JPH06231385A - 信号入力装置 - Google Patents

信号入力装置

Info

Publication number
JPH06231385A
JPH06231385A JP4204093A JP4204093A JPH06231385A JP H06231385 A JPH06231385 A JP H06231385A JP 4204093 A JP4204093 A JP 4204093A JP 4204093 A JP4204093 A JP 4204093A JP H06231385 A JPH06231385 A JP H06231385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
input
charging
high voltage
resistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4204093A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Naito
内藤浩志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Graphtec Corp filed Critical Graphtec Corp
Priority to JP4204093A priority Critical patent/JPH06231385A/ja
Publication of JPH06231385A publication Critical patent/JPH06231385A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フライングキャパシタを使用した信号入力装
置において、フライングキャパシタに対する充電時間を
短縮させ高速入力動作を達成する。 【構成】 フライングキャパシタに対する電流バイパス
用コンデンサを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は信号入力装置に関する
もので、特にフライングキャパシタを用いて入力部と増
幅部とを電気的に絶縁するようにした信号入力装置に関
する。さらに、詳しく言えば、入力信号に対して高速に
フライングキャパシタを充電できる信号入力装置を提供
するものである。
【0002】
【従来の技術】フライングキャパシタを用いた従来の一
般的な信号入力装置を図5に示す。図5の信号入力装置
は、特に高電圧信号入力装置に好適に使用される。図に
おいて、Riは入力源抵抗、R1は充電用抵抗、R2は
分圧抵抗、Cfはフライングキャパシタ、SW1〜SW
6はそれぞれスイッチである。なお、ここで、各抵抗の
符号は、当該抵抗の抵抗値をも表しているものとする。
第1の動作すなわちスイッチSW1〜SW4をオン、S
W5、SW6をオフとした場合には、フライングキャパ
シタCfには、この回路に入力される高電圧信号を抵抗
R1、R2により所定分圧した電圧信号が充電される。
第2の動作すなわちスイッチSW1〜SW4をオフ、S
W5、SW6をオンとすれば、フライングキャパシタC
fに蓄えられた電圧信号が次段の増幅部に入力される。
次に、SW5、SW6をオフ、SW3、SW4をオンす
ることでフライングキャパシタCfの電荷を分圧抵抗R
2で放電し、初期状態に戻す。このように、図5に示し
た信号入力装置は、フライングキャパシタCfを使用す
ることで、入力部と増幅部との電気的絶縁を達成してい
る。これは、フローティング電源等を使用する必要がな
いとともに電源ノイズ等を防止するために極めて有効で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の信
号入力装置では、フライングキャパシタCfに対する充
電時間が長くなってしまうという問題点があった。すな
わち、図5の回路におけるフライングキャパシタCfへ
の充電は、次の数1式で与えられる。
【数1】 ここで、R1>>Ri、R1>>R2とすれば、数1式
は次の数2式のように書き換えることができる。
【数2】 従って、この回路の充電時定数は分圧抵抗R2とフライ
ングキャパシタCfとによって決定される。この種の回
路では、一般に、実際に必要な充電時間は充電時定数の
10倍程度である。例えば、この回路において、分圧比
を100:1として充電用抵抗R1の抵抗値を990K
オーム、分圧抵抗R2の抵抗値を10Kオーム、フライ
ングキャパシタCfの容量値を1μFとすると、充電時
定数は10msとなり、実際の充電時間は100ms程
度必要となる。このため、多数の電圧信号の入力を行う
場合などそれぞれの信号処理として入力切替時間、AD
変換時間等が必要となり、高速スキャンニングが不可能
になってしまう欠点があった。また、入力信号が高電圧
入力信号である場合には、必要な各種部品を高電圧用の
ものとする必要があり部品選定に制約を受けるという欠
点があった。なお、分圧抵抗R2の抵抗値を小さくすれ
ば高速スキャンニングを行うことが可能ではあるが、こ
こで分圧比をそのままとした場合には、入力源抵抗Ri
の影響を受けたり入力インピーダンスを大きくとれない
等の欠点がある。従って、この発明は、高電圧入力信号
であっても高速充電が可能なフライングキャパシタを用
いた信号入力装置を提供することを目的としたものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、入力信号を充電用抵抗R1と分圧抵抗R2との
抵抗分割により分圧し、該分圧に関わる電圧信号を上記
分圧抵抗と並列に接続されるフライングキャパシタCf
に充電し、該充電された信号を放電させることにより上
記入力信号を所定の分圧信号に変換して入力するように
なした信号入力装置において、上記充電用抵抗R1に並
列に接続される電流バイパス用コンデンサC1を設け、
かつ上記分圧抵抗R2、充電用抵抗R1、フライングキ
ャパシタCf及び電流バイパス用コンデンサC1の関係
が、 R1・C1=R2・Cf となるよう構成した。
【0005】
【作用】電流バイパス用コンデンサを設けることで、フ
ライングキャパシタに関する充電時定数を小さくするこ
とができ、従って充電時間を短縮することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面の1実施例に基づき本発明を説明
する。図1〜図4は本発明に関わる信号入力装置であ
り、高電圧及び低電圧双方の入力に好適なものである。
図1は全体の回路構成図、図2は、図1の回路中、低電
圧入力信号の際に形成される信号入力装置の等価回路
図、図3は、図1の回路中、高電圧入力信号の際に形成
される信号入力装置の等価回路図、図4は図1の信号入
力装置を多数の入力信号に使用したいわゆる多点信号入
力装置である。図1〜図4中、図5と同一または相当部
分には同一の符号を付している。rは1/1の分圧電圧
時の充電抵抗、C1は電流バイパス用コンデンサ、SW
7は低電圧及び高電圧入力切替スイッチである。なお、
ここにおいて、SW3、SW4の前段までの回路を信号
入力回路、SW3、SW4以降の回路をフライングキャ
パシタ回路と呼ぶことにする。
【0007】図1を参照する。図1の入力切替スイッチ
SW7は、図示しない装置の制御回路により入力信号が
低電圧信号である場合には端子Aに、入力信号が高電圧
信号である場合には端子Bにそれぞれ切り換えられる。
そして、まずSW3、SW4がオン、SW5、SW6が
オフのフライングキャパシタCfに対する充電動作が行
われる。次いで、この充電が完了した時点で、SW3、
SW4がオフ、SW5、SW6がオンに切り換えられ、
増幅器への信号の送信が行われる。これらの各スイッチ
動作もまた、図示しない制御回路により行われる。
【0008】今、図1に示すように、入力切替スイッチ
SW7が端子Aに接続し低電圧信号の入力を行う場合を
考える。この場合のフライングキャパシタCfに対する
充電動作は、図2に示した回路図と等価なものとなる。
この充電状態は、次の数3式の通りである。
【数3】 充電時定数は、Riとr及びCfで決まる。
【0009】次に、入力信号が高電圧信号である場合に
は、図1に示す入力切替スイッチSW7が端子Bに接続
する。この時には、図3に示す回路図と等価な回路が構
成される。ここで、R1・C1=R2・Cfが成立する
とすれば、次の数4式により表すことができる。
【数4】
【0010】ここで、従来の装置に関わる数2式、本願
低電圧入力に関わる数3式及び本願高電圧に関わる数4
式について比較する。それぞれの充電時定数をこの順で
τ2、τ3及びτ4とすると、各時定数は次の通りであ
る。 τ2=R2・Cf τ3=(Ri+r)・CF τ4=Ri・C1=Ri・Cf/R1・R2 ここで、これらの時定数の比をとると、 τ2:τ3:τ4 =R2・Cf:(Ri+r)・CF:Ri・Cf/R1
・R2 =R2:Ri+r:Ri・R2/R1 ここで、一般的にr=R1、Ri<<R1であるので、 =R2:R1:Ri・R2/R1 R1:R2=99:1、R2:Ri=10:1程度であ
るので、 =1K:100K:1 となる。すなわち、一般的な抵抗を選択することで、数
4式のものは数3式のものの100K倍、数2式のもの
の1000倍早く所定の充電を可能にすると言うことが
できる。
【0011】図4は、図1に示した信号入力装置を複数
設け、それぞれ異なる入力信号に対応させたものであ
る。それぞれの信号入力回路11〜n1には、それぞれ
高電圧あるいは低電圧のいずれかの入力信号が与えられ
る。図示しない制御回路の制御信号に応じてそれぞれの
入力切替スイッチSW7が切り換えられる。次いで、フ
ライングキャパシタ回路12〜n2のスイッチSW3、
SW4がオンされ充電が行われる。この充電が完了した
時点でSW3、SW4をオフにするとともにSW5、S
W6をオンにして増幅器への入力が行われる。これらの
各スイッチ群は、制御回路からの制御信号により各入力
信号が競合することがないようにそれぞれタイミングを
ずらせて次々と切り換えられて多数の入力信号が順次装
置に取り込まれる。
【0012】
【発明の効果】以上、本発明によれば、フライングキャ
パシタ回路を用いた信号入力装置であって、高電圧入力
信号を扱う場合であっても、高速に充電することが可能
となる利点がある。従って、高電圧用コンデンサ等の従
来必須であった高電圧入力信号に対する処置も極めて簡
単になり、安価に実施する事ができるとともに、このよ
うな信号入力装置を複数設けた場合でも、高速のスキャ
ンニング動作が可能となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の1実施例に関わる信号入力装
置を示す説明図である。
【図2】図2は、図1の信号入力装置における低電圧信
号入力状態を示す説明図である。
【図3】図3は、図1の信号入力装置における高電圧信
号入力状態を示す説明図である。
【図4】図4は、図1の信号入力装置を複数設けた多点
信号入力装置である。
【図5】図5は、従来の信号入力装置の1例を示す説明
図である。
【符号の説明】
SW1〜SW7:スイッチ R1〜R2、r:抵抗 Cf:フライングキャパシタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号を充電用抵抗R1と分圧抵抗R2
    との抵抗分割により分圧し、該分圧に関わる電圧信号を
    上記分圧抵抗と並列に接続されるフライングキャパシタ
    Cfに充電し、該充電された信号を放電させることによ
    り上記入力信号を所定の分圧信号に変換して入力するよ
    うになした信号入力装置において、 上記充電用抵抗R1に並列に接続される電流バイパス用
    コンデンサC1を設け、かつ上記分圧抵抗R2、充電用
    抵抗R1、フライングキャパシタCf及び電流バイパス
    用コンデンサC1の関係が、 R1・C1=R2・Cf となるよう構成したことを特徴とする信号入力装置。
JP4204093A 1993-02-05 1993-02-05 信号入力装置 Pending JPH06231385A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4204093A JPH06231385A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 信号入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4204093A JPH06231385A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 信号入力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06231385A true JPH06231385A (ja) 1994-08-19

Family

ID=12625030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4204093A Pending JPH06231385A (ja) 1993-02-05 1993-02-05 信号入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06231385A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001114A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 株式会社デンソー 電圧検出装置
JP2021141664A (ja) * 2020-03-03 2021-09-16 株式会社デンソー 電池監視装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016001114A (ja) * 2014-06-11 2016-01-07 株式会社デンソー 電圧検出装置
JP2021141664A (ja) * 2020-03-03 2021-09-16 株式会社デンソー 電池監視装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4611135A (en) Analog switch circuit and signal attenuator employing an analog switch circuit
GB1595394A (en) Power supply control arrangements
KR930015372A (ko) 디지탈-아날로그 신호 변환장치
JPH056688A (ja) サンプル・アンド・ホールド回路
JPH11308082A (ja) チョッパ型コンパレータ
JPH06231385A (ja) 信号入力装置
US4460953A (en) Signal voltage dividing circuit
JP4083504B2 (ja) 電圧モニタ装置
JPS6382124A (ja) アナログスイツチ回路
JP2698225B2 (ja) サンプルホールド回路
JP2001111424A (ja) A/d変換方法
JP3098327B2 (ja) 1チップマイクロコンピュータ
EP0681372B1 (en) Digital-to-analog conversion circuit and analog-to-digital conversion device using the circuit
JPH07147541A (ja) 半導体集積回路
SU1437798A1 (ru) Магазин сопротивлени
JPS592415A (ja) 増幅器
TWI797928B (zh) 取樣維持電路以及類比數位轉換電路
JPS55165026A (en) Digital-analog converter
JP2000101392A (ja) 多入力バッファアンプおよびこれを用いた回路
JPH02288724A (ja) 遅延回路
JPH0895652A (ja) 電源回路
JPH06224715A (ja) 多点信号選択装置
JPS63246927A (ja) 基準電圧発生回路
JPH05259916A (ja) 電流加算型d/a変換器
JPH0730427A (ja) D/a変換回路