JPH062372Y2 - Agc回路 - Google Patents
Agc回路Info
- Publication number
- JPH062372Y2 JPH062372Y2 JP1986053208U JP5320886U JPH062372Y2 JP H062372 Y2 JPH062372 Y2 JP H062372Y2 JP 1986053208 U JP1986053208 U JP 1986053208U JP 5320886 U JP5320886 U JP 5320886U JP H062372 Y2 JPH062372 Y2 JP H062372Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agc
- capacitor
- input
- terminal
- state
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Television Receiver Circuits (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案はビデオ信号処理を行う映像増幅系に係り、特に
ビデオテープレコーダ(VTR)における同増幅系のA
GC(自動利得制御)回路に関する。
ビデオテープレコーダ(VTR)における同増幅系のA
GC(自動利得制御)回路に関する。
(ロ)従来技術 一般にビデオテープレコーダ(VTR)と呼ばれる磁気
記録再生装置における映像増幅系は、第2図に示す通
り、AGC増幅器(1)、E−E増幅器(2)及びAGC検波
器(3)を備えたビデオ信号処理用ICが多く用いられ、
入力端子(4)にビデオ入力を加え、充放電コンデンサ(5)
によりAGCの検波を行い出力端子(6)からビデオ出力
を得る構成である。
記録再生装置における映像増幅系は、第2図に示す通
り、AGC増幅器(1)、E−E増幅器(2)及びAGC検波
器(3)を備えたビデオ信号処理用ICが多く用いられ、
入力端子(4)にビデオ入力を加え、充放電コンデンサ(5)
によりAGCの検波を行い出力端子(6)からビデオ出力
を得る構成である。
この構成で前記コンデンサ(5)に電荷を充電させ、該コ
ンデンサ(5)に蓄えられる充電電荷に基づく電圧の大小
によってAGCの利得(ゲイン)を制御し前記増幅系の
安定化を図っている。
ンデンサ(5)に蓄えられる充電電荷に基づく電圧の大小
によってAGCの利得(ゲイン)を制御し前記増幅系の
安定化を図っている。
この構成で、電源スイッチのオフ状態からオンに切換え
たときに、前記充放電コンデンサの充電電荷がゼロであ
ることから、AGC増幅系は最大利得に達してしまい、
この場合の対策として同一出記入による実願昭60−1
78445号が提案されている。
たときに、前記充放電コンデンサの充電電荷がゼロであ
ることから、AGC増幅系は最大利得に達してしまい、
この場合の対策として同一出記入による実願昭60−1
78445号が提案されている。
前述のVTRの場合、入力端子(4)に加わるビデオ入力
として通常チューナ又はカメラ等の外部(EXT)入力
の2系統を備えている。仮にチューナ入力を選択した場
合は、何らかの放送局を選局しており、仮に離調してい
ても少くともノイズが入力されるため、AGC増幅器が
最大利得になることはない。
として通常チューナ又はカメラ等の外部(EXT)入力
の2系統を備えている。仮にチューナ入力を選択した場
合は、何らかの放送局を選局しており、仮に離調してい
ても少くともノイズが入力されるため、AGC増幅器が
最大利得になることはない。
一方外部入力を選択した場合、何らかの信号がなけれ
ば、完全な無信号状態が生じ、この場合AGCは最大利
得で待機することになる。この状態で入力端子(4)がチ
ューナ側に設定されると、E−E出力はAGC増幅器
(1)が最大利得の状態に設定されているため、出力端子
(6)のレベルは通常の値(1−Vp-p)を大きく越えてし
まい、VTRセットに接続したモニター上の画面は完全
に白く飽和状態の画面になってしまい、前述の従来例で
は避けることができない。
ば、完全な無信号状態が生じ、この場合AGCは最大利
得で待機することになる。この状態で入力端子(4)がチ
ューナ側に設定されると、E−E出力はAGC増幅器
(1)が最大利得の状態に設定されているため、出力端子
(6)のレベルは通常の値(1−Vp-p)を大きく越えてし
まい、VTRセットに接続したモニター上の画面は完全
に白く飽和状態の画面になってしまい、前述の従来例で
は避けることができない。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 前述の従来例では、特に外部入力側にチューナ入力側か
ら切換えたときに生じる無信号状態での障害は防止でき
ず、本考案は前記欠点を除去した新規なAGC回路を提
供するものである。
ら切換えたときに生じる無信号状態での障害は防止でき
ず、本考案は前記欠点を除去した新規なAGC回路を提
供するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本考案は、AGC増幅器、E−E増幅器及びAGC検波
器を備えたビデオ信号処理手段と、外部入力端子とチュ
ーナ信号を加えるチューナ入力端子とを選択すべく、こ
れら端子と前記ビデオ信号処理手段との間に接続された
入力切換用のスイッチング素子と、前記AGC検波器に
接続された充放電コンデンサと、前記スイッチング素子
の制御端子及び前記コンデンサと直流電源との間に接続
された入力切換スイッチとより成り、前記ビデオ信号処
理手段の入力端が前記切換スイッチの切換えにより無信
号状態から有信号状態に切換わった際に、前記直流電源
により前記コンデンサが瞬時充電されるようになし、前
記AGC増幅器が最大利得状態になるのを防止する構成
である。
器を備えたビデオ信号処理手段と、外部入力端子とチュ
ーナ信号を加えるチューナ入力端子とを選択すべく、こ
れら端子と前記ビデオ信号処理手段との間に接続された
入力切換用のスイッチング素子と、前記AGC検波器に
接続された充放電コンデンサと、前記スイッチング素子
の制御端子及び前記コンデンサと直流電源との間に接続
された入力切換スイッチとより成り、前記ビデオ信号処
理手段の入力端が前記切換スイッチの切換えにより無信
号状態から有信号状態に切換わった際に、前記直流電源
により前記コンデンサが瞬時充電されるようになし、前
記AGC増幅器が最大利得状態になるのを防止する構成
である。
(ホ)作用 本考案のAGC回路における構成で、充放電コンデンサ
を入力切換スイッチの切換え時に迅速に充電を行わせ、
無信号から有信号状態に移行したときの障害を未然に防
止する。
を入力切換スイッチの切換え時に迅速に充電を行わせ、
無信号から有信号状態に移行したときの障害を未然に防
止する。
(ヘ)実施例 図面に従って本考案を説明すると、第1図は本考案のA
GC回路で、(7)はAGC増幅器(8)、E−E増幅器
(9)、AGC検波器(10)を含み、ビデオ入力端子(11)、
ビデオ出力端子(12)、AGC検波端子(13)を有するビデ
オ信号処理用IC、(14)はチューナ入力端子(15)、外部
入力(EXT)端子(16)、切換出力端子(17)及び制御端
子(18)に接続されたスイッチング素子(19)を有する入力
切換用IC、(20)は充放電コンデンサ、(21)は直列コン
デンサ、(22)はスイッチングダイオード、(23)は直流電
源(24)に固定端子が接続され、前記制御端子及び直列コ
ンデンサに可動端子が接続された切換スイッチを示す。
GC回路で、(7)はAGC増幅器(8)、E−E増幅器
(9)、AGC検波器(10)を含み、ビデオ入力端子(11)、
ビデオ出力端子(12)、AGC検波端子(13)を有するビデ
オ信号処理用IC、(14)はチューナ入力端子(15)、外部
入力(EXT)端子(16)、切換出力端子(17)及び制御端
子(18)に接続されたスイッチング素子(19)を有する入力
切換用IC、(20)は充放電コンデンサ、(21)は直列コン
デンサ、(22)はスイッチングダイオード、(23)は直流電
源(24)に固定端子が接続され、前記制御端子及び直列コ
ンデンサに可動端子が接続された切換スイッチを示す。
次に本考案回路の動作について説明すると、いま切換ス
イッチ(23)を仮にA側に設定してあるとすると、前記切
換スイッチ(23)を介して直流電源(24)からの電圧(E)が
前記制御端子(18)に印加されてスイッチング素子(19)に
よりC側に接続される構成になり、同時に前記直流電源
(E)は充放電コンデンサ(20)及び直列コンデンサ(21)の
各容量値によって定まる電圧E・C2/(C1+C2)まで前記直
列コンデンサ(21)及びダイオード(22)を介して充放電コ
ンデンサ(20)は充電された状態となる。
イッチ(23)を仮にA側に設定してあるとすると、前記切
換スイッチ(23)を介して直流電源(24)からの電圧(E)が
前記制御端子(18)に印加されてスイッチング素子(19)に
よりC側に接続される構成になり、同時に前記直流電源
(E)は充放電コンデンサ(20)及び直列コンデンサ(21)の
各容量値によって定まる電圧E・C2/(C1+C2)まで前記直
列コンデンサ(21)及びダイオード(22)を介して充放電コ
ンデンサ(20)は充電された状態となる。
又直列コンデンサ(21)は前記直流電源(24)の電圧(E)に
より抵抗(25)を通して完全に充電された後は、ダイオー
ド(22)がカットオフとなり、前記直列コンデンサ(21)と
抵抗(25)はビデオ信号処理用IC側とは電気的に分離さ
れた状態となる。
より抵抗(25)を通して完全に充電された後は、ダイオー
ド(22)がカットオフとなり、前記直列コンデンサ(21)と
抵抗(25)はビデオ信号処理用IC側とは電気的に分離さ
れた状態となる。
従ってAGC検波器(10)は定常動作状態を保ち、前記ビ
デオ信号処理用IC(7)は通常の増幅系を形成する。
デオ信号処理用IC(7)は通常の増幅系を形成する。
一方切換スイッチ(23)をB側に切換えておき、端子(11)
に加わる外部入力(EXT)が完全な無信号の状態では
直列コンデンサ(21)の電荷は全くなく、完全な放電状態
にある。又このときAGC検波用に設けた充放電コンデ
ンサ(20)も無信号のためほぼ放電状態にある。
に加わる外部入力(EXT)が完全な無信号の状態では
直列コンデンサ(21)の電荷は全くなく、完全な放電状態
にある。又このときAGC検波用に設けた充放電コンデ
ンサ(20)も無信号のためほぼ放電状態にある。
このとき入力切換用IC(14)のスイッチング素子(19)は
D側に設定されている。
D側に設定されている。
次に切換スイッチ(23)をBからA側に切換えると、直流
電源(24)からの直流電圧(E)は入力切換用IC(14)の制
御端子(18)に加わり、スイッチング素子(19)はDからC
側に切換わり、チューナ入力が端子(11)に加わる。前記
切換スイッチ(23)の切換えと共に前記直流電源(24)から
の直流電圧(E)から、直列コンデンサ(21)、スイッチン
グダイオード(22)、充放電コンデンサ(20)の経路によっ
て充放電コンデンサ(20)がV1=E×C2/(C1+C2)まで瞬時
に充電される。
電源(24)からの直流電圧(E)は入力切換用IC(14)の制
御端子(18)に加わり、スイッチング素子(19)はDからC
側に切換わり、チューナ入力が端子(11)に加わる。前記
切換スイッチ(23)の切換えと共に前記直流電源(24)から
の直流電圧(E)から、直列コンデンサ(21)、スイッチン
グダイオード(22)、充放電コンデンサ(20)の経路によっ
て充放電コンデンサ(20)がV1=E×C2/(C1+C2)まで瞬時
に充電される。
従って前記電圧V1を、定常状態の充放電コンデンサ(20)
の端子電圧近辺に設定しておけば、出力端子(12)におけ
る出力信号は飽和することなく、例えば1Vp-p以下の
値の範囲で立上る。
の端子電圧近辺に設定しておけば、出力端子(12)におけ
る出力信号は飽和することなく、例えば1Vp-p以下の
値の範囲で立上る。
前記充放電コンデンサ(20)を充電した後は、直列コンデ
ンサ(21)及び抵抗(25)の経路で、該直列コンデンサ(20)
を完全に充電し、これによってスイッチングダイオード
(22)はカットオフとなり、前記直列コンデンサ(21)及び
抵抗(25)は前記ビデオ信号処理用IC(7)とは分離され
た状態となり、映像信号・増幅系は定常状態に入る。
ンサ(21)及び抵抗(25)の経路で、該直列コンデンサ(20)
を完全に充電し、これによってスイッチングダイオード
(22)はカットオフとなり、前記直列コンデンサ(21)及び
抵抗(25)は前記ビデオ信号処理用IC(7)とは分離され
た状態となり、映像信号・増幅系は定常状態に入る。
(ト)考案の効果 本考案のAGC回路によれば、ビデオ信号処理用ICに
加えられるビデオ入力で、チューナ入力又は外部入力に
拘らず、その切換時の過渡応答が最適状態に設定でき、
従来生じていた無信号状態から有信号状態への移行時の
画面上での不都合は未然に防止でき、本考案のAGC回
路はVTRに極めて有用である。
加えられるビデオ入力で、チューナ入力又は外部入力に
拘らず、その切換時の過渡応答が最適状態に設定でき、
従来生じていた無信号状態から有信号状態への移行時の
画面上での不都合は未然に防止でき、本考案のAGC回
路はVTRに極めて有用である。
第1図は本考案のAGC回路、第2図は一般に用いられ
るAGC回路のブロック図を示す。 (7)…ビデオ信号処理用IC、(8)…AGC増幅器 (9)…E−E増幅器、(10)…AGC検波器、 (11)…ビデオ入力端子、(12)…ビデオ出力端子、 (13)…AGC検波端子、(14)…入力切換用IC、 (15)…チューナ入力端子、(16)…外部入力端子、 (19)…入力切換用IC、(20)…充放電コンデンサ、 (21)…直列コンデンサ、(22)…スイッチングダイオー
ド、 (23)…切換スイッチ、(24)…直流電源。
るAGC回路のブロック図を示す。 (7)…ビデオ信号処理用IC、(8)…AGC増幅器 (9)…E−E増幅器、(10)…AGC検波器、 (11)…ビデオ入力端子、(12)…ビデオ出力端子、 (13)…AGC検波端子、(14)…入力切換用IC、 (15)…チューナ入力端子、(16)…外部入力端子、 (19)…入力切換用IC、(20)…充放電コンデンサ、 (21)…直列コンデンサ、(22)…スイッチングダイオー
ド、 (23)…切換スイッチ、(24)…直流電源。
Claims (1)
- 【請求項1】AGC増幅器、E−E増幅器及びAGC検
波器を備えたビデオ信号処理手段と、外部入力端子とチ
ューナ信号が加えられるチューナ入力端子とを選択すべ
く、これら端子と前記ビデオ信号処理手段の間に接続さ
れた入力切換用のスイッチング素子と、前記AGC検波
器に接続された充放電コンデンサと、前記スイッチング
素子の制御端子及び前記コンデンサと直流電源との間に
接続された入力切換スイッチとより成り、前記ビデオ信
号処理手段の入力端が前記切換スイッチの切換えにより
無信号状態から有信号状態に切換わった際に、前記直流
電源により前記コンデンサが瞬時充電されるようにな
し、前記AGC増幅器が最大利得状態になるのを防止す
ることを特徴としたAGC回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986053208U JPH062372Y2 (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | Agc回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986053208U JPH062372Y2 (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | Agc回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62164464U JPS62164464U (ja) | 1987-10-19 |
JPH062372Y2 true JPH062372Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=30879057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986053208U Expired - Lifetime JPH062372Y2 (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | Agc回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062372Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4940803A (ja) * | 1972-08-25 | 1974-04-17 | ||
JPS58139773U (ja) * | 1982-03-15 | 1983-09-20 | シャープ株式会社 | テレビジヨン受像機における信号切換装置 |
-
1986
- 1986-04-09 JP JP1986053208U patent/JPH062372Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62164464U (ja) | 1987-10-19 |
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