JPH06235431A - 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ取付け構造 - Google Patents
車両用ディスクブレーキのキャリパボディ取付け構造Info
- Publication number
- JPH06235431A JPH06235431A JP1769693A JP1769693A JPH06235431A JP H06235431 A JPH06235431 A JP H06235431A JP 1769693 A JP1769693 A JP 1769693A JP 1769693 A JP1769693 A JP 1769693A JP H06235431 A JPH06235431 A JP H06235431A
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- JP
- Japan
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- caliper
- caliper body
- caliper bracket
- bracket
- disc brake
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】キャリパボディの軽量化の向上を図りつつ、制
動トルクにも充分に堪え得るキャリパボディの取付け構
造を得る。キャリパボディと車体取付け用のキャリパブ
ラケットを異種金属で形成した場合に、両者間の電位差
による錆の発生を防止する。 【構成】キャリパボディ3を構成する一対の分割ピース
3a,3bを、アルミ軽合金等の軽量材料で形成する。
車体取付け用のキャリパブラケット5を、鋼板等の硬質
金属で形成する。分割ピース3a,3bを連結する際
に、一方の分割ピース3aとキャリパブラケット5との
間に不導体のシム板16を挟み、これらを連結ボルト6
にて一体に共締め固定する。
動トルクにも充分に堪え得るキャリパボディの取付け構
造を得る。キャリパボディと車体取付け用のキャリパブ
ラケットを異種金属で形成した場合に、両者間の電位差
による錆の発生を防止する。 【構成】キャリパボディ3を構成する一対の分割ピース
3a,3bを、アルミ軽合金等の軽量材料で形成する。
車体取付け用のキャリパブラケット5を、鋼板等の硬質
金属で形成する。分割ピース3a,3bを連結する際
に、一方の分割ピース3aとキャリパブラケット5との
間に不導体のシム板16を挟み、これらを連結ボルト6
にて一体に共締め固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車や自動二輪車等
の走行車両に用いられるディスクブレーキに係り、詳し
くは一対の分割ピースを連結ボルトでつないで構成され
るピストン対向型のキャリパボディを車体に取付ける構
造に関する。
の走行車両に用いられるディスクブレーキに係り、詳し
くは一対の分割ピースを連結ボルトでつないで構成され
るピストン対向型のキャリパボディを車体に取付ける構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のディスクブレーキに用いられる
ピストン対向型のキャリパボディとして、例えば特開平
2−97736号公報に開示されるものがある。このキ
ャリパボディは、ディスクロータの両側に2分された一
対の分割ピースを、複数の連結ボルトで一体に連結した
もので、このピストン対向型では、ピンスライド型のよ
うに、制動時のキャリパボディをディスク軸方向へ移動
させる必要がないため、一方の分割ピースに車体取付け
腕を延設して、この車体取付け腕を車体のナックルに直
接ボルト止めしている。
ピストン対向型のキャリパボディとして、例えば特開平
2−97736号公報に開示されるものがある。このキ
ャリパボディは、ディスクロータの両側に2分された一
対の分割ピースを、複数の連結ボルトで一体に連結した
もので、このピストン対向型では、ピンスライド型のよ
うに、制動時のキャリパボディをディスク軸方向へ移動
させる必要がないため、一方の分割ピースに車体取付け
腕を延設して、この車体取付け腕を車体のナックルに直
接ボルト止めしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、キャリパボ
ディを軽量化する場合に、分割ピースはアルミ軽合金等
の軽量材料で形成されるが、軽量材料は一般に軟質でも
あるため、車体取付け腕の剛性が低下し、この車体取付
け腕が、制動によって発生した制動トルクによって捩ら
れ、変形や損傷を生じる虞があって、キャリパボディの
軽量化と車体取付け剛性の確保を両立させるのは困難で
あった。
ディを軽量化する場合に、分割ピースはアルミ軽合金等
の軽量材料で形成されるが、軽量材料は一般に軟質でも
あるため、車体取付け腕の剛性が低下し、この車体取付
け腕が、制動によって発生した制動トルクによって捩ら
れ、変形や損傷を生じる虞があって、キャリパボディの
軽量化と車体取付け剛性の確保を両立させるのは困難で
あった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、キャリパボディの軽量化の向上を図りつつ、
制動トルクにも充分に堪え得るキャリパボディの取付け
構造を提供することを第1の目的とし、また第2の目的
として、異種金属間の錆の発生を防止する。
たもので、キャリパボディの軽量化の向上を図りつつ、
制動トルクにも充分に堪え得るキャリパボディの取付け
構造を提供することを第1の目的とし、また第2の目的
として、異種金属間の錆の発生を防止する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的に従い、第1
発明は、ディスクロータの外側から該ディスクロータの
両側に2分された分割ピースに、ディスクロータを挟ん
で対向するシリンダ孔を対向して設け、これら分割ピー
スを連結ボルトにて一体に連結される車両用ディスクブ
レーキのキャリパボディにおいて、前記一対の分割ピー
スをアルミ軽合金等の軽量材料で形成すると共に、該分
割ピースのいずれか一方の側に、鋼板等の硬質金属で形
成された車体取付け用のキャリパブラケットを配設し、
該キャリパブラケットと一対の分割ピースとを前記連結
ボルトにて一体に共締め固定する。
発明は、ディスクロータの外側から該ディスクロータの
両側に2分された分割ピースに、ディスクロータを挟ん
で対向するシリンダ孔を対向して設け、これら分割ピー
スを連結ボルトにて一体に連結される車両用ディスクブ
レーキのキャリパボディにおいて、前記一対の分割ピー
スをアルミ軽合金等の軽量材料で形成すると共に、該分
割ピースのいずれか一方の側に、鋼板等の硬質金属で形
成された車体取付け用のキャリパブラケットを配設し、
該キャリパブラケットと一対の分割ピースとを前記連結
ボルトにて一体に共締め固定する。
【0006】また第2発明では、第1発明のキャリパブ
ラケットと、このキャリパブラケットの取付け側となる
一方の分割ピースとの間に、不導体のシム板を介装す
る。
ラケットと、このキャリパブラケットの取付け側となる
一方の分割ピースとの間に、不導体のシム板を介装す
る。
【0007】
【作用】上記双方の構成によれば、キャリパブラケット
に高強度の硬質金属を採用することにより、キャリパボ
ディを車体に取付けるための所要の剛性力を確保する。
また第2発明では、不導体のシム板が、異種金属で形成
される分割ピースとキャリパブラケット間の電位差によ
る電蝕の発生を防止する。
に高強度の硬質金属を採用することにより、キャリパボ
ディを車体に取付けるための所要の剛性力を確保する。
また第2発明では、不導体のシム板が、異種金属で形成
される分割ピースとキャリパブラケット間の電位差によ
る電蝕の発生を防止する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1乃至図4に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0009】ディスクブレーキ1は、図示しない車輪と
一体に回転するディスクロータ2と、該ディスクロータ
2の外側を跨いで配設されるキャリパボディ3と、該キ
ャリパボディ3の内側にディスクロータ2を挟んで対向
配置される一対の摩擦パッド4,4と、キャリパボディ
3を車体に取付ける板状のキャリパブラケット5とから
なっている。
一体に回転するディスクロータ2と、該ディスクロータ
2の外側を跨いで配設されるキャリパボディ3と、該キ
ャリパボディ3の内側にディスクロータ2を挟んで対向
配置される一対の摩擦パッド4,4と、キャリパボディ
3を車体に取付ける板状のキャリパブラケット5とから
なっている。
【0010】上記キャリパボディ3は、ディスクロータ
2の外側中央部で2つの分割ピース3a,3bに分割さ
れ、両分割ピース3a,3bを、車体取付け用のキャリ
パブラケット5と共に、4本の連結ボルト6にて一体に
連結したもので、キャリパボディ3は、キャリパブラケ
ット5のディスク内周側を、取付けボルト7,7にて車
体のナックル8に取付けされる。
2の外側中央部で2つの分割ピース3a,3bに分割さ
れ、両分割ピース3a,3bを、車体取付け用のキャリ
パブラケット5と共に、4本の連結ボルト6にて一体に
連結したもので、キャリパボディ3は、キャリパブラケ
ット5のディスク内周側を、取付けボルト7,7にて車
体のナックル8に取付けされる。
【0011】キャリパボディ3を構成する分割ピース3
a,3bには、シリンダ孔9,9が、ディスクロータ2
を挟んで対向配置されており、それぞれのシリンダ孔9
に、有底円筒状のピストン10が、角シール11を介し
て液密且つ移動可能に収容されると共に、シリンダ孔9
の底部とピストン10との間に液圧室12が画成され
る。また、これらの分割ピース3a,3bには、軽量化
や耐蝕性,加工性の向上を目的に、アルミ軽合金を始め
として、マグネシウム合金,チタン合金,炭素繊維強化
炭素複合材料(C/Cコンポジット)等の軽金属や非金
属材料が用いられる。
a,3bには、シリンダ孔9,9が、ディスクロータ2
を挟んで対向配置されており、それぞれのシリンダ孔9
に、有底円筒状のピストン10が、角シール11を介し
て液密且つ移動可能に収容されると共に、シリンダ孔9
の底部とピストン10との間に液圧室12が画成され
る。また、これらの分割ピース3a,3bには、軽量化
や耐蝕性,加工性の向上を目的に、アルミ軽合金を始め
として、マグネシウム合金,チタン合金,炭素繊維強化
炭素複合材料(C/Cコンポジット)等の軽金属や非金
属材料が用いられる。
【0012】一方の分割ピース3aには、圧液導入用の
インレットポート13がシリンダ孔9の底壁に穿設さ
れ、更に双方の液圧室12,12は、両分割ピース3
a,3bに穿設される図示しない液通孔にて連通してい
る。インレットポート13には、別途に配設された公知
の液圧マスタシリンダとブレーキホースにて接続され、
液圧マスタシリンダで昇圧された作動液が、インレット
ポート13から一方の分割ピース3aの液圧室12に導
入されると、その一部は液通孔を通して他方の分割ピー
ス3bの液圧室12にも供給され、双方のピストン1
0,10が、それぞれのシリンダ孔9をディスクロータ
方向へ移動する。
インレットポート13がシリンダ孔9の底壁に穿設さ
れ、更に双方の液圧室12,12は、両分割ピース3
a,3bに穿設される図示しない液通孔にて連通してい
る。インレットポート13には、別途に配設された公知
の液圧マスタシリンダとブレーキホースにて接続され、
液圧マスタシリンダで昇圧された作動液が、インレット
ポート13から一方の分割ピース3aの液圧室12に導
入されると、その一部は液通孔を通して他方の分割ピー
ス3bの液圧室12にも供給され、双方のピストン1
0,10が、それぞれのシリンダ孔9をディスクロータ
方向へ移動する。
【0013】前記摩擦パッド4は、ディスクロータ2の
側面と摺接するライニング4aを金属製の裏板4bに接
合して構成され、裏板4bの上部吊下げ片4cに、双方
の分割ピース3a,3bへ掛け渡されるハンガーピン1
4を挿通して、各分割ピース3a,3bのパッド装着凹
部3cにディスク軸方向へ移動可能に吊持されると共
に、このハンガーピン14との間に縮設されるパッドス
プリング15の弾発力にて、ディスク中心方向へ付勢さ
れている。
側面と摺接するライニング4aを金属製の裏板4bに接
合して構成され、裏板4bの上部吊下げ片4cに、双方
の分割ピース3a,3bへ掛け渡されるハンガーピン1
4を挿通して、各分割ピース3a,3bのパッド装着凹
部3cにディスク軸方向へ移動可能に吊持されると共
に、このハンガーピン14との間に縮設されるパッドス
プリング15の弾発力にて、ディスク中心方向へ付勢さ
れている。
【0014】前記キャリパブラケット5は、分割ピース
3a,3bを構成する軽金属や非金属等の軽量材料より
も硬質で、車体側のナックル8と同程度の硬度を持った
鋼板や鋳鉄板等の硬質金属で形成されている。キャリパ
ブラケット5のディスク半径方向外側には、4個のボル
ト挿通孔5aが穿設されると共に、車体取付け側となる
ディスク半径方向内側に、2個のめねじ孔5bが形成さ
れている。このキャリパブラケット5は、分割ピース3
a,3bを連結する際に、一方の分割ピース3aとキャ
リパブラケット5との間に不導体のシム板16を挟み、
各連結ボルト6をそれぞれボルト挿通孔5aに差込ん
で、一方の分割ピース3aの外側に共締め固定されると
共に、ナックル8のボルト挿通孔8aに差込まれる取付
けボルト7を、めねじ孔5bにねじ込んで車体側に取付
けされる。
3a,3bを構成する軽金属や非金属等の軽量材料より
も硬質で、車体側のナックル8と同程度の硬度を持った
鋼板や鋳鉄板等の硬質金属で形成されている。キャリパ
ブラケット5のディスク半径方向外側には、4個のボル
ト挿通孔5aが穿設されると共に、車体取付け側となる
ディスク半径方向内側に、2個のめねじ孔5bが形成さ
れている。このキャリパブラケット5は、分割ピース3
a,3bを連結する際に、一方の分割ピース3aとキャ
リパブラケット5との間に不導体のシム板16を挟み、
各連結ボルト6をそれぞれボルト挿通孔5aに差込ん
で、一方の分割ピース3aの外側に共締め固定されると
共に、ナックル8のボルト挿通孔8aに差込まれる取付
けボルト7を、めねじ孔5bにねじ込んで車体側に取付
けされる。
【0015】このように構成されるディスクブレーキ1
は、各ピストン10がシリンダ孔9をディスクロータ方
向へ移動して、それぞれの摩擦パッド4を押動し、該パ
ッド4のライニング4aをディスクロータ2の側面へ押
圧して、制動作用が行なわれる。摩擦パッド4,4に
は、ディスクロータ2との摺接によって制動トルクが発
生し、この制動トルクは、パッド装着凹部3aの側部ト
ルク受け面から分割ピース3a,3bへ伝達され、更に
連結ボルト6,キャリパブラケット5及び取付けボルト
7を経てナックル8に入り、車体側に吸収されるように
なっている。
は、各ピストン10がシリンダ孔9をディスクロータ方
向へ移動して、それぞれの摩擦パッド4を押動し、該パ
ッド4のライニング4aをディスクロータ2の側面へ押
圧して、制動作用が行なわれる。摩擦パッド4,4に
は、ディスクロータ2との摺接によって制動トルクが発
生し、この制動トルクは、パッド装着凹部3aの側部ト
ルク受け面から分割ピース3a,3bへ伝達され、更に
連結ボルト6,キャリパブラケット5及び取付けボルト
7を経てナックル8に入り、車体側に吸収されるように
なっている。
【0016】本実施例は、キャリパボディ3を構成する
一対の分割ピース3a,3bを、軽金属や非金属材料で
形成して、軽量化や耐蝕性,加工性の向上を図りなが
ら、このキャリパボディ3をナックル8へ取付けするキ
ャリパブラケット5に、両分割ピース3a,3bよりも
硬質で高強度の金属製板材を採用することにより、キャ
リパブラケット5の剛性を確保している。これにより、
キャリパブラケット5では、特にナックル8への取付け
面積が小さく、制動トルクが集中するディスク半径方向
内周側のめねじ孔5b,5bの周辺部分で、これに充分
な剛性力が確保され、制動トルクによる捩り力にもよく
堪えるので、変形や損傷が生じにくくなり、ディスクブ
レーキ1に設定されたブレーキ性能を、長期間に亙って
発揮することができる。
一対の分割ピース3a,3bを、軽金属や非金属材料で
形成して、軽量化や耐蝕性,加工性の向上を図りなが
ら、このキャリパボディ3をナックル8へ取付けするキ
ャリパブラケット5に、両分割ピース3a,3bよりも
硬質で高強度の金属製板材を採用することにより、キャ
リパブラケット5の剛性を確保している。これにより、
キャリパブラケット5では、特にナックル8への取付け
面積が小さく、制動トルクが集中するディスク半径方向
内周側のめねじ孔5b,5bの周辺部分で、これに充分
な剛性力が確保され、制動トルクによる捩り力にもよく
堪えるので、変形や損傷が生じにくくなり、ディスクブ
レーキ1に設定されたブレーキ性能を、長期間に亙って
発揮することができる。
【0017】また、キャリパブラケット5は、分割ピー
ス3a,3bを連結する連結ボルト6を利用して共締め
固定されるので、キャリパブラケット5の組付け作業や
専用の連結具が不要で、経済的である。更に、キャリパ
ブラケット5を、他の形状のものと交換することによ
り、キャリパボディ1を取付け形状の異なる他の車種に
も用いることができる。また、不導体のシム板16が、
異種金属で形成されたキャリパブラケット5と一方の分
割ピース3aとの接触を妨げるので、電蝕の発生を有効
に防止して、ディスクブレーキ1の耐久性と品質を高め
る。
ス3a,3bを連結する連結ボルト6を利用して共締め
固定されるので、キャリパブラケット5の組付け作業や
専用の連結具が不要で、経済的である。更に、キャリパ
ブラケット5を、他の形状のものと交換することによ
り、キャリパボディ1を取付け形状の異なる他の車種に
も用いることができる。また、不導体のシム板16が、
異種金属で形成されたキャリパブラケット5と一方の分
割ピース3aとの接触を妨げるので、電蝕の発生を有効
に防止して、ディスクブレーキ1の耐久性と品質を高め
る。
【0018】図5は、本発明の他の実施例を示すもの
で、前述の実施例に用いた4本の連結ボルト6のうち、
内側の2本は分割ピース3a,3bのみを連結し、キャ
リパブラケット5は、外側の2本で両ピース3a,3b
に共締めされる。
で、前述の実施例に用いた4本の連結ボルト6のうち、
内側の2本は分割ピース3a,3bのみを連結し、キャ
リパブラケット5は、外側の2本で両ピース3a,3b
に共締めされる。
【0019】本実施例では、キャリパボディ5を組付け
する前に、予め双方の分割ピース3a,3bを、一旦内
側の連結ボルト6,6で連結しておき、外側の連結ボル
ト6,6を用いてキャリパボディ5を後づけするもの
で、分割ピース3a,3aとキャリパボディ5との3者
を同時に連結する前述の実施例に較べて、組付けし易い
ものとなっている。
する前に、予め双方の分割ピース3a,3bを、一旦内
側の連結ボルト6,6で連結しておき、外側の連結ボル
ト6,6を用いてキャリパボディ5を後づけするもの
で、分割ピース3a,3aとキャリパボディ5との3者
を同時に連結する前述の実施例に較べて、組付けし易い
ものとなっている。
【0020】
【発明の効果】本発明は、キャリパボディを構成する一
対の分割ピースを、アルミ軽合金等の軽量材料で形成す
ると共に、該該分割ピースのいずれか一方の側に、鋼板
等の硬質金属で形成された車体取付け用のキャリパブラ
ケットを配設して、このキャリパブラケットと両分割ピ
ースとを連結ボルトにて一体に共締め固定したことによ
り、キャリパボディの軽量化を図りながらも、車体への
取付けに、制動トルクによる捩り変形にも充分に堪え得
る剛性力が得られるようになる。また、キャリパブラケ
ットを固定するための専用の取付け工程や連結具を要し
ないので、安価に製作することができる。更に、キャリ
パブラケットを他形状のものと交換することにより、キ
ャリパボディを取付け形状の異なる他の車種にも用いる
ことができるので、汎用性が広がる。
対の分割ピースを、アルミ軽合金等の軽量材料で形成す
ると共に、該該分割ピースのいずれか一方の側に、鋼板
等の硬質金属で形成された車体取付け用のキャリパブラ
ケットを配設して、このキャリパブラケットと両分割ピ
ースとを連結ボルトにて一体に共締め固定したことによ
り、キャリパボディの軽量化を図りながらも、車体への
取付けに、制動トルクによる捩り変形にも充分に堪え得
る剛性力が得られるようになる。また、キャリパブラケ
ットを固定するための専用の取付け工程や連結具を要し
ないので、安価に製作することができる。更に、キャリ
パブラケットを他形状のものと交換することにより、キ
ャリパボディを取付け形状の異なる他の車種にも用いる
ことができるので、汎用性が広がる。
【0021】また、キャリパブラケットと一方の分割ピ
ースとの間に、不導体のシム板を介装することにより、
異種金属間の電蝕の発生を有効に防止するので、ディス
クブレーキの耐久性と品質を高めることができる。
ースとの間に、不導体のシム板を介装することにより、
異種金属間の電蝕の発生を有効に防止するので、ディス
クブレーキの耐久性と品質を高めることができる。
【図1】図2のI−I断面図
【図2】本発明の一実施例を示すディスクブレーキの正
面図
面図
【図3】図2の一部切欠き平面図
【図4】図1のIV−IV断面図
【図5】本発明の他の実施例を示すディスクブレーキの
正面図
正面図
1…ディスクブレーキ 2…ディスクロータ 3…キャリパボディ 3a,3b…分割ピース 3c…パッド装着凹部 4…摩擦パッド 5…キャリパブラケット 5a…ボルト挿通孔 5b…めねじ孔 6…分割ピース3a,3bとキャリパブラケット5とを
連結する連結ボルト 7…キャリパブラケット5をナックル8に固定する取付
けボルト 8…車体側のナックル 8a…ボルト挿通孔
連結する連結ボルト 7…キャリパブラケット5をナックル8に固定する取付
けボルト 8…車体側のナックル 8a…ボルト挿通孔
Claims (2)
- 【請求項1】 ディスクロータの外側から該ディスクロ
ータの両側に2分された分割ピースに、ディスクロータ
を挟んで対向するシリンダ孔を対向して設け、これら分
割ピースを連結ボルトにて一体に連結される車両用ディ
スクブレーキのキャリパボディにおいて、前記一対の分
割ピースをアルミ軽合金等の軽量材料で形成すると共
に、該分割ピースのいずれか一方の側に、鋼板等の硬質
金属で形成された車体取付け用のキャリパブラケットを
配設し、該キャリパブラケットと一対の分割ピースとを
前記連結ボルトにて一体に共締め固定したことを特徴と
する車両用ディスクブレーキのキャリパボディ取付け構
造。 - 【請求項2】 前記キャリパブラケットと前記一方の分
割ピースとの間に、不導体のシム板を介装したことを特
徴とする請求項1記載の車両用ディスクブレーキのキャ
リパボディ取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1769693A JPH06235431A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1769693A JPH06235431A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06235431A true JPH06235431A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=11950969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1769693A Pending JPH06235431A (ja) | 1993-02-04 | 1993-02-04 | 車両用ディスクブレーキのキャリパボディ取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06235431A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100078269A1 (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-01 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Disk brake |
-
1993
- 1993-02-04 JP JP1769693A patent/JPH06235431A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20100078269A1 (en) * | 2008-09-30 | 2010-04-01 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Disk brake |
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