDvmax,Dvminのストロボ装置(F
L)への送出が完了したときに、端子(i5)は“Low”とさ
れ、次の#42のステップに移行して端子(O10)は“Lo
w”とされ、#44のステップに移行する。
上記ステップ#38において、充完信号がμ−com(1)に
入力されていないと判別されると、ステップ#43に移
行し、当該カメラ装置は定常光モードで撮影が行なわれ
ること、並びに、当該撮影時における露出制御モード、
制御用露出時間Tvc、制御用絞り値Avc、および露出誤差
ΔEvが、第2図の表示装置(DP1)に表示され、次のステ
ップ#44に移行する。
ステップ#44において、当該カメラ装置における露出
制御動作の実行、即ち、インターラプトが可能であると
して、#1のステップに戻る。そして、ステップ#1に
戻ったときに、測光スイッチ(MS)が閉成され、した
がってμ−com(1)の端子(ST)に、“High”の信号が
入力されているかどうかが判別される。上記端子(S
T)が“High”であるときには、上述したと同様にし
て、ステップ#7以降の動作を行なう。
一方、ステップ#1に戻ったときに、測光スイッチ(M
S)が開放され、したがって、μ−com(1)の端子(S
T)が“Low”であるならば、ステップ#2に移行し、
端子(i2)が“Low”かどうかの判別を行なう。露出制御
動作が完了しておりかつフイルム巻上げおよびシャッタ
チャージ動作が完了していない状態、即ち、スイッチ
(CS)は開とされ、端子(i2)が“Low”の状態である
と、#4のステップに移行する。このステップ#4にお
いて、表示消去指令用のブランク表示信号を出力し、#
5のステップにおいて、上述のインターラプトを不可能
状態にし、μ−com(1)は作動を停止する。上述のステッ
プ#2において、フイルム巻上げおよびシャッタチャー
ジ動作が完了しており、スイッチ(CS)が閉成され、
したがって、μ−com(1)の端子(i2)が“High”であると
判別されると、#3のステップに移行する。そして、こ
のステップ#3において、タイマーレジスタ(TR)の
内容が一定値Kに達したかどうかの判別を行なう。タイ
マーレジスタ(TR)の内容が一定値に達しているとき
には、前述の#4のステップに移行する一方、一定値K
に達していないときには、タイマー用レジスタ(TR)
の内容に1を加えて、ステップ#8以降の動作を、上述
したと同様にして行なう。
測光スイッチ(MS)が閉成され、初回の演算動作が完
了すると、#44のステップにおいて、割り込み端子(i
t)への割り込み信号の受け付けが可能となる。そして、
フイルム巻上げおよびシャッタチャージ動作が完了し、
不時露出防止スイッチ(CS)が閉成された状態におい
て、レリーズスイッチ(RS)が閉成されると、アンド
回路(AN1)の出力は“High”になり、割り込み端子itに
は割り込み信号が入力される。このとき、露出制御用デ
ータの算出が完了して割り込み信号の受け付けが可能と
なっており、よって、#50のステップ以降の露出制御
動作を行なうフローに移行する。このようにして、一旦
露出制御用データが算出されて割り込み動作が可能であ
る限りは、μ−com(1)がどのステップの動作を行なって
いる状態であっても、割り込み信号を受けると、直ち
に、特定の#50以降のステップに移行し、該ステップ
以降の動作を実行する。
レリーズボタン(不図示)が押され、レリーズスイッチ
(RS)が閉成されることによりインターラプト信号が
μ−com(1)に入力され、ステップ#50に移行すると、
このステップ#50において、表示の消去を指令するブ
ランク指令信号が出力される。次に、ステップ#51に
おいて、レンズ側の回路(LEC)からデータの読み取
りが行なわれているときには、上記レンズからのデータ
がμ−com(1)に入力されることのないように、端子(O6)
に“Low”の信号を出力する。一方、ストロボ装置(F
L)からμ−com(1)にデータが読み込まれているとき
に、インターラプト信号がμ−com(1)に印加されたとき
には端子(i4)が“High”から“Low”になるまで待機す
る。その後端子(i4)が“Low”となったときに、端子
(O9)に“Low”信号を出力し、#54のステップに移行
する。
ステップ#54において、ストロボ制御装置(FC)か
らストロボ装置(FL)にデータの転送が行なわれてい
る際に、上記インターラプト信号がμ−com(1)に入力さ
れたときには端子(i5)が“High”から“Low”となるま
で待機する。そして端子(i5)が“Low”となったときに
は、直ちに、#55のステップに移行し、端子(O10)を
“Low”にして#56のステップに移行する。
ステップ#56において、端子(O8)は“High”とされ、
ストロボ装置(FL)からストロボ制御装置(FC)に
充完信号が入力されたかどうかの判別を行なう。そし
て、端子(i6)が“Low”に切り換わってストロボ装置
(FL)におけるメインコンデンサ(C0)の充完信号の読
取りが完了したと判別されると、ステップ#58に移行
し、端子(O8)は“Low”とされ、次のステップ#59に
おいて端子(i7)が“High”かどうかが判別される。上述
の充完信号がストロボ装置(FL)からμ−com(1)に入
力されたときには、μ−com(1)の端子(i7)は“High”と
され、充完信号が入力されていないときには、該端子(i
7)は“Low”とされる。
上述のステップ#59において、端子(i7)が“High”で
あると判別されると、ステップ#60において、#30
または#36のステップにおいて算出されたストロボ撮
影を行なう際の絞り込み段数ΔAvfを表わすデータが、
出力ポート(OP2)から、絞り制御装置(CA)に出力さ
れる。そして、次のステップ#61において露出時間デ
ータTvfが、出力ポート(OP1)から露出時間制御装置(C
T)に送出される。
一方、上述のステップ#59において、充完信号がμ−
com(1)に入力されておらず、したがって、端子(i7)が
“Low”であると判別されると、ステップ#62および
#63に移行し、上述したように、#31または#37
のステップにおいて算出された、定常光による撮影を行
なう際の絞り込み段数ΔAvcを表わすデータと露出時間
データTvcを表わすデータとが、夫々、出力ポート(OP2)
と(OP1)とから出力される。上述したように、シャッタ
(SHT)のレリーズを開始する直前に、ストロボ装置
(FL)からμ−com(1)に充完信号が入力されているか
どうかの判別を行ない、充完信号がμ−com(1)に入力さ
れているときにはストロボ撮影を行なうための制御デー
タがそれぞれ制御対象の各装置に出力され、充完信号が
入力されていないときには、定常光により撮影を行なう
ための各制御データがそれぞれ制御対象の各装置に出力
される。
次に、ステップ#64において、端子(O5)が“High”と
され、レリーズ回路(RL)が動作を開始するととも
に、インバータ(IN3)を介して給電用トランジスタ(BT1)
のベースに“Low”信号が印加され、その後に、たと
え、測光スイッチ(MS)が開放された場合において
も、トランジスタ(BT1)は導通状態に自己保持される。
上記レリーズ回路(RL)が動作を開始すると、第2図
の露出制御機構(3)は、動作を開始する。
上記露出制御機構(3)において、図示しない絞り込みリ
ングの絞り込み動作が開始されると、該絞り込みリング
の回転量に応じた数のパルスがパルスジェネレータ(PG)
から絞り制御装置(CA)に入力される。絞り制御装置(C
A)は、上記パルスジェネレータ(PG)から入力されるパ
ルスを計数して、その計数値が出力端子(OP2)からの絞
り込み段数ΔAvcまたはΔAvfを表わすデータの数値と一
致したときに、絞り制御装置(CA)による絞り込みリング
の回転は停止する。このようにして撮影絞り装置(APL)
の絞り開口が定められる。この場合、当該カメラ装置
が、例えば、一眼レフレックスカメラであれば、第4図
に示すように、反射ミラー(RM)を上昇させる動作が同時
に行なわれる。上記反射ミラー(RM)の上昇が完了し、か
つ撮影絞り装置(APL)の絞り開口が定められると、第3
図に示すように、シャッタ(SHT)の先幕の走行が開始さ
れるとともに、露出時間制御装置(CT)は、μ−com(1)の
出力端子(OP1)から入力されるデータに基づいて露出時
間のカウントを開始する。当該カメラ装置がストロボ装
置(FL)により閃光撮影モードに設定された場合には
シャッタ(SHT)が全開した時点で、ストロボ制御装置
(FC)の端子(JB7)からストロボ装置(FL)の端子
(JF3)に発光開始指令信号が入力され、該ストロボ装置
(FL)は閃光の発生を開始する。そして、ストロボ側
のモードがTTLモードの場合、ストロボ制御装置(FC)
内の後述するフイルム面測光回路による測光量の積分値
が所定値に達すると、端子(JB5)からストロボ装置(F
L)の端子(JF1)に発光停止信号が入力され、該ストロ
ボ装置(FL)は発光を停止する。そして、当該カメラ
装置が閃光撮影モードあるいは定常光撮影モードのうち
のいずれの撮影モードに設定されているかに関係なく、
上記露出時間制御装置(CT)における露出時間の計数
値が、μ−com(1)の出力端子(OP1)からの入力される露
出時間データの値に達すると、露出時間制御装置(C
T)は、シャッタ(SHT)における後幕の走行を開始させ
る。そして、上記シャッタ(SHT)の後幕の走行が完了す
ると、不時露出防止スイッチ(CS)は開放され、第3
図に示すように、反射ミラー(MR)が下降し、撮影絞り装
置(APL)の絞り開口は開放絞りに設定され露出動作が終
了する。
上述の露出制御動作が完了すると、不時露出防止スイッ
チ(CS)は開放され、インバータ(IN5)の出力が“Lo
w”、即ち、μ−com(1)の入力端子(i2)が“High”とな
り、ステップ#66において、出力端子(O5)は“Low”
となり、レリーズ回路(RL)は動作を停止するととも
に、給電用トランジスタ(BT1)の自己保持が解除され
る。
次に、#67のステップにおいて、割り込み端子(it)へ
の割り込み信号の受け付けが不可能とされ、スタートに
戻る。このとき測光スイッチ(MS)が閉成されておれ
ば、上述したと同様にして、再度データの読み込み、演
算、表示動作が行なわれる。また、不時露出防止スイッ
チ(CS)が開放された状態で、測光スイッチ(MS)
が閉成されていると、上述したと同様にして、読み込
み、演算、表示が行なわれる一方、μ−com(1)では、割
り込み信号の受け付けが可能な状態になっているが、レ
リーズスイッチ(RS)が閉成されても、不時露出防止
スイッチ(CS)は開放されており、したがって、アン
ド回路(AN1)の出力は“Low”に保持される。よって、μ
−com(1)の割り込み端子(it)には割り込み信号は入力さ
れず、μ−com(1)が誤って露出制御動作を行なうことを
確実に防止できる。
第8図は、第2図のカメラ装置におけるストロボ制御装
置(FC)の具体的な一例を示す。
以下、第8図および第1図にそれぞれ示す装置(FC)
および(FL)の動作を説明する。
第1図に示すメインスイッチ(MAS)が閉成されると、電
源電池(FB)からストロボ装置(FL)に給電される
とともに、パワーオンリセット回路(PO3)の出力端子(PR
3)からリセットパルスが出力され、当該ストロボ装置
(FL)の各回路部はリセットされる。
ストロボ側の切換スイッチ(SS1)を接点(CU)側に切換え
ると、当該ストロボ装置(FL)は、第1の閃光撮影制
御形式のカメラ用の第1のモードに設定される。このと
き、インバータ(IN14)の出力は“Low”、(IN15)の出力
は“High”となり、したがって、オア回路(OR18)の出力
は“High”になり、この“High”信号はトランジスタ(B
T8)のベースに印加される。よって、メインスイッチ(MA
S)が閉成されると同時に、トランジスタ(BT8)は導通
し、昇圧回路(DD)は昇圧動作を開始する。
一方、切換スイッチ(SS1)を接点(EX)側に切換える
と、当該ストロボ装置(FL)は第2の閃光撮影制御形
式のカメラ用の第2のモードに設定される。このときイ
ンバータ(IN15)の出力は“Low”であり、一方、上述し
たパワーオンリセット信号(PR3)によりオア回路(OR14)
の出力は“High”であり、該オア回路(OR14)からの“Hi
gh”信号により、フリップフロップ(FF11)はリセットさ
れている。よってオア回路(OR18)の出力は“Low”とな
る。このため、メインスイッチ(MAS)を閉成しただけで
はトランジスタ(BT8)は導通せず、昇圧回路(DD)は動作
しない。
第2図に示すカメラ本体側の測光スイッチ(MS)を閉成
し、トランジスタ(BT1)のベースに“Low”信号を印加し
て該トランジスタ(BT1)を導通させ、カメラ本体側の電
源バッテリ(BB)から該トランジスタ(BT1)を介してパワ
ーオンリセット回路(PO2)に給電すると、該パワーオン
リセット回路(PO2)は、パワーオンリセット信号(PR2)を
出力し、このパワーオンリセット信号(PR2)は、第8図
のストロボ制御装置(FC)に印加され、該ストロボ制
御装置(FC)はリセットされる。また、上記測光スイ
ッチ(MS)を閉成すると、インバータ(IN2)の出力は“Hig
h”になり、第8図のストロボ制御装置(FC)におけるワ
ンショット回路(OS1)は“High”のパルスを出力する。
この“High”パルスは、オア回路(OR6)、カメラ本体側
の端子(JB5)、ストロボ装置(FL)側の端子(JF1)を介
して、第1図のストロボ装置(FL)におけるフリップ
フロップ(FF11)のセット端子に印加される。よって、フ
リップフロップ(FF11)はセットされ、オア回路(OR18)の
出力は“High”となり、この“High”信号はトランジス
タ(BT8)のベースに印加され、該トランジスタ(BT8)は導
通し、昇圧回路(DD)は動作する。また、ストロボ装置
(FL)の端子(JF1)から上述の“High”パルスがタイ
マ回路(TI1)に印加され、このタイマ回路(TI1)は、上記
パルスを受けてから所定の時間、たとえば、0.5秒が経
過したときにパルスを出力する。このタイマ回路(TI1)
から出力されたパルスはオア回路(OR14)を介してフリッ
プフロップ(FF11)のリセット端子に入力され、該フリッ
プフロップ(FF11)はリセットされ、該フリップフロップ
(FF11)のQ出力は“Low”となり、この“Low”信号は、
オア回路(OR18)を介してトランジスタ(BT8)のベースに
印加され、該トランジスタ(BT8)はオフとなる。よって
昇圧回路(DD)は、動作を停止する。
タイマ回路(TI1)は、端子(JF1)から1つのパルスを受け
る毎に、リセットされて所定の計時動作を行なうように
構成されているので、カメラ本体の測光スイッチ(M
S)、レリーズスイッチ(RS)が閉成されて、種々の
目的でストロボ制御装置(FC)の端子(JB5)からスト
ロボ装置(FL)の端子(JF1)に“High”信号が上記所
定時間(0.5秒)より短い周期で印加されている間、ス
トロボ装置(FL)の昇圧回路(DD)は動作状態にされる
が、カメラ本体の測光スイッチ(MS)を開放すること
により、ストロボ装置(FL)のタイマ回路(TI1)に設
定された短い所定の時間0.5秒の経過後に、トランジス
タ(BT8)はオフとされ、よって、昇圧回路(DD)の動作は
停止する。このようにして、上記昇圧回路(DD)は必要最
小限の期間のみ動作可能状態となり、該昇圧回路(DD)に
おける電力の不要な消費を防止している。
なお、ストロボ装置(FL)において、フリップフロッ
プ(FF11)がセットされたときに、フリップフロップ(FF
10)およびDフリップフロップ(DF10)は、ともに、リセ
ットされている。よって、ノア回路(NO1)の出力は“Hig
h”である。このとき、後述するように、ナンド回路(NA
1)の出力は“High”になっており、したがって、アンド
回路(AN22)およびオア回路(OR21)の出力は、ともに“Hi
gh”になっている。ここで、上記切換スイッチ(SS1)が
接点(EX)側に閉じられ、当該ストロボ装置(FL)
が第2のモードに設定されていると、アンド回路(AN24)
の2つの入力端子には、ともに“High”信号が印加さ
れ、該アンド回路(AN24)の出力は“High”となる。した
がって、オア回路(OR22)の出力は“High”となり、この
“High”信号はトランジスタ(BT6)のベースに印加され
て該トランジスタ(BT6)はオンとされ、このトランジス
タ(BT6)に相補的に接続されたトランジスタ(BT7)はオン
とされ、このトランジスタ(BT7)から、当該ストロボ装
置(FL)の端子(JF2)からストロボ制御装置(FC)
の端子(JB6)に、“High”信号が送出される。
上述の測光スイッチ(MS)が閉成された状態におい
て、第2図に示すカメラ本体内のμ−com(1)の端子(O9)
が“High”になると、第8図に示すストロボ制御装置
(FC)のワンショット回路(OS2)はオンとされ、該ワ
ンショット回路(OS2)から1つのパルスが出力される。
このパルスの立ち上がりで、フリップフロップ(FF1)
は、セットされるとともに、カウンタ(CO1)はリセット
される。そして、当該ストロボ制御装置(FC)の分周
器(DV)から、上記フリップフロップ(FF1)のQ端子
に接続されたDフリップフロップ(DF1)に1つのパルス
が入力される毎に、そのパルス(DP)の立ち上がりで
Dフリップフロップ(DF1)のQ出力端子は“High”とな
る。なお、分周器(DV)からのパルス(DP)の周期
は、ストロボ装置(FL)のタイマ回路(TI1)の所定時
間より短く定められている。このDフリップフロップ(D
F1)のQ出力端子が“High”となる毎に、アンド回路(AN
2)から上記パルス(DP)に相当したパルスが、オア回
路(OR6)、当該ストロボ制御装置(FC)の端子(JB5)を
介して、第1図のストロボ装置(FL)の端子(JF1)に
印加される。また、上記アンド回路(AN2)から上述のパ
ルス(DP)に基づき生成されたパルスがカウンタ(C
O1)に印加される。更に、Dフリップフロップ(DF1)のQ
出力端子が“High”になる毎に、この“High”信号によ
りワンショット回路(OS3)から1つのパルスが出力さ
れ、このパルスはインバータ(IN7)により反転される。
そして、インバータ(IN7)から“Low”のパルス信号が出
力されるに応じてナンド回路(NA5)からトランジスタ(BT
10)のベースに所定のパルス幅を有する“High”のパル
スが印加され、該トランジスタ(BT10)はこのパルスが印
加されている間オンとされる。このようにして、トラン
ジスタ(BT10)がオンとされる間、“Low”信号が当該ス
トロボ制御装置(FC)の端子(JB6)を介して、第1図
のストロボ装置(FL)の端子(JF2)に入力される。
第1図のストロボ装置(FL)において、切換スイッチ
(SS1)が接点(EX)側に閉じられて第2のモードに設
定されている状態のときに、上述したようにして、第8
図のストロボ制御装置(FC)のトランジスタ(BT10)が
オンとされる間、当該ストロボ装置(FL)の端子(J
F2)に“Low”信号が印加されると、この“Low”信号は
インバータ(IN20)により反転され、この反転されたパル
スはアンド回路(AN25)の出力端子(FR)から出力され
る。そして、アンド回路(AN25)の出力端子(FR)から
のパルスと、上述の端子(JF1)に印加されたパルス(D
P)とが、アンド回路(AN10)に印加されると、このアン
ド回路(AN10)からフリップフロップ(FF10)のセット端子
Sに、上記アンド回路(AN25)の端子(FR)からのパル
スに対応したパルスが印加され、該フリップフロップ(F
F10)はセットされる。よって、フリップフロップ(FF10)
のQ出力端子は“High”とされ、この“High”信号はノ
ア回路(NO1)の一方の入力端子に印加され、このノア回
路(NO1)から上記アンド回路(AN22)の1つの入力端子に
“Low”信号が印加され、該アンド回路(AN22)の出力は
“Low”になる。
上記フリップフロップ(FF10)のQ出力端子が“High”に
なると、この“High”信号はアンド回路(AN11)の一方の
入力端子に印加される。したがって、このアンド回路(A
N11)の他方の入力端子に、オア回路(OR12)から印加され
た信号が、オア回路(OR13)および(OR21)、アンド回路(A
N24)、オア回路(OR22)を介して、上記トランジスタ(B
T6)のベースに印加され、該トランジスタ(BT6)がオンと
される期間、トランジスタ(BT7)のベースに“Low”信号
が印加されて該トランジスタ(BT7)はオンとされる。こ
のようにして、当該ストロボ装置(FL)の端子(JF2)
から、第8図のストロボ制御装置(FC)の端子(JB6)
に、上述のオア回路(OR12)の出力に応じた“High”信号
が入力される。
上述したように、アンド回路(AN25)の出力端子(FR)
から1つのパルスが出力される毎に、該パルスは、オア
回路(OR10)を介して、カウンタ(CO3)のリセット端子
(RE)に印加され、該カウンタ(CO3)は、上述のオア
回路(OR10)からのパルスによりセットされる。そして、
このカウンタ(CO3)は、上記ストロボ制御装置(FC)
の端子(JB5)から当該ストロボ制御装置(FL)の端子
(JF1)に入力されるパルス(DP)をカウントする。
上記カウンタ(CO3)にデコーダ(DE2)が接続され、このデ
コーダ(DE2)は、カウンタ(CO3)の出力端子(CF0)乃至(CF
3)に出力される信号に応じて、端子(b0)乃至(b8)に、表
1に示すように、“High”および“Low”の信号“H”お
よび“L”を出力する。
上記デコーダ(DE2)の端子(b0)は、カウンタ(CO3)が当該
ストロボ装置(FL)の端子(JF1)から入力される最初
のパルスの立下りから2番目のパルス立下りまでの期
間、“High”になる。この端子(b0)の“High”信号はア
ンド回路(AN70)の一方の入力端子に入力される。
アンド回路(AN70)のもう一方の入力端子にはオア回路(O
R27)の出力端子が接続され、このオア回路(OR27)の一方
の入力端子には充完信号出力回路(CD)からの信号が
入力される。この充完信号出力回路(CD)はメインコ
ンデンサ(C0)の充電電圧が所定値に達すると“High”の
信号を出力し、所定値に達してないときは“Low”の信
号を出力する。オア回路(OR27)のもう一方の入力端子に
はインバータ(IN41)を介してスイッチ(PS)からの信
号が入力されている。このスイッチ(PS)は、充完信
号の有無に関係なく、カメラの表示部(DP1)およびスト
ロボ装置(FL)の表示部(DP2)で閃光撮影用の露出制
御値、連動範囲等を確認するときに閉成されるスイッチ
で、このスイッチ(PS)が閉成されると、μ−com(1)
が第5図の#38のステップで充完信号が入力されたも
のと判別して、#39〜#42のステップで閃光撮影用
の動作を行なう。
従って、充完信号が出力されているとき或いはスイッチ
(PS)が閉成されているときは、端子(JF1)の1番目
のパルスの立り下がりから2番目のパルスの立り下がり
までの間はアンド回路(AN70)の出力が“High”になり、
この信号がオア回路(OR12)、アンド回路(AN11)、オア回
路(OR13)、(OR21)、アンド回路(AN24)、オア回路(O
R22)、トランジスタ(BT6)、(BT7)、端子(JF2)、(JB6)を
介してカメラ本体側に入力する。この信号は、ストロボ
制御回路(FC)において、アンド回路(AN3)のゲート
が開かれているので、シフトレジスタ(SR1)の直列入力
端子(SI)に与えられ、アンド回路(AN2)からの2番
目のパルスの立ち上がりでシストレジスタ(SR1)に取り
込まれる。
次に、上記デコーダ(DE2)の端子(b1)は、カウンタ(CO3)
が上記端子(JF1)から入力される2番目のパルスの立下
りから3番目のパルスの立下りまでの期間、“High”に
なる。この“High”信号は、アンド回路(AN71)の一方の
入力端子に入力されるとともに、このアンド回路(AN71)
の他方の入力端子にインバータ(IN13)から以下に述べる
TTLモードか外光モードかのいずれのモードが選定さ
れたかを示す信号が入力されるように接続されている。
スイッチ(MOS)が接点(TT)側に閉じられ、ストロボ装置
(FL)においてTTLモードが選択されているときにはイ
ンバータ(IN13)は“High”信号を出力し、スイッチ(MO
S)が接点(OU)側に閉じられ、外光モードが選択されてい
るときには、インバータ(IN13)は“Low”信号を出力す
る。このインバータ(IN13)の出力信号は、上述した充完
信号と同様にして、当該ストロボ装置(FL)の端子(JF2)
から、上記ストロボ制御装置(FC)の端子(JB6)に入力さ
れ、さらに、このストロボ制御装置(FC)のアンド回路(A
N3)を介して、アンド回路(AN2)から3番目のパルスを受
けたときに上記シフトレジスタ(SR1)に取り込まれる。
また、上述したと同様にして、デコーダ(DE2)の端子
(b2)乃至(b5)は、上記端子(JF1)を介してカウンタ(CO3)
に順次入力される3番目乃至6番目のパルスの立下りに
応答して順次“High”となる。このデコーダ(DE2)の端
子(b2)乃至(b5)に表われた“High”信号は、順次、アン
ド回路(AN72)乃至(AN75)のそれぞれ一方の入力端子に入
力される。一方、この等のアンドゲート(AN72)乃至(AN
75)のそれぞれ他方の入力端子に、デコーダ(DE3)から当
該ストロボ装置(FL)の最大発光量Ivmaxを表わす信号が
入力されている。この最大発光量Ivmaxを表わす信号
は、上述したアンド回路(AN70)、(AN71)の動作と同様に
して、アンド回路(AN72)乃至(AN75)を介して、当該スト
ロボ装置(FL)の端子(JF2)に送出され、さらに、上記ス
トロボ制御装置(FC)の端子(JB6)から上述のシフトレジ
スタ(SR1)に取り込まれる。
上記デコーダ(DE3)の出力端子(G0),(G1),(G2)および
(G3)に表われた信号と、最大発光量Ivmaxの値との関係
の一例を表2に示す。
上記デコーダ(DE3)の入力端子は、当該ストロボ装置(F
L)における光射出パネルと反射傘との相対位置を変化さ
せることにより配光特性を調整する調整機構(図示しな
い)と連動するようにしたデコーダ出力手段(GS)と、当
該ストロボ装置(FL)において使用される光射出用のパネ
ル(図示しない)の種類を表わす信号を出力する手段(P
S)とに接続されている。なお、光射出用のパネルとし
て、この実施例においては、広角撮影用のパネル、又
は、通常の撮影用のパネルのいずれかが使用されるよう
になっている。この構成により、デコーダ(DE3)は、上
記手段(GS)と(PS)とから入力される2つのデータにもと
づき、表4に示す最大発光量Ivmaxを表わすデータを出
力する。
さらに、上記デコーダ(DE2)の端子(b6)乃至(b8)は、上
記端子(JF1)を介してカウンタ(CO3)に順次入力される7
番目乃至9番目のパルスの立下りに応答して、順次、
“High”となる。このデコーダ(DE2)の端子(b6)乃至
(b8)に表われた“High”信号は、順次、アンド回路(AN
76)乃至(AN78)のそれぞれ他方の入力端子に入力され
る。そして、これらのアンド回路(AN76)乃至(AN78)のそ
れぞれ他方の入力端子に、デコーダ(DE4)から、当該ス
トロボ装置(FL)に設定された絞り値を表わす信号が順次
入力される。
上記デコーダ(DE4)の入力端子は、当該ストロボ装置(F
L)のフオトトランジスタ(PT)の前方に設けられた受光絞
り(AP)の開口量を調整する調整機構(図示しない)と連
動する絞り値信号出力手段(APS)に接続されている。こ
のデコーダ(DE4)の出力端子(F0),(F1)および(F2)に表
われる信号と、設定絞り値Avとの関係の一例を表3に示
す。
上記デコーダ(DE4)から出力される設定絞り値Avを表わ
す信号は、上述のデコーダ(DE3)から出力されるデータ
と同様にして、ストロボ制御装置(FC)のシフトレジスタ
(SR1)に読み取られる。
また、上記デコーダ(DE2)に、上述したようにして、カ
ウンタ(CO3)に入力した10番目のパルスが立下ったと
きに、該デコーダ(DE2)の端子(b8)は、“Low”に切り換
わる。この“Low”信号は、オア回路(OR11)を介して、
フリップフロップ(FF10)のリセット端子Rに入力され、
該フリップフロップ(FF10)のQ出力端子は“Low”に切
り換わる。この“Low”信号は、アンド回路(AN11)の一
方の入力端子に入力され、該アンド回路(AN11)の出力は
“Low”になり、また、ノア回路(NO1)の出力は“High”
となる。このようにして、当該ストロボ装置(FL)の端子
(JF2)は再び“High”となる。
一方、上記ストロボ制御装置(FC)における10進カウンタ
(CO1)に10番目のパルス(DP)が入力すると、そのキャリ
ー端子(CY)からパルスが出力され、このパルスは、オア
回路(OR1)を介して、フリップフロップ(FF1)のリセット
端子RおよびDフリップフロップ(DF1)のリセット端子
(RE)に入力され、両フリップフロップ(FF1)および(DF1)
は、リセットされて、両フリップフロップ(FF1)および
(DF1)のQ出力端子は、ともに“Low”とされる。Dフリ
ップフロップ(DF1)のQ出力端子に出力された“Low”信
号は、アンド回路(AN2)および(AN3)のそれぞれ一方の入
力端子に入力され、両アンド回路(AN2)および(AN3)は、
ともに閉状態にされる。よって、上記ストロボ制御装置
(FL)の端子(JF2)から、上述したようにして、当該スト
ロボ制御装置(FC)の端子(JB6)に入力された最大発光量I
vmaxおよび設定絞り値Avを表わすデータのシフトレジス
タ(SR1)への読み込みは停止する。また、フリップフロ
ップ(FF1)のQ出力端子の“Low”信号は、μ−com(1)の
入力端子(i6)に入力される。このことにより、μ−com
(1)では、ストロボ装置(FL)からストロボ制御装置(FC)
へのデータの読み込みが完了したと判別される。さらに
は、上記シフトレジスタ(SR1)に読み取られたデータ
は、第2図のデータセレクタ(MP1)の入力ポート(IP7)に
入力され、μ−com(1)からデータセレクタ(MP1)の端子
(SL)に入力される選択指令信号により指定されたデータ
が、データバス(DB)を介して該μ−com(1)に読み込まれ
る。
なお、この実施例においては、シフトレジスタ(SR1)と
して9ビットのシフトレジスタが用いられており、従っ
て、当該シフトレジスタ(SR1)に読み込まれた全てのデ
ータをμ−com(1)に入力するには、μ−com(1)のビット
数が少ない場合は、公知の方法で、たとえば、2回或い
は3回に分割しておこなわれる。
また、ストロボ装置(FL)を当該カメラ装置に装着しない
とか、或いは、装着した場合であってもストロボ装置(F
L)の電源スイッチ(MAS)がオフとされているときには、
シフトレジスタ(SR1)に入力されるデータは、すべて
“0”となる。このようにして、データセレクタ(MP1)か
らデータバス(DB)を介してμ−com(1)に入力されたデー
タにもとづき、ストロボ装置(FL)が当該カメラ装置に装
着されていないこと、および、電源スイッチ(MAS)が閉
じられていないことが判別されるようになっている。
上記ストロボ装置(FL)のスイッチ(SS1)が接点(CU)側に
切り換えられ、第1のモードに設定された場合には、イ
ンバータ(IN14)の出力は“Low”とされる。これによ
り、アンド回路(AN24)のゲートが閉じられて、上述のオ
ア回路(OR12)を介したIvmax、設定絞り値等のデータの
データ転送は行なわれない。よって、インバータ(IN15)
の出力は“High”になり、この“High”信号はアンド回
路(AN20)の一方の入力端子に入力される。そして、充完
検出回路(CD)からアンド回路(AN20)の他方の入力端子に
充完信号が入力されていると、このアンド回路(AN20)の
出力は“High”になる。このとき、詳細に後述するよう
に、上記ストロボ制御装置(FC)のX接点(SX)が閉じられ
るまで、アンド回路(AN26)の出力は“Low”になってお
り、このアンド回路(AN26)から“Low”信号が入力され
たインバータ(IN16)の出力は、“High”となっている。
したがって、アンド回路(AN23)の2つの入力端子には、
ともに、上述のアンド回路(AN20)とインバータ回路(IN
16)から“High”信号が入力され、該アンド回路(AN23)
の出力は“High”となる。このアンド回路(AN23)からの
“High”信号は、オア回路(OR22)を介して、上記トラン
ジスタ(BT6)のベースに印加され、このトランジスタ(BT
6)は導通する。このトランジスタ(BT6)が導通すること
により、上述したように、トランジスタ(BT7)は導通す
る。よって、ストロボ装置(FL)の端子(JF2)からストロ
ボ制御装置(FC)の端子(JB6)に、充完信号が入力され
る。このようにして、第1のモードに設定された場合に
は、当該ストロボ装置(FL)からストロボ制御装置(FC)の
シフトレジスタ(SR1)に、上述の第2のモードの場合と
は異なり、充電完了信号のみがデータ読み取りの間に、
常に“High”の信号として読み込まれる。この場合、表
2および3に示すように、第2のモードに設定されてい
たときには、読み込まれるデータがすべて“High”とな
ることがないようにコード付けされていることから、当
該ストロボ装置(FL)の動作モードは、第1のモードであ
ると判別することができる。
上述のストロボモードの判別を、μ−com(1)においてお
こなう方法の一例を、以下に説明する。
或るステップにおいて、ストロボ撮影用演算モードが指
令されたとき、まず、第1のモードであるかどうかの判
別をおこなう。この判別の結果、第1のモードでないと
判別されると、第6図のステップ#101に移行して前
述の演算を行なう。一方、第1のモードであると判別さ
れると、露出時間は1/250secと定めるとともに、絞り
は、当該ストロボ装置(FL)に予め設定された設定絞り値
と定め、その後、ステップ#140に移行するようにす
る。
つぎに、上記ストロボ装置(FL)で適正な閃光発光量制御
が可能な範囲、いわゆる、連動範囲に対応するデータ
を、カメラ本体からストロボ装置(FL)に入力する動作に
ついて説明する。
第8図において、μ−com(1)の端子(O10)が“High”と
なると、この“High”信号は、ワンショット回路(OS4)
に印加され、このワンショット回路(OS4)から所定のパ
ルス幅を有する1つのパルスが、フリップフロップ(F
F2)のセット端子Sおよびカウンタ(CO2)のリセット端子
(RE)に印加される。よって、フリップフロップ(FF2)の
出力端子Qは“High”となり、この“High”信号は、ア
ンド回路(AN52)および(AN4)のそれぞれ一方の入力端子
に入力される。また、カウンタ(CO2)はリセットされ、
該カウンタ(CO2)の計数内容は零になる。
さらに、上記ワンショット回路(OS4)から出力されたパ
ルスは、インバータ(IN8)により反転され、この反転さ
れたパルスは、ナンド回路(NA5)を介して、トランジス
タ(BT10)のベースに入力され、該トランジスタ(BT10)は
オンになる。よって、当該ストロボ制御装置(FC)の端子
(JB6)から第1図のストロボ装置(FL)の端子(JF2)に、
“Low”信号が入力され、該ストロボ装置(FL)のアンド
回路(AN25)の出力端子(FR)は、前述したようにして、
“High”となる。このとき、ストロボ装置(FL)の端子(J
F1)は“Low”になっており、この“Low”信号はインバ
ータ(IN11)により“High”に反転されてアンド回路(AN
15)の一方の入力端子に入力される。また、このアンド
回路(AN15)の他方の入力端子には、上述のアンド回路(A
N25)の出力端子(FR)から“High”のパルスが入力され
る。よって、このアンド回路(AN15)からフリップフロッ
プ(FF13)のセット端子Sにパルスが入力され、該フリッ
プフロップ(FF13)はセットされ、そのQ出力端子は“Hi
gh”になる。このQ出力端子の“High”信号は、Dフリ
ップフロップ(DF10)のD入力端子に入力される。そし
て、このDフリップフロップ(DF10)のクロック端子(CL)
に、発振回路(FOS)から所定の周波数の1つのパルス(FC
P)が入力されると、このフリップフロップ(DF10)のQ出
力端子は“High”になる。このQ出力端子の“High”信
号は、アンド回路(AN16)および(AN17)に入力される。よ
って、アンド回路(AN16)からは発振器(FOS)からのパル
ス(FCP)が出力されて、このパルスはカウンタ(CO4)及び
シフトレジスタ(SR2)のクロック端子(CL)へ夫々入力さ
れるとともに、オア回路(OR13),(OR21),アンド回路(A
N24),オア回路(OR22),トランジスタ(BT6),(BT7)を介
して端子(JF2)に送られ、カメラ本体側の端子(JB6)から
アンド回路(AN4)を介して上述のリセットされたカウン
タ(CO2)のクロック端子(CL)に与えられる。
Dフリップフロップ(DF10)のQ出力が“High”になるこ
とでワンショット回路(OS11)から“High”のパルスが出
力されて、オア回路(OR17)を介してシフトレジスタ(S
R2)がリセットされる。また、端子(FR)からのパルスで
カウンタ(CO4)はオア回路(OR16)を介してリセットされ
ている。
ストロボ制御装置(FC)側のカウンタ(CO2)はアンド回路
(AN4)から入力してくるストロボ装置(FL)からのパルス
(FCP)をカウントするカウンタで、この出力はデコーダ
(DE1)へ入力されている。このデコーダ(DE1)は第1図の
デコーダ(DE2)と同様のデコーダで、カウンタ(CO2)の出
力データが1づつ増加していくに従って、端子(a0),(a
1),……,(an)に順次“High”の信号を出力する。ここ
で、カメラ本体からストロボ装置(FL)に転送されるDvma
xのデータはnビットのデータであるものとして以下の
説明を行なう。アンド回路(AN4)から最初のパルス(FCP)
がカウンタ(CO2)に入力すると、この立上りでデコーダ
(DE1)の端子(a0)が“High”になり、2番目のパルスの
立上りまで“High”になっている。これによってアンド
回路(AN60)のゲートが開かれ、μ−com(1)の出力ポート
(OP4)からのDvmaxのデータのうちの最上位ビットのデー
タがオア回路(OR3),アンド回路(AN52),オア回路(OR6)
を介して端子(JB5)から出力され、ストロボ側の端子(JF
1)からアンド回路(AN17)を介してシフトレジスタ(SR2)
の直列入力端子(SI)に与えられる。このシフトレジスタ
(SR2)は、アンド回路(AN16)からのパルス(FCP)の立下り
でデータを取り込むようになっているので、最初のパル
ス(FCP)の立下りでDvmaxの最上位ビットのデータを取り
込む。以下同様に、2番目のパルス(FCP)の立上りでデ
コーダ(DE1)の端子(a1)が“High”になり、3番目のパ
ルス(FCP)の立上りまで“High”になっている。続いて
ストロボ制御装置(FC)側のアンド回路(AN61)からDvmax
の2ビット目のデータが出力され、2番目のパルス(FC
P)の立下りでこのデータがシフトレジスタ(SR2)に取り
込まれる。同様の動作を繰り返してゆき、デコーダ(D
E1)の端子(an)が、n+1番目のパルス(FCP)の立上りで
“High”になり、n+2番目のパルス(FCP)の立上りま
で“High”を続ける。この間はアンド回路(AN6n)からの
Dvminの最下位ビットのデータが出力され、n+1番目
のパルス(FCP)の立下りでこのデータがシフトレジスタ
(SR2)に取り込まれる。
カウンタ(CO4)はn+2進カウンタになっており、n+
2番めのパルス(FCP)をキャリー端子(CY)から出力し、
このパルスはオア回路(OR15)を介してフリップフロップ
(FF13)とDフリップフロップ(DF10)のリセット端子に与
えられ、これらがリセットされてアンド回路(AN16),(A
N17)のゲートが閉じられる。この最後のn+2番目のパ
ルスの立下りでシフトレジスタ(SR2)は“High”又は“L
ow”の信号を取り込むが、表示部(DP2)に最下位ビット
のデータは与えないようにすればよい。一方、カメラ本
体側では、カウンタ(CO2)は同様にn+2進カウンタに
なっていて、n+2番目のパルス(FCP)が立ち上がると
カウンタ(CO2)の出力はすべて“Low”になり、デコーダ
(DE1)の出力端子(a0)〜(an)がすべて“Low”になる。デ
コーダ(DE1)の端子(an)はオア回路(OR2)を介してフリッ
プフロップ(FF2)のリセット端子に接続されていて、n
+2番目のパルス(FCP)が立ち上がることで、端子(an)
の出力は“Low”に立ち下がり、フリップフロップ(FF2)
はリセットされて、アンド回路(AN4),(AN52)のゲート
が閉じられる。また、フリップフロップ(FF2)のQ出力
がμ−com(1)の入力端子(i5)に接続されていて、この端
子(i5)が“Low”になることでデータ転送が完了したこ
とをμ−com(1)が判別する。
ストロボ装置(FL)において、表示部(DP2)はカメラ本体
から送られてくるDvmax,Dvminのデータに基づいてスト
ロボ発光の連動範囲を表示する。スイッチ(DS)は表示内
容を切り換えるスイッチで、端子(m)側に閉じられてい
るときはメートル表示、端子(ft)側に閉じられていると
きはフイート表示を行なう。なお連動範囲は、カメラ本
体側の表示部(DP5)によっても表示される。表示部(DP2)
はストロボの背面、表示部(DP5)はフアインダー内或い
はカメラ上部或いは裏蓋で表示するのが望ましい。
タイマ回路(TI5)は、ワンショット回路(OS4)からパルス
が出力されて、Dvmax,Dvminをストロボに転送するのに
十分な時間経過後パルスを出力する。これは、カメラ本
体にストロボ装置(FL)が装着されていない場合、デコー
ダ(DE1)の端子(an)が“High”から“Low”に立り下がる
ことがないので、フリップフロップ(FF2)はセットされ
た後リセットされないからである。従って、タイマ回路
(TI5)はデータ転送に十分な時間後オア回路(OR2)を介し
てフリップフロップ(FF2)をリセットする。
次にカメラ本体側のレリーズスイッチ(RS)が閉成された
場合にストロボ装置(FL)から充完信号が出力されている
かどうかを検出する動作を、第1図および第8図ととも
に説明する。
レリーズスイッチ(RS)が閉成されると、第8図に示すμ
−com(1)の端子(O8)は“High”になり、この“High”信
号はワンショット回路(OS6)に印加される。このワンシ
ョット回路(OS6)は、所定のパルス幅を有する“High”
のパルスを出力し、このパルスはフリップフロップ(F
F3)のセット端子Sに印加され、該フリップフロップ(FF
3)のQ出力端子は“High”になる。このQ出力端子の
“High”信号はDフリップフロップ(DF2)のD入力端子
に入力される。そして、Dフリップフロップ(DF2)のク
ロック端子(CL)に、上述の分周器(DV)からつぎのクロッ
クパルス(DP)が入力されたときに、このDフリップフロ
ップ(DF2)のQ出力端子は“High”になる。このQ出力
端子の“High”信号は、上記分周器(DV)からクロックパ
ルス(DP)が入力されるアンド回路(AN6)の一方の入力端
子に加えられ、このアンド回路(AN6)からは上記クロッ
クパルス(DP)が送出される。このパルス(DP)は、オア回
路(OR6),当該ストロボ制御装置(FC)の端子(JB5)を介し
て、第1図のストロボ装置(FL)の端子(JF1)に入力され
る。
また、上記Dフリップフロップ(DF2)のQ出力端子の“H
igh”信号は、もう1つのワンショット回路(OS10)に入
力される。そして、このワンショット回路(OS10)から1
つの所定のパルス幅の“High”のパルスが出力され、こ
のパルスは、インバータ(IN9)により反転されてナンド
回路(NA5)の1つの入力端子に入力される。そして、こ
のナンド回路(NA5)からは、上述のワンショット回路(OS
10)からのパルス幅に相当したパルス幅を有する“Hig
h”のパルスが出力される。このパルスは、トランジス
タ(BT10)のベースに印加され、該トランジスタ(BT10)
は、上記パルスのパルス幅に相当した期間オンとされ
る。従って、当該ストロボ制御装置(FC)の端子(JB6)か
らストロボ装置(FL)の端子(JF2)に、上述のトランジス
タ(BT10)がオンとされる期間に相当したパルス幅を有す
る“Low”のパルスが入力される。
上述のストロボ装置(FL)の端子(JF2)に印加されたパル
スは、上述したように、インバータ(IN20)により反転さ
れて、アンド回路(AN25)の1つの入力端子に印加され
る。このようにして、このアンド回路(AN25)の出力端子
(FR)から、所定のパルス幅のパルスが出力される。この
とき、ストロボ装置(FL)の端子(JF1)には、上述したよ
うにして、ストロボ制御装置(FC)からパルス(DP)が入力
され、このパルス(DP)はフリップフロップ(FF10)のセッ
ト端子Sに入力され、該フリップフロップ(FF10)はセッ
トされて、そのQ出力端子は“High”となる。この“Hi
gh”信号は、ノア回路(NO1)を介して“Low”に反転され
てアンド回路(AN22)の1つの入力端子に入力されるとと
もに、アンド回路(AN11)の他方の入力端子に入力され
る。
一方、ストロボ装置(FL)のカウンタ(CO3)は、端子(JF1)
に入力された上述のパルス(DP)を受け、その計数内容は
“0001”となる。このカウンタ(CO3)の出力を受けたデ
コーダ(DE2)の端子(b0)は“High”となり、この“Hig
h”信号は、アンド回路(AN70)の一方の入力端子に印加
される。よって、このアンド回路(AN70)の他方の入力端
子に加えられた、上述の充完信号出力回路(CD)からの信
号は、前述したように、オア回路(OR12)、アンド回路(A
N11)、オア回路(OR13)および(OR21)、アンド回路(A
N24)、オア回路(OR22)、トランジスタ(BT6)および(BT7)
を介して、当該ストロボ装置(FL)の端子(JF2)に送出さ
れる。このようにして、上記充完信号は、ストロボ装置
(FL)の端子(JF2)からカメラ本体側のストロボ制御装置
(FC)の端子(JB6)に入力される。
また、上記ストロボ制御装置(FC)において、Dフリップ
フロップ(DF2)のQ出力端子が“High”になると、上述
の分周器(DV)からのパルス(DP)は、アンド回路(AN6)か
ら送出される。このパルス(DP)は、オア回路(OR4)を介
して、フリップフロップ(FF3)のリセット端子Rおよび
Dフリップフロップ(DF2)のリセット端子(RE)に入力さ
れ、両フリップフロップ(FF3)および(DF2)は、ともに、
該パルス(DP)の立下り時にリセットされる。このように
して、カメラ本体側のストロボ制御装置(FC)からストロ
ボ装置(FL)に、1つのパルス(DP)が送出される。
一方、上記ストロボ制御装置(FC)において、フリップフ
ロップ(FF3)がセットされて、そのQ出力端子が“Hig
h”となり、この“High”信号がDフリップフロップ(DF
3)のD入力端子に入力された後、このDフリップフロッ
プ(DF3)のクロック端子CLに上記分周器(DV)から入力さ
れたパルス(DP)の立上り時に、このDフリップフロップ
(DF3)のQ出力端子は“High”になる。さらに、上記分
周器(DV)から次のパルス(DP)がDフリップフロップ(D
F3)のクロック端子(CL)に入力されたときに、Dフリッ
プフロップ(DF41)のQ出力端子は“High”となる。そし
て、上記Dフリップフロップ(DF3)のQ出力端子の“Hig
h”信号は、アンド回路(AN7)の一方の入力端子に入力さ
れる。よって、上述したようにして、ストロボ装置(FL)
から当該ストロボ制御装置(FC)の端子(JB6)に入力され
た充完信号はアンド回路(AN7)から送出される。
また、上記Dフリップフロップ(DF4)のQ出力端子の“H
igh”信号は、アンド回路(AN51)の一方の入力端子に入
力され、このアンド回路(AN51)から“High”のパルスが
送出される。このようにして、アンド回路(AN51)から、
もう1つの“High”のパルスが出力されたときに、アン
ド回路(AN7)からDフリップフロップ(DF5)に、上述した
充完信号出力回路(CD)からの充完信号が入力され、この
Dフリップフロップ(DF5)のQ出力端子は“High”とな
り、この“High”信号は、上述のμ−com(1)の入力端子
(i7)に入力される。このようにして、上記充完信号がμ
−com(1)に入力される。
さらに、上記アンド回路(AN51)から送出されたパルス
は、オア回路(OR5)を介して、Dフリップフロップ(DF3)
および(DF4)のリセット端子(RE)に入力され、両Dフリ
ップフロップ(DF3)および(DF4)のQ出力端子は、とも
に、“Low”とされる。そして、Dフリップフロップ(DF
3)のQ出力端子の“Low”信号は、当該ストロボ装置(F
L)からの充完信号の読み取り動作が完了したことを表わ
す信号として、μ−com(1)の入力端子(i6)に入力され
る。
一方、上記ストロボ装置(FL)において、フリップフロッ
プ(FF10)が、前述したようにしてセットされると、この
フリップフロップ(FF10)のQ出力端子の“High”信号
は、タイマ回路(TI8)に入力され、タイマ回路(TI8)は、
計時動作を開始する。このタイマ回路(TI8)には、スト
ロボ装置(FL)からストロボ制御装置(FC)に充完信号を転
送するに要する時間より長い時間が適宜に設定される。
上記タイマ回路(TI8)は、上述した設定時間が経過した
ときに、“High”信号を出力し、この“High”信号は、
オア回路(OR10)を介してカウンタ(CO3)のリセット端子
(RE)、およびオア回路(OR11)を介してフリップフロップ
(FF10)のリセット端子(R)に入力され、カウンタ(CO3)お
よびフリップフロップ(FF10)は、同時に、リセットされ
る。充完信号をストロボ装置(FL)からカメラ本体側に転
送する場合、カウンタ(CO3)には1つのパルスが与えら
れるだけであるので、このように、タイマ回路(TI8)を
設けることにより、不要に長い時間、カウンタ(CO3)の
出力が“0001”に保持され、かつ、フリップフロップ(F
F10)がセット状態に保持されるのを防止できる。
上記ストロボ装置(FL)の端子(JF1)に入力されたパルス
(DP)と、充完信号出力回路(CD)からの“High”信号と
が、3入力アンド回路(AN18)の2つの入力端子に入力さ
れているときに、該アンド回路(AN18)のもう1つの入力
端子に、上記アンド回路(AN25)の出力端子(FR)からパル
スが入力されると、このアンド回路(AN25)からのパルス
は、アンド回路(AN18)を介して、フリップフロップ(FF
12)のセット端子Sに入力されるとともに、ワンショッ
ト回路(OS12)に入力される。よって、フリップフロップ
(FF12)はセットされ、かつワンショット回路(OS12)は、
1つの所定のパルス幅を有する“High”のパルスを出力
する。このワンショット回路(OS12)から出力されるパル
ス幅は、当該ストロボ装置(FL)の端子(JF1)に入力され
るパルス(DP)の周期より長くなるように設定される。こ
のようにして、上記端子(JF1)に複数のデータ読取り指
令用のパルス(DP)が入力される際、当該ワンショット回
路(OS12)から1つのパルスが出力されている期間内に、
1つのパルス(DP)の端子(JF1)への入力を完了させるこ
とができ、従って、アンド回路(AN19)からオア回路(OR
19)を介して、フリップフロップ(FF12)のリセット端子
(R)に入力して、該フリップフロップ(FF12)を確実にリ
セットすることができる。
一方、上記レリーズスイッチ(RS)が閉成された後、端子
(JF1)に1つのパルス(DP)のみが入力されるときには、
アンド回路(AN19)からパルスは送出されず、フリップフ
ロップ(FF12)はセット状態に保持される。このとき、ス
イッチ(SS1)が接点(EX)側に切換えられており、よっ
て、インバータ(IN14)の出力が“High”となっている
と、この“High”信号は、アンド回路(AN21)およびオア
回路(OR20)を介して、アンド回路(AN26)の1方の入力端
子に入力される。よって、ストロボ制御装置(FC)の端子
(JB7)から当該ストロボ装置(FL)の端子(JF3)にストロボ
発光開始指令信号が入力されると、以下に詳述するよう
に、該ストロボ発光開始指令信号は、上記アンド回路(A
N26)を介して、ストロボ発光制御回路(FLC)に送出され
る。即ち、第2のモードが設定されており、充完信号が
出力されているときに、カメラ本体からレリーズスイッ
チ(RS)の閉成信号が入力されると、ストロボの発光可能
な状態とされる。
いま、ストロボ制御装置(FC)のX接点(SX)を閉成したと
する。このとき、当該ストロボ制御装置(FC)の端子(J
B7)は接地されて“Low”となり、この“Low”信号は、
インバータ(IN17)により反転されて“High”となり、こ
の“High”信号は、ワンショット回路(OS13)に入力され
る。よって、ワンショット回路(OS13)は1つの“High”
のパルスを出力し、このパルスは、上述のアンド回路(A
N26)の他方の入力端子に入力される。このアンド回路(A
N26)の一方の入力端子に、上述したように、オア回路(O
R20)から“High”信号が入力されていると、上記ワンシ
ョット回路(OS13)から出力されたパルスは、該アンド回
路(AN26)を介して、発光制御回路(FLC)に送出される。
この結果、発光制御回路(FLC)から公知の方法でキセノ
ン管(Xe)に発光指令用のトリガ信号が印加され、該キセ
ノン管(Xe)は閃光の発生を開始する。
一方、上述したように、ワンショット回路(OS13)から出
力されたパルスは、アンド回路(AN26)を介してナンド回
路(NA1)に与えられて、ナンド回路(NA1)の出力を“Lo
w”とする。従って、ナンド回路(NA1)、アンド回路(AN
22)、オア回路(OR21)、アンド回路(AN24)、オア回路(OR
22)、トランジスタ(BT6)、(BT7)を介して上記ストロボ
制御装置(FC)の端子(JB6)に上述のワンショット回路(OS
13)に応じたパルス幅を有する“Low”のパルスが入力さ
れる。このパルスは、ストロボ制御装置(FC)のインバー
タ(IN10)により反転されて、アンド回路(AN8)の一方の
入力端子に印加される。このとき、μ−com(1)の端子(O
5)には、シャッタ(SHT)のレリーズ動作の開始を指令す
る“High”信号がすでに出力されており、この“High”
信号は、上記アンド回路(AN8)の他方の入力端子に加え
られている。よって、このアンド回路(AN8)から“Hig
h”のパルスが出力され、このパルスはフリップフロッ
プ(FF5)のセット端子(S)に印加され、該フリップフロッ
プ(FF5)のQ出力端子は“High”にセットされる。この
フリップフロップ(FF5)のQ出力端子の“High”信号
は、アンド回路(AN9)の1つの入力端子に印加されると
ともに、トランジスタ(BT4)のベースに印加され、該ト
ランジスタ(BT4)はオフとされる。
このとき、fill-in flushのモードでμ−com(1)の端子
(O4)が“High”のときはアナログスイッチ(AS20)が導通
して、定電圧源(CE20)からの信号がコンパレータ(AC1)
の(+)端子に与えられ、fill-in flushモードのときはμ
−com(1)の端子(O4)が“Low”になってインバータ(I
N40)の出力が“High”でアナログスイッチ(AS21)が導通
し、定電圧源(CE21)からの信号がコンパレータ(AC1)の
(+)端子へ入力される。定電圧源(CE21)は適正露出とな
るレベルの信号を出力し、定電圧源(CE20)は適正露出と
なるレベルよりも一定値だけ小さいレベルの信号を出力
する。この定電圧源(CE20)の信号によって、fill-in fl
ushモードの場合に、被写体輝度レベルが高いときは閃
光発光装置の発光量を一定値だけ少なくする。
トランジスタ(BT3)は、第2図の演算増幅器(OA1)からの
フイルム面測光によるストロボ光に対応した測光出力が
ベースに入力され、ストロボ光の強度に対応したコレク
タ電流を出力する。トランジスタ(BT4)が不導通になる
と、トランジスタ(BT3)のコレクタ電流は積分コンデン
サ(C1)で積分され、ストロボ光の被写体からの反射光量
に相当するこの積分値が定電圧源(CE20)又は(CE21)の出
力信号に対応した値に達するとコンパレータ(AC1)の出
力が“High”になる。このとき、ワンショット回路(O
S9)から“High”のパルスが出力され、シフトレジスタ
(SR1)にTTLモードを示す信号が読みとられている
と、このパルスがアンド回路(AN9)、オア回路(OR6)、端
子(JB5)を介してストロボ装置(FL)の端子(JF1)に送られ
る。
アンド回路(AN8)からのパルスはタイマ回路(TI10)にも
入力されている。このタイマ回路(TI10)は上記パルスが
与えられてからストロボが全発光するのに充分な時間が
経過すると“High”のパルスを出力してフリップフロッ
プ(FF5)をリセットしてトランジスタ(BT4)を導通させ、
アンド回路(AN9)のゲートを閉じる。さらには、Dフリ
ップフロップ(DF5)もリセットする。
ストロボ装置(FL)においては、ワンショット回路(OS13)
による“High”のパルスがアンド回路(AN26)から出力さ
れると、フリップフロップ(FF14)がセットされてそのQ
出力が“High”になる。このとき、切換スイッチ(MOS)
が接点(OU)側に切換えられていると、即ち、外光モード
が選択されていると、インバータ(IN18),(IN19)の出力
はともに“High”になる。よって、ナンド回路(NA2)の
出力は“Low”となり、この“Low”信号はトランジスタ
(BT5)のベースに印加されて、該トランジスタ(BT5)はオ
フされるとともに、アンド回路(AN28)のゲートが開かれ
る。そして、キセノン管(Xe)が発光することにより、被
写体からの反射光を受光絞り(AP)を介して受光するスト
ロボ装置(FL)側のフオトトランジスタ(PT)の出力電流
は、コンデンサ(C2)で積分される。このコンデンサ(C2)
による積分値が可変電圧源(VE2)からのフイルム感度に
対応した値に達すると、コンパレータ(AC2)の出力は“H
igh”となり、ワンショット回路(OS14)から“High”の
パルスが出力される。このパルスはアンド回路(AN28),
オア回路(OR24)を介して発光制御回路(FLC)に送られ、
キセノン管(Xe)の発光は停止する。
一方、切換スイッチ(MOS)が接点(TT)側に切換えられて
TTLモードが選択されているときには、インバータ(I
N40)の出力は“High”になって、アンド回路(AN27)のゲ
ートが開かれる。従って、ストロボ制御装置(FC)のワン
ショット回路(OS9)からストロボ装置(FL)の端子(JF1)に
送られてきた発光停止信号は、アンド回路(AN27)、オア
回路(OR24)を介して発光制御回路(FLC)へ入力され、キ
セノン管(Xe)の発光は停止する。
アンド回路(AN26)からの発光開始用パルスは、タイマ回
路(TI2)にも印加され、このタイマ回路(TI2)はキセノン
管(Xe)が全発光するのに要する時間をカウントする。そ
して、タイマ回路(TI2)に設定された時間が経過する
と、タイマ回路(TI2)から出力されたパルスは、オア回
路(OR19)を介してフリップフロップ(FF12)のリセット端
子(R)に印加され、該フリップフロップ(FF12)をリセッ
トするとともに、オア回路(OR23)を介してフリップフロ
ップ(FF14)のリセット端子(R)に印加され、該フリップ
フロップ(FF14)をリセットする。
ストロボ装置(FL)の切換スイッチ(SS1)が接点(CU)側に
切換えられて第1のモードが選択されていると、インバ
ータ(IN15)の出力は“High”になる。そして、充完信号
出力回路(CD)から充完信号が出力されていると、アンド
回路(AN20)、オア回路(OR20)の出力は“High”となり、
アンド回路(AN26)のゲートが開かれて、発光可能な状態
となる。また、この状態でX接点(SX)が開いていると
き、インバータ(IN16)の出力が“High”であるので、ア
ンド回路(AN23)の出力は“High”となり、この“High”
信号はオア回路(OR22)、トランジスタ(BT6)、(BT7)を介
して端子(JF2)に充完信号として出力される。この充完
信号は、ストロボ制御装置(FC)においてすべて“1”の
信号として読み取られ、即ち、第1のモードであると判
別され、前述の演算動作が行なわれる。
ストロボ装置(FL)のX接点(SX)が閉じられると、第2の
モードの場合と同様に、アンド回路(AN26)からはワンシ
ョット回路(OS13)によるパルスが出力され、このパルス
はインバータ(IN16)で反転されて“Low”のパルスとさ
れ、このパルスはストロボ装置(FL)の端子(JF2)からス
トロボ制御装置(FC)の端子(JB6)にストロボ装置(FL)の
発光開始を示す信号として入力される。当該カメラ装置
において、ストロボ装置(FL)側がTTLモードに設定さ
れていると、ストロボ制御装置(FC)から入力された発光
停止信号は、アンド回路(AN27)、オア回路(OR24)を介し
て発光制御回路(FLC)に送られる。一方、外光モードに
設定されていると、ワンショット回路(OS14)からの発光
停止信号はアンド回路(AN26)、オア回路(OR24)を介して
発光制御回路(FLC)に送られ、キセノン管(Xe)の発光は
停止する。
ストロボ制御装置(FC)の(FDC1)(第8図)とストロボ装
置(FL)の(FDC2)(第1図)は、夫々、ワンショット回路
(OS9)、(OS14)からのそれぞれの発光停止信号により調
光動作がなされたことを表示する調光確認用の表示装置
である。ストロボ制御装置(FC)において、TTLモード
であることを示す信号がシフトレジスタ(SR1)に読み取
られ、アンド回路(AN9)のゲートが開かれ、かつ、発光
停止信号が出力されたときに、表示装置(FDC1)は一定時
間、当該カメラ装置における調光が適正かどうかを確認
するための表示を行なう。一方、ストロボ装置(FL)にお
いて、オア回路(OR24)から発光停止信号が出力される
と、表示装置(FDC2)は、上記表示装置(FDC1)と同様に一
定時間、調光確認のための表示を行なう。
効果 この発明は、閃光発光装置の電源スイッチが閉成されて
いるとき、カメラからの測光開始信号が閃光発光装置に
入力したときに昇圧回路への給電を行なうようにしたの
で、カメラの測光開始信号が入力されないときの昇圧回
路の無駄な電力消費が防止でき、且つ、被写体輝度には
無関係にカメラの測光開始信号で昇圧回路への給電が行
なわれるので、fill-in flush撮影も可能であり、さら
に、被写体輝度が低くてメインコンデンサの充電が未完
了の場合に露出制御動作が禁止されるという不都合が生
じないので速写性が良いといった効果がある。さらにデ
ータ交信を行う端子を介して昇圧回路の給電を制御でき
るようにして必要端子数の増加を抑えると共に、データ
交信終了後の昇圧回路の作動を必要最短にして無駄な電
力消費を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の閃光発光装置の一実施例を示す回路
図、第2図は本発明が適用されるカメラシステムの全体
構成を示すブロック図、第3図及び第4図は第2図のカ
メラ本体における測光光学系の配置図、第5図乃至第7
図は第2図のカメラ本体のμ−com(1)の動作を示すフロ
ーチャート、第8図は第2図のストロボ制御回路(FC)の
一実施例を示す回路図である。 (MAS)…電源スイッチ、(JF1)…端子、(DD)…昇圧回路、
(FF11)……判別回路、(OR18),(BT8),(PO3),(TI1),
(OR14)…給電制御回路、(TI1)…タイマー回路、(SS1)…
手動操作スイッチ手段。
フロントページの続き (72)発明者 丹羽 正武 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 井上 透 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 (72)発明者 関田 実 大阪府大阪市東区安土町2丁目30番地 大 阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社内 審判の合議体 審判長 光田 敦 審判官 富田 徹男 審判官 津田 俊明 (56)参考文献 特開 昭56−159625(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラの測光スイッチの閉成により繰り返
    し発生されるデータ交信用クロックパルスが伝達される
    第1端子と、 該クロックパルスに応答して閃光撮影用フラッシュデー
    タを直列に出力するデータ出力手段と、 該フラッシュデータをカメラに送出する第2端子と、 上記クロックパルスの周期よりも長い所定の時間を計数
    するカウンタと、 上記第1端子にクロックパルスが入力するごとに上記カ
    ウンタをリセットし計時動作を再開させる手段と、 電源電池と、 電源電池電圧をキセノン管の閃光発光可能な電圧にまで
    高めるための昇圧回路と、 上記カウンタが上記所定時間の計時動作を行っている期
    間だけ昇圧回路への給電を行ない、上記クロックパルス
    の入力停止に伴い上記カウンタが所定時間の計時を終了
    することによって上記昇圧回路への給電を終了する給電
    制御回路とを備えた閃光発光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52124591A (en) * 1976-04-12 1977-10-19 Hokushin Electric Works Process data transmission apparatus
JPS5587131A (en) * 1978-12-23 1980-07-01 Mamiya Koki Kk Dimming system of electronic flash
JPS5748717A (en) * 1980-09-08 1982-03-20 Canon Inc Camera

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