JPH06237085A - 集積回路用多層配線基板及びその製造方法 - Google Patents

集積回路用多層配線基板及びその製造方法

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JPH06237085A
JPH06237085A JP5043366A JP4336693A JPH06237085A JP H06237085 A JPH06237085 A JP H06237085A JP 5043366 A JP5043366 A JP 5043366A JP 4336693 A JP4336693 A JP 4336693A JP H06237085 A JPH06237085 A JP H06237085A
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JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
conductor
ceramic green
ceramic substrate
green sheet
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Pending
Application number
JP5043366A
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English (en)
Inventor
Katsumi Tanaka
勝己 田中
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 面実装用の混成集積回路用配線基板の小形
化。 【構成】 内層配線導体を有する同じ面積の平板状のセ
ラミック基板3を複数枚積層するとともに、上から2層
目に両側を延長して積層側面に沿って最下層の基板の裏
面の端縁部分を覆って折り曲げ成形されたセラミック基
板2を挟んで積層し、セラミック基板2の延長部分に内
層配線導体から連続形成された多数の端子用配線導体1
が設けられ、その先端部分が裏面に露出して外部基板へ
の接続端子電極となるように構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に用いられ、
小形電子部品を実装するための集積回路用多層配線基板
に関し、特に外部回路へ面実装するための接続端子構造
を改良した集積回路用多層配線基板及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の集積回路基板、例えば混成集積回
路用配線基板は、プラスチックまたはセラミックに小形
電子部品、例えばチップ部品を搭載して実装するための
配線導体が設けられ、外部回路への接続端子構造は、リ
ードピンを基板の周辺部分の配線導体に取り付けるよう
に構成されたものと、集積回路を外部基板に面実装(サ
ーフェスマウント)するために基板の周縁部分にスルー
ホールを分割したリードレス端子構造のものとがある。
図4は従来のリードレス端子構造の配線基板の斜視図で
あり、基板の周縁部分にスルーホールを分割した分割ス
ルーホール端子5が設けられている。但し、この図では
上面に電子部品を取り付けるための配線導体は図示を省
略した。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、このような
従来の外部回路への接続端子構造では、次のような欠点
がある。リードピンを用いるように構成されたものは、
リードピンの集積回路基板へのはんだ付けと外部基板へ
のはんだ付けとの2度のはんだ付け工程が必要であり、
しかも出来上がった集積回路を外部基板に面実装するこ
とができない。また、リードレス端子構造のものは、ス
ルーホールを基板の周縁部分に並べて設けるためにある
程度の大きさが必要であり、とくに端子数が増えた場合
は集積回路の小形化に大きな制約となる。本発明の目的
は、このような従来の問題点を解決し、面実装すること
のできるリードレス端子構造で、しかも従来より小形化
することのできる集積回路用多層配線基板とその製造方
法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の混成集積回路用
多層配線基板は、内層配線導体を有する複数のセラミッ
ク基板が積層され最上層のセラミック基板の上表面にチ
ップ部品搭載用の配線導体が形成された集積回路用多層
配線基板において、前記積層された複数のセラミック基
板の少なくとも上から2層目のセラミック基板は、該セ
ラミック基板の2辺が延長されて他のセラミック基板の
積層側面に沿って最下層のセラミック基板の底面の縁部
分を覆うように形成され、該セラミック基板の内層配線
導体に連続して設けられた外部回路接続用配線導体が底
面の縁部分に露出してその端縁部が外部基板接続用の端
子電極となるように構成されたことを特徴とするもので
ある。
【0005】また、その製造方法は、等しい面積を有す
る複数のセラミックグリーンシートと該複数のセラミッ
クグリーンシートの面積より大きい面積を有する1枚の
セラミックグリーンシートのそれぞれに所定の内層配線
導体を形成するための導体ペーストを塗布して乾燥し、
次に、前記1枚のセラミックグリーンシートが前記複数
のセラミックグリーンシートからはみ出す部分に該1枚
のセラミックグリーンシートの内層配線導体に連続して
端縁部に達する外部端子電極用導体を形成するための導
体ペーストを塗布して乾燥し、前記複数のセラミックグ
リーンシートを位置を合わせて積み重ね、かつ、上から
少なくとも2層目に前記1枚のセラミックグリーンシー
トを挟んで積層し、次に、前記1枚のセラミックグリー
ンシートのはみ出した部分を積層された側面に沿って最
下層のセラミックグリーンシートの下面の縁部分を覆い
前記端子電極用導体の端縁部分が下面に露出するように
折り曲げ成形して高温加圧した後、全体を焼成し、最後
に、最上層のセラミック基板の上表面にチップ部品搭載
用の配線導体を形成するための導体ペーストを塗布し乾
燥したのち焼成して所望の多層配線セラミック基板が得
られるようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の実施例の外観構造を示す斜視図である。
図において、3は複数枚積層されたセラミック基板であ
り、各セラミック基板にはそれぞれ内層配線導体が設け
られている。2は上から2層目のセラミック基板であ
り、この1枚だけ他のセラミック基板と形状が異なり、
両側の延長部分が3層目以下の積層側面に沿って最下層
の底面の縁部分まで達する形状を有している。1はその
延長部分の表面に設けられた外部回路接続用の配線導体
であり、その基板2の内層配線導体に接続されて基板の
延長部分の下面端縁部まで連続して設けられ、その底面
端縁部が外部基板接続用の端子電極となる。最上層の基
板表面にはチップ部品を搭載するための配線導体が設け
られている。
【0007】図1に示した形状に構成するためには、焼
成前のセラミックグリーンシートを所定の形状に金型で
打ち抜いた状態で内層配線用の導体ペースト,端子電極
用の導体ペーストを塗布して乾燥し、2層目のセラミッ
クグリーンシート2の延長部分を高温加圧(ホットプレ
ス)により折り曲げて端子電極が底面に配置されるよう
に成形した後、高温で焼成し、最後に、最上層の表面に
部品搭載用の配線導体ペーストを塗布し乾燥したのち焼
成することによって構成することができる。セラミック
グリーンシートとは、セラミックの製造過程でロールで
シート状に加工され、高温で焼成または焼結される前の
生(なま)の状態の可塑性を有するシート状セラミック
である。以下、グリーンシートという。
【0008】図2は本発明の多層配線基板の製造過程を
説明するフローチャートであり、図3は製造過程での構
造説明図である。図3(D)は本発明の端子構造の部分
詳細断面図である。図2の11〜26はステップ番号で
ある。以下、図2,図3によって本発明の詳細構造と製
造方法について説明する。ステップ11で所定の形状の
グリーンシートが金型で打ち抜かれる。図3(A)は打
ち抜かれたグリーンシート2,3の側面図であり、3は
複数の同じ形状のグリーンシート3を代表する1枚を示
し、2は端子電極を設けるために大きく加工された1枚
のグリーンシートである。グリーンシート2の大きさ
は、この層より下側の層の総厚みと、底面の縁部にその
先端部分を折り曲げたとき底面に端子電極が数百μmの
長さで形成されるような長さとの和にほぼ等しい分だけ
大きく設定される。ステップ12は各グリーンシートに
設けられるビアホールのパンチング加工による孔明け工
程である。ビアホールとは、インタステイシャルビアホ
ール(interstitial via hole)
の略称であり、多層板の層間をスルーホールめっきで接
続する技術のことであり、バイアホールともいう。図3
(B)の6はビアホールが導体ペーストで埋められた部
分を示す。
【0009】ステップ13から16は、各グリーンシー
トのビアホールおよび内層配線の導体ペースト(例え
ば、銀ペースト)の塗布と乾燥である。図3(B)の
4’は内層配線の導体ペーストを示す。ステップ17か
ら18は、グリーンシート2の延長部分の端子電極配線
導体用の導体ペーストの塗布と乾燥である。この場合の
導体ペーストの材料は、端子電極がはんだ付けされると
き、はんだに吸収されないように、例えば、銀パラジュ
ームなどが用いられる。図3(B)の1’は端子電極配
線導体用の導体ペーストを示す。ステップ14,16,
18の乾燥は、例えば、120℃で約15分である。図
3(B)は、各層毎に所定の内層配線パターン,ビアホ
ールおよび端子電極用の導体ペースト6,4’,1’が
塗布され乾燥した複数のグリーンシート3と1枚のグリ
ーンシート2を、ステップ19で位置を揃えた(積層し
た)状態の部分側面図であり、図3(C)はその平面図
である。
【0010】次に、ステップ20で、図3(D)のよう
にグリーンシート2の延長部分を下方に折り曲げ、その
先端部分が最下層のグリーンシート3の底面の縁部を覆
うように曲げられる。次に、ステップ21で、ホットプ
レス(高温加圧、例えば、70℃で約10分、210kg
/cm2 の加圧)により成形したのち、仮焼成(ステップ
22、例えば、350℃で約15分)、焼成(ステップ
23、例えば、850℃で約15分)を行ってセラミッ
クグリーンシートと配線導体ペーストとを同時に焼成し
て所望の多層セラミック基板を完成させる。次に、ステ
ップ24以降で、最上層の表面にチップ部品搭載用の配
線導体を印刷焼成して工程を完了する。以上のようにし
て、図1に示すような混成集積回路用多層配線基板が得
られる。以上の実施例では、外部接続用端子電極が相対
する端面にある例について説明したが、外部接続用端子
電極を隣り合う辺に設ける場合は、端子電極部分を折り
曲げたときその中間角部が互いに重ならないような形状
にすればよい。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、多層基板のうちの1枚を延長形状に
して内部配線導体に連続した配線導体を外部接続用端子
電極となるように折り曲げて構成してあるため、小形化
に極めて大きい効果があり、しかも、従来のスルーホー
ルを形成する工法に比べてはるかに容易な工法で目的を
達成することができるため小形化とコスト低減に大きな
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の実施例を示す部分構造図である。
【図4】従来の構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 外部回路接続用の配線導体 1’端子電極配線の導体ペースト 2 2層目のセラミックグリーンシートまたはセラミッ
ク基板 3 複数のセラミックグリーンシートまたはセラミック
基板 4 内層配線導体 4’内層配線の導体ペースト 5 分割スルーホール端子 6 ビアホール 11〜26 ステップ番号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層配線導体を有する複数のセラミック
    基板が積層され最上層のセラミック基板の上表面にチッ
    プ部品搭載用の配線導体が形成された集積回路用多層配
    線基板において、 前記積層された複数のセラミック基板の少なくとも上か
    ら2層目のセラミック基板は、該セラミック基板の2辺
    が延長されて他のセラミック基板の積層側面に沿って最
    下層のセラミック基板の底面の縁部分を覆うように形成
    され、該セラミック基板の内層配線導体に連続して設け
    られた外部回路接続用配線導体が底面の縁部分に露出し
    てその端縁部が外部基板接続用の端子電極となるように
    構成されたことを特徴とする集積回路用多層配線基板。
  2. 【請求項2】 等しい面積を有する複数のセラミックグ
    リーンシートと該複数のセラミックグリーンシートの面
    積より大きい面積を有する1枚のセラミックグリーンシ
    ートのそれぞれに所定の内層配線導体を形成するための
    導体ペーストを塗布して乾燥し、 次に、前記1枚のセラミックグリーンシートが前記複数
    のセラミックグリーンシートからはみ出す部分に該1枚
    のセラミックグリーンシートの内層配線導体に連続して
    端縁部に達する外部端子電極用導体を形成するための導
    体ペーストを塗布して乾燥し、 前記複数のセラミックグリーンシートを位置を合わせて
    積み重ね、かつ、上から少なくとも2層目に前記1枚の
    セラミックグリーンシートを挟んで積層し、 次に、前記1枚のセラミックグリーンシートのはみ出し
    た部分を積層された側面に沿って最下層のセラミックグ
    リーンシートの下面の縁部分を覆い前記端子電極用導体
    の端縁部分が下面に露出するように折り曲げ成形して高
    温加圧した後、全体を焼成し、 最後に、最上層のセラミック基板の上表面にチップ部品
    搭載用の配線導体を形成するための導体ペーストを塗布
    し乾燥したのち焼成して所望の多層配線セラミック基板
    が得られるようにした集積回路用多層配線基板の製造方
    法。
JP5043366A 1993-02-09 1993-02-09 集積回路用多層配線基板及びその製造方法 Pending JPH06237085A (ja)

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JP5043366A JPH06237085A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 集積回路用多層配線基板及びその製造方法

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JP5043366A JPH06237085A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 集積回路用多層配線基板及びその製造方法

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JP5043366A Pending JPH06237085A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 集積回路用多層配線基板及びその製造方法

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JP (1) JPH06237085A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106954010A (zh) * 2017-01-22 2017-07-14 上海安清医疗器械有限公司 一种摄像装置和内窥镜插入部件

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106954010A (zh) * 2017-01-22 2017-07-14 上海安清医疗器械有限公司 一种摄像装置和内窥镜插入部件

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