JPH06235526A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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Publication number
JPH06235526A
JPH06235526A JP2099593A JP2099593A JPH06235526A JP H06235526 A JPH06235526 A JP H06235526A JP 2099593 A JP2099593 A JP 2099593A JP 2099593 A JP2099593 A JP 2099593A JP H06235526 A JPH06235526 A JP H06235526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
heating
heated
tubular
heating chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2099593A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Inoue
正信 井上
Shigeki Ueda
茂樹 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2099593A priority Critical patent/JPH06235526A/ja
Publication of JPH06235526A publication Critical patent/JPH06235526A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い輻射量をムラなく得られる電熱ヒーター
を実現する。 【構成】 赤外線透過率の良好な絶縁物を曲折させた管
状ヒーター11の周りに、面状ヒーター16を配し、適
宜給電を切り換える構成とした。この構成で各々のヒー
ターの強さを選択できるため、高い輻射量を維持したま
ま、加熱ムラを解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱装置におけるヒータ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電熱ヒーターにより被加熱物の表面に焦
げ目をつける、いわゆるグリル機能を有する加熱装置に
おいては、例えば、特公平3−43538号公報に記載
のような管状電熱ヒーターを備えたものが多い。すなわ
ち、断面が円形もしくは楕円形のガラス等の管状保護管
の内部に電熱線を挿入する構成である。管状電熱ヒータ
は加熱室の天井に前後(ドア側および後壁側)に2本配
置され、反射板によりヒーターからの輻射が被加熱物に
向うよう構成される。
【0003】電熱ヒーターの別な構成例としては、特公
平4−54138号公報に示されるような面状ヒーター
がある。このヒーターはヒーターをマイカ等の耐熱絶縁
物からなる巻枠に巻き、その上下を同じくマイカ等の絶
縁板ではさみ込む構成である。かかる面状ヒーターを、
加熱室天井の外面にほぼ全域に及ぶよう配置する。
【0004】また、上記二種類のヒーターを搭載した従
来例を図6に示す。加熱室1の天面後方には管状ヒータ
ー2が、それより前方に面状ヒーター3が設置されてい
る。この例では、加熱室底面近辺で被加熱物を載置する
載置皿4を回転させることで、ヒーター設置場所による
加熱ムラの改善を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、管状電熱ヒーターだけを備えたもので
は立ち上がりが早く、輻射量も大きくとれるものの、被
加熱物の加熱ムラが出やすくなりがちであり、一方、面
状ヒーターだけでは加熱ムラは出にくいものの、マイカ
等の絶縁物の耐熱温度を守るために加熱室天井の面温度
を高くできず、輻射量が低下するという課題を有してい
た。すなわち、管状電熱ヒーターは加熱パターンを自在
に制御できず、高い輻射量と引換えに焦げ目のムラはが
まんしなければならなく、面状ヒーターではヒーターを
加熱室天井の外面にほぼ全域に及ぶよう自在に配置でき
るため、加熱ムラはほぼ解消できるものの、高い輻射は
あきらめざるをえなかった。
【0006】また、これら二種類のヒーターを実装して
この問題を解決するには、載置皿を回転させる方法があ
るが、これでは構造が複雑なうえ、被加熱物を加熱室底
面付近に載置しなければならず、ヒーターから遠い位置
で加熱を行わなければならなく、被加熱物の享受する輻
射量を減少させていた。
【0007】そこで、本発明はかかる従来の問題点を解
消するもので、高い輻射量をムラなく得られるようにす
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の加熱装置は、被加熱物を収容する加熱室
と、曲折させた赤外線透過率の良好な絶縁物で電熱線を
囲繞した管状ヒーターと、電熱線を絶縁物により挾持し
て加熱室壁面に押しつけた面状ヒーターとより成り、管
状ヒーターを加熱室の天井中央部に配設し、その周囲に
面状ヒーターを環状に設置し、被加熱物を加熱する際に
管状ヒーターと面状ヒーターとの給電を切り換えるよう
構成したものである。
【0009】
【作用】本発明の加熱装置は上記の構成により、加熱室
天井中央部から管状ヒーターによって高い輻射量で被加
熱物を加熱する機能と、加熱室天井周囲部から面状ヒー
ターによってムラの少ない加熱を行う機能を併せ持ち、
給電の切換によってこの機能のバランスをとり、高い輻
射をムラなく得るものである。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例における加熱装置に
ついて図面とともに説明する。
【0011】図2は本発明の一実施例である加熱装置の
正面斜視図である。本体5の前面には扉体6が開閉自在
に軸支されており、図は開扉状態を示す。扉体6の後方
には加熱室7が設けられ、載置皿8が側壁のレール等の
上に慴動自在に収容される。被加熱物はこの載置皿8の
上に載置される。9は操作盤であり、さまざまな加熱指
令を入力する加熱指令キーや、所定の表示を司る表示窓
等が配される。
【0012】図1は本発明の一実施例である加熱装置の
要部平面図である。加熱室7の天井には小孔群10(ハ
ッチング部)が穿たれ、これと対向して管状ヒーター1
1が設置される。管状ヒーター11は、赤外線透過率の
良好な絶縁物である結晶化ガラス管を断面が円形の中空
形状にした保護管12と、この中に囲繞された電熱線1
3とによって形成される。保護管12は例えば曲率中心
P1で内側に曲折し、曲率中心P2によって外側に曲折
する。14は電熱線の引き出し部であり外部配線と電気
的に接続される。15はヒーターの固着金具であり、加
熱室7の天井にビス等で固着される。
【0013】Dは載置皿8の点対称の中心を通過する垂
線であり、これを含むように保護管12は曲折される。
管状ヒーター11をこのような形状にすることで、輻射
が管状ヒーター11の直下に集中することなく、被加熱
物の載置面のうち少なくとも管状ヒーター11によって
囲まれる範囲を適切な輻射強度で加熱できる。
【0014】このように管状ヒーター11を加熱室7天
井中央部に配すとともに、その周囲に面状ヒーター16
を設置した。面状ヒーター16はマイカ板17に電熱線
18を巻き付けたもので、電熱線の端部は引き出し部1
9に接続されている。面状ヒーター16は輻射量は低い
ものの、加熱ムラが出にくい長所を有する。
【0015】ここで、管状ヒーター11と面状ヒーター
16を用いた加熱の例を挙げる。図3から図5までは加
熱の経過時間を横軸にとったものであり、時間軸は同一
である。図3は各々のヒーターをON/OFFするタイ
ミングチャートである。これは、最初に面状ヒーター1
6に長時間通電し、次に管状ヒーター11に通電、その
後、交互に通電を繰り返すことを示している。この時の
被加熱物の温度変化は被加熱物の中央部に関しては図
4、端部は図5の各々の実線cに示した。これを見ると
やや端部の温度が上がりにくいもののほぼ均一に温度上
昇していることが分かる。
【0016】また比較のために、いずれか一方のヒータ
ーだけに通電した場合の温度上昇を同じ図中に示した。
図4、図5において一点鎖線aで表されるものは管状ヒ
ーター11のみを連続通電したもので、破線bで示され
るものは面状ヒーター16の連続通電である。実線cと
比較すると一点鎖線aは中央部と端部の温度差が大き
く、破線bは100℃を超えて焦げ色がつくまで温度が
上昇していないことが分かる。
【0017】以上のように二種類のヒーターを配し給電
を切り換えることで、加熱範囲と輻射強度を選択するこ
とができる。このため、高い輻射量を維持したまま、加
熱ムラの改善を図ることができる。
【0018】しかも、この構成であれば被加熱物を回転
させて加熱ムラを低減させる必要もなく、加熱室のどの
高さに載置皿を固定しても良い。つまり、更にヒーター
の輻射が必要な場合は、被加熱物をヒーターに近接させ
てもムラの少ない高輻射加熱が実現できるのである。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の加熱装置におい
ては、以下の効果が得られる。
【0020】(1)加熱室天井中央部から管状ヒーター
によって高い輻射量で被加熱物を加熱する機能と、加熱
室天井周囲部から面状ヒーターによってムラの少ない加
熱を行う機能を併せ持ち、給電の切換によってこの機能
のバランスを選択できるため、高い輻射をムラなく得ら
れる。
【0021】(2)被加熱物を回転させるなどして加熱
ムラを低減させる必要もなく、加熱室のどの高さに載置
皿を固定しても良く、強い輻射量が必要な場合は、被加
熱物をヒーターに近接させてもムラの少ない高輻射加熱
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における加熱装置の要部平面
【図2】同加熱装置の正面斜視図
【図3】同ヒーター給電のタイミングチャート
【図4】同被加熱物の温度上昇を示す線図
【図5】同被加熱物の温度上昇を示す線図
【図6】従来例における加熱装置の要部断面図
【符号の説明】
7 加熱室 11 管状ヒーター 16 面状ヒーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収容する加熱室と、曲折させ
    た赤外線透過率の良好な絶縁物で電熱線を囲繞した管状
    ヒーターと、電熱線を絶縁物により挾持して加熱室壁面
    に押しつけた面状ヒーターとより成り、前記管状ヒータ
    ーを前記加熱室の天井中央部に配設し、その周囲に前記
    面状ヒーターを環状に設置し、被加熱物を加熱する際に
    前記管状ヒーターと前記面状ヒーターとの給電を切り換
    える構成とした加熱装置。
JP2099593A 1993-02-09 1993-02-09 加熱装置 Pending JPH06235526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2099593A JPH06235526A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2099593A JPH06235526A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06235526A true JPH06235526A (ja) 1994-08-23

Family

ID=12042708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2099593A Pending JPH06235526A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 加熱装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH06235526A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402495B1 (ko) * 2000-11-30 2003-10-22 주식회사 엘지이아이 전자레인지의 히터시스템

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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