JP4035932B2 - 加熱調理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、低価格帯のオーブン電子レンジのオーブン調理、特にオーブン角皿調理の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の加熱調理装置は、特開平2−178530号公報に記載されているようなものが一般的であった。この装置は3図に示されているように、オーブン1の庫内2の上部に、装置を前方から見て左右方向に伸びる管状の上ヒータ3が設けられている。管状の上ヒータ3は例えば石英管の中に発熱線のコイルを挿入した構成となっている。また上ヒータ3の熱を有効に食パンなどの食品4に加えるため、オーブン1の上面には、上ヒータ3近くに反射板5が設けられている。7はターンテーブルモータであり、食品4を載せたターンテーブル8を水平面で回転させるものである。9はドアであり、10は外郭であり、11は底板であり通常足12が取り付けられている。
【0003】
オーブン1の外側の下部に、管状の下ヒータ13が設けられている。下ヒータ13としては、従来の石英管ヒータなどでよい。この下ヒータ13を囲う様に、反射板14が設けられている。立ち上がり性能の良い管状のヒータを上下に用いているので庫内2の温度の立ち上がりが極めて速く、食パンを短時間に焼け且つ、マイカ等の絶縁材料に発熱線を巻いて成る平面ヒータより低コストという大きな効果があり、トースター機能付きの電子レンジはこの構成が主流であった。
【0004】
また、低価格帯のオーブン機能付きの場合は、図4に示すように、前記ヒータ構成でターンテーブル8上に電波加熱とオーブン調理にも使用できる耐熱セラミック等の材料から成る丸皿15を載せ、食品4を丸皿15上で調理を行う方式がコスト的にも有利であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近の市場動向として低価格帯のオーブン電子レンジにも、角皿調理の要望が高まる中、従来の低価格帯の加熱調理装置では、上、下ヒータ3、13が庫内2の後方に配置されており、ターンテーブル8上の食品4は、水平面で回転しているため、均一加熱が可能だが、オーブン角皿上の食品4は水平面で回転出来ないため、庫内2の後方側は良く焼けるが、ドア9側の方は調理できないと言う課題を有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、ターンテーブル上に電波加熱とオーブン調理にも使用できる耐熱セラミック等の材料から成る丸皿を載せ、丸皿と接触しないよう空間を経て角皿を配置し、調理時に丸皿を回転させることにより庫内に対して後方に配置した下ヒータの熱を丸皿全体に蓄熱させ、丸皿を熱拡散板として作用させ、対面する角皿全体を均一に加熱させるものである。
【0007】
上記発明によれば、コスト的に有利な下ヒータ構成を変更することなく、電波加熱やオーブン調理に従来から使用している耐熱セラミック等から成る丸皿を熱拡散板とした方式のため、コストを上げることなくオーブン角皿調理が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1の発明は、上ヒータと下ヒータと、食品を収容する庫内と、食品を載せて回動させるターンテーブル装置とを備え、オーブン角皿調理時に角皿の下に空間を設けて配置したターンテーブル装置上に熱拡散板を載せ、前記熱拡散板をターンテーブル装置により回動させるものである。これにより、角皿および角皿上の食品を均一に加熱できる。
【0009】
また請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、下ヒータが、庫内中心から後方に配置され、庫内の下から加熱するものである。これにより、コスト的に有利な下ヒータ構成を変更することなく、オーブン角皿調理が可能になる。
【0010】
また請求項3の発明は、請求項1の発明に加えて、熱拡散板を、調理に使用するセラミック皿としたものである。これにより、従来から電波加熱やオーブン調理に使用しているセラミック皿を熱拡散板として使用でき、コスト削減ができる。
【0011】
また請求項4の発明は、請求項1の発明に加えて、熱拡散板を、調理に使用する金属皿としたものである。これにより、従来から電波加熱やオーブン調理に使用している金属皿を熱拡散板として使用でき、コスト削減ができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0013】
図1は本発明の実施例の加熱調理装置の要部断面図を示す。また図2は本発明の加熱調理装置の庫内を前面から見た図である。尚、従来例と同一部分には同一番号を付与する。
【0014】
図1においてオーブン1の庫内2の上部に装置を前方から見て左右方向に伸びる管状の上ヒータ3が設けられている。管状の上ヒータ3は例えばネオセラム管や、または石英管の中に発熱線のコイルを挿入した構成となっている。また上ヒータ3の熱を有効に角皿16上の食品4の広範囲に加えるため、反射板5の形状を工夫して設けられている。
【0015】
更にオーブン1の外側の下部には、管状の下ヒータ13が設けられている。この下ヒータ13を囲う様に、反射板14が設けられている。下ヒータ13を庫内2の中心より後方に配置しているのは、オーブン1の壁が上面、後面、下面に囲まれており熱が逃げ難く、またドア9は樹脂材料を使用しておりドア9の温度を高くするのは樹脂の耐熱温度の点から望ましくないからである。7はターンテーブルモータであり、ターンテーブル8を水平面で回転させるものである(ターンテーブルモータ7とターンテーブル8を総称してターンテーブル装置と言う)。
【0016】
15は熱拡散板である丸皿で、電波加熱時やオーブン時に食品4を載せるためのものであり、ターンテーブル8上に置かれる。丸皿15は電波加熱とヒーター加熱を両立させるため、耐熱性セラミック材料かまたは、一般的にホーロー処理された鋼板を用いている。16は角皿で回転する丸皿に接触しないよう隙間を設けている。角皿16の支持方法は図2に示す様にオーブンの左右に絞りを設けて支持部17を構成させている。10は外郭である。11は底板で通常足12が取り付けてある。
【0017】
次に動作、作用について説明すると、オーブン調理の角皿16使用の場合、ターンテーブル8の上に丸皿15を載せ、ターンテーブルモータ7により丸皿15を回転させることにより下ヒータ13からの熱を丸皿15全体に蓄熱させる。丸皿15と対向する角皿16は、丸皿15からの輻射熱により角皿16全体が均一に加熱され、角皿16上の食品4が均一に加熱でき、角皿調理が可能となる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明の加熱調理装置は、角皿調理でも安価なヒーター仕様を変えることなく、また熱拡散板として電波加熱やオーブン調理に使用している丸皿がそのまま利用できるため、低価格帯のオーブン電子レンジの角皿調理のコスト削減に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の加熱調理装置の要部断面図
【図2】同加熱調理装置の庫内を前面から見た正面図
【図3】従来の加熱調理装置のトースタ調理時の要部断面図
【図4】同加熱調理装置のオーブン丸皿調理時の要部断面図
【符号の説明】
2 庫内
3 上ヒータ
4 食品
7 ターンテーブルモータ(ターンテーブル装置)
8 ターンテーブル(ターンテーブル装置)
13 下ヒータ
15 丸皿(熱拡散板)
16 角皿
Claims (4)
- 上ヒータと下ヒータと、食品を収容する庫内と、食品を載せて回動させるターンテーブル装置とを備え、オーブン角皿調理時に角皿の下に空間を設けて配置したターンテーブル装置上に熱拡散板を載せ、前記熱拡散板をターンテーブル装置により回動させる加熱調理装置。
- 下ヒータは、庫内中心から後方に配置され、庫内の下から加熱する請求項1記載の加熱調理装置。
- 熱拡散板を、調理に使用するセラミック皿とした請求項1記載の加熱調理装置。
- 熱拡散板を、調理に使用する金属皿とした請求項1記載の加熱調理装置。
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JP2001132957A JP2001132957A (ja) | 2001-05-18 |
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Family
ID=18023823
Family Applications (1)
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JP31198599A Expired - Fee Related JP4035932B2 (ja) | 1999-11-02 | 1999-11-02 | 加熱調理装置 |
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JP (1) | JP4035932B2 (ja) |
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1999
- 1999-11-02 JP JP31198599A patent/JP4035932B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001132957A (ja) | 2001-05-18 |
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