JPH06233702A - スキーブーツ - Google Patents

スキーブーツ

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Publication number
JPH06233702A
JPH06233702A JP2662993A JP2662993A JPH06233702A JP H06233702 A JPH06233702 A JP H06233702A JP 2662993 A JP2662993 A JP 2662993A JP 2662993 A JP2662993 A JP 2662993A JP H06233702 A JPH06233702 A JP H06233702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
ski boot
quadrant
front quadrant
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP2662993A
Other languages
English (en)
Inventor
Giancarlo Foscaro
フォスカロ ジャンカルロ
Foffano Mazzimo
フォッファノ マッズィモ
Lucchetta Faustino
ルッケッタ ファウスティノ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nordica SpA
Original Assignee
Nordica SpA
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Filing date
Publication date
Application filed by Nordica SpA filed Critical Nordica SpA
Publication of JPH06233702A publication Critical patent/JPH06233702A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots

Abstract

(57)【要約】 【目的】 脚が後方に伸張動作している間、脚の後部支
持を最適に行う。 【構成】 スキーブーツは、後部四分体(103)とシ
ェル(102)に関節結合された前部四分体(104)
とを含む。前部四分体の後方傾き動作を停止させるため
のストップ部材(107)が、シェルの側方ウィング
(105)に形成される。従って、足の甲の領域を自由
としてブーツの快適さを向上しつつ、後部支持を最適に
行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後部四分体とシェルに
関節結合された前部四分体とを備えるタイプのスキーブ
ーツに関する。
【0002】
【従来の技術】リアエントリ型のスキーブーツにおける
問題点の一つは、特に、スキーヤの脚の後部を支持する
ことであって、これは、結局のところ、前部四分体の後
方回転を規制することに関連している。この規制は、所
要の脚支持を確実に行うべく、脚の伸張動作中に行われ
るべきものである。
【0003】この点に関しては、現在、幾つかの解決法
が知られており、主に2つのタイプに分類される。第1
のタイプでは、足の甲の領域における前部四分体の前部
周縁に歯あるいは当接部(支持体)を設け、この当接部
を、下側に存するシェルに形成された当接部に係合させ
ている。この解決法は、それ自体としては有効ではある
が、足の甲の領域に歯や当接部を設ける必要がある点に
問題がある。この当接部は相当の厚みを有して変形性に
乏しく、従って、脚を前方に屈曲する間、スキーヤは痛
みを覚えることになる。
【0004】第2のタイプのスキーブーツでは、後部四
分体の、踵領域に隣接した下方周縁にストップ要素を設
け、このストップ要素をシェルから突出する適合型の歯
に当接させることにより、前部四分体の傾き動作を規制
している。この解決法は、後部四分体の当接領域が非常
に小さくて、問題が多すぎる。また、当接領域が非常に
小さいので、時間経過につれて部品の変形を来す。そし
て、この解決法によれば、脚を後方に屈曲する間に作用
する力の側方成分に起因して、四分体に変形を来すこと
になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脚が
後方に伸張動作する間、後部支持を最適に行えるスキー
ブーツを提供することにより、従来のブーツにおける上
述の問題点を解消することにある。上記目的の範囲内に
おいて、本発明の目的は、力の分配を最適なものとしつ
つ、後部支持を達成できるブーツを提供することにあ
る。
【0006】本発明の別の目的は、足の甲の領域から係
合装置または当接装置を除去しつつ後部支持を達成可能
とし、当該領域におけるシェルの厚みを低減可能とし、
従って、ブーツの快適さを向上可能なスキーブーツを提
供することにある。本発明の更に別の目的は、使用にお
ける有用性および安全性に富むと共に製造コストが低い
ブーツを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の、及び後述の説明
から明かになるその他の目的は、後部四分体とシェルに
関節結合された前部四分体とを備えるスキーブーツによ
って達成される。このスキーブーツは、少なくとも前部
四分体の後方傾き動作を制限するための少なくとも一つ
のストップ部材をシェルの両側に設けたことを特徴とす
る。
【0008】本発明の特徴および利点は、添付図面に非
限定的な例としてのみ図示した特定の実施例の詳細な説
明から明かとなろう。
【0009】
【作用】スキーヤが脚を後方に伸張動作させると、シェ
ルの両側に形成したストップ部材により前部四分体の後
方傾き動作が制限され、これにより脚の後部が支持され
る。
【0010】
【実施例】図1ないし図3を参照すると、参照符号1
は、後部四分体(rear quarter)3と、シェル2に関
節結合された前部四分体(front quarter)4とを含む
スキーブーツを示す。シェル2は、踝の上側に存する領
域6において、側方ウィング5a及び5bの近くに、前
部四分体4の傾き動作を停止させるためのストップ部材
を有している。
【0011】この特定の態様において、ストップ部材
は、側方ウィング5a及び5bの側面8から略直角に突
出するステップ7により構成され、このステップ7は、
大体、スタッド9の上側に存する領域からシェル2の上
側周縁10の近傍までにわたって連続して延びている。
ステップ7は、シェルに材料を追加することによって、
或は、シェルの上方領域を部分的に包含する凹部を設け
ることによって形成可能であり、ステップ形成部におけ
る厚みを低減させて、ユーザの快適さを向上するように
している。
【0012】従って、脚が後方に伸張動作する間、前部
四分体4の、ステップに対向する側方周縁11は、ステ
ップ7に当接する。以上のように、本発明が、企図した
目的を達成することは明かで、又、前部四分体4の側方
周縁がシェル2の側方ウィング5a及び5bに形成した
ステップ7に当接するので、脚が後方へ伸張動作する
間、後部支持が最適に行われるようなスキーブーツが提
供されることが明かとなった。
【0013】この構成によれば、力を均一に分配可能
で、従って、四分体にねじれが生じない。又、前部四分
体が後部四分体に係止される部位に当接面(支持面)が
近接しているので、実際、力に対してより好適な位置
に、より広い当接面が提供されることになる。更に、こ
の構成によれば、一方では、足の甲の領域においてシェ
ルを低くすることが可能となってシェルを足の解剖学的
形状に類似なものにでき、他方では、足の甲の領域から
歯あるいは当接具などのストップ装置を除去できて屈曲
中に厚みの厚いシェル部品との接触により不快さを覚え
るようなことがなくなる。
【0014】ステップ7の上記構成によれば、型からシ
ェルを押し出し成形する際に便宜なように、足の甲の領
域におけるシェルを軽量化可能となる。図4ないし図8
は、本発明の第2の態様によるスキーブーツ101を示
し、このスキーブーツは、前部四分体104と、シェル
102にピボット結合された後部四分体103とを有し
ている。
【0015】シェル102は、踝の領域106に設けた
2つの後部突出ウィング105を有している。各々の後
部突出ウィング105は、前部四分体104と係合して
前部四分体の後方傾き動作を防止するようにされたステ
ップすなわちリッジ107を有している。
【0016】図9ないし図11は、本発明の第3の態様
によるスキーブーツ201を示し、このスキーブーツ
は、前部四分体204と、シェル202にピボット結合
された後部四分体203とを有している。ストップ部材
は、踝の領域においてシェル202に形成された2つの
後部突出ウィング205を備えている。
【0017】各々のウィング205は、スロット208
と、そこに設けたスライダ207とを有している。スラ
イダ207は、スロット208内において少なくとも2
つの位置、すなわち第1のスキー運動位置と第2の歩行
位置とを有している。スキー運動位置において、スライ
ダ207は、前部四分体204に形成した短い窪み21
0に係合するようにされ、歩行位置において、スライダ
207は、前部四分体204に形成した長い窪み211
に係合するようにされている。図面に明示したように、
スキー運動位置において、スライダ207は両四分体を
前方に屈曲したままとし(図9)、歩行すなわち休止位
置では、長い窪み211により両四分体の後方傾き動作
が可能となる(図10)。
【0018】従って、スキーヤは、単にスライダを好適
な窪みに移動させるだけで、その他の操作を行うことな
しに、スキー運動のための、或は、歩行および休止のた
めの両四分体の傾き動作量を設定可能となる。本発明の
個々の部品を構成する材料および寸法は、特定の要件に
従って最適なものにすることが可能となる。
【0019】
【発明の効果】上述のように、後部四分体とシェルに関
節結合された前部四分体とを備えるスキーブーツにおい
て、本発明は、少なくとも前部四分体の後方傾き動作を
制限するための少なくとも一つのストップ部材をシェル
の両側に形成したので、スキーヤが脚を後方に伸張動作
させる間、脚の後部を最適に支持できる。そして、本発
明によれば、脚の伸張動作により発生する力を最適に分
配でき、又、足の甲の領域に係合装置などを設ける必要
がないので、足の甲の領域におけるシェルの厚みの低減
ひいてはスキーブーツの快適さ向上を図れ、しかも、ス
キーブーツの使用における有用性および安全性を向上で
き、製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキーブーツの分解図である。
【図2】前部四分体が、シェルに形成したストップ部材
と相互作用している状態で、スキーブーツを示す図であ
る。
【図3】前部四分体がストップ部材と相互作用していな
い状態で、スキーブーツを示す図2と同様の図である。
【図4】本発明の第2の態様によるスキーブーツの側面
図である。
【図5】図4のスキーブーツの後部斜視図である。
【図6】図4及び図5のブーツのシェルの前部斜視図で
ある。
【図7】図4のスキーブーツのストップ部材を詳細に示
す拡大側面図である。
【図8】図7の線VIII-VIIIに沿う拡大断面頂面図であ
る。
【図9】本発明の第3の態様によるスキーブーツをスキ
ー運動位置で示す側面図である。
【図10】ブーツを歩行あるいは休止位置で示す図9に
類似の図である。
【符号の説明】
2,102,202 シェル 3,103,203 後部四分体 4,104,204 前部四分体 6,106 シェルの両側 7,107,207 ストップ部材 9 関節スタッド 10 シェルの上側周縁 105,205 後部突出ウィング 207 スライダ 208 スロット 210 短い窪み 211 長い窪み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マッズィモ フォッファノ イタリア国 ヴェネト州 31100 トレヴ ィーゾ ヴィア・サン・マリア・デル・ズ ィーレ 17 (72)発明者 ファウスティノ ルッケッタ イタリア国 ヴェネト州 31100 トレヴ ィーゾ ヴィア・トティ・ダル・モンテ 4

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部四分体とシェルに関節結合された前
    部四分体とを備えるスキーブーツにおいて、少なくとも
    前記前部四分体の後方傾き動作を制限するための少なく
    とも一つのストップ部材を、前記シェルの両側に形成し
    たことを特徴とするスキーブーツ。
  2. 【請求項2】 前記ストップ部材がステップにより構成
    され、該ステップは、踝の領域において、前記シェルの
    前記両側の側面に対して略直角に突出することを特徴と
    する請求項1のスキーブーツ。
  3. 【請求項3】 前記ステップが、大体、前記前部四分体
    の関節スタッドの上側に存する領域から前記シェルの上
    側周縁の近傍までにわたって存していることを特徴とす
    る請求項2のスキーブーツ。
  4. 【請求項4】 前記ステップは、前記シェルの上側領域
    を部分的に包含する凹部を設けることにより形成され、
    前記凹部は、少なくとも足の甲の領域での厚みを制限す
    ることを特徴とする請求項2のスキーブーツ。
  5. 【請求項5】 前記シェルは少なくとも2つの後部突出
    ウィングを備え、各前記ウィングは前記両側の各々に設
    けられ、各前記ウィングは前記ストップ部材の少なくと
    も一つを有することを特徴とする請求項1のスキーブー
    ツ。
  6. 【請求項6】 前記ストップ部材は、前記前部四分体に
    係合するようにされたステップから構成されることを特
    徴とする請求項5のスキーブーツ。
  7. 【請求項7】 前記ストップ部材は、前記ウィングに形
    成したスロットと、前記スロット内において滑動するよ
    にされたスライダと、前記前部四分体に形成された少な
    くとも2つの窪みとしての第1の短い窪み及び第2の長
    い窪みとを備え、前記スライダは、少なくとも2つの位
    置としての、前記スライダが前記短い窪みにあって前記
    前部四分体が前方に傾き動作するスキー運動位置と、前
    記スライダが前記長い窪みにあって前記前部四分体が後
    方に傾き動作する休止位置とを有することを特徴とする
    請求項5のスキーブーツ。
JP2662993A 1992-03-23 1993-02-16 スキーブーツ Pending JPH06233702A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
IT92TV000018U IT229229Y1 (it) 1992-03-23 1992-03-23 Struttura di scarpone da sci
IT92U000018 1992-03-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06233702A true JPH06233702A (ja) 1994-08-23

Family

ID=11418978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2662993A Pending JPH06233702A (ja) 1992-03-23 1993-02-16 スキーブーツ

Country Status (3)

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EP (1) EP0562315A1 (ja)
JP (1) JPH06233702A (ja)
IT (1) IT229229Y1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1113731A1 (fr) * 1998-09-16 2001-07-11 Salomon S.A. Structure de tige pour chaussure de sport de glisse

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1210432B (it) * 1987-03-06 1989-09-14 Nordica Spa Dispositivo per la regolazione della flessibilita' in uno scarpone da sci.
CH678385A5 (ja) * 1989-01-27 1991-09-13 Lange Int Sa
IT1233538B (it) * 1989-07-25 1992-04-03 Dolomite Spa Scarpone da sci a calzata posteriore
FR2666201A1 (fr) * 1990-08-30 1992-03-06 Rossignol Sa Chaussure de sport, notamment pour la pratique du ski de fond.

Also Published As

Publication number Publication date
EP0562315A1 (en) 1993-09-29
IT229229Y1 (it) 1998-07-02
ITTV920018U1 (it) 1993-09-23
ITTV920018V0 (it) 1992-03-23

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