JPH06236698A - 正弦波のサンプル・ホールド方法及び回路 - Google Patents

正弦波のサンプル・ホールド方法及び回路

Info

Publication number
JPH06236698A
JPH06236698A JP5022887A JP2288793A JPH06236698A JP H06236698 A JPH06236698 A JP H06236698A JP 5022887 A JP5022887 A JP 5022887A JP 2288793 A JP2288793 A JP 2288793A JP H06236698 A JPH06236698 A JP H06236698A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sine wave
sample
integrator
wave signal
hold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5022887A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kushihara
弘 櫛原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority to JP5022887A priority Critical patent/JPH06236698A/ja
Publication of JPH06236698A publication Critical patent/JPH06236698A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は正弦波のサンプル・ホールド方法及
び回路に関し、特に、積分器により正弦波信号を積分し
てホールド電圧を得ることによって回路の簡略化及び耐
ノイズ性の向上を得ることを特徴とする。 【構成】 本発明による正弦波のサンプル・ホールド方
法及び回路は、積分器(20)に正弦波信号(2)を入力し、
前記積分器(20)に入力したリファレンス信号(23)のサン
プル領域(A)にて前記正弦波信号(2)の定積分を得ること
により、前記正弦波信号(2)のホールド電圧(10a)を検出
する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正弦波のサンプル・ホ
ールド方法及び回路に関し、特に、積分器により正弦波
信号を積分してホールド電圧を得ることによって、回路
の簡略化及び耐ノイズ性の向上を得るための新規な改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種の正弦波の
サンプル・ホールド方法及び回路としては、一般に、図
5で示す回路が採用されていた。すなわち、図5におい
て符号1で示されるものは、例えば、Asinωtの正
弦波信号2を第1入力端子3に入力する第1オペアンプ
であり、この第1オペアンプ1の出力端子4は、図6で
示すサンプルパルス5が入力されるスイッチ6を介して
第2オペアンプ7の第1端子8に入力されている。
【0003】前記第1端子8にはホールドコンデンサ9
が接続されていると共に、前記第2オペアンプ7の出力
端子10の出力信号10aは、前記各オペアンプ1,7
の第2入力端子11,12に各々帰還入力されている。
【0004】次に動作について説明する。まず、図5に
おける第1オペアンプ1の第1入力端子3に正弦波入力
信号2が入力されている状態において、90度位相差の
サンプルパルス5をスイッチ6に入力してスイッチ6を
その間だけオンとすると、その時のホールド電圧が出力
信号10aとして出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の正弦波のサンプ
ル・ホールド方法及び装置は、以上のように構成されて
いたため、次のような課題が存在していた。すなわち、
正弦波信号の基準位置に対して90度位相差のあるサン
プルパルスにより正弦波信号のピークホールドを行って
いたため、サンプルパルスの発生回路の構成が複雑とな
り、高価となっていた。また、サンプルパルス信号はパ
ルスであるため、外部からのノイズに弱く、検出精度を
高めることが極めて困難であった。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、積分器により正弦波信号を
積分してホールド電圧を得るようにした正弦波のサンプ
ル・ホールド方法及び装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による正弦波のサ
ンプル・ホールド方法は、積分器に正弦波信号を入力
し、前記積分器に入力したリファレンス信号のサンプル
領域にて前記正弦波信号の定積分を得ることにより、前
記正弦波信号のピーク電圧又は振幅を検出する方法であ
る。
【0008】さらに詳細には、前記リファレンス信号
は、サンプル領域、ホールド領域及びリセット領域とを
有する方法である。
【0009】本発明による正弦波のサンプル・ホールド
回路は、正弦波信号を入力するための積分器と、前記積
分器に入力するためのリファレンス信号と、前記リファ
レンス信号を構成するサンプル領域、ホールド領域及び
リセット領域とを備え、前記積分器は前記サンプル領域
で前記正弦波信号の定積分を行い、ホールド電圧を得る
ようにした構成である。
【0010】さらに詳細には、前記積分器は、オペアン
プの入力端子及び出力端子間に接続された積分コンデン
サと、前記積分コンデンサに並列接続されかつ互いに直
列接続された放電抵抗と第1スイッチと、前記入力端子
に接続されかつ互いに直列接続された積分抵抗及び第2
スイッチとよりなり、前記第1スイッチには前記リファ
レンス信号に接続されたリセットパルス発生回路が接続
されている構成である。
【0011】
【作用】本発明による正弦波のサンプル・ホールド方法
及び回路においては、正弦波信号を積分器に入力した状
態で、サンプル領域、ホールド領域及びリセット領域を
有するリファレンス信号を積分器に入力すると、まず、
積分コンデンサと積分抵抗の時定数により正弦波信号の
180度に相当する波形部分がサンプル領域で定積分さ
れ、ホールド領域でホールドされた後、リセット領域で
リセットパルス発生回路からのリセットパルスによって
リセットされる。従って、従来のサンプル時間よりも長
く積分することにより、耐ノイズ性の向上を得ると共
に、複数なサンプルパルスの発生回路を省略でき、回路
自体の構成を安価とすることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面と共に本発明による正弦波のサン
プル・ホールド方法及び回路の好適な実施例について詳
細に説明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同
一符号を付して説明する。図1は全体構成を概略的に示
すブロック図であり、この図1において、例えば、As
inωtからなる正弦波信号2は積分器20に入力さ
れ、この積分器20には、基準信号21(例えば、si
nωt)はコンパレータ(波形整形)22を経て波形整
形された後、パルス信号よりなるリファレンス信号23
として積分器20に入力されている。なお、この積分器
20は、積分抵抗R、第2スイッチ6、第1スイッチ2
2、積分コンデンサC1、オペアンプ7により構成され
ている。
【0013】前記リファレンス信号23は、図2に示す
ように、サンプル領域A、ホールド領域B及びリセット
領域Cより構成されている。前記積分器20は、図3で
示すように、第1オペアンプ7の第2入力端子12と出
力端子10との間には積分コンデンサC1が接続され、
この積分コンデンサCには互いに直列接続された放電抵
抗25と第1スイッチ22が並列に接続されている。
【0014】前記第2オペアンプ7の第2入力端子12
には、積分抵抗Rと第2スイッチ23が直列接続の状態
で接続され、これらの各第1スイッチ22及び第2スイ
ッチ6には、例えば、sinωtのリファレンス信号2
3が入力されている。
【0015】前記積分抵抗Rには、正弦波信号2が第1
入力端子3に入力された第1オペアンプ1が接続されて
おり、前記コンパレータ22にはリセットパルス発生回
路30が接続され、第1スイッチ22にはリセットパル
ス発生回路30からのリセットパルス30aが入力され
てオン・オフされる。
【0016】次に動作について説明する。まず、第1オ
ペアンプ1に図2で示す例えばAsinωtの正弦波信
号2が入力されている状態で、図2で示すパルス状のリ
ファレンス信号23を第2スイッチ6及びリセットパル
ス発生回路30に入力すると、第2スイッチ6がオンと
なって、サンプル領域Aにおいて積分抵抗Rと積分コン
デンサC1の時定数において積分される。この場合、図
2で示す正弦波信号2の180度分に相当する正弦波信
号2の定積分は、次の数1の式1の通りである。
【0017】
【数1】
【0018】次に、ホールド領域Bにおいてサンプル領
域Aで検出されたホールド電圧10aが出力端子10か
ら出力され、リセット領域Cにおいてリセットパルス発
生回路30から発生したリセットパルス30aが第1ス
イッチ22をオンとするためホールド電圧10aの出力
は停止される。
【0019】なお、このホールド電圧10aを図2のA
のレベルで一定とする場合は、周波数fにおけるRC積
分ゲインが(=π・f)となるような積分抵抗Rと積分
コンデンサC1の値を選定することにより得られる。
【0020】
【発明の効果】本発明による正弦波のサンプル・ホール
ド方法及び回路は、以上のように構成されているため、
次のような効果を得ることができる。すなわち、従来の
サンプルパルスよりも長い時間積分器によって積分する
ことができるため、外部ノイズの影響を受けにくく、検
出精度を向上することができる。また、従来のような複
数なサンプルパルス発生回路を必要としないため、コス
トダウンを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による正弦波のサンプル・ホールド回路
を示すブロック図である。
【図2】波形図である。
【図3】図1の要部を示す回路図である。
【図4】図1の全体の回路図である。
【図5】従来の回路図である。
【図6】従来の波形図である。
【符号の説明】
A サンプル領域 B ホールド領域 C リセット領域 2 正弦波信号 C1 積分コンデンサ R 積分抵抗 7 オペアンプ 10 出力端子 10a ホールド電圧 12 入力端子 20 積分器 22 第1スイッチ 25 放電抵抗 30 リセットパルス発生回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積分器(20)に正弦波信号(2)を入力し、
    前記積分器(20)に入力したリファレンス信号(23)のサン
    プル領域(A)にて前記正弦波信号(2)の定積分を得ること
    により、前記正弦波信号(2)のホールド電圧(10a)を検出
    することを特徴とする正弦波のサンプル・ホールド方
    法。
  2. 【請求項2】 前記リファレンス信号(23)は、サンプル
    領域(A)、ホールド領域(B)及びリセット領域(C)とを有
    することを特徴とする請求項1記載の正弦波のサンプル
    ・ホールド方法。
  3. 【請求項3】 正弦波信号(2)を入力するための積分器
    (20)と、前記積分器(20)に入力するためのリファレンス
    信号(23)と、前記リファレンス信号(23)を構成するサン
    プル領域(A)、ホールド領域(B)及びリセット領域(C)と
    を備え、前記積分器(20)は前記サンプル領域(A)で前記
    正弦波信号(2)の定積分を行い、ホールド電圧(10a)を得
    るように構成したことを特徴とする正弦波のサンプル・
    ホールド方法。
  4. 【請求項4】 前記積分器(20)は、オペアンプ(7)の入
    力端子(12)及び出力端子(10)間に接続された積分コンデ
    ンサ(C1)と、前記積分コンデンサ(C1)に並列接続されか
    つ互いに直列接続された放電抵抗(25)と第1スイッチ(2
    2)と、前記入力端子(12)に接続されかつ互いに直列接続
    された積分抵抗(R)及び第2スイッチ(6)とよりなり、前
    記第1スイッチ(22)には前記リファレンス信号(23)に接
    続されたリセットパルス発生回路(30)が接続されている
    構成よりなることを特徴とする請求項3記載の正弦波の
    サンプル・ホールド回路。
JP5022887A 1993-02-10 1993-02-10 正弦波のサンプル・ホールド方法及び回路 Pending JPH06236698A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5022887A JPH06236698A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 正弦波のサンプル・ホールド方法及び回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5022887A JPH06236698A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 正弦波のサンプル・ホールド方法及び回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06236698A true JPH06236698A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12095189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5022887A Pending JPH06236698A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 正弦波のサンプル・ホールド方法及び回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06236698A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001024192A1 (en) * 1999-09-28 2001-04-05 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Versatile charge sampling circuits
CN103091561A (zh) * 2012-12-26 2013-05-08 常州同惠电子股份有限公司 从交直流叠加信号中提取直流信号的装置及方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001024192A1 (en) * 1999-09-28 2001-04-05 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Versatile charge sampling circuits
US7023245B2 (en) 1999-09-28 2006-04-04 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Versatile charge sampling circuits
US7053673B1 (en) 1999-09-28 2006-05-30 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Versatile charge sampling circuits
US8035421B2 (en) 1999-09-28 2011-10-11 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Versatile charge sampling circuits
CN103091561A (zh) * 2012-12-26 2013-05-08 常州同惠电子股份有限公司 从交直流叠加信号中提取直流信号的装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2152705C (en) Nuclear magnetic resonance receiver, method and system
US7519338B2 (en) Apparatus and method for pulse measurement
JPH057154A (ja) A/d変換回路
EP0321963A1 (en) Impedance measuring apparatus
JP3108809B2 (ja) データ信号の位相ジッタ測定方法
JP2002198788A (ja) 高精度な位相検出器
JPH06236698A (ja) 正弦波のサンプル・ホールド方法及び回路
JPH05266687A (ja) ダイナミックバイアス回路
JP2587970B2 (ja) インピーダンス測定装置
US6628181B2 (en) Tuning circuit having a resonance circuit and a negative resistance circuit
US6445219B1 (en) Method and circuit configuration for converting a frequency signal to a DC voltage
JP2589817Y2 (ja) Lcrテスタ
JP2988039B2 (ja) 周波数/周期測定装置
JPS6190516A (ja) 位相比較回路
JPH05203485A (ja) 共振周波数自動検出方法及びその装置
JPH0775336B2 (ja) 光受信回路
RU2189046C1 (ru) Устройство для измерения ускорений
JP2938472B2 (ja) 回転角検出装置
JPH0441530B2 (ja)
JPH0566235A (ja) ピークホールド回路、ピーク検波回路及びピーク位置検出回路
KR960003562B1 (ko) 레졸버신호의 복조 시스템
KR0119811Y1 (ko) 다중모드모니터의 모드판별회로
JPH0156385B2 (ja)
JPH0323708Y2 (ja)
JPH0894383A (ja) 変位検出器