JPH06234047A - 金属ストリップの連続的鋳造方法、その装置およびタンディッシュ - Google Patents

金属ストリップの連続的鋳造方法、その装置およびタンディッシュ

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JPH06234047A
JPH06234047A JP5251402A JP25140293A JPH06234047A JP H06234047 A JPH06234047 A JP H06234047A JP 5251402 A JP5251402 A JP 5251402A JP 25140293 A JP25140293 A JP 25140293A JP H06234047 A JPH06234047 A JP H06234047A
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D11/00Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属ストリップの連続鋳造におけるエッジシ
ールと押湯の改良を目的とする。 【構成】 連続的に金属を鋳造する方法と装置であり、
その出口部分に配置されるエッジシールと押湯50を備
えている。エッジシールと押湯はタンディッシュ側壁5
3と接触する溶融金属の深さを小さくして少量の溶融金
属が動いている鋳造表面67と接触して鋳造ストリップ
のエッジ部分が迅速に凝固するように配置されている。
エッジシールと押湯はまたシールと鋳造表面との間にメ
ニスカスを形成してタンディッシュ側壁と連続鋳造表面
との間の間隙85を有効にシールして溶融金属の漏出を
防止するように配置されている。鋳造表面と側壁の間隙
から溶融金属の漏れを防止することにより、溶融金属の
連続鋳造時におけるメカニカルシールの必要がなくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ストリップの連続
鋳造のために溶融金属を動いている冷却表面に供給する
タンディッシュに使用されるエッジシールと押湯に関す
る。エッジシールと押湯は、溶融金属が回転中の冷却表
面と接触する前にタンディッシュ内での深さを制御し
て、溶融金属がタンディッシュのサイドランナーと回転
中の冷却表面の間から漏出するのを防ぐ働きをする。
【0002】
【従来の技術】従来、タンディッシュから溶融アルミニ
ウムを供給して金属シートまたはストリップの形に鋳造
して、ロールに巻き取る連続鋳造装置によりコイル状の
アルミニウムを製造することが知られている。一般に、
この方法では、溶融アルミニウムが一つの出口開口を有
するタンディッシュから回転している冷却表面に供給さ
れて凝固する。溶融金属源にはタンディッシュに該溶融
金属を流し込むための入口が備えられている。溶融アル
ミニウム金属を冷却したホイール、好ましくは溝付きの
ホイールに供給する直接鋳造によれば、高速度でアルミ
ニウム製品が鋳造される。アルミニウム鋳造ストリップ
は加熱状態、通常約900°Fの温度でドラムに巻き取
られる。
【0003】このタイプのドラッグ(drag)鋳造装置と
方法は例えば米国特許第4,828,012、4,896,715 、4,93
4,443 、4,945,974 、4,940,077 および4,955,429 号に
記載されている。これらの特許に記載された事項は、溶
融アルミニウムまたはアルミニウム合金からアルミニウ
ムストリップおよびコイルを製造する方法と装置に関連
して本明細書においても参照する。
【0004】図1には連続鋳造装置が示されており、こ
れは回転冷却表面を用いた連続鋳造装置の従来技術を示
す代表例である。連続鋳造装置は符号10で表され、回
転冷却表面3と接してタンディッシュ1が位置している
ことがわかる。冷却表面3は鋳造ホイール5の外部円筒
状表面から成る。鋳造ホイール5は内部が循環水その他
の通常の冷却流体で冷却されており、タンディッシュ1
を出た溶融金属7を凝固させるように冷却表面を通じて
除熱する。
【0005】鋳造ホイール5は軸受ベアリング9により
固定水平軸に対して回転可能に支持されている。軸受ベ
アリング9は該ベアリングおよびタンディッシュ1を支
持する支持フレーム11に支持されている。鋳造ホイー
ルは、可変速モータ、減速ギア機構(図示せず)および
鋳造ホイール5と連結されるドライブチェインまたはベ
ルト13等の適当な駆動手段により回転する。
【0006】溶融金属7が冷却表面3と接触し、ストリ
ップ15として凝固した後、巻取り装置17が該ストリ
ップをコイル状に巻取る。
【0007】連続鋳造装置10はまたバーナ19を備え
ており、タンディッシュ1の下の位置で冷却表面に対し
て選択的に熱を供給する。さらに、トップロール21を
備えており、これは冷却されずまたは加熱されており、
回転可能に設けられてストリップが完全に凝固する前に
溶融金属と接触する。
【0008】鋳放しのストリップを円滑に巻取るため、
または図1の装置で製造した鋳造ストリップをさらに加
工して満足な性質をもつ製品とするためには、鋳造スト
リップを適当な形態または断面形状を有して鋳型表面か
ら引き離すことが重要である。
【0009】従来技術の実施に際してアルミニウム製品
のドラッグ鋳造において鋳造ストリップを満足すべき断
面形状に仕上げるのには数々の困難が伴った。溶融アル
ミニウムをタンディッシュから回転中の冷却表面に供給
すると、その端縁部が厚いシート製品が得られる。この
端部が厚くなる原因は、冷却表面の端縁部での冷却速度
が早いことおよび対応する“ドッグ−ボーン(dog-bon
e)”効果またはせんたく板(washboard )もしくは波
形エッジ(wavy edge )の結果である。この状態は、次
の圧延操作で鋳造ストリップの薄肉化を困難にするのは
もちろん鋳造ストリップの効果的な巻き取りを妨げる。
シートまたはストリップの冷間圧延には一般にそのシー
トまたはストリップの中央部分が端縁部よりも僅かに厚
いことが要求される。“ドッグ−ボーン”形状のストリ
ップは一般に厚い端縁部分と薄い中央(crown )部分を
もつ。
【0010】従来、連続鋳造ストリップの形状と寸法を
改善するため直接のまたは連続式の鋳造装置について種
々の装置が提案されている。Honeycott ,III らの米国
特許第4,828,012 号には、タンディッシュの出口端に一
対の押湯または挿入部材が示されている。
【0011】図2には、米国特許第4,828,012 号に開示
されているような押湯が示されている。一対の押湯23
と25がタンディッシュ床29の頂面27に位置してい
る。押湯23は側壁31と接し、押湯25は側壁33と
接している。押湯23と25は一般にタンディッシュ1
の出口35の交差点で最大厚さとなるように縦および横
断面が直角の配置となっている。各押湯は最大厚さの部
分から縦および横方向にテーパがついて床29の頂面2
7に滑らかに連っている。
【0012】米国特許第4,828,012 号には、押湯23と
25について、溶融金属とストリップ端縁に接する冷却
表面との接触時間を減らすために側壁31と33に隣接
するタンディッシュのリップ35の厚さを増やすことに
より“dog-vone”効果の問題を解消することが開示され
ている。
【0013】Bartlettの米国特許第4,749,024 号には、
直接鋳造ストリップで端縁部が厚くなるという自然の傾
向を相殺する他の改善法が開示されている。この特許で
は、タンディッシュのリップが該タンディッシュから出
る溶融金属に対して凹面状に形成されている。この凹面
状のタンディッシュリップの目的は、シートの長さ方向
および巾方向の厚さをタンディッシュと鋳造ホイール間
のギャップを変えずに制御できるシート−鋳造プロセス
を提供することである。
【0014】Johns らの米国特許第4,678,710 号はタン
ディッシュの側壁が特殊な形状をした別の連続鋳造装置
を開示している。このタンディッシュ側壁の表面は金属
の流れをよくするために上方に向けて広がっている。わ
ずかなテーパによりタンディッシュの出口端での金属の
流れが改善される傾向がある。
【0015】Maringerの米国特許4,484,614 号は、溶融
金属を受容するタンディッシュがノズルを備えた連続鋳
造装置を開示している。このノズル装置は鋳造中金属の
乱流を最小に抑えて金属の鋳造速度を促進する。
【0016】Trucknerらの米国特許第4,685,505 号はサ
イドエッジダムを用いた改良されたロール鋳造装置を開
示している。このダムは溶融金属がその供給源から一対
の対向するロール手段を通過するときに金属の側縁方向
にガス流を供給する。この非接触式サイドエッジダムは
ノズルチップからのロール鋳造中金属を封じ込める。
【0017】Follstaedtらの米国特許第5,063,990 号
は、溶融金属がタンディッシュノズルの巾を横切って均
一に流れるようにするためにタンディッシュの中に特殊
なせきを設けた連続鋳造装置を開示している。このせき
は傾斜した後壁とテーパ付の側壁を備え、エッジ部分の
引き裂き(edge tearing)を減らすためにせきの下の隙
間を臨界的にとり、均一なストリップが得られるように
している。
【0018】しかしながら、従来の連続鋳造装置には種
々の欠点がある。はじめに、図2に示すように、タンデ
ィッシュ側縁の押湯は、冷却された回転鋳造ホイールの
表面と接触する溶融金属を急速に凝固させるためには、
タンディッシュから出る溶融金属の深さを十分に小さく
することができない。従って、溶融金属が側壁31およ
び33の下表面37と鋳造表面3との間の隙間から漏出
する。溶融金属はそれからランナー表面37と接して凝
固し、かくしてランナーと鋳造ホイール間の接触と過度
の振動を引き起こす。更に、側壁と鋳造ホイール表面間
のガスケットが損傷または腐食し、鋳造装置を早々と止
めなければならない。また、表面37とホイール3との
接触で鋳造中に強い振動が生じる。最終的には溶融金属
が漏れて鋳造金属ストリップのエッジの品質に悪影響を
及ぼす。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来公知
技術の種々の欠点に鑑み、連続鋳造による金属ストリッ
プの製造において、タンディッシュから回転鋳造ホイー
ルに出る溶融金属の制御を改善する方法の開発が要請さ
れている。これに応えて、本発明は従来技術の上記欠点
を解消するタンディッシュ出口のエッジシールと押湯を
提供するものである。このタンディッシュ出口のエッジ
シールと押湯は、タンディッシュリップから外側に向
け、かつタンディッシュの側壁に沿ってのび、タンディ
ッシュの長軸方向にテーパがついている。前述の従来技
術には、連続鋳造中にタンディッシュ側壁の出口領域で
溶融金属の深さを小さくすると共にシール機能をもたせ
て、鋳造操作および鋳造ストリップの品質を改善する点
については記載はもちろん示唆もされていない。
【0020】本発明の第1の目的は、連続鋳造装置と方
法におけるタンディッシュ出口のエッジシールと押湯を
改善することにある。本発明の他の目的は、タンディッ
シュ側壁と連続鋳造ストリップのエッジ間で冷却された
金属が接触するのを阻止してストリップのエッジ部分の
品質を改善するタンディッシュ出口のエッジシールと押
湯を提供することにある。本発明の別の目的は、タンデ
ィッシュ側壁の端部でシール作用があり、鋳造ホイール
と側壁間で溶融金属が漏れて鋳造操作が中断されること
を防止できるタンディッシュ出口のエッジシールと押湯
を提供することにある。本発明のもう1つの目的は、鋳
造時における鋳造ホイールから側壁への伝熱を最小と
し、これにより側壁の熱膨張と、側壁および鋳造ホイー
ル間の不都合な接触とを防止できるタンディッシュ出口
のエッジシールと押湯を提供することにある。さらに別
の目的は、シール用ガスケットの使用を止めて側壁と鋳
造ホイール間の接触をさらに減らすことにある。本発明
の他の目的と利点については以下の記載により明らかと
なろう。
【0021】
【課題を解決するための手段および作用】前記の目的お
よび利点を満足する本発明は、タンディッシュ用のエッ
ジシールと押湯を備えており、タンディッシュから動い
ている冷却表面に溶融金属を流すことにより溶融金属を
連続鋳造して鋳造ストリップとする。エッジシールと押
湯はタンディッシュフロアと出口リップを備えたタンデ
ィッシュ内に設けられており、タンディッシュフロアは
一対の側壁間に配置され、各側壁の一部は出口リップを
越えてのびている。エッジシールと押湯はその側壁と隣
接するタンディッシュおよび出口リップに配列してあ
る。
【0022】エッジシールと押湯は、タンディッシュの
出口リップおよび連続鋳造表面の近くの側壁と隣接する
溶融金属の深さを現象させる作用のある第1の部分を含
んでいる。この領域の溶融金属の深さを小さくすること
により、鋳部スリップのエッジ部分で溶融金属がより速
やかに凝固し、ストリップ全体の断面形状と鋳造表面の
品質を改善する。エッジシールと押湯はまた全体が傾斜
または凹面状であってタンディッシュの中央に向けて傾
斜した表面をもち、一部はタンディッシュリップを越え
てのびている。前記側壁から外側にのびかつタンディッ
シュリップを越えてのびることにより、シール作用が果
されて、溶融金属が鋳造ホイールとタンディッシュ側壁
間の隙間から漏れるのを防止する。
【0023】エッジシールと動く冷却表面は、溶融金属
とくにアルミニウムのメニスカスの生成を容易にする隙
間を形成する。このメニスカスは溶融金属がその隙間か
ら漏れるのを防止するのに役立つ。
【0024】エッジシールと押湯はまたタンディッシュ
リップを越えてのびる側壁に対して断熱性を付与し、そ
の熱膨脹および鋳造ホイールの回転に対する干渉を最小
に抑える。
【0025】本発明はまたタンディッシュを備えること
により均一な断面形状をもつ鋳造金属ストリップを連続
的に製造する方法を提供する。このタンディッシュには
動く冷却表面が設けられており、タンディッシュから溶
融金属をその動いている冷却表面に流す。この連続鋳造
方法ではまたタンディッシュ出口リップでその側壁と隣
接するタンディッシュにおける溶融金属の深さを小さく
して、鋳造金属ストリップのエッジ部分の厚さを小にす
る。本発明方法ではまた押湯および鋳造ホイールと隣接
する隙間の間に溶融アルミニウムによるメニスカスを形
成することにより、回転冷却表面とタンディッシュ側壁
との間の隙間をシールする。
【0026】本発明のタンディッシュ出口のエッジシー
ルと押湯により連続鋳造操作および鋳造ストリップ製品
の品質が双方とも改善される。出口のシールとエッジラ
イザにより、タンディッシュ側壁とタンディッシュフロ
アとの連結部でタンディッシュから出る溶融金属の深さ
が減少する。溶融金属厚が減少する結果、鋳造ストリッ
プのエッジ部分で鋳造ホイールと接触する溶融金属の容
積が少くなる。従って、溶融金属はより迅速に凝固する
ようになり、ストリップエッジ側のシールが行われ、溶
融金属が鋳造中のストリップの中央部分へ流れるのを制
限する。この急速凝固された溶融金属は鋳造ホイールの
回転によって前方へ移動するから、溶融金属が側壁に向
って流れるのを防止する。
【0027】このタンディッシュ出口のエッジシールと
押湯はタンディッシュリップから外側にのびるタンディ
ッシュ側壁を溶融金属によって発生した熱から絶縁(断
熱)する。タンディッシュ側壁の特定領域を断熱するこ
とにより、熱膨脹が回避または最小化され、鋳造ホイー
ルとタンディッシュ側壁間の接触も最小化される。さら
に、タンディッシュから外側へのびる側壁部分への伝熱
が最小となることにより、タンディッシュ側壁と鋳造ホ
イールとの接触によって生じる振動も実質的に最小とな
る。
【0028】エッジシールと押湯をタンディッシュフロ
アのリップを越えてのばし、タンディッシュフロアのリ
ップを越えてのびる側壁の部分と一列に揃えることによ
って、浮きかすの増加とストリップエッジの品質不良を
引き起す原因となる冷却金属の側壁側での生成が回避さ
れる。また、本発明のエッジシールと押湯により側壁間
に金属を閉じ込めるための側壁と鋳造ホイール間のガス
ケットが不要になる。また、ガスケットを省くことによ
り、側壁と鋳造ホイール間の耐久性が大となり、さらに
ホイールと側壁の接触により起る振動が少なくなる。本
発明のエッジシールと押湯を使用すれば、タンディッシ
ュ側壁と鋳造ホイール間にガスケットを使用せずに連続
鋳造操作を維持することができる。本発明のエッジシー
ルと押湯は、シール作用を行いかつタンディッシュ側壁
間に溶融金属を滞留させるのに十分な時間だけ溶融金属
のレベルヘッドを有効に保持して鋳造ストリップのエッ
ジ部分を凝固させ、これにより突発事態および鋳造中断
の発生を防止する。
【0029】
【実施例】図3において、本発明のタンディッシュ出口
のエッジシールと押湯は符号50で示され、タンディッ
シュ51の一部に配置されている。タンディッシュ51
は一対の側壁53と該側壁間のタンディッシュフロア5
5から成り、該タンディッシュフロアは表面57と出口
リップ59を含んでいる。
【0030】図4および図5の平面図と正面図にはエッ
ジシールと押湯の配置が明瞭に示されている。これらの
図において、タンディッシュ51は前面64を有する流
量制御ゲート62を備えており、ゲート62は垂直に調
節可能である。この流量制御ゲートについては前述の米
国特許第4,828,012 号に詳述されている。
【0031】図6に示すように、タンディッシュ側壁5
3はタンディッシュリップ59を越えてのびる部分61
を含んでいる。この部分61は上部の傾斜面63と下部
の湾曲面65を有する。この湾曲面65は図6の仮想線
で示される回転鋳造ホイール68の表面67の輪郭に沿
って形成されている。
【0032】各エッジシールと押湯50は複数の異なる
形状部分をもち、これにより前述した種々の作用が得ら
れる。図3に戻って説明すると、各エッジシールと押湯
50は各側壁53の内面71に接する面69を有する。
【0033】このエッジシールと押湯50は、タンディ
ッシュ内の側壁53およびタンディッシュの出口リップ
59を越えてのびる側壁部分61と接触する溶融金属の
深さを小さくする働きのある所定の高さと厚さに形成さ
れた第1の部分を備えている。図4に示すように、各エ
ッジシールと押湯は側壁53からタンディッシュの長軸
方向に外側にのびる頂面70を有し、該頂面70は図3
および図5のようにエッジ73で終っている。この頂面
70の厚さは図4に示すようにtである。
【0034】図6において、エッジシールと押湯はタン
ディッシュフロア57から所定の高さhだけ上方にのび
ている。エッジシールと押湯がタンディッシュリップ5
9を越えてのびると、高さhは減少する。エッジライザ
(押湯)の頂面70が水平に保たれるのに対し、その低
い表面が側壁53の部分61の下部湾曲面65の輪郭に
沿って形成される。
【0035】本発明のエッジライザを側壁53の内面7
1に隣接して最大の高さにすべく配置することにより、
タンディッシュ内および側壁と隣接する溶融金属の深さ
は減少する。さらに、溶融金属の深さは、タンディッシ
ュ側壁53に沿ってタンディッシュリップ59を越えて
のびるエッジライザによってタンディッシュを出るとき
に減少する。図4から分るように、頂面70はタンディ
ッシュリップ59を越えて符号79で示される地点まで
のびている。このエッジライザの延長によりさらに鋳造
冷却ホイールと接触する溶融金属の深さが小となり、ス
トリップの凝固およびシール性が改善される。
【0036】図3ないし図5において、エッジシールと
押湯はエッジ73からタンディッシュの長軸を横断して
エッジ75にのびている。このエッジ73と75間は凹
面77に形成され、タンディッシュの長軸に向けて徐々
にカーブしてフロア表面57に対して一体となって滑ら
かに続くようになっている。
【0037】さらに図4を参照すると、凹面77は符号
79のところからさらに別の曲面を描いてのび、符号8
1のところで終る。図6に示すように、エッジシールの
下面部分83と押湯は一般に側壁部分61の面65の輪
郭に続き、鋳造ホイールの表面67と側壁の下面65と
の間に必要なスペースまたは隙間85を保つようになっ
ている。
【0038】エッジシールと押湯をタンディッシュ出口
59から突出させることにより、タンディッシュリップ
59の上流でエッジシールと押湯により溶融金属の深さ
が減少保持されて鋳造ストリップのエッジが凝固し、シ
ール性と鋳造操作が改善される。鋳造ストリップのエッ
ジが急速に凝固することにより溶融金属がホイール表面
と側壁65間の隙間から入り込んで鋳造ストリップ製品
に品質不良が生じたり連続鋳造操作に支障が出るのを防
止する。
【0039】凹面77はタンディッシュの側壁部分から
タンディッシュ長軸に向けて変化する。タンディッシュ
リップ59と下面83を越える凹面77の部分は溶融金
属のレベルヘッドを下げ、隙間85を側壁53の内側に
のばすのに役立つ。この隙間の延長は押湯と鋳造ホイー
ル間に溶融金属のメニスカスが生じるのを助長する。メ
ニスカスの生成は、溶融金属を急速に凝固し、タンディ
ッシュリップと側壁の交差点のシール性を改善する。シ
ール性の改善および溶融金属の凝固促進によって従来鋳
造装置で広く使用されて来たシールまたはガスケットは
連続鋳造操作または製品の品質に不利な影響を与えずに
省くことができる。このガスケットの省略によって、隙
間85は従来における約0.1インチから0.35イン
チに広げることができ、さらにホイールと側壁の接触を
減らすことができる。
【0040】エッジシールと押湯の寸法は任意である
が、好ましい寸法はタンディッシュフロアから測って1
〜1/2から最高2インチである。また、面70(図4
参照)の好ましい厚さは約1/2インチである。エッジ
シールと押湯の好ましい実施態様は凹状に形成された面
77である。しかしながら、例えば平面を組み合わせた
傾斜のついた変化のある面でもよい。
【0041】エッジシールと押湯は既知の材料、好まし
くは高温に耐える耐火性の化合物または組成物から作製
することができる。また、エッジシールと押湯に使用す
る組成物または化合物は側壁の材料よりも高温に耐える
ものが好ましい。耐熱性の大きな材料にすると、タンデ
ィッシュの側壁部分の断熱性が改善されて、その熱膨張
が抑えられ、鋳造ホイール表面との接触も少なくなる。
【0042】エッジシールと押湯は既知の固定または結
合手段を用いてタンディッシュに取付けることができ
る。エッジシールと押湯は接着性を有する耐熱性の高温
化合物を用いて取付けるのが好ましい。エッジシールと
押湯は最初に曲面を有する長方形のブロックとしてタン
ディッシュ内に設置する。設置後、下面83と湾曲面7
7を鋳造表面に合わせて成形する。
【0043】
【発明の効果】溶融金属材料例えばアルミニウム合金の
連続鋳造中、溶融金属はタンディッシュから動いている
冷却表面に流れる。この連続鋳造方法は引用した米国特
許第4,828,012 号に開示されている。本発明のエッジシ
ールと押湯を用いると、そこを流れる溶融金属の深さは
少なくとも2つの方法で効果があらわれる。最初に、タ
ンディッシュ側壁と接する溶融金属の深さは、エッジラ
イザの存在により浅くなる。この溶融金属の深さの減少
により溶融金属が回転中の冷却鋳造ホイール表面に接触
したときにより迅速に凝固する。従って、鋳造ストリッ
プのエッジはその中央部分よりも速く凝固する。この急
速凝固により連続鋳造中ストリップのエッジに沿ってシ
ール作用を果す。
【0044】このエッジシールは、溶融金属の深さを小
さくする他に、タンディッシュ出口のリップを越えての
びる傾斜のある凹面の存在によって、鋳造中のシール作
用を高める効果がある。溶融金属は鋳造ホイール表面と
タンディッシュ出口のリップを越えてのびる側壁の下面
との間の隙間には流入しない。従って、本発明のエッジ
シールを用いると、メカニカルシールまたはガスケット
は不要である。
【0045】さらに、エッジシールと押湯は隙間の部位
の熱膨脹を抑える断熱効果を有し、鋳造ホイールと側壁
の接触を最小にする。従って、連続鋳造操作の生産性が
向上する。鋳造装置に付随する溶融金属の漏出とこれに
よる中断がないためである。本発明のエッジシールと押
湯を使用することにより、鋳造ストリップのエッジ部分
に沿う金属の厚さが減少するから、エッジ部分の品質が
改良されて均一な断面形状を有する連続鋳造ストリップ
製品を製造することができる。さらに、本発明のエッジ
シールのシール効果によって、溶融金属の漏出によるタ
イムダウンと連続鋳造操作の中断が減るので、生産性が
向上する。
【0046】以上はエッジシールと押湯をアルミニウム
のドラッグ鋳造装置に用いた例について説明したが、本
発明のエッジシールと押湯はタンディッシュと動く鋳造
表面を備えた如何なる連続鋳造装置または方法にも適用
することができる。
【0047】また、以上の実施例により開示した本発明
は前述の各目的をいずれも満足するものであり、連続鋳
造装置および方法においてタンディッシュと共に使用で
きる新規な改良されたエッジシールと押湯を提供するも
のである。
【0048】当業者であれば、本発明の意図する精神と
背景から逸脱しないで、本発明の教えるところにより種
々の変形、改造および変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の連続鋳造装置の概略図であり、詳細説明
のためタンディッシュは省いてある。
【図2】タンディッシュ出口端の押湯を利用した従来の
タンディッシュの要部の斜視図である。
【図3】本発明によるエッジシールと押湯を示す連続鋳
造装置のタンディッシュの要部の斜視図である。
【図4】本発明のエッジシールと押湯を含む連続鋳造タ
ンディッシュの平面図である。
【図5】図4のタンディッシュの正面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【符号の説明】
50 エッジシールと押湯 51 タンディッシュ 53 側壁 55 タンディッシュフロア 57 表面 59 出口リップ 61 部分 62 流量制御ゲート 63 傾斜面 65 湾曲面 67 表面 68 ホイール 70 頂面 73 エッジ 77 凹面 83 下面 85 隙間

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均一な断面形状を有する鋳造金属ストリ
    ップを連続的に製造する方法であって、 a)溶融金属を容れるタンディッシュであって、出口リ
    ップを有して一対の側壁間に配置されたタンディッシュ
    フロアを含み、前記側壁の一部が前記出口リップを越え
    てのびているタンディッシュを準備し、 b)前記出口リップと隣接して動く冷却表面であって、
    各側壁の底面との間に隙間を形成する冷却表面を準備
    し、 c)前記タンディッシュから前記動く冷却表面に前記溶
    融金属を流し、 d)前記出口リップを越えてのびる溶融金属のメニスカ
    スを形成し、前記メニスカスは前記各隙間と隣り合って
    空間を有し、実質的に溶融金属が前記隙間に流入するの
    を防止し、 e)前記動いている冷却表面から金属のストリップを引
    き出し、 f)前記金属ストリップを回収する、工程から成ること
    を特徴とする金属ストリップの連続的鋳造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法が、さらに前記出口のリ
    ップが前記側壁と合流する前記タンディッシュにおい
    て、前記鋳造金属ストリップの厚さをそのエッジ部分で
    減らすようにするために溶融金属の深さを小さくし、溶
    融金属の凝固を促進して、均一な断面形状とする工程を
    含む金属ストリップの連続的鋳造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の前記シール工程が、さらに一
    対のエッジシールであって、前記出口リップの下流側に
    それぞれ側壁と隣接して配置され、前記動く冷却表面と
    の間に前記他の隙間を形成して前記メニスカスの形成を
    容易にする一対のエッジシールを準備をする工程を含む
    金属ストリップの連続的鋳造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2の前記形成および深さを小さく
    する工程が、さらに一対のエッジシールと押湯であっ
    て、それぞれ前記側壁と隣接する第1の部分を含み、前
    記第1の部分が前記側壁から外側にのびかつ前記タンデ
    ィッシュフロアから上方にのびると共に、前記側壁から
    外側にかつ制御出口リップを越えてのびる第2の部分を
    もつ一対のエッジシールと押湯を準備する工程を含む金
    属ストリップの連続的鋳造方法。
  5. 【請求項5】 溶融金属がタンディッシュから動く冷却
    表面に供給され、前記動く冷却表面から金属のストリッ
    プが所定の断面形状を有して引き出され、前記タンディ
    ッシュが一対の側壁間において配置された出口リップを
    有するタンディッシュフロアを備え、前記各側壁の一部
    が前記出口リップを越えてのびると共に、前記冷却表面
    に対応する曲面を有して、該部分と前記曲面との間に隙
    間を形成する溶融金属のストリップ鋳造装置において、 前記側壁と出口リップの交差部において前記側壁と隣接
    して配置された少くとも1つのエッジシールを備え、前
    記エッジシールの一部が前記側壁の前記部分の前記曲面
    と対応する湾曲した底面、傾斜面および頂面を有し、前
    記各頂面、前記傾斜面および前記湾曲面は実質的に前記
    出口リップを越えてのび、前記頂面はタンディッシュフ
    ロアとほぼ平行で終端縁を有し、前記傾斜面は前記終端
    縁から前記タンディッシュフロアへのび、前記エッジシ
    ールが前記出口リップの下流側に前記出口リップを越え
    てのびる前記側壁の部分と隣接してメニスカスを形成
    し、鋳造中に前記隙間からの溶融金属の漏出を最小に抑
    えるようにしたことを特徴とする鋳造装置。
  6. 【請求項6】 前記エッジシールが前記側壁の前記各部
    分および前記出口リップの前記側壁上流側に沿ってのび
    る請求項5の鋳造装置。
  7. 【請求項7】 前記エッジロールが前記タンディッシュ
    フロアから上方にのびて、前記各側壁と隣接するタンデ
    ィッシュ内での溶融金属の深さを減少させ、かつ前記出
    口リップを出た溶融金属の深さを減少させて、均一な断
    面形状の鋳造ストリップ製品を製造するようにした請求
    項6の鋳造装置。
  8. 【請求項8】 請求項5の装置がさらに一対のエッジシ
    ールを備え、各エッジシールがそれぞれ前記側壁に隣接
    している鋳造装置。
  9. 【請求項9】 前記頂面がほぼ長方形である請求項5の
    鋳造装置。
  10. 【請求項10】 前記傾斜面が前記タンディッシュの長
    軸方向に傾斜するほぼ凹状面をなし、その端部が前記タ
    ンディッシュフロアと滑らかに一体化している請求項5
    の鋳造装置。
  11. 【請求項11】 溶融金属を動く冷却表面に流して連続
    的に鋳造するためのタンディッシュであって、 a)出口リップを有するタンディッシュフロア、 b)前記タンディッシュフロアの両側縁に配置された一
    対の側壁であって、各側壁が前記出口リップを越えての
    び、かつ湾曲した底面を有する側壁、 c)前記各側壁に隣接しかつ前記出口リップの下流側に
    配置されたシール手段であって、前記シール手段と前記
    動く冷却表面との間に溶融金属のミニスカスを形成して
    鋳造中溶融金属の漏出を防止するシール手段を備え、前
    記シール手段は前記側壁と前記出口リップの交差部にお
    いて前記側壁と隣接して配置された少なくとも一つのエ
    ッジシールを有し、前記エッジシールの一部が前記側壁
    の前記部分の前記曲面と対応する湾曲した底面、傾斜面
    および頂面を有し、前記各頂面、前記傾斜面および前記
    湾曲面は実質的に前記出口リップを越えてのび、前記頂
    面は前記タンディッシュフロアとほぼ平行で終端縁を有
    し、前記傾斜面は前記終端縁から前記タンディッシュフ
    ロアへのび、前記エッジシールが前記出口リップの下流
    側に前記出口リップを越えてのびる前記側壁の部分と隣
    接してメニスカスを形成し、鋳造中に前記隙間からの溶
    融金属の漏出を最小に抑えるようにしたことを特徴とす
    るタンディッシュ。
  12. 【請求項12】 前記エッジシールが前記各側壁の上流
    側および前記出口リップの下流側に沿ってのびる請求項
    11のタンディッシュ。
  13. 【請求項13】 前記エッジシールが前記タンディッシ
    ュフロアから上方にのびて、前記各側壁および出口リッ
    プと隣接するタンディッシュ内の溶融金属の深さを減少
    させると共に、前記出口リップの下流側の溶融金属の深
    さを減少させて、均一な断面形状の鋳造ストリップ製品
    を製造するようにした請求項12のタンディッシュ。
  14. 【請求項14】 請求項13の装置がさらに一対のエッ
    ジシールを備え、各エッジシールがそれぞれ前記側壁に
    隣接している鋳造装置。
  15. 【請求項15】 前記頂面がほぼ長方形である請求項1
    1のタンディッシュ。
  16. 【請求項16】 前記傾斜面が前記タンディッシュの長
    軸方向に傾斜するほぼ凹状面をなし、その端部が前記タ
    ンディッシュフロアと滑らかに一体化している請求項1
    3のタンディッシュ。
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