JPH06232994A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH06232994A JPH06232994A JP5013513A JP1351393A JPH06232994A JP H06232994 A JPH06232994 A JP H06232994A JP 5013513 A JP5013513 A JP 5013513A JP 1351393 A JP1351393 A JP 1351393A JP H06232994 A JPH06232994 A JP H06232994A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】より多くの場所で通信回線への接続を行うこと
が可能で、これにより任意の場所にて自由に使用するこ
とが可能な利便性の高いファクシミリ装置を提供する。 【構成】音波を電気信号に変換するマイクロホン12
と、電気信号を音波に変換するスピーカ13と、電話回
線2を接続するためのコネクタ15とを設ける。そして
回線制御部14では、マイクロホン12およびスピーカ
13を、コネクタ15および通信回路部10のいずれか
に選択的に接続可能とする。
が可能で、これにより任意の場所にて自由に使用するこ
とが可能な利便性の高いファクシミリ装置を提供する。 【構成】音波を電気信号に変換するマイクロホン12
と、電気信号を音波に変換するスピーカ13と、電話回
線2を接続するためのコネクタ15とを設ける。そして
回線制御部14では、マイクロホン12およびスピーカ
13を、コネクタ15および通信回路部10のいずれか
に選択的に接続可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯使用するのに特に
好適なファクシミリ装置に関する。
好適なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置の小型化が可能
となっており、またファクシミリ装置の携帯使用に対す
るニーズも高まっていることから、携帯型のファクシミ
リ装置の開発が進んでいる。
となっており、またファクシミリ装置の携帯使用に対す
るニーズも高まっていることから、携帯型のファクシミ
リ装置の開発が進んでいる。
【0003】ところでファクシミリ装置を携帯使用する
場合、様々な場所で電話回線に接続できなければならな
い。しかし、ファクシミリ装置を任意の場所で自由に電
話回線に接続することができる環境は整っておらず、限
られた場所でしか使用できない。
場合、様々な場所で電話回線に接続できなければならな
い。しかし、ファクシミリ装置を任意の場所で自由に電
話回線に接続することができる環境は整っておらず、限
られた場所でしか使用できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来のフ
ァクシミリ装置は、容易に携帯できる程度に小型化され
ていても、通信回線への接続を任意の場所で自由に行う
ことはできず、利便性が低いものとなっている。
ァクシミリ装置は、容易に携帯できる程度に小型化され
ていても、通信回線への接続を任意の場所で自由に行う
ことはできず、利便性が低いものとなっている。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、その目的とするところは、より多くの場
所で通信回線への接続を行うことが可能で、これにより
任意の場所にて自由に使用することが可能な利便性の高
いファクシミリ装置を提供することにある。
たものであり、その目的とするところは、より多くの場
所で通信回線への接続を行うことが可能で、これにより
任意の場所にて自由に使用することが可能な利便性の高
いファクシミリ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに第1の発明は、音波を電気信号に変換するマイクロ
ホンと、電気信号を音波に変換するスピーカと、例えば
電話回線などの通信回線を接続するためのコネクタとを
備え、前記マイクロホンおよび前記スピーカと、前記コ
ネクタと、例えば通信回路部などのファクシミリ通信手
段とのうちのいずれか2つを選択し、接続するようにし
た。
めに第1の発明は、音波を電気信号に変換するマイクロ
ホンと、電気信号を音波に変換するスピーカと、例えば
電話回線などの通信回線を接続するためのコネクタとを
備え、前記マイクロホンおよび前記スピーカと、前記コ
ネクタと、例えば通信回路部などのファクシミリ通信手
段とのうちのいずれか2つを選択し、接続するようにし
た。
【0007】第2の発明は、前記第1の発明に加えて、
切換手段が少なくともマイクロホンおよびスピーカを選
択しているときに、マイクロホンの感度およびスピーカ
の音量を、切換手段により選択されている他方がコネク
タおよびファクシミリ通信手段のいずれであるかに応じ
たそれぞれ異なる所定値に制御する例えば電話回路部な
どの利得制御手段を備えた。
切換手段が少なくともマイクロホンおよびスピーカを選
択しているときに、マイクロホンの感度およびスピーカ
の音量を、切換手段により選択されている他方がコネク
タおよびファクシミリ通信手段のいずれであるかに応じ
たそれぞれ異なる所定値に制御する例えば電話回路部な
どの利得制御手段を備えた。
【0008】第3の発明は、前記第1の発明または前記
第2の発明におけるファクシミリ通信手段は、切換手段
により選択されているときに、切換手段により選択され
ている他方がコネクタおよびファクシミリ通信手段のい
ずれであるかに応じ、有している複数種類の通信速度の
うちのそれぞれ異なる所定の通信速度で通信を行うよう
にした。第4の発明は、ファクシミリ通信手段に接続さ
れ、通信回線および音響カプラのいずれも結合すること
ができるコネクタを設けた。
第2の発明におけるファクシミリ通信手段は、切換手段
により選択されているときに、切換手段により選択され
ている他方がコネクタおよびファクシミリ通信手段のい
ずれであるかに応じ、有している複数種類の通信速度の
うちのそれぞれ異なる所定の通信速度で通信を行うよう
にした。第4の発明は、ファクシミリ通信手段に接続さ
れ、通信回線および音響カプラのいずれも結合すること
ができるコネクタを設けた。
【0009】さらに第5の発明は、前記第4の発明にお
けるファクシミリ通信手段は、複数種類の通信速度で通
信を行う機能を有し、コネクタに接続されているのが通
信回線および音響カプラのいずれであるかに応じ、有し
ている複数種類の通信速度のうちのそれぞれ異なる所定
の通信速度で通信を行うようにした。
けるファクシミリ通信手段は、複数種類の通信速度で通
信を行う機能を有し、コネクタに接続されているのが通
信回線および音響カプラのいずれであるかに応じ、有し
ている複数種類の通信速度のうちのそれぞれ異なる所定
の通信速度で通信を行うようにした。
【0010】
【作用】第1乃至第3の発明によれば、マイクロホンで
得られた電気信号はファクシミリ通信手段または通信回
線のいずれかに与えることができ、またファクシミリ通
信手段から出力された信号または通信回線を介して到来
した信号は、ともにスピーカに与えることができる。従
って、マイクロホンおよびスピーカは、電話通話のため
の送話器および受話器として使用することができ、また
別体の電話機に接続された通信回線に音響結合するため
にも使用できる。そしてファクシミリ通信手段は、音響
結合された通信回線またはコネクタに直接的に接続され
た通信回線のいずれを用いても通信が行える。
得られた電気信号はファクシミリ通信手段または通信回
線のいずれかに与えることができ、またファクシミリ通
信手段から出力された信号または通信回線を介して到来
した信号は、ともにスピーカに与えることができる。従
って、マイクロホンおよびスピーカは、電話通話のため
の送話器および受話器として使用することができ、また
別体の電話機に接続された通信回線に音響結合するため
にも使用できる。そしてファクシミリ通信手段は、音響
結合された通信回線またはコネクタに直接的に接続され
た通信回線のいずれを用いても通信が行える。
【0011】また第4および第5の発明によれば、ファ
クシミリ通信手段には通信回線および音響カプラのいず
れも接続可能であり、ファクシミリ通信手段は通信回線
を介しての通信および音響カプラを介しての通信のいず
れも行える。
クシミリ通信手段には通信回線および音響カプラのいず
れも接続可能であり、ファクシミリ通信手段は通信回線
を介しての通信および音響カプラを介しての通信のいず
れも行える。
【0012】
【実施例】(第1実施例)以下、図面を参照して本発明
の第1実施例につき説明する。図1および図2は本実施
例に係るファクシミリ装置の構成を示す図であり、図1
は電気的な構成を示すブロック図、図2は外観を示す平
面図である。図中1がファクシミリ装置であり、通信回
路部10、電話回路部11、マイクロホン12、スピー
カ13、回線制御部14、コネクタ15、制御部16お
よび操作部17を具備して構成される。
の第1実施例につき説明する。図1および図2は本実施
例に係るファクシミリ装置の構成を示す図であり、図1
は電気的な構成を示すブロック図、図2は外観を示す平
面図である。図中1がファクシミリ装置であり、通信回
路部10、電話回路部11、マイクロホン12、スピー
カ13、回線制御部14、コネクタ15、制御部16お
よび操作部17を具備して構成される。
【0013】通信回路部10は、画像データの送受信を
始めとするファクシミリ通信に係る各種の処理を行う。
電話回路部11は、マイクロホン12で得られた電気信
号の増幅やスピーカ13に与える電気信号の増幅、ある
いは発着呼処理などの電話通話に係る各種の処理を行
う。なお電話回路部11は、マイクロホン12で得られ
た電気信号およびスピーカ13に与える電気信号を増幅
する際の利得を変化させることが可能である。
始めとするファクシミリ通信に係る各種の処理を行う。
電話回路部11は、マイクロホン12で得られた電気信
号の増幅やスピーカ13に与える電気信号の増幅、ある
いは発着呼処理などの電話通話に係る各種の処理を行
う。なお電話回路部11は、マイクロホン12で得られ
た電気信号およびスピーカ13に与える電気信号を増幅
する際の利得を変化させることが可能である。
【0014】マイクロホン12は、到来する音声を電気
信号に変換し、電話回路部11に与える。またスピーカ
13は、電話回路部11から与えられた電気信号を音声
として出力する。このマイクロホン12およびスピーカ
13は、ファクシミリ装置1とは別体である電話機3の
ハンドセット30に装備された受話器および送話器を対
向させることができる位置に配置されている。なお電話
機3は、電話回線4に接続されている。
信号に変換し、電話回路部11に与える。またスピーカ
13は、電話回路部11から与えられた電気信号を音声
として出力する。このマイクロホン12およびスピーカ
13は、ファクシミリ装置1とは別体である電話機3の
ハンドセット30に装備された受話器および送話器を対
向させることができる位置に配置されている。なお電話
機3は、電話回線4に接続されている。
【0015】回線制御部14は、通信回路部10、電話
回路部11およびコネクタ15のうちのいずれか2つを
互いに接続する。また回線制御部14は、コネクタ15
に接続される電話回線2の捕捉・解放を行う機能を有す
る。コネクタ15は、電話回線2の端部に設けられたコ
ネクタ20が結合することによって電話回線2が接続さ
れる。
回路部11およびコネクタ15のうちのいずれか2つを
互いに接続する。また回線制御部14は、コネクタ15
に接続される電話回線2の捕捉・解放を行う機能を有す
る。コネクタ15は、電話回線2の端部に設けられたコ
ネクタ20が結合することによって電話回線2が接続さ
れる。
【0016】制御部16は例えばマイクロコンピュータ
を主体として構成されており、ファクシミリ装置1の各
部を総括的に制御する。操作部17は制御部16に接続
されており、使用者による制御部16への指示入力を受
け付け、制御部16に通知する。
を主体として構成されており、ファクシミリ装置1の各
部を総括的に制御する。操作部17は制御部16に接続
されており、使用者による制御部16への指示入力を受
け付け、制御部16に通知する。
【0017】次に以上のように構成されたファクシミリ
装置の動作を説明する。 (1) 電話通話 電話通話を行う場合、使用者はコネクタ15に電話回線
2を接続し、図2(a)に示す状態としておく。
装置の動作を説明する。 (1) 電話通話 電話通話を行う場合、使用者はコネクタ15に電話回線
2を接続し、図2(a)に示す状態としておく。
【0018】このとき制御部16は、例えば次のような
方法でコネクタ15に電話回線2が接続されていること
を検出する。 (a) 操作部17の所定の切換スイッチでの設定に基づい
て検出する。 (b) 回線状態検出回路を設け、コネクタ15の電気的状
態に基づいて検出する。 (c) 使用者による操作部17での操作手順の違いに基づ
いて検出する。
方法でコネクタ15に電話回線2が接続されていること
を検出する。 (a) 操作部17の所定の切換スイッチでの設定に基づい
て検出する。 (b) 回線状態検出回路を設け、コネクタ15の電気的状
態に基づいて検出する。 (c) 使用者による操作部17での操作手順の違いに基づ
いて検出する。
【0019】この状態で操作部17の所定のオフフック
スイッチ(図示せず)が押下されると、制御部16は回
線制御部14を制御し、電話回線2と電話回路部11と
を接続するとともに、電話回路部11を制御して電話回
線2を捕捉する。そして制御部16は、オフフックスイ
ッチの押下に続いてなされるキー操作によって指定され
る電話番号を取り込み、対応するダイヤル信号を電話回
路部11に出力させる。電話回路部11から出力された
ダイヤル信号は、回線制御部14を介して電話回線2へ
と送出される。以降、制御部16は電話回路部11を制
御して、到来する電気信号をスピーカ13より音声とし
て出力するとともに、マイクロホン12で得られた電気
信号を回線制御部14を介して電話回線2へと送出する
ことにより、通話を可能とする。
スイッチ(図示せず)が押下されると、制御部16は回
線制御部14を制御し、電話回線2と電話回路部11と
を接続するとともに、電話回路部11を制御して電話回
線2を捕捉する。そして制御部16は、オフフックスイ
ッチの押下に続いてなされるキー操作によって指定され
る電話番号を取り込み、対応するダイヤル信号を電話回
路部11に出力させる。電話回路部11から出力された
ダイヤル信号は、回線制御部14を介して電話回線2へ
と送出される。以降、制御部16は電話回路部11を制
御して、到来する電気信号をスピーカ13より音声とし
て出力するとともに、マイクロホン12で得られた電気
信号を回線制御部14を介して電話回線2へと送出する
ことにより、通話を可能とする。
【0020】一方、電話回線2を解放した状態におい
て、電話回線2を介して局から呼出信号が到来すると、
制御部16は電話回路部11を制御して、呼出信号をス
ピーカ13より呼出音として出力させる。そしてこの状
態でオフフックスイッチが押下されると、制御部16は
電話回路部11を制御して電話回線2を捕捉し、以降電
話回路部14を制御して、到来する電気信号をスピーカ
13より音声として出力するとともに、マイクロホン1
2で得られた信号を回線制御部14を介して電話回線2
へと送出することにより、通話を可能とする。以上のよ
うに電話通話時には、マイクロホン12およびスピーカ
13は送話器および受話器として動作する。
て、電話回線2を介して局から呼出信号が到来すると、
制御部16は電話回路部11を制御して、呼出信号をス
ピーカ13より呼出音として出力させる。そしてこの状
態でオフフックスイッチが押下されると、制御部16は
電話回路部11を制御して電話回線2を捕捉し、以降電
話回路部14を制御して、到来する電気信号をスピーカ
13より音声として出力するとともに、マイクロホン1
2で得られた信号を回線制御部14を介して電話回線2
へと送出することにより、通話を可能とする。以上のよ
うに電話通話時には、マイクロホン12およびスピーカ
13は送話器および受話器として動作する。
【0021】なお電話回路部11では、ファクシミリ装
置1の近傍にいる通話者が発する音声に基づいてマイク
ロホン12で発生された電気信号が所定レベルとなるよ
うな所定の利得でマイクロホン12が出力する電気信号
を増幅する。すなわち、マイクロホン12の感度を通話
者が発する音声を受けるのに最適な値に設定する。また
電話回路部11では、スピーカ13から出力される音声
を通話者が正確に聞き取ることができるレベルとなるよ
うな所定の利得でスピーカ13に与える電気信号の増幅
を行っている。
置1の近傍にいる通話者が発する音声に基づいてマイク
ロホン12で発生された電気信号が所定レベルとなるよ
うな所定の利得でマイクロホン12が出力する電気信号
を増幅する。すなわち、マイクロホン12の感度を通話
者が発する音声を受けるのに最適な値に設定する。また
電話回路部11では、スピーカ13から出力される音声
を通話者が正確に聞き取ることができるレベルとなるよ
うな所定の利得でスピーカ13に与える電気信号の増幅
を行っている。
【0022】(2) 電話回線直接接続方式におけるファク
シミリ通信 上述と同様に、コネクタ15に電話回線2を接続した状
態にあっては、この電話回線2を介しての直接的なファ
クシミリ信号の授受が行える。すなわち、上述と同様な
動作によって発呼または着呼がなされて回線が確立した
後に、操作部17の所定のスタートボタンが押下される
と、制御部16は回線制御部14を制御して電話回線2
との接続を通信回路部10に切り換える。
シミリ通信 上述と同様に、コネクタ15に電話回線2を接続した状
態にあっては、この電話回線2を介しての直接的なファ
クシミリ信号の授受が行える。すなわち、上述と同様な
動作によって発呼または着呼がなされて回線が確立した
後に、操作部17の所定のスタートボタンが押下される
と、制御部16は回線制御部14を制御して電話回線2
との接続を通信回路部10に切り換える。
【0023】かくして電話回線2を介して到来する信号
は通信回路部10に与えられるとともに、通信回路部1
0から出力された信号は電話回線2へと送出される。従
って、通信回路部10は電話回線2を介して相手端末と
ファクシミリ通信が行える。このとき通信回路部10
は、自己が有する通信速度のうちの任意のものを使用し
ての通信を行う。例えば、2400bps ,4800bps ,9600bp
s ,14400bpsの通信速度を有していれば、これらのうち
の相手端末と共通に有する通信速度のうちの最高のもの
で通信を行う。
は通信回路部10に与えられるとともに、通信回路部1
0から出力された信号は電話回線2へと送出される。従
って、通信回路部10は電話回線2を介して相手端末と
ファクシミリ通信が行える。このとき通信回路部10
は、自己が有する通信速度のうちの任意のものを使用し
ての通信を行う。例えば、2400bps ,4800bps ,9600bp
s ,14400bpsの通信速度を有していれば、これらのうち
の相手端末と共通に有する通信速度のうちの最高のもの
で通信を行う。
【0024】(3) 音響結合方式におけるファクシミリ通
信 コネクタ15に電話回線2を直接的に接続することがで
きない場合、使用者は近傍にある電話機3により、電話
回線4を介して相手端末を呼び出し、相手端末が応答し
て回線が確立した後に、ハンドセット30をその受話器
および送話器がマイクロホン12およびスピーカ13に
対向するようにファクシミリ1上に載置するとともに、
スタートボタンを押下する。ファクシミリ1の筐体のマ
イクロホン12およびスピーカ13の配置位置には、図
2に示すように凹部1a,1bが設けられており、この
凹部1a,1bにハンドセット30が嵌まることによっ
てハンドセット30の受話器および送話器が所定の位置
に位置決めされる。
信 コネクタ15に電話回線2を直接的に接続することがで
きない場合、使用者は近傍にある電話機3により、電話
回線4を介して相手端末を呼び出し、相手端末が応答し
て回線が確立した後に、ハンドセット30をその受話器
および送話器がマイクロホン12およびスピーカ13に
対向するようにファクシミリ1上に載置するとともに、
スタートボタンを押下する。ファクシミリ1の筐体のマ
イクロホン12およびスピーカ13の配置位置には、図
2に示すように凹部1a,1bが設けられており、この
凹部1a,1bにハンドセット30が嵌まることによっ
てハンドセット30の受話器および送話器が所定の位置
に位置決めされる。
【0025】このとき制御部16は、前述した電話回線
2の接続の検出と同様な方法により、コネクタ15に電
話回線2が接続されていないことを検出する。この状態
で上述のようにスタートボタンが押下されると、制御部
16は回線制御部14を制御して通信回路部10と電話
回路部11とを接続する。
2の接続の検出と同様な方法により、コネクタ15に電
話回線2が接続されていないことを検出する。この状態
で上述のようにスタートボタンが押下されると、制御部
16は回線制御部14を制御して通信回路部10と電話
回路部11とを接続する。
【0026】かくして、電話回線4を介して到来する信
号は、ハンドセット30の受話器より音声として出力さ
れ、さらにマイクロホン12で電気信号に戻されたの
ち、電話回路部11および回線制御部14を介して通信
回路部10に与えられる。また通信回路部10から出力
された信号は、回線制御部14および電話回路部11を
介してスピーカ13に与えられてこのスピーカ13から
音声として出力され、さらにハンドセット30の送話器
によって電気信号に戻されたのちに電話機3を介して電
話回線4へと送出される。従って、通信回路部10は電
話回線4を介して相手端末とファクシミリ通信が行え
る。このとき通信回路部10は、自己が有する通信速度
のうちの所定の速度以下のものを使用しての通信を行
う。例えば、2400bps ,4800bps ,9600bps ,14400bps
の通信速度を有していれば、例えば2400bps または4800
bps で通信を行う。これは、音響接続方式の場合には、
ハンドセット30の受話器とマイクロホン12との間お
よびスピーカ13とハンドセット30の送話器との間で
は、伝号伝送を音声により行うことにより信号の歪みが
大きく生じ、回線品質が低下するためであり、伝送誤り
が多発することを防止するために自動的に通信速度を低
下させている。
号は、ハンドセット30の受話器より音声として出力さ
れ、さらにマイクロホン12で電気信号に戻されたの
ち、電話回路部11および回線制御部14を介して通信
回路部10に与えられる。また通信回路部10から出力
された信号は、回線制御部14および電話回路部11を
介してスピーカ13に与えられてこのスピーカ13から
音声として出力され、さらにハンドセット30の送話器
によって電気信号に戻されたのちに電話機3を介して電
話回線4へと送出される。従って、通信回路部10は電
話回線4を介して相手端末とファクシミリ通信が行え
る。このとき通信回路部10は、自己が有する通信速度
のうちの所定の速度以下のものを使用しての通信を行
う。例えば、2400bps ,4800bps ,9600bps ,14400bps
の通信速度を有していれば、例えば2400bps または4800
bps で通信を行う。これは、音響接続方式の場合には、
ハンドセット30の受話器とマイクロホン12との間お
よびスピーカ13とハンドセット30の送話器との間で
は、伝号伝送を音声により行うことにより信号の歪みが
大きく生じ、回線品質が低下するためであり、伝送誤り
が多発することを防止するために自動的に通信速度を低
下させている。
【0027】なお電話回路部11では、ハンドセット3
0の受話器より出力された音声に基づいてマイクロホン
12で発生された電気信号が所定レベルとなるような所
定の利得でマイクロホン12が出力する電気信号を増幅
する。すなわち、マイクロホン12の感度をハンドセッ
ト30の受話器より出力された音声を受けるのに最適な
値に設定する。また電話回路部11では、スピーカ13
から出力される音声がハンドセット30の送話器で良好
な電気信号に変換することができるレベルとなるような
所定の利得でスピーカ13に与える電気信号の増幅を行
っている。一般的には、マイクロホン12が出力する電
気信号を増幅する利得およびスピーカ13に与える電気
信号を増幅する利得は、電話通話時に比較してファクシ
ミリ通信時の方が小さく設定される。
0の受話器より出力された音声に基づいてマイクロホン
12で発生された電気信号が所定レベルとなるような所
定の利得でマイクロホン12が出力する電気信号を増幅
する。すなわち、マイクロホン12の感度をハンドセッ
ト30の受話器より出力された音声を受けるのに最適な
値に設定する。また電話回路部11では、スピーカ13
から出力される音声がハンドセット30の送話器で良好
な電気信号に変換することができるレベルとなるような
所定の利得でスピーカ13に与える電気信号の増幅を行
っている。一般的には、マイクロホン12が出力する電
気信号を増幅する利得およびスピーカ13に与える電気
信号を増幅する利得は、電話通話時に比較してファクシ
ミリ通信時の方が小さく設定される。
【0028】以上のように本実施例によれば、電話回線
2を直接的に接続して、電話回線2を介してファクシミ
リ通信を行うこともできるし、あるいは別体の電話機3
のハンドセット30をマイクロホン12およびスピーカ
13に対向させることにより音響結合により接続された
電話回線4を介してファクシミリ通信を行うこともでき
る。従って、端部にモジュラコネクタが設けられた電話
回線が近傍にあり、ファクシミリ装置1を電話回線に直
接的に接続できる状況であれば、直接的に接続した電話
回線2を介して高速かつ高信頼なファクシミリ通信を行
うことができる。また近傍にある電話機が公衆電話など
であり、ファクシミリ装置1を直接的に電話回線に接続
することができない状況では、若干低速にはなってしま
うが、音響結合により接続された電話回線4を介してフ
ァクシミリ通信が実現できる。すなわち、より様々な状
況下においても自由にファクシミリ通信を実現すること
ができる。
2を直接的に接続して、電話回線2を介してファクシミ
リ通信を行うこともできるし、あるいは別体の電話機3
のハンドセット30をマイクロホン12およびスピーカ
13に対向させることにより音響結合により接続された
電話回線4を介してファクシミリ通信を行うこともでき
る。従って、端部にモジュラコネクタが設けられた電話
回線が近傍にあり、ファクシミリ装置1を電話回線に直
接的に接続できる状況であれば、直接的に接続した電話
回線2を介して高速かつ高信頼なファクシミリ通信を行
うことができる。また近傍にある電話機が公衆電話など
であり、ファクシミリ装置1を直接的に電話回線に接続
することができない状況では、若干低速にはなってしま
うが、音響結合により接続された電話回線4を介してフ
ァクシミリ通信が実現できる。すなわち、より様々な状
況下においても自由にファクシミリ通信を実現すること
ができる。
【0029】また本実施例によれば、電話通話時に送話
器および受話器として使用するマイクロホン12および
スピーカ13を、ハンドセット30と音響結合するため
に兼用しているので、構成が複雑化することがなく、フ
ァクシミリ装置1が大型化してしまうことがない。
器および受話器として使用するマイクロホン12および
スピーカ13を、ハンドセット30と音響結合するため
に兼用しているので、構成が複雑化することがなく、フ
ァクシミリ装置1が大型化してしまうことがない。
【0030】また本実施例によれば、電話回路部11で
の利得を電話通話時と音響結合方式におけるファクシミ
リ通信時とでそれぞれに最適な値に切り換えているの
で、電話通話時に送話器および受話器として使用するマ
イクロホン12およびスピーカ13を、ハンドセット3
0と音響結合するために兼用しても信号に歪みなどを生
じさせることなく、良好に信号の伝送が行える。また本
実施例によれば、音響結合方式におけるファクシミリ通
信時には通信速度を自動的に低下させているので、誤り
なく正確な通信を行うことができる。
の利得を電話通話時と音響結合方式におけるファクシミ
リ通信時とでそれぞれに最適な値に切り換えているの
で、電話通話時に送話器および受話器として使用するマ
イクロホン12およびスピーカ13を、ハンドセット3
0と音響結合するために兼用しても信号に歪みなどを生
じさせることなく、良好に信号の伝送が行える。また本
実施例によれば、音響結合方式におけるファクシミリ通
信時には通信速度を自動的に低下させているので、誤り
なく正確な通信を行うことができる。
【0031】(第2実施例)続いて本発明の第2実施例
につき説明する。図3および図4は本実施例に係るファ
クシミリ装置の構成を示す図であり、図3は電気的な構
成を示すブロック図、図4は外観を示す平面図である。
なお、図1および図2と同一部分には同一符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
につき説明する。図3および図4は本実施例に係るファ
クシミリ装置の構成を示す図であり、図3は電気的な構
成を示すブロック図、図4は外観を示す平面図である。
なお、図1および図2と同一部分には同一符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0032】図中、5がファクシミリ装置であり、通信
回路部10、電話回路部11、マイクロホン12、スピ
ーカ13、操作部17、回線制御部50、コネクタ5
1、制御部52およびバッテリ53を具備して構成され
る。
回路部10、電話回路部11、マイクロホン12、スピ
ーカ13、操作部17、回線制御部50、コネクタ5
1、制御部52およびバッテリ53を具備して構成され
る。
【0033】回線制御部50は、リレー50aを有し、
このリレー50aによりコネクタ51に通信回路部10
および電話回路部11のいずれかを択一的に接続する。
また回線制御部51は、コネクタ51に接続される電話
回線2の捕捉・解放を行う機能を有する。
このリレー50aによりコネクタ51に通信回路部10
および電話回路部11のいずれかを択一的に接続する。
また回線制御部51は、コネクタ51に接続される電話
回線2の捕捉・解放を行う機能を有する。
【0034】コネクタ51は、6つの端子を有し、この
うちの中央の2つに回線制御部10が、両端の2つにバ
ッテリ53が、さらに残りの2つに制御部52がそれぞ
れ接続されている。このコネクタ51は、電話回線2の
端部のコネクタ20および音響カプラ6から伸びる接続
コード7の端部に設けられたコネクタ70のいずれも結
合可能である。具体的にコネクタ51は、例えばモジュ
ラコネクタのジャックと同様な形状をなす。またコネク
タ20およびコネクタ70は、例えばモジュラコネクタ
のプラグと同様な形状をなす。
うちの中央の2つに回線制御部10が、両端の2つにバ
ッテリ53が、さらに残りの2つに制御部52がそれぞ
れ接続されている。このコネクタ51は、電話回線2の
端部のコネクタ20および音響カプラ6から伸びる接続
コード7の端部に設けられたコネクタ70のいずれも結
合可能である。具体的にコネクタ51は、例えばモジュ
ラコネクタのジャックと同様な形状をなす。またコネク
タ20およびコネクタ70は、例えばモジュラコネクタ
のプラグと同様な形状をなす。
【0035】制御部52は例えばマイクロコンピュータ
を主体として構成されており、ファクシミリ装置5の各
部を総括的に制御する。バッテリ53は、ファクシミリ
装置53の各部に電力を供給する。またバッテリ53
は、コネクタ51に接続された装置に電力を供給する。
を主体として構成されており、ファクシミリ装置5の各
部を総括的に制御する。バッテリ53は、ファクシミリ
装置53の各部に電力を供給する。またバッテリ53
は、コネクタ51に接続された装置に電力を供給する。
【0036】音響カプラ6はファクシミリ装置1とは別
体である。この音響カプラ6は、マイクロホン60、ス
ピーカ61および音響カプラ回路部62よりなる。マイ
クロホン60は、到来する音声を電気信号に変換し、音
響カプラ回路部62に与える。またスピーカ61は、音
響カプラ回路部62から与えられた電気信号を音声とし
て出力する。音響カプラ回路部62は、マイクロホン6
0から出力される電気信号およびスピーカ61に与える
電気信号の増幅などの所定の処理を行う。
体である。この音響カプラ6は、マイクロホン60、ス
ピーカ61および音響カプラ回路部62よりなる。マイ
クロホン60は、到来する音声を電気信号に変換し、音
響カプラ回路部62に与える。またスピーカ61は、音
響カプラ回路部62から与えられた電気信号を音声とし
て出力する。音響カプラ回路部62は、マイクロホン6
0から出力される電気信号およびスピーカ61に与える
電気信号の増幅などの所定の処理を行う。
【0037】図5はコネクタ20およびコネクタ70の
構造を示す図である。この図に示すようにコネクタ20
は、6つの端子設置部のうちの中央の2つに端子8が設
けられ、この2つの端子8に電話回線2が接続されてい
る。またコネクタ70は、6つの端子設置部の全てに端
子8が設けられ、これらの端子に接続コード7が接続さ
れている。
構造を示す図である。この図に示すようにコネクタ20
は、6つの端子設置部のうちの中央の2つに端子8が設
けられ、この2つの端子8に電話回線2が接続されてい
る。またコネクタ70は、6つの端子設置部の全てに端
子8が設けられ、これらの端子に接続コード7が接続さ
れている。
【0038】次に以上のように構成されたファクシミリ
装置の動作を説明する。 (1) 電話通話 電話通話を行う場合、使用者はコネクタ51に電話回線
2を接続し、図4(a)に示す状態としておく。
装置の動作を説明する。 (1) 電話通話 電話通話を行う場合、使用者はコネクタ51に電話回線
2を接続し、図4(a)に示す状態としておく。
【0039】このとき制御部52は、例えば次のような
方法でコネクタ51に電話回線2が接続されていること
を検出する。 (a) 操作部17の所定の切換スイッチでの設定に基づい
て検出する。 (b) 回線状態検出回路を設け、コネクタ51の電気的状
態に基づいて検出する。 (c) 使用者による操作部17での操作手順の違いに基づ
いて検出する。 (d) 制御部52がコネクタ51を介してチェック信号を
送出し、このチェック信号に対する応答の有無に基づい
て検出する。
方法でコネクタ51に電話回線2が接続されていること
を検出する。 (a) 操作部17の所定の切換スイッチでの設定に基づい
て検出する。 (b) 回線状態検出回路を設け、コネクタ51の電気的状
態に基づいて検出する。 (c) 使用者による操作部17での操作手順の違いに基づ
いて検出する。 (d) 制御部52がコネクタ51を介してチェック信号を
送出し、このチェック信号に対する応答の有無に基づい
て検出する。
【0040】この状態で操作部17の所定のオフフック
スイッチ(図示せず)が押下されると、制御部52は回
線制御部50を制御し、電話回線2に電話回路部11を
接続するとともに、電話回路部11を制御して電話回線
2を捕捉する。そして制御部52は、オフフックスイッ
チの押下に続いてなされるキー操作によって指定される
電話番号を取り込み、対応するダイヤル信号を電話回路
部11に出力させる。電話回路部11から出力されたダ
イヤル信号は、回線制御部50を介して電話回線2へと
送出される。以降、制御部52は電話回路部11を制御
して、到来する電気信号をスピーカ13より音声として
出力するとともに、マイクロホン12で得られた電気信
号を回線制御部50を介して電話回線2へと送出するこ
とにより、通話を可能とする。
スイッチ(図示せず)が押下されると、制御部52は回
線制御部50を制御し、電話回線2に電話回路部11を
接続するとともに、電話回路部11を制御して電話回線
2を捕捉する。そして制御部52は、オフフックスイッ
チの押下に続いてなされるキー操作によって指定される
電話番号を取り込み、対応するダイヤル信号を電話回路
部11に出力させる。電話回路部11から出力されたダ
イヤル信号は、回線制御部50を介して電話回線2へと
送出される。以降、制御部52は電話回路部11を制御
して、到来する電気信号をスピーカ13より音声として
出力するとともに、マイクロホン12で得られた電気信
号を回線制御部50を介して電話回線2へと送出するこ
とにより、通話を可能とする。
【0041】一方、電話回線2を解放した状態におい
て、電話回線2を介して局から呼出信号が到来すると、
制御部52は電話回路部11を制御して、呼出信号をス
ピーカ13より呼出音として出力させる。そしてこの状
態でオフフックスイッチが押下されると、制御部52は
電話回路部11を制御して電話回線2を捕捉し、以降電
話回路部11を制御して、到来する電気信号をスピーカ
13より音声として出力するとともに、マイクロホン1
2で得られた信号を回線制御部50を介して電話回線2
へと送出することにより、通話を可能とする。
て、電話回線2を介して局から呼出信号が到来すると、
制御部52は電話回路部11を制御して、呼出信号をス
ピーカ13より呼出音として出力させる。そしてこの状
態でオフフックスイッチが押下されると、制御部52は
電話回路部11を制御して電話回線2を捕捉し、以降電
話回路部11を制御して、到来する電気信号をスピーカ
13より音声として出力するとともに、マイクロホン1
2で得られた信号を回線制御部50を介して電話回線2
へと送出することにより、通話を可能とする。
【0042】(2) 電話回線直接接続方式におけるファク
シミリ通信 上述と同様に、コネクタ51に電話回線2を接続した状
態にあっては、この電話回線2を介しての直接的なファ
クシミリ信号の授受が行える。すなわち、上述と同様な
動作によって発呼または着呼がなされて回線が確立した
後に、操作部17の所定のスタートボタンが押下される
と、制御部52は回線制御部50を制御して電話回線2
との接続を通話回路部10に切り換える。
シミリ通信 上述と同様に、コネクタ51に電話回線2を接続した状
態にあっては、この電話回線2を介しての直接的なファ
クシミリ信号の授受が行える。すなわち、上述と同様な
動作によって発呼または着呼がなされて回線が確立した
後に、操作部17の所定のスタートボタンが押下される
と、制御部52は回線制御部50を制御して電話回線2
との接続を通話回路部10に切り換える。
【0043】かくして電話回線2を介して到来する信号
は通信回路部10に与えられるとともに、通信回路部1
0から出力された信号は電話回線2へと送出される。従
って、通信回路部10は電話回線2を介して相手端末と
ファクシミリ通信が行える。このとき通信回路部10
は、自己が有する通信速度のうちの任意のものを使用し
ての通信を行う。例えば、2400bps ,4800bps ,9600bp
s ,14400bpsの通信速度を有していれば、これらのうち
の相手端末と共通に有する通信速度のうちの最高のもの
で通信を行う。
は通信回路部10に与えられるとともに、通信回路部1
0から出力された信号は電話回線2へと送出される。従
って、通信回路部10は電話回線2を介して相手端末と
ファクシミリ通信が行える。このとき通信回路部10
は、自己が有する通信速度のうちの任意のものを使用し
ての通信を行う。例えば、2400bps ,4800bps ,9600bp
s ,14400bpsの通信速度を有していれば、これらのうち
の相手端末と共通に有する通信速度のうちの最高のもの
で通信を行う。
【0044】(3) 音響結合方式におけるファクシミリ通
信 コネクタ51に電話回線2を直接的に接続することがで
きない場合、使用者はコネクタ51にコネクタ70を結
合してファクシミリ装置5に音響カプラ6を接続し、図
4(b)に示す状態としておく。さらに使用者は近傍に
ある電話機3により、電話回線4を介して相手端末を呼
び出し、相手端末が応答して回線が確立した後に、ハン
ドセット30をその受話器および送話器がマイクロホン
60およびスピーカ61に対向するように音響カプラ6
上に載置するとともに、スタートボタンを押下する。
信 コネクタ51に電話回線2を直接的に接続することがで
きない場合、使用者はコネクタ51にコネクタ70を結
合してファクシミリ装置5に音響カプラ6を接続し、図
4(b)に示す状態としておく。さらに使用者は近傍に
ある電話機3により、電話回線4を介して相手端末を呼
び出し、相手端末が応答して回線が確立した後に、ハン
ドセット30をその受話器および送話器がマイクロホン
60およびスピーカ61に対向するように音響カプラ6
上に載置するとともに、スタートボタンを押下する。
【0045】このとき制御部52は、前述した電話回線
2の接続の検出と同様な方法により、コネクタ51に音
響カプラ6が接続されていることを検出する。この状態
で上述のようにスタートボタンが押下されると、制御部
52は回線制御部50を制御して音響カプラ6を接続す
る。
2の接続の検出と同様な方法により、コネクタ51に音
響カプラ6が接続されていることを検出する。この状態
で上述のようにスタートボタンが押下されると、制御部
52は回線制御部50を制御して音響カプラ6を接続す
る。
【0046】かくして、電話回線4を介して到来する信
号は、ハンドセット30の受話器より音声として出力さ
れ、さらにマイクロホン60で電気信号に戻されたの
ち、音響カプラ回路部62および回線制御部50を介し
て通信回路部10に与えられる。また通信回路部10か
ら出力された信号は、回線制御部50および音響カプラ
回路部62を介してスピーカ61に与えられてこのスピ
ーカ61から音声として出力され、さらにハンドセット
30の送話器によって電気信号に戻されたのちに電話機
3を介して電話回線4へと送出される。従って、通信回
路部10は電話回線4を介して相手端末とファクシミリ
通信が行える。このとき通信回路部10は、自己が有す
る通信速度のうちの所定の速度以下のものを使用しての
通信を行う。例えば、2400bps ,4800bps ,9600bps ,
14400bpsの通信速度を有していれば、例えば2400bps ま
たは4800bps で通信を行う。これは、音響接続方式の場
合には、ハンドセット30の受話器とマイクロホン60
との間およびスピーカ61とハンドセット30の送話器
との間では、伝号伝送を音声により行うことにより信号
の歪みが大きく生じ、回線品質が低下するためであり、
伝送誤りが多発することを防止するために自動的に通信
速度を低下させている。
号は、ハンドセット30の受話器より音声として出力さ
れ、さらにマイクロホン60で電気信号に戻されたの
ち、音響カプラ回路部62および回線制御部50を介し
て通信回路部10に与えられる。また通信回路部10か
ら出力された信号は、回線制御部50および音響カプラ
回路部62を介してスピーカ61に与えられてこのスピ
ーカ61から音声として出力され、さらにハンドセット
30の送話器によって電気信号に戻されたのちに電話機
3を介して電話回線4へと送出される。従って、通信回
路部10は電話回線4を介して相手端末とファクシミリ
通信が行える。このとき通信回路部10は、自己が有す
る通信速度のうちの所定の速度以下のものを使用しての
通信を行う。例えば、2400bps ,4800bps ,9600bps ,
14400bpsの通信速度を有していれば、例えば2400bps ま
たは4800bps で通信を行う。これは、音響接続方式の場
合には、ハンドセット30の受話器とマイクロホン60
との間およびスピーカ61とハンドセット30の送話器
との間では、伝号伝送を音声により行うことにより信号
の歪みが大きく生じ、回線品質が低下するためであり、
伝送誤りが多発することを防止するために自動的に通信
速度を低下させている。
【0047】以上のように本実施例によれば、電話回線
2を直接的に接続して、電話回線2を介してファクシミ
リ通信を行うこともできるし、あるいは別体の電話機3
および音響カプラ6を用いて音響結合により接続された
電話回線4を介してファクシミリ通信を行うこともでき
る。従って、端部にモジュラコネクタが設けられた電話
回線が近傍にあり、ファクシミリ装置5を電話回線に直
接的に接続できる状況であれば、直接的に接続した電話
回線2を介して高速かつ高信頼なファクシミリ通信を行
うことができる。また近傍にある電話機が公衆電話など
であり、ファクシミリ装置5を直接的に電話回線に接続
することができない状況では、若干低速にはなってしま
うが、音響結合により接続された電話回線4を介してフ
ァクシミリ通信が実現できる。すなわち、より様々な状
況下においても自由にファクシミリ通信を実現すること
ができる。
2を直接的に接続して、電話回線2を介してファクシミ
リ通信を行うこともできるし、あるいは別体の電話機3
および音響カプラ6を用いて音響結合により接続された
電話回線4を介してファクシミリ通信を行うこともでき
る。従って、端部にモジュラコネクタが設けられた電話
回線が近傍にあり、ファクシミリ装置5を電話回線に直
接的に接続できる状況であれば、直接的に接続した電話
回線2を介して高速かつ高信頼なファクシミリ通信を行
うことができる。また近傍にある電話機が公衆電話など
であり、ファクシミリ装置5を直接的に電話回線に接続
することができない状況では、若干低速にはなってしま
うが、音響結合により接続された電話回線4を介してフ
ァクシミリ通信が実現できる。すなわち、より様々な状
況下においても自由にファクシミリ通信を実現すること
ができる。
【0048】また本実施例によれば、電話回線2および
音響カプラ6を接続するコネクタが共通であるため、コ
ネクタ数が少なく、また電話回線2および音響カプラ6
を選択するための構成も必要ないことから、小さな回路
規模とすることができ、小型化を図ることができる。ま
た本実施例によれば、音響結合方式におけるファクシミ
リ通信時には通信速度を自動的に低下させているので、
誤りなく正確な通信を行うことができる。
音響カプラ6を接続するコネクタが共通であるため、コ
ネクタ数が少なく、また電話回線2および音響カプラ6
を選択するための構成も必要ないことから、小さな回路
規模とすることができ、小型化を図ることができる。ま
た本実施例によれば、音響結合方式におけるファクシミ
リ通信時には通信速度を自動的に低下させているので、
誤りなく正確な通信を行うことができる。
【0049】なお本発明は上記各実施例に限定されるも
のではない。例えば上記第1実施例では、直接接続方式
であるか音響接続方式であるかに応じて電話回路部11
での利得を変化させているが、例えば直接接続方式およ
び音響接続方式のどちらにも最適な利得が設定できれ
ば、利得を固定としても良い。また上記各実施例では、
音響接続方式の場合には通信速度を自動的に低く設定す
るようにしているが、直接接続方式の場合と同条件で通
信速度を設定するようにしても良い。また上記各実施例
では、発呼および着呼を手動的に行うものとしている
が、自動的に行うようにしても良い。この他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
のではない。例えば上記第1実施例では、直接接続方式
であるか音響接続方式であるかに応じて電話回路部11
での利得を変化させているが、例えば直接接続方式およ
び音響接続方式のどちらにも最適な利得が設定できれ
ば、利得を固定としても良い。また上記各実施例では、
音響接続方式の場合には通信速度を自動的に低く設定す
るようにしているが、直接接続方式の場合と同条件で通
信速度を設定するようにしても良い。また上記各実施例
では、発呼および着呼を手動的に行うものとしている
が、自動的に行うようにしても良い。この他、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の変形実施が可能である。
【0050】
【発明の効果】第1の発明は、音波を電気信号に変換す
るマイクロホンと、電気信号を音波に変換するスピーカ
と、例えば電話回線などの通信回線を接続するためのコ
ネクタとを備え、前記マイクロホンおよび前記スピーカ
と、前記コネクタと、例えば通信回路部などのファクシ
ミリ通信手段とのうちのいずれか2つを選択し、接続す
るようにした。
るマイクロホンと、電気信号を音波に変換するスピーカ
と、例えば電話回線などの通信回線を接続するためのコ
ネクタとを備え、前記マイクロホンおよび前記スピーカ
と、前記コネクタと、例えば通信回路部などのファクシ
ミリ通信手段とのうちのいずれか2つを選択し、接続す
るようにした。
【0051】第2の発明は、前記第1の発明に加えて、
切換手段が少なくともマイクロホンおよびスピーカを選
択しているときに、マイクロホンの感度およびスピーカ
の音量を、切換手段により選択されている他方がコネク
タおよびファクシミリ通信手段のいずれであるかに応じ
たそれぞれ異なる所定値に制御する例えば電話回路部な
どの利得制御手段を備えた。
切換手段が少なくともマイクロホンおよびスピーカを選
択しているときに、マイクロホンの感度およびスピーカ
の音量を、切換手段により選択されている他方がコネク
タおよびファクシミリ通信手段のいずれであるかに応じ
たそれぞれ異なる所定値に制御する例えば電話回路部な
どの利得制御手段を備えた。
【0052】第3の発明は、前記第1の発明または前記
第2の発明におけるファクシミリ通信手段は、切換手段
により選択されているときに、切換手段により選択され
ている他方がコネクタおよびファクシミリ通信手段のい
ずれであるかに応じ、有している複数種類の通信速度の
うちのそれぞれ異なる所定の通信速度で通信を行うよう
にした。第4の発明は、ファクシミリ通信手段に接続さ
れ、通信回線および音響カプラのいずれも結合すること
ができるコネクタを設けた。
第2の発明におけるファクシミリ通信手段は、切換手段
により選択されているときに、切換手段により選択され
ている他方がコネクタおよびファクシミリ通信手段のい
ずれであるかに応じ、有している複数種類の通信速度の
うちのそれぞれ異なる所定の通信速度で通信を行うよう
にした。第4の発明は、ファクシミリ通信手段に接続さ
れ、通信回線および音響カプラのいずれも結合すること
ができるコネクタを設けた。
【0053】さらに第5の発明は、前記第4の発明にお
けるファクシミリ通信手段は、複数種類の通信速度で通
信を行う機能を有し、コネクタに接続されているのが通
信回線および音響カプラのいずれであるかに応じ、有し
ている複数種類の通信速度のうちのそれぞれ異なる所定
の通信速度で通信を行うようにした。
けるファクシミリ通信手段は、複数種類の通信速度で通
信を行う機能を有し、コネクタに接続されているのが通
信回線および音響カプラのいずれであるかに応じ、有し
ている複数種類の通信速度のうちのそれぞれ異なる所定
の通信速度で通信を行うようにした。
【0054】これらにより、より多くの場所で通信回線
への接続を行うことが可能で、これにより任意の場所に
て自由に使用することが可能な利便性の高いファクシミ
リ装置となる。
への接続を行うことが可能で、これにより任意の場所に
て自由に使用することが可能な利便性の高いファクシミ
リ装置となる。
【図1】本発明の第1実施例に係るファクシミリ装置の
電気的な構成を示すブロック図。
電気的な構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施例に係るファクシミリ装置の
外観を示す平面図。
外観を示す平面図。
【図3】本発明の第2実施例に係るファクシミリ装置の
電気的な構成を示すブロック図。
電気的な構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第2実施例に係るファクシミリ装置の
外観を示す平面図。
外観を示す平面図。
【図5】図3中のコネクタ20およびコネクタ70の構
造を示す図。
造を示す図。
1,5…ファクシミリ装置、 10…通信回路
部、11…電話回路部、 12…マイ
クロホン、13…スピーカ、 1
4,50…回線制御部、15,51…コネクタ、
16,52…制御部、17…操作部、
2,4…電話回線、3…電話機、
30…ハンドセット、6…音響カプ
ラ、 7…接続コード。
部、11…電話回路部、 12…マイ
クロホン、13…スピーカ、 1
4,50…回線制御部、15,51…コネクタ、
16,52…制御部、17…操作部、
2,4…電話回線、3…電話機、
30…ハンドセット、6…音響カプ
ラ、 7…接続コード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 直樹 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 飴野 恵二 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内
Claims (5)
- 【請求項1】 ファクシミリ通信手段によりファクシミ
リ通信を行うファクシミリ装置において、 音波を電気信号に変換するマイクロホンと、 電気信号を音波に変換するスピーカと、 通信回線を接続するためのコネクタと、 前記マイクロホンおよび前記スピーカと、前記コネクタ
と、前記ファクシミリ通信手段とのうちのいずれか2つ
を選択し、互いに接続する切換手段とを具備したことを
特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 切換手段が少なくともマイクロホンおよ
びスピーカを選択しているときに、マイクロホンの感度
およびスピーカの音量を、切換手段により選択されてい
る他方がコネクタおよびファクシミリ通信手段のいずれ
であるかに応じたそれぞれ異なる所定値に制御する利得
制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のフ
ァクシミリ装置。 - 【請求項3】 ファクシミリ通信手段は複数種類の通信
速度で通信を行う機能を有し、切換手段により選択され
ているときに、切換手段により選択されている他方がコ
ネクタおよびファクシミリ通信手段のいずれであるかに
応じたそれぞれ異なる所定の通信速度で通信を行うこと
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のファクシ
ミリ装置。 - 【請求項4】 ファクシミリ通信手段によりファクシミ
リ通信を行うファクシミリ装置において、 前記ファクシミリ通信手段に接続され、通信回線および
音響カプラのいずれも結合することができるコネクタを
設けたことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項5】 ファクシミリ通信手段は複数種類の通信
速度で通信を行う機能を有し、コネクタに接続されてい
るのが通信回線および音響カプラのいずれであるかに応
じたそれぞれ異なる所定の通信速度で通信を行うことを
特徴とする請求項4に記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013513A JPH06232994A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013513A JPH06232994A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06232994A true JPH06232994A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11835234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5013513A Pending JPH06232994A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06232994A (ja) |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP5013513A patent/JPH06232994A/ja active Pending
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