JPH06233074A - マルチビーム記録装置 - Google Patents

マルチビーム記録装置

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JPH06233074A
JPH06233074A JP5013402A JP1340293A JPH06233074A JP H06233074 A JPH06233074 A JP H06233074A JP 5013402 A JP5013402 A JP 5013402A JP 1340293 A JP1340293 A JP 1340293A JP H06233074 A JPH06233074 A JP H06233074A
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JP
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light receiving
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JP5013402A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Takeyama
佳伸 竹山
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転多面鏡の面精度ばらつき等の影響を受け
ることなく、各記録用光源の変調駆動を可能にし、ドッ
ト位置ずれのない記録を可能とすること。 【構成】 全記録用光源1a〜1cによる複数のビーム
6a〜6cを同時に受光し得る大きさを有して露光走査
範囲の非記録領域に位置させた同期用受光素子7を設
け、記録用光源1a〜1cを全て発光させて全てのビー
ム6a〜6cが同期用受光素子7により受光された後で
これらの記録用光源1a〜1cを全て同時に消灯させ、
記録用光源1a〜1cの各々を対応するビーム6a〜6
cの同期用受光素子7による同期検知信号に同期させた
クロックに基づき変調駆動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、デジ
タル複写機等に利用されるマルチビーム記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録装置として、複数の
記録用光源(レーザ光源)による複数のビームを用い
て、複数走査ライン分の光書込みによる記録を同時に行
うことにより、走査速度の向上を図ったマルチビーム方
式のものが特開昭51−24130号公報等に示されて
いる。
【0003】しかし、上記公報例による場合、複数の記
録用光源が主走査方向に対して直交するように(即ち、
副走査方向に沿って)配設されているため、記録媒体の
種類によっては、記録スポット間に未記録部分が形成さ
れてしまう可能性がある。
【0004】このような欠点を解消するため、複数の記
録用光源を主走査方向に対して斜めに配設させるように
したものが特公昭62−59506号公報に示されてい
る。この方式の場合、記録用光源による各スポットが主
走査方向に位置的なずれを持っているため、各記録用光
源を画像情報信号に応じて変調駆動する際、各々の主走
査方向の位置ずれに対応したタイミングをとって駆動し
なければならない。このため、同公報では、例えば複数
の記録用光源の内の先頭ビームを用いて同期用受光素子
で同期検知を行い、これに同期させたクロックを用いて
他の記録用光源を変調駆動させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のマ
ルチビーム記録装置においては、複数の記録用光源から
出射される複数のビームを共通の回転多面鏡により主走
査方向に偏向走査させるとともに結像光学系により記録
媒体上に微小スポットとして集光結像させるものであ
り、1つのビームについて同期をとったとしても、回転
多面鏡の面精度のばらつきなどにより、後続のビームに
ついてまで必ずしも同期をとり得る保証がなくドット位
置ずれ等を生じ得るものであり、高品位な画像が得られ
ない場合がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、主走査方向に対して斜めに配設されて各々画像情報
信号に応じて独立に変調駆動される複数個の記録用光源
を設け、これらの記録用光源から出射される複数のビー
ムを共通の回転多面鏡により主走査方向に偏向走査させ
るとともに結像光学系により記録媒体上に微小スポット
として集光結像させて光書込みによる記録を行うように
したマルチビーム記録装置において、前記全記録用光源
による複数のビームを同時に受光し得る大きさを有して
前記記録媒体と等価な露光走査範囲の非記録領域に位置
させた同期用受光素子を設け、前記記録用光源を全て発
光させて全てのビームが前記同期用受光素子により受光
された後でこれらの記録用光源を全て同時に消灯させる
同期検知用発光制御手段を設け、前記記録用光源の各々
を対応するビームの前記同期用受光素子による同期検知
信号に同期させたクロックに基づき変調駆動する変調タ
イミング制御手段を設けた。
【0007】請求項2記載の発明では、記録媒体と等価
な露光走査範囲の非記録領域に位置させて同期用受光素
子を設け、走査毎に前記各記録用光源によるビームを前
記同期用受光素子への入射に先立つタイミングで予め設
定された光量に制御する光量制御手段と、走査毎に前記
各記録用光源を前記同期用受光素子への入射直前に独立
したタイミングで発光させる発光タイミング制御手段と
を設け、前記記録用光源の各々を対応するビームの前記
同期用受光素子による同期検知信号に同期させたクロッ
クに基づき変調駆動する変調タイミング制御手段を設け
た。
【0008】請求項3記載の発明では、これらの発明に
おいて、各ビームの主走査方向の記録密度を可変させる
密度可変手段と、この密度可変手段による記録密度指示
信号に応じて回転多面鏡の回転速度を可変させる走査速
度可変手段と、可変された前記回転多面鏡の回転速度に
比例させて同期用受光素子に入射させる各ビームの光量
を可変させる光量可変手段とを設けた。
【0009】請求項4記載の発明では、これらの発明に
おいて、各ビームに対して予め設定した光量にほぼ対応
させた信号が基準信号として設定されて、この基準信号
を前記同期用受光素子へのビーム入射順に1つずつ加算
して得られるn段階の基準信号と、前記同期用受光素子
がその入射光量に対応して出力する光電変換信号とを比
較するn個の比較手段により、n個のビームについて各
々同期検知信号を生成するようにした。
【0010】また、請求項5記載の発明では、これらの
発明において、同期用受光素子に入射させる各ビームの
光量を、記録媒体対応の記録領域に対する光書込み時の
光量よりも小さく設定し、かつ、各走査で最初に同期用
受光素子に入射する先頭ビームの光量を後続の他のビー
ムの光量よりも大きく設定した。
【0011】さらに、請求項6記載の発明では、これら
の発明において、同期用受光素子による複数ビームの受
光状態を監視する監視手段と、この監視手段による監視
の結果、各走査で最初に同期用受光素子を走査する先頭
ビームを検知してから一定時間内に後続ビームの全てを
検知しない時、エラーと認定してエラー信号を生成する
エラー判定手段と、エラー信号に基づき記録動作を中止
させる動作制御手段とを設けた。
【0012】請求項7記載の発明では、請求項1,2,
3,4又は5記載の発明において、同期用受光素子によ
る複数ビームの受光状態を監視する監視手段と、この監
視手段による監視の結果、各走査で最初に同期用受光素
子を走査する先頭ビームを検知してから一定時間内に後
続ビームの全てを検知しない時、エラーと認定してエラ
ー信号を生成するエラー判定手段と、エラー信号に基づ
き記録動作を停止させる動作停止制御手段と、動作停止
状態で各記録用光源を個別に発光させて前記同期用受光
素子を個別に走査させる異常検出手段と、この異常検出
手段による走査の結果、全ての記録用光源分のビームを
受光検知した時には前記エラー信号を解除して通常の記
録動作を再開させる再開制御手段と、前記異常検出手段
による走査の結果、全ての記録用光源分のビームを受光
検知しない時には前記エラー信号の出力を維持して記録
動作を中止させる動作中止制御手段とを設けた。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、全ての記録用
光源による複数のビームが同時に同期用受光素子で検知
されるまで発光させた後で全て同時に消灯するので、1
つの同期用受光素子により各々のビームの同期検知信号
を得ることができ、このような個別の同期検知信号に同
期させたクロックで各記録用光源を変調駆動するので、
回転多面鏡の面精度のばらつき等の影響を受けず、ドッ
ト位置が正確で高品位な画像を得ることができる。
【0014】請求項2記載の発明においても同様である
が、特に、各ビームの光量を同期用受光素子に対する入
射直前のタイミングでその都度所定の光量に制御すると
ともに、各々独立したタイミングで発光させて同期用受
光素子に入射させるので、各々のビームについての同期
検知信号を正確に検知でき、かつ、不要時には発光させ
ないので、記録媒体へのフレア光の影響も極力軽減させ
ることができる。
【0015】加えて、請求項3記載の発明においては、
記録密度を可変させる場合、その記録密度指示信号に応
じて回転多面鏡の回転速度、即ち、走査速度を可変させ
るとともに、この回転速度に比例させて各ビームの同期
用受光素子に対する入射光量も可変させるので、同期検
知のために必要以上の光量を発することがなく、よっ
て、記録媒体に対するフレア光の影響を極力低減させる
ことができる。
【0016】また、請求項4記載の発明においては、全
ての記録用光源によるビームが同期用受光素子に入射す
るまで発光させ続け、各ビームの設定光量に対応した基
準信号を単純に順次累積加算した段階的な基準信号を、
同期用受光素子の入射光量に対応して出力する光電変換
信号との比較信号とするので、容易な検出回路構成にし
て、容易に各同期検知信号を検知し得るものとなる。
【0017】特に、請求項5記載の発明においては、同
期用受光素子への入射光量を記録領域に対する書込み時
の光量よりも小さく設定するとともに、記録用光源間に
あっては、最初に同期用受光素子を走査する先頭ビーム
の光量が後続ビームの光量よりも大きく設定したので、
複数のビームについての同期検知の誤差を軽減し得ると
ともに、同期用受光素子に対する全体的な入射光量を抑
えることで記録媒体へのフレア光の影響を極力低減させ
得るものとなる。
【0018】また、請求項6記載の発明においては、同
期用受光素子による受光状態を監視手段により監視し、
先頭ビーム検知後、所定時間内に残りの全てのビームを
検知しない時にはエラー信号を生成して記録動作を中止
させるので、ドット位置ずれ、ドット抜け等を生じ得る
画像形成を避けることができ、画像品質の劣化を回避で
きる。
【0019】請求項7記載の発明においても同様である
が、同期用受光素子による受光状態を監視手段により監
視し、先頭ビーム検知後、所定時間内に残りの全てのビ
ームを検知しない時にはエラー信号を生成し、記録動作
は一旦停止させるものとし、各記録用光源について異常
検出手段により個別に同期検知によりビームチェックを
行って、記録動作を再開させるか、記録動作を中止させ
るかを制御するので、極力、途中での記録動作の中止を
避けつつ、完全にドット位置ずれ、ドット抜け等を生じ
得る劣化画像の作成を避けることができ、高品位性を確
保できる。
【0020】
【実施例】請求項1記載の発明の一実施例を図1ないし
図3に基づいて説明する。図1は本実施例のマルチビー
ム記録装置の基本構成を示すもので、光源1から出射さ
れたビームはコリメータレンズ2等を経た後、高速回転
駆動されている回転多面鏡3の1面で偏向走査され、さ
らに、fθレンズ等による結像光学系4によって記録媒
体(例えば、感光体)5上に微小スポットとして結像さ
れる。これにより、主走査方向の光書込みが行われる。
ここに、本実施例の光源1は、半導体レーザ等により構
成されるが、各々画像情報信号に応じて独立に変調駆動
される複数個の記録用光源、例えば3つの記録用光源1
a,1b,1cよりなる。これらの記録用光源1a,1
b,1cによるビームを6a,6b,6cとした場合、
これらのビーム6a,6b,6cが記録媒体5上で図1
(b)に示すような主走査方向、副走査方向の位置関係
となるように、記録用光源1a,1b,1cは主走査方
向に対して斜め状態で配設されている。より詳細には、
各ビームによるドット径をd0 とした時、ビーム間距離
(ドット間距離)d1 はd1 >d0 となるように設定さ
れている。
【0021】また、記録媒体5の主走査開始側の露光走
査範囲であって非記録領域には同期用受光素子7が配設
されている。よって、基本的には、この同期用受光素子
7が出力する同期検知信号に同期したクロックを用い
て、画像情報信号に応じて記録用光源1を変調駆動する
ことで、記録媒体5上に光書込みが行われる。ここに、
本実施例では、この1個の同期用受光素子7で3つのビ
ーム6a,6b,6cについて同期検知信号を生成する
ものであり、図2中の状態5に示すように、同期用受光
素子7の径Dは3つのビーム6a,6b,6cを同時に
受光し得るようにD≫d0 なる大きさとされている。
【0022】このような構成において、本実施例の同期
制御を図2及び図3を参照して説明する。図2は3つの
ビーム6a,6b,6cが同期用受光素子7を走査する
時の各状態を模式的に示し、図3には図2中の各状態に
おける同期用受光素子7の時間軸に対する光電変換信号
を示す。なお、各ビーム6a,6b,6cの主走査速度
はvとする。
【0023】まず、図2中の状態0は、先頭ビーム6a
が同期用受光素子7に入射直前なる時刻t0 なる時点で
あり、この時点までには全ての記録用光源1a,1b,
1cが発光され、ビーム6a,6b,6cが生じている
状態となる。次の状態1(時刻t1 )は先頭ビーム6a
が同期用受光素子7に完全に入射した状態を示す。状態
2(時刻t2 )は次のビーム6bも同期用受光素子7に
入射直前となっている状態を示し、状態3(時刻t3
ではこのビーム6bが先頭ビーム6aとともに同期用受
光素子7に完全に入射している状態を示す。状態4(時
刻t4 )は最後のビーム6cが同期用受光素子7に入射
直前となっている状態を示し、状態5(時刻t5 )では
先行するビーム6a,6bとともにこのビーム6cも同
期用受光素子7に完全に入射している状態を示す。即
ち、状態5は全てのビーム6a,6b,6cが同期用受
光素子7に入射して受光された状態を示す。
【0024】これらの各状態0〜5に相当する各時刻t
0 〜t5 において同期用受光素子7から出力される光電
変換信号出力Vout は図3に示すように変遷する。即
ち、図中にも示すように、各時刻は、t1 =d0 /v,
2 =t1 +d1 /v,t3 =t2 +d0 /v,t4
3 +d1 /v,t5 =t4 +d0 /vのようになる。
ここで、同期用受光素子7の光電変換信号出力Vout
対して3段階のスレッシュレベルL1 ,L2 ,L3 を図
示の如く設定しておけば、1つの同期用受光素子7であ
っても、ほぼ時刻t1 ,t3 ,t5 のタイミングで各ビ
ーム6a,6b,6cに対する同期検知信号が得られる
ことになる。このように得られる3つの同期検知信号に
同期させたクロックに基づき変調タイミング制御手段
(図示せず)では、各記録用光源1a,1b,1cを変
調駆動して記録媒体5に対する光書込みを行うことにな
る。このように各ビーム6a,6b,6c毎に同期検知
された信号に同期させたクロックにより変調させるた
め、各ビーム6a,6b,6c間で回転多面鏡3の面精
度ばらつき等の影響を受けることなく、主走査方向のド
ット位置合わせを確保することができ、ドット位置ずれ
のない高品位な画像が得られる。なお、各記録用光源1
a,1b,1cは状態5のように全てのビーム6a,6
b,6cが同期用受光素子7により受光検知されると、
同期検知用発光制御手段(図示せず)による制御の下、
その後の光書込みに備えるとともに、記録媒体5に対す
るフレア光の影響を極力軽減するため、全て同時に消灯
される。
【0025】つづいて、請求項2記載の発明の一実施例
を図4により説明する。前記実施例で示した部分と同一
部分は同一符号を用いて示す(以下の実施例でも同様と
する)。本実施例は、基本的には前記実施例と同様であ
るが、記録用光源1a,1b,1cに対する光量制御、
発光・消灯制御を異ならせたものである。図4中、
(a)は記録用光源1aに対する制御、(b)は記録用
光源1bに対する制御、(c)は記録用光源1cに対す
る制御を示し、図中、区間Pは各々のビーム6a,6
b,6cが同期用受光素子7を走査する区間を示す。こ
こに、記録用光源1aを例にとり、その動作制御を説明
すると、同期用受光素子7の走査に先立ち光量制御手段
(図示せず)によりそのビーム6aの光量が予め設定さ
れた所定の光量(ここでは、記録媒体5に対する光書込
み時の光量)となるように制御する(APC=オート・
パワー・コントロール区間)。このような制御により、
記録用光源1aの駆動電流を保持して一旦消灯させる。
その後、発光タイミング制御手段(図示せず)の制御の
下、同期用受光素子7を走査する区間Pの直前のタイミ
ングsでこの記録用光源1aを保持された駆動電流で発
光させ、同期検知信号の生成に供する。他の記録用光源
1b,1cについても同様に制御される。そして、最後
のビーム6cが同期用受光素子7により検知されるタイ
ミングsfに達すると、これらの記録用光源1a,1
b,1cは全て消灯される。そして、前記実施例のよう
に、各ビーム6a,6b,6c毎に検知された同期検知
信号に同期させたクロックに基づき各記録用光源1a,
1b,1cの変調駆動が行われる。このような制御が、
各主走査ライン毎に同様に繰返される。
【0026】このように、本実施例によれば、各ビーム
6a,6b,6cの光量を同期用受光素子7に対する入
射に先行するタイミングでその都度所定の光量に制御す
るとともに、各々独立したタイミングで発光させて同期
用受光素子7に入射させるので、各々のビーム6a,6
b,6cについての同期検知信号の検知がより正確とな
る。さらには、不要時には極力発光させないので、記録
媒体5へのフレア光の影響も極力軽減されることにな
る。
【0027】さらに、請求項3記載の発明の一実施例を
図5及び図6により説明する。本実施例は、主走査方向
の記録密度可変な装置に適用したものである。即ち、各
ビーム6a,6b,6cの主走査方向の記録密度を可変
制御するための密度可変手段となるコントローラ(図示
せず)が設けられており、このコントローラからの記録
密度指示信号が入力される回転多面鏡駆動回路8が設け
られている。この回転多面鏡駆動回路8は走査速度可変
手段となるもので、記録密度指示信号に応じて回転多面
鏡3の回転速度を可変させる。具体的には、記録密度が
下がると高速化し、記録密度が上がると低速化制御され
る。さらに、前記記録密度指示信号が入力されて、同期
用受光素子7に入射すべき各ビーム6a,6b,6cの
光量を可変するために基準信号を調整する基準信号生成
回路(光量可変手段)9が設けられている。この基準信
号生成回路9は回転多面鏡駆動回路8で可変設定された
回転多面鏡3の回転速度に比例して各ビーム6a,6
b,6cの同期検知用の光量を可変させるものである。
【0028】このような基準信号生成回路9は、比較器
10から出力される基準信号Vinを可変させるもので、
例えば図6に示すように構成される。即ち、m+1個の
電流源I0 〜Im が並列的に設けられ、電流源I1 〜I
m に対してはコントローラからの記録密度指示信号に応
じてa端子かb端子かが個別に選択制御されるスイッチ
SW1 〜SWm が設けられて構成されている。mは記録
密度の可変段階数に応じた値である。このような構成に
おいて、まず、記録密度が一番高い時には電流源I0
よる電圧V0 が基準信号Vinとなる。記録密度が1つ下
がると、その記録密度指示信号によりスイッチSW1
a端子側に切換えられ電流源I0 ,I1の和による電圧
1 が基準信号Vinとなる。以下、同様に記録密度指示
信号に応じてスイッチSWが切換え制御されて基準信号
inが可変され、光量可変に供される。このような基準
信号Vinが記録時の光量に対応するように、各電流源I
〜Iの電流が設定されている。
【0029】よって、本実施例によれば、記録密度を可
変させる場合、その記録密度指示信号に応じて回転多面
鏡3の回転速度、即ち、走査速度を可変させるととも
に、この回転速度に比例させて各ビーム6a,6b,6
cの同期用受光素子7に対する入射光量も可変させるの
で、同期検知のために必要以上の光量を発することがな
くなる。よって、記録媒体5に対するフレア光の影響が
極力低減するものとなる。
【0030】さらに、請求項4記載の発明の一実施例を
図7により説明する。ここでは、図1等の場合と同様
に、ビーム6a,6b,6cなる3ビームの例とする。
まず、記録用光源1a用に予め設定された光量に対応す
る基準信号としてVr1、記録用光源1b用に予め設定
された光量に対応する基準信号としてVr2、記録用光
源1c用に予め設定された光量に対応する基準信号とし
てVr3が各々用意されている。これらの基準信号Vr
1,Vr2,Vr3は何れも図5によるVinに相当し、
何れも記録密度に応じて可変設定される。そして、各ビ
ーム6a,6b,6c毎に同期検知信号DP1,DP
2,DP3を検出出力するための3つの比較器(比較手
段)11a,11b,11cが設けられている。ここ
に、比較器11aに対する基準信号としては基準信号V
r1がそのまま入力され、同期用受光素子7から出力さ
れる光電変換信号との比較に供される。一方、比較器1
1bに対する基準信号としては基準信号Vr1,Vr2
を加算器12abで加算した値が入力され、同期用受光
素子7から出力される光電変換信号との比較に供され
る。さらに、比較器11cに対する基準信号としては基
準信号Vr1,Vr2,Vr3を加算器12bcで全て
加算した値が入力され、同期用受光素子7から出力され
る光電変換信号との比較に供される。これらの比較器1
1a,11b,11cでは光電変換信号が各々の基準信
号を越える段階に達した時に、同期検知信号DP1,D
P2,DP3が出力される。
【0031】よって、本実施例によれば、基本的には、
全ての記録用光源1a,1b,1cによるビーム6a,
6b,6cが同期用受光素子7に入射するまで発光させ
続け、各ビーム6a,6b,6cの設定光量に対応した
基準信号Vr1,Vr2,Vr3を単純に順次累積加算
した段階的な基準信号を、同期用受光素子7が入射光量
に対応して出力する光電変換信号との比較信号としてい
るので、容易な検出回路構成にして、容易に各同期検知
信号を検知できることになる。
【0032】また、請求項5記載の発明の一実施例を図
8及び図9により説明する。本実施例は、各ビーム6
a,6b,6cの光量値を工夫したものである。即ち、
同期用受光素子7に入射させる各ビーム6a,6b,6
cの光量を、記録媒体5に対する光書込み時の光量より
も小さく設定するとともに、各走査で最初に同期用受光
素子7に入射する先頭ビーム6aの光量を後続の他のビ
ーム6b,6cの光量よりも大きく設定したものであ
る。
【0033】図8において、Vin1 〜Vinn は図5で説
明したように求められる各ビームの各記録密度での基準
信号であり、各々分圧回路131 〜13n の分圧抵抗R
1n,R2nで定まる値に分圧されて、新たな基準信号V
out1〜Voutnが生成される。ここに、Vin1 は同期用受
光素子7に最初に入射する先頭ビームの基準信号であ
り、 R21/(R11+R21) > R2n/(R1n+R2n
n=2,3,…,n なる大小関係に設定されている。この時、各ビームの光
書込み時の光量は、記録開始時にページの先頭で制御保
持され、図4に示したようなAPC区間で同期用受光素
子7に対する入射光量は上記Vout1〜Voutnに制御され
てその光量で発光し、記録媒体5の領域ではページ先頭
時に制御された光書込み時の光量で変調される。
【0034】図9はこのような光量設定下における、図
3と同じタイミングでの光電変換信号の変遷の様子を示
すものである。図3の場合と同様に、各時刻はt1 =d
0 /v,t2 =t1 +d1 /v,t3 =t2 +d0
v,t4 =t3 +d1 /v,t5 =t4 +d0 /vとな
るが、各時刻における光電変換信号の大きさは図3の場
合と異なっている。しかし、図3の場合と同様に3段階
のスレッシュレベルを設定しておけば、1つの同期用受
光素子7であっても、ほぼ時刻t1 ,t3 ,t5のタイ
ミングで各ビーム6a,6b,6cに対する同期検知信
号が得られることになる。ここに、先頭ビーム6a用の
光量は、大きめであるので、同期用受光素子7によるそ
の検知が確実であり、これを基本とした各種基本信号
(例えば、ライン同期信号LSync 、ライン記録幅信号
LGate 等)の生成も確実なものとなる。
【0035】特に、本実施例によれば、光量の大小関係
について、同期用受光素子7への入射光量を記録媒体5
に対する書込み時の光量よりも小さく設定するととも
に、記録用光源1a,1b,1c間にあっては、最初に
同期用受光素子7を走査する先頭ビーム6aの光量が後
続ビーム6b,6cの光量よりも大きくなるように設定
したので、これらの複数のビーム6a,6b,6cにつ
いての同期検知の誤差を軽減することができる上に、同
期用受光素子7に対する全体的な入射光量を極力抑えて
いるので記録媒体5へのフレア光の影響が極力低減する
ものとなる。
【0036】また、請求項6記載の発明の一実施例を図
10及び図11により説明する。本実施例は、同期用受
光素子7による各ビーム6a,6b,6cの受光状態を
監視し、その結果に応じてエラー判定を行ったり、記録
動作を中止させるように制御するものである。まず、ラ
イン同期信号LSync 、ライン記録幅信号LGate は先
頭ビーム6aの同期検知信号DP1によって各走査毎に
出力されるもので、同期検知信号DP1が生成されない
(即ち、先頭ビーム6aが同期用受光素子7により検知
されない)と、記録動作は行えない。また、同期検知信
号DP1,DP2を各々入力とするD型フリップフロッ
プ14,15が設けられ、これらのD型フリップフロッ
プ14,15の出力を入力として、先頭ビーム6aによ
る同期検知信号DP1の立上りから最後のビーム6cに
よる同期検知信号DP3の立上りまでの間、ゲートを開
いて信号ENを出力するANDゲート16が設けられて
いる。前記D型フリップフロップ14,15はライン同
期信号LGate の反転信号によりクリアされるものであ
る。さらに、このANDゲート16による信号ENがロ
ード端子に入力され、同期検知信号DP1に同期したク
ロック信号CLK1がクロック端子に入力され、さら
に、記録密度に応じたプリセットデータが比較信号とし
て入力されるカウンタ(監視手段)17が設けられてい
る。ここに、プリセットデータは最初の同期検知信号D
P1が生成されてから最後の同期検知信号DP3が生成
されるまでに要するものとして予め設定されたクロック
数である。このカウンタ17の計数値が0になると出力
される信号RCをクロック入力としてエラー信号を生成
出力し得るD型フリップフロップ(エラー判定手段)1
8が設けられている。このD型フリップフロップ18の
クリア端子には記録動作時の立上がる信号FGate が入
力されている。
【0037】このような構成において、最初の同期検知
信号DP1が生成されるまでカウンタ17はロード状態
にあり、プリセットデータを取込む。次に、この同期検
知信号DP1が生成されると、カウンタ17はカウント
状態となり、クロック信号CLK1をカウントダウンす
る。ここで、設定時間内に最後の同期検知信号DP3が
生成されると(P1<P0)、カウンタ17が信号RC
を出力する前にロード状態となり、カウントダウンを停
止する。同時に、プリセットデータを再度取込む。そし
て、ライン同期信号LGate の反転信号によりD型フリ
ップフロップ14,15がクリアされ、次のラインの走
査時の最初の同期検知信号DP1を待機する状態とな
る。
【0038】しかし、このような動作において、最初の
同期検知信号DP1の生成後、設定期間内に最後の同期
検知信号DP3が生成されない場合(P2>P0)、カ
ウンタ17がD型フリップフロップ18に対して信号R
Cを出力するので、エラー信号が出力されることにな
る。このエラー信号を受けて、コントローラ等による動
作制御手段は、記録動作を中止させる。
【0039】このように、全ての同期検知信号が設定期
間内に揃わないということは、発光不良等の異常が考え
られ、正常な同期をとれないので、そのまま記録動作を
継続すると、ドット位置ずれ、ドット抜け等を生じ得る
画像形成となってしまう可能性があるが、このような場
合には記録動作が中止されるので、画像品質の劣化を回
避できる。
【0040】さらに、請求項7記載の発明の一実施例を
図12により説明する。図示例は、図1等に示したよう
な3ビーム方式の例である。本実施例は、基本的には、
前記実施例と同様に、同期用受光素子7による各ビーム
6a,6b,6cの受光状態を監視し、その結果に応じ
てエラー判定を行ったりするが、さらに、そのエラー内
容の正否の確認処理を行って、記録動作を再開させる
か、中止させるかを決定するように制御させるものであ
る。本実施例の処理制御を実施するため、少なくとも記
録用光源数のラインバッファ(図示せず)が用意されて
いる。
【0041】まず、前記実施例の場合と同様に、同期検
知信号DP1〜DP3の検知状態を監視し、検知漏れが
あったらエラー信号を出力し、動作停止制御手段(図示
せず)による制御の下、記録動作を一旦停止させる(図
面中、中止の一態様として含めて示す)。この時、ライ
ンバッファ内の画像情報信号はエラー信号が解除されて
記録動作が再開されるまで、又は、最終的に、記録動作
が中止されるまで、一旦保持される。このような状態
で、今度は異常検出手段(図示せず)の制御により、先
頭ビーム6aから最後のビーム6cまで、1個ずつ、個
別に発光させて走査させるビーム状態確認処理が行われ
る。即ち、先頭ビーム6aを同期用受光素子7の走査期
間(図4中の区間P)に相当するタイミングで発光させ
る。この時の発光までの期間は最短期間(即ち、最後の
同期検知信号DP3から先頭ビーム6aの同期用受光素
子7の走査期間までの間)である。この走査の結果、同
期検知信号DP1が生成されない場合には、動作中止制
御手段(図示せず)の制御により異常検出動作を中止さ
せるとともに、記録動作もそのまま中止させる。一方、
同期検知信号DP1が生成された場合には、この同期検
知信号DP1を基に、次のビーム6bを同期用受光素子
7の走査期間に相当するタイミングで同様に発光させ
る。この走査の結果、同期検知信号DP1が生成されな
い場合には、動作中止制御手段の制御により異常検出動
作を中止させるとともに、記録動作もそのまま中止させ
る。一方、同期検知信号DP2が生成された場合には、
この同期検知信号DP2を基に、次のビーム6cを同期
用受光素子7の走査期間に相当するタイミングで同様に
発光させる。この走査の結果、同期検知信号DP3が生
成されない場合には、動作中止制御手段の制御により異
常検出動作を中止させるとともに、記録動作もそのまま
中止させる。一方、同期検知信号DP3が生成された場
合には、全てのビーム6a,6b,6cについて同期検
知が正常に行われたことになり、再開制御手段(図示せ
ず)の制御の下に、異常検出動作を終了し、エラー信号
を解除して、停止させていた記録動作を再開させる。こ
の再開時には、バッファメモリに保持された画像情報が
用いられる。
【0042】よって、本実施例によれば、前記実施例と
同様であるが、同期用受光素子7により全てのビームを
検知しない時にはエラー信号を生成するが、この際、記
録動作を一旦停止させるものとし、各記録用光源1a,
1b,1cについて異常検出手段によって個別に同期検
知を利用してビームチェックを行って、記録動作を再開
させるか、記録動作を中止させるかを制御するので、極
力、記録途中での記録動作の中止を避けつつ、完全にド
ット位置ずれ、ドット抜け等を生じ得る劣化画像の作成
を避けることができ、高品位性を確保できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、主走査方
向に対して斜めに配設されて各々画像情報信号に応じて
独立に変調駆動される複数個の記録用光源を設け、これ
らの記録用光源から出射される複数のビームを共通の回
転多面鏡により主走査方向に偏向走査させるとともに結
像光学系により記録媒体上に微小スポットとして集光結
像させて光書込みによる記録を行うようにしたマルチビ
ーム記録装置において、前記全記録用光源による複数の
ビームを同時に受光し得る大きさを有して前記記録媒体
と等価な露光走査範囲の非記録領域に位置させた同期用
受光素子を設け、前記記録用光源を全て発光させて全て
のビームが前記同期用受光素子により受光された後でこ
れらの記録用光源を全て同時に消灯させる同期検知用発
光制御手段を設け、前記記録用光源の各々を対応するビ
ームの前記同期用受光素子による同期検知信号に同期さ
せたクロックに基づき変調駆動する変調タイミング制御
手段を設けたので、全ての記録用光源による複数のビー
ムが同時に同期用受光素子で検知されるまで発光させた
後で全て同時に消灯することにより、1つの同期用受光
素子により各々のビームの同期検知信号を得ることがで
き、このような個別の同期検知信号に同期させたクロッ
クで各記録用光源を変調駆動するようにしたので、回転
多面鏡の面精度のばらつき等の影響を受けず、ドット位
置が正確で高品位な画像を得ることができる。
【0044】請求項2記載の発明による場合も同様であ
るが、記録媒体と等価な露光走査範囲の非記録領域に位
置させて同期用受光素子を設け、走査毎に前記各記録用
光源によるビームを前記同期用受光素子への入射に先立
つタイミングで予め設定された光量に制御する光量制御
手段と、走査毎に前記各記録用光源を前記同期用受光素
子への入射直前に独立したタイミングで発光させる発光
タイミング制御手段とを設け、前記記録用光源の各々を
対応するビームの前記同期用受光素子による同期検知信
号に同期させたクロックに基づき変調駆動する変調タイ
ミング制御手段を設けることで、特に、各ビームの光量
を同期用受光素子に対する入射直前のタイミングでその
都度所定の光量に制御するとともに、各々独立したタイ
ミングで発光させて同期用受光素子に入射させるように
したので、各々のビームについての同期検知信号を正確
に検知でき、かつ、不要時には発光させないので、記録
媒体へのフレア光の影響も極力軽減させることができ
る。
【0045】請求項3記載の発明によれば、これらの発
明において、各ビームの主走査方向の記録密度を可変さ
せる密度可変手段と、この密度可変手段による記録密度
指示信号に応じて回転多面鏡の回転速度を可変させる走
査速度可変手段と、可変された前記回転多面鏡の回転速
度に比例させて同期用受光素子に入射させる各ビームの
光量を可変させる光量可変手段とを設けたので、記録密
度を可変させる場合、その記録密度指示信号に応じて回
転多面鏡の回転速度、即ち、走査速度を可変させるとと
もに、この回転速度に比例させて各ビームの同期用受光
素子に対する入射光量も可変させることにより、同期検
知のために必要以上の光量を発することがなく、よっ
て、記録媒体に対するフレア光の影響を極力低減させる
ことができる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、これらの発
明において、各ビームに対して予め設定した光量にほぼ
対応させた信号が基準信号として設定されて、この基準
信号を前記同期用受光素子へのビーム入射順に1つずつ
加算して得られるn段階の基準信号と、前記同期用受光
素子がその入射光量に対応して出力する光電変換信号と
を比較するn個の比較手段により、n個のビームについ
て各々同期検知信号を生成するようにしたので、容易な
検出回路構成にして、容易に各同期検知信号を検知し得
るものとなる。
【0047】また、請求項5記載の発明によれば、これ
らの発明において、同期用受光素子に入射させる各ビー
ムの光量を、記録媒体対応の記録領域に対する光書込み
時の光量よりも小さく設定し、かつ、各走査で最初に同
期用受光素子に入射する先頭ビームの光量を後続の他の
ビームの光量よりも大きく設定したので、複数のビーム
についての同期検知の誤差を軽減し得るとともに、同期
用受光素子に対する全体的な入射光量を抑えることで記
録媒体へのフレア光の影響を極力低減させ得るものとな
る。
【0048】さらに、請求項6記載の発明によれば、こ
れらの発明において、同期用受光素子による複数ビーム
の受光状態を監視する監視手段と、この監視手段による
監視の結果、各走査で最初に同期用受光素子を走査する
先頭ビームを検知してから一定時間内に後続ビームの全
てを検知しない時、エラーと認定してエラー信号を生成
するエラー判定手段と、エラー信号に基づき記録動作を
中止させる動作制御手段とを設け、同期用受光素子によ
る受光状態を監視手段により監視し、先頭ビーム検知
後、所定時間内に残りの全てのビームを検知しない時に
はエラー信号を生成して記録動作を中止させるようにし
たので、ドット位置ずれ、ドット抜け等を生じ得る画像
形成を避けることができ、画像品質の劣化を回避でき
る。
【0049】請求項7記載の発明による場合も同様であ
るが、同期用受光素子による受光状態を監視手段により
監視し、先頭ビーム検知後、所定時間内に残りの全ての
ビームを検知しない時にはエラー信号を生成し、かつ、
記録動作は一旦停止させるものとし、各記録用光源につ
いて異常検出手段により個別に同期検知によりビームチ
ェックを行って、記録動作を再開させるか、記録動作を
中止させるかを制御するようにしたので、極力、記録途
中での記録動作の中止を避けつつ、完全にドット位置ず
れ、ドット抜け等を生じ得る劣化画像の作成を避けるこ
とができ、高品位性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の一実施例を示し、(a)
は概略平面図、(b)はビームの相互関係の説明図であ
る。
【図2】その同期用受光素子走査状態を順に示す模式図
である。
【図3】その同期用受光素子による光電変換信号出力の
変遷を示すタイミング波形図である。
【図4】請求項2記載の発明の一実施例を示すタイミン
グチャートである。
【図5】請求項3記載の発明の一実施例を示すブロック
図である。
【図6】その基準信号生成回路の構成を示す回路図であ
る。
【図7】請求項4記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図8】請求項5記載の発明の一実施例を示す回路図で
ある。
【図9】その同期用受光素子による光電変換信号出力の
変遷を示すタイミング波形図である。
【図10】請求項6記載の発明の一実施例を示すタイミ
ングチャートである。
【図11】ブロック図である。
【図12】請求項7記載の発明の一実施例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1a〜1c 記録用光源 3 回転多面鏡 4 結像光学系 5 記録媒体 6a〜6c ビーム 7 同期用受光素子 8 走査速度可変手段 9 光量可変手段 11a〜11c 比較手段 17 監視手段 18 エラー判定手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 103 A 9186−5C

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に対して斜めに配設されて各
    々画像情報信号に応じて独立に変調駆動される複数個の
    記録用光源を設け、これらの記録用光源から出射される
    複数のビームを共通の回転多面鏡により主走査方向に偏
    向走査させるとともに結像光学系により記録媒体上に微
    小スポットとして集光結像させて光書込みによる記録を
    行うようにしたマルチビーム記録装置において、前記全
    記録用光源による複数のビームを同時に受光し得る大き
    さを有して前記記録媒体と等価な露光走査範囲の非記録
    領域に位置させた同期用受光素子を設け、前記記録用光
    源を全て発光させて全てのビームが前記同期用受光素子
    により受光された後でこれらの記録用光源を全て同時に
    消灯させる同期検知用発光制御手段を設け、前記記録用
    光源の各々を対応するビームの前記同期用受光素子によ
    る同期検知信号に同期させたクロックに基づき変調駆動
    する変調タイミング制御手段を設けたことを特徴とする
    マルチビーム記録装置。
  2. 【請求項2】 主走査方向に対して斜めに配設されて各
    々画像情報信号に応じて独立に変調駆動される複数個の
    記録用光源を設け、これらの記録用光源から出射される
    複数のビームを共通の回転多面鏡により主走査方向に偏
    向走査させるとともに結像光学系により記録媒体上に微
    小スポットとして集光結像させて光書込みによる記録を
    行うようにしたマルチビーム記録装置において、前記記
    録媒体と等価な露光走査範囲の非記録領域に位置させて
    同期用受光素子を設け、走査毎に前記各記録用光源によ
    るビームを前記同期用受光素子への入射に先立つタイミ
    ングで予め設定された光量に制御する光量制御手段と、
    走査毎に前記各記録用光源を前記同期用受光素子への入
    射直前に独立したタイミングで発光させる発光タイミン
    グ制御手段とを設け、前記記録用光源の各々を対応する
    ビームの前記同期用受光素子による同期検知信号に同期
    させたクロックに基づき変調駆動する変調タイミング制
    御手段を設けたことを特徴とするマルチビーム記録装
    置。
  3. 【請求項3】 各ビームの主走査方向の記録密度を可変
    させる密度可変手段と、この密度可変手段による記録密
    度指示信号に応じて回転多面鏡の回転速度を可変させる
    走査速度可変手段と、可変された前記回転多面鏡の回転
    速度に比例させて同期用受光素子に入射させる各ビーム
    の光量を可変させる光量可変手段とを設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のマルチビーム記録装置。
  4. 【請求項4】 各ビームに対して予め設定した光量にほ
    ぼ対応させた信号が基準信号として設定されて、この基
    準信号を前記同期用受光素子へのビーム入射順に1つず
    つ加算して得られるn段階の基準信号と、前記同期用受
    光素子がその入射光量に対応して出力する光電変換信号
    とを比較するn個の比較手段により、n個のビームにつ
    いて各々同期検知信号を生成するようにしたことを特徴
    とする請求項1,2又は3記載のマルチビーム記録装
    置。
  5. 【請求項5】 同期用受光素子に入射させる各ビームの
    光量を、記録媒体対応の記録領域に対する光書込み時の
    光量よりも小さく設定し、かつ、各走査で最初に同期用
    受光素子に入射する先頭ビームの光量を後続の他のビー
    ムの光量よりも大きく設定したことを特徴とする請求項
    1,2,3又は4記載のマルチビーム記録装置。
  6. 【請求項6】 同期用受光素子による複数ビームの受光
    状態を監視する監視手段と、この監視手段による監視の
    結果、各走査で最初に同期用受光素子を走査する先頭ビ
    ームを検知してから一定時間内に後続ビームの全てを検
    知しない時、エラーと認定してエラー信号を生成するエ
    ラー判定手段と、エラー信号に基づき記録動作を中止さ
    せる動作制御手段とを設けたことを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5記載のマルチビーム記録装置。
  7. 【請求項7】 同期用受光素子による複数ビームの受光
    状態を監視する監視手段と、この監視手段による監視の
    結果、各走査で最初に同期用受光素子を走査する先頭ビ
    ームを検知してから一定時間内に後続ビームの全てを検
    知しない時、エラーと認定してエラー信号を生成するエ
    ラー判定手段と、エラー信号に基づき記録動作を停止さ
    せる動作停止制御手段と、動作停止状態で各記録用光源
    を個別に発光させて前記同期用受光素子を個別に走査さ
    せる異常検出手段と、この異常検出手段による走査の結
    果、全ての記録用光源分のビームを受光検知した時には
    前記エラー信号を解除して通常の記録動作を再開させる
    再開制御手段と、前記異常検出手段による走査の結果、
    全ての記録用光源分のビームを受光検知しない時には前
    記エラー信号の出力を維持して記録動作を中止させる動
    作中止制御手段とを設けたことを特徴とする請求項1,
    2,3,4又は5記載のマルチビーム記録装置。
JP5013402A 1993-01-29 1993-01-29 マルチビーム記録装置 Pending JPH06233074A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100611976B1 (ko) * 2004-04-12 2006-08-11 삼성전자주식회사 주사 광학장치 및 동기 신호 검출방법
US7253827B2 (en) 2003-01-31 2007-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Multi-beam scanning apparatus
US9176323B2 (en) 2013-09-02 2015-11-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Optical scanning device, image forming apparatus having the same, and method therefor

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