JPH06233147A - デジタル垂直偏向波形発生装置 - Google Patents

デジタル垂直偏向波形発生装置

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JPH06233147A
JPH06233147A JP4073593A JP4073593A JPH06233147A JP H06233147 A JPH06233147 A JP H06233147A JP 4073593 A JP4073593 A JP 4073593A JP 4073593 A JP4073593 A JP 4073593A JP H06233147 A JPH06233147 A JP H06233147A
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JP
Japan
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digital
vertical deflection
deflection waveform
waveform
integrator
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Application number
JP4073593A
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English (en)
Inventor
Takaari Nagamine
孝有 長峰
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタル垂直偏向波形発生装置において、D
−A変換器のビット数を低減すると共に、高分解能かつ
高精度の垂直偏向波形を発生できるようにすること。 【構成】 垂直偏向波形のトレース区間のデジタル差分
データをDSP23を用いて積和演算により発生し、こ
の差分データをD−A変換器24でアナログ信号に変換
して積分器31に印加し、積分器31により垂直偏向波
形のトレース区間を発生する。また、垂直偏向波形のリ
トレース区間を示すDSP23から発生するリセット信
号により、リセットスイッチ28を駆動して積分器31
をリセットすることにより、垂直偏向波形のリトレース
区間を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタルテレビジョン等
のデジタルデータを用いて垂直偏向波形を発生するシス
テムに適用して好適な、高精度かつ高分解能の垂直偏向
波形を発生できるデジタル垂直偏向波形発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の、デジタル式のテレビジョンにお
ける垂直偏向波形を発生するデジタル垂直偏向波形発生
装置のブロック図を図7に示す。図7において、71は
垂直偏向波形のデジタルデータを記憶しているデータメ
モリ、72はデータメモリ71から読みだされたデジタ
ルデータをアナログ信号に変換するデジタル−アナログ
変換器(以下、D−A変換器と記す)、73はD−A変
換器72から出力される階段状の波形を滑らかにする低
域通過フィルタ(以下、LPFと記す)、74は垂直偏
向波形を出力する出力端子である。
【0003】図8(a)にD−A変換器73の出力波形
を示し、同図(b)にその出力波形の一部を拡大した波
形を示す。図7に示すデジタル垂直偏向波形発生装置の
動作を図8を参照しながら説明する。周期的な読み出し
信号によりデータメモリ71から読みだされた垂直偏向
波形のデジタルデータは、D−A変換器72によりアナ
ログ信号に変換され図8(a)に示すような鋸歯状の垂
直偏向波形が周期的に出力される。この鋸歯状の垂直偏
向波形は、その一部を拡大すると図8(b)に示すよう
な階段状の波形となっている。そこで、LPF73に上
記階段状の垂直偏向波形を印加して高域の周波数成分を
低減することにより、滑らかな垂直偏向波形としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記図8(b)に示さ
れる波形の分解能である最小ステップの大きさは、デジ
タルデータのビット数によって決定される。このビット
数が多ければ分解能は向上し高分解能の垂直偏向波形と
することが出来る。
【0005】通常、垂直偏向波形にノイズが乗っている
と画面上で目立ちやすいため、垂直偏向波形には高分解
能が要求されており、一般に上記ビット数はNTSC方
式のコンシュマー用テレビジョンの場合15ビット必要
とされ、コンピュータ用のディスプレイ等の場合には1
7ビット以上必要とされている。
【0006】すると、当然の事ながらD−A変換器72
は15ビット〜17ビット以上のビット数を変換できる
ものが必要であるが、15〜17ビットのデジタルデー
タを高速にアナログに変換するD−A変換器は実現をす
ることが困難であるという問題点があった。そこで、本
発明はD−A変換器のビット数を減少しても、高分解能
の垂直偏向波形を発生できるデジタル偏向波形発生装置
を提供することを目的としている。
【0007】また、最近のテレビジョンではCRTの大
型化やフラット化に伴い画歪みの精度に対する要求も厳
しくなり垂直偏向波形に高次の偏向補正を行うことが必
要となっている。従来、偏向補正のためにIC等を用い
てアナログの偏向補正波形を発生して偏向補正を行って
いたが、この方法では画歪みがとり切れなくなってきて
いる。
【0008】そこで、垂直偏向波形をデジタルで発生す
るシステムとしてデジタルで垂直偏向波形の補正を行え
ばよいが、従来のデジタル加減算器による偏向補正では
システムが異なる毎に画歪みの調整が必要であると共
に、偏向補正のためのパラメータをシステム毎にメモリ
等に格納しなければならないという問題点があった。本
発明は各パラメータの値を1種類格納しておくだけで、
システムが変更されてもシステムに応じた高精度のデジ
タル垂直偏向波形を発生出来るようにすることを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は垂直偏向波形の差分デジタルデータをデジ
タルデータとして発生する手段を備え、この手段から周
期的に発生された差分デジタルデータをD−A変換器に
より差分アナログ信号に変換して、この差分アナログ信
号を積分器に印加して積分することにより垂直偏向波形
を得るようにしたものである。
【0010】また、本発明は差分デジタルデータを発生
するパラメータを1種類格納し、このパラメータを積和
演算機能を有するプロセッサいわゆるDSP(Digi
tal Signal Processor)を用いて
積和演算することにより差分デジタルデータを演算によ
り求め、このデジタル差分データにより垂直偏向波形を
発生し、システムが変更されたときには上記パラメータ
に係数を乗算することにより、異なるシステムの垂直偏
向波形を発生できるようにしたものである。
【0011】
【作用】現在のデータと1つ前のデータとの差分を演算
した差分デジタルデータは、通常は差分演算する前のデ
ータより少ないビット数でデジタルデータを表すことが
できる。従って、垂直偏向波形の差分デジタルデータを
D−A変換器で差分のアナログ信号に変換するようにす
ると、D−A変換器に印加されるビット数は少なくなる
ため、D−A変換器のビット数を減少させることができ
る。
【0012】さらに、高分解能の垂直偏向波形のデータ
を少ないビットである差分デジタルデータとすることが
できるため、高分解能の垂直偏向波形を少ないビット数
のD−A変換器を用いて発生させることができる。
【0013】また、積和演算できるDSPを用いたため
垂直偏向波形の差分デジタルデータを積和演算の繰り返
しにより発生することが出来るため、システムが異なっ
た時はプログラムにより各パラメータに係数をかけて積
和演算することにより、所望の垂直偏向波形の差分デジ
タルデータを発生することが出来る。従って、格納しな
ければならないパラメータを1種類に減少させることが
出来る。
【0014】
【実施例】図1に本発明の第1の実施例のブロック図を
示す。図1において、1は垂直偏向波形の差分デジタル
データが記憶されているメモリ、2は差分デジタルデー
タを差分アナログ信号に変換するD−A変換器、3はD
−A変換器2で変換された差分アナログ信号を積分する
ことにより原信号の垂直偏向波形に直す積分器、4は垂
直偏向波形を出力する出力端子である。
【0015】図1に示す垂直偏向波形発生装置におい
て、メモリ1に記憶された垂直偏向波形の差分デジタル
データは、垂直偏向周波数に応じた読み出し信号により
周期的に読み出され、D−A変換器2に印加される。
【0016】D−A変換器2は差分デジタルデータを差
分のアナログ信号に変換して積分器3に印加する。積分
器3は差分のアナログ信号を積分して原の信号である垂
直偏向波形に直し、出力端子4から出力した鋸歯状の垂
直偏向波形を垂直偏向回路に供給する。
【0017】ところで所定の信号波形を出力するため
に、その信号波のすべてのデータを差分データとする
と、信号波形そのものをデジタルデータとしたときより
差分のデジタルデータとしたほうがビット数が増える場
合がある。この場合を次に説明する。
【0018】図4(a)に比較的周波数の低い信号波形
を示し、その読みだしクロックをT1 ,T2 ,T3 ・・
・・としたときピーク値は約±4に設定されている。同
図(b)に上記(a)の信号の各読みだしクロック点に
おける振幅データの差分信号を示す。図4(a)(b)
から理解されるように、図4(a)に示す信号波形では
読み出されるデータのピーク値は約+4または−4であ
り、同図(b)に示す差分信号の場合は各クロック点で
読み出される振幅データのピーク値は最大で約+2また
は−2となる。従って、周波数の低い信号の場合は差分
のデータのほうがビット数が少なくなることが分かる。
【0019】次に、図5(a)に周波数の比較的高い信
号波形を示し、例えばそのピーク値は図4と同じく約±
4に設定して同一の読みだしクロックで振幅データを読
みだす場合を示し、同図(b)にその差分信号を示す。
図5を参照すると、図5(a)に示す信号のピーク値は
約±4を示すビット数のデータであり、同図(b)の差
分信号を示す振幅データのピーク値は約±6となる。従
って、周波数の高い信号の場合は差分信号のデータのほ
うが原の信号の振幅データより大きくなる場合が生じ、
必ずしも差分データのビット数が少なくなるとはいえな
い。
【0020】上記の現象を前記図7に示す垂直偏向波形
に応用して考察してみると、垂直偏向波形のトレース区
間は比較的変化率が小さく周波数が低い部分であり、リ
トレース区間は比較的変化率が大きく周波数が高い部分
であるから、トレース区間のデジタルデータを差分デジ
タルデータとすることによりこの区間のデジタルデータ
のビット数を減少させることができるものの、リトレー
ス区間のデジタルデータを差分デジタルデータとすると
この区間のデジタルデータはかえって増大する恐れがあ
る。
【0021】そこで、本発明においては垂直偏向波形の
トレース区間のデジタルデータだけを差分データにして
メモリ1に記憶させるようにし、リトレース区間は積分
器3をリセットするようにしている。また、積分器3を
リセットするリセット信号は、図示されていないがメモ
リ1の読み出し用のクロックをカウンタで計数し、この
カウンタのキャリー信号等を用いることにより容易に発
生することが出来る。
【0022】図2に本発明の第2実施例である、DSP
を用いて垂直偏向波形のデジタル差分データを発生する
ようにしたデジタル垂直波形発生装置を示す。この図に
おいて、21は水平偏向周波数の2倍の周波数のクロッ
クを発生する発生器、22は発生器21からのクロック
を計数し、垂直偏向周波数を1周期とする計数値を繰り
返し出力するラインカウンタ、23はラインカウンタ2
2の周期的な計数出力の周期により、積和演算を行い垂
直偏向波形の差分デジタルデータを出力するDSP、2
4は差分デジタルデータを差分アナログ信号に変換する
D−A変換器、25はDーA変換器の出力を積分する積
分器31を構成する演算増幅器、26は積分用抵抗、2
7は積分コンデンサ、28は積分器31をリセットする
リセットスイッチ、29はリセットスイッチ28を駆動
するリセット信号出力ライン、30積分特性を調整する
電圧源、31は演算増幅器25、抵抗26、コンデンサ
27、スイッチ28からなる積分器、32は垂直偏向波
形の出力端子である。
【0023】図2に示すデジタル垂直偏向波形発生装置
の動作波形図を図3に示し、以下、図3を参照しながら
図2に示すデジタル垂直偏向波形発生装置の動作を説明
する。ラインカウンタ22は水平偏向周波数の2倍のク
ロック2fhを計数し、0〜524の計数値を繰り返し
出力する。このラインカウンタ22の計数出力はDSP
23に印加され、その計数出力の周期で積和演算を行い
偏向補正成分を含めた垂直偏向波形のデジタル差分デー
タを出力する。
【0024】このDSP23で行う垂直偏向波形の演算
は差分せずに求めようとすると、一般に(1)式に示す
3次式で近似して演算を行わなければならないため、積
和演算を3回繰り返す必要がある。 y=ax3 +bx2 +cx+d ・・・(1) 但し、a,b,c,dは偏向補正された垂直偏向波形を
発生するためのパラメータである。
【0025】しかしながら、DSP23で扱う演算を差
分データとすると、(2)式に示す2次式で近似するこ
とが出来、DSP23は積和演算を2回繰り返すだけで
デジタル差分データを演算できることになる。従って、
演算のプログラミングが簡単となると共に、演算時間も
短縮することができる。 y=ax2 +bx+c ・・・(2) 但し、a,b,cは偏向補正された垂直偏向波形を発生
するためのパラメータである。
【0026】上記(2)式のパラメータa,b,cをモ
ニタ機器のシステムが変更されても揃えておき、ライン
カウンタ22の計数値xに掛ける係数をシステムに応じ
たプログラムにより変更するように構成すると、上記
(2)式の演算をDSP23で行うことにより、所望の
デジタル垂直偏向波形のデジタル差分データを発生する
ことが出来る。
【0027】例えば、垂直変更周波数が50Hzの場合
と60Hzの場合とでは、次式(3)に示す計数値xに
掛ける係数kは、以下のようになる。 x1 =k*x ・・・(3) 50Hzの場合 k=0.84 60Hzの場合 k=1
【0028】すなわち、50Hzの場合はラインカウン
タが0から624までカウントした時を1周期としてデ
ジタル垂直偏向波形の差分データをDSP23が積和演
算して出力するようにし、60Hzの場合はラインカウ
ンタ22が0から524までカウントしたときを1周期
としてデジタル垂直偏向波形の差分データをDSP23
が積和演算して出力すれば、垂直偏向周波数が50Hz
あるいは60Hzのデジタル垂直偏向波形の差分データ
をパラメータを変更することなく演算することが出来
る。
【0029】なお、DSP23は垂直偏向波形のトレー
ス区間の差分データのみを出力するようにされているの
で、上述した通りD−A変換器24のビット数を減少す
ることができる。この、DSP23のデジタル差分デー
タはD−A変換器24に印加されて図3(a)に示す差
分のアナログ信号に変換され、積分器31に印加され
る。
【0030】積分器31を構成する演算増幅器25と積
分用コンデンサ27は、印加された図3(a)に示す差
分アナログ信号を積分して、トレース区間の垂直偏向波
形(c)を出力する。そして、垂直偏向波形のリトレー
ス区間となったことを、DSP23がラインカウンタ2
2の計数値を監視することにより検出したとき、DSP
23は図3(b)に示すようなリセット信号を発生す
る。このリセット信号は、出力ライン29を介してスイ
ッチ28に印加されてスイッチ28を「オン」とする。
【0031】すると、積分用コンデンサ27はスイッチ
28により短絡されて積分器出力はリセットされるた
め、図3(c)に示す偏向補正された高精度の垂直偏向
波形が出力端子32から出力され、図示しない垂直偏向
出力回路に印加されるようになる。
【0032】次に、DSP23の概要を図6に示す。図
6において60は1チップ化されたDSP、61はバス
67から与えられるデータを乗算する乗算器、62は乗
算器61の乗算出力とバス67から入力されたデータと
を加算する加算器(以下、ALUと記す)、63,64
は垂直偏向波形の演算を行うに必要なパラメータや係数
が格納されたROM及びRAM、65は演算のためのプ
ログラムが内蔵されるI−ROM、66はメモリ65か
ら1行づつプログラムを読みだすI−デコーダ、67は
データ等が伝送されるバス、68は演算データを出力す
るI/O,69はラインカウンタの計数値が入力される
I/Oである。
【0033】図6に示すDSP60は、入力されるライ
ンカウンタの周期的な計数値を1周期として、I−RO
M65から1行づつ読み出し、読み出したプログラムを
I−デコーダ66でデコードする。この読み出されたプ
ログラムの内容に応じて、上記(2)式に示すパラメー
タa,b,cや係数がROM63あるいはRAM64か
ら取り出され、バス67を介して乗算器61に印加され
て所定の乗算が乗算器61で行われる。さらに、乗算器
61の乗算出力とバス67からのデータをALU62で
加算してバス67ヘ出力する。このような積和演算を繰
り返し行うことにより、上記(2)式に示す演算をDS
P60で行うことが出来る。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、D
−A変換器に印加されるビット数は少なくなり、D−A
変換器のビット数を減少させることができる。さらに、
高分解能で、かつ高精度の垂直偏向波形のデータとして
差分デジタルデータを用いたため、高分解能、かつ高精
度の垂直偏向波形を少ないビット数のD−A変換器を用
いて発生させることができる。
【0035】また、システムが変更されてもDSPのプ
ログラムにより、各パラメータに係数をかけて積和演算
することにより、所望の垂直偏向波形の差分デジタルデ
ータを発生させることが出来る。従って、垂直偏向波形
発生用パラメータをシステムが変更されても変更するこ
となく、単一のパラメータとすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル垂直偏向波形発生装置の第1
実施例のブロックを示す図である。
【図2】本発明のデジタル垂直偏向波形発生装置の第2
実施例を示す図である。
【図3】本発明の第2実施例の動作波形図である。
【図4】周波数が低い場合の差分信号がいかようになる
かを示す図である。
【図5】周波数が高い場合の差分信号がいかようになる
かを示す図である。
【図6】DSPの概略を示す図である。
【図7】従来のデジタル垂直偏向波形発生装置のブロッ
ク図を示す図である。
【図8】従来のデジタル垂直偏向波形発生装置の垂直偏
向波形を示す図である。
【符号の説明】
1 差分データメモリ 2,24 D−A変換器 3,31 積分器 4,32 出力端子 21 水平偏向周波数発振器 22 ラインカウンタ 23 DSP 25 演算増幅器 26 積分用抵抗 27 積分用コンデンサ 28 リセットスイッチ 29 出力ライン 30 調整用電源 60 DSP 61 乗算器 62 ALU 63 ROM 64 RAM 65 I−ROM 66 I−デコーダ 67 バス 68,69 I/O 71 データメモリ 72 D−A変換器 73 LPF

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直偏向波形の差分データを記憶している
    メモリと、 上記メモリから所定周期で読み出された差分データをア
    ナログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、 該デジタル−アナログ変換器のアナログ信号出力を積分
    することにより、所定のトレース区間の垂直偏向波形を
    発生する積分器と、 垂直偏向波形のリトレース区間に上記積分器をリセット
    する手段とからなることを特徴とするデジタル垂直偏向
    波形発生装置。
  2. 【請求項2】垂直偏向波形の差分データを発生するため
    のパラメータを記憶しているメモリと、 クロックを計数するラインカウンタと、 該ラインカウンタの計数出力の周期で、上記メモリから
    読み出されたパラメータを積和演算することにより、所
    定の垂直偏向波形のデジタル差分データを出力するデジ
    タル演算回路と、 上記デジタル演算回路のデジタル差分データ出力をアナ
    ログ信号に変換するデジタル−アナログ変換器と、 該デジタル−アナログ変換器のアナログ信号出力を積分
    する積分器と、 該積分器から所定の垂直偏向波形を発生することを特徴
    とするデジタル垂直偏向波形発生装置。
  3. 【請求項3】上記デジタル演算回路は垂直偏向波形のト
    レース区間のみのデジタル差分データを演算により出力
    し、 上記該積分器は積分用コンデンサをリセットするリセッ
    トスイッチを備え、 垂直偏向波形のリトレース期間に合わせて上記デジタル
    演算回路が発生したリセット信号により上記リセットス
    イッチを動作させることを特徴とする請求項2記載のデ
    ジタル垂直偏向波形発生装置。
  4. 【請求項4】上記デジタル演算回路として、デジタルシ
    グナルプロセッサを用い該デジタルシグナルプロセッサ
    のメモリを上記メモリとすることを特徴とする請求項2
    あるいは3記載のデジタル垂直偏向波形発生装置。
  5. 【請求項5】上記デジタル演算回路は、係数を乗算した
    パラメータを用いて積和演算することにより異なった垂
    直偏向波形を発生できるようにしたことを特徴とする請
    求項2ないし4のいずれかに記載のデジタル垂直偏向波
    形発生装置。
JP4073593A 1993-02-05 1993-02-05 デジタル垂直偏向波形発生装置 Pending JPH06233147A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6486857B1 (en) 1999-02-12 2002-11-26 Nec Corporation Deflection correction circuit for narrowing a pull-in range of a VCO to reduce frequency variations in a horizontal synchronizing signal

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6486857B1 (en) 1999-02-12 2002-11-26 Nec Corporation Deflection correction circuit for narrowing a pull-in range of a VCO to reduce frequency variations in a horizontal synchronizing signal

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Effective date: 20031216