JPH062368B2 - ブリスタ成形用ドラム - Google Patents

ブリスタ成形用ドラム

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JPH062368B2
JPH062368B2 JP7376388A JP7376388A JPH062368B2 JP H062368 B2 JPH062368 B2 JP H062368B2 JP 7376388 A JP7376388 A JP 7376388A JP 7376388 A JP7376388 A JP 7376388A JP H062368 B2 JPH062368 B2 JP H062368B2
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drum
blister
sheet
radius
concave
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幸三郎 松澤
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱可塑性シートにブリスタを成形するブリスタ
成形用ドラムに関する。
シートのブリスタは例えば製品の包装に利用されてい
る。この場合、ブリスタは製品のサイズに対応した大き
さであることが必要である。また一般にブリスタは帯状
のシートに形成される。
例えば、第4図に示すように、帯状のシート1の長手方
向に長いサイズのブリスタ2が必要とされる場合があ
る。
このように大きいサイズのブリスタ2も高速で且つ安定
に成形されることが望ましい。
従来の技術 上記のブリスタ2を円形の成形ドラムを使用して成形し
た場合には、ブリスタは成形ドラムの周面に対応して湾
曲することになる。一方、成形ドラムのサイズには限度
があり、その径を大きくすることは困難である。このた
め、ブリスタの湾曲の程度が許容限度を超えてしまうこ
とが多く、成形ドラムを使用することは出来なかった。
そこで、従来は、第5図に示す、平板状の型10とヒー
タ板11とよりなる成形装置が使用されていた。型10
には凹状ポケット12が形成してある。ヒータ板11ヒ
ータ13が組み込まれた構成であり、矢印A,A
示すように上下動し得る。
熱可塑性樹脂シート14は、ヒータ板11により押し付
けられて加熱され、矢印Bで示す圧縮空気により凹状ポ
ケット12内に押し出され、ブリスタ2が成形される。
シート14は矢印C方向に間歇的に移送される。ブリス
タ2は湾曲の無い平坦状に形成される。
発明が解決しようとする課題 しかし、ヒータ板11を一回の成形毎に上下動させ、シ
ート14を間歇的に移送させる構成であるため、単位時
間当りに成形できるブリスタの数を多くすることが困難
である。
さらに、ヒータ板11により、シート14を押しつける
時の空気の介在により、レインドロップが発生したり、
ヒータ板11の表面の粗面がシートに転写されるなど透
明性を必要とするブリスタの成形には、外観不良を生じ
る欠点もある。
特にシート14として透明性,防湿性に優れた実質的に
無配向のポリプロピレンシートを使用した場合には、ブ
リスタを安定に成形することが困難であった。
そこで、本願の発明者は、上記課題を解決すべく、円
形のドラムに代えて、第6図に示す、八角形のブリスタ
成形用ドラム20を案出した。
ドラム20は、8つの周側面21が共に平面とされ、こ
こに凹状ポケット22が形成された構成である。
ドラム20は矢印D方向に回転し、シート14はロール
23より引き出されてドラム20の周面に添接し、ヒー
タ24により加熱されつつドラム20の周面に添接しつ
つ移送される。シート14にはテンションTが加えられ
ている。
位置Eで吸収動作が行なわれ、シート14が凹状ポケッ
ト22内に吸収されてブリスタ2が真空成形される。
上記のドラム20を使用すれば、一応ブリスタ2を連接
して形成することができる。
しかし、シート14を周側面21に完全に密着させるこ
とが出来ず、シート14は周側面21より多少浮き上が
ってしまう。25は浮きを示す。このため、シート14
はブリスタが成形されない部分も加熱されてしまい、こ
の影響により、符号26で示すように波打つようなシワ
となってしまい、ブリスタ成形を安定に行なうことがで
きない。
このわずかな波打ちやシワにより、内容物を装入した後
の蓋材フィルムのシール性が悪くなり、密封性のよいブ
リスタ包装体を得ることができない。
本発明は、大きいサイズのブリスタを能率良く且つ安定
に成形することのできるブリスタ成形用ドラムを提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、熱伝導度の大なる材質製であり、その周面に
添接した熱可塑性シートを移送させるドラム本体と、該
ドラム本体の周面に形成してある複数の凹状ポケット
と、該複数の凹状ポケットの内部に開口しており該熱可
塑性シートに該凹状ポケットの形状に応じたブリスタを
形成すべく加熱状態にある該熱可塑性シートを吸引する
ブリスタ成形用吸引口と、該ドラム本体の周面のうち上
記凹状ポケットを避けた個所に開口して形成してあり、
該熱可塑性シートを吸引して該ドラム本体の周面に密着
させるシート吸引孔とよりなるブリスタ成形用ドラムに
おいて、 上記ドラム本体を、複数の面よりなる多角形状であり、
且つ、各面を上記多角形の外接円の半径より数倍大なる
曲率半径の曲面とした構成としたものである。
作用 ドラムを多角形状とし、各面を平面とせずに多角形の外
接円の半径より数倍大なる曲率半径の曲面とすることに
より、シートの各面への密着性が向上する。このことに
より、円形ドラムでは成形できなかった大きいサイズの
ブリスタ、特にシート流れ方向に長大なブリスタを型再
現性良く、しかも高速で安定性よく成形できる。
実施例 第1図は本発明の一実施例のブリスタ成形用ドラム30
を示す。
第2図はドラム30によるブリスタ成形時の状態を示
す。第3図は第2図の一部を拡大して示す。
各図中、31はドラム本体であり、略八角形の柱状体で
あり、長方形の8つの面32(幅W×長さL)に凹状ポ
ケット33が設けてある。
ドラム本体31は、熱伝導の大きい材質、例えばアルミ
ニウム製であり、常時冷却水が内部を循環しており、冷
却されている。
ドラム本体31の八角形は、半径Rが例えば125mmの
二点鎖線で示す円を外接円34とする大きさである。
面32は平面ではなく、幅W方向については半径R
上記半径Rより数倍大きい例えば430mmの円弧に沿う
曲面である。
この面32は半径Rは、ブリスタの湾曲が許容範囲内
であり、且つシートが密着しうる寸法に定めてある。こ
の半径Rは、ドラム本体の径,多角形の面の数、ブリ
スタの形状等により適宜決定されるが、通常外接円の半
径Rの2〜6倍、好ましくは、3〜5倍とされる。
35は円34を外接円とする正八角形であり、一点鎖線
で示し、ドラム本体31の各面32が曲面であることが
分かるようにするために示してある。
凹状ポケット33は熱伝導度の小なる材料、例えばポリ
イミド樹脂で形成してある。このポリイミド樹脂製の凹
状ポケット33はドラム本体31に埋設して設けてあ
る。また、この凹状ポケット33内にはスリット状吸引
口36が側壁に形成してある。
凹状ポケット33は、各面22の幅Wの略全体に亘る大
きさである。
各面22には、複数の凹状ポケット33が並んでおり、
これらは吸引口36を通して、ドラム本体31の軸方向
の吸引路37と連通している。吸引路37は各面22の
凹状ポケット群毎に設けてあり、ドラム本体31の側面
38上、半径Rの円に沿って並んでいる。
39はシート吸着用の吸引孔であり、ドラム本体31の
各面32の隣り合う凹状ポケット33の間に多数形成し
てある。40は溝であり、吸引孔39の間をつなぐよう
にドラム本体周面に形成してある。
吸引孔39はドラム本体31内の吸引路41と連通して
いる。吸引路41は、側面38に、半径R(≠R
>R)の円に沿って並んでいる。
第1図中、50は側板部材であり、側面50aに半径R
の溝51及び半径Rの溝52が形成してある。
溝51に配管53が接続してあり、配管53にはポンプ
54が設けてある。
溝52には配管55が接続してあり、配管55にはポン
プ56が設けてある。
ドラム30と側板部材50とは、側面38,50aを当
接させた位置関係で軸57に支持してある。側板部材5
0は回転しないように固定してあり、ドラム30が矢印
F方向に回転する。
第2図中、60はポリプロプレンシート61のロールで
ある。62はヒータである。
ドラム30が矢印F方向に回転し、シート61はロール
60より引き出されてドラム30の周面に添接し、ヒー
タ62により加熱されつつドラム30の周面に添接しつ
つ矢印G方向に連続的に移送される。
吸引路36が溝51と対向する位置H(第2図参照)に
至ると、吸引動作が行なわれ、シート61にブリスタ2
が成形される。
このように、シート61が連続的に移送されて、移送の
途中でブリスタ2が成形されるため、ブリスタ2は能率
よく成形される。
なお、成形されたブリスタ2を厳密にみるとその開口の
長手方向には曲率半径を半径Rとする反りがあること
になるが、半径Rが大きいため、反りは問題とはなら
ない。
また、シート吸着動作は溝52と対応するI−H間で行
なわれ、シート61は、ドラム30に添接すると、吸引
孔39及び溝40により、面32に吸引される。
シート61にはこれをドラム30に巻き付けるテンショ
ンTが作用している。
ここで、各面32は僅かではあるが外方に凸状の曲面と
なっている。
このため、シート61は、第2図及び第3図に示すよう
に、ドラム本体31の面32に密着した状態とされ、こ
の状態を維持して面32より浮き上がることなく移送さ
れる。
従つて、シート61がヒータ62による加熱されつつ移
動するとき、シート61のうち凹状ポケット33に対向
する以外の部分はヒータ62により熱は加えられるも水
冷ドラム本体31により熱を奪われて実際上は全く加熱
されずに確実に一様に冷却状態のままとされ、加熱され
る個所は凹状ポケット33を覆ってこれに対向する部
分、即ち引き伸ばされてブリスタが形成される部分だけ
となる。
このため、ヒータ62に対向する部分を通過してドラム
本体31を離れたブリスタ成形済ポリプロピレンシート
61Aにおいて、ブリスタが成形されない略格子状パタ
ーンのシート部分は加熱の影響を受けず元の平坦なまま
となり、前記のようなシワは生じない。
従つて、ブリスタ2は安定に形成される。
シート61にシワが生じないため、ブリスタに内容物を
装入した後シート61に例えばアルミ箔を熱接着する場
合に、接着は容易で、密封性が良好となり、包装製品は
優れた防湿性を有する。
なお、本発明は上記実施例に限るものではなく、ドラム
本体は最小の多角形として四角形までは可能である。角
数を小さくする程、大きいサイズのブリスタを成形する
のに適する。
さらに、ブリスタの形状も円,長円など種々なものを成
形できるが、特にシート流れ方向に長大なブリスタの成
形を容易にできる。
また各面の曲率半径はドラムの外接円の半径の数倍大き
い半径であればよい。
発明の効果 以上説明した様に、本発明によれば、正多角形のドラム
の各面を平面ではなく正多角形の外接円の半径の2乃至
6倍大なる曲率半径の曲面として構成であるため、ドラ
ムが円柱状でなく多角形状であっても、シートをドラム
の周面より浮くことなくドラム周面に密着させることが
出来、然してシートのうちブリスタが成形される部位以
外の部分はドラムにより冷却されて加熱を制限され、シ
ートにシワが発生することを確実に防止することが出来
る。
また、凹状ポケットは各面の略全幅に亘る大きさとする
ことができるため、従来の円形ドラムでは成形出来なか
った大きいサイズのブリスタを成形することが出来る。
従つて、本発明のブリスタ成形用ドラムによれば、従来
の円形ドラムでは成形出来なかった大きいサイズのブリ
スタを能率良く、しかも安定に連続成形することが出来
るという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のブリスタ成形用ドラムの一実施例の斜
視図、 第2図は第1図のドラムによるブリスタ成形時の状態を
示す図、 第3図は第2図中シートとドラムとの密着状態を拡大し
て示す図、 第4図は大きいサイズのブリスタの1例を示す図、 第5図は第4図のブリスタを成形する装置の従来例を示
す図、 第6図は本願の発明者が大サイズブリスタ成形用に先に
案出したドラム及びブリスタ成形状態を示す図である。 2…ブリスタ、30…ブリスタ成形用ドラム、31…ド
ラム本体、32…面、33…凹状ポケット、34…外接
円、39…シート吸着用吸引孔、61…ポリプロピレン
シート。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱伝導度の大なる材質製であり、その周面
    に添接した熱可塑性シートを移送させるドラム本体と、
    該ドラム本体の周面に形成してある複数の凹状ポケット
    と、該複数の凹状ポケットの内部に開口しており該熱可
    塑性シートに該凹状ポケットの形状に応じてブリスタを
    形成すべく加熱状態にある該熱可塑性シートを吸引する
    ブリスタ成形用吸引口と、該ドラム本体の周面のうち上
    記凹状ポケットを避けた個所に開口して形成してあり、
    該熱可塑性シートを吸引して該ドラム本体の周面に密着
    させるシート吸引孔とよりなるブリスタ成形用ドラムに
    おいて、 上記ドラム本体を、複数の面よりなる正多角形状であ
    り、且つ、各面を上記正多角形の外接円の半径の2乃至
    6倍大なる曲率半径の曲面とした構成のブリスタ成形用
    ドラム。
  2. 【請求項2】該正多角形のドラム本体は、その曲面とさ
    れた各面に、その略全幅に亘る大きさの凹状ポケットを
    有してなる構成の請求項第1項記載のブリスタ成形用ド
    ラム。
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