JPH06231723A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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Publication number
JPH06231723A
JPH06231723A JP5036087A JP3608793A JPH06231723A JP H06231723 A JPH06231723 A JP H06231723A JP 5036087 A JP5036087 A JP 5036087A JP 3608793 A JP3608793 A JP 3608793A JP H06231723 A JPH06231723 A JP H06231723A
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JP
Japan
Prior art keywords
electrode
main body
ion implanter
maintenance
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP5036087A
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English (en)
Inventor
Yozo Ishii
洋三 石井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH06231723A publication Critical patent/JPH06231723A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電極の脱着が容易で、メンテナンスの場合
や、電極の交換の場合などもそれを容易かつ短時間で行
うことを可能とするイオン注入装置を提供する。 【構成】 装置本体と、装置本体に取り付けられる電
極とを備え、電極を少なくとも2分割した電極1A及び
1Bのように形成することにより、電極の主要部1Aの
みを装置本体から脱着可能に構成した半導体装置製造プ
ロセス用中電流イオン注入装置等のイオン注入装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イオン注入装置に関
し、特に、電極の構造を改良したイオン注入装置を提供
するものである。本発明のイオン注入装置は、例えば、
半導体装置製造の際のイオン注入のために利用すること
ができる。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】イオン注入装置は、その
電極部分を取り外す必要がある場合がある。特に、2か
月に1度程度の装置のメンテナンス時に、電極をクリー
ニングするときにはその取り外しが必要である。場合に
より、電極を交換する必要が起こることがあるが、当然
そのときも電極の取り外しを要する。
【0003】ところが従来のイオン注入装置は、その電
極部分の取り外しが、必ずしも容易でない。例えば、あ
る型式の中電流イオン注入装置は、チャンバーを取り外
してからでないと、その引き出し電極を交換したり、あ
るいはクリーニングができないものであった。このた
め、電極の消耗によるビーム電流低下が起きたり、汚れ
による放電等が生じた場合、約4〜6時間かけてメンテ
ナンスを行っているのが現状である。
【0004】このように従来のイオン注入装置は、その
電極部分の脱着に時間がかかり、このことから、装置の
いわゆるダウンタイムが悪化し、生産性に影響を与える
ようになっている。
【0005】従来のこの問題について、図面を参照して
説明すると、次のとおりである。図4は、従来の中電流
イオン注入装置の一般的な構成を示す図である。図5
は、そのソースチャンバー部分の断面概要図である。図
6は従来の電極の取り付け構造を示す図で、図5のA方
向から電極の取り付け部を見た図である。図7は、従来
の電極の構造を示す平面図である。
【0006】図4中、符号2は装置本体を示し、3はソ
ースチャンバーを示し、両者のほぼ間の図示Cの部分に
引き出し電極1(グランドエレクトロード)が配設され
る(図5参照)。なお図4中、符号5は高電圧ターミナ
ル、62は後段加速部、7はターミナルエンクロージャ
ー、81はアナライザーマグネット、82は搬送系を示
す。図4中の矢印A,Bは、図5のA側、B側に対応す
る。
【0007】引き出し電極1(グランドエレクトロー
ド)は、図5に示すように、装置本体2とソースチャン
バー3との取り付け部付近において、ソースチャンバー
3内に配設されている。図5中、符号11はHVエレク
トロード、61は前段加速部を示す。また図6中、符号
41,42は電極1の取り付け用ネジであり、11はH
Vエレクトロード、12はイオンが通る開口を示す。
【0008】従来技術においての電極を取り外し方法を
図5及び図6を参照して、説明する。従来、まずソース
チャンバー3を装置本体2から取り外し、次に図5のB
側からネジa41を2本(図6参照)取り外し、これに
より電極1を装置本体2から取り外していた。
【0009】上記従来の方法であると、ソースチャンバ
ー3の装置本体2からの取り外しに非常に時間がかか
り、再取り付け終了までに4〜6時間程度かかるのが普
通であった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、上記従来技術の問題点を解決
して、電極の脱着が容易で、メンテナンスの場合や、電
極の交換の場合などもそれを容易かつ短時間で行うこと
を可能とするイオン注入装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【問題点を解決するための手段】本出願の請求項1の発
明は、装置本体と、装置本体に取り付けられる電極とを
備えるイオン注入装置において、電極を少なくとも2分
割して形成することにより、電極の主要部のみを装置本
体から脱着可能に構成したことを特徴とするイオン注入
装置であって、これにより上記目的を達成するものであ
る。
【0012】本出願の請求項2の発明は、電極が、引出
し電極であることを特徴とする請求項1に記載のイオン
注入装置であって、これにより上記目的を達成するもの
である。
【0013】本出願の請求項3の発明は、イオン注入装
置が、中電流イオン注入装置であることを特徴とする請
求項1または2にに記載のイオン注入装置であって、こ
れにより上記目的を達成するものである。
【0014】本明細書において、「電極の主要部」と
は、装置のメンテナンスの場合や、電極の交換の場合な
どに、その部分に対して手当てを行うことにより概ね所
期の目的を達成できる部分を称する。
【作用】本発明によれば、電極の主要部のみを装置本体
から脱着可能に構成したので、ソースチャンバーを装置
本体から取り外す操作を省略でき、よって装置のメンテ
ナンス時や、電極の交換時などの場合もそれが容易であ
り、大幅な時間短縮が可能となる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
て説明する。なお当然のことではあるが、本発明は実施
例により限定を受けるものではない。
【0016】実施例1 この実施例は、本発明を、半導体装置製造プロセスに用
いる中電流イオン注入装置に適用した。図1ないし図3
を参照する。
【0017】本実施例は、装置本体と、装置本体に取り
付けられる電極とを備えるイオン注入装置において、図
1に示すように、その電極を少なくとも2分割して形成
する(図示例は2部分1A,1Bに分けた例である)こ
とにより、電極の主要部(符号1Aで示す電極A)のみ
を装置本体から脱着可能に構成したものである。
【0018】本実施例において、電極は、イオン注入装
置の引出し電極であり、特に、グランドエレクトロード
である。本実施例の全体的な構成は、図4に示したもの
と同様であり、また、電極1の構成以外は、図5と同様
な構成及び配置になっている。
【0019】本実施例においては、電極(グランドエレ
クトロード電極)を図1に示すように分割式にして電極
A(1A)と電極B(1B)とに分けたので、両者を連
結するネジc43を2本外すだけで、電極の主要部であ
る電極A(1A)を取り外せる。よって、メンテナンス
も、電極交換も、容易に短時間で行える。電極B(1
B)は、装置本体2に固定しておく。本実施例における
ネジc43は、従来の電極を示す図6で言えば、その符
号D1,D2で示される位置に取り付けられるものであ
る。
【0020】分割して構成するに当たって、電極B(1
B)の図1に符号92で示す冷却液が流れる部分は、で
きるだけ確保するのが望ましい。図1中、符号91で示
すのは、Oリングである。
【0021】また電極A(1A)と電極B(1B)との
接触面積をできるだけ大きく取り、熱伝導を良くするの
が好ましい。図2及び図3に詳細に示すのは、これらの
要請を満たす構造に設計したものである。
【0022】本実施例の分割式電極の取り外しは、次の
ように容易に行うことができる。 図5のA側よりネジbを4本外し、HVエレクトロー
ド11を取り外す(図6も参照)。 図5のA側より、図1に示したネジc43を2本外
し、グランドエレクトロードを取り出す。
【0023】本実施例によれば、上記のようにして電極
の取り外しが容易であり、取り付けも同様に容易であっ
て、電極の取り外し・取り付けが、従来型の4〜6時間
に対し、約30分で行える。よってメンテナンスの時間
を短縮でき、交換だけであれば、約30分で電極交換が
達成できる。
【0024】
【発明の効果】本発明のイオン注入装置は、その電極の
脱着が容易であって、メンテナンスの場合や、電極の交
換の場合などもそれを容易かつ短時間で行うことができ
ると言う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のイオン注入装置の分割式電極を示す
構成図である。
【図2】電極A(1A)の詳細を示す平面図である。
【図3】(a)は電極B(1B)の詳細を示す平面図、
(b)は(a)のB方向矢視図である。
【図4】イオン注入装置の一般的な全体構成を示す構成
図である。
【図5】同じくソースチャンバー概要を示す構成図であ
る。
【図6】従来の電極取り付け構造を示す図である。
【図7】従来の電極を示す平面図である。
【符号の説明】
1A 分割して形成された電極(電極A) 1B 分割して形成された電極(電極B)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体と、装置本体に取り付けられる電
    極とを備えるイオン注入装置において、 電極を少なくとも2分割して形成することにより、電極
    の主要部のみを装置本体から脱着可能に構成したことを
    特徴とするイオン注入装置。
  2. 【請求項2】電極が、引出し電極であることを特徴とす
    る請求項1に記載のイオン注入装置。
  3. 【請求項3】イオン注入装置が、中電流イオン注入装置
    であることを特徴とする請求項1または2にに記載のイ
    オン注入装置。
JP5036087A 1993-01-31 1993-01-31 イオン注入装置 Pending JPH06231723A (ja)

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JP5036087A JPH06231723A (ja) 1993-01-31 1993-01-31 イオン注入装置

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JP5036087A JPH06231723A (ja) 1993-01-31 1993-01-31 イオン注入装置

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JPH06231723A true JPH06231723A (ja) 1994-08-19

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JP5036087A Pending JPH06231723A (ja) 1993-01-31 1993-01-31 イオン注入装置

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JP (1) JPH06231723A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10508425A (ja) * 1995-07-21 1998-08-18 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド イオンビーム装置
JP2019502239A (ja) * 2016-01-19 2019-01-24 アクセリス テクノロジーズ, インコーポレイテッド マルチピース電極開口

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10508425A (ja) * 1995-07-21 1998-08-18 アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド イオンビーム装置
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