JPH0623429Y2 - ロボットの関節機構 - Google Patents

ロボットの関節機構

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JPH0623429Y2
JPH0623429Y2 JP13288889U JP13288889U JPH0623429Y2 JP H0623429 Y2 JPH0623429 Y2 JP H0623429Y2 JP 13288889 U JP13288889 U JP 13288889U JP 13288889 U JP13288889 U JP 13288889U JP H0623429 Y2 JPH0623429 Y2 JP H0623429Y2
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JP
Japan
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fixed
lever body
wire
movable
drum
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JP13288889U
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JPH0371890U (ja
Inventor
武夫 楠
Original Assignee
所沢精密株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロボットの関節機構に関わるものである。従
来、ロボットの関節を個別にモーターで構成するなど、
かなり複雑なものであった。本考案は1関節を1ワイヤ
ーで操作できる簡単な構造とし、両手、両足、首、腰等
の多関節ロボットの製造を可能にしたい。ワイヤーは引
くことは出来ても、押すことは出来ないので関節部にゼ
ンマイを備えてゼンマイの戻しトルクで押しの機能を得
ようとする。更にフレキシブルなワイヤーはリングに巻
きつけてストロークを形成できるので、運動部材の回転
角を任意に大きくすることも出来よう。又フレキシブル
なワイヤーは経路を任意に取れるので、末端関節を操作
するに具合が良いと考えた。
以降図面を用いて説明する。第1図は本考案による腕の
第1の実施例の構成図である。1は下がっているロボッ
トの腕を示す。2は固定軸、3は固定軸に支軸された可
動ドラムである。4は固定軸2の外径と可動ドラムの内
径の間に巻き込まれて戻しトルクを発生しているゼンマ
イである。5はレバー体でレバー弾力で矢印6方向にト
ルクが掛かっている。7はカムでありカムの谷がレバー
体5に係り腕1は下がった状態にある。8はワイヤーで
ある。ワイヤー8の固定端9は可動ドラム3の外径にあ
たるリング10に固定されている。固定端9付近のワイ
ヤー8はリング10に巻かれ余裕が残っている。ゼンマ
イ4の戻しトルクは矢印13の方向に発生している。一
方ワイヤー8の作動端11は上記戻しトルクより勝る矢
印6方向の力を有するレバー体5で引っ張られて、ワイ
ヤー8は緊張状態にあり腕1は下方で安定している。カ
ム7を回せばレバー体5が作動し緊張状態のまま腕1の
動作があろう。
第2図は腕の第2の実施例の構成図である。カム7の回
転があってカム7の山がレバー体5を押し上げる。ゼン
マイ4は戻しトルクを持っているので可動ドラム3を矢
印13方向に回転する。それにつれワイヤー8はリング
10に更に巻かれる。戻しトルクはワイヤー8であたか
も押したがごとく機能する。可動ドラム3の回転角度は
作動端11のストロークとリング10の径によって定ま
るものなのでこの回転角度を任意に大きく設定できる。
第2図の1は腕を振り上げた状態を示している。緊張状
態は上記戻しトルクより勝るレバー体5の矢印6方向の
トルクと矢印13方向の戻しトルクによって保たれる。
第2図から更にカム7が回転してカム7の谷がレバー体
5に係ると第1図の腕を下げた状態にもどる。カム7の
1回転は腕1の1往復に相当する。腕1の運動はワイヤ
ー8の緊張状態下で行われるのでスムースであるととも
に停止位置でぶれる様なこともない。ゼンマイ4の巻き
込み方法は戻しきった所で固定端9が固定されたワイヤ
ー8をリング10に2回転位巻いて置き戻しトルクに抗
しながらワイヤー8を引き出し作動端11をレバー体5
に支持するようにする。或は固定軸2を手回しで矢印1
3方向に回すことが出来る構造であってもよい。
第3図は脚の実施例の構成図である。14は可動ドラム
に固定された脚1、16は脚1に回転自在に取り付けた
脚2、15はその連結部である。実線で示すカム7がレ
バー体5に谷で係ると脚1と脚2とは実線で示すように
垂直につながっている。カム7が破線で示す方向に回
り、カムの山がレバー体5に係ると、前述したゼンマイ
の戻しトルクによってリング10は矢印17の方向に回
り脚1は持ち上がるが、脚2は連結部15から重力でぶ
らさがった状態になる。カム7が1回転すると脚1、2
は1回の足踏み動作をする。
第4図はレバー体5の支持を示す別の実施例の構成図で
ある。レバー自身は弾力を持たず自在支持点18で支持
されている。レバー体5はワイヤー8の緊張力を受けて
矢印19方向に引っ張られている。20はフレーム壁で
あってレバー体5の上側の位置ぎめをする。21はカム
7の谷とレバー体5との間の透き間である。カム7が回
転してレバー体5に係るとレバー体5はワイヤーの作動
端11を引き操作する。フレーム壁20及びカム7がレ
バー体5を介してワイヤー8にかかる力はゼンマイの戻
しトルクによるものよりも大きく、可動ドラム3の位置
を決める。この操作で例えば第3図の破線の脚1、2か
ら実線の脚1、2への移動があり、カム7を回し続けて
足踏みを行わせる。
第5図は本考案による多関節ロボットの断面図である。
1は腕、14,16は脚を示している。4はゼンマイで
あって4個の関節を形成している。3は可動ドラム、2
は固定軸、22は可動ドラム止めナットである。8′は
腕関節のワイヤー、8″は脚関節のワイヤーである。2
3は支柱で固定軸2を支えている。5はワイヤーを連結
した4個のレバー体、7はレバー体5に係る4個のカム
である。カム7は1本のカム軸24で連結されていてカ
ム軸24を回せばそれぞれのカムの形に見合って腕脚が
秩序ある運動を行う。腰部、頭部については図示してい
ないが、ワイヤーは腰部関節をフリキシブルに通り頭部
の関節ゼンマイに作用させることを得る。
第6−1図、第6−2図は本考案による関節の別の実施
例の断面図と平面図である。ゼンマイ、固定軸、可動ド
ラムとあれば腕時計用の香箱がそのまま使えそうであ
る。25は香箱本体であり本考案の可動ドラムに相当す
る。26は香箱真であり本考案の固定軸に相当する。香
箱本体と香箱真の間には図示していないゼンマイが収容
されている。27は角軸部であり時計では角穴車が篏合
する。28はネジ穴であり時計では角穴ネジが締められ
る。29は連結軸であり両端にはネジを備えていて香箱
のネジ穴28を締め込む。連結軸29は左右に香箱を保
持し、例えば第5図に示す対の腕関節を構成する。8は
香箱の胴に固定されたワイヤーである。当実施例は量産
している香箱を活用しているのでコスト上有利である。
第7図は本考案による関節の更に別の実施例の断面図で
ある。30は連結パイプであり左右に香箱本体の胴を篏
入し支持している。ゼンマイの戻しトルクは香箱本体と
香箱真の間で発生するもので、トルクの方向は反対にな
るだけで、連結パイプを静止せしめ香箱真より戻しトル
クを取り出すことが出来る。香箱真のネジ穴にはリング
10がネジ込まれて支持される。8はワイヤーでありリ
ング10に固定され巻かれている。ロボットの運動部材
はリング10に固定されていてワイヤー8の操作で回転
運動を行う。この第7図の実施例を第6−1図、第6−
2図に比較すると固定するものが軸からドラムへ、可動
するものがドラムから軸へと置き換えたものであり、同
一の目的をねらったものである。この置き換えは第1図
から説明したものについて可能である。
以上の考案によって構造が簡単で運動部材の回転角を任
意に大きくでき、ワイヤー経路が自在で且つスムースで
ぶれのない動作をするゼンマイワイヤー方式のロボット
関節の製造が可能になった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による腕の第1の実施例の構成図、第2
図は本考案による腕の第2の実施例の構成図、第3図は
本考案による脚の実施例の構成図、第4図はレバー体の
支持を示す別の実施例の構成図、第5図は本考案による
多関節ロボットの断面図、第6−1図,第6−2図は本
考案による関節の別の実施例の断面図と平面図、第7図
は本考案による関節の更に別の実施例の断面図である。 2……固定軸、3……可動ドラム、4……ゼンマイ、5
……レバー体、7……カム、8……ワイヤー、10……
リング 6……レバー体の力方向を示す矢印

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定軸と、固定軸に支軸された可動ドラム
    と、固定軸の外径と可動ドラムの内径との間に巻き込ま
    れて戻しトルクを発生するゼンマイと、可動ドラムと一
    体のリングと、レバー体と、リングとレバー体とを連結
    するワイヤーを備え、上記ゼンマイが巻き込まれた状態
    で、ワイヤーの固定端はリングに固定され巻かれワイヤ
    ーの作動端はレバー体に支持されて、上記戻しトルクと
    該戻しトルクよりも勝る矢印6方向のレバー体の力によ
    りワイヤーは緊張状態を構成するとともに、レバー体に
    係るカムを備え、該カムの回転は上記可動ドラムの往復
    回転運動に変換すべく構成し、可動ドラムにはロボット
    の運動部材を固定した構成を特徴とするロボットの関節
    機構。
  2. 【請求項2】固定ドラムと、固定ドラムに支軸された可
    動軸と、可動軸の外径と固定ドラムの内径との間に巻き
    込まれて戻しトルクを発生するゼンマイと、可動軸と一
    体のリングと、レバー体と、リングとレバー体とを連結
    するワイヤーを備え、上記ゼンマイが巻き込まれた状態
    で、ワイヤーの固定端はリングに固定され巻かれワイヤ
    ーの作動端はレバー体に支持されて、上記戻しトルクと
    該戻しトルクよりも勝る矢印6方向のレバー体の力によ
    りワイヤーは緊張状態を構成するとともに、レバー体に
    係るカムを備え、該カムの回転は上記可動軸の往復回転
    運動に変換すべく構成し、可動軸にはロボットの運動部
    材を固定した構成を特徴とするロボットの関節機構。
JP13288889U 1989-11-15 1989-11-15 ロボットの関節機構 Expired - Lifetime JPH0623429Y2 (ja)

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JP13288889U JPH0623429Y2 (ja) 1989-11-15 1989-11-15 ロボットの関節機構

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JP13288889U JPH0623429Y2 (ja) 1989-11-15 1989-11-15 ロボットの関節機構

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JPH0371890U JPH0371890U (ja) 1991-07-19
JPH0623429Y2 true JPH0623429Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=31680318

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JPH0371890U (ja) 1991-07-19

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