JP3896677B2 - 天井化粧パネル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工事現場事務所、被災地仮設住宅、イベント会場など一時的に使用される建物の天井化粧パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】
上記建物の殆どの天井化粧パネルには従来より主として石膏ボードが使用されてきた。天井化粧パネルは、木造下地、あるいは鋼製下地に施工されるものであり、木造下地の場合には、格子組みされた角材に、石膏ボードを釘打ちにて張上げられ、また、鋼製下地の場合には、野縁バーを下地組みにし、これに石膏ボードをビスにて突付け張りされる。もっとも、仮設住宅のような一時的に使用される殆どの建物は軽量鉄筋の住宅であり、天井化粧パネルは鋼製下地にビス止めされるのが通例である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、天井化粧パネルに石膏ボードを用いて天井の施工を行うときには、下地材に貼付けられるパネル毎にビス止め(あるいは釘止め)を行わなければならない。特に、石膏ボードは重量が大きいため、重量の制約を受けてパネルの大形化には制限があり、小面積の数多くのパネルに区分してパネル毎に張付けなければならない。したがって、パネルの張付けには長時間を必要とする。更に、石膏ボードは、もろく、わずかの衝撃を受けて破損しやすいという欠点がある。
【0004】
しかも、一度建物に使用された天井化粧パネルを再使用をしようとして建物の解体の際に、丁寧に扱って下地材から丁寧にビスを外しても、石膏ボードにはビス取付け用の孔が残り、また、割れ、欠け、ひび割れが生じやすく、たとえ隅の一部に欠けが生じても商品価値がなくなって再使用ができず、そのうえ、石膏ボードは、表面に不規則にあけられた多数の小孔の形状、模様を化粧面として利用するものであるため、表面が汚れたときには修復することができない。このような理由から天井化粧パネルに石膏ボードを用いた時には結局はすべて廃材として廃棄処分をしなければならず、廃棄処理のうえにも大きな負担になっていた。
【0005】
本発明の目的は、施工が容易であり、しかも再利用が可能な仮設用の天井化粧パネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明による天井化粧板パネルにおいては、ボードと、表面材及び裏面材との組合せを有する天井化粧パネルであって、
ボードは、合成樹脂発泡体であり、角形の板状に加工され、保持縁を有し、
保持縁は、天井から吊り下げられた吊金具を支える面であり、ボードの四周縁に相尺り加工によって形成され、
表面材及び裏面材は、天井化粧パネルの面材としてそれぞれボードの表面及び裏面に張付けられ、ボードの反りを防止し、いずれもアルミ箔と紙層とプラスチック層の積層であり、
アルミ箔は、面材としての反りを防止する芯材であり、
紙層は、面材の剛性を出すものであり、アルミ箔の両面に積層され、
プラスチック層は、紙層の表面を覆うものであり、表面材の意匠は、一方の紙層の表面に印刷され、プラスチック層を通して外部から透視されるものである。
【0008】
また、表面材の意匠は、石膏ボードの表面に似せて白地の各所に分散させて不規則な小孔の模様を形成したものである。
【0009】
また、表面材に付された意匠表面は、透明なプラスチック層で覆われているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明による天井化粧パネルの一実施形態を図によって説明する。図1において、本発明の天井化粧パネルは、ボード1と、その面材である表面材2及び裏面材3との組合せを有するものである。
【0012】
ボード1は、パネルの芯材であり、角型の平板をなし、天井の表面側となる一面(下面)の四周には相尺り加工による保持縁1aが形成されている。本発明において、ボード1の材質は、合成樹脂発泡体、例えば難燃性のポリイソシアネートフォーム、硬質ポリウレタンフォーム,ポリスチレンフォームなどを用いている。
【0013】
表面材2及び裏面材3は面材であり、ボード1の表面及び裏面に張付けられたものである。本発明において、表面材2及び裏面材3には同じ材質のものを用いているが、建物の天井の意匠として表面材2には任意の模様が印刷される。
【0014】
図2に、表面材2の構成を示す。この構成は裏面材3にもそのままあてはまる。図2において、表面材2は、外面側プラスチック層4と、紙層5と、アルミ箔6と、紙層7と、内面側プラスチック層8との積層である。つまり、アルミ箔6を芯材とし、これを挾んでその両面に紙層5,7と、プラスチック層4,8とを積層した5層の積層であり、紙層5又は7とアルミ箔6との間は接着剤としてのポリエチレン樹脂で接着され、また、この実施形態においては、外面側及び内面側プラスチック層4,8にポリエチレンを用いてそれぞれ積層5又は7に接着されている。
【0015】
外面側プラスチック層4は、紙層5の表面を覆って汚れの付着を防止するものである。その厚さは、15μm〜100μm、好ましくは30μm〜60μmである。外面側プラスチック層4に被覆される紙層5は、天井板として任意の模様2aが印刷される。本発明においては石膏ボードの表面形状並び模様に似せて白地の各所に不規則な形状の小孔の模様2aを暗色で表現して印刷している。表面材2の外面側プラスチック層4には、紙層5の模様2aを透視させるために透明層を用いている。
【0016】
紙層5には、模様の印刷に適したさらしクラフト、炭カル紙、水酸化アルミ紙など白色の紙(50g/m2〜200g/m2)を使用できる。アルミ箔6は、面材としての反りを防止するため芯材であり、厚さ7μm〜30μm好ましくは12μm〜20μmの厚さの箔を用いる。紙層7は、面材としての剛性を確保させるためのものであり、50〜300g/m2の厚みのものを用いるが、特にその材質は限定されるものではない。
【0017】
内面側のプラスチック層8は、実質的には接着のための層で、合成樹脂発泡体原液の浸透、接着剤の浸透を防止するものであり、層にポリエチレンを用いてボード1の一面(下面)に張付けられる。裏面材3は、表面材2と同じ材質の積層であり、ボード1の他面(上面)に張付けられて人目に触れないために意匠の印刷は必要ではなく、また、印刷面を透視する必要がないため、内面側のプラスチック層8は、透明である必要もない。
【0018】
本発明の天井化粧パネル9は、図3に示すように建物の天井10から吊下げられた吊り金具11にパネル9の保持縁1aを支えて、いわゆる落し込み天井として施工される。
【0019】
本発明による天井化粧パネルは、ボード1とその面材である表面材2と裏面材3との組合せによって構成され、ボード1が合成樹脂発泡体のため、軽量であり、具体的には900×1800mmのサイズで重量を1kg程度に抑えることができ、表面材2の意匠に石膏ボード調の意匠を印刷することにより、天井の意匠として石膏ボードの意匠を見慣れた人にとっても違和感を感じさせることがなく、意匠面はプラスチック層で覆われるため、汚れが付着しにくく、また、汚れたときには容易に拭い取ることができる。
【0020】
また、表面材2及び裏面材3に同じ材質の積層を用い、しかも、表面材2、裏面材3の積層に材質の異なる2以上の層例えば、アルミ箔6の両面に紙層5,7を積層し、さらにその両面にプラスチック層4,8を積層してアルミ箔両面の反りをバランスさせ、面材として反りが生じないように積層構造を選定しているため、表面材2及び裏面材3自体の反りが小さく、したがって、ボードの面積を大きくしても殆ど反りを目立たせることがない。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明によるときには、軽量で施工が容易であり、汚れの付着が防止され、また表面に汚れが付着したときには容易に払拭でき、また、パネルに孔をあけることなく施工するため、ねじ孔や釘孔が開口されず、表面の一部が破損しても表面材又は裏面材をさらに重ね張りすることによって容易に補修することができる。
【0022】
本発明の天井化粧パネルは、工事事務所、被災地の仮設住宅、イベント会場など一時的に使用される建物の天井化粧パネルに好適であり、使用によって破損せず、建物の解体後、そのまま再使用が可能であり、必要に応じて修正、補修を加えることによって、繰り返し利用することができ、廃材を出さず、ひいては省資源化にも大きく貢献できる効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態を示す斜視図、(b)は(a)のB−B線断面図である。
【図2】表面材の積層構造を示す図である。
【図3】天井化粧パネルの施工例を示す図である。
【符号の説明】
1 ボード
1a 保持縁
2 表面材
2a 模様
3 裏面材
4 外面側プラスチック層
5 紙層
6 アルミ箔
7 紙層
8 内面側プラスチック層
9 パネル
10 天井
11 吊り金具

Claims (3)

  1. ボードと、表面材及び裏面材との組合せを有する天井化粧パネルであって、
    ボードは、合成樹脂発泡体であり、角形の板状に加工され、保持縁を有し、
    保持縁は、天井から吊り下げられた吊金具を支える面であり、ボードの四周縁に相尺り加工によって形成され、
    表面材及び裏面材は、天井化粧パネルの面材としてそれぞれボードの表面及び裏面に張付けられ、ボードの反りを防止し、いずれもアルミ箔と紙層とプラスチック層の積層であり、
    アルミ箔は、面材としての反りを防止する芯材であり、
    紙層は、面材の剛性を出すものであり、アルミ箔の両面に積層され、
    プラスチック層は、紙層の表面を覆うものであり、表面材の意匠は、一方の紙層の表面に印刷され、プラスチック層を通して外部から透視されるものであることを特徴とする天井化粧パネル。
  2. 表面材の意匠は、石膏ボードの表面に似せて白地の各所に分散させて不規則な小孔の模様を形成したものであることを特徴とする請求項1に記載の天井化粧パネル。
  3. 表面材に付された意匠表面は、透明なプラスチック層で覆われていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1つに記載の天井化粧パネル。
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