JPH06232830A - 情報送信装置 - Google Patents

情報送信装置

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Publication number
JPH06232830A
JPH06232830A JP5017606A JP1760693A JPH06232830A JP H06232830 A JPH06232830 A JP H06232830A JP 5017606 A JP5017606 A JP 5017606A JP 1760693 A JP1760693 A JP 1760693A JP H06232830 A JPH06232830 A JP H06232830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
antenna
carrier wave
data
transmitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP5017606A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Fukazawa
一夫 深澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】隣接する通信ゾーンが重なっても混信や干渉を
生ずることなく、且つ安定した情報の送信を行う。 【構成】料金収受機1は、周波数FA の搬送波を送信部
12からアンテナ3を介して送信し、周波数FB の搬送
波を料金収受データで変調部13が変調して周波数FBD
の搬送波として送信部14からアンテナ4を介して送信
する。無線カード2は、送信された周波数FA の搬送波
と周波数FBDの搬送波をアンテナ部22を介して受信部
23で受信し、受信した信号から帯域通過フィルタ24
を介して周波数FA の搬送波を取出し、帯域通過フィル
タ25を介して周波数FBDの搬送波を取出して加算器2
6で加算して帯域通過フィルタ27を介してデータ変調
された中間周波信号を取出し、この信号を復調部28で
復調して料金収受データを再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば有料高速道路
において、車両等の移動体が携帯している無線カード等
に無線によって情報を送信する情報送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線カード及び類似した通信装置と地上
側のアンテナシステムとの通信において、従来は、「移
動体識別装置(構内無線局)」の枠内として、単一の指
向性を有する通信ゾーンにて通信を行っていた。この応
用例として、FA(factory automation)用のIDタ
グ、鉄道事業における定期券の代替、セキュリティエリ
アへの入退出におけるIDカード、高速道路における料
金収受用カード、駐車場の通行証等が考えられており、
非接触、ノンストップのメリットをユーザに提供する手
段として注目を受けている。これらの技術のまとまった
文献として、日刊工業新聞社「データキャリア技術と応
用」がある。
【0003】従来の技術では、電波法施行規則第14条
の枠内のために使用周波数帯が1波、出力、アンテナ感
度についても規定されていた。このため、通信ゾーンも
図8に示すようにアンテナ80は単一指向性となり、移
動体が保持する無線カード81の通信時間はl/Vより
短い範囲で行わなければならない。
【0004】このような通信ゾーンで複数システムを設
置した場合、アンテナ相互の電波干渉を避けるため電波
送信電力を下げるか、アンテナ間隔を広げるか、あるい
は遮蔽体を置いていたが、これが逆に利用範囲、条件を
狭めていた。特に、通信する無線カードまたは類似通信
装置が移動しているものでは、その通信の安定性のため
に通信ゾーンを広げる必要があり、移動体速度と他のア
ンテナとの距離とが矛盾する関係にあった。
【0005】例えば、無線カード又は類似無線装置の応
用として有料高速道路での料金収受では、従来の通行券
(入口料金所のデータ、車種等)及び支払い現金の代替
(プリペイド、ポストペイド、クレジット等)を一括し
て置き替えるものがある。
【0006】図9の(a)に入口/出口料金所とも同一
システムの概略構成を示し、車両82には、地上アンテ
ナと通信するための無線カード81を搭載し、地上アン
テナ80との間を電磁波にて通信する。この通信タイミ
ング、シーケンスを処理、管理する通信ユニット83と
通信結果のデータを情報処理機84にて判断する。な
お、通信ユニット83と情報処理機84は一体化しても
良い。
【0007】図9の(b)は入口料金所を、図9の
(c)は出口料金所でのデータの交信の状況を示すもの
である。無線カード81からカード情報をアンテナ80
を介して、通信ユニット83と情報処理機84が一体化
した料金収受機86に送信して有効性等を判定された
後、料金収受機86はアンテナ80を介して通信して入
口料金所関係のデータが無線カード81内に記憶され
る。出口料金所では、入口と同様に交信して乗車区間を
判定し、料金算出するためのカード情報に加えて既に記
憶されている入口料金所データをも無線カード81から
送信される。
【0008】料金収受機86は、入口から出口への区間
情報と車種情報より料金を算出し、プリペイド方式であ
ればカードより引落し、ポストペイド方式であれば後か
ら徴集するために同一カード毎に加算してデータを保存
する。無線カード81は、使用実績記録として出口料金
所データ及び料金を料金収受機86より受信して記憶保
存する。
【0009】このシステムの最大の特徴は、料金所で一
度停車して入口では通行券を受けとり、出口ではその通
行券を渡して料金を支払う等の煩わしい処理を、全て無
線通信にてノンストップ(ストップしても可)にて一括
して行うものである。これは、料金に関するものである
ため通信の安定性が重要であり、このため通信ゾーンは
広く、かつ送信電力も大きくして通信の安定化(S/N
比の向上)を図る必要がある。
【0010】しかしながら、図10に示すように複数の
アイランド85に上記複数の料金収受機86に接続され
るアンテナ80を設置した場合、通信ゾーンの設定が難
しくなる。すなわち、図11に示すように通信ゾーンを
広くすると隣接システムとの混信、干渉が生じ、通信ゾ
ーンを狭くすると無線カード81への送信電力が不足
し、通信の安定化が図れないという問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、例え
ば有料高速道路の料金所のように複数のアイランドが設
置されて進入する車両が携帯している無線カード等と通
信する料金収受機において、この料金収受機に接続され
てアンテナが各アイランドに設置され、それぞれのアン
テナの通信ゾーンを広くした場合(送信電力の増大)、
隣接するアンテナの通信ゾーン相互の混信、干渉が生
じ、通信ゾーンを狭くした場合(送信電力の制限)、無
線カード等への送信電力が不足して通信の安定化が図れ
ないという問題があった。
【0012】そこで、この発明は、隣接する通信ゾーン
が重なっても混信や干渉を生ずることなく、且つ安定し
た情報の送信を行うことのできる情報送信装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の情報送信装置
は、第1の搬送波を、送信する情報で変調して無線送信
する第1の送信手段と、第2の搬送波を無線送信する第
2の送信手段と、この第2の送信手段から無線送信され
る第2の搬送波と上記第1の送信手段から無線送信され
る第1の搬送波とを受信する受信手段と、この受信手段
で受信された第1の搬送波と第2の搬送波とから上記情
報を復調する復調手段と、この復調手段で復調された情
報を記憶する記憶手段とから構成されている。
【0014】この発明の情報送信装置は、複数の送信エ
リアを設定する設定手段と、個々の送信エリアを設定す
る設定手段は、第1の搬送波を送信する情報で変調して
無線送信する第1の送信手段と第2の搬送波を無線送信
する第2の送信手段とから構成されるよう構成されてい
る。
【0015】
【作用】この発明は、第1の搬送波を、送信する情報で
変調して無線送信し、第2の搬送波を無線送信し、この
第1の搬送波と第2の搬送波を受信し、受信した第1の
搬送波と第2の搬送波とから上記情報を復調して記憶手
段に記憶するようにしたものである。
【0016】この発明は、複数の送信エリアを設定手段
で設定し、個々の設定手段は、第1の搬送波を送信する
情報で変調して無線送信する第1の送信手段と第2の搬
送波を無線送信する第2の送信手段とから構成するよう
にしたものである。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0018】図1は、この発明の情報送信装置としての
有料高速道路の料金収受装置の概略構成を示すものであ
る。すなわち、有料道路の料金所に設けられた料金収受
機1を用いて、進入する車両が保持している無線カード
(または類似無線装置としての携帯可能情報記憶媒体)
2の記憶情報を、アンテナ3からの周波数とアンテナ4
からの周波数による無線送信によって書換えることによ
り、料金の収受を非接触、ノンストップで実行する。
【0019】料金収受機1は、2つの通信用周波数帯を
設定して全体の制御を司る制御部1、一方の周波数帯で
搬送波を送信する送信部12、他方の周波数帯の搬送波
を料金収受データで変調する変調部13、この変調部1
3からのデータ変調搬送波信号を送信する送信部14と
から構成されている。送信部12からの搬送波はアンテ
ナ3から送信され、送信部14からのデータ変調搬送波
信号はアンテナ4から送信されている。
【0020】無線カード2は、全体の制御を司る制御部
21、アンテナ3から送信される搬送波とアンテナ4か
ら送信されるデータ信号搬送波信号とをアンテナ部22
を介して受信する受信部23、受信した2つの周波数帯
を取出す帯域通過フィルタ(band pass filter)24,
25、取出した2つの周波数帯を加算器26で加算する
ことによってその差であるビート信号(データ変調され
た中間周波信号)を取出す帯域通過フィルタ27、取出
されたデータ変調された中間周波信号を復調する復調部
28、復調された料金収受データが制御部21により記
憶される記憶部29、および電源30とから構成されて
いる。
【0021】図2は、料金所の構成を示すもので、進入
してくる車両の通過位置を規制するアイランド5a,5
b,5c,5dと、進入するレーン6a,6b,6cと
から構成されている。アイランド5aにはアンテナ3
が、アイランド5bにはアンテナ4がレーン6aを挟む
方向で設置され、さらにアイランド5bにはアンテナ4
aが、アイランド5cにはアンテナ3aがレーン6bを
挟む方向に設置され、さらにアイランド5cにはアンテ
ナ3bが、アイランド5dにはアンテナ4bがレーン6
cを挟む方向に設置されている。このような構成におい
て、2つの通信用周波数帯による料金収受データの送
信、受信の動作について説明する。料金収受機1におい
て、例えば送信部12からは周波数FA が、送信部14
からは周波数FB が送信されるものとする。
【0022】送信部12からは、周波数FA の搬送波が
アンテナ3を介して送信される。送信部14からは、周
波数FB の搬送波を料金収受データで変調部13が変調
し、周波数FBDとしての搬送波がアンテナ4を介して送
信される。
【0023】一方、アイランド5aのアンテナ3からは
通信ゾーンAで周波数FA が送信され、アイランド5b
のアンテナ4からは通信ゾーンBで周波数FBDが送信さ
れる。通信ゾーンAと通信ゾーンBの重なった斜線部C
の範囲のみで周波数FA と周波数FBDのどちらも受信す
ることができる。
【0024】図示しない車両が無線カード2を保持して
レーン6aを通過した際、この無線カード2は、斜線部
Cの位置で周波数FA の送信信号と周波数FBDの送信信
号とをアンテナ部22を介して受信部23が受信する。
受信した信号から帯域通過フィルタ24を介して周波数
A の信号を取出し、帯域通過フィルタ25を介して周
波数FBDの信号を取出して加算器26で加算して帯域通
過フィルタ27を介してデータ変調された中間周波信号
を取出す。このように2つの周波数を混合することによ
ってその差であるビート信号(データ変調された中間周
波信号)を取出すことができ、図3に示すように取出し
た周波数FA の信号と周波数FBDの信号とからデータ変
調された中間周波信号「FA −FBD」を取出す。取出し
た中間周波信号を、復調部28で復調して料金収受デー
タを再生する。再生された料金収受データは、制御部2
1によって記憶部29に記憶される。
【0025】このように、本実施例のレーン6aにおい
ては、受信可能となる通信ゾーンは2つの通信ゾーンの
重なった位置の斜線部Cのみで、それ以外の片方のみの
受信では、等価的に感度が低下する。従って、隣のアン
テナ4aからの周波数がアンテナ4と異なっているなら
ば、通信ゾーンが重なっても干渉をおこすことがない。
【0026】図2の周波数の配置例として、レーン6a
はアンテナ3が周波数FA (搬送波のみ)でアンテナ4
が周波数FBD(周波数FB の搬送波をデータで変調)、
レーン6bはアンテナ4aが周波数FB (搬送波のみ)
でアンテナ3aがFAD(周波数FA の搬送波をデータで
変調)、レーン6cはアンテナ3bが周波数FA (搬送
波のみ)でアンテナ4が周波数FBD(周波数FB の搬送
波をデータで変調)として配置する。こうして配置する
ことにより、レーン6aとレーン6bのように隣のレー
ンからの通信ゾーンが重なっても干渉することがない。
また、レーン6aとレーン6cとは周波数がFA とFBD
とで同じであるが、1つのレーンを間に置いたレーン距
離間であるので干渉の心配はない。
【0027】このように、2つの周波数帯を用いてレー
ン交互に周波数帯の発信配置を調整することにより、さ
らにレーンを増やす場合でも、通信ゾーンの重なりによ
る干渉のない配置が可能となる。
【0028】図4は、図2のアンテナと周波数帯の配置
と同様の効果の得られる他の配置例で、レーン6aはア
ンテナ3が周波数FBDの通信ゾーンを形成してアンテナ
4が周波数FA の通信ゾーンを形成し、レーン6bはア
ンテナ4aが周波数FB の通信ゾーンを形成してアンテ
ナ3aが周波数FADの通信ゾーンを形成し、レーン6c
はアンテナ3bが周波数FBDの通信ゾーンを形成してア
ンテナ4が周波数FA の通信ゾーンを形成している。
【0029】こうして無線カード2は、周波数FA と周
波数FB の周波数帯の受信機能を有することで、レーン
6a,6b,6cのどのレーンの料金収受データでも受
信して復調することができる。しかも、上記のように周
波数帯を配置してレーン間の干渉を減じてるので、送信
電力を増加して通信ゾーンを安定して確保することがで
きる。次に、上記実施例に妨害波除去能力向上として、
データ変調にスペクトラム拡散を用いる例について説明
する。
【0030】図5は、スペクトラム拡散通信を用いた送
信、受信の原理の概略構成を示すものである。すなわ
ち、図5の(a)の送信側において、データがまずFS
KやPSK等のディジタル変調により通常の変調(一次
変調)をデータ変調部31で変調され、このデータ変調
信号と拡散符号PNとを拡散変調部32で乗じることに
より拡散変調を行い、この拡散変調された信号によって
搬送波発振器33からの搬送波を変調部34で二相位相
変調してアンテナ35を介して送信される。なお、PN
符号は白色状の広いスペクトラムを持ち、且つ単位周波
数当りの電力密度は小さい。図5の(b)はデータ変調
波で、図5の(c)はこれを拡散変調したものである。
【0031】図5の(d)は受信側で、アンテナ36で
受信し、この受信波に復調部37で局部発振器38から
の搬送波を乗じて中間周波信号を取出し、この中間周波
信号と送信側と同一の拡散符号PN0 との相関検波によ
り帯域幅の復元(逆拡散)されたデータ変調波を逆拡散
部39で取出す。
【0032】このように、スペクトラム拡散通信は、送
信側の拡散コードと受信側の逆拡散コードが一致したと
きのみ、受信側は送信データを読出すことができる。こ
のように受信側で逆拡散コードが分からないと送信デー
タを読出すことができないのでスペクトラム拡散方式
は、秘匿性、妨害波除去能力に優れている。
【0033】図6は、このスペクトラム拡散方式の妨害
波除去能力を用いて、1つのレーンに対して2つのアン
テナにて送信してレーン干渉を防止する場合の概略構成
を示すものである。この場合、上記実施例に従って搬送
波fA と搬送波fB の2つの周波数を用いて送信する。
【0034】すなわち、送信側において、一方はデータ
変調部41を使用せずに拡散変調部42で拡散符号PN
A を用いて拡散変調し、この拡散変調された信号によっ
て搬送波発振器43からの搬送波fA を変調部44で二
相位相変調してアンテナ45を介して送信され、他方は
データがデータ変調部46で一次変調され、この一次変
調を受けた信号と拡散符号PNB とを拡散変調部47で
乗じることにより拡散変調を行い、この拡散変調された
信号によって搬送波発振器48からの搬送波fB を変調
部49で二相位相変調してアンテナ50を介して送信さ
れる。なお、拡散符号PNA と拡散符号PNB とは同期
ライン51で同期がとられている。
【0035】受信側では、アンテナ36で受信し、この
受信波を帯域通過フィルタ(BPF)61を介して周波
数fA を取出し、帯域通過フィルタ(BPF)62を介
して周波数fB を取出す。帯域通過フィルタ61からの
周波数fA と局部発振器63からの搬送波とをミキサ
(mixer )64で混合し、帯域通過フィルタ62からの
周波数fB と局部発振器63からの搬送波とをミキサ
(mixer )65で混合し、それぞれの出力信号を加算器
66で加算することにより中間周波信号が得られる。こ
の中間周波信号を送信側と同一の拡散符号PN0 との相
関検波により帯域幅の復元(逆拡散)されたデータ変調
波を逆拡散部67で取出す。
【0036】このように構成される無線カード等の受信
側は、周波数fA と周波数fB の2つの受信信号を加算
することにより中間周波信号を作り出すとともに、拡散
符号もPNA +PNB →PNO となるように設定する。
受信側は、このPNO の逆拡散符号を事前に持つことに
より、PNO 化された拡散データを抽出することができ
る。図7は、スペクトラム拡散方式を用いた場合の料金
所の構成を示すもので、図2と同一機能には同一符号を
付して説明を省略する。
【0037】アンテナ70a〜70fからは、それぞれ
の周波数と拡散符号で設定された通信ゾーンが設けられ
ている。アンテナ70aには周波数fA で拡散符号PN
1A、アンテナ70bには周波数fB で拡散符号PN1B
アンテナ70cには周波数fB で拡散符号PN2A、アン
テナ70dには周波数fA で拡散符号PN2B、アンテナ
70eには周波数fA で拡散符号PN3A、アンテナ70
fには周波数fB で拡散符号PN3Bのそれぞれの通信ゾ
ーンが設定されている。各隣接レーンは、各アンテナの
加算された拡散符号がPNO となればよく、レーン6a
の斜線部においては、PN1A+PN1B → PNO とな
り、レーン6bの斜線部においては、PN2A+PN2B
→ PNO となり、レーン6cの斜線部においては、P
3A+PN3B → PNO となり、次の条件を満せば隣
接レーン干渉ではデータを抽出できなくて影響がないこ
とになる。
【0038】なお、スペクトラム拡散方式は、本発明を
制限するものでなく、レーンの通信ゾーン確保に2つの
異なる拡散化された通信波の合成にて新たな拡散符号を
作り出して実現するものである。
【0039】以上説明したように上記実施例によれば、
2周波の帯域を送信に用いて2周波が受信できる範囲の
みでデータ再生ができるようにしたことにより、混信や
干渉を生じることなく再生可能範囲を限定でき、送信電
力も強くして送信の安定性を向上することができる。
【0040】また、2つの周波数に加えて各周波数に、
例えばスペクトラム拡散変調を行い、送信側の拡散符号
に一定の条件を設定し、2つの周波数を受信した受信側
で予め設定してある逆拡散符号と一致したときのみ再生
できるようにしたことにより、拡散符号が判らない限り
秘匿性が高いのでセキュリティ性が高く、電波干渉に強
く、且つ対妨害電波にも強くすることができる。なお、
スペクトラム拡散変調方式はこの発明を限定するもので
はなく、要は同様の効果が得られれば良い。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
隣接する通信ゾーンが重なっても混信や干渉を生ずるこ
となく、且つ安定した情報の送信を行うことのできる情
報送信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る情報送信装置とカー
ドの構成を概略的に示すブロック図。
【図2】情報送信装置のアンテナからの送信範囲を説明
するための図。
【図3】2つの周波数を説明するための図。
【図4】情報送信装置のアンテナからの送信範囲を説明
するための図。
【図5】送信側の拡散コードと受信側の逆拡散コードの
一致を説明するための図。
【図6】スペクトラム拡散の方式を用いた通信を説明す
るための図。
【図7】情報送信装置のアンテナからの送信範囲を説明
するための図。
【図8】従来の通信範囲を説明するための図。
【図9】従来の入口、出口料金所のシステムの構成を概
略的に示す図。
【図10】従来の入口、出口料金所のシステムの設置例
の構成を概略的に示す図。
【図11】従来の情報送信装置のアンテナからの通信範
囲を説明するための図。
【符号の説明】
1…情報送信装置 2…無線カード 3…アンテナ 4…アンテナ 11…制御部 12…送信部 13…変調部 14…送信部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の搬送波を、送信する情報で変調し
    て無線送信する第1の送信手段と、 第2の搬送波を無線送信する第2の送信手段と、 この第2の送信手段から無線送信される第2の搬送波と
    上記第1の送信手段から無線送信される第1の搬送波と
    を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された第1の搬送波と第2の搬送波
    とから上記情報を復調する復調手段と、 この復調手段で復調された情報を記憶する記憶手段と、 を具備したことを特徴とする情報送信装置。
  2. 【請求項2】 複数の送信エリアを設定する設定手段
    と、 個々の送信エリアを設定する設定手段は、第1の搬送波
    を送信する情報で変調して無線送信する第1の送信手段
    と第2の搬送波を無線送信する第2の送信手段とから構
    成されることを特徴とする情報送信装置。
JP5017606A 1993-02-04 1993-02-04 情報送信装置 Pending JPH06232830A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5017606A JPH06232830A (ja) 1993-02-04 1993-02-04 情報送信装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5017606A JPH06232830A (ja) 1993-02-04 1993-02-04 情報送信装置

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JPH06232830A true JPH06232830A (ja) 1994-08-19

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ID=11948549

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JP (1) JPH06232830A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06243316A (ja) * 1993-02-19 1994-09-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電子的通行料金収受システム
US7555296B2 (en) 2002-10-09 2009-06-30 Buffalo Inc. Wireless LAN system, method for providing network services, and medium storing program to provide network services

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JPH06243316A (ja) * 1993-02-19 1994-09-02 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 電子的通行料金収受システム
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