JPH062330Y2 - 電子同調誘電体発振器 - Google Patents

電子同調誘電体発振器

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JPH062330Y2
JPH062330Y2 JP1984019956U JP1995684U JPH062330Y2 JP H062330 Y2 JPH062330 Y2 JP H062330Y2 JP 1984019956 U JP1984019956 U JP 1984019956U JP 1995684 U JP1995684 U JP 1995684U JP H062330 Y2 JPH062330 Y2 JP H062330Y2
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dielectric
transmission line
dielectric resonator
electronic tuning
coupling
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博和 植田
泰弘 矢野
治樹 西田
朝男 伊藤
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Description

【考案の詳細な説明】 (a)考案の技術分野 本考案は発振素子のほか誘電体共振器と電子同調回路を
備える電子同調誘電体発振器に関する。
(b)技術の背景 誘電体共振器が収容された筐体内に、共振周波数を可変
にするための電子同調回路を備えた電子同調誘電体発振
器が近年広く使用されている。
(c)従来技術と問題点 第1図は従来の電子同調誘電体発振器の(イ)は一部破
断斜視図、(ロ)は(イ)に示す鎖線M−M部分の断面
図であり、第2図は従来の他の一例の電子同調回路の斜
視図である。
第1図において、電子同調誘電体発振器の金属材よりな
る箱形の筐体1には、上部の開口面に蓋3が装着され
て、内部に密閉された空洞2が設けられている。筐体1
の底板1Aの内面には、薄板状の誘電体基板4が固着さ
れている。誘電体基板4のほぼ中央で所望の位置には、
誘電体共振器5が固着(例えば接着剤で接着、あるいは
ねじなどで固定)されている。誘電体基板4の上面に
は、誘電体共振器5とは所望の距離を隔てて、誘電体基
板4の側縁に平行した帯状の結合用伝送線路7が、蒸着
あるいは印刷などされて設けられている。結合用伝送線
路7の誘電体基板4の縁まで延伸された一方の端部は、
底板1Aに装着された発振素子6(例えばガンダイオー
ドとかトランジスタ)に例えば金箔よりなるリボン8な
どで接続され、結合用伝送線路の他端は開放されてい
る。
即ち発振素子6がパイポーラトランジスタの場合コレク
タ(FETならばドレイン)は接地され、エミッタ(F
ETならばソース)はバイアス供給線路に、またベース
(FETならばゲート)は結合用伝送線路7の1端に接
続される。発振素子が2端子素子のガンダイオードの場
合1端子は接地され、他端子は結合用伝送線路7の一端
に接続される。また誘電体共振基板5は結合用伝送線路
の開放端より電気長にてλ/4、(λ:波長)の位置で
結合用伝送線路と磁界結合するように配置されている。
これによって結合用伝送線路、ガンダイオード及び誘電
体共振器の組合わせは、インダクタンスとキャパシタン
スと抵抗とが並列に接続された回路と等価となり、2端
子素子と誘電体共振器の位置関係及び誘電体共振器の取
付けられる結合伝送線路上での電気長を変えることで2
端子素子の位置からみえるインピーダンスも任意に変化
する。この場合信号源としての2端子素子のガンダイオ
ードの場合信号源インピーダンスをZg、信号源負性抵
抗を−Rg、信号源リアクタンスをjXgとするとZg
=−Rg+jXgとなり、また誘電体共振器において共
振器インピーダンスをZr、共振器抵抗(反射抵抗)を
Rr、共振器リアクタンスをjXrとするとZr=Rr
+jXrとなる。
そして−Rg+Rr<0の時に増幅し、−Rg+Rr≧
0の時に減衰する。
この場合増幅する条件においてjXg+jXr=0とな
る如き共役整合条件で損失は最小となり、増幅が最大効
率で繰返えされ、ガンダイオードの有する最大飽和電力
まで達した時に発振状態となる。
一方10は可変容量素子としての可変容量ダイオードで
あり、これは下部がねじ12の軸孔に挿着され、このね
じ12は底板1Aに設けられたねじ孔に螺着されてい
る。可変容量ダイオード10は頭部が誘電体基板4の挿
通孔を嵌挿し、その頭部端面が誘電体基板4の上面にほ
ぼ一致するように調整されて、底板1Aに装着されてい
る。この可変容量ダイオード10の装着されている位置
は、結合用伝送線路7とは誘電体共振器5を挟んで対向
した所望の位置である。結合用伝送線路7に平行して誘
電体基板4に蒸着あるいは印刷などされて短冊形に設け
られている結合用アンテナ11は、一端が可変容量ダイ
オード10に例えば半田付け接続されている。この可変
容量ダイオード10と結合用アンテナ11とよりなる回
路、第1図(イ)では点線枠で示した部分が電子同調回
路9である。
なお第1図乃至第5図のいずれにおいても、図示されて
いないが発振素子及び電子同調回路のバイアス供給線路
が設けられている。
第2図において電子同調回路は、筐体1の側板1B部分
に構成されている。側板1Bにおいて誘電体共振器5に
対応する位置には、水平にねじ孔が設けられている。そ
してこのねじ孔に、筐体1の外側より調整ねじ14が螺
着している。調整ねじ14の空洞2側の突出した先端に
は可変容量ダイオード10が装着され、その可変容量ダ
イオード10の先端には短冊形の金属板よりなる結合用
アンテナ13が、結合用伝送線路7に平行して固着され
ている。
このように構成された電子同調誘電体発振器は、いずれ
も発振素子6と誘電率共振器5とが結合用伝送線路7を
介して結合して発振し、誘電体共振器5に結合する電子
同調回路の可変容量ダイオード10の印加電圧を調整し
て容量を変えることで、誘電体共振器の共振周波数を変
化させ、発振周波数を変化させることが出来る。
しかし安定した発振特性を得るためには、結合用伝送線
路7と誘電体共振器5との距離、及び発振素子6と誘電
体共振器5との距離を微細に調整する必要がある。また
一方周波数変化特性は誘電体共振器5と電子同調回路と
の結合度により変化するが誘電体共振器と電子同調回路
との距離が大きく変化すると、所望の周波数変化量が得
られなくなる。
即ち誘電体共振器の共振周波数の変化は誘電体共振器と
結合する電子同調回路のリアクタンス変化に影響され、
誘電体共振器及び電子同調回路の結合アンテナ間の距離
と、周波数の変化との関係を示す周波数化特性では距離
が近いと周波数変化量は増し、遠いいと周波数変化量は
少なくなり、常にその距離が一定に保たれていることが
必要である。
第3図は結合用伝送線路と誘電体共振器との結合位置を
調整したところを示す従来の電子同調誘電体発振器の平
面図である。
第3図において、誘電体共振器5の装着位置は、発振素
子6に対して遠のく方向に点線で示すA位置にわずかに
移動調整されている。また結合用アンテナ11の延長線
上には、結合用アンテナ11とは絶縁されてストリップ
線路11a,11b‥‥が設けられている。このように
誘電体共振器5がA位置に僅かに移動したことにより、
従来とは誘電体共振器5と電子同調回路9との関係位置
が僅かに変わった状態では、結合用アンテナ11とスト
リップ線路11aあるいは11bとを電気的に接続し、
結合用アンテナ11を延長する様な形状に調整すること
で周波数変化特性を所要の値に維持することは可能であ
った。
また第2図に示すように側板1B部分に電子同調回路が
構成されたものは、調整ねじ14を調整して、空洞2内
への突出量を可変にすることにより、ある程度の結合調
整をすることができる。
しかしながら、両者とも誘電体共振器と電子同調回路と
の結合調整には限度がある。例えば第3図の鎖線で示す
B位置に大きく誘電体共振器5が移動調整された場合に
は、前述のような手段では誘電体共振器5と電子同調回
路9との位置調整はできなくなり、良好な周波数変化特
性が得られないという問題点がある。
(d)考案の目的 本考案の目的は上記従来の問題点に鑑み、電子同調回路
と誘電体共振器とをキャリアにより一体構造にすること
により、良好な周波数変化特性が得られる電子同調誘電
体発振器を提供することにある。
(e)考案の構成 この目的は本考案により金属基板上の誘電体基板15の
表面に直線状に配置され、一端は金属基板上に取付けら
れた発振素子6と接続される結合用伝送線路7に対し、
誘電体基板21の被着された金属キャリア20が水平及
び垂直方向に位置が変更しうる如く配置され、金属キャ
リア上には結合用伝送線路側に取付けられた誘電体共振
器5と該共振器を挟んで、結合用伝送線路とは対向位置
に結合用アンテナ11と可変容量素子10とよりなる電
子同調回路9が配置されていることを特徴とする電子同
調誘電体発振器によって達成される。
(f)考案の実施例 以下図示実施例を参照して本考案について詳細に説明す
る。なお全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
第4図は本考案の一実施例のキャリアの(イ)は平面
図、(ロ)は断面図であり、第5図は第4図に示すキャ
リアを装着した電子同調誘電体発振器の(イ)は平面
図、(ロ)は断面図である。
第4図において、角形の金属板よりなるキャリア20の
上面には、平面視が同形で薄板状の誘電体基板21が固
着されている。誘電体基板21の一方の側縁の近傍では
ほぼ中央部分には、誘電体共振器5が固着(例えば接着
剤で接着、あるいはねじなどで固着)されている。
可変容量素子としての可変容量ダイオード10は、下部
がねじ12の軸孔に挿着され、このねじ12がキャリア
20に設けられたねじ孔に螺着されていることにより、
キャリア20にアース接続され、かつ固着されている。
可変容量ダイオード10は頭部が誘電体基板21の挿通
孔を嵌挿し、その頭部端面が誘電体基板21の上面にほ
ぼ一致するように調整されて、キャリア20に装着され
ている。この可変容量ダイオード10の装着されている
位置は、誘電体共振器5が固着された側のキャリア20
の側縁に対して、反対側の側縁に近い所望の位置であ
る。
誘電体共振器5が固着された側のキャリア20の側縁に
平行して、誘電体基板21に蒸着あるいは印刷などされ
て短冊形に設けられた結合用アンテナ11は、一端が可
変容量ダイオード10に例えば半田付け接続されてい
る。またキャリア20の底面には、小ねじ23が螺合す
るねじ孔22が設けられている。
このようにして可変容量ダイオード10と結合用アンテ
ナ11とよりなる電子同調回路9が、キャリア20上に
構成されている。したがって誘電体共振器5と電子同調
回路9との関係位置は固定されて、常に一定である。
第5図において、筐体1の底板1Aには一方の側板に近
接し平行して、細長い薄板状の誘電体基板15が固着さ
れている。誘電体基板16の上面には、誘電体基板15
の長手方向の側縁に平行した帯状の結合用伝送線路7
が、蒸着あるいは印刷などされて設けられている。結合
用伝送線路7の誘電体基板15の縁まで延伸された一方
の端部は、筐体1の底板1Aに装着された発振素子6
(例えばガンダイオードまたはトランジスタ)に、例え
ば金箔よりなるリボン8などで接続され結合用伝送線路
の他端は開放されている。
筐体1の底板1Aには、誘電体基板15に近接して、結
合用伝送線路7に平行した長い、矩形の座ぐり溝24が
設けられている。座ぐり溝24の深さはキャリア20の
厚さに等しく、幅はキャリア20より若干大きい幅であ
る。また座ぐり溝24の長さは、キャリア20の長さよ
りも十分に大きく、ほぼ底板1Aの長さに等しく、また
座ぐり溝24の底面には、結合用伝送線路7に平行し
て、小ネジ23の頭部が遊挿するスリット25が設けら
れている。
このような座ぐり溝24の所望の位置にキャリア20が
挿入され、底板1Aには小ネジ23にて固着される。し
たがってキャリア20の固着位置を移動することによ
り、誘電体共振器5と発振素子6との関係位置を調整し
て、安定した発振特性を得ることが容易である。また誘
電体共振器5と発振素子6との関係位置を大きく変化さ
せても、誘電体共振器5と電子同調回路9とは同一のキ
ャリア20上に構成されているので、その結合度に変化
がない。したがって常に良好な周波数変化特性が得られ
る。
なお本考案はキャリアを座ぐり溝に固定するのに、ネジ
止めによらず、導電性の接着剤で接着するように実施し
てもよい。このような固着手段は筐体の構造が簡単であ
るというメリットがある。
(g)考案の効果 以上説明したように本考案による電子同調誘電体発振器
は、電子同調回路と誘電体共振器とをキャリアにより一
体構造にしたことにより、発振素子と誘電体共振器との
調整が容易であるばかりではなく、良好な周波数変化特
性が得られるなど実用上で優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電子同調誘電体発振器の(イ)は一部破
断斜視図、(ロ)は(イ)に示す鎖線M−M部分の断面
図、第2図は従来の他の一例の電子同調回路の斜視図、
第3図は結合用伝送線路と誘電体共振器との結合位置を
調整したところを示す従来の電子同調誘電体発振器の平
面図、第4図は本考案の一実施例のキャリアの(イ)は
平面図、(ロ)は断面図、第5図は第4図に示すキャリ
アを装着した電子同調誘電体発振器の(イ)は平面図、
(ロ)は断面図である。 図中1は筐体、4,15,21は誘電体基板、5は誘電
体共振器、6は発振素子、7は結合用伝送線路、9は電
子同調回路、10は可変容量ダイオード、11,13は
結合用アンテナ、20はキャリア、24は座ぐり溝をそ
れぞれ示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西田 治樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)考案者 伊藤 朝男 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭55−117309(JP,A) 特開 昭50−71247(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属基板上の誘電体基板15の表面に直線
    状に配置され、一端は金属基板上に取付けられた発振素
    子6と接続される結合用伝送線路7に対し、誘電体基板
    21の被着された金属キャリア20が水平及び垂直方向
    に位置が変更しうる如く配置され、金属キャリア上には
    結合用伝送線路側に取付けられた誘電体共振器5と該共
    振器を挟んで、結合用伝送線路とは対向位置に結合用ア
    ンテナ11と可変容量素子10とよりなる電子同調回路
    9が配置されていることを特徴とする電子同調誘電体発
    振器。
JP1984019956U 1984-02-15 1984-02-15 電子同調誘電体発振器 Expired - Lifetime JPH062330Y2 (ja)

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JPS60132014U JPS60132014U (ja) 1985-09-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5071247A (ja) * 1973-10-26 1975-06-13
JPS6036122B2 (ja) * 1979-03-01 1985-08-19 株式会社村田製作所 発振器

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JPS60132014U (ja) 1985-09-04

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