JPH0623769Y2 - 定圧予圧直動案内軸受装置 - Google Patents

定圧予圧直動案内軸受装置

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JPH0623769Y2
JPH0623769Y2 JP1989100665U JP10066589U JPH0623769Y2 JP H0623769 Y2 JPH0623769 Y2 JP H0623769Y2 JP 1989100665 U JP1989100665 U JP 1989100665U JP 10066589 U JP10066589 U JP 10066589U JP H0623769 Y2 JPH0623769 Y2 JP H0623769Y2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、案内レールとスライダとの間に介装された転
動体に定圧予圧を付与して転動体の摩耗や振動を低減せ
しめるようにした定圧予圧直動案内軸受装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の直動案内軸受装置としては、例えば第10図ない
し第12図に示すようなものがある。いずれも案内レー
ル1上にスライダ2が転動体としての多数のボール3を
介して跨架されており、スライダ2はボール3の循環転
動により極めて軽く滑らかに案内レール1上を移動す
る。そのスライダ2の移動に際して、ピッチングやヨー
イングを抑制して高精度の運動精度を維持するために、
また外部荷重に対する弾性変位量を小さくし剛性を上げ
るための手段として、一般に直動案内軸受に予圧を与え
ている。
予圧の与えかたは種々ある。第10図,第11図に示す
ものは、案内レール1とスライダ2との間に介装される
ボール3をオーバーサイズボールとし、締め代をもった
嵌合としたものである。すなわち、案内レール1のボー
ル溝4とこれに対向させたスライダ2のボール溝5とで
形成されるボール溝空間よりも僅かに大きい鋼球ボール
3を挿入して定位置予圧を与えている。一方、第12図
に示すものは、スライダ2のボール溝5が形成されてい
るベアリングプレート6を予圧調整ねじ7の締付けで案
内レールに向かって押圧して、ボール3に定位置予圧を
与えている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来例にあっては、いずれも定位置
予圧を与えるものである。このような定位置予圧は、初
期摩耗や、使用による摩耗の進行に伴い予圧が低下し、
さらに摩耗が進行するとボール溝面とボールとの間にす
きまが生じてしまうという問題点があった。
また、鋼球やローラ等の転動体を用いた直動案内軸受装
置は、すべり案内装置に比べて摩擦抵抗が少なく作動が
円滑である反面、振動に対する減衰効果の点では非常に
劣るという問題点があった。
そこで本考案は、上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、転動体を用いて
定圧予圧を付与した直動案内軸受装置を提供することに
より、予圧の低下防止と振動の低減とを共に実現して上
記従来の問題点を解決することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、断面がH形でその中央のウェブに軸方向に長
いくり抜き孔を有すると共にウェブの基部に軸方向に延
長された転動体転動溝が形成された案内レールと、該案
内レールのくり抜き孔に軸方向に移動可能に挿通される
と共に側面に前記案内レールの転動体転動溝に対向する
転動体転動溝が形成された断面がほぼI形のスライダ
と、前記案内レールとスライダの対向する転動体転動溝
内を転動可能な多数の転動体とを備え、該スライダは、
両側面に前記案内レールのウェブの基部の一方の転動体
転動溝に対向する転動体転動溝およびこの溝に連通する
転動体循環路が形成されたテーブル部材と、両側面に前
記案内レールの基部の他方の転動体転動溝に対向する転
動体転動溝およびこの溝に連通する転動体循環路が形成
された脚部材と、該脚部材と前記テーブル部材とで挟持
された弾性体からなる間座部材とを締付けばね部材を介
してボルトで一体的に結合して構成され、前記間座部材
は前記締付けばね部材の弾性力により外側面がいくらか
膨張するような圧縮状態で支持されている。
また、前記間座部材にはボールねじ軸を挿通する孔が設
けられ、前記案内レールに配設したモータにより駆動さ
れるねじ軸に螺合させたナットが前記スタイダに係止さ
れ、前記案内レールの上面が巻き取り部を両端に有する
防塵カバーにより覆われているものとすることができ
る。
〔作用〕
スライダの締付けばね部材が、弾性体からなる間座部材
を介してテーブル部材と脚部材とを案内レールに圧接さ
せる。これにより転動体転動溝内の転動体には定圧予圧
が付与される。その結果、転動体の摩耗の進行に伴う予
圧の低下や転動体とその転動面との間にすきまが発生す
るという現象は防止される。
また、弾性体からなる間座部材が、スライダの送り方向
の振動,上下方向の振動,左右方向の振動,捩れ方向の
振動など全ての方向の振動を効果的に吸収して、優れた
吸振性を発揮する。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図とともに説明する。
第1図ないし第5図は、本考案の一実施例を示すもので
ある。
案内レール11は断面がH形(第3図)で、その中央の
ウェブ12に軸方向に長いくり抜き孔13を有する。ウ
ェブ12の上の基部面には、軸方向に延長された上転動
体転動溝14が形成され、ウェブ12の下の基部面に
は、その上転動体転動溝14と平行に下転動体転動溝1
5が形成されている。16は案内レール11の固定ボル
トを挿通するボルト孔である。
スライダ20は断面ほぼI形で、その胴部分が案内レー
ルのくり抜き孔13に挿通されて、軸方向に移動可能に
案内レール11にボール50を介して嵌合されている。
更に詳説すると、第3図に示すようにスライダ20は、
金属製のテーブル部材21と、金属製の脚部材22と、
これらの両部材21,22で挟持された合成樹脂又は硬
質ゴム等の弾性体からなる間座部材23との3部材を重
ねて中央に締付けボルト24を挿通し、ばねナット部材
25を螺合して一体的に結合して構成されている。
テーブル部材21のテーブル面26は案内レール11の
上面より出張っており、被搬送体を取付けるためのボル
トねじ孔27を有している。テーブル部材21の裏面側
は、H形の案内レール11の上凹部内に入り込み、その
入り込んだ突出部30の両側面に、案内レール11のウ
ェブ12の基部に設けられた一方の転動体転動溝である
上転動体転動溝14に対向する上転動体転動溝31が形
成されている。また、テーブル部材21の肉厚部には、
前記上転動体転動溝31に平行して軸方向に貫通させた
横断面円形の貫通孔32が形成されている。テーブル部
材21の上記突出部30の前後の両端面には、それぞれ
エンドキャップ33が接合されている。このエンドキャ
ップ33は合成樹脂成形品であり、上記上転動体転動溝
31とこれに平行する貫通孔32とを連通させる半ドー
ナツ状の湾曲路34が形成されている。前後の各エンド
キャップの湾曲路34と上記貫通孔32とで転動体循環
路35が形成されている。
脚部材22は、H形の案内レール11の下凹部内に収ま
り、その両側面に、案内レール11のウェブ12の基部
に設けられた他方の転動体転動溝である下転動体転動溝
15に対向する下転動体転動溝37が形成されている。
また、脚部材22の肉厚部には、前記下転動体転動溝3
7に平行して軸方向に貫通させた横断面円形の貫通孔3
8が形成されている。脚部材22の前後の両端面には、
それぞれエンドキャップ39が接合されている。このエ
ンドキャップ39には、上記下転動体転動溝37とこれ
に平行する貫通孔38とを連通させる半ドーナツ状の湾
曲路40が形成されている。前後の各エンドキャップの
湾曲路40と上記貫通孔38とで転動体循環路41が形
成されている。
脚部材22の下面22aには、第4図に示すように、締
付けボルト24の挿通孔42を横切る凹溝がばねナット
部材25の回り止め溝43として形成されている。
ばねナット部材25は、第5図に示すように円形の金属
板材の中心に雌ねじ孔45が形成されると共に、その雌
ねじ孔45を挟む位置の2箇所の板端縁を切り起こして
突起46が設けられ、全体が皿ばね状にいくらか湾曲さ
せた形状にプレス成形されたものである。
スライダ20を案内レール11に取付けるには、自由状
態では長方形である間座部材23を案内レール11のく
り抜き孔13に通し、その間座部材23の上面にテーブ
ル部材21を重ねると共に、間座部材23の下面に脚部
材22を重ね、この3部材に締付けボルト24を挿通
し、ばねナット部材25を螺合する。このばねナット部
材25の突起46を脚部材22に形成された回り止め溝
43に嵌合させて、締付けボルト24を締付ける。この
締付けで、ばねナット部材25は偏平方向に弾性変形す
る。その弾性力でテーブル部材21と脚部材22とが相
互に接近する方向に引っ張られて、両者の間に挟持され
ている間座部材23は上下から圧縮され、両側面が外方
に膨出して案内レール11のくり抜き孔13の側壁面1
3aに接触する。
同時に、ばねナット部材25の弾性力が作用して、案内
レール11の上下の転動体転動溝14,15内とスライ
ダ20の上下の転動体転動溝31,37との間に挿入さ
れた鋼球からなる転動体50はそれぞれの転動溝の溝面
に挟まれて弾性的に押圧され、定圧予圧される。
案内レール11をボルト孔16に挿通した図示しないボ
ルトで所定の場所に固定し、この案内レール11上を軸
方向にスライダ20が移動すると、このスライダ20の
移動に伴って上転動体転動溝14,31内の転動体50
および下転動体転動溝15,37内の転動体50が、そ
れぞれスライダ20に対しスライダ20の移動に伴って
相対移動する。以下、上転動体転動溝14,31内の転
動体50の作動について説明し、他の溝内の転動体50
の作動は同じであるから説明を省く。
移動した転動体50は、スライダ20の端部において、
エンドキャップ33に設けられた半ドーナツ状の湾曲路
34に導かれてUターンし、転動体循環路35の貫通孔
32を経て反対側エンドキャップ33の半ドーナツ状の
湾曲路34に導かれて再度Uターンし、上転動体転動溝
14,31に戻り転動しつつ移動する循環を繰り返す。
転動体50は上記循環の繰り返しで、次第に摩耗してく
る。従来の定位置予圧の場合は、この摩耗の進行につれ
て予圧が低下し、やがては転動体と転動溝面との間にす
きまが発生してしまう。しかし、本実施例の場合は、ば
ねナット部材25の弾性力による定圧予圧が付与されて
おり、転動体50の摩耗は自動的に補償される。したが
って、予圧の低下やすきま発生等の事態は発生しない。
その結果、スライダ20の剛性が保たれて、ヨーイン
グ,ピッチング,ローリングは防止され、長期間にわた
り極めて安定した高精度の作動が可能である。
又、弾性を有する間座部材23が案内レール11のくり
抜き孔13の側壁13aに接触しているから、スライダ
20の移動方向や上下方向の振動が吸収されると共に、
間座部材23がテーブル部材21及び脚部材22と接す
る面で、スライダ20の左右方向とねじれ方向の振動が
吸収されて、高い吸振性を得ることができる。
第6図には他の実施例を示す。
この実施例は、転動体50がボールではなく、ローラと
された点が上記第1実施例とは異なっている。この転動
体50の形状に合わせて、各転動体転動溝14,15,
31,37、転動体循環路35,41の断面形状が形成
されている。
転動体50をローラにすると、ボールの場合より荷重負
荷能力が大きくなる利点がある。
第7図ないし第9図には更に他の実施例を示す。この実
施例は、本考案の定圧予圧直動案内軸受装置で一軸テー
ブルユニットを構成したものである。すなわち、スライ
ダ20の間座部材23は軸心に軸方向に貫通するボール
ねじ軸挿通孔60を有すると共に、一端面にそのボール
ねじ軸挿通孔60と同軸にボールねじのナット61が固
着されている。したがって、この実施例のテーブル部材
21と間座23と脚部材22とを一体的に結合する締付
けボルト24Aは、スライダ20の横断面の中心部を外
し、両サイドに2本に分割して取付けるようにしてあ
る。その各ボルト24A毎に、ばねナット部材25が螺
合されている。
なお、図示されないが、上記ボールねじのナット61は
ボールねじ軸との間に介挿されたボールの循環路が形成
された周知の構造のものである。
上記ナット61にボールねじのねじ軸62が螺合される
と共に間座部材23のボールねじ軸挿通孔60に挿通さ
れ、そのねじ軸62の両端は、案内レール11の両端部
に取付けられた軸受63.64に回転自在に支持されて
いる。ねじ軸62の一方の軸受63の側は延長され、カ
ップリング65を介して、ねじ軸回転駆動モータ66の
出力軸66aに連結されている。該駆動モータ66は案
内レール11の端面に取付けられている。
更に、案内レール11の上側の凹所を、殆ど案内レール
11の全長に及んで覆うように、例えば薄い鋼板製の防
塵カバー68が張設されている。この防塵カバー68の
両端部は、それぞればね式の巻き取りロール69に取付
けてあり、防塵カバー68に軸方向の外力が加わると、
前後の巻き取りロール69が相互に巻き取りと巻き戻し
を行って、防塵カバー68がその外力の方向に移動でき
るようになっている。
この防塵カバー68の長さ方向の中央部には角孔が設け
られており、この孔にスライダ20が係合している。
ねじ軸回転駆動モータ66によりねじ軸62が回転駆動
されると、これに図外のボールを介して螺合しているボ
ールねじのナット61が、ねじ軸の回転方向に応じて軸
方向に駆動される。これにより、スライダ20が軸方向
に駆動される。防塵カバー68で覆われた案内レール1
1の内部には、外部からの塵埃は侵入しない。したがっ
て、ナット61やねじ軸62、案内レール11の転動体
転動溝14,15やスライダ20の転動体転動溝31,
37等に塵埃が付着して円滑な作動が妨げられることも
防止される。
スライダ20の剛性、吸振性能、転動体の摩耗の進行に
伴う予圧の低下防止機能などの作用効果の点では、上記
他の実施例と同様である。
なお、上記各実施例の締付けばね部材としては、ナット
部材自体をばね体としたものを示したが、ナットとばね
座金との組合わせとしてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、断面がH形でそ
の中央のウェブに軸方向に長いくり抜き孔を有すると共
にウェブの基部に軸方向に延長された転動体転動溝が形
成された案内レールと、該案内レールのくり抜き孔に軸
方向に移動可能に挿通されると共に側面に前記案内レー
ルの転動体転動溝に対向する転動体転動溝が形成された
断面がほぼI形のスライダと、前記案内レールとスライ
ダの対向する転動体転動溝内を転動可能な多数の転動体
とを備え、該スライダは、両側面に前記案内レールのウ
ェブの基部の一方の転動体転動溝に対向する転動体転動
溝およびこの溝に連通する転動体循環路が形成されたテ
ーブル部材と、両側面に前記案内レールの基部の他方の
転動体転動溝に対向する転動体転動溝およびこの溝に連
通する転動体循環路が形成された脚部材と、該脚部材と
前記テーブル部材とで挟持された弾性体からなる間座部
材とを締付けばね部材を介してボルトで一体的に結合し
て構成され、前記間座部材は前記締付けばね部材の弾性
力により外側面がいくらか膨張するような圧縮状態で支
持されている構成とした。
そのため、スライダの締付けばね部材が、弾性体からな
る間座部材を介してテーブル部材と脚部材とを案内レー
ルに圧接せしめて、転動体転動溝内の転動体には定圧予
圧が付与される。その結果、転動体の摩耗の進行に伴う
予圧の低下や転動体とその転動面との間にすきまが発生
するという現象は防止される。
また、弾性体からなる間座部材が、スライダの送り方向
の振動,上下方向の振動,左右方向の振動,捩れ方向の
振動など全ての方向の振動を効果的に吸収して、優れた
吸振性が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例の平面図、第2図は一部を
切り欠いて示す第1図の側面図、第3図は第2図のIII-
III線断面図、第4図は第3図のIV矢視図、第5図は締
付けばね部材の斜視図、第6図は本考案の第2実施例の
第3図に対応する断面図、第7図は第3実施例の平面
図、第8図は一部を切り欠いて示す第7図の側面図、第
9図は第8図のIX-IX線断面図、第10図,第11図,
第12図はそれぞれ従来の直動案内軸受装置の例を示す
図である。 図中、11は案内レール、12はウェブ、13はくり抜
き孔、14,15,31,37は転動体転動溝、20は
スライダ、21はテーブル部材、22は脚部材、23は
間座部材、24は締付けボルト、25はばねナット部
材、35は転動体循環路。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面がH形でその中央のウェブに軸方向に
    長いくり抜き孔を有すると共にウェブの基部に軸方向に
    延長された転動体転動溝が形成された案内レールと、該
    案内レールのくり抜き孔に軸方向に移動可能に挿通され
    ると共に側面に前記案内レールの転動体転動溝に対向す
    る転動体転動溝が形成された断面がほぼI形のスライダ
    と、前記案内レールとスライダの対向する転動体転動溝
    内を転動可能な多数の転動体とを備え、 該スライダは、両側面に前記案内レールのウェブの基部
    の一方の転動体転動溝に対向する転動体転動溝およびこ
    の溝に連通する転動体循環路が形成されたテーブル部材
    と、両側面に前記案内レールの基部の他方の転動体転動
    溝に対向する転動体転動溝およびこの溝に連通する転動
    体循環路が形成された脚部材と、該脚部材と前記テーブ
    ル部材とで挟持された弾性体からなる間座部材とを締付
    けばね部材を介してボルトで一体的に結合して構成さ
    れ、 前記間座部材は前記締付けばね部材の弾性力により外側
    面がいくらか膨張するような圧縮状態で支持されている
    ことを特徴とする定圧予圧直動案内軸受装置。
  2. 【請求項2】前記間座部材にはボールねじ軸を挿通する
    孔が設けられ、前記案内レールに配設したモータにより
    駆動されるねじ軸に螺合させたナットが前記スタイダに
    係止され、前記案内レールの上面が巻き取り部を両端に
    有する防塵カバーにより覆われている前記請求項(1)記
    載の定圧予圧直動案内軸受装置。
JP1989100665U 1989-08-29 1989-08-29 定圧予圧直動案内軸受装置 Expired - Lifetime JPH0623769Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989100665U JPH0623769Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 定圧予圧直動案内軸受装置
US07/572,616 US5013164A (en) 1989-08-29 1990-08-23 Constant pressure preload linear guide bearing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989100665U JPH0623769Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 定圧予圧直動案内軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0339622U JPH0339622U (ja) 1991-04-17
JPH0623769Y2 true JPH0623769Y2 (ja) 1994-06-22

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ID=14280085

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989100665U Expired - Lifetime JPH0623769Y2 (ja) 1989-08-29 1989-08-29 定圧予圧直動案内軸受装置

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