JPH06231Y2 - レーザ切断加工機におけるフォーカスヘッド支持機構 - Google Patents

レーザ切断加工機におけるフォーカスヘッド支持機構

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JPH06231Y2
JPH06231Y2 JP1988157403U JP15740388U JPH06231Y2 JP H06231 Y2 JPH06231 Y2 JP H06231Y2 JP 1988157403 U JP1988157403 U JP 1988157403U JP 15740388 U JP15740388 U JP 15740388U JP H06231 Y2 JPH06231 Y2 JP H06231Y2
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JP
Japan
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focus head
rod
focus
workpiece
mounting base
Prior art date
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Application number
JP1988157403U
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JPH0281781U (ja
Inventor
四郎 横山
隆司 宮崎
Original Assignee
株式会社三山
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は所定のレーザビームを照射して穿孔、切断、溶
接等の作業を行うレーザ切断加工機におけるフォーカス
ヘッド支持機構に関する。
[従来の技術] レーザ加工機は、レーザ発振器から発振したレーザビー
ムをフォーカスヘッドへ導き、フォーカスヘッドから被
加工物の加工面に照射して加工を行う。このレーザビー
ムによる良好な加工を行うためにはフォーカスヘッドか
ら照射されるレーザビームの焦点が加工面に適切に当る
必要があるため、フォーカスヘッドの先端と被加工物の
加工面の間隔をレーザビームの焦点が上記の如くなるよ
うに調節されている。しかるに、被加工物の加工面は必
ずしも平らではなく凹,凸面がある場合が多く、このよ
うな場合、フォーカスヘッドを固定してしまうと、加工
面が凹部,凸部の箇所である場合、フォーカスヘッドと
加工面との距離が変化しレーザビームの焦点が合わなく
なっていしまい、良好的な加工が得られなくなってしま
う。このため、被加工物の加工面の凹面,凸面に応じて
フォーカスヘッドを上下動させ、常にフォーカスヘッド
の先端と被加工物の加工面との距離を一定に保つ必要が
ある。
従来、一般に使用されているところの、被加工物の加工
面の凹面,凸面に沿ってフォーカスヘッドを上下動させ
フォーカスヘッドの先端と被加工物の加工面との距離を
一定に保つことができるようにしたフォーカスヘッド支
持機構は、第6図に示すように、サーボモータ15に連
結された送りねじ16にフォーカスヘッド17を保持す
るホルダー18を螺合して支持させ、そして前記ホルダ
ー18には被加工物Aの加工面と摺接するように配設さ
れた接触子19と、この接触子19が加工面の凹凸面に
摺接することによる変位量を感知して前記サーボモータ
15を駆動し送りねじ16の回転を制御することによ
り、ホルダー18を上下動させる変位感知器20を設
け、フォーカスヘッド17と被加工物Aの加工面との間
の距離が常に一定に保たれるような構成となっている。
[考案が解決しようとする課題] 上記した従来のフォーカスヘッド支持機構によれば、構
造が複雑であり支持機構そのものが大きなってしまい、
またフォーカスヘッドの調節やメンテナンスが面倒であ
り、更にはコストも高いものとなってしまうといった問
題があった。
本考案は上記従来のフォーカスヘッド支持機構の問題点
を解消することを解決課題とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記課題を解決するために、支持フレームに被
加工物方向にロッドを進退させるシリンダを設け、この
シリンダのロッドに板ばねをロッドに直交させて固定
し、この板ばねの端部にフォーカスヘッド取付ベースを
固定し、フォーカスヘッド取付ベースにはフォーカスヘ
ッドとこのフォーカスヘッドの先端と加工物との距離を
一定に保つ倣いバーを固定した構成とした。
[作用] シリンダを操作してロッドを進退させると、板ばねを介
してフォーカスヘッド取付ベースは同方向に進退し、フ
ォーカスヘッド取付ベースに固定したフォーカスヘッド
及び倣いバーも同方向に進退する。被加工物の加工に際
しては、シリンダを操作してロッドを進出させ、フォー
カスヘッド取付ベースに固定した倣いバーを被加工物の
加工面に若干の押圧力を与えて当接させる。しかして、
倣いバーにより、フォーカスヘッドの先端と被加工物の
加工面との間隔は所定の距離に保たれる。この被加工物
の加工面に凹面部,凸面部がある場合、該加工面を摺動
する倣いバーは、凹面部では前記進出方向に受けている
若干の押圧力によって凹面に沿って摺動し全体が同方向
に進出することにより同面との接触状態が続き、同面と
フォーカスヘッドの先端との間隔は保たれ、そして凸面
部では倣いバーが凸面部に乗り上ることによりフォーカ
スヘッド取付ベースが板ばねを曲げるようにして後退方
向に押されて移動しフォーカスヘッドの先端と加工面と
の間隔は一定に保たれる。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
するが本考案は実施例に限定されるのもではない。
図面において、1は機体の動作部(図示せず)に設けら
れた支持フレームであり、この支持フレーム1は後述す
るフォーカスヘッドを支持し動作部の動作によりフォー
カスヘッドを被加工物の加工面に接近離反及び加工方向
に移動させるものである。2はエアシリンダであり、こ
のエアシリンダ2はロッド3が被加工物A方向に進退す
るように前記支持フレーム1に設けられている。4,5
はエアシリンダ2内にエアを送りまたシリンダ2内のエ
アを排出させるエアホース、6はシリンダ2を支持フレ
ーム1に取り付ける取付体である。7は前記ロッド3の
先端に該ロッド3と直交させて固定した板ばねであり、
この板ばね7として重ね板ばねを使用しており、上側即
ちシリンダ2寄りの板ばね7aが長く下側即ちロッド3
の先端側に従つて短い板ばね7b,7cが重ねられてい
る。
8は支持フレーム1にガイドレール21により前記シリン
ダ2のロッド3の進退方向と同方向に移動自在に支持さ
れているフォーカスヘッド取付ベースである。このフォ
ーカスヘッド取付ベース8は前記シリンダ2のロッド3
に固定されている板ばね7の上側板ばね7aに接続固定
されており、シリンダ2の操作により進退するロッド3
により板ばね7を介して同方向に進退するようになって
いる。
9はフォーカスヘッド取付ベース8に固定されているフ
ォーカスヘッドであり、このフォーカスヘッド9はレー
ザビームを被加工物Aに照射する先端10をロッド3の
進出方向に向けて固定されている。11はフォーカスヘ
ッド取付ベース8に固定されている倣いバーであり、こ
の倣いバー11は前記フォーカスヘッド9の先端10の
近傍に被加工物Aの加工面に当接する当接部12を有し
ており、この当接部12を被加工物Aの加工面に当接さ
せることにより、フォーカスヘッド10の先端10と被
加工物Aの加工面との距離を一定に保つようになってい
る。しかして、被加工物Aの加工面に凹面部や凸面部が
あっても、倣いバー11の当接部12が被加工物Aの加
工面に当接している限りフォーカスヘッド9の先端10
と被加工物Aの加工面との間の距離は常に一定に保たれ
る。
上記の構成から、エアシリンダ2にエアを送って操作
し、ロッド3を進出,後退させると、板ばね7を介して
フォーカスヘッド取付ベース8は同方向に進出,後退
し、このフォーカスヘッド取付ベース8に固定してある
フォーカスヘッド9及び倣いバー11も同方向に進出,
後退する。そして、被加工物Aの加工に際しては、前記
ロッド3の進出方向を被加工物Aの加工面に向け、エア
シリンダ2を操作してロッド3を進出させ、フォーカス
ヘッド取付ベース8に固定して倣いバー11の当接部1
2を被加工物Aの加工面に若干の押圧力を与えて当接さ
せる(第3図)。この倣いバー11に与えられた押圧力
は、エアシリンダ2によってもよく、或はフォーカスヘ
ッド取付ベース8やフォーカスヘッド9の自重による押
圧力であってもよい。このようにして、倣いバー11に
よりフォーカスヘッド9の先端10と被加工物Aの加工
面との間隔は所定の距離に保たれる。この状態から、フ
ォーカスヘッド9の先端10よりレーザビームが被加工
物Aに照射され、前記した支持フレーム1の移動に伴い
フォーカスヘッド9が被加工物Aの加工面上を移動し被
加工物Aの加工が行われる。この加工時に、フォーカス
ヘッド9の移動は倣いバー11の移動も伴い、倣いバー
11の当接部12は加工面を摺動する。このとき、加工
面に凹面部13や凸面部14がある場合、凹面部13に
至ると前記した押圧力によりその凹に沿ってフォーカス
ヘッド取付ベース8自体が進出し(図上下方)、倣いバ
ー11の当接部12は凹面部13に当接した状態を保ち
(第4図)、そして凸面部14に至るとその凸に倣いバ
ー11が乗り上りフォーカスヘッド取付ベース8が板ば
ね7を押し上げるようにして後退し(第5図上方)、こ
の結果フォーカスヘッド9の先端10と被加工物Aの加
工面との間の距離は、加工面の凹面部13,凸面部14
にあっても常に一定に保持される。
[考案の効果] 以上のように本考案に係るレーザ切断加工機におけるフ
ォーカスヘッド支持機構によれば、支持フレームに被加
工物方向にロッドを進退させるシリンダを設け、このシ
リンダのロッドに板ばねをロッドに直交させて固定し、
この板ばねの端部にフォーカスヘッド取付ベースを固定
し、フォーカスヘッド取付ベースにはフォーカスヘッド
とこのフォーカスヘッドの先端と加工物との距離を一定
に保つ倣いバーを固定してなるものであるから、シリン
ダの操作により、フォーカスヘッドを被加工物に対し接
近,離反させることができ、そして、加工時にシリンダ
を操作してフォーカスヘッドを被加工物に接近させ、倣
いバーを加工面に当接させておくことにより、加工面に
凹面部や凸面部があってもフォーカスヘッドと被加工物
の加工面との間の距離を常に一定に保ちながら加工する
ことができ、そしてかかる支持構成は従来の電気的に制
御する支持機構に比べ機械的であり簡単な構造となって
いるので、その取扱いや調節が容易であり、更には低コ
ストで得ることができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示しロッドを進出させた
状態を示す斜視図、第2図はロッドを後退させた状態を
示す斜視図、第3図は倣いバーを被加工物の加工面に当
接させた状態を示す説明図、第4図は倣いバーが加工面
の凹面部に当接している状態を示す説明図、第5図は倣
いバーが加工面の凸面部に当接している状態を示す説明
図、第6図は従来のフォーカスヘッド支持機構を示す説
明図である。 1…支持フレーム 2…シリンダ 3…ロッド 7…板ばね 8…フォーカスヘッド取付ベース 9…フォーカスヘッド 10…フォーカスヘッドの先端 11…倣いバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持フレームに被加工物方向にロッドを進
    退させるシリンダを設け、このシリンダのロッドに板ば
    ねをロッドに直交させて固定し、この板ばねの端部にフ
    ォーカスヘッド取付ベースを固定し、フォーカスヘッド
    取付ベースにはフォーカスヘッドとこのフォーカスヘッ
    ドの先端と加工面との距離を一定に保つ倣いバーを固定
    してなるレーザ切断加工機におけるフォーカスヘッド支
    持機構。
JP1988157403U 1988-12-02 1988-12-02 レーザ切断加工機におけるフォーカスヘッド支持機構 Expired - Lifetime JPH06231Y2 (ja)

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JP1988157403U JPH06231Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 レーザ切断加工機におけるフォーカスヘッド支持機構

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JP1988157403U JPH06231Y2 (ja) 1988-12-02 1988-12-02 レーザ切断加工機におけるフォーカスヘッド支持機構

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JPH0281781U JPH0281781U (ja) 1990-06-25
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