JPH0623072U - 選挙ポスター掲示パネル - Google Patents
選挙ポスター掲示パネルInfo
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- JPH0623072U JPH0623072U JP5183092U JP5183092U JPH0623072U JP H0623072 U JPH0623072 U JP H0623072U JP 5183092 U JP5183092 U JP 5183092U JP 5183092 U JP5183092 U JP 5183092U JP H0623072 U JPH0623072 U JP H0623072U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 表示性、堅牢性、耐久性、ポスター貼着性及
び掲示板を敷設・解体する際の作業性に優れるととも
に、リサイクルを可能とし資源の有効活用を図る選挙ポ
スター掲示パネルを提供する。 【構成】 アルミニウムハニカム材からなる芯材21の
表面に剛性を有する鋼板等からなる表板22を被着形成
し、芯材21の裏面にも鋼板等からなる裏板23を被着
形成するとともに、この周側面にアルミニウムからなる
枠体24を装着して構成される矩形のパネル体2の表面
に、塩化ビニル等の合成樹脂材からなるフィルム31の
裏面に剥離可能な粘着剤32を被着形成するとともに、
フィルム31の表面に選挙ポスターの貼着個所を示す枠
や各種注意書き等の表示体33が予め印刷されているフ
ィルム体3を剥離可能に被着形成する。
び掲示板を敷設・解体する際の作業性に優れるととも
に、リサイクルを可能とし資源の有効活用を図る選挙ポ
スター掲示パネルを提供する。 【構成】 アルミニウムハニカム材からなる芯材21の
表面に剛性を有する鋼板等からなる表板22を被着形成
し、芯材21の裏面にも鋼板等からなる裏板23を被着
形成するとともに、この周側面にアルミニウムからなる
枠体24を装着して構成される矩形のパネル体2の表面
に、塩化ビニル等の合成樹脂材からなるフィルム31の
裏面に剥離可能な粘着剤32を被着形成するとともに、
フィルム31の表面に選挙ポスターの貼着個所を示す枠
や各種注意書き等の表示体33が予め印刷されているフ
ィルム体3を剥離可能に被着形成する。
Description
【0001】
本考案は、選挙ポスターを掲示するための掲示パネルに係り、この種選挙ポス ター掲示パネルに要求される表示性、堅牢性、耐久性に優れ、特にポスター貼着 性及び掲示板を敷設・解体する際の作業性に優れるとともに、リサイクルを可能 とし資源の有効活用を図る選挙ポスター掲示パネルに関する。
【0002】
従来、選挙ポスターの掲示パネルとしては、ポスター貼着枠や各種注意事項等 を印刷したベニヤ板を角材等で補強して立設する掲示パネルが用いられている。
【0003】 そして各種選挙の度に、選挙区域内に多数の掲示パネルが立設されて選挙ポス ターを掲示している。
【0004】
しかし、この従来の掲示パネルにあっては、ベニヤ板と角材とからなることか ら見た目も悪く、その上割れたり端部から剥がれることもあり、1ヵ月程度の選 挙期間を耐えるに足る堅牢性及び耐久性にも問題があった。また、選挙後に掲示 板を解体・回収した場合にあっても、ベニヤ板等は既に掲示板用に幅径が切断さ れている上、貼着枠等の各種表示が印刷され且つポスターも貼着しており、これ 等を消去、剥離するには多大な手間を要することから、ベニヤ板等を一般の建材 として再利用できないことは勿論のこと、これを保管して再度選挙ポスター掲示 パネルとして使用することも不可能であることから、廃棄処理されることを余儀 なくされていた。更に、ポスター貼着面となるベニヤ板表面は平滑でないことか ら、選挙ポスターを整然と貼着することは困難であり、ひいては表示機能を損な う原因ともなっていた。そして、ポスター掲示板を現場において敷設・解体する に際しては、ベニヤ板と角材との係合・分離が手作業で行われるものであり、多 大な手間と労苦を要していた。これに加え、従来の掲示パネルに用いられるベニ ヤ板は、近年過剰な伐採により木材資源の大幅な減少が問題となっている南洋材 が使用されてなることから、選挙の度に多くの木材を消費することとなり省資源 、リサイクルの観点からも決して好ましいものではなかった。
【0005】 そこで、本考案にあっては、表示性、堅牢性、耐久性、ポスター貼着性及び掲 示板を敷設・解体する際の作業性に優れるとともに、リサイクルを可能とし資源 の有効活用を図る選挙ポスター掲示パネルを提供することを目的とする。
【0006】
上述した目的を達成すべく、本考案の選挙ポスター掲示パネルは、反復使用可 能な耐久性を有するパネル体に、裏面に粘着剤等の貼着手段を有し表面に選挙ポ スターの所要貼着個所を示す枠等の表示体を表わしたフィルム体を剥離可能に被 着形成したことを特徴とするものである。
【0007】 また、パネル体を矩形の金属板周側面に金属製枠体を装着した建築工事現場等 にて使用される養生パネル又は防音パネルとしてもよいものである。
【0008】 更に、パネル体の金属板を、アルミニウムハニカム材の両面に鋼板等の板体を 被着形成して構成してもよい。
【0009】
反復使用可能な耐久性を有するパネル体に、裏面に粘着剤等の貼着手段を有し 表面に選挙ポスターの所要貼着個所を示す枠等の表示体を表わしたフィルム体を 剥離可能に被着形成したことで、従来のベニヤ板等からなる選挙ポスター掲示パ ネルと比較して表示性、堅牢性、耐久性に優れ、また選挙ポスターの貼着面が平 滑となってポスター貼着性に優れるとともに、選挙後には選挙ポスターが貼着さ れたフィルム体をパネル体から容易に剥離することができることから、使用した フィルム体を剥離して新規なフィルム体を貼着することにより、何度でも選挙ポ スター掲示パネルとして反復使用することができる。
【0010】 また、パネル体を矩形の金属板周側面に金属製枠体を装着した建築工事現場等 にて使用される養生パネル又は防音パネルとした場合には、選挙ポスター掲示パ ネルとして金属製のパネル体を新規に製造することなく、既存の多数存在する養 生パネル又は防音パネルをそのまま利用することができる。これにより、掲示板 敷設に際して、建築工事現場にて用いられるパイプやパネル掛止具等を利用する ことができる。
【0011】 更に、パネル体の金属板を、アルミニウムハニカム材の両面に鋼板等の板体を 被着形成して構成した場合には、パネル体の軽量化が図られるとともに、パネル 体の剛性が増すものである。
【0012】
図1は、本考案の選挙ポスター掲示パネルの斜視図であり、図2は本考案の選 挙ポスター掲示パネルの断面図、図3は本考案の選挙ポスター掲示パネルを敷設 した状態を示す部分断面図である。
【0013】 図中1は本考案の選挙ポスター掲示パネルであり、2はこの選挙ポスター掲示 パネル1に用いられる矩形のパネル体、3はパネル体2表面に剥離可能に被着形 成されたフィルム体である。
【0014】 前記パネル体2は、厚さ20mm程度のアルミニウムハニカム材からなる芯材 21の表面に剛性を有する鋼板等からなる表板22を被着形成するとともに、芯 材21の裏面にも鋼板等からなる裏板23を被着形成し、この周側面にアルミニ ウムからなる枠体24を装着して構成されている。このような構造とすることに より、本考案のパネル体2は極めて軽量となり且つ優れた剛性を発揮するもので ある。特に図示しないが、パネル体2の表面に、美観形成や防錆作用等を発揮す べく各種塗装やコーティングを施してもよい。
【0015】 前記フィルム体3は、塩化ビニル等の平滑性に優れた合成樹脂材からなるフィ ルム31の裏面に、剥離可能な粘着剤32を被着形成するとともに、フィルム3 1の表面には選挙ポスターの貼着個所を示す枠や各種注意書き等の表示体33が 予め印刷されている。また、パネル体2表面が表示性に優れない等の理由により 、フィルム体3を介してパネル体2表面を透視されないように、フィルム体3を 不透明な材質としてもよい。
【0016】 前記粘着剤32としては、概ね1ヵ月程度の選挙期間に剥離することなく少な くとも1〜2ヵ月の間外部環境下での貼着に充分耐えるもので、且つ接着剤の如 く完全固化することなく一定程度の粘着性を保持するものが好ましく、できれば フィルム31裏面側の粘着強度を剥離できない程度に強力に、またパネル体2側 の粘着強度を剥離可能な程度に設定することにより、パネル体2からフィルム体 3を剥離し易くなるとともに、パネル体2表面に粘着剤32が残存することなく 剥離することができるので極めて作業性に優れ好適となるものである。
【0017】 そして、近年における選挙ポスターにあっては、掲示パネルへの貼着作業の効 率化を図るべく、予め裏面に両面粘着テープが貼られいるものが多く、このよう な貼着手段にあっては、本考案のフィルム体3は平滑であることから極めて貼着 性に優れるものである。
【0018】 また、前述の如くフィルム31表面に施される印刷は、前記粘着剤32と同様 に少なくとも1〜2ヵ月の間外部環境下に耐えうるような耐侯性を有するインク 素材を用いるか、若しくは印刷した後に保護膜をコーティングしてもよい。
【0019】 このような構成からなる選挙ポスター掲示パネル1にあっては、図3に示す如 く、フィルム体3を貼着したパネル体2を、選挙ポスター掲示板としての外径を なすべく複数枚連接し、これを掲示パネル敷設場所に予め敷設されてなる建築工 事現場用の単管と称されるパイプ4に、同じく養生パネル等の掛止に用いられる 養生クランプ等のパネル掛止具5等を使用して掛止接続するものである。これに より、角材にベニヤ板を固定して敷設される従来の掲示パネルと比較して、掲示 パネル敷設に関する作業効率の大幅な向上が図られるものであり、また同様に掲 示板の解体にあっても作業効率が大幅に向上するものである。
【0020】 また、本考案のパネル体2を建築工事現場等にて使用される養生パネル又は防 音パネルとした場合には、選挙ポスター掲示パネルとして専用のパネル体を新規 に製造することなく、既存の多数存在する養生パネル又は防音パネルをそのまま 利用することができるものである。すなわち、予め日程が決まっている選挙期間 の間だけ養生パネル又は防音パネルを借受けて、表面に前記フィルム体3を被着 するだけで容易に掲示パネルと成すことができる。
【0021】 そして選挙後にあっては、ポスターの被着するフィルム体3を、要すれば若干 加熱してパネル体2から剥離し(通常の粘着剤にあっては加熱によって粘着性が 弱まる)、これを廃棄処理するだけで、パネル体2は再び養生パネル又は防音パ ネルとして用いることができるものであり、単にリサイクルが可能なメリットだ けでなく、建築業界においてのみ使用されていたパネルを建築業界とは異分野の 選挙ポスター掲示パネルにも使用し得るという選挙ポスター掲示パネル及び養生 パネル又は防音パネルの双方にとって無駄のない優れた活用方法が実現できるも のである。
【0022】 また、特に図示しないが、フィルム体3の表面における各選挙ポスター貼着個 所に予め剥離紙付きの両面粘着テープを被着しておけば、ポスター自体に粘着剤 等の貼着手段を被着することなく容易に選挙ポスターを貼着することができるも のである。
【0023】
以上詳述した如く、本考案の選挙ポスター掲示パネルによれば、反復使用可能 な耐久性を有するパネル体に、裏面に粘着剤等の貼着手段を有し表面に選挙ポス ターの所要貼着個所を示す枠等の表示体を表わしたフィルム体を剥離可能に被着 形成したことで、従来のベニヤ板等からなる選挙ポスター掲示パネルと比較して 表示性、堅牢性、耐久性に優れ、また選挙ポスターの貼着面が平滑となってポス ター貼着性に優れひいては表示機能の向上化を図ることができるとともに、選挙 後には選挙ポスターが貼着されたフィルム体をパネル体から容易に剥離すること ができることから、使用したフィルム体を剥離して新規なフィルム体を貼着する ことにより、何度でも選挙ポスター掲示パネルとして使用することができ、した がって従来の選挙ポスター掲示パネルの如く貴重な木材資源を浪費することなく 、資源の有効利用が図られるものである。
【0024】 また、パネル体を矩形の金属板周側面に金属製枠体を装着した建築工事現場等 にて使用される養生パネル又は防音パネルとした場合には、選挙ポスター掲示パ ネルとして金属製のパネル体を新規に製造することなく、既存の多数存在する養 生パネル又は防音パネルをそのまま利用することができ、単にリサイクルが可能 なメリットのみならず、建築業界においてのみ使用されていたパネルを建築業界 とは異分野の選挙ポスター掲示パネルにも使用し得るという選挙ポスター掲示パ ネル及び養生パネル又は防音パネルの双方にとって無駄のない優れた活用方法と なるものである。そして、掲示板敷設に際して、建築工事現場にて用いられるパ イプやパネル掛止具等をそのまま利用できることから、従来の選挙ポスター掲示 パネルと比較して掲示板を敷設・解体する際の作業性が大幅に向上するものであ る。
【0025】 更に、パネル体の金属板を、アルミニウムハニカム材の両面に鋼板等の板体を 被着形成して構成した場合には、パネル体の軽量化が図られるとともに、パネル 体の剛性が増すことにより、外部環境下に敷設されることから要求される堅牢性 、耐久性に優れ、且つ掲示板を敷設・解体する際の作業性も更に向上するもので ある。
【図1】本考案の選挙ポスター掲示パネルの斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案の選挙ポスター掲示パネルの断面図であ
る。
る。
【図3】本考案の選挙ポスター掲示パネルを敷設した状
態を示す部分断面図である。
態を示す部分断面図である。
1 選挙ポスター掲示パネル 2 パネル体 3 フィルム体 4 パイプ 5 パネル掛止具 24 枠体 31 フィルム 32 粘着剤 33 表示体
Claims (3)
- 【請求項1】 反復使用可能な耐久性を有するパネル体
に、裏面に粘着剤等の貼着手段を有し表面に選挙ポスタ
ーの所要貼着個所を示す枠等の表示体を表わしたフィル
ム体を剥離可能に被着形成したことを特徴とする選挙ポ
スター掲示パネル。 - 【請求項2】 パネル体は、矩形の金属板周側面に金属
製枠体を装着した建築工事現場等にて使用される養生パ
ネル又は防音パネルとしたことを特徴とする請求項1記
載の選挙ポスター掲示パネル。 - 【請求項3】 パネル体の金属板は、アルミニウムハニ
カム材の両面に鋼板等の板体を被着形成してなることを
特徴とする請求項2記載の選挙ポスター掲示パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5183092U JPH0623072U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 選挙ポスター掲示パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5183092U JPH0623072U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 選挙ポスター掲示パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0623072U true JPH0623072U (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=12897793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5183092U Pending JPH0623072U (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 選挙ポスター掲示パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623072U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6032776B1 (ja) * | 2016-07-25 | 2016-11-30 | Sun Tech株式会社 | 掲示板組立体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0245578B2 (ja) * | 1980-09-30 | 1990-10-11 | Dainippon Printing Co Ltd | Seikeitenshahoho |
-
1992
- 1992-06-30 JP JP5183092U patent/JPH0623072U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0245578B2 (ja) * | 1980-09-30 | 1990-10-11 | Dainippon Printing Co Ltd | Seikeitenshahoho |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6032776B1 (ja) * | 2016-07-25 | 2016-11-30 | Sun Tech株式会社 | 掲示板組立体 |
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