JPH06237137A - 金属パターンの作製方法 - Google Patents

金属パターンの作製方法

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Publication number
JPH06237137A
JPH06237137A JP2115693A JP2115693A JPH06237137A JP H06237137 A JPH06237137 A JP H06237137A JP 2115693 A JP2115693 A JP 2115693A JP 2115693 A JP2115693 A JP 2115693A JP H06237137 A JPH06237137 A JP H06237137A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
resist pattern
pattern
high temperature
resist
Prior art date
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Pending
Application number
JP2115693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Koshido
義弘 越戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2115693A priority Critical patent/JPH06237137A/ja
Publication of JPH06237137A publication Critical patent/JPH06237137A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】高温デポジション処理を実施し得ることによっ
て回路基板に対する密着強度の高い金属パターンを形成
することが可能な金属パターンの作製方法を提供する。 【構成】本発明に係る金属パターンの作製方法は、回路
基板W上のレジストパターンRに対する紫外線もしくは
遠紫外線の照射を行った後、レジストパターンRを含む
回路基板Wの全面にわたる金属膜Mを堆積したうえで行
われるリフトオフ工程を含むことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表面弾性波素子(SA
W)などにおける金属パターンの作製方法に係り、詳し
くは、そのリフトオフ工程に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、SAWなどにおける金属パターン
の作製にあたっては、図2で示すように、予め金属パタ
ーンとなるべき部分のみが除去されたレジストパターン
Rを含む回路基板W上の全面にわたって金属膜Mを堆積
した後、図示していないが、レジストパターンRを剥離
すると同時に、このレジストパターンR上に堆積した金
属膜Mを部分的に除去して所望の金属パターンのみを残
す手順からなるリフトオフ工程が採用されている。な
お、この際におけるレジストパターンRの断面形状は、
これを剥離するための剥離液が侵入しやすくなるオーバ
ーハング形状などとされているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、レジストパ
ターンRの形成材料であるフォトレジストは、135℃
程度以上の高温にさらされると、図3で示すような熱だ
れといわれる現象を起こして断面形状を維持できなくな
るものであり、また、150℃以上の高温にさらされる
ことによって硬化したレジストパターンRを剥離して除
去するのは大変に困難な作業となってしまうのが普通で
ある。そこで、金属膜Mから形成される金属パターンの
回路基板Wに対する密着強度を高めるためには、高温支
持された回路基板Wに対する蒸着やスパッタリング、い
わゆる高温デポジション処理を行うことによって金属膜
Mを堆積する方がよいとされているにも拘わらず、この
ような高温デポジション処理の実施がフォトレジストの
特性から制限されることになる結果、回路基板Wを低温
支持したうえでの金属膜Mの堆積、いわゆる低温デポジ
ション処理しか行い得ず、回路基板Wに対する密着強度
の低い金属パターンしか形成できないのが実状となって
いた。
【0004】本発明は、このような不都合に鑑みて創案
されたものであり、高温デポジション処理を実施し得る
ことによって回路基板に対する密着強度の高い金属パタ
ーンを形成することができる作製方法の提供を目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る金属パター
ンの作製方法は、このような目的を達成するために、回
路基板上のレジストパターンに対する紫外線もしくは遠
紫外線の照射を行った後、レジストパターンを含む回路
基板の全面にわたる金属膜を堆積したうえで行われるリ
フトオフ工程を含むことを特徴としている。
【0006】
【作用】紫外線もしくは遠紫外線が照射された後のレジ
ストパターンは、高温にさらされた場合であっても熱だ
れを起こし難いものとなり、また、さほど硬化しないも
のとなる。そこで、高温デポジション処理によっても金
属膜を堆積し得ることになり、この金属膜から形成され
る金属パターンの回路基板に対する密着強度を低温デポ
ジション処理時よりも大幅に高めることが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明方法の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0008】図1は本実施例に係る金属パターンの作製
方法に含まれるリフトオフ工程の手順を示す説明図であ
り、図中の符号Wは回路基板、Rはレジストパターン、
Mは金属膜をそれぞれ示している。
【0009】本実施例に係るリフトオフ工程の開始にあ
たっては、まず、セラミックからなる直径3インチの回
路基板Wの表面上に、HPR1183といわれるような
フォトレジストを3000rpmの回転速度で塗布し、
塗布されたフォトレジストを90℃程度の温度下で乾燥
させることによって所定厚みのレジスト膜(図示してい
ない)を形成する。そして、図1(a)で示すように、
このレジスト膜のパターニングを行うことによって金属
パターンとなるべき部分のみが除去されたレジストパタ
ーンRを形成した後、このレジストパターンRに対し、
30μW/cm2の出力強度を有する遠紫外線(DeepU
V)を約5分間にわたって照射する。なお、この際、紫
外線(UV)を照射してもよいことは勿論である。する
と、遠紫外線が照射された後のレジストパターンRは、
高温にさらされても熱だれを起こし難く、しかも、さほ
ど硬化しないものとなる。
【0010】次に、レジストパターンRが形成された回
路基板Wを200℃程度の温度に設定されたオーブン
(図示していない)内に載置し、約30分間にわたって
保持することによってレジストパターンRのベーキング
を行う。その後、真空蒸着装置(図示していない)を使
用し、回路基板Wを200℃程度の温度条件下で支持し
たうえでの高温デポジション処理を行うことにより、図
1(b)で示すように、レジストパターンRを含む回路
基板Wの全面にわたってアルミニウム(Al)を5Å
(オングストローム)/secの蒸着速度(レート)で堆積
させることによって3000Å程度の所定厚みを有する
金属膜Mを形成する。なお、この際の高温デポジション
処理によってレジストパターンRの熱だれが発生するこ
とは起こらず、その断面形状は剥離液が侵入しやすいオ
ーバーハング形状などとされたままで維持される。
【0011】さらに、金属膜Mが形成された回路基板W
を剥離液(図示していない)中に浸漬したうえで超音波
振動を印加すると、レジストパターンRが回路基板Wの
表面から剥離すると同時に、このレジストパターンR上
に堆積していた金属膜MがレジストパターンRとともに
除去されてしまうことになり、回路基板W上には所望の
金属パターンのみが残ることになってリフトオフ工程が
終了する。なお、本実施例においては、回路基板Wがセ
ラミックからなるものであるとしているが、これに限ら
れることはなく、例えば、水晶やSiO2,Siからな
る回路基板Wに対しても本発明の適用が可能である。ま
た、フォトレジストがネガ型もしくはポジ型のいずれを
も問わず、AZやLMRなどの使用も可能であり、レジ
スト膜が2層以上の多層として形成されたものであって
もよいのは勿論である。さらにまた、ここでの剥離液と
しては、アセトンやMEK,(H2SO4+H22)など
が用いられることになる。ところで、本実施例で挙げた
遠紫外線の照射条件やベーキング条件などが上記条件の
みに限定されるものではなく、必要に応じて任意に設定
されるべきものであることも勿論である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る金属
パターンの作製方法によれば、回路基板上に形成された
レジストパターンに対する紫外線もしくは遠紫外線の照
射をリフトオフ工程の当初段階において行っており、紫
外線もしくは遠紫外線が照射された後のレジストパター
ンは高温にさらされても熱だれを起こし難く、また、さ
ほど硬化しないものとなる。したがって、以後のリフト
オフ工程においては高温デポジション処理を採用したう
えで金属膜を堆積させることが可能となる結果、回路基
板に対する密着強度の高い金属パターンを形成すること
ができるという効果が得られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るリフトオフ工程の手順を示す説
明図である。
【図2】従来例に係るリフトオフ工程の一段階を示す説
明図である。
【図3】従来例に係るリフトオフ工程の不都合状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
W 回路基板 R レジストパターン M 金属膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 3/14 A 7511−4E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板(W)上のレジストパターン
    (R)に対する紫外線もしくは遠紫外線の照射を行った
    後、レジストパターン(R)を含む回路基板(W)の全
    面にわたる金属膜(M)を堆積したうえで行われるリフ
    トオフ工程を含むことを特徴とする金属パターンの作製
    方法。
JP2115693A 1993-02-09 1993-02-09 金属パターンの作製方法 Pending JPH06237137A (ja)

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JP2115693A JPH06237137A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 金属パターンの作製方法

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JPH06237137A true JPH06237137A (ja) 1994-08-23

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