JPH0623637B2 - 保冷庫の温度制御方法 - Google Patents

保冷庫の温度制御方法

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JPH0623637B2
JPH0623637B2 JP60048695A JP4869585A JPH0623637B2 JP H0623637 B2 JPH0623637 B2 JP H0623637B2 JP 60048695 A JP60048695 A JP 60048695A JP 4869585 A JP4869585 A JP 4869585A JP H0623637 B2 JPH0623637 B2 JP H0623637B2
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JP
Japan
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temperature
blowout
refrigerator
control method
blower
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JP60048695A
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JPS61205767A (ja
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昭夫 堀部
英克 藤田
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Hitachi Reinetsu KK
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Hitachi Reinetsu KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は生鮮食品を鮮度、味を損なうことなく長期に亘
って保存できるようになした保冷庫の温度制御方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
生鮮食品を保冷又は冷蔵する場合、その鮮度を保ち、か
つ味を損なうことがないようにするためには、特に活魚
等においては被冷却物を凍結直前の温度に保って冷蔵す
るとその鮮度を長期間に亘って保つことが周知となって
いる。即ち被冷却物の入庫温度から冷蔵温度まで短時間
に冷却し、その後凍結点の直前温度例えば魚類では−4
℃で凍結するためその直前の温度−3±0.5℃で保持
することが望ましい。この条件を満たすため、従来の冷
却方法では吸込側冷風温度と吐出側冷風温度の差3〜4
℃で運転される。このため凍結点(鮮魚の場合一般に−
4℃)の直前(−3℃程度)に保つためには吐出側が
(−4℃)+(−3℃)=−7℃となる。
したがって、鮮魚等の被冷却物の外表面に凍結点以下の
冷風(−7℃)が当たり、被冷却物の表面を凍結させ品
質の低下を起こす欠点がある。
上述の欠点を改善するため冷却負荷が減少する貯蔵温度
付近では下記の如き方法が提案されている。
ブライン流量を制御するブライン法 アンローダを用いる容量制御方法 加熱器と冷却器を併用する方法 ホットガスバイパス方式 複数台の同容量の冷凍機を用い、その組み合せで運転
する方法 しかし、之等の方法では一長一短がある。例えばの方
法ではブラインの温度を一定に保ち、ブラインの流量を
制御して冷却空気温度を一定に保つ方法だが、ブライン
温度制御と流量制御の複雑な制御が必要でしかもブライ
ンの濃度管理、冷媒とブライン配管、またブラインタン
ク等が必要で構造が複雑となり、価格高となり、また一
体形ユニットに取纏め省力化を図る事等むつかしい。
の方法では複数気筒数を有する冷凍機を用いその作動
気筒数を変化(制御)して容量制御を行っている。例え
ば4気筒のものでは作動数と容量比は、 4気筒作動 アンロードなし 100%容量 3 〃 1気筒 75 2 〃 2気筒 50 1 〃 3気筒 25 となり容量制御可能であるが、この様な構造を有する冷
凍機は大型(一般には数十馬力)となり小型設備には向
かない。(構造複雑なため小型には向かない)一般の冷
凍(却)設備の吸込口と吹出口空気温度の差は3〜4℃
±0.5℃以内の制御には4気筒及び3気筒以上制御が
必要となり1〜2気筒の小型設備及びアンローダ機構を
組み込めない小型機には不能となる。
の方法では冷却しながら加温器のON−OFFにより
温度制御を行う方法で装置としては簡単だがエネルギー
消費が無駄で実用に適さない。
のホットガスバイパスによるものでは冷却装置の吐出
側より、吸込側にホットガスをバイパスさせ容量制御を
行うものでは、温度(庫内温度)に併せてホットガス量
を制御せねばならず、しかも運転状況でガス温度が変動
するため精密な制御には適さない。
さらにの方式即ち複数台の冷凍機の組み合せによる容
量制御では上記欠点を補うため小〜中型設備では複数台
の冷凍機を組も合せ使用し、その台数制御で負荷に見合
う容量制御を行っている。しかし本装置も容量制御の巾
が制限され、入庫物(冷却物)や収納庫の大きさ、構造
などでその都度組み合せを変えなければならない等の不
便がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記従来の技術の問題点を解決し、簡単な構
造の装置を使用して、低コストで、かつ中・小型装置に
も適した、被冷蔵物を凍結点直前の温度で冷却すること
が可能な保冷庫の温度制御方法を提供することを目的と
する。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、冷却器の吸込口側
と吹出口側にそれぞれ配設した温度制御器にて冷却器の
吸込温度及び吹出温度を検出し、この検出した吸込温度
及び吹出温度により冷凍機の出力を制御する保冷庫の温
度制御方法において、吹出温度が所定の設定保持温度の
範囲内のとき吹出温度が低下するに従って送風機の出力
を大出力となるように制御し、被冷蔵物を凍結点直前の
温度で保冷するようになしたことを要旨とする。
なお、この場合において、冷凍機には容量の異なる複数
台の冷凍機を用いることが望ましい。
〔作用〕
生鮮品を保冷貯蔵する場合、一般には吸込空気温度で感
知して制御を行っているが、吸込温度は所定温度であっ
ても吹出温度が凍結点以下になると冷風が当たる表面部
は凍結を起こし、品質の低下をきたす。これを防止する
ため、吸込温度と吹出温度の温度差(△T)が次の関
係、 すなわち、風量(送風機の出力)を増大すると、吸込温
度と吹出温度の温度差(△T)が小さくなる関係にある
ことに鑑み、保冷庫の温度制御を行う場合、冷却器の吸
込口側と吹出口側にそれぞれ配設した温度制御器にて冷
却器の吸込温度及び吹出温度を検出し、この検出した吸
込温度及び吹出温度により冷凍機の出力を制御するとと
もに、吹出温度が所定の設定保持温度の範囲内のとき吹
出温度が低下するに従って送風機の出力を大出力となる
ように可変にすることによって、温度差(△T)を小さ
くして吹出温度が凍結点以下になることを防ぎ、冷風が
当たる表面部に凍結を起こすことなく生鮮品を保冷貯蔵
する。
また、生鮮品を入庫してから設定温度まで降下する時間
が数時間(3〜4時間)の場合、その間の冷凍負荷と保
冷蔵設定温度に達した後の負荷の比は10:1〜2とな
り、冷凍機の極端な回転数の低下は冷凍機の潤滑油の循
環不足等をきたす危険があるが、冷凍機に容量の異なる
複数台の冷凍機を用いることによりこれを防止でき、具
体的には、入庫から設定温度に達する時間までは2台の
冷凍機を運転し、設定基準高目の温度で容量の大きい方
を停止し、容量の小さい冷凍機のみを運転するようにす
る。
〔実施例〕
(第1実施例) 冷凍機を2台使用し送風機の回転数を制御する場合の操
作回路を第2図に示す。
図において52C1,52C2は冷凍機で、同容量とするかあ
るいは異なる容量のものを用い、望ましくは異なる容量
とする。52FEは送風機で、この送風機52FEには積分
演算回路PID及び周波数変換器INVを接続する。23
は温度制御回路でこの回路23には冷凍機(冷却器)の吸
込側に設けて温度制御器THM1と、吹出側に設けた温
度制御器THM2とが接続されるとともに該回路23の吹
出温度変換出力O(出力電流mA又は出力電圧V)を前
記積分演算回路PIDに印加せしめる。そして冷却器の
吹込側及び吹出側に設置されそれぞれの温度を検知する
温度制御器THM1,THM2はサーモスタット等のセン
サーとしTHM1には同接点Y1,THM2には2つの同
接点Y2,Y3を配し、吹込側温度、吹出側温度を夫々設
定し、この設定温度にて各接点が作動するようになす。
第1図では冷却装置で被冷却物を冷却する場合の時間と
温度との関係を示しており、t1は入庫時の温度、t2
凍結温度t3より若干高めの温度、すなわち凍結直前の
温度とした設定基準温度を示し、この設定基準温度t2
の前後±t0を設定保持温度幅とするもので、この場合
でも、t2−t0>t3となるように設定される(以下、
2+t0をtm、t2−t0をtnと表示する場合があ
る。)。そして上記温度制御器THM1の接点Y1及びT
HM2の接点Y2,Y3は、吸込温度及び吹出温度との関
係で、冷凍機52C1,52C2の出力がそれぞれ第1表に示
すようになるように設定するとともに積分演算回路PI
D及び周波数変換器INVは、送風機の出力が、第3図
に示す如く、温度tmでは最小に、tnでは最大になるよ
うに定めておくものである。
第1表において、〇は駆動、×は停止を示し、冷却器の
吸込温度がtm以上の場合、吹出温度tm以上及び吹出温
度tm〜tnでは第1冷凍機52C1、第2冷凍機52C2が運
転され、吹出温度tm以上のとき送風機が予め定められ
た一定回転数n1で駆動される。そして吹出温度tm〜t
nのとき温度制御器23の吹出温度変換出力Oにより送風
機回転数を増加して△Tを小さくするものである。ま
た、吸込温度がtm以下になった場合、第1冷凍機52C1
を停止させるとともに送風機回転数をさらに増大して△
Tをさらに小さくして適温を保ち、そしてさらに温度が
低下し、吹出口温度がt3以下になるような場合は第2
の冷凍機52C2も停止する。なお、この場合送風機は予
め定められた一定回転数n1で駆動される。
(第2実施例) 送風機、冷凍機ともにその回転数を可変とした場合の操
作回路を第3図に示す。
2台の冷凍機のいずれか一方、例えば第2冷凍機52C2
に送風機52FEと同様に積分演算回路PID及び周波数
変換器INVを接続したほかは第2図の第1実施例と同
じ回路とする。この第2実施例の作動は第2表のとおり
である。
第2表において、〇は駆動、×は停止を示し、第1実施
例に比べ装置は少しコストになるがより精度の高い制御
が可能となる。
さらに小容量の場合は1台の冷凍機だけ、すなわち52C
1を省略してもよい。
なお、2台の冷凍機を使用する場合、夫々の冷却器を同
一冷却器に交互に組み合わせておけば第2の冷凍機52C
2のみ運転の場合伝熱面積がより大きく利用できるの
で、2台運転時より蒸発温度を高く取れ、より吸込口と
吹出口との温度差が小さくなり有利である。また、0度
以下の運転のため冷却器フィン表面に着霜した場合でも
一段に行われるホットガスによる除霜も1台だけでよく
効率的である。
〔発明の効果〕
本発明方法によれば、簡単な構造の装置を使用して、低
コストで、被冷蔵物を凍結点直前の温度で保冷すること
ができる。特に、定常運転時に冷凍機の回転数を極端に
低下させることなく、送風機の出力を可変にすることに
より被冷蔵物を凍結点直前の温度で保冷するので、冷凍
機の故障等も防止できる。また、本発明方法は、中・小
型装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は温度制御説明図、第2図は第1実施例の操作回
路図、第3図は送風機の回転制御図、第4図は第2実施
例の操作回路図である。 52C1は第1の冷凍機、52C2は第2の冷凍機、52FEは
送風機、23は温度制御回路、THM1,THM2は温度制
御器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却器の吸込口側と吹出口側にそれぞれ配
    設した温度制御器にて冷却器の吸込温度及び吹出温度を
    検出し、この検出した吸込温度及び吹出温度により冷凍
    機の出力を制御する保冷庫の温度制御方法において、吹
    出温度が所定の設定保持温度の範囲内のとき吹出温度が
    低下するに従って送風機の出力を大出力となるように制
    御し、被冷蔵物を凍結点直前の温度で保冷するようにな
    したことを特徴とする保冷庫の温度制御方法。
  2. 【請求項2】容量の異なる複数台の冷凍機を用いたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の保冷庫の温度
    制御方法。
JP60048695A 1985-03-11 1985-03-11 保冷庫の温度制御方法 Expired - Lifetime JPH0623637B2 (ja)

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