JPH0623064Y2 - ラジオ受信機の受信周波数同調装置 - Google Patents

ラジオ受信機の受信周波数同調装置

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JPH0623064Y2
JPH0623064Y2 JP1988005423U JP542388U JPH0623064Y2 JP H0623064 Y2 JPH0623064 Y2 JP H0623064Y2 JP 1988005423 U JP1988005423 U JP 1988005423U JP 542388 U JP542388 U JP 542388U JP H0623064 Y2 JPH0623064 Y2 JP H0623064Y2
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JP
Japan
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pointer
reception frequency
timing belt
guide piece
slide guide
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一浩 榎戸
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラジオ受信機の受信周波数同調装置に関し、
特に指針が受信周波数に対応して正確に受信周波数目盛
を指標し得るようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、ラジオ受信機の受信周波数同調装置において、指
針が受信周波数に対応して正確に受信周波数目盛を指標
し得るようになすため、一側面に歯部を形成したタイミ
ングベルトによって上記指針を取付けた指針台をスライ
ド操作するようにしたものが用いられている。
この受信周波数同調装置は、所望する受信周波数を選択
するバリコン装置の回転操作軸に取付けられた歯車に噛
合する中間歯車と一対のプーリ間に巻装されたタイミン
グベルトに、スライドガイド片にスライド自在に支持さ
れ指針が取付けられた指針台を関連させることによっ
て、上記指針台を上記バリコン装置の回転に同期して移
動操作されることによって上記指針が受信周波数に対応
して受信周波数目盛を指標するように構成されている。
ところで、上記受信周波数同調装置を構成するタイミン
グベルトは、中間歯車に形成したギヤ部に一側面に形成
した歯部を噛合させるとともに、この歯部をさらに上記
指針台の一側面に形成した歯部に噛合させることによっ
て、バリコン装置の回転と指針台の同期を図り、上記指
針が受信周波数に対応して受信周波数目盛を指標するよ
うにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述したようにタイミングベルトを中間歯車及
び指針台に対しそれぞれギヤ結合したものにあっては、
受信周波数に対応して指針が正確に受信周波数目盛を指
標するように微調整することが極めて困難である。
すなわち、バリコン装置の回動位置に対応して指針の受
信周波数目盛の指標位置を調整する場合、タイミングベ
ルトに形成した歯部とこの歯部に噛合する指針台の歯部
の噛合位置を可変して行うが、この調整は上記タイミン
グベルト及び指針台の歯部の各山谷1ピッチずつの調整
しか行うことができない。従って、指針の受信周波数目
盛の指標位置の最小調整量は、タイミングベルト及び指
針台に形成される歯部のピッチによって決定されてしま
い、微妙な調整を行うことができない。そのため、指針
がバリコン装置の受信周波数に対応して高精度に受信周
波数目盛を指標するように調整することができない。
そこで、本考案は、タイミングベルトを用いることによ
ってバリコン装置の回転と指針台の移動の正確な同期を
図りながら、上記バリコン装置の受信周波数に対応して
上記指針が高精度に受信周波数目盛を指標するように調
整を行い得るラジオ受信機の受信周波数同調装置を提供
することを目的に提案されたものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、バリコン装置の回
転軸の回転に関連して回転し得る回転歯車を含む駆動系
に巻回され、一側面に形成した歯部が上記回転歯車に噛
合されるタミングベルトと、受信周波数目盛を指標する
指針が取付けられ、スライドガイド片にガイド溝を係合
させ上記スライドガイド片にガイドされてスライド自在
に支持される指針台とを備え、上記タイミグベルトを上
記指針台に着脱自在に支持させるとともに、上記タイミ
グベルトにより上記指針台の平坦な一側面を圧接支持す
ることによって上記指針台をスライドガイド片に圧接さ
せ、上記指針台を上記バリコン装置の回転軸の回転に同
期させてスライド可能に支持してなるものである。
〔作用〕
本考案は、バリコン装置を回動基準位置である、例えば
最小回転位置に固定した状態でタイミングベルトを回転
させることなく強制的に指針台のみをスライドガイド片
に対し移動操作し、上記バリコン装置の最小回転位置に
対応する女神周波数目盛の目盛位置に指針を合わせるこ
とによって、上記バリコン装置の受信周波数に対応する
上記指針の受信周波数目盛の指標位置の微調整が行われ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の具体的な実施例を図面を参照しながら説
明する。
本考案に係るラジオ受信機の受信周波数同調装置は、第
2図に示すように、機器本体1内に配設された一又は複
数の選局用のバリコン装置2,3の回転操作軸4,5
に、それぞれ駆動歯車6,7が取付けられ、これら各駆
動歯車6,7に同時に噛合する中間歯車8が設けられて
いる。すなわち、駆動歯車6,7及びこれら駆動歯車
6,7に噛合する中間歯車8は、バリコン装置2,3の
回転軸となる回転操作軸4,5の回転に関連して回転す
る駆動系を構成する。そして、上記各駆動歯車6,7が
上記中間歯車8を介してダイヤル操作摘子9によって回
転操作され、上記各バリコン装置2,3が回転操作され
ることによって所望する受信周波数の同調を図るように
構成されている。
また、機器本体1の内方側であって、上記ダイヤル操作
摘子9が配設される機器本体1の一側壁と平行にスライ
ドガイド片10が立上り形成されている。このスライド
ガイド片10には、第1図に示すように、バソコン装置
2,3の受信周波数に対応して図示しない受信周波数目
盛を指標する指針11を取付けた指針台12がスライド
自在に支持されている。上記指針台12は、基端側下面
に突設したガイド溝13を上記スライドガイド片10の
上端側に係合させることによって上記スライドガイド片
10にガイドされてスライド可能に支持されてなる。
さらに、上記中間歯車8の上端側に形成されたギヤ部1
4と上記スライドガイド片10の両端側である上記指針
台12の移動方向の各端部側にそれぞれ取付けられた一
対のプーリ15,16間にはタイミングベルト17が巻
装されている。このタイミングベルト17は、ポリウレ
タンにポリエステル樹脂を含浸させた材料によって形成
され、延びを生じない十分な強度を有するものとして形
成され、一側面には歯部18が所定のピッチで形成され
ている。そして、上記タイミングベルト17は、上記歯
部18を中間歯車8に形成したギヤ部14に噛合させる
ことによってバリコン装置2,3の回転に同期して回転
するように巻装されている。
ところで、上記タイミングベルト17は、上記指針台1
2に対しては歯部18を噛合させることなく関連させら
れている。すなわち、上記タイミングベルト17は、上
記指針台12の外方側の一側面に係止片19を突設して
形成した係合凹溝20内にその一部を係合させることに
よって上記指針台12の平坦な一側面12aを第3図中
矢印A方向に圧接し、上記指針台12を上記スライドガ
イド片10に圧接させている。このようにタイミングベ
ルト17によって指針台12を圧接することによって、
この指針台12は上記タイミングベルト17と一体とな
って移動可能に上記スライドガイド片10に支持され、
中間歯車8及びバリコン装置2,3の回動に同期して移
動可能となる。
このように構成された受信周波数同調装置において、バ
リコン装置2,3の受信周波数に対応する上記指針11
の受信周波数目盛の指標位置の微調整可能を行うには、
上記バリコン装置2,3を回動基準位置である、例えば
最小回転位置に固定し、この状態でタイミングベルト1
7を回転させることなく強制的に指針台12のみをスラ
イドガイド片10に対し移動操作し、上記バリコン装置
2,3の最小回転位置に対応する受信周波数目盛の目盛
位置に指針11を合わせることによって、上記バリコン
装置2,3の受信周波数に対応する上記指針11の受信
周波数目盛の指針位置の微調整が行われる。
そして、上記微調整が終了した後、この微調整状態を保
持するため、必要に応じて上記指針台12の係合凹溝2
0内に摩擦剤を注入し、上記指針台12とタイミングベ
ルト17の固定を図るようにしてもよい。なお、上記摩
擦剤は強固に指針台12とタイミングベルト17を固定
するものではなく、上述のように必要に応じて上記指針
台12をタイミングベルト17に対し移動操作可能なよ
うに負荷を与える程度のものが用いられる。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案は、タイミングベルトを、指針
台に対しては歯部を噛合させることなく、単に圧接させ
て一体に移動し得るように構成してなるので、タイミン
グベルトを用いることによってバリコン装置の回転と指
針台の移動の正確な同期を図りながら、上記バリコン装
置の受信周波数に対応して上記指針が高精度に受信周波
数目盛を指標するように調整を行うことができ、指針が
常に正確な受信周波数を指標し得るラジオ受信機の受信
周波数同調装置を構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るラジオ受信機の受信周波数同調装
置を示す斜視図であり、第2図は指針台の取付け状態を
示す要部斜視図であり、第3図はその断面図である。 2,3……バリコン装置 8……中間歯車 10……スライドガイド片 11……指針 12……指針台 13……ガイド溝 14……中間歯車のギヤ部 15,16……プーリ 17……タイミングベルト 18……タイミングベルトの歯部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バリコン装置の回転軸の回転に関連して回
    転し得る回転歯車を含む駆動系に巻回され、一側面に形
    成した歯部が上記回転歯車に噛合されるタイミングベル
    トと、 受信周波数目盛を指標する指針が取付けられ、スライド
    ガイド片にガイド溝を係合させ上記スライドガイド片に
    ガイドされてスライド自在に支持される指針台とを備
    え、 上記タイミグベルトを上記指針台に着脱自在に支持させ
    るとともに、上記タイミグベルトにより上記指針台の平
    坦な一側面を圧接支持することによって上記指針台をス
    ライドガイド片に圧接させ、上記指針台を上記バリコン
    装置の回転軸の回転に同期させてスライド可能に支持し
    てなるラジオ受信機の受信周波数同調装置。
JP1988005423U 1988-01-20 1988-01-20 ラジオ受信機の受信周波数同調装置 Expired - Lifetime JPH0623064Y2 (ja)

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JP1988005423U JPH0623064Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 ラジオ受信機の受信周波数同調装置

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JPH01110519U JPH01110519U (ja) 1989-07-26
JPH0623064Y2 true JPH0623064Y2 (ja) 1994-06-15

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JP1988005423U Expired - Lifetime JPH0623064Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 ラジオ受信機の受信周波数同調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5366659U (ja) * 1976-11-06 1978-06-05

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JPH01110519U (ja) 1989-07-26

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