JPH06231886A - 照明灯の自動点消灯制御装置 - Google Patents

照明灯の自動点消灯制御装置

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JPH06231886A
JPH06231886A JP1625793A JP1625793A JPH06231886A JP H06231886 A JPH06231886 A JP H06231886A JP 1625793 A JP1625793 A JP 1625793A JP 1625793 A JP1625793 A JP 1625793A JP H06231886 A JPH06231886 A JP H06231886A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 夜間の就寝中や外出時等、予備灯を必要とし
ない場合でも、照明灯を低輝度で点灯させてしまうので
は、不経済であるので、選択により、照明灯を予備灯と
して機能させることも、人体を検出しないときには、消
灯状態にすることもできるようにする。 【構成】 階段昇り口及び階段降り口に進入する人体を
それぞれ検出する人体検出ユニット8及び人体検出回路
17と、階段の照度を検出する照度検出回路18と、階
段灯1の低輝度点灯状態又は消灯状態を選択する選択回
路19とを設ける。そして、照度検出回路18によって
検出された照度が、所定照度以上である場合には、階段
灯1を消灯状態とし、照度が所定照度に満たない場合に
は、選択回路19の出力に応じて、階段灯1を低輝度点
灯状態、又は消灯状態とする。この状態で、人体検出ユ
ニット8、又は人体検出回路17によって階段昇り口、
又は階段降り口に進入した人体が検出された場合には、
階段灯1を所定時間高輝度点灯状態とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、住宅等の建物の内部
に設置された照明灯の点灯・消灯を自動制御する照明灯
の自動点消灯制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、照明灯の自動点消灯制御装置(以
下、単に点消灯制御装置ともいう)としては、例えば、
実開昭63−23800号公報に記載されているよう
に、部屋の出入口等に設置された赤外線センサによっ
て、その部屋に入退室する人の体から放射される赤外線
(体熱)を検出し、その検出結果に基づいて、天井等に
設置された照明灯の点灯・消灯を制御する方式のものが
存在する。
【0003】しかしながら、この方式の点消灯制御装置
は、自然光による照度が充分である昼間でも、人がその
部屋に入ると、照明灯が点灯してしまうので、無駄な光
熱費がかかることになり、不経済である。したがって、
充分な照度が得られる昼間においては、面倒であるが、
装置の電源スイッチを切る等して、装置を非動作状態に
しておかなければならない。また、逆に、夜間等、自然
光による照度がほとんどない時に、上記点消灯制御装置
が設置された部屋等に人が入る場合、その部屋に至るま
での経路、例えば、階段や廊下等に低輝度の予備灯を設
ける必要がある。しかし、この予備灯の電源スイッチの
操作は、人手によらなければならない。したがって、上
記従来の点消灯制御装置では、本来目的とする照明灯の
自動点灯・消灯を充分に果たすことができない。
【0004】この状態を改善するものとして、特開平3
−134994号公報に記載されている方式の点消灯制
御装置が存在する。この装置においては、天井等に照明
灯が設置され、その照明灯による照度が制御される照明
制御領域を区画する第1及び第2の入出部の両方に、赤
外線センサ等による人体検出センサを配置すると共に、
照明制御領域にその照度を検出する照度検出センサを配
置する。そして、照明制御領域の照度が予め設定された
照度よりも低くなった場合には、照明灯を低輝度で点灯
させて予備灯の役割を果たさせ、この状態で第1の入出
部又は第2の入出部で人体が検出されると、照明灯を所
定時間高輝度点灯させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
3−134994号公報記載の点消灯制御装置にあって
は、夜間の就寝中や外出時等、予備灯を必要としない時
間帯でも、照明制御領域の照度が、予め設定された照度
よりも低くなると、照明灯を低輝度で点灯させてしまう
ので、やはり、無駄な光熱費がかかり不経済である。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、選択により、照明灯を予備灯として機能させる
ことも、人体を検出しないときには、消灯状態にするこ
ともできる、経済的な点消灯制御装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、照明灯による照度が制御さ
れる照明制御領域に出入りするための単数又は複数の入
出部に設けられ、対応する入出部に進入する人体を検出
する単数又は複数の人体検出手段と、上記照明制御領域
の照度を検出する照度検出手段と、上記照明灯の低輝度
点灯状態、又は消灯状態を選択する選択手段と、上記照
度検出手段によって検出された照度が所定照度以上であ
る場合には、上記照明灯を消灯状態とし、上記照度が上
記所定照度に満たない場合には、上記選択手段の出力に
基づいて上記照明灯を低輝度点灯状態、又は消灯状態と
し、上記照度が上記所定照度に満たない場合であって、
上記単数又は複数の人体検出手段によって対応する入出
部に進入した人体が検出された場合には、上記照明灯を
所定時間高輝度点灯状態とする制御手段とを備えてなる
ことを特徴としている。
【0008】また、請求項2記載の発明は、上記単数又
は複数の人体検出手段のうち、少なくとも1つの人体検
出手段には、その出力を上記制御手段に無線で伝送する
ための送信手段を付加すると共に、上記制御手段には、
上記送信手段の出力を無線で受信できる受信手段が付加
するようにしたことを特徴としている。
【0009】さらにまた、請求項3記載の発明は、上記
選択手段が、予め設定された設定時間経過後、それまで
選択されていた低輝度点灯状態/消灯状態を、消灯状態
/低輝度点灯状態に切り換えるタイマを備えてなること
を特徴としている。
【0010】
【作用】上記発明の構成において、日が暮れる等して、
照明制御領域の照度が、所定照度に満たなくなると、制
御手段は、選択手段の出力に応じて、照明灯を低輝度点
灯させるか、又は消灯したままにしておく。このような
状態で、複数の人体検出手段のいずれかによって、対応
する入出部に進入した人体が検出された場合には、制御
手段は、照明灯を所定時間、高輝度点灯する。それ故、
上記発明の構成によれば、照明灯を予備灯として使用す
ることができるが、夜間の就寝中や外出時等、予備灯が
不要なときには、照明灯を消灯させることができるの
で、無駄な光熱費がかからず、経済的である。なお、照
明灯が消灯していても、夜間、人体検出手段によって、
人体が検出されると、照明灯を高輝度点灯させるので、
利便性は失われない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である点消灯制御装置の
配置状態を示す斜視図、具体的には、同点消灯制御装置
が配置された住宅内の階段部分まわりを示す室内図であ
り、図2は、同点消灯制御装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。これらの図において、この例の制御対象
となる階段灯1は、階段2の上方の天井3から、電源ユ
ニット4を介して吊り下げられている。電源ユニット4
は、階段灯1に100Vの商用交流電力を供給する。こ
の例の点消灯制御装置5は、階段灯1の点灯・消灯を自
動的に制御するために設置され、基本的には、階段昇り
口6近傍の壁7にその一部が埋め込まれた人体検出ユニ
ット8と、階段降り口9の上方の天井3にその一部が埋
め込まれた制御ユニット10とから構成されている。
【0012】上記人体検出ユニット8は、人体検出セン
サ11と、増幅回路12と、比較回路13と、タイマ1
4と、送信回路15とから構成されている。上記人体検
出センサ11は、例えば、焦電型赤外線センサからな
り、図1の左下端に斜線で示す検出範囲A内に進入した
人の体から放射される赤外線(体熱)を検出し、検出信
号m1を出力する。この検出信号m1は、増幅回路12に
おいて所定の増幅度で増幅された後、比較回路13に入
力される。
【0013】また、上記比較回路13は、増幅回路12
の出力信号と、予め設定された基準値とを比較し、増幅
回路12の出力信号が基準値以上である場合には、"L"
レベルの人体検出信号M1をタイマ14に供給する。タ
イマ14は、"L"レベルの人体検出信号M1の供給を受
けると、予め設定された微小時間TAの間、送信回路1
5を駆動する駆動信号Xを出力する。送信回路15は、
駆動信号Xの供給を受けている間、赤外線や電波等の無
線信号Rを制御ユニット10に送信する。上記制御ユニ
ット10は、受信回路16と、人体検出回路17と、照
度検出回路18と、選択回路19と、制御回路20とか
ら構成されている。上記受信回路16は、人体検出ユニ
ット8から送信される無線信号Rを受信すると、微小時
間TAの間、連続パルスとして変化する受信検出信号RA
を出力する。
【0014】上記人体検出回路17は、人体検出ユニッ
ト8の人体検出センサ11、増幅回路12及び比較回路
13と、それぞれ同一構成同一機能の人体検出センサ2
1、増幅回路22及び比較回路23から構成されてい
る。すなわち、人体検出センサ21は、図1の略中央に
斜線で示す検出範囲B内に進入した人の体から放射され
る赤外線(体熱)を検出し、検出信号m2を出力する。
この検出信号m2は、増幅回路22において、所定の増
幅度で増幅された後、比較回路23において、基準値と
比較され、増幅回路22の出力信号が基準値以上である
場合には、比較回路23から"L"レベルの人体検出信号
2が出力される。
【0015】上記照度検出回路18は、照度センサ24
と、比較回路25とから構成されている。照度センサ2
4は、照明制御領域(この例においては、階段空間)の
照度に対応した検出信号Qを出力する。比較回路25
は、検出信号Qと、予め設定された照度に対応した基準
値とを比較し、検出信号Qが基準値以下である場合、照
明制御領域が照明を必要とする低照度状態であると判定
して、"H"レベルの照度検出信号Q0を出力する。上記
選択回路19は、階段降り口9近傍の壁26に取り付け
られた選択スイッチ19aを有し、この選択スイッチ1
9aの人による操作によって、階段灯1の低輝度点灯状
態(予備灯必要)が選択されたときには、"H"レベル、
消灯状態(予備灯不要)が選択されたときには、"L"レ
ベルとなる選択信号SWを出力する。
【0016】また、上記制御回路20は、マイクロコン
ピュータ27と、駆動回路28とから構成されている。
図3は、制御回路20の電気的構成を示す回路図であ
る。マイクロコンピュータ27は、CPU(中央処理装
置)、プログラムROM、各種データが一時記憶される
RAM、及びI/Oインターフェイス等を内蔵する1チ
ップのIC(集積回路)によって構成されている。マイ
クロコンピュータ27は、受信回路16から出力される
受信検出信号RAと、人体検出回路17から出力される
人体検出信号M2と、照度検出回路18から出力される
照度検出信号Q0と、選択回路19から出力される選択
信号SWとをそれぞれ入力し、それらの信号の状態に応
じて、プログラムROMに記憶された点消灯制御プログ
ラムを実行し、駆動回路28を制御する。
【0017】上記駆動回路28は、例えば、電源ユニッ
ト4から階段灯1に供給される100Vの交流電圧を位
相制御するトライアック29と、マイクロコンピュータ
27から出力される低輝度点灯指令SL、又は高輝度点
灯指令SHに基づいて、トライアック29のゲートにト
リガ信号を供給するフォトカプラ30と、電源ユニット
4から階段灯1に供給される100Vの交流電力の電圧
零点通過タイミングを検出するゼロクロス検出回路31
とから構成されている。
【0018】次に、図4及び図5を参照して、上記構成
の点消灯制御装置5の動作について説明する。ここで、
図4は、マイクロコンピュータ27内のCPUの動作手
順を示すフローチャート、図5は、点消灯制御装置5の
各部から出力される各種信号のタイミング及び階段灯1
の輝度の状態を表すタイミングチャートである。点消灯
制御装置5に電源が投入されると、マイクロコンピュー
タ27内のCPUは、まず、装置各部のイニシャライズ
を行う。このイニシャライズは、マイクロコンピュータ
27内のRAMに設定されている各種レジスタのクリア
及び各種フラグのリセット並びに周辺回路の初期設定と
なる各種変数の初期設定等である。そして、ステップS
A1へ進む。
【0019】ステップSA1では、CPUは、階段灯1
の高輝度点灯時に[1]にセットされ、その他の場合に
[0]にリセットされる高輝度点灯フラグHBが、
[1]にセットされているか否かを判断する。この判断
の結果が、「NO」のとき、すなわち、階段灯1が高輝
度点灯中でないときは、CPUは、ステップSA2へ進
み、照度検出回路18から出力される照度検出信号Q0
(図5(f)参照)を取り込んだ後、ステップSA3へ
移る。
【0020】ステップSA3では、CPUは、照度検出
信号Q0が"H"レベルであるか否か、すなわち、現在、
照明制御領域が夜間等、自然光の到来がほとんどなく、
照明を必要とする低照度状態であるか否かを判断する。
この判断の結果が、「YES」のときは、ステップSA
4へ進み、「NO」のときは、ステップSA5へ進む。
照度センサ24は、常時、照明制御領域(階段空間)の
照度に対応した検出信号Qを出力し、比較回路25は、
この検出信号Qと基準値とを比較している。そして、現
在、昼間等であって、照明制御領域の自然光による照度
が充分であるときには、照度センサ24から出力される
検出信号Qが基準値以上となるので、比較回路25か
ら"L"レベルの照度検出信号Q0が出力され、制御回路
20のマイクロコンピュータ27に供給される。したが
って、「NO」(低照度状態でない)と判断され、CP
Uは、ステップSA5へ移る。
【0021】ステップSA5では、CPUは、低輝度点
灯指令SLも高輝度点灯指令SHも出力せず、ステップS
A1へ戻る。したがって、フォトカプラ30は、トライ
アック29のゲートにトリガ信号を供給しないので、ト
ライアック29は導通せず、階段灯1は消灯しており、
その輝度の割合Bは、図5(g)に示すように、高輝度
点灯時の輝度の割合を100%とした場合、0%とな
る。
【0022】一方、夜間や日が暮れて来たり、あるいは
昼間でも雨戸やカーテン等により日照が遮られていると
きには、照度センサ24から出力される検出信号Qが基
準値以下となるので、比較回路25から"H"レベルの照
度検出信号Q0が出力され、制御回路20のマイクロコ
ンピュータ27に供給される。したがって、ステップS
A3においては、「YES」(低照度状態)と判断さ
れ、CPUは、ステップSA4へ進む。ステップSA4
において、CPUは、選択回路19から出力される選択
信号SW(図5(e)参照)を取り込んだ後、ステップ
SA6へ進む。
【0023】ステップSA6では、CPUは、図5
(e)に示す選択信号SWが、"H"レベルであるか否
か、すなわち、人が選択回路19の選択スイッチ19a
を操作して、階段灯1の低輝度点灯状態(予備灯必要)
を選択したか否かを判断する。ここで、「YES」(低
輝度点灯状態(予備灯必要)が選択されている)と判断
されたときは、ステップSA7へ進む。ステップSA7
では、CPUは、ゼロクロス検出回路31の出力信号に
同期して低輝度点灯指令SLを駆動回路28のフォトカ
プラ30に供給した後、ステップSA9へ進む。これに
より、フォトカプラ30は、トライアック29のゲート
に所定周期のトリガ信号を供給するので、トライアック
29は、点弧位相αL(例えば、電気角150゜)で導
通し、階段灯1を低輝度点灯する。したがって、階段灯
1の輝度の割合Bは、図5(g)に示すように、例え
ば、高輝度点灯時の輝度の割合を100%とした場合、
20%となる。
【0024】一方、ステップSA6において、図5
(e)に示す選択信号SWが、"L"レベルとなっている
ために、「NO」(階段灯1の消灯状態(予備灯不要)
が選択されている)と判断されるときは、ステップSA
8へ進む。ステップSA8では、CPUは、低輝度点灯
指令SLも高輝度点灯指令SHも出力せず、ステップSA
9へ進む。したがって、フォトカプラ30は、トライア
ック29のゲートにトリガ信号を供給しないので、トラ
イアック29は導通せず、階段灯1は消灯しており、そ
の輝度の割合Bは、図5(g)に示すように、高輝度点
灯時の輝度の割合を100%とした場合、0%となる。
【0025】また、ステップSA1において、「YE
S」(階段灯1が高輝度点灯中)と判断されたときも、
CPUは、ステップSA9へ進む。ステップSA9にお
いて、CPUは、人体検出回路17から出力される人体
検出信号M2(図5(c)参照)を取り込んだ後、ステ
ップSA10へ進む。ステップSA10において、CP
Uは、人体検出信号M2が、"L"レベルであるか否かを
判断し、この判断の結果が、「YES」のときは、ステ
ップSA11へ進み、「NO」のときは、ステップSA
14へ進む。
【0026】人体検出センサ21は、常時、図1に示す
検出範囲B内に進入した人の体から放射される赤外線を
検出し、検出信号m2を出力している。この検出信号m2
は、増幅回路22において所定の増幅度で増幅された
後、比較回路23において、基準値と比較されている。
そして、人が階段2を降りるために、階段降り口9に到
達すると、増幅回路22の出力信号が基準値以上となる
ので、比較回路23から"L"レベルの人体検出信号M2
(図5(c)参照)が出力され、制御回路20のマイク
ロコンピュータ27に供給される。したがって、ステッ
プSA10において、「YES」の判断結果が得られ、
CPUは、ステップSA11へ進む。
【0027】ステップSA11では、高輝度点灯フラグ
HBが[1]にセットされているか否か、すなわち、階
段灯1が高輝度点灯しているか否かを判断する。判断の
結果が、「NO」のときは、ステップSA12へ進む。
ステップSA12では、CPUは、ゼロクロス検出回路
31の出力信号に同期して高輝度点灯指令SHを駆動回
路28のフォトカプラ30に供給し、高輝度点灯フラグ
HBを[1]にセットすると共に、タイマ割込処理、又
は図示せぬタイマにより設定時間Tの計時を開始した
後、ステップSA1へ戻る。これにより、フォトカプラ
30は、トライアック29のゲートに所定周期のトリガ
信号を供給するので、トライアック29は、点弧位相α
H(例えば、電気角30゜=αH<αL)で導通し、階段
灯1の高輝度点灯を開始する。したがって、階段灯1の
輝度の割合Bは、図5(g)に示すように、100%と
なる。
【0028】この時、照明制御領域(階段空間)は、高
照度状態となるので、照度センサ24は、高照度に対応
した検出信号Qを出力する。したがって、比較回路25
は、この検出信号Qと基準値とを比較し、照明制御領域
が高照度状態であると判定して、"L"レベルの照度検出
信号Q0を出力するが、CPUは、設定時間Tが経過す
ることによりタイマ割込処理、又は図示せぬタイマによ
るカウント値が所定値以上になるまでは、照度検出信号
0を無視し、ゼロクロス検出回路31の出力信号に同
期して高輝度点灯指令SHを駆動回路28のフォトカプ
ラ30に供給し続ける。なお、設定時間Tは、予め任意
に定め得るが、この例においては、人が通常の速さで階
段2を降りきる、又は昇りきる時間にほぼ等しい長さに
定められている。
【0029】そして、設定時間Tが経過して、タイマ割
込処理、又は図示せぬタイマによるカウント値が所定値
以上になると、CPUは、高輝度点灯指令SHの駆動回
路28のフォトカプラ30への供給を停止すると共に、
高輝度点灯フラグHBを[0]にリセットする。これに
より、照明制御領域は、ほとんど照度がない状態となる
ので、照度センサ24は、その照度に対応した検出信号
Qを出力する。したがって、比較回路25は、この検出
信号Qと基準値とを比較し、照明制御領域が低照度状態
であると判定して、"H"レベルの照度検出信号Q0を出
力する。これにより、CPUは、上記したステップSA
1〜SA8の処理において、選択信号SWが"H"レベル
であるか、"L"レベルであるかに応じて、照明灯1を低
輝度点灯したり、又は消灯したりして、照明制御領域を
低照度状態、又はほとんど照度がない状態とする。
【0030】一方、ステップSA11における判断の結
果が、「YES」のとき、すなわち、現在、階段2を他
の人が降りたり、又は昇ったりしているために(後述す
るステップSA14及びステップSA15参照)、既に
階段灯1が高輝度点灯しており、高輝度点灯フラグHB
が、[1]にセットされている場合には、CPUは、ス
テップSA13へ進む。ステップSA13では、CPU
は、タイマ割込処理、又は図示せぬタイマによる計時を
リセットし、再び、設定時間Tの計時を開始した後、ス
テップSA1へ戻る。したがって、階段灯1は、さらに
設定時間Tだけ高輝度点灯状態を維持し続ける。
【0031】また、ステップSA10における判断の結
果が、「NO」のとき、すなわち、図1に示す検出範囲
B内に人が進入していないため、人体検出信号M2が、"
H"レベルであるときは、ステップSA14へ進む。ス
テップSA14において、CPUは、受信回路16から
出力される受信検出信号RA(図5(d)参照)を入力
した後、ステップSA15へ進み、受信検出信号R
Aが、変化しているか否かを判断する。この判断の結果
が、「YES」のときは、ステップSA11へ移り、
「NO」のときは、ステップSA1へ戻る。
【0032】人体検出ユニット8の人体検出センサ11
は、常時、図1に示す検出範囲A内に進入した人の体か
ら放射される赤外線を検出し、検出信号m1を出力して
いる。この検出信号m1は、増幅回路12において所定
の増幅度で増幅された後、比較回路13において、基準
値と比較されている。そして、検出範囲A内で人が検出
されない場合には、増幅回路12の出力信号が基準値以
下であり、比較回路13から"H"レベルの人体検出信号
1(図5(a)参照)が出力され、タイマ14に供給
されている。そして、人が階段2を昇るために、階段昇
り口6に到達すると、増幅回路12の出力信号が基準値
以上となるので、比較回路13から"L"レベルの人体検
出信号M1(図5(a)参照)が出力され、タイマ14
に供給される。タイマ14は、"L"レベルの人体検出信
号M1が供給されると、微小時間TAの間、送信回路15
を駆動する駆動信号Xを出力するので、送信回路15
は、駆動信号Xが供給されている間、無線信号R(図5
(b)参照)を制御ユニット10に送信する。制御ユニ
ット10の受信回路16は、人体検出ユニット8から送
信される無線信号Rを受信すると、微小時間TAの間、
変化する受信検出信号RAを出力し、制御回路20のマ
イクロコンピュータ27に供給する。
【0033】それ故、人が階段2を昇るために、階段昇
り口6に到達すると、ステップSA15における判断の
結果は、「YES」となり、CPUは、ステップSA1
1へ進む。なお、これ以降のステップSA11〜SA1
3の動作は、上記した動作と同様である。すなわち、高
輝度点灯フラグHBが、[0]にリセットされている
か、[1]にセットされているか、つまり、現在、階段
2に誰もいないか、又は既に他の人が昇り降りしている
かに応じて、階段灯1の高輝度点灯を開始したり、又は
高輝度点灯の点灯時間を延長する。一方、ステップSA
15の判断結果が「NO」のとき、すなわち、図1に示
す検出範囲A内に人が進入していないため、受信検出信
号RAが微小時間TAの間、変化していない場合には、C
PUは、ステップSA1へ戻る。
【0034】このように、上記構成の点消灯制御装置に
よれば、階段灯1を予備灯として使用することができる
が、夜間の就寝中や外出時等、予備灯が不要なときに
は、階段灯1を消灯させることができるので、無駄な光
熱費がかからず、経済的である。なお、階段灯1が消灯
していても、夜間、人体検出ユニット8や人体検出回路
17によって、人体が検出されると、階段灯1を高輝度
点灯させるので、利便性は失われない。
【0035】◇第2実施例 次に、この発明の第2実施例について説明する。図6
は、この発明の第2実施例である点消灯制御装置の配置
状態を示す斜視図、具体的には、同点消灯制御装置が配
置された住宅内の階段部分まわりを示す室内図であり、
図7は同点消灯制御装置の電気的構成を示すブロック図
である。
【0036】図6及び図7に示すように、この例の点消
灯制御装置32が、図1及び図2に示す点消灯制御装置
5と大きく異なるところは、制御ユニット10に設けら
れていた選択回路19に代えて、人体検出ユニット8a
に選択回路33を設けるようにした点、これに伴って、
階段降り口9近傍の壁26に取り付けられていた選択ス
イッチ19aに代えて、階段昇り口6近傍の壁7に選択
スイッチ33aを取り付けるようにした点、及びタイマ
14に代えて、CPU34を人体検出ユニット8aに設
けるようにした点である。それ故、図6及び図7におい
て、図1及び図2の各部に対応する部分には、同一符号
を付してその説明を省略する。
【0037】上記選択回路33は、選択スイッチ33a
を有し、この選択スイッチ33aの人による操作によっ
て、階段灯1の低輝度点灯状態(予備灯必要)が選択さ
れた場合には、"H"レベル、消灯状態(予備灯不要)が
選択された場合には、"L"レベルとなる選択信号SWを
出力する。
【0038】CPU34は、比較回路13から出力され
る人体検出信号M1と、選択回路33から出力される選
択信号SWとをそれぞれ入力し、"L"レベルの人体検出
信号M1が供給された場合、予め設定された微小時間TA
の間、検出範囲A内で人が検出されたか否かを表す人体
検出データと、低輝度点灯状態(予備灯必要)が選択さ
れているか、消灯状態(予備灯不要)が選択されている
かを表す選択データとを含んだ、送信回路15を駆動す
る一定長の論理駆動信号X0を出力する。これにより、
送信回路15は、論理駆動信号X0が供給されている
間、赤外線や電波等の無線信号R0を制御ユニット10
aに送信する。また、受信回路16は、人体検出ユニッ
ト8aから送信される無線信号R0を受信すると、受信
検出信号RBを出力する。
【0039】次に、図8及び図9を参照して、上記構成
の点消灯制御装置32の動作について説明する。ここ
で、図8は、マイクロコンピュータ27内のCPUの動
作手順を示すフローチャート、図9は、点消灯制御装置
32の各部から出力される各種信号のタイミング及び階
段灯1の輝度の状態を示すタイミングチャートである。
点消灯制御装置32に電源が投入されると、マイクロコ
ンピュータ27内のCPUは、まず、装置各部のイニシ
ャライズを行う。そして、図8のステップSB1へ進
む。
【0040】ステップSB1において、CPUは、受信
回路16から出力される受信検出信号RB(図9(e)
参照)を入力した後、ステップSB2へ移り、受信検出
信号RBが微小時間TAの間、変化しているか否かを判断
する。そして、この判断の結果、「YES」が得られた
ときは、ステップSB3へ進む。
【0041】人体検出ユニット8aの人体検出センサ1
1は、常時、図6に示す検出範囲A内に進入した人の体
から放射される赤外線を検出し、検出信号m1を出力し
ている。この検出信号m1は、増幅回路12において所
定の増幅度で増幅された後、比較回路13において、基
準値と比較されている。そして、検出範囲A内で人が検
出されない場合には、増幅回路12の出力信号が基準値
以下であり、比較回路13から"H"レベルの人体検出信
号M1(図9(a)参照)が出力され、CPU34に供
給されている。また、CPU34には、常時、選択回路
33から出力される選択信号SW(図9(b)参照)が
入力されている。
【0042】そして、人が階段2を昇るために、階段昇
り口6に到達すると、増幅回路12の出力信号が基準値
以上となるので、比較回路13から"L"レベルの人体検
出信号M1(図5(a)参照)が出力され、CPU34
に供給される。CPU34は、"L"レベルの人体検出信
号M1の供給を受けると、微小時間TAの間、検出範囲A
内で人が検出されたか否かを表す人体検出データと、低
輝度点灯状態(予備灯必要)が選択されているか、消灯
状態(予備灯不要)が選択されているかを表す選択デー
タとを含んだ、送信回路15を駆動する論理駆動信号X
0を出力するので、送信回路15は、論理駆動信号X0
供給されている間、無線信号R0(図9(c)参照)を
制御ユニット10aに送信する。これにより、制御ユニ
ット10aの受信回路16は、人体検出ユニット8aか
ら送信される無線信号R0を受信すると、微小時間TA
間、変化する受信検出信号RBを出力し、制御回路20
のマイクロコンピュータ27に供給するので、ステップ
SB2において、「YES」の判断結果が得られ、CP
Uは、ステップSB3へ進む。
【0043】ステップSB3において、CPUは、受信
検出信号RBを解読して、人体検出データを読み込んだ
後、ステップSB4へ進む。ステップSB4では、CP
Uは、受信検出信号RBを解読して、選択データを読み
込んだ後、ステップSB5へ進む。一方、ステップSB
1において、「NO」(受信検出信号RBが、微小時間
Aの間、変化していない)と判断されたときも、ステ
ップSB5へ進む。ステップSB5では、高輝度点灯フ
ラグHBが、[1]にセットされているか否かを判断す
る。この判断の結果が「NO」のときは、ステップSB
6へ進み、照度検出回路18から出力される照度検出信
号Q0(図9(f)参照)を入力した後、ステップSB
7へ進む。
【0044】ステップSB7では、CPUは、照度検出
信号Q0が、"H"レベルであるか否か、すなわち、現
在、照明制御領域が夜間等、自然光の到来がほとんどな
く、照明を必要とする低照度状態であるか否かを判断す
る。「YES」と判断されれば、ステップSB8へ進
み、「NO」と判断されれば、ステップSB10へ進
む。照度センサ24は、常時、照明制御領域(階段空
間)の照度に対応した検出信号Qを出力し、比較回路2
5は、この検出信号Qと基準値とを比較している。そし
て、現在、照明制御領域が昼間であって、照度センサ2
4から出力される検出信号Qが、基準値以上であるとき
は、比較回路25から"L"レベルの照度検出信号Q0
出力され、制御回路20のマイクロコンピュータ27に
供給される。それ故、ステップSB7において、「N
O」と判断され、CPUは、ステップSB10へ進む。
【0045】ステップSB10では、CPUは、低輝度
点灯指令SLも高輝度点灯指令SHも出力せず、ステップ
SB1へ戻る。したがって、フォトカプラ30は、トラ
イアック29のゲートにトリガ信号を供給しないので、
トライアック29は導通せず、階段灯1は消灯してお
り、その輝度の割合Bは、図9(g)に示すように、高
輝度点灯時の輝度の割合を100%とした場合、0%と
なる。
【0046】一方、夜となって、照度検出回路18の比
較回路25から送出される照度検出信号Q0が、"H"レ
ベルとなるときは、ステップSB7において、「YE
S」の判断結果が得られ、CPUは、ステップSB8へ
進む。ステップSB8では、CPUは、ステップSB4
において読み込んだ選択データが、低輝度点灯状態(予
備灯必要)の選択を示しているか否か、すなわち、人が
選択回路33の選択スイッチ33aを操作して、階段灯
1の低輝度点灯状態(予備灯必要)を選択したか否かを
判断する。「YES」と判断されれば、ステップSB9
へ進む。
【0047】ステップSB9において、CPUは、ゼロ
クロス検出回路31の出力信号に同期して、低輝度点灯
指令SLを駆動回路28のフォトカプラ30に供給した
後、ステップSB12へ進む。これにより、フォトカプ
ラ30は、トライアック29のゲートに所定周期のトリ
ガ信号を供給するので、トライアック29は、点弧位相
αL(例えば、電気角150゜)で導通し、階段灯1を
低輝度点灯する。したがって、階段灯1の輝度の割合B
は、図9(g)に示すように、例えば、高輝度点灯時の
輝度の割合を100%とした場合、20%となる。
【0048】一方、ステップSB8において、「NO」
と判断されたとき、すなわち、人が選択回路33の選択
スイッチ33aを操作して、階段灯1の消灯状態(予備
灯不要)を選択したことにより、ステップSB4におい
て読み込んだ選択データが、消灯状態(予備灯不要)の
選択を示している場合には、ステップSB11へ進む。
ステップSB11では、CPUは、低輝度点灯指令SL
も高輝度点灯指令SHも出力せず、ステップSB12へ
進む。したがって、フォトカプラ30は、トライアック
29のゲートにトリガ信号を供給しないので、トライア
ック29は導通せず、階段灯1は消灯しており、その輝
度の割合Bは、図9(g)に示すように、高輝度点灯時
の輝度の割合を100%とした場合、0%となる。ま
た、ステップSB5における判断の結果が、「YES」
のとき、すなわち、高輝度点灯フラグHBが[1]にセ
ットされているときも、CPUは、ステップSB12へ
進む。
【0049】ステップSB12において、CPUは、人
体検出回路17から出力される人体検出信号M2(図9
(d)参照)を取り込んだ後、ステップSB13へ進
み、人体検出信号M2が、"L"レベルであるか否かを判
断する。ここで、「YES」のときは、ステップSB1
4へ進み、「NO」のときは、ステップSB1の処理へ
戻る。
【0050】人体検出センサ21は、常時、図6に示す
検出範囲B内に進入した人の体から放射される赤外線を
検出し、検出信号m2を出力している。この検出信号m2
は、増幅回路22において、所定の増幅度で増幅された
後、比較回路23において、基準値と比較されている。
そして、図6に示す検出範囲B内に人が進入していない
ときは、増幅回路22の出力信号が、基準値以下となる
ので、比較回路23から"H"レベルの人体検出信号M2
(図9(d)参照)が出力され、制御回路20のマイク
ロコンピュータ27に供給される。それ故、ステップS
B13において、「NO」と判断され、CPUは、ステ
ップSB1の処理へ戻る。
【0051】一方、人が階段2を降りるために、階段降
り口9に到達すると、ステップSB13において、"L"
レベルの人体検出信号M2(同図(d)参照)が、CP
Uに取り込まれるので、「YES」と判断され、ステッ
プSB14へ進む。ステップSB14では、高輝度点灯
フラグHBが[1]にセットされているか否か、すなわ
ち、現在、階段2を他の人が降りたり、又は昇ったりし
ていて、既に階段灯1が高輝度点灯しているか否かを判
断する。この判断の結果が、「NO」のときには、ステ
ップSB15へ進む。ステップSB15では、CPU
は、ゼロクロス検出回路31の出力信号に同期して高輝
度点灯指令SHを駆動回路28のフォトカプラ30に供
給し、高輝度点灯フラグHBを[1]にセットすると共
に、タイマ割込処理、又は図示せぬタイマにより設定時
間Tの計時を開始した後、ステップSB1へ戻る。
【0052】これにより、フォトカプラ30は、トライ
アック29のゲートに所定周期のトリガ信号を供給する
ので、トライアック29は、点弧位相αH(例えば、電
気角30゜=αH<αL)で導通し、階段灯1の高輝度点
灯を開始する。したがって、階段灯1の輝度の割合B
は、図9(g)に示すように、100%となる。
【0053】この時、照明制御領域(階段空間)は、高
照度状態となるので、照度センサ24は、高照度に対応
した検出信号Qを出力する。したがって、比較回路25
は、この検出信号Qと基準値とを比較し、照明制御領域
が高照度状態であると判定して、"L"レベルの照度検出
信号Q0を出力するが、CPUは、上記した設定時間T
が経過することによりタイマ割込処理、又は図示せぬタ
イマによるカウント値が所定値以上になるまでは、照度
検出信号Q0を無視し、ゼロクロス検出回路31の出力
信号に同期して、高輝度点灯指令SHを駆動回路28の
フォトカプラ30に供給し続ける。
【0054】そして、設定時間Tが経過して、タイマ割
込処理、又は図示せぬタイマによるカウント値が所定値
以上になると、CPUは、高輝度点灯指令SHの駆動回
路28のフォトカプラ30への供給を停止すると共に、
高輝度点灯フラグHBを[0]にリセットする。これに
より、照明制御領域は、ほとんど照度がない状態となる
ので、照度センサ24は、その照度に対応した検出信号
Qを出力する。したがって、比較回路25は、この検出
信号Qと基準値とを比較し、照明制御領域が低照度状態
であると判定して、"H"レベルの照度検出信号Q0を出
力する。
【0055】これにより、CPUは、上記したステップ
SB5〜SB9の処理において、読み込んだ選択データ
が低輝度点灯状態(予備灯必要)の選択を示している
か、又は消灯状態(予備灯不要)の選択を示しているか
に応じて、照明灯1を低輝度点灯したり、又は消灯した
りして、照明制御領域を低照度状態、又はほとんど照度
がない状態とする。
【0056】一方、ステップSB14における判断の結
果が、「YES」のとき、すなわち、現在、階段2を他
の人が降りたり、又は昇ったりしていて、既に階段灯1
が高輝度点灯しており、高輝度点灯フラグHBが[1]
にセットされている場合には、CPUは、ステップSB
16へ進む。ステップSB16では、CPUは、タイマ
割込処理、又は図示せぬタイマによる計時をリセット
し、再び、設定時間Tの計時を開始した後、ステップS
B1の処理へ戻る。したがって、階段灯1は、さらに設
定時間Tだけ高輝度点灯状態を維持し続ける。上記構成
の点消灯制御装置によれば、上述の第1実施例で述べた
とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0057】以上、この発明の実施例を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られる
ものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述
の実施例においては、この発明による点消灯制御装置
5,32を住宅内の階段部分に設置するようにした場合
について述べたが、これに限らず、廊下や通路等に設置
するようにしても、上述したと同様の効果を得ることが
できる。
【0058】また、上述の実施例においては、照明制御
領域を区画する入出部を、階段昇り口6と、階段降り口
9との2箇所に設けるようにした場合について述べた
が、これに限定されない。さらに、上述の実施例におい
ては、人体検出ユニット8,8aから制御ユニット1
0,10aへ無線信号R、R0を用いてデータを伝送す
る場合について延べたが、有線でデータを伝送するよう
にしても良い。
【0059】加えて、上述の実施例においては、人体検
出センサ11、21をそれぞれ階段昇り口6近傍及び階
段降り口9近傍に設け、これらの人体検出センサ11、
21によって人体が検出された後、所定時間階段灯1を
高輝度点灯する場合について述べたが、これに限らず、
例えば、照明制御領域をその検出範囲とする人体検出セ
ンサを天井3等に設け、この人体検出センサによって人
体が検出されている間は、階段灯1を高輝度点灯させる
ようにしても良い。このようにすれば、会議室や応接室
等にも適用し得る。
【0060】また、上述の実施例においては、手動の選
択スイッチ19a,33aを用いるようにした場合につ
いて述べたが、予め設定された設定時間経過後、それま
で選択されていた低輝度点灯状態/消灯状態を消灯状態
/低輝度点灯状態に切り換えることができるタイマを用
いるようにすれば、一段と操作が快適となる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の点消灯
制御装置によれば、照明灯を予備灯として使用すること
ができるが、夜間の就寝中や外出時等、予備灯が不要な
ときには、照明灯を消灯させることができるので、無駄
な光熱費がかからず、経済的である。なお、照明灯が消
灯していても、夜間、人体検出手段によって、人体が検
出されると、照明灯を高輝度点灯させるので、利便性は
失われない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である点消灯制御装置の
配置状態を示す図、具体的には、同点消灯制御装置が配
置された住宅内の階段まわりを示す室内図である。
【図2】同点消灯制御装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図3】同点消灯制御装置を構成する制御回路の電気的
構成を示す回路図である。
【図4】同制御回路を構成するマイクロコンピュータ内
のCPUの動作手順を示すフローチャートである。
【図5】同点消灯制御装置の各部から出力される各種信
号のタイミング及び階段灯の輝度の状態を表すタイミン
グチャートである。
【図6】この発明の第2実施例である点消灯制御装置の
配置状態を示す図、具体的には、同点消灯制御装置が配
置された住宅内の階段まわりを示す室内図である。
【図7】同点消灯制御装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図8】同第2実施例のの動作手順を示すフローチャー
トである。
【図9】同点消灯制御装置の各部から出力される各種信
号のタイミング及び階段灯の輝度の状態を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1 階段灯(照明灯) 5,32 点消灯制御装置(照明灯の自動点消灯装
置) 6 階段昇り口(入出部) 8,8a 人体検出ユニット(人体検出手段) 9 階段降り口(入出部) 15 送信回路(送信手段) 16 受信回路(受信手段) 17 人体検出回路(人体検出手段) 18 照度検出回路(照度検出手段) 19,33 選択回路(選択手段) 20 制御回路(制御手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明灯による照度が制御される照明制御
    領域に出入りするための単数又は複数の入出部に設けら
    れ、対応する入出部に進入する人体を検出する単数又は
    複数の人体検出手段と、 前記照明制御領域の照度を検出する照度検出手段と、 前記照明灯の低輝度点灯状態、又は消灯状態を選択する
    選択手段と、 前記照度検出手段によって検出された照度が所定照度以
    上である場合には、前記照明灯を消灯状態とし、前記照
    度が前記所定照度に満たない場合には、前記選択手段の
    出力に基づいて前記照明灯を低輝度点灯状態、又は消灯
    状態とし、前記照度が前記所定照度に満たない場合であ
    って、前記単数又は複数の人体検出手段によって対応す
    る入出部に進入した人体が検出された場合には、前記照
    明灯を所定時間高輝度点灯状態とする制御手段とを備え
    てなることを特徴とする照明灯の自動点消灯制御装置。
  2. 【請求項2】 前記単数又は複数の人体検出手段のう
    ち、少なくとも1つの人体検出手段には、その出力を前
    記制御手段に無線で伝送するための送信手段が付加さ
    れ、 前記制御手段には、前記送信手段の出力を無線で受信で
    きる受信手段が付加されていることを特徴とする請求項
    1記載の照明灯の自動点消灯制御装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、予め設定された設定時
    間経過後、それまで選択されていた低輝度点灯状態/消
    灯状態を消灯状態/低輝度点灯状態に切り換えるタイマ
    を備えてなることを特徴とする請求項1又は2記載の照
    明灯の自動点消灯制御装置。
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CN106931363A (zh) * 2017-05-06 2017-07-07 广州尚牛设计有限公司 一种影剧院观众智能引导方法及装置

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