JPH0623721A - 石膏ボードの製造方法 - Google Patents

石膏ボードの製造方法

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JPH0623721A
JPH0623721A JP18239392A JP18239392A JPH0623721A JP H0623721 A JPH0623721 A JP H0623721A JP 18239392 A JP18239392 A JP 18239392A JP 18239392 A JP18239392 A JP 18239392A JP H0623721 A JPH0623721 A JP H0623721A
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JP
Japan
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gypsum
molded article
belt
gypsum board
gypsum slurry
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18239392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Kawabata
秀和 川端
Hideo Yugawa
日出雄 湯川
Kazuo Kasatani
和生 笠谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication of JPH0623721A publication Critical patent/JPH0623721A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルト上に下側原紙、石膏スラリー及び上側
原紙を順次に供給して、1対の原紙間に石膏スラリーを
挟んだ成形体を製造する工程を有した石膏ボードの製造
方法において、石膏ボードの生産性を高める。 【構成】 ベルト2上の成形体9の上に、更に下側原紙
6、石膏スラリー7及び上側原紙8を順次に供給して成
形体10を製造し、石膏ボード11、12を2段以上積
層して成形する。 【効果】 ベルト速度を変えることなく、1台のベルト
コンベアのベルト上に2以上の複数の成形体を積層成形
することにより、2以上の複数の石膏ボードを製造する
ことができる。このため、装置設置スペースを過度に大
きくすることなく、石膏ボードの生産性を大幅に向上さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石膏ボードの製造方法に
係り、特に、ベルト上に下側原紙、石膏スラリー及び上
側原紙を順次に供給して、1対の原紙間に石膏スラリー
を挟んだ成形体を製造する工程を有した石膏ボードの製
造方法において、石膏ボードの生産性を大幅に向上させ
る方法に関する。
【0002】
【従来の利用分野】石膏ボードは、ベルトコンベアのベ
ルト上に、下側原紙、石膏スラリー及び上側原紙を順次
供給し、1対の原紙間に石膏スラリーを挟んだ状態で成
形することにより製造されている。
【0003】従来の石膏ボードの製造方法では、1台の
ベルトコンベア上に1つの成形体を送り出し、従って、
1台のベルトコンベアからは一枚の長尺石膏ボードを製
造している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法で石膏ボー
ドの生産量を増やすためには、無理に凝結時間を短縮し
てベルトコンベアのベルト速度を上げる以外には方法が
ない。
【0005】しかしながら、石膏ボードは、ベルトの終
結に達した時点で、内部の石膏スラリーが硬化を終了し
ている必要があることから、ベルト速度を上げるために
は、石膏スラリーの凝結時間に合わせてベルトの長さを
長くする必要がある。従って、この場合には、装置全体
の長さが長くなり、装置設置スペース等の面で不利であ
る。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決し、装置
設置スペースを過度に大きくすることなく、石膏ボード
の生産量を大幅に向上させる石膏ボードの製造方法を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の石膏ボードの
製造方法は、ベルト上に下側原紙、石膏スラリー及び上
側原紙を順次に供給して、1対の原紙間に石膏スラリー
を挟んだ成形体を製造する工程を有した石膏ボードの製
造方法において、該ベルト上の成形体の上に、更に下側
原紙、石膏スラリー及び上側原紙を順次に供給して成形
体を製造する工程を少なくとも1回行なうことにより、
石膏ボードを2段以上積層して成形するようにしたこと
を特徴とする。
【0008】請求項2の石膏ボードの製造方法は、請求
項1の方法において、ベルト上の成形体の上側に台板を
配置し、この台板の上に下側原紙、石膏材料及び上側原
紙を供給することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の方法によれば、ベルト速度を変えるこ
となく、1台のベルトコンベアのベルト上に2以上の複
数の成形体を積層成形することにより、2以上の複数の
石膏ボードを製造することができる。
【0010】このため、装置設置スペースを過度に大き
くすることなく、石膏ボードの生産性を大幅に向上させ
ることができる。
【0011】請求項2の方法によれば、台板により下側
の成形体を保護して、より一層良好な成形を行なえる。
【0012】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
【0013】図1は本発明の一実施方法を示す断面図、
図2は台板形状を示す断面図、図3は原紙構成を示す斜
視図である。
【0014】図1に示す方法においては、ベルトコンベ
ア1のベルト2上に1枚目の石膏ボードの表となるボー
ド原紙(下側原紙)(以下「1枚目表紙」と称す。)
3、1枚目の石膏ボード用の石膏スラリー(以下「1枚
目石膏スラリー」と称す。)4及び1枚目の石膏ボード
の裏となるボード原紙(上側原紙)(以下「1枚目裏
紙」と称す。)5、更に、2枚目の石膏ボードの表とな
るボード原紙(下側原紙)(以下「2枚目表紙」と称
す)6、2枚目の石膏ボード用の石膏スラリー(以下
「2枚目石膏スラリー」と称す。)7及び2枚目の石膏
ボードの裏となるボード原紙(上側原紙)(以下「2枚
目裏紙」と称す。)8を順次送り出し、1枚目表紙3と
1枚目裏紙5との間に1枚目石膏スラリー4を挟んだ1
枚目成形体9上に、2枚目表紙6と2枚目裏紙8との間
に2枚目石膏スラリー7を挟んだ2枚目成形体10を成
形し、石膏ボードを2枚、即ち、1枚目の石膏ボード1
1と2枚目の石膏ボード12とを、2段に積層成形する
ものである。
【0015】図中、20は円筒ドラム、21はベルト送
りローラ、22は厚さ規制ローラであり、矢印Aはベル
トの進行方向を示す。
【0016】23は成形体の厚さをより正確にするため
に設けられた鉄板、厚板硝子等よりなる定盤であり、1
枚目裏紙5の給紙部と2枚目表紙6の給紙部との間及
び、2枚目裏紙8の給紙部の下流側に設けられている。
【0017】また、24は1枚目成形体8の石膏スラリ
ーが十分に硬化しない状態で2枚目成形体10を積層す
る際に、1枚目成形体9を2枚目成形体10による荷重
から保護するために設けられた台板であり、薄い金属板
よりなり、図2に示す如く、ベルト進行方向(矢印A)
に向って次第に厚さが薄くなるように構成されている。
【0018】この台板24は、上記の如く、未硬化の1
枚目成形体9を2枚目成形体10の荷重から保護するた
めのものであるので、2枚目表紙6又は2枚目石膏スラ
リー7の供給部から1枚目成形体9中の石膏スラリー4
が凝結硬化して、2枚目成形体10の荷重に耐えられる
位置までの長さとされ、成形体の大きさや石膏スラリー
の凝結特性等に応じて適宜決定される。
【0019】本実施例の方法によれば、両端(後端側は
図示略)に円筒ドラム20を有するベルトコンベア1の
ベルト2上に、1枚目原紙3をのせ、石膏と水、必要に
応じて軽量骨材、発泡剤、耐水剤、硬化促進剤、硬化遅
延剤等を加えて撹拌して得られる石膏スラリーを展開
し、次に、1枚目裏紙5をのせて厚さ規制ローラ22の
下を通して厚さを決め、次いで表裏原紙3、5に挟まれ
た石膏スラリー4の厚さをより正確にするため、定盤2
3の下を通過させる。この定盤の先(下流側)に配した
台板24上に2枚目表紙6をのせ、その上に1枚目の時
と同様に石膏スラリー7を展開して、更にその上に2枚
目裏紙8をのせ、厚さ規制ローラ22を通過させ、更に
ローラ22で絞られたスラリー7を定盤23により厚さ
をより正確にきめ、1枚目の石膏ボード11上に乗せて
2枚目の石膏ボード12を成形する。
【0020】ここで、台板24の存在により、1枚目成
形体9の石膏スラリー4が十分に凝結していない状態で
あっても、2枚目石膏スラリー7を流下させて展開させ
ることができ、1枚目成形体9上に2枚目成形体10を
のせても差支へない程度の凝結状態で重ねることが可能
とされる上に、2枚目成形体10の厚さ精度をより正確
に保つことができる。従って、1台のベルトコンベアで
生産される石膏ボードを、従来の2倍に近い生産量で製
造することができる。
【0021】なお、石膏ボードの成形において、一般
に、表紙(下側原紙)30は図3(a)に示す如く両側
辺部31、32を曲げ、図3(b)に示す如く、その中
に石膏スラリー33を流し込み、更に、裏紙(上側原
紙)34で蓋をするようにかぶせる。従って、表紙(下
側原紙)30には、図3(c)に示す如く、原紙を曲げ
易くするために、折曲線に沿って丸鋸等で溝(スコーリ
ング)を形成しておく。
【0022】なお、図示の方法は本発明の石膏ボードの
製造方法の一実施方法であり、本発明はその要旨を超え
ない限り、図示の方法に限定されるものではない。例え
ば、石膏ボードは、図示の如く、2段に成形する他、3
段或いは4段以上成形することも可能である。また、積
層成形する石膏ボードは全く同一構成のものに限らず、
例えば、石膏スラリーの配合や原紙の種類が異なるもの
であっても良い。ただし、石膏ボードの幅(ベルト進行
方向と交叉する方向の長さ)については同一であること
が望ましい。
【0023】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明の石膏ボード
の製造方法によれば、ベルトコンベア上に石膏ボードを
2段以上の複数段積層して成形することにより、ベルト
長さを過度に長くすることがなく、従って、装置設備設
置面積を過度に大きくすることなく、その生産量を、倍
増或いは3倍増以上に、大幅に増やすことができ、生産
効率が格段に向上する。
【0024】請求項2の方法によれば、より一層優れた
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施方法を示す断面図である。
【図2】台板形状を示す断面図である。
【図3】原紙構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベア 2 ベルト 3 1枚目表紙 4 1枚目石膏スラリー 5 1枚目裏紙 6 2枚目表紙 7 2枚目石膏スラリー 8 2枚目裏紙 9 1枚目成形体 10 2枚目成形体 11 1枚目の石膏ボード 12 2枚目の石膏ボード 22 厚さ規制ローラ 23 定盤 24 台板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト上に下側原紙、石膏スラリー及び
    上側原紙を順次に供給して、1対の原紙間に石膏スラリ
    ーを挟んだ成形体を製造する工程を有した石膏ボードの
    製造方法において、 該ベルト上の成形体の上に、更に下側原紙、石膏スラリ
    ー及び上側原紙を順次に供給して成形体を製造する工程
    を少なくとも1回行なうことにより、石膏ボードを2段
    以上積層して成形するようにしたことを特徴とする石膏
    ボードの製造方法。
  2. 【請求項2】 ベルト上の成形体の上側に台板を配置
    し、この台板の上に下側原紙、石膏材料及び上側原紙を
    供給することを特徴とする請求項1に記載の石膏ボード
    の製造方法。
JP18239392A 1992-07-09 1992-07-09 石膏ボードの製造方法 Withdrawn JPH0623721A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5643510A (en) * 1994-09-23 1997-07-01 Usg Corporation Producing foamed gypsum board using a foaming agent blend
US10407344B2 (en) 2015-10-01 2019-09-10 United States Gypsum Company Foam modifiers for gypsum slurries, methods, and products
US10662112B2 (en) 2015-10-01 2020-05-26 United States Gypsum Company Method and system for on-line blending of foaming agent with foam modifier for addition to cementitious slurries

Cited By (4)

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