JPH0623048Y2 - 誘電体共振器装置の取付構造 - Google Patents

誘電体共振器装置の取付構造

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JPH0623048Y2
JPH0623048Y2 JP1987122024U JP12202487U JPH0623048Y2 JP H0623048 Y2 JPH0623048 Y2 JP H0623048Y2 JP 1987122024 U JP1987122024 U JP 1987122024U JP 12202487 U JP12202487 U JP 12202487U JP H0623048 Y2 JPH0623048 Y2 JP H0623048Y2
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JP
Japan
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dielectric resonator
resonator device
guide pin
mounting structure
channel filter
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秀一 和田
耕一 竹原
透 谷崎
重次 荒川
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、キャビティ内に誘電体共振器を収容してなる
誘電体共振器装置を、支持基板上に電気的,機械的に取
り付けるための構造に関し、特に取り付け時における操
作性,作業性を向上できるようにした取付構造に関す
る。本考案は、例えば自動車用電話の無線基地局に採用
されるチャンネルフィルタに好適なので、以下これを例
にとって説明する。
〔従来の技術〕
自動車電話で通話する場合、この移動局と通話相手との
送信,受信信号を中継するために、各無線ゾーンごとに
無線基地局が設置されている。この無線基地局には、多
数の無線チャンネル、つまり送信,受信機を配設する必
要があり、従来この多数の送,受信機に対して1つのア
ンテナを共用するアンテナ共用装置が採用されている。
このアンテナ共用装置には、多数の送,受信機が互いに
干渉せず、しかも他へ妨害となる信号を放射しないよう
にするために送信波と受信波とを共用する送,受信共用
装置および多数の送信機からの送信波を合成する送信共
用装置が不可欠である。
上記送信共用装置は、主としてアイソレータ,チャンネ
ルフィルタ,パワー合成部から構成されており、またど
の基地局に設置されるかわからないため、上記チャンネ
ルフィルタは使用される送信システムの全周波数帯域で
周波数設定が容易に行えるように構成されている。
ところで、上記無線基地局では多数のチャンネルフィル
タが設置されることから、該フィルタの設置スペースを
できるだけ縮小する必要がある。このフィルタの設置ス
ペースを縮小するため、従来、第6図に示すように、支
持基板20を垂直方向に立設するとともに、上記各チャ
ンネルフィルタ21を水平状態にして、これの実装板2
2を支持基板20の取り付け面に当接させ、この状態で
ねじ23により該支持基板20に締着する方法が採用さ
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来のチャンネルフィルタ21の取
り付け構造では、該フィルタ21を支持基板20に取り
付ける場合、片手でチャンネルフィルタ21を水平向き
に支えた状態で締着作業をしなければならず、しかも締
着位置が隣接するフィルタ21との間の奥深い部分にな
ることから、ねじ23を脱落させたりし易く、取り付け
作業が難しく、操作性に劣り、作業能率が著しく低いと
いう問題点がある。このような問題点はチャンネルフィ
ルタとしての使用以外でもつきまとう誘電体共振器装置
固有のものである。
本考案は上記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、誘電体共振器装置を支持基板に取り付ける際の操
作性を容易化して、作業能率を向上できる誘電体共振器
装置の取付構造を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、支持基板に、キャビティ内に誘電体共振器を
収容してなる誘電体共振器装置を取り付ける構造におい
て、上記支持基板に複数のガイドピンを植設し、誘電体
共振器装置に複数のガイドピン挿入部を形成するととも
に、上記ガイドピンの先端部を上記誘電体共振器装置の
外方に突出させ、該突出部に凹状の係止溝を形成し、上
記誘電体共振器装置のガイドピン突出部近傍に固定板を
上記ガイドピンの係止溝内に係合し得るよう回動自在に
配設したことを特徴としている。
〔作用〕
本考案に係る誘電体共振器装置の取付構造によれば、支
持基板にガイドピンを植設し、誘電体共振器装置にガイ
ドピン挿入部を形成するとともに、該誘電体共振器装置
のガイドピンの突出部に該ガイドピンの係止溝に係合す
る固定板を回動自在に配設したので、該誘電体共振器装
置の取り付けにあたっては、ガイドピンが挿入部に挿通
されるように支持基板に誘電体共振器装置を当接させた
後、該ガイドピンの係止溝に固定板を係合させるだけで
取り付けることができ、その結果、従来の誘電体共振器
装置を支えながらの取り付け作業やねじ止め作業を省略
でき、上記取り付け時の操作性が向上して作業能率を大
幅に向上できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第5図は本考案の一実施例によるチャンネ
ルフィルタの取付構造を説明するための図である。
第1図において、1は後述するチャンネルフィルタを2
組つづ縦方向に配設できるように構成された支持基板で
ある。この支持基板1には、共用損を低減しつつ各組の
チャンネルフィルタを結合させるためのジャンクション
ボックス3が配設されており、該ボックス3には出力ル
ープ4が突出して配設されている。
また、上記支持基板1には、各チャンネルフィルタごと
に4本のガイドピン2が該支持基板1の取り付け面に対
して直角方向に植設されており、該ガイドピン2はチャ
ンネルフィルタの軸方向長さより少し長くなるように形
成されている。さらに、該各ガイドピン2の先端部、つ
まり上記フィルタから突出する部分には環状の係止溝2
aが形成されている。
次に第2図において、5は無線基地局の送信共用装置に
採用されるチャンネルフィルタである。このチャンネル
フィルタ5は、主として円筒状のセラミックス製本体の
両開口部に閉塞板を一体に固着し、これの外周面に銀等
の薄膜を焼き付け形成してなるキャビティ6と、該キャ
ビティ6内に配設された円筒状のTE01 δモード誘電体
共振器7と、上記キャビティ6を支持する枠体8とから
構成されている。
上記キャビティ6内には、スペーサ9を介して上記誘電
体共振器7が配設されており、該共振器7内には、該共
振器7に比べ低誘電率の材料からなる調節棒10により
支持され、かつ該共振器7に比べ低誘電率の材料からな
るチューニングユニット11がこれの軸方向に移動自在
に配設されており、このチューニングユニット11を上
下方向に移動させることにより周波数が調整されるよう
に構成されている。なお、10aは上記調節棒10を上
下動させる調節つまみである。
また、上記枠体8は、金属製の操作板12及び実装板1
3を対向させて配設してなり、該操作板12の上面には
把手12a及び図示しない周波数調節機構,アイソレー
タ等が搭載されている。さらに上記実装板13の上面に
は上記キャビティ6が複数のボルトナット13aにより
固定されており、下面には上記キャビティ6内に配設さ
れた入力ループに接続された同軸ケーブル14が接続さ
れており、また図示していないが上記出力ループ4が挿
入される挿入孔が形成されている。
上記操作板12及び実装板13間の四隅部分には、ガイ
ドピン挿入部としての金属製ガイドパイプ15が該操作
板12及び実装板13を貫通して挿入固定されている。
そして、上記操作板12の上面の上記各ガイドパイプ1
5の近傍には、固定板17がその一端がピン16により
軸止されて回動自在に配設されている。この固定板17
の中央部には上記ガイドピン2の係止溝2aに係合する
凹部17aが形成されており、また他端には固定ねじ1
8が進退自在に螺挿されている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
上記チャンネルフィルタ5は、無線基地局の送信共用装
置用として採用されるわけであるが、この場合、該フィ
ルタ5は支持基板1に取り付けられ、しかる後、各フィ
ルタ5ごとに周波数が設定値に調整される。
上記チャンネルフィルタ5を支持基板1に取り付ける場
合、まず、上記フィルタ5をこれのガイドパイプ15が
支持基板1のガイドピン2に対向するように位置させ
(第3図参照)、この状態で該フィルタ5をガイドパイ
プ15内にガイドピン2が挿入されるように支持基板1
に当接される(第4図参照)。すると、これにより上記
ガイドピン2の係止溝2aが操作板12の外方に突出す
る。次に固定板17を回動させて、該固定板17の凹部
17aを上記係止溝2aに係合させる(第5図(a),(b)
参照)。そしてこの状態で固定ねじ18を締め込むと、
これにより上記固定板17が上昇してガイドピン2を上
方に付勢しつつ操作板12を押圧し、その結果チャンネ
ルフィルタ5は支持基板1に固定されることとなる。
このように本実施例の取り付け構造によれば、支持基板
1にガイドピン2を植設し、チャンネルフィルタ5にガ
イドパイプ15を配設するとともに操作板12のガイド
パイプ15近傍に固定板17をガイドピン2の係止溝2
aに係合し得るよう回動自在に配設したので、上記ガイ
ドピン2がガイドパイプ15に挿通されるようチャンネ
ルフィルタ5を支持基板1に当接し、係止溝2aに固定
板17の凹部17aを係合させるだけで取り付けること
ができる。従って、従来のねじ止め作業を不要にできる
ので、片手で支えながら締着する必要はなく、それだけ
取り付け時の操作性を向上でき、作業能率を大幅に向上
できる。また、この場合、上記固定板17を固定ねじ1
8により上昇させるようにしたので取付強度を大きく向
上できる。
なお、上記実施例では、ガイドピン挿入部としてガイド
パイプを採用した場合を例にとって説明したが、例えば
操作板及び実装板にガイドピンが挿通できる孔を形成し
てもよく、またガイドピン,ガイドパイプを4本用いた
場合を例にとって説明したが、この本数は特に限定され
るものではなく、2本以上あれば取り付けできる。
また、上記実施例では、送信共用装置に採用されるチャ
ンネルフィルタを例にとって説明したが、本考案はこの
ような装置に採用されるチャンネルフィルタに限られる
ものでなく、誘電体共振器装置を支持基板に取り付ける
ようにした構造であれば、どのようなものにも適用でき
る。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係る誘電体共振器装置の取付構造
によれば、支持基板にガイドピンを植設し、誘電体共振
器装置にガイドピン挿入部を形成するとともに、固定板
をガイドピンの係止溝に係合し得るよう回動自在に配設
したので、ガイドピンを挿入部に挿通させて固定板を係
止溝に係合させるだけで簡単に取り付けることができ、
操作性,作業性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の一実施例によるチャンネ
ルフィルタの取付構造を説明するための図であり、第1
図(a)は支持基板を示す側面図、第1図(b)はその正面
図、第2図はチャンネルフィルタを示す一部断面正面
図、第3図はチャンネルフィルタを支持基板に取り付け
る状態を示す側面図、第4図(a)はその取り付けた状態
を示す側面図、第4図(b)はその平面図、第5図(a)及び
第5図(b)はその固定板を示す平面図、第5図(c)はその
断面正面図、第6図は従来のチャンネルフィルタの取り
付け構造を説明するための斜視図である。 図において、1は支持基板、2はガイドピン、2aは係
止溝、5はチャンネルフィルタ、6はキャビティ、15
はガイドパイプ(ガイドピン挿入部)、17は固定板で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷崎 透 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)考案者 荒川 重次 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャビティ内に誘電体共振器を配設してな
    る誘電体共振器装置を、支持基板に取り付けるようにし
    た誘電体共振器装置の取付構造において、上記支持基板
    に複数のガイドピンを植設し、該ガイドピンが挿通され
    る複数のガイドピン挿入部を上記誘電体共振器装置に形
    成するとともに、上記ガイドピンの先端部を上記誘電体
    共振器装置の外方に突出させ、該突出部に凹状の係止溝
    を形成し、上記誘電体共振器装置の該突出部近傍に固定
    板を上記係止溝内に係合し得るよう回動自在に配設した
    ことを特徴とする誘電体共振器装置の取付構造。
JP1987122024U 1987-08-07 1987-08-07 誘電体共振器装置の取付構造 Expired - Lifetime JPH0623048Y2 (ja)

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