JPH06230604A - 磁性トナー用磁性粒子粉末 - Google Patents

磁性トナー用磁性粒子粉末

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JPH06230604A
JPH06230604A JP50A JP3440693A JPH06230604A JP H06230604 A JPH06230604 A JP H06230604A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 3440693 A JP3440693 A JP 3440693A JP H06230604 A JPH06230604 A JP H06230604A
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JP
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magnetic
fluidity
iron oxide
particles
magnetic toner
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JP50A
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English (en)
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Hiromitsu Misawa
浩光 三澤
Kazuo Fujioka
和夫 藤岡
Isataka Aoki
功荘 青木
Eiichi Kurita
栄一 栗田
Yoji Okano
洋司 岡野
Minoru Yoshizawa
実 好澤
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Toda Kogyo Corp
Original Assignee
Toda Kogyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流動性がより優れており、しかも流動性及び
帯電量を安定に維持することができる磁性トナー用磁性
粒子粉末を提供する。 【構成】 メチル基、トリメチル基及びオクチルシラン
から選ばれる1種又は2種以上で微粒子表面が被覆され
ているSi酸化物微粒子又はTi酸化物微粒子が磁性酸
化鉄粒子の表面に存在している磁性酸化鉄粒子からなる
磁性トナー用磁性粒子粉末。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流動性がより優れてお
り、しかも、流動性及び帯電量を安定に維持することが
できる磁性トナー用磁性粒子粉末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、静電潜像現像法の一つとして、キ
ヤリアを使用せずに樹脂中にマグネタイト粒子粉末等の
磁性粒子粉末を混合分散させた複合体粒子を現像剤とし
て用いる所謂一成分系磁性トナーによる現像法が広く知
られ、汎用されている。
【0003】近時、画像濃度や階調性等複写機の高画質
化や高速化に伴って、現像剤である磁性トナーの特性向
上が強く要求されており、その為には、磁性トナーの流
動性の向上及び環境、殊に、温度や湿度によって流動性
や帯電量が変動することなく安定していることが強く要
求される。
【0004】磁性トナーの流動性については、特開昭5
3−94932号公報の「このような高抵抗磁性トナー
は高抵抗であるが故に流動性が悪く、現像ムラを起し易
い欠点を有していた。つまりPPC用の高抵抗磁性トナ
ーは転写するのに必要な帯電を保持できる反面、トナー
ボトル中あるいは磁気ロール表面等、転写工程以外の帯
電している必要のない工程に於いても摩擦帯電もしくは
製造工程におけるメカノエレクトレット等により若干の
帯電をしていることによる帯電凝集を起し易く、これが
為に流動性の低下を招いている。」、「本発明の他の目
的は流動性の改善されたPPC用高抵抗磁性トナーを提
供することにより、現像ムラの無い、従って解像度、階
調性の優れた良質の間接式複写を得んとするものであ
る。」なる記載の通りである。
【0005】また、磁性トナーの流動性や帯電量の安定
化については、特開昭63−139367号公報の「こ
の様な乾式現像剤を使用する方法において、良好な画質
の可視画像を形成するためには、現像剤が高い流動性を
有し、かつ均一な帯電性を有することが必要であり、そ
のために従来よりケイ酸微粉体をトナー粉末に添加混合
することが行われている。然るにシリカ微粉体はそのま
までは親水性であるためにこれが添加された現像剤は空
気中の湿気により凝集を生じて流動性が低下したり、甚
だしい場合にはシリカの吸湿により現像剤の帯電性能を
低下させてしまう。‥‥長時間の高湿条件下放置におい
て良好なコピー品質を保つ必要があり、この点でも従来
の疎水化ケイ酸微粉体では性能的に不満足なものであっ
た。」、「本発明の目的は高温高湿や低温低湿などの環
境変化に対しても安定であり、常に良好な特性を発揮す
ることのできる静電荷像現像剤を提供することにあ
る。」なる記載の通りである。
【0006】磁性トナーの諸特性と磁性トナー中に含有
される磁性粒子粉末の諸特性とは密接な関係があり、前
記特性を有する磁性トナーを得る為には、磁性トナー中
に含有される磁性粒子粉末の流動性がより優れており、
しかも、温度や湿度によって帯電量や流動性が変動する
ことなく安定していることが強く要求される。
【0007】従来、磁性トナーの諸特性を改良する為の
試みは、種々なされており、磁性トナー自身の粒子表面
を改質するものとして、アミノ若しくはメルカプト変
性シリコンオイルにより被覆処理された金属酸化物と疎
水性シリカとを磁性トナー粒子表面に担持させる方法
(特開昭61−294462号公報)、カーボンブラ
ック微粒子、アルミナ微粒子、シリカ微粒子及び酸化チ
タン微粒子から選ばれる1種又は2種以上の微粒子とシ
リコンオイルとの混合物とを磁性トナー粒子表面に付着
させる方法(特開昭55−26518号公報)等があ
る。
【0008】また、磁性トナー中に含有される磁性粒子
粉末の粒子表面を改質するものとして、磁性粒子表面
と当該粒子表面を被覆しているカップリング剤層との間
に、ベーマイト構造を有する水和アルミナ粒子を存在さ
せる方法(特開平1−119519号公報)、磁性粒
子の粒子表面にシリカゲルSiO2 ・nH2 Oを付着結
合させる方法(特開平2−73362号公報)、磁性
粒子の粒子表面にカップリング剤等の疎水基を有する有
機化合物を被覆する方法(特開平−217423号公
報)等がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】流動性がより優れてお
り、しかも、流動性及び帯電量を安定に維持することが
できる磁性トナーは現在最も要求されているところであ
るが、前出公知の方法は前記諸特性を十分満足するもの
とは言い難いものであった。
【0010】即ち、前出公知の及びの方法は、磁性
トナーの流動性を向上させるものではあるが未だ十分で
はなく、しかも、流動性及び帯電量を安定に維持するこ
とができない。
【0011】前出の方法は、磁性粒子粉末の樹脂への
分散性を改良するものであり、後出する比較例に示す通
り、この磁性粒子粉末を用いて得られた磁性トナーの流
動性は十分ではなく、しかも、流動性及び帯電量を安定
に維持することもできない。
【0012】前出の方法は、シリカゲルSiO2 ・n
2 Oを磁性粒子の粒子表面に付着結合してシリカゲル
の吸水、放水特性を利用して湿度変動による帯電量の変
動を抑制して帯電量を一定に保持するものではあるが、
磁性粒子粉末の流動性の改良は十分ではない。
【0013】前出の方法は、磁性粒子粉末の流動性が
十分ではなく、しかも、帯電量を安定に維持することが
できない。
【0014】更に、前出及びの方法による場合には
磁性トナー表面に流動改質剤である微粒子等を担持させ
て表面を改良するものであるから、スリーブ上における
磁性トナーの帯電時に磁性トナー同志の接触や磁性トナ
ーとスリーブとの接触による衝撃が生起し磁性トナーの
粒子表面から流動性改質剤であるケイ素化合物等の微粒
子が離脱してしまうため、使用時においては流動性がか
なり低下してしまうという欠点があった。
【0015】そこで、本発明は、磁性粒子粉末の流動性
をより向上させるとともに流動性及び帯電量を安定に維
持することを技術的課題とする。
【0016】
【課題を解決する為の手段】前記技術的課題は、次の通
りの本発明により達成できる。
【0017】即ち、本発明は、メチル基、トリメチル基
及びオクチルシランから選ばれる1種又は2種以上で微
粒子表面が被覆されているSi酸化物微粒子又はTi酸
化物微粒子が磁性酸化鉄粒子の表面に存在している磁性
酸化鉄粒子からなる磁性トナー用磁性粒子粉末である。
【0018】次に、本発明実施にあたっての諸条件につ
いて述べる。
【0019】本発明における磁性酸化鉄粒子粉末として
は、マグネタイト粒子粉末、マグヘマイト粒子粉末、ベ
ルトライド化合物(FeO x ・Fe2 3 、0<x<
1)及びこれら粒子にFe以外の2価金属(Mn、N
i、Zn、Cu、Mg、Co等の1種又は2種以上)を
含む所謂スピネルフェライト粒子粉末を使用することが
でき、その形態は、六面体、八面体、球状等のいずれで
あってもよい。
【0020】本発明における磁性酸化鉄粒子粉末の粒子
サイズは、個数平均径で0.05〜0.5μmである。
0.05μm未満の場合、0.5μmを越える場合に
は、磁性トナー用磁性粒子粉末として好ましくない。よ
り好ましくは、0.1〜0.3μmである。
【0021】本発明におけるSi酸化物微粒子とは、S
iO2 、(SiO2 n (n>0の整数)等で示される
ものである。
【0022】本発明におけるTi酸化物微粒子とは、T
iO2 、(SiO2 n (n>0の整数)等で示される
ものである。
【0023】メチル基、トリメチル基及びオクチルシラ
ンから選ばれる1種又は2種以上(以下、疎水化物とい
う。)で被覆されているSi酸化物微粒子又はTi酸化
物微粒子(以下、疎水化処理済微粒子という。)として
は、市販のものを使用すればよい。この疎水化処理済微
粒子の存在量は、磁性粒子粉末に対して0.15.0重
量%である。0.1重量%未満の場合には、流動性を改
良することが困難であり、その結果、磁性トナーの流動
性も改良できない。5.0重量%を越える場合にも、本
発明の目的とする効果が得られるが磁性に関与しない成
分が増加することによって磁性粒子粉末の飽和磁化が減
少し、磁性トナー用磁性粒子粉末として好ましくない。
より好ましくは、0.5〜3.0重量%である。
【0024】後出、実施例に示す通り、疎水化処理済微
粒子は、添加した量のほぼ全量が磁性酸化鉄粒子の粒子
表面に存在する。
【0025】本発明における磁性酸化鉄粒子の表面の改
質は、磁性酸化鉄粒子粉末と疎水化処理済微粒子とを混
合することにより得られる。
【0026】上記混合は、シンプソンミックスマーラ
ー、マルチミル、ストッツミル、逆流混練機、アイリッ
ヒミル、ウエットパンミル、メランジャ、ワールミック
ス、速練機等のホイール型混練機、ブレード型混練機等
の混練機を用いればよい。混合時にホイール型混練機を
用いた場合には、本発明の目的をより効果的に達成でき
る。ホイール型混練機の中で、特に、シンプソンミック
スマーラー、マルチミル、ストッツミル、逆流混練機、
アイリッヒミルを使用すればよい。
【0027】
【作用】先ず、本発明において最も重要な点は、疎水化
処理済微粒子が磁性酸化鉄粒子の粒子表面に存在してい
る場合には、流動性がより優れており、しかも、流動性
及び帯電量を安定に維持することができるという事実で
あり、このような磁性酸化鉄粒子を用いて得られた磁性
トナーもまた流動性がより優れており、しかも、流動性
及び帯電量を安定に維持することができるという事実で
ある。
【0028】本発明に係る磁性酸化鉄粒子粉末は、流動
性がより優れており、しかも、流動性及び帯電量を安定
に維持することができる理由についての理論的解明はい
まだ行ってはいないが、本発明者は、後出比較例に示す
通り、磁性酸化鉄粒子の粒子表面を疎水化物のみで被覆
した場合、磁性酸化鉄粒子の粒子表面にSi酸化物微粒
子又はTi酸化物微粒子のみが存在している場合のいず
れの場合にも、本発明の目的とする効果が得られないこ
とから、Si酸化物微粒子又はTi酸化物微粒子と該微
粒子表面に被覆されている疎水化物との相乗効果による
ものと考えている。
【0029】本発明においては、流動性指数が65以上
であり、流動性指数の変化率が10%以下、帯電量の変
化率が15%以下の磁性酸化鉄粒子粉末が得られる。
【0030】本発明において、混練時にホイール型混練
機を用いた場合には、流動性指数が75以上であり、流
動性指数の変化率が10%以下、帯電量の変化率が13
%以下の磁性酸化鉄粒子粉末が得られる。
【0031】また、混練時にホイール型混練機を用いた
場合には、磁性酸化鉄粒子粉末の吸油量が小さくなると
いう効果も得られ、磁性トナー混練時における分散性が
より優れたものとなる。
【0032】ホイール型混練機を用いた場合には、より
効果的に本発明の目的を達成することができる理由につ
いて、本発明者は、圧縮作用によって磁性酸化鉄粒子間
に介在している疎水化処理済微粒子を磁性酸化鉄粒子表
面に押しつけ,そして、せん断作用によって上記微粒子
を拡散させながら磁性酸化鉄粒子群に対してはせん断力
により位置を変えてばらばらに凝集を解きはなし、更
に、へらなで作用により磁性酸化鉄粒子表面に存在する
微粒子をへらでなでるように均一に広げるという上記三
つの作用が繰り返されることによって磁性酸化鉄粒子相
互間の凝集が解きほぐされて再凝集することなく1個1
個バラバラの状態で存在するとともに、個々の磁性酸化
鉄粒子の粒子表面に微粒子がより多量且つ均一に分布
し、しかも、より強固に固着されることによるものと考
えている。
【0033】本発明に係る磁性酸化鉄粒子を用いて得ら
れる磁性トナーもまた流動性がより優れており、流動性
及び帯電量を安定に維持することができる。
【0034】
【実施例】次に、実施例及び比較例により、本発明を説
明する。尚、以下の実施例及び比較例における磁性酸化
鉄粒子の形状は、透過型電子顕微鏡及び走査型電子顕微
鏡により観察したものである。
【0035】磁性酸化鉄粒子の粒子径は、投影径の中の
Martin径(定方向に投影面積を2等分する線分の
長さ)を用い個数平均径で表した。
【0036】磁性粒子粉末および磁性トナーの流動性指
数の評価は、「パウダーテスターPT−E型」(細川ミ
クロン社製)で測定した値である。温度・湿度による流
動性の変化は、常温−常湿(25℃−60%)下の流動
性指数を基準として、低温−低湿(15℃−20%)下
に24時間放置した後に測定した流動性指数との差を、
また、高温−高湿(32.5℃−90%)下に24時間
放置した後に測定した流動性指数との差を変化率として
示した。
【0037】磁性酸化鉄粒子および磁性トナーの帯電量
は、東芝ケミカル社製ブローオフ帯電量測定装置を用い
て、日本鉄粉社製TEFV−200/300の鉄粉キヤ
リアと30分間摩擦帯電させて測定した値である。温度
・湿度による帯電量の変化は、常温−常湿(25℃−6
0%)下の帯電量を基準として、低温−低湿(15℃−
20%)下に24時間放置した後に測定した帯電量との
差を、また、高温−高湿(32.5℃−90%)下に2
4時間放置した後に測定した帯電量との差を変化率とし
て示した。
【0038】磁性酸化鉄粒子の吸油量の測定は、JIS
−5101の顔料測定法に準じた。
【0039】実施例1 湿式法により水溶液中から生成した粒子サイズが個数平
均径0.23μmの球状を呈したマグネタイト粒子粉末
(飽和磁化値84.0emu/g)9.8kgと微粒子
表面がトリメチルシリル基で被覆されているシリカ微粒
子(日本アエロジル社製 商品名 R−812)200
g(SiO2 として磁性粒子粉末対して2重量%)と
を、シンプソンミックスマラーである「サンドミル M
PUV−2」(商品名;(株)松本鋳造鉄工所製)に投
入して30分間混合して球状を呈したマグネタイト粒子
の粒子表面にトリメチルシリル基で被覆されているシリ
カ微粒子を付着させた。
【0040】ここに得られた疎水化処理済磁性粒子粉末
の常温−常湿下における流動性指数は85と優れたもの
であった。この磁性粒子粉末の温度・湿度による流動性
の変化率は、低温−低湿下が0%、高温−高湿下が80
%であって、変化率が極めて小さいものであった。
【0041】そして、温度・湿度による帯電量の変化率
は、低温−低湿下が7.6%、高温−高湿下が5.7%
であって、変化率が極めて小さいものであった。
【0042】また、この磁性粒子粉末は、飽和磁化値が
82.3emu/gで、吸油量が18.0ml/100
gであった。
【0043】実施例2〜11、比較例1〜4 被処理磁性粒子粉末の種類、疎水化処理済微粒子の種類
及び量、並びに混練機器の種類及び混練時間を種々変化
させた以外は、実施例1と同様にして処理済磁性酸化鉄
粒子粉末を得た。
【0044】この時の主要条件を表1及び表3に、処理
済磁性酸化鉄粒子粉末の諸特性を表2及び表4に示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】使用例1 実施例1で得られた処理済球状磁性酸化鉄粒子粉末を用
い、下記配合割合でヘンシェルミキサーにより混合し、
熱間2本ロールで10分間溶融混練した。混練物を冷却
した後、粗粉砕し、次いで、微粉砕した。さらに、これ
を分級して体積平均径12〜13μm(コルターカウン
ター社製 商品名TA−IIで測定)の磁性トナーを製
造した。得られた磁性トナー100重量部に対して疎水
性シリカ微粒子粉末0.5重量部を外添し、磁性トナー
を得た。磁性トナ−の常温−常圧環境下における流動性
指数は90であった。
【0050】 スチレン−アクリル系共重合樹脂 100重量部 負帯電性制御剤 0.5重量部 離型剤 6重量部 磁性粒子粉末 60重量部
【0051】ここに得られた磁性トナーをレーザービー
ムプリンター(キヤノン(株)製商品名レーザーショッ
トLBP−B406E)で画像性を評価した。その結
果、磁性トナーの流動性が優れていることに起因して画
像濃度が高く、しかも、カブリの少ない良好な画質が得
られた。
【0052】この磁性トナーの温度・湿度による流動性
の変化率は、低温−低湿下が0%、高温−高湿下が5.
6%であって、変化率が極めて小さいものであった。
【0053】そして、温度・湿度による帯電量の変化率
は、低温−低湿下が8.3%、高温−高湿下が5.5%
であって、変化率が極めて小さいものであった。
【0054】使用例2〜11、使用比較例1〜4 磁性粒子粉末の種類を種々変化させた以外は、使用例1
と同様にして磁性トナーを得た。磁性トナーの諸特性を
表5に示す。表5において、常温−常湿下における値を
規準として、低温−低湿下及び高温−高湿下における流
動性指数及び帯電量のそれぞれの変化率が、10%未満
の場合を◎印、15%未満の場合を○印、20%未満の
場合を△印、20%以上の場合を×印で表した。
【0055】
【表5】
【0056】
【発明の効果】本発明に係る磁性粒子粉末は、前出実施
例に示した通り、流動性がより優れており、しかも、流
動性及び帯電量を安定に維持することができるので、磁
性トナー用磁性粒子粉末として好適である。
【0057】また、本発明に係る磁性粒子粉末を用いて
製造した磁性トナーもまた流動性がより優れており、し
かも、流動性及び帯電量を安定に維持することができ
る。
フロントページの続き (72)発明者 栗田 栄一 広島県広島市中区舟入南4丁目1番2号戸 田工業株式会社創造センター内 (72)発明者 岡野 洋司 広島県広島市中区舟入南4丁目1番2号戸 田工業株式会社創造センター内 (72)発明者 好澤 実 広島県広島市中区舟入南4丁目1番2号戸 田工業株式会社創造センター内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メチル基、トリメチル基及びオクチルシ
    ランから選ばれる1種又は2種以上で微粒子表面が被覆
    されているSi酸化物微粒子又はTi酸化物微粒子が磁
    性酸化鉄粒子の表面に存在している磁性酸化鉄粒子から
    なる磁性トナー用磁性粒子粉末。
JP50A 1993-01-29 1993-01-29 磁性トナー用磁性粒子粉末 Pending JPH06230604A (ja)

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