JPH06233233A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH06233233A
JPH06233233A JP5019826A JP1982693A JPH06233233A JP H06233233 A JPH06233233 A JP H06233233A JP 5019826 A JP5019826 A JP 5019826A JP 1982693 A JP1982693 A JP 1982693A JP H06233233 A JPH06233233 A JP H06233233A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の電気−機械変換素子のダイナミックレ
ンジで同時再生時にも電気−機械変換素子に搭載された
磁気ヘッドで再生することができる磁気記録再生装置を
提供する。 【構成】 位相差切り替えスイッチ101により、通常
再生時には通常再生時の位相差を与えるプリセット値1
01aを、可変速再生時には可変速再生の位相差を与え
るプリセット値101bをそれぞれ切り替えて位相比較
手段905に供給する。これにより、可変速再生時の可
動ヘッド駆動軌跡の中心を通常再生位置より同時再生位
置に所定量ずらすことができ、可動ヘッドの駆動領域に
同時再生位置が含まれ、可変速再生時の電気−機械変換
素子のダイナミックレンジで同時再生が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドを駆動させる電
気−機械変換素子を有する記録再生装置に関し、特に可
変速再生時に使用する電気−機械変換素子の駆動軌跡に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧電素子等の電気−機械変換素子を用い
て、ノイズレスの可変速再生を行うには、磁気ヘッドを
トラックの幅方向に駆動させることにより行う方式が提
案されている。この方式は、記録トラックと再生時のヘ
ッド走査軌跡とのずれを補正して、スロー、スチル等の
可変速再生時にノイズレスの画像を得るものである。
【0003】即ち、可動ヘッドを用いれば記録時と同じ
テープ速度VNで再生を行うノーマル再生だけでなく、
テープを停止させた状態で走査するスチル再生、テープ
速度VNより遅いテープ速度で走査するスロー再生、テ
ープ速度VNより速いテープ速度で走査する倍速再生等
において、ノイズレス再生が可能になる。
【0004】図5は、上記した可変速再生時のヘッド走
査軌跡を示す図である。ノーマル再生時はテープ速度が
記録時と同じであるので、再生ヘッドのテープ上での走
査軌跡の傾き角θNは、図5の矢印502で示すよう
に、記録トラックTの傾き角θTと等しく、再生ヘッド
は記録トラック上を正しく走査する。501は磁気テー
プを示す。
【0005】ところが、再生速度を記録時のテープ速度
Nとは変えた場合、例えばテープの移動方向が矢印5
05の方向で、3倍速であるとすれば、再生ヘッドのテ
ープ上での走査方向は矢印503で示すようになり、ス
チル再生であれば、矢印504で示すようになり、その
傾き角は、それぞれθ3、θ0で示すようになり、記録ト
ラックTの傾き角θTとは異なる。
【0006】従って、再生用ヘッドを圧電素子等の電気
−機械変換素子に取り付けて、常に記録トラックを走査
できるように制御する必要がある。以下従来の方法につ
いて説明する。
【0007】図6はこの種の用途に用いられる回転シリ
ンダー上のヘッド構成を示す図である。図6において、
10及び11は再生用磁気ヘッドであり、電気ー機械変
換素子8及び9上に搭載されている。601及び602
は、回転シリンダー2上に固着された記録用磁気ヘッ
ド、603及び604は回転シリンダー2上に固着され
た同時再生用磁気ヘッドである。
【0008】図7は磁気テープ上での記録用磁気ヘッド
601、同時再生用磁気ヘッド604及び再生用の磁気
ヘッド11の位置関係を模式図に表したものである。
【0009】通常再生時は、電気−機械変換素子9には
電圧を供給せずに再生用磁気ヘッド11が記録用磁気ヘ
ッド601に対して図7の位置になるようにキャプスタ
ンモータの位相をかける。また、同時再生時はキャプス
タンモータの位相は通常再生と同じで、同時再生用磁気
ヘッド604が記録用磁気ヘッド601の真後ろを走査
するようにする。
【0010】さらに、可変速再生時は再生用磁気ヘッド
11を搭載している電気−機械変換素子9のダイナミッ
クレンジをできるだけ短くするため、振幅は通常再生時
での位置を中心として均等に振り分けるようにする。
【0011】従って、電気−機械変換素子のダイナミッ
クレンジは、図7の矢印701に示すようになる。
【0012】ここで、可変速再生時における電気−機械
変換素子駆動軌跡について図8〜図12を用いて具体的
に説明する。
【0013】図8は従来の磁気記録再生装置のブロック
図である。磁気テープ1は、シリンダ2に斜めに巻き付
けられ、システムコントロール3からの指令信号3cで
駆動するキャプスタンモータ部4(制御回路を含む)に
より駆動されるキャプスタン5とピンチローラ6により
移送される。ピンチローラ6はシステムコントロール3
からの指令信号3bで作動するピンチローラ駆動回路7
により駆動される。シリンダ2には電気−機械変換素子
8,9を介して磁気ヘッド10,11が搭載されてい
る。磁気ヘッド10,11は電気−機械変換素子8,9
により磁気テープ1に記録されているトラックの幅方向
に駆動することができ、ノイズレスの可変速再生が可能
となる。
【0014】図9は従来の磁気記録再生装置におけるキ
ャプスタンモータの制御装置のブロック図である。図9
において、41は磁気テープを移送させるためのキャプ
スタンモータ、902はキャプスタンモータ部4に設け
られ、キャプスタンモータ41の回転速度に比例した周
波数の周波数信号(以下FG信号と称す)を発生する周
波数発電機(以下FGと称す)、903はFG信号の周
期Tmを検出する周期検出手段、904は周期検出手段
903により検出される周期Tmの基準周期T0に対する
誤差Etを検出する速度比較手段である。速度比較手段
904においては、次式(1)に相当する処理が行われ
る。
【0015】 Et=Tm−T0 …(1) ここで、Tm=1/fm(fmはFG信号周波数)である
から(1)式は次式(2)と同値である。
【0016】 Et=1/fm−T0 …(2) 905はコントロールヘッド15により再生され増幅器
16及びコントロールパルス生成回路17を介して得ら
れたコントロール信号と映像信号から分離された基準同
期信号との位相差がプリセット値で与えられる所定の値
になるような位相比較手段であり、位相比較手段905
の出力が速度比較手段904の出力と加算されて、補償
手段906に供給される。906は速度比較手段904
より得られる速度誤差信号Etと位相比較手段905よ
り得られる位相誤差信号との和に対して利得補償を行う
補償手段、907は補償手段906からの出力信号に応
じたトルクでキャプスタンモータ41を駆動するモータ
駆動回路である。
【0017】以上のように構成された従来の磁気記録再
生装置について、以下その動作を説明する。
【0018】キャプスタンモータ部4からは、回転数に
比例した2相のFGパルスFG1,FG2が方向判別回
路12に供給される。方向判別回路12は順方向時にF
GパルスであるUP信号12a、逆方向時にFGパルス
であるDOWN信号12bを出力し、これらの信号はF
Gアップダウンカウンタ13およびドライブアップダウ
ンカウンタ14に供給される。
【0019】再生時に、コントロール信号はコントロー
ルヘッド15により再生され、増幅器16を介してコン
トロールパルス生成回路17に供給される。コントロー
ルパルス生成回路17より出力されるコントロールパル
ス17aはCTL記録再生切り替えスイッチ18により
選択されてFGアップダウンカウンタ13に供給され
る。記録時に、コントロール信号発生回路19から出力
されるコントロールパルス19aはコントロールヘッド
15およびCTL記録再生切り替えスイッチ18に供給
され、スイッチ18により選択されたコントロールパル
ス19aはFGアップダウンカウンタ13に供給され
る。コントロールパルス17aは、UP用のFGパルス
12aおよびDOWN用のFGパルス12bを計数する
FGアップダウンカウンタ13をリセットする。FGア
ップダウンカウンタ13の出力データ13aはマイクロ
コンピュータ20に供給される。
【0020】シリンダモータ21からは、PG(パルス
発生器)パルスがタイミング信号発生回路22に供給さ
れる。タイミング信号発生回路22はヘッド切り替え信
号22aおよびドライブアップダウンカウンタ14のプ
リセットロードタイミング信号22bを生成し、マイク
ロコンピュータ20、ヘッド切り替えスイッチ23およ
びドライブアップダウンカウンタ14にそれぞれ供給さ
れる。ドライブアップダウンカウンタ14には、磁気テ
ープ1が停止状態でキャプスタンモータ部4のFGパル
スが発生しない場合のドライブ波形生成のために、1倍
速時のキャプスタンモータ部4のFGパルスに相当する
一定周波数のクロックを発振器28から常に供給してい
る。ドライブアップダウンカウンタ14から出力される
データは、D/A変換器24によりD/A変換されて電
気−機械変換素子駆動回路25に供給される。ドライブ
波形は、ヘッド切り替えスイッチ23により電気−機械
変換素子8,9のそれぞれに切り替えられ、磁気ヘッド
10,11が駆動されることになり、テープ速度が変化
しても記録トラック上を走査することができる。また、
サーチ時はピンチローラ6をキャプスタン5から離し、
リールモータ26,27により磁気テープ1を移送させ
る。
【0021】図9において、キャプスタンモータ41に
設けられた周波数発電機902より得られるFG信号
は、周期検出手段903に入力され、FG信号の周期T
mが検出される。速度比較手段904においては、周期
検出手段903において検出された周期Tmの、基準周
期T0に対する誤差Etが得られる。一方、コントロール
ヘッド15により再生され増幅器16及びコントロール
パルス生成回路17を介して得られたコントロール信号
と映像信号から分離された基準同期信号との位相差が所
定の値になるような位相誤差信号が位相比較手段905
により得られる。速度誤差信号Etと位相誤差信号とが
加算され、補償手段906において利得補償が行なわれ
たのちにモータ駆動回路907に入力され、FG信号周
期Tmの基準周期T0に対する誤差Etが零となるよう
に、すなわちFG信号周期Tmが基準周期T0となるよう
にかつコントロール信号が映像信号から分離された基準
同期信号との位相差が所定の値になるようにキャプスタ
ンモータ41が駆動制御される。よって、キャプスタン
モータ41は基準周期T0に反比例した回転速度でかつ
映像信号から分離された基準同期信号と同位相で回転す
るように制御される。
【0022】次に、従来の磁気記録再生装置の可変速再
生時の電気−機械変換素子の制御動作について説明す
る。
【0023】図10は、順方向にテープが2倍速で走行
していているときの様子を示した図で、順方向FGパル
スであるUP信号12aと、映像信号から分離された基
準同期信号4aと、コントロールパルス17aと、FG
アップダウンカウンタ13の出力データ13aと、ヘッ
ド切り替え信号22aと、プリセットロードタイミング
信号22bと、ドライブ波形14aとをそれぞれ示して
いる。
【0024】FGアップダウンカウンタ13の出力デー
タ13aは、FGパルスであるUP信号12aを計数
し、コントロールパルス17aの立ち上がりでリセット
されることになる。コントロールパルス17aは、磁気
テープ1のコントロール信号トラックにフレーム周期で
記録されている。また、FGパルスであるUP信号12
aはピンチローラ6がキャプスタン5と当たって磁気テ
ープ1が走行している限り、磁気テープ1と1対1に対
応して発生する。従って、FGアップダウンカウンタ1
3の出力データ13aは磁気テープ1の位置を周期的に
示していることになる。
【0025】マイクロコンピュータ20では、磁気テー
プ1の位置を示すFGアップダウンカウンタ13の出力
データ13aをヘッド切り替え信号22aの立ち上がり
または立ち下がりのタイミイグで取り込み、ドライブ波
形の始端を決めるドライブアップダウンカウンタ14の
プリセット値を出力する。
【0026】ドライブアップダウンカウンタ14はマイ
クロコンピュータ20により出力されたプリセット値を
タイミング信号発生回路22から出力されたプリセット
ロードタイミング信号22bの立ち上がりのタイミング
により設定し、キャプスタンモータ41のFGパルスで
あるUP信号12aを計数する。
【0027】この結果、ピンチローラ指令信号3bがO
N状態の時は、キャプスタンモータ41のFGパルスが
正規に得られるので、図10に示すようにオントラック
条件を満たすドライブ波形14aが生成される。
【0028】ここで、同時再生時においても、電気−機
械変換素子8及び9に搭載された磁気ヘッド10及び1
1により再生した場合、電気−機械変換素子のダイナミ
ックレンジがどうなるかについて、図11,図12を用
いて説明する。
【0029】図11において、可変速再生時は通常再生
位置を中心として矢印701のダイナミックレンジで駆
動する。同時再生時は、記録磁気ヘッド601の後を磁
気ヘッド11で再生するため、磁気ヘッド11を搭載し
ている電気−機械変換素子9のダイナミックレンジは矢
印111の範囲必要となる。従って、ドライブ波形14
aは図12に示すように、通常再生時は1点鎖線にな
り、可変速再生時は前記1点鎖線を中心として矢印70
1の範囲、同時再生時を含めると矢印111の範囲を駆
動することになる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の通
常再生時のキャプスタンモータ位相制御で電気−機械変
換素子を最小のダイナミックレンジで駆動させる方式に
おいて、同時再生時にも電気−機械変換素子に搭載され
た磁気ヘッドにより再生できるように電気−機械変換素
子を駆動させると、電気−機械変換素子のダイナミック
レンジを増やさなければならず、電気−機械変換素子を
設計するのが困難であるという課題があった。
【0031】本発明は可変速再生時において、キャプス
タンの位相制御位置を通常再生位置から所定量ずらせ
る。これにより、従来の電気−機械変換素子のダイナミ
ックレンジで同時再生時にも電気−機械変換素子に搭載
された磁気ヘッドで再生することができる磁気記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気記録再生装
置は、通常再生、同時再生及び可変速再生を同一の可動
ヘッドにより行い、可変速再生時の可動ヘッド駆動軌跡
の中心を通常再生位置より同時再生位置に所定量ずらせ
るように構成したものである。
【0033】
【作用】本発明は上記した構成により、可変速再生時の
キャプスタンモータの位相制御位置を通常再生時の位相
制御位置と所定量ずらせることにより、可動ヘッドの駆
動中心が同時再生位置よりになる。これにより、可動ヘ
ッドの駆動領域に同時再生位置が含まれ、可変速再生時
の電気−機械変換素子のダイナミックレンジで同時再生
が可能となる。
【0034】
【実施例】次に本発明の実施例について、図1〜図4を
用いて説明する。図1は本発明の実施例による磁気記録
再生装置におけるキャプスタンモータ制御ブロックを示
す構成図である。本図において前述した従来例と同一部
分は同一符号を付して詳細な説明を省略する。101は
コントロール信号と映像信号から分離された基準同期信
号との位相差を通常再生時の場合と可変速再生時の場合
で切り替える位相差切り替えスイッチである。
【0035】図1に示すキャプスタンモータ部4も従来
例と全く同じ動作をする。図1において、キャプスタン
モータ部4に設けられた周波数発電機902より得られ
るFG信号は、周期検出手段903に入力され、FG信
号の周期Tmが検出される。速度比較手段904におい
ては、周期検出手段903において検出された周期T m
の、基準周期T0に対する誤差Etが得られる。
【0036】一方、コントロールヘッド15により再生
され増幅器16及びコントロールパルス生成回路17を
介して得られたコントロール信号と映像信号から分離さ
れた基準同期信号との位相差が所定の値になるような位
相誤差信号が位相比較手段905により得られる。位相
差切り替えスイッチ101により、通常再生時には通常
再生時の位相差を与えるプリセット値101aを、可変
速再生時には可変速再生の位相差を与えるプリセット値
101bをそれぞれ切り替えて位相比較手段905に供
給する。速度誤差信号Etと位相誤差信号とが加算さ
れ、補償手段906において利得補償が行われたのちに
モータ駆動回路907に入力され、FG信号周期Tm
基準周期T0に対する誤差Etが零となるように、すなわ
ちFG信号周期Tmが基準周期T0となるようにかつコン
トロール信号が映像信号から分離された基準同期信号と
の位相差が所定の値になるようにキャプスタンモータ4
1が駆動制御される。よって、キャプスタンモータ41
は基準周期T0に反比例した回転速度でかつ映像信号か
ら分離された基準同期信号と同位相で回転するように制
御される。
【0037】図2は、位相差切り替えスイッチ101を
可変速再生側に選択し、順方向にテープが2倍速で走行
していている時の様子を示した図で、順方向FGパルス
であるUP信号12aと、映像信号から分離された基準
同期信号4aと、コントロールパルス17aと、FGア
ップダウンカウンタ13の出力データ13aと、ヘッド
切り替え信号22aと、プリセットロードタイミング信
号22bと、ドライブ波形14aとをそれぞれ示してい
る。
【0038】FGアップダウンカウンタ13の出力デー
タ13aは、FGパルスであるUP信号12aを計数
し、コントロールパルス17aの立ち上がりでリセット
されることになる。コントロールパルス17aは、磁気
テープ1のコントロール信号トラックにフレーム周期で
記録されている。また、FGパルスであるUP信号12
aはピンチローラ6がキャプスタン5と当たって磁気テ
ープ1が走行している限り、磁気テープ1と1対1に対
応して発生する。従って、FGアップダウンカウンタ1
3の出力データ13aは磁気テープ1の位置を周期的に
示していることになる。
【0039】マイクロコンピュータ20では、磁気テー
プ1の位置を示すFGアップダウンカウンタ13の出力
データ13aをヘッド切り替え信号22aの立ち上がり
または立ち下がりのタイミイグで取り込み、ドライブ波
形の始端を決めるドライブアップダウンカウンタ14の
プリセット値を出力する。
【0040】ドライブアップダウンカウンタ14はマイ
クロコンピュータ20により出力されたプリセット値を
タイミング信号発生回路22から出力されたプリセット
ロードタイミング信号22bの立ち上がりのタイミング
により設定し、キャプスタンモータ4のFGパルスであ
るUP信号12aを計数する。
【0041】この結果、ピンチローラ指令信号3bがO
N状態の時は、キャプスタンモータ41のFGパルスが
正規に得られるので、図2に示すようにオントラック条
件を満たすドライブ波形14aが生成される。
【0042】ここで、従来の通常再生とキャプスタンの
位相がかかる位置が異なるため、2倍速で位相ロックし
た場合、コントロール信号17aが基準同期信号4aと
所定の位相差をもって位相制御される。従って、磁気テ
ープ1の位置を示すFGアップダウンカウンタ13の出
力データ13aとヘッド切り替え信号22aとの位相関
係が異なり、プリセットロードタイミング信号22bの
立ち上がりで決定されるドライブ波形14aは同時再生
側にシフトした波形になる。
【0043】また、位相制御をはずした場合のドライブ
波形の範囲が同時再生時に駆動しなければいけない位置
を含むように、位相差を選んでおく必要がある。
【0044】さらに、同時再生時においても、電気−機
械変換素子8及び9に搭載された磁気ヘッド10及び1
1により再生した場合、電気−機械変換素子のダイナミ
ックレンジがどうなるかについて、図3,図4を用いて
説明する。
【0045】図3において、可変速再生時はドライブ波
形の駆動中心を駆動範囲が同時再生位置を含むように、
通常再生位置より同時再生側にずらせるため矢印301
のダイナミックレンジで駆動する。従って、同時再生時
を含めた磁気ヘッド11を搭載している電気−機械変換
素子9のダイナミックレンジは矢印301の範囲必要と
なる。また、ドライブ波形14aは図4に示すように、
通常再生は1点鎖線になり、可変速再生時は矢印301
の範囲で駆動し、同時再生時も可能となる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
可変速再生時の可動ヘッド駆動軌跡の中心を先行再生位
置より同時再生位置に所定量ずらせることにより可動ヘ
ッドのダイナミックレンジが減少するため、可動ヘッド
のアクチュエータ設計が簡単になり、磁気記録再生装置
としては極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による記録再生装置におけるキ
ャプスタンモータ部の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施例において順方向にテープが2倍
速で走行していている時の各種信号の波形の様子を示し
た波形図
【図3】本発明の実施例における同時再生時及び可変速
再生時のヘッド位置と電気−機械変換素子の駆動範囲を
示した模式図
【図4】本発明の実施例における電気−機械変換素子の
駆動波形のダイナミックレンジを示した波形図
【図5】可変速再生時のヘッド走査軌跡を示した模式図
【図6】回転シリンダー上のヘッド構成を示した平面図
【図7】従来例における同時再生時及び可変速再生時の
ヘッド位置と電気−機械変換素子の駆動範囲を示した模
式図
【図8】従来例による磁気記録再生装置の構成を示すブ
ロック図
【図9】従来例における磁気記録再生装置におけるキャ
プスタンモータ部の構成を示すブロック図
【図10】従来例において順方向にテープが2倍速で走
行していている時の各種信号の波形の様子を示した波形
【図11】従来例における同時再生時及び可変速再生時
のヘッド位置と電気−機械変換素子の駆動範囲を示した
模式図
【図12】従来例における電気−機械変換素子の駆動波
形のダイナミックレンジを示した波形図
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 シリンダ 3 システムコントロール 4 キャプスタンモータ部 5 キャプスタン 6 ピンチローラ 8,9 電気−機械変換素子 10,11 磁気ヘッド 13 FGアップダウンカウンタ 15 コントロールヘッド 101 位相差切り替えスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常再生、同時再生及び可変速再生を同
    一の可動ヘッドにより行う記録再生装置において、 可変速再生時の可動ヘッド駆動軌跡の中心を通常再生位
    置より同時再生位置に所定量ずらせることを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 可変速再生時の可動ヘッド駆動軌跡の中
    心を通常再生位置より同時再生位置に所定量ずらせる手
    段として、可変速再生時にキャプスタンモータの位相を
    通常再生時と所定量ずらせることにより行うことを特徴
    とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
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