JPH0623689Y2 - 油圧式バルブラツシユアジヤスタ内装型ロツカ−ア−ム - Google Patents

油圧式バルブラツシユアジヤスタ内装型ロツカ−ア−ム

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JPH0623689Y2
JPH0623689Y2 JP1986118712U JP11871286U JPH0623689Y2 JP H0623689 Y2 JPH0623689 Y2 JP H0623689Y2 JP 1986118712 U JP1986118712 U JP 1986118712U JP 11871286 U JP11871286 U JP 11871286U JP H0623689 Y2 JPH0623689 Y2 JP H0623689Y2
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JP
Japan
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rocker arm
arm
lash adjuster
hydraulic valve
valve lash
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JP1986118712U
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JPS6324305U (ja
Inventor
敏光 志田
Original Assignee
富士バルブ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の利用分野 本考案は油圧式バルブラッシュアジャスタを内装した形
式のロッカーアームに関する。
従来の技術 油圧式バルブラッシュアジャスタを組み込んだ形式のロ
ッカーアームは、動弁系の作動速度を高めるために全体
として出来るだけ軽量であることが必要である。そのた
めに、ロッカーアームの材料として例えばアルミニウム
合金のような軽合金が用いられている。
しかしながら、第3図に一従来例として示す油圧式バル
ブラッシュアジャスタ内装型ロッカーアームの作動中、
軽合金製ロッカーアーム7の円筒状シリンダ28はその
内周面すなわち摺動面及び底面が、シリンダ28内に嵌
入されたバルブラッシュアジャスタの対応した円筒状ア
ウタプランジャ8及び円筒状インナプランジャ9の及ぼ
す応力又は荷重により著しく摩耗することがあった。そ
こで、図示のように、例えばシリンダ底面の望ましくな
い摩耗、所謂「へたり」を回避するためにインナプラン
ジャ9の開放端と、ロッカーアーム7のシリンダ28の
底面との間にスペーサ31を設ける等の対策が講じられ
た。
考案の解決しようとする問題点 それにもかかわらず、シリンダに及ぼされるバルブラッ
シュアジャスタからの応力又は荷重が依然として大きい
のでシリンダの摩耗の問題は完全には解決されていな
い。
本考案の目的は、シリンダ内周面及び底面の受けるバル
ブラッシュアジャスタからの応力又は荷重が小さく、し
たがってシリンダの摩耗が軽減されるような高作動速度
の油圧式バルブラッシュアジャスタ内装型ロッカーアー
ムを提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本考案によれば、アルミ
ニウム合金で作られたロッカーアームのシリンダに油圧
式バルブラッシュアジャスタを組み込み、前記ロッカー
アームにアームを枢着し、該アームが、その枢着軸線か
ら所定距離のところでアウタプランジャの下面に当接す
る上面を、またバルブステムの上端に当接する下面を有
している、油圧式バルブラッシュアジャスタ内装型ロッ
カーアームにおいて、アームは、カムの作用するロッカ
ーアームの端部と反対側の端部に設けた延長部に枢着さ
れ、前記アームの下面が前記アームの枢着軸線と前記上
面との間に位置し、シリンダはその長さ方向中心線がバ
ルブステムの長さ方向軸線に対してロッカーアームの揺
動軸線寄りに食い違うように配置されていることを特徴
とする油圧式バルブラッシュアジャスタ内装型ロッカー
アームを提供する。
実施例 第1図に示すように、アルミニウム合金等の軽合金でつ
くられたロッカーアーム7はカム1の回転によりロッカ
ーアームシャフト6のまわりに揺動するように構成され
ており、このロッカーアーム7に設けられたシリンダ2
8内には、一端が閉鎖された円筒状アウタプランジャ8
が摺動自在に嵌入されている。このアウタプランジャの
内部には、底部にオリフィスを持つ円筒状インナプラン
ジャ9がその開放端がシリンダ28の底面27と当接し
て摺動自在に設けられている。インナプランジャ9の底
部の外側には、インナプランジャの内部に形成されたリ
ザーバ室17からインナプランジャとアウタプランジャ
とで形成された高圧室16の方向にのみ油の流れを許す
ようにチェック弁14が置かれている。11はリターン
スプリング、12はリテーナ、13はチェック弁のスプ
リングである。リザーバ室17と油導入部21とはイン
ナプランジャの開放端に形成された給油口19により連
通し、油導入部21は、ロッカーアーム内に設けられた
油通路22、23及びロッカーアームシャフト6に形成
された給油孔24を介して油供給系統25と連通してい
る。
第1図及び第2図で分かるように、ロッカーアーム7
は、カム1の作用する一端部と反対側の他端部に一対の
延長部42を有している。これら延長部にはそれぞれ円
形開口部が整列して形成され、これら円形開口部の共通
軸線はロッカーアームシャフト6の軸線と略平行になっ
ている。
また、これらの延長部の開口部とほぼ同一の大きさの開
口部を有し、且つ一対の延長部間の間隔よりも僅かに小
さな幅を有するパッド又はアーム41の一端部44が、
一対の延長部間に整列して配置されている。アーム41
が延長部42に対して回動しうるように、延長部及びア
ームの上記一端部の開口部に中空円筒状ピン43が嵌入
されている。ピン43の抜け出しを防止するためにピン
43の外周部に、延長部の外面と密接してC形リング4
9が取りつけられている。
図示のように、アーム41はその他端部上面に、アウタ
プランジャ下面に係合する個所45を有し、且つロッカ
ーアーム延長部42に枢着された一端部44とアウタプ
ランジャ下面に係合した個所45との間の中間部下面に
バルブステム2の上端に係合する個所46を有してい
る。かくして、アーム41はその上記一端部44が支点
をなし、係合個所45が作用点をなし、そして係合個所
46が力点をなすような「てこ」を構成している。アー
ムの一端部44から係合個所45までのモーメントアー
ムは一端部44から中間係合個所46までのモーメント
アームよりも長いのでアウタプランジャからアームの係
合個所45に及ぼされる力は、より大きな力となってア
ームからその個所46を介してバルブステム2に伝えら
れる。逆に、バルブステム2からの力は、より小さな力
となってアームからその個所45を介してアウタプラン
ジャに伝えられる。パッド又はアーム41は鋼、焼結金
属、又はセラミックス等の耐摩耗性材料で作るのが良
い。
さらに図面から分かるように、シリンダの長さ方向中心
線47かくしてバルブラッシュアジャスタの長さ方向中
心線47が、バルブステム2の長さ方向中心線48に対
してロッカーアームシャフトの長さ方向軸線寄りに食い
違っている。
作動にあたり、カム1の回転により、ロッカーアーム7
は揺動し、バルブ2を押そうとすると、バルブスプリン
グ3より荷重がアウタプランジャ8に伝達される。チェ
ック弁14が閉じているので、高圧室16の油に高圧が
発生し、荷重はインナプランジャ9、を経てシリンダの
底面に伝達される。荷重を受けている間、高圧室16内
の油はインナプランジャ9とアウタプランジャ8との極
めて僅かな嵌合隙間より微小量外部に漏れ出し、その分
アウタプランジャ8は相対的に変位する。カム1の回転
によりバルブ2が着座すると、荷重が取り去られ、リタ
ーンスプリング11の作用で高圧室16に負圧が発生し
てチェック弁14が開き、リザーバ室17から油が高圧
室17に流入し、アウタプランジャ8とインナプランジ
ャ9とはその分伸長する。リザーバ室17には、油導入
部21から給油口19を通って、また油導入部21に
は、ロッカーシャフト内の油路25から油通路24、2
3、22を通って油が流れ込む。
考案の効果 本考案によれば、アームは、その「てこ」の支点がロッ
カーアーム延長部に、作用点がアウタプランジャ下面と
の係合個所に、力点がバルブステム上端との係合個所に
それぞれ位置しているのでアウタプランジャへの入力荷
重を小さくすることができ、それによりインナプランジ
ャを介してシリンダ底面27に及ぼされる応力を小さく
することができ、しかもバルブステムからの荷重が直接
アウタプランジャには加わらないのでシリンダ内周面す
なわち摺動面にかかる応力も非常に小さくすることがで
きる。
また、シリンダが従来のものに比べてバルブステムの長
さ方向軸線に対してロッカーアームの揺動軸線、換言す
るとロッカーアームシャフトに近接して配置することが
できるのでロッカーアームシャフトのまわりのロッカー
アームの慣性抵抗を小さくすることができ、したがって
動弁系の作動速度が一層高くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による油圧式バルブラッシュアジャス
タ内装型ロッカーアームの断面図、 第2図は、本考案による油圧式バルブラッシュアジャス
タ内装型ロッカーアームの底面図、 第3図は従来の油圧式バルブラッシュアジャスタ内装型
ロッカーアームの断面図である。 2……バルブステム、7……ロッカーアーム、 28……シリンダ、41……アーム、 42……延長部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム合金で作られたロッカーアー
    ムのシリンダに油圧式バルブラッシュアジャスタを組み
    込み、前記ロッカーアームにアームを枢着し、該アーム
    が、その枢着軸線から所定距離のところでアウタプラン
    ジャの下面に当接する上面を、またバルブステムの上端
    に当接する下面を有している、油圧式バルブラッシュア
    ジャスタ内装型ロッカーアームにおいて、アームは、カ
    ムの作用するロッカーアームの端部と反対側の端部に設
    けた延長部に枢着され、前記アームの下面が前記アーム
    の枢着軸線と前記上面との間に位置し、シリンダはその
    長さ方向中心線がバルブステムの長さ方向軸線に対して
    ロッカーアームの揺動軸線寄りに食い違うように配置さ
    れていることを特徴とする油圧式バルブラッシュアジャ
    スタ内装型ロッカーアーム。
JP1986118712U 1986-08-01 1986-08-01 油圧式バルブラツシユアジヤスタ内装型ロツカ−ア−ム Expired - Lifetime JPH0623689Y2 (ja)

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JPS6324305U JPS6324305U (ja) 1988-02-17
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JPS5316112A (en) * 1976-07-27 1978-02-14 Toyota Motor Corp Valve drive equipment of internal combustion engine
JPS5926768B2 (ja) * 1976-07-27 1984-06-30 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のバルブ駆動装置

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