JPH0623045A - 受動的薬剤放出ソケット - Google Patents

受動的薬剤放出ソケット

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JPH0623045A
JPH0623045A JP3320071A JP32007191A JPH0623045A JP H0623045 A JPH0623045 A JP H0623045A JP 3320071 A JP3320071 A JP 3320071A JP 32007191 A JP32007191 A JP 32007191A JP H0623045 A JPH0623045 A JP H0623045A
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/1407Infusion of two or more substances
    • A61M5/1409Infusion of two or more substances in series, e.g. first substance passing through container holding second substance, e.g. reconstitution systems

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】患者へ医療用溶液を放出し、そして有益な剤を
収容する改良された設計のカートリッジを収容するのに
適している投与セットの改良を提供。 【構成】投与セットを通って流れる液体22で薬剤10
8を受動的に復元し、放出するための医療用液体投与セ
ットが開示される。投与セットに装着されたソケット4
2は有益な剤を収容したカートリッジ44を受入れるの
に適している。投与セットにはソケット42の下流に空
気フラスコ46が備えられる。カートリッジとソケット
を接続するためのアダプターも備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明の技術分野 本発明は、有益な薬剤の患者への放出に関し、そしてさ
らに詳しくは安全にして効果的な態様で患者の静脈系へ
の有益な剤の受動的放出に関する。
【0002】本発明の背景 多数の薬剤は患者へ静脈内投与される前に希釈液と混合
される。希釈液は例えばデキストロース溶液、食塩水ま
たは水でさえあり得る。多くのそのような薬剤は粉末形
で供給され、そしてガラスバイアルまたはアンプル中に
包装される。化学療法に使用されるもののような他の薬
剤は液状でガラスバイアルまたはアンプル中に包装され
る。
【0003】粉末薬剤は、注射器が液を混合のためバイ
アル中へ注入するために使用され、最終的には混合され
た溶液をバイアルから吸入する、注射器を使用して良く
知られた態様で復元することができる。薬剤が患者へ放
出前希釈されなければならない時、該薬剤はそれが復元
された後希釈液容器へしばしば注入され、その時該容器
は患者へ放出のための投与セットへ接続されることがで
きる。さらに詳しくは、希釈液はガラスびん、またはイ
リノイ州ディヤフィールドのトラベノール、ラボラトリ
ーズ、インコーポレイテッドによってミニバッグおよび
バイアフレックスなる名称で販売されているような可撓
性プラスチックバッグ中にしばしば包装される。これら
容器は容器中味を容器から患者へ放出する投与セットへ
接続するための投与ポートを持っている。薬剤は典型的
には容器上の注射部位を通って添加される。
【0004】薬剤は種々の理由で希釈液とは別々に包装
される。最も重要な理由の一つは、多数の薬剤は希釈液
と混合した時その化学的および物理的安定性を保ち得
ず、そのためどんな実質的時間期間も貯蔵できないこと
である。また、薬剤を製造する多数の会社が静脈内放出
のための容器に入った医療液を提供する事業を行ってい
ないため、およびその反対のため、薬剤がしばしば希釈
液とは別々に包装される。
【0005】それ故、医師、看護婦、薬剤師または他の
医療人は薬剤と希釈液を混合しなければならない。これ
は多数の問題を提起する。復元操作は時間を消費し、そ
して無菌技術を必要とする。オペレーターは開始前適切
な希釈剤および注射器を準備しなければならない。しば
しば粉末薬剤はバイアルの底でケーキ化する。このため
液体が注射器からバイアル中へ注射される時、液体と粉
末薬剤との間の接触表面積は当初全く小さいことがあ
り、そのため混合操作をさらに時間消費にする。限られ
たバイアル容積のため、希釈液中の増加して行く薬剤濃
度は復元プロセスを終了することを困難にする。オペレ
ーターは反復して溶液をバイアル中へ注射し、混合しそ
して吸引することによってこれを解決することを試み得
るが、しかしこれは余分の注射と注射器の運動を必要と
し、汚染の可能性を増加させる。また、薬剤および/ま
たは液体の全部をバイアルの外へ出すことが時々困難で
あり、このため復元操作を実施するのに要する時間を増
加させる。
【0006】復元操作は好ましくは無菌状態で実施され
なければならない。そのような要求はオペレーターを不
当にさらに注意深くさせ、そして一層時間を消費するこ
とに加え、無菌状態はしばしば維持するのが困難であ
る。ある場合には、その下で復元操作が実施される層流
フードを必要とすることがある。
【0007】化学療法剤のようなある薬剤は有毒であ
る。復元中オペレーターの薬剤への曝露は、もしオペレ
ーターがそのような薬剤を毎日作業し、それらへ繰り返
して曝露されれば危険となり得る。
【0008】他の問題は、復元操作がどの容器がどの薬
剤を収容しているかについて混乱の源を提供することで
ある。希釈液容器は、それへ注射された薬剤と、それが
放出されなければならない患者の名前とをマークされな
ければならない。
【0009】薬剤が復元されそして注射筒中へ吸入され
た時、薬剤はある場合には患者の静脈系へ直ちに注射さ
れることができる。しかしながらもっと典型的には、復
元された薬剤は、注射器から、静脈内投与セットへの接
続のため、上で論じたように大きい溶液容器へ注入され
る。これはしばしば注射器中の復元された薬剤が針が皮
膚を刺す注射部位近くの患者の静脈内に局所毒性を発生
するほどなお高い濃度にあるためである。これは医学的
に有害である重い静脈刺激を発生し得る。加えて、投薬
の適正投与量が注射器に入っているけれども、患者の血
流中への即時注射は、患者の全体血液流中の薬剤濃度レ
ベルが危険なほど高い全身毒性の状態を発生し得る。
【0010】注射器から患者へ直接注射しないなお他の
理由の一つは、それは患者にとって痛いそして感染に対
して他の機会を提供する余分の注射部位を患者に発生さ
せることである。
【0011】これらの理由のため、復元された薬剤はも
っと典型的には希釈液容器中へ注射される。
【0012】患者は、典型的には例えば1L容器のよう
な大容積非経口容器から、トラベノール、ラボラトリー
ズから販売されているCONTINUFLO投与セットのような投
与セットを通って放出される、デキストロースまたは食
塩溶液を投与されることができる。もし復元薬剤が大容
量非経口容器中へ注射されるならば、薬剤の放出は通常
長過ぎる時間にわたって放出されるであろう。しばし
ば、これら大容量流体は非常に遅い流量で放出される。
【0013】さらに典型的には、復元した薬剤は、トラ
ベノール、ラボラトリーズによって販売されている50
ml容器のような、小容量非経口容器中へ注射される。
このミニバッグ容器は大容量非経口容器よりも高い高度
に吊され、そして二次的な投与セットによって一次的投
与セット上の注射部位へ接続される。それはより高い高
度に維持されるため、小容量容器中の復元薬剤が放出さ
れた後、大容量容器からの流体がもう一度流れ始める。
【0014】閉鎖した復元放出システムが、すべて本発
明の譲受人へ譲渡された米国特許No. 4,410,321; 4,41
1,662; 4,432,755および 4,458,733に開示されてい
る。そこに示されているように、容器は薬剤および希釈
液を別々のコンパートメント中に含み、それらは薬剤が
患者へ放出される前に閉鎖系内において復元される。典
型的には、該容器は、上で論じた小容量非経口容器を持
ったような一次投与セットの他端において接続された投
与セットへ接続される。これら特許に示された容器は、
注射器復元に関連する問題の多くを解決する。しかしな
がらこの製品は、看護婦または他のオペレーターが流体
を容器から放出する前に実施しなければならない一連の
復元ステップを必要とする。
【0015】オペレーターによる復元ステップを必要と
しない態様で薬剤または他の有益な剤の放出が、カリフ
ォルニア州パロアルトのアルザ、コーポレイションへ譲
渡された米国特許No. 4,424,056; 4,432,756; 4,439,1
83; 4,474,574; 4,479,793; 4,479,794およびカナダ
特許No. 1,173,795 に示されている。これら特許に開示
されているように、薬剤のような有益な剤を投与するた
めのフォーミュレーション室をその中に有する非経口放
出システムが開示されている。このシステムは、例えば
大容量非経口容器から、薬剤がその中にあるフォーミュ
レーション室を含んでいる投与セットを通って流れる流
体によって薬剤の復元を提供することにおいて有利であ
る。このシステムは前記した時間を消費する復元操作の
必要性を排除することを意図し、そして復元操作に関連
する問題を排除するように見える。
【0016】他の受動的復元システムがスウェーデンの
アクチエボラゲット、ハッスルのヨーロッパ特許No. 00
59694 に開示されている。
【0017】薬剤をインラインで、すなわち投与セット
中で放出するためのなお他の器具が、スイスのチバ、ガ
イギー、アーゲーへ譲渡されたオーストラリア特許No.
15762 /83および対応するヨーロッパ特許No. 0100296
に開示されている。この器具は薬剤を保持し、そして液
体が患者へ流れる一般方向と実質上反対方向に液体が通
過するセクションを含んでいる。
【0018】看護婦または他のオペレーターによる人手
による復元なしに、インラインの薬剤復元を提供しよう
とするなお他のシステムが、インディアナ州インディア
ナポリスのイライ、リリー、アンド、カンパニーへ譲渡
された米国特許No. 4,465,471 に示されている。この特
許は投与セット自体中のソケットのための構造を開示す
る。復元し患者へ放出すべき薬剤を収容した別のカート
リッジが該容器中へ詰められる。液体が薬剤の復元およ
びその後カートリッジおよび容器から出て患者へ放出の
ためにカートリッジへ侵入する時、流体の一部または大
部分は投与セットを通って流れ続け、カートリッジを完
全にバイパスする。
【0019】イライ、リリー、アンド、カンパニーのヨ
ーロッパ特許出願公告第 0146310号は、静脈投与セット
と薬剤バイアルとを含み、薬剤を復元するためにバイア
ル真空を利用する薬剤復元のためのシステムに関する。
【0020】アカーズらの米国特許第 4,534,758号は各
種のバルブを備えた比較的複雑な薬剤放出システムを開
示する。容器からの液体が薬剤バイアル中へ放出される
時、バイアルは以前は乾燥した薬剤を懸濁するために十
分な時間かきまぜられる。
【0021】カリフォルニア州サンディエゴのアイバッ
ク、コーポレイションへ譲渡されたミラードらの米国特
許第 4,581,614号は薬剤バイアルから静脈内投与セット
を通って患者へあらかじめ復元した薬剤を放出するため
のセレクターバルブを開示する。
【0022】上に記載したすべての発表は、時間を消費
する復元操作およびそれに関連する問題への解決法に向
けられている。提案された解決法の大部分において、薬
剤の放出は受動的であること、すなわち一旦薬剤が投与
セット中へ入れられれば、人手による復元ステップは必
要としないことが意図されている。これら発表中に開示
された試みられた解決法の他の共通な特徴は、薬剤の放
出が投与セットを通りそして患者への流体流量とは実質
上無関係な態様で可能であることが意図されていること
である。別ないい方をすれば、これらシステムは薬剤の
ある投与量をあらかじめ選択した時間内に広範囲の流体
流量内で放出するように設計されている。流量に無関係
な薬剤の放出は、それが薬剤および投与量によって変化
するけれども、典型的には約20ないし30分である治
療上許容し得る時間内に必要な投与量が放出されること
を確実にするため好ましい。
【0023】薬剤および他の有益な剤の放出を流量と無
関係にすることにより、システムは、たとえ流量が看護
婦または他のオペレーターによって過度に高くセットさ
れても薬剤が過度に速く放出されないことを確実にし、
上で論じた全身毒性の問題を防止する。
【0024】米国特許No.4,424,056; 4,479,793;およ
び 4,479,794のような文献のあるものは、やはり剤を混
合しそして患者へ放出するための投与セット中にインラ
インに配置された有益な剤を有し、剤の放出は流体の与
えられた容積で実施することができるシステムに向けら
れている。また、流体流を制御する弁は、剤を流体流に
依存できる態様で放出するように人手で作動することが
できる。
【0025】少なくとも上で論じた自動復元タイプのシ
ステム(すなわち、別のかきまぜまたは混合ステップを
必要をしないもの)は、患者へ放出される液体中の有益
な剤の濃度が低い流量において高くなり過ぎる可能性を
蒙る。これは体内への導入点近くにおいて患者へ局所毒
性を発生する。この問題は、本発明の譲受人へ譲渡され
たトーマス、イー、ニードハムらの1984年12月3
日に出願された“局所および全身毒性を防止する薬剤放
出装置”と題する米国特許出願第 721,999号に開示され
た発明によって解決される。有益な剤の受動的混合およ
び患者への放出の問題に対する他の解決法は、やはり本
発明の譲受人へ譲渡された1984年12月3日に出願
された、ブライアン、ズデブらの“有益な剤と希釈液と
の受動的混合を可能とするハウジング”と題する米国特
許出願第 721,991号に記載されている。該出願中には、
患者へ有益な剤を放出するためのいくつかのハウジング
構造が開示されている。典型的には、ハウジングは医療
用液体投与セットにインラインに配置されたソケット
と、そして有益な剤を含んでいる別体のカートリッジを
含んでいる。カートリッジは患者へ有益な剤を放出しよ
うと望む時ソケットへ差し込まれる。看護婦または他の
オペレーターによる積極的復元は必要としない。その代
わり、一旦カートリッジがソケットへ差し込まれると、
投与セットを通って医療用液体源から流れる液体はソケ
ットおよび薬剤含有カートリッジ中へ流入し、薬剤を復
元する。その中に薬剤をもった溶液はソケットから投与
セットを下流へ患者の静脈系へ流れる。
【0026】外部環境と連通を少しも必要としない、有
益な薬剤の受動的混合および患者への放出に適した投与
セットを持つことが望ましいであろう。
【0027】容易に製作することができ、そしてそれへ
カートリッジの取付けを簡単にそして効果的に許容する
投与セット中のソケットの構造を持つことが望ましいで
あろう。ソケットへ流入する液体がカートリッジをバイ
パスする漏れなしにカートリッジを通って流れることを
確実にするソケットを提供することが望ましいであろ
う。
【0028】刺通し得る部位の不注意な除去の可能性な
しに単一のソケットに複数のカートリッジの反復使用の
間1本以上のカニューレの反復挿入および除去に耐える
ことができる改良された刺通部位を含んでいるソケット
を提供することが望ましいであろう。
【0029】コストが安く、製作が容易で、ソケット上
の簡単な速いそして適切な整列装着を提供する設計の有
益な剤を収容するカートリッジを持つことが望ましいで
あろう。
【0030】与えられたカートリッジデザインについ
て、患者へ向かって下流へカートリッジを流出する液体
のあらかじめ選定した薬剤濃度を変えることが望ましい
であろう。
【0031】カートリッジ設計が患者へ薬剤の適切な量
および濃度を放出するための適切な流体流路を確実にす
る有益な剤を収容するカートリッジを提供することが望
ましいであろう。
【0032】本発明の概要 本発明は、薬剤または他の有益な剤の復元のために要す
る時間のかかる手動ステップを排除する。本発明は患者
へ医療用溶液を放出し、そして有益な剤を収容する改良
された設計のカートリッジを収容するのに適している投
与セットの改良を提供する。一具体例において、投与セ
ットはソケットへカートリッジの接続と、そして空気排
出口を全く必要なくカートリッジの内部から後からの空
気の排除を許容し、完全に閉鎖されたシステムを形成す
る。
【0033】好ましい一具体例において、投与セットは
医療用液源とそして患者の静脈系へそれぞれ接続のため
の上流および下流接続手段を含んでいる流体導管を含ん
でいる。有益な剤を含んでいるカートリッジを収容する
ためのソケットが流体導管に沿って取り付けられる。ソ
ケットへカートリッジを架装する時、ソケットを通って
流れる液体の少なくとも一部、好ましくは全部はカート
リッジを通って流れる。投与セットはさらにソケットの
下流に、入口および出口を有し、そしていくらかの空気
を保持するための空気フラスコを含んでいる。カートリ
ッジがソケット中へ嵌められる時、カートリッジはソケ
ットへ流入する液体によって自動的に充填される。カー
トリッジ内の空気は空気フラスコへ下流に流れるが、し
かしそれ以上下流に患者へは流れない。
【0034】好ましい具体例においては、空気フラスコ
は患者にむかって下流へ流れるすべての液体は当該障壁
を通って流れなければならない、液体中の粒子全部を除
去するフィルターとして役立つ粒状物障壁を含んでい
る。
【0035】本発明の投与セットは、空気フラスコ内の
正しい液体レベルにおいて投与セットの作動を提供す
る、空気フラスコ上の最低および最高液体レベル指示を
含んでいる。
【0036】空気フラスコの代りに前記ソケットまたは
カートリッジチャンバーの下流に前記液体導管中にバク
テリア阻止空気排気口を備えてもよい。ソケットは流体
導管の上流および下流部分へ接続に適した入口および出
口と、カートリッジの2本のカニューレにより刺通され
る刺通部位と、そして刺通部位に関して並べられ、その
ため刺通部位を通ってソケットへ侵入するカニューレの
一方の外側と液密に係合するソケット内の弾力性ブッシ
ングとを含んでいる。この態様で、ソケットは患者へ放
出されるすべての液体が有益な剤を含有するカートリッ
ジがソケットへ接続されるとき最初にそれを通って流れ
ることを強制する。
【0037】カートリッジは有益な剤のためのチャンバ
ーと、そして該チャンバーを閉鎖するための好ましくは
刺通し得る閉鎖手段を含んでいる。カートリッジをソケ
ットの上に取り付け、そしてソケットとチャンバーとの
間の選択的流体連通を提供するためのアダプター手段が
チャンバーのまわりに取付けられる。
【0038】該アダプター手段はさらに、チャンバーお
よびソケット刺通手段を含んでいる流路手段を含んでい
る。該流路手段はチャンバー中の入口通路と、そして別
にチャンバーの外への出口通路を含んでいる。
【0039】チャンバーおよびアダプター流路手段は、
チャンバーをチャンバー刺通手段で選択的に刺通し、そ
れによってチャンバー入口通路および出口通路を開いた
連通に置くように、相対的にスライド自在である。
【0040】カートリッジは、チャンバー刺通手段が実
際にチャンバーを刺通し、そしてカートリッジ刺通手段
がカートリッジを刺通した時、入口および出口流路が各
自チャンバー内へ延び、出口流路が入口流路より高い高
度に配置されるように設計される。これはチャンバー内
の液体と有益な剤との効果的な混合を生じ、そして危険
なほど高濃度の薬剤が患者へ放出されることを防止する
のを助ける。好ましい具体例においては、カートリッジ
は剛直なシリンダーと、この剛直シリンダーを横切って
取付けられたベースプレートと、そしてこのベースプレ
ートを通過して取り付けられ、剛直シリンダーと実質上
同軸方向にベースプレートの少なくとも片側において剛
直シリンダー内部へ延びている第1および第2の中空カ
ニューレを含んでいる。
【0041】中空カニューレの各自はベースプレートの
両側において延びている。各自はとがった第1および第
2の端を含み、そのためカニューレの両方が有益な薬剤
を収容しているチューブ状チャンバーを閉鎖している刺
通し得るストッパーと、そしてカートリッジ収容ソケッ
トの刺通部位の両方を刺通する。第1の中空カニューレ
はベースプレートの両側において第2のカニューレより
も短い。有益な薬剤を含有するチューブ状チャンバーは
剛直シリンダー内にスライド自在に装着される。チュー
ブ状チャンバーは、中空カニューレによりストッパーが
刺通されていない第1の位置から、第1および第2のカ
ニューレの両方が刺通し得るストッパーを刺通した第2
の位置へスライドすることができる。
【0042】本発明の他の一具体例においては、カート
リッジチャンバーは有益な剤を当該障壁とそしてチャン
バー閉鎖具との間に保持する粒状物障壁を含んでいる。
より長い第2の出口流路手段がカートリッジチャンバー
中へ挿入される時粒状物障壁を刺通する。
【0043】詳細な説明 図1を参照すると、大容量非経口液容器24のような医
療用液源内に貯蔵されている医療用液体22を患者26
へ放出するための投与セット20が図示されている。投
与セット20は例えば可撓性ポリ塩化ビニルチューブ製
の流体導管28を含んでいる。標準的な静脈内投与セッ
トスパイク30のような上流接続手段が流体導管28の
上流端に取付けられる。スパイクは容器投与ポート32
の膜を刺通するのに適している。
【0044】流体導管28は流体導管28の下流端に装
着されたルーアテーパー34のような下流接続手段を含
んでいる。ルーアテーパー34は標準的技術に従って静
脈カテーテル36へ接続することができる。
【0045】投与セット20は、注射部位38を通って
針によって医療用液体を注入するための標準的な刺通し
得る注射部位38をさらに含むことができる。投与セッ
ト20は流れ導管28のまわりに装着した標準的ローラ
ークランプ40のような流量制御手段をさらに含むこと
ができる。
【0046】投与セット20は図2に詳しく示した独特
なソケット42をさらに含んでいる。ソケット42は1
984年12月3日に出願された米国特許出願第 721,9
91号に開示されているソケットの改良である。ソケット
42は流体導管に沿って装着され、そして有益な剤を収
容している図4ないし図9、図10に示した別体のカー
トリッジ44を収容するのに適している。カートリッジ
がソケット上に装着される時、流体導管28を通ってソ
ケット42中へ流れる医療用液体源容器24からの少な
くとも一部、好ましくは全部の液はソケットの外へ患者
へ向かって下流へ送られる前にカートリッジを通って流
れる。
【0047】ソケット42の下流には図1, 3,7,8
および9に示した空気フラスコ46がある。後で詳しく
説明するように、空気フラスコ46は、カートリッジを
投与セット20のソケット42上へ装着する時カートリ
ッジ44の自動的プライミングを許容する。空気フラス
コ46はカートリッジ44内に配置された空気を吸収
し、該空気が患者へ向かって下流へ通過することを防止
する。
【0048】図3を参照すると、空気フラスコ46は上
流流体導管28aへ装着されそしてそれから流体を受け
取る入口48を含んでいる。空気フラスコ46は下流流
体導管28bへ装着されそしてそれへ移行する出口50
を含んでいる。入口および出口は干渉嵌合、溶剤接着等
によって流体導管28へ装着することができる。空気フ
ラスコはソケット42の下流へ装着される。
【0049】好ましい具体例においては、空気フラスコ
46は入口および出口端キャップ52,54をそれぞれ
含み、その間にポリ塩化ビニルのような好ましくは光学
的に透明な可撓性材料の円筒形側壁56が装着される。
側壁56および端部キャップ52,54は流体導管28
の内径より大きい断面直径を有する空気チャンバー58
を形成し、そのため入口48に隣接した液滴形成オリフ
ィス60から空気チャンバー58へ入る液体は出口50
へ向かって落下する。空気フラスコ46はこのため投与
セット20内の空気の収集容器を提供する。
【0050】空気フラスコ46は出口50近くのプラス
チックリング64内に装着された粒状物スクリーンのよ
うな粒状物障壁62をさらに含んでいる。粒状物障壁は
実際には約0.2ミクロンの呼び孔径を有する滅菌フィ
ルターでよい。呼び孔径は約20ミクロンの呼び孔径を
有する大粒状物障壁のように、もっと大きくてもよい。
好ましい具体例においては、呼び孔径は約10ミクロン
である。スクリーンはイリノイ州ヘブロンのフィルタ
ー、テックによって供給されるようなナイロンメッシュ
材料でよい。粒状物障壁62は空気フラスコ46を通過
するすべての液体が粒状物障壁62を通過しなければな
らないように流路に対し横に装着される。
【0051】粒状物障壁62は空気フラスコ46内に配
置する必要はないが、しかし障壁は挿入したカートリッ
ジを出るすべての液体が粒状物障壁を通過するようにソ
ケットの下流に装着されなければならない。また、ソケ
ット42,空気フラスコ46および粒状物障壁62は、
例えば上流流体導管28aによって分離されるのではな
く、単一ユニットとして構成することも可能である。
【0052】好ましい具体例においては、空気フラスコ
46は最低液体レベル指示66および最高液体レベル指
示68を含み、それらは例えば空気フラスコ46の外周
のまわりの線よりなることができる。空気フラスコ46
中の液体レベルは、好ましくはカートリッジ44のソケ
ット42内への挿入直前に最低および最高液体レベル指
示の中間のどこかでなければならない。
【0053】改良されたソケット42は流体導管28へ
接続されたソケット入口70およびソケット出口72を
含んでいる。空気フラスコ46はソケット出口72の下
流に配置される。
【0054】ソケット42は、上方および下方取付具そ
れぞれ74,76を含んでいる。下方取付具76は出口
72と、そして入口70と流体連通にある上流端および
出口72と流体連通にある下流端をもっている流体受入
れセグメント78を含んでいる。
【0055】刺通し得る部位80がソケット内に装着さ
れ、上方および下方取付具74,76間に捕捉される。
刺通し得る部位80は刺通し得る主本体部分82と、そ
して主本体部分82の外周のまわりを延びるリング状延
長部分84を含んでいる。リング状延長部分84は拡大
外周をさらに含んでいる。
【0056】上方および下方取付具74,76は両方
で、上方および下方取付具がその間に刺通し得る部位8
0を固着態様に捕捉するように、拡大外周86を含んで
いるリング状延長部84に実質上対応し、それを収容す
る環状みぞを形成する。部位80はソケット42を分解
することなしには除去することができない。上方および
下方取付具74,76は接着剤、超音波シーリング等に
よって接合することができる。この部位は、ソケット4
2および投与セット20の使用可能寿命の間めいめい2
本の刺通カニューレを有する複数のカシートリッジ44
が繰り返して挿入され、部位から引抜かれるため、ソケ
ット内にしっかりと維持されることが重要である。流体
受入れセグメント78は刺通し得る部位80の下にそれ
と一般に同軸な先細部分90を含んでいる。先細部分9
0は弾力性ブッシング92中への針ガイドとして役立
つ。
【0057】弾力性ブッシングは好ましくはポリイソプ
レンのようなエラストマーでつくられる。弾力性ブッシ
ング92は狭い貫通ボア94を形成する。弾力性ブッシ
ング92は刺通し得る部位80に関して並んで配置さ
れ、そのため貫通ボア94は先細部分90と実質上同軸
である。
【0058】図4ないし9へ転ずると、薬剤または他の
有益な剤をソケット42において流体導管28中へ該剤
を患者へ放出のため導入するためのカートリッジ44が
図示されている。
【0059】カートリッジ44は剛直なシリンダー96
と、そして剛直シリンダーを横切って装着されているベ
ースプレート98を含んでいる。第1および第2の中空
カニューレそれぞれ100,102がベースプレート9
8を通って装着され、そしてベースプレート98の少な
くとも片側において剛直シリンダー96と実質上平行に
その内部へ延びている。中空カニューレ100,102
の各自はベースプレート98の両側に延びている。第1
の中空カニューレ100は刺通し得るストッパー104
を刺通するのに適したとがった第1の端100aを含ん
でいる。第1の中空カニュレ100はまたとがった第1
の端100aの反対にとがった第2の端100bを含ん
でいる。同様に、第2の中空カニューレ102は刺通し
得るストッパー104を刺通するのに適したとがった第
1の端102aを含んでいる。第2の中空カニーレ10
2はまたとがった端102aの反対側に第2のとがった
端102bを含んでいる。第2の中空カニューレ102
は第1の中空カニューレ100よりもベースプレートか
らその両側において長い距離を延びている。
【0060】カートリッジ44は、乾燥した粉末薬剤の
ような有益な剤108を収容しているチューブ状チャン
バー106をさらに含んでいるが、該剤は液体でもよ
い。前に述べた刺通し得るストッパー104または他の
閉鎖手段がチューブ状チャンバー106を閉鎖する。
【0061】図6を参照すると、刺通し得るストッパー
104はチューブ状チャンバー106の口110内に装
着される。ゴム製のストッパー104は口110および
ストッパー104の周縁のまわりの金属バンド112に
よって標準的薬剤バイアルのストッパーの固着に類似し
た態様でチューブ状チャンバー内に固着することができ
る。チューブ状チャンバー106は、ストッパー104
がベースプレート98に対面するように剛直シリンダー
96内にスライド自在に装着される。チューブ状チャン
バー106は剛直シリンダー96から延びる舌114に
よってシリンダー96からの完全係合に保たれている。
舌114は、図6に図示するようにチューブ状チャンバ
ー106の側壁から外側へ延びているストッパー104
および金属バンド112アセンブリと係合する。刺通し
得るストッパー104はチャンバー106の内部へ面す
る円錐径空間116を含むことができる。刺通し得るス
トッパーの代わりに、他の刺通し得る閉鎖手段を設ける
ことができる。
【0062】カートリッジ44が例えば図4,6および
7に示した第1の位置にある時、ゴム製のストッパー1
04は第1または第2の中空カニューレ100,102
のどちらによっても刺通されていない。好ましい具体例
においては、刺通し得るストッパー104はチューブ状
チャンバー106が第1の位置にある時第1および第2
のカニューレ100,102から離され続ける。
【0063】第1および第2のカニューレ100,10
2は流路手段を構成する。短い第1の中空カニューレ1
00はチューブ状チャンバー106中への入口通路を提
供する。長い第2のカニューレ102はチャンバー10
6からの出口通路を提供する。流路手段は、カートリッ
ジ44をソケット42の上に装着するのに適した、剛直
シリンダーを含むアダプター手段の一部を形成する。ア
ダプター手段はチャンバー106に関してスライドす
る。後で他の具体例に見られるように、中空カニューレ
100,102は剛直シリンダー96内をスライドし得
る。換言すれば、チューブ状チャンバー106およびア
ダプター手段は相互に関して選択的にスライドし得る。
【0064】アダプター手段は、チャンバー106と反
対のベースプレート98の側から延び、そして実質上そ
れと同軸のキーみぞ手段をさらに含むことができる。キ
ーみぞ手段はソケット42の上に嵌合するためのキーみ
ぞスロット120を含んでいる比較的剛直なキーみぞ壁
118を含むことができる。キーみぞ壁118はまたソ
ケット42の外側に装着した対応する縦キー124と係
合のための1本または2本以上の縦に形成したみぞ12
2を含むことができる。キーみぞ手段は、ソケット内の
第1および第2の中空カニューレ100,102の適切
な配置を含む、カートリッジ44の関連するソケット4
2との適切な係合を確実にする。
【0065】カートリッジ44のチャンバー106は例
えば図4に示した第1の位置から、刺通し得るストッパ
ー104がストップとして役立つベースプレート98へ
当接するまで、チャンバー106を剛直シリンダー96
内で下方へ押すことによって得られた図5に示した第2
の位置へスライドすることができる。この位置におい
て、第1および第2のカニューレ100、102は刺通
し得るストッパー104を刺通しており、そのため第1
および第2のカニューレ100、102のとがった中空
端100a,102aはチャンバー106内部と連通に
ある。第2のカニューレ102の端102aはチューブ
状チャンバー106の深い内部にあり、好ましくはチャ
ンバー106の頂端126の近くにある。第1のカニュ
ーレ100のとがった中空端100aは、好ましくはス
トッパー104によって形成された中空円錐形部分11
6内のように、チューブ状チャンバー106内に丁度あ
る。
【0066】作動において、カートリッジ中の有益な剤
108が患者へ放出される前に、本発明の投与セット2
0は図1に図示するように医療用液体容器24と患者2
6との間に開いた流体通路を設けることによって作動す
る。液体22は容器24から投与ポート32およびスパ
イク30を通って流れる。液体は流体導管28を通り、
そしてソケット入口70,流体受け入れセグメント7
8,先細部分90,貫通ボア94および出口72をその
順序に通ってソケット42を通って流れる。液体は接続
導管28を通り、液滴形成具60を通って空気フラスコ
46中へ流れる。空気は空気フラスコ46内にたまり、
液体はフラスコ出口50を通り、下流導管部分28bを
通り、ルーアコネクター34および静脈カテーテル36
を通って患者中へ下流へ流れ続ける。
【0067】投与セット20が患者26と連通に置かれ
る前に、流体導管28がプライミングされ、すなわち空
気が排除される。これは患者へ接続する前に液体がセッ
トを通って流れることを許容することにより、既知の態
様で実施される。
【0068】液体レベルが最低および最高指示線66,
68の間になるように空気フラスコ46内のレベル12
8まで液体レベルを上げるため、空気フラスコ側壁56
を標準的態様で大部分の滴下室のように圧迫し、解放す
ることができる。
【0069】患者へ薬剤のような有益な剤108を放出
することを望む時、その中に有益な剤108をその中に
持っているカートリッジ44がソケット42の上に装着
される。図7はカートリッジの作動前およびそれがソケ
ット上に装着される前のカートリッジ44およびソケッ
ト42を図示する。
【0070】カートリッジ44は図4および7に示した
ように、チャンバー106が第1の位置にある状態で看
護婦または医療人へ提供される。カートリッジ44は単
に剛直シリンダー96を握り、そして親指でチャンバー
106の頂部126を下方へ押すことによって作動され
る。これは最初に第2のカニューレ端102aそして次
に第1のカニューレ端100aを刺通し得るストッパー
104を通って押し込む。チューブ状チャンバー106
はそれ以上の運動が刺通し得る閉鎖具104とベースプ
レート98との接触によって制限されるまで下方へ押さ
れる。この第2の位置は図5に図示されている。
【0071】今や第2の位置にあるカートリッジ44
は、次に図8に図示するようにソケット42の上に装着
される。第1および第2のカニューレ100,102が
ソケット内の特定位置に配置されることが重要である。
これはその中にキーみぞスロット120を有するキーみ
ぞ壁118により、ソケット42上の上方取付具74の
ブリッジ130の上をスロット120が案内されること
にとより提供され、そしてさらにソケット42のまわり
に装着された複数の縦キー124の上に嵌合するキーみ
ぞ壁118中の縦に形成したみぞ122によって提供さ
れる。好ましい図示した具体例においては、キーみぞ壁
118はソケット上の3本の縦キー124と嵌合する3
本の形成したみぞ122を含んでいる。
【0072】図9を参照すると、カートリッジ44は片
手でソケット42をハンドル132において、そして他
方の手で剛直シリンダー96を握り、そして第2のカニ
ューレの第2の端102bがそして次に短い第1のカニ
ューレの第2の端100bが両方とも刺通し得る部位8
0の主本体部分82を刺通するようにカートリッジ44
を下方へ押すことにとより、図8に示した態様にソケッ
ト42の上に容易に装着される。カートリッジ44は下
方へ押され続け、そのため第2の中空カニューレ102
が貫通ボア94へ入り、そして第2の中空カニューレ1
02の外周のまわりにブッシング92により液密に係合
される。ベースプレート98が取付具74の頂部に当接
し、カートリッジ44のそれ以上の下降運動を制限した
後に適切な装着が発生する。
【0073】図9に示すようにカートリッジ44とソケ
ット42が係合した時、入口70においてソケットへ流
入する液体22は流体受入れセグメント78を通って流
れる。弾力性ブッシング92は第2の中空カニューレ1
02のまわりをシールしており、液体22が直接下流へ
通過することを防止する。その代わりに、液体22は第
1のカニューレ100の第2の端100bへ入り、そし
てカニューレの第1の端100aにおいてチューブ状チ
ャンバー106へ入る。
【0074】液体22がチャンバー106内で上昇する
とき、チャンバー106内の残存空気は第2のカニュー
レ102を通って下流へ押出される。空気は液滴形成器
60を通って空気フラスコ46へ入り、フラスコ46内
にたまる。図1に図示した最初の液体レベル128は線
134によって指示したような新しいレベルへ下降す
る。液体レベル128は、空気がカートリッジ44を出
て行くとき、空気フラスコ46内の液体レベルが空気が
捕捉されそして患者へ向かって下流へ押し流されること
があるフラスコ出口50へ下降しないように、カートリ
ッジ44の投与セット20中への挿入前に最低液体レベ
ル指示ラインより上でなければならない。カートリッジ
44のプライミング後の液体レベルは最低液体レベル6
6より下でよいが、しかしカートリッジ44の挿入前に
最低ライン66より上であれば、液体レベル134は出
口50より低くは決してならない。
【0075】最高液体レベル指示68は、液滴形成器6
0を通って空気フラスコ46へ入る液滴が標準的態様で
なおカウントできるような最高液体レベルのためのガイ
ドとして役立つ。
【0076】チューブ状チャンバー106内の液体レベ
ルは第2のカニューレの中空のとがった端102aに達
するまで上昇し続け、その時液体22は第2のカニュー
レ102を通り、第2の端102bを通って下流へ、そ
して液滴形成具60を通って空気フラスコ46中へチャ
ンバー106から流出し始める。チャンバー106を出
て行く液体は患者へ放出のためそれと混合された有益な
剤108の適切な濃度を有する。第1および第2のカニ
ューレ100,102によってチャンバー106内に形
成された上方液体流路は、カニューレ端102aにおい
て出て行く液体22内の薬剤濃度が患者への局部毒性を
発生させるほど高くないように、チャンバー106内で
密度勾配を形成する。局部毒性は放出液体中の薬剤濃度
が高すぎる時静脈注射部位近くに静脈刺激が発生し得る
状況である。
【0077】単位時間当たり患者への薬剤放出量は、典
型的な液体流量において一般に該流量に無関係である。
このことは極めて高い流量において、単位時間あたり患
者へ放出される薬剤の総量は患者へ全身毒性を発生させ
るほど高くないことを意味する。換言すれば、患者はあ
まりに短い時間内に体内へ多すぎる薬剤を導入されない
であろう。
【0078】低い液体流量においては、単位時間あたり
患者へ放出される薬剤の割合は投与セット20を通る液
体流量に一層依存するようになる傾向にある。チャンバ
ー106を出て行く液体22内の薬剤濃度の上限は二つ
の主の理由のため安全最高へ制限されると信じられる。
カラム状チューブ状チャンバー106内に形成された密
度勾配は、第2のカニューレ102への侵入点における
液体22の濃度はチューブ状チャンバー106内のどの
高さ中最低であることを意味する。第2に、投与セット
20を通る液体流量が減り、通常患者へ許容できない高
い薬剤濃度の危険を増すとき、チャンバー106内に形
成された混合する液体乱流の量も減り、ストッパー10
4の区域から第2のカニューレ102の第1の端102
aまでの密度の差が大きくなるように密度勾配を拡大す
る。
【0079】上述の異なる液体流量は可能性だけである
ことに留意すべきであり、好ましい作業態様において
は、看護婦または他の医療人は流量制限手段(ローラー
クランプ40またはぜん動ポンプのような)によって許
容し得る流量をセットし、少なくとも有益な剤108の
放出後まで流量を再度調節しないであろう。
【0080】独特のカートリッジ44およびソケット4
2を備えた投与セット20は治療上有益な量の有益な剤
108を治療上許容できる時間内に放出することができ
る。例えばチャンバー106内のアンピシリンの1g投
与量は120ml/時間の流量において約30分で放出
することができる。
【0081】好ましい具体例においては、チューブ状チ
ャンバー106は約10mlの容積を有し、そして約3
ないし4mlまでの空気を含むことができる。チューブ
状チャンバーの内径は約0.4インチ(1.061c
m)である。口110から頂部126までのチューブ状
チャンバーの高さは約2インチ(5.08cm)であ
る。1984年12月3日に出願された米国特許第 72
1,991号に記載されているように、刺通し得るストッパ
ー閉鎖具104の中空円錐形部分116は混合を助け、
第1のカニューレ100の第1の端100aにおける液
体22の侵入点において追加の乱流を形成するものと信
じられる。チャンバー106の比較低長い狭い形状は有
益な剤108の液体22との混合を助けるものと信じら
れる。液体22は例えば5%デキストロース溶液でよ
い。
【0082】チューブ状チャンバー106の寸法を変え
ることにより、有益な剤108の放出プロフィルを変え
ることができることに注目すべきである。例えば、チュ
ーブ状チャンバーの内径を拡大することにより、チャン
バー106内の剤108を患者26へ放出するのにより
長くかかるであろう。同様に、チャンバー106を長く
することは、もし第2のカニューレ102を長いチャン
バー106内で延長すれば放出時間を延長するであろ
う。
【0083】本発明のソケット42とカートリッジ44
を利用する有益な薬剤108を放出するための他の投与
セット136が図10に図示されており、その中では同
様なエレメントは同じ番号で述べられている。投与セッ
ト136は液滴をカウントするための標準的可撓性プラ
スチック滴下室138を含み、セット136のプライミ
ングを助ける。ソケット42は滴下室138の下流に装
着される。
【0084】空気フラスコ46は含まれていない。カー
トリッジ44がソケット42上に装着される時一つまた
はそれ以上のカートリッジ44から空気を排出するため
の他の手段が設けられる。この目的のため、ソケット4
2の下流に空気排気口140が設けられる。空気排気口
はバクテリア阻止疎水性膜を含むことができる。空気排
気口140は0.22ミクロン滅菌フィルター142の
ような液体フィルターの一部とすることができる。その
ようなフィルターは本発明の譲受人へ譲渡されたフレデ
リックらの米国特許第 4,568,366号に開示されている。
このフィルター142は液体22からどのような粒状物
をも除去する親水性作用空気繊維フィルターエレメント
を含んでいる。
【0085】図11および図12を参照すると、チャン
バー106,剛直シリンダー96およびキーみぞ壁11
8に類似したチャンバー106’,剛直シリンダー9
6’およびキーみぞ壁118’を含んでいるカートリッ
ジ44’が図示されている。そのまわりに金属バンド1
12’を含んでいるストッパー104’は有益な剤10
8を保持するチャンバー106’へ装着され、それを閉
鎖する。舌114’はチューブ状チャンバー106’を
剛直シリンダー96’との機能的係合に保持する。
【0086】剛直シリンダー96’を横切って延びるベ
ースプレート99は第1および第2のカニューレそれぞ
れ100’および102’を含んでいる。
【0087】この具体例のカートリッジ44’はベース
プレート99へ除去自在に固着されたカートリッジから
除去し得る針カバー101を含んでいる。カートリッジ
から除去し得る針カバー101は、最初にストッパー1
04’をカニューレ100’,102’で刺通すること
なくカートリッジ44’をソケット42へ接続するのを
防止する主目的を有する。換言すれば、針カバー101
は、カートリッジ44’がソケット42上へ装着できる
前に、カートリッジチャンバー106’が図11に示し
た第1の位置から図12に示した第2の位置へ動かされ
なければならないことを確実にする。カートリッジ44
が尚早で、すなわちカートリッジ44が第2の位置へ動
かされる前に装着されれば、投与セットを通って流れる
液体はカートリッジチャンバー106’へ入ることなく
第1のカニューレ100’の第1の端100a’の外へ
こぼれるであろう。
【0088】キーみぞ壁118’の比較的小さい寸法の
ため、針カバー101はそれが図11に示すように配置
されている時カートリッジ44’から除去することがで
きない。
【0089】針カバー101は各ピンの先端において減
少したピン部分105を含んでいるピン103を含んで
いる。ピンは円形の針カバーベース109から延びてい
る。ベースプレート99はその中に針カバーベース10
9を収容する環状リング様みぞ107を含んでいる。開
口111がリング様みぞ107に沿った点においてベー
スプレート99を通って延び、そして好ましくは干渉嵌
合においてピン103を収容し、そのため針カバー10
1はベースプレート99から不注意に外れないであう。
【0090】チューブ状チャンバー106’が上のカー
トリッジ44およびチャンバー106に関する説明に従
って図12に図示した第2の位置へ動かされる時、刺通
し得るストッパー104’または他の閉鎖手段はベース
プレート99と当接する前にピン103と係合する。ピ
ン103に対するこの下降運動は針カバー101を図1
1に示した干渉嵌合の外へ強制する。針カバー101の
先端113は今やキーみぞ壁118’の端を越えて突出
し、その先端113を握って人力で除去することができ
る。その代わりに、狭いピン部分105は今や開口11
1内にあるので、ベースプレート99と針とカバー10
1との間に干渉嵌合がもはや存在せず、そのため針カバ
ー101は今や好ましくはカートリッジ44’の外へ単
に落下するであろう。
【0091】針カバー101を除去した後、カートリッ
ジ44’はカートリッジ44に関し上で記載した態様で
ソケット42へ固着される。
【0092】カートリッジ44’のソケット42上への
不適切な装着の防止に加え、針カバー101はまたカニ
ューレ100および102の接触汚染を防止する。
【0093】図13を参照すると、カートリッジの代替
具体例144が図示されている。類似のエレメントは同
じ参照番号を保持する。この具体例においては、カート
リッジ144はなお剛直シリンダー96およびキーみぞ
壁118を含んでいる。チューブ状チャンバー146は
ストッパー104のような刺通し得る閉鎖具によって閉
鎖されている。チャンバー146は粒状物障壁を装着す
るための段148を含んでいる。粒状物障壁は、段14
8においてヒートシール等によって固着されたプラスチ
ックリング152内に装着された例えば5ミクロンナイ
ロン網を含むことができる。カートリッジ144を使用
する前に、有益な剤108はストッパー104と網15
0の間に捕捉され続ける。網150の上方側のチャンバ
ー146頂端部分154内には有益な薬剤108はな
い。図3の空気フラスコ46内の粒状物障壁に関する呼
び孔径および材料についての説明は粒状物障壁150に
も同様にあてはまる。
【0094】カートリッジ44と同様に、カートリッジ
144は剛直シリンダー96内にスライド自在に収容さ
れる。このカートリッジは図13においてチャンバー1
46が第2の位置にあり、第1および第2のカニューレ
100,102がストッパー104を刺通し、そしてカ
ートリッジ144が放出液体22中の有益な剤の放出の
ためソケット42上に装着されて図示されている。作動
中、チャンバー146が第2の位置へスライドする時、
第2の中空カニューレ102は粒状物障壁150を刺通
し、そして有益な剤が貯蔵されていないチャンバー14
6の頂端部分154中へ延びる。液体が第1のカニュー
レ100を通ってチャンバー146へ入るとき、有益な
剤108は前に記載した具体例のように液体と混合す
る。しかしながら粒状物障壁により、頂端部分154へ
入って行く有益な剤は放出液体22中に既に溶解してい
る。その中で混合された有益な剤108を有する液体2
2は第2のカニューレの第1の端102aのレベルまで
上へ流れ、そのとき患者へ向かって下流へ放出される。
【0095】有益な剤108をチューブ状チャンバー1
46の下方部分に捕捉することにより、より良い混合作
用が実際に発生し得るものと信じられる。カートリッジ
44,44’と同様に、カートリッジ144は第1の中
空カニューレの第1の端100aがチャンバー146内
へ少しだけある時に最良に作動する。
【0096】図14および15を参照すると、図14に
その中に有益な剤164を有する標準的薬剤バイアル1
62のようなチャンバーをソケット42へ接続するため
のアダプター160が図示されている。アダプター16
0はバイアル162の口170とのスナップ嵌合係合の
ため拡大したバイアル端168を備えた中空剛直シエル
166を含んでいる。バイアル162はその中に刺通し
得るゴムストッパー172を含んでいる。拡大したバイ
アル端168は突起174を含むことができる。同様な
ステップ嵌合構造を示す復元器具は、1984年8月2
1日に出願されたウイリアム、アール、アールトらの現
在許可された米国特許出願第 642,908号に開示されてい
る。アダプター160は中空剛直シエル166内にスラ
イド自在に装着されたスライディングプレート176を
含んでいる。スライディングプレート176はシエル壁
内のくぼみ内にスライド自在に収容された突起178を
含んでいる。弾力性材料および突起178は、運動が意
図されるまでスライディングプレート176を静止して
保つことを意図する。
【0097】拡大したバイアル端168へ面する第1の
とがった中空端180aと、拡大端168と反対に面す
る中空のとがった端180bを有する第1の中空カニュ
ーレ180がスライディングプレート176内に装着さ
れている。
【0098】また拡大した端168へ面する中空のとが
った第1の端182aと、そして拡大した端168と反
対に面する第2の中空なとがった端182bを有する第
2の中空カニューレ182もスライディングプレート1
76へ装着される。スライディングプレート176はシ
エル壁内のハンドル収容スロット186においてシエル
166の外へ突出するハンドル部分184を含んでい
る。剛直シエル166はソケット42のブリッジ130
のまわりに装着のためソケット収容スロット188を含
んでいる。
【0099】第1の中空カニューレ180は薬剤バイア
ル162または他のチャンバー中への入口流路手段を含
んでいる。第2の中空カニューレ182は薬剤バイアル
162の外への別の出口流路を含んでいる。カニューレ
180,182の第1の端180a,182aは薬剤バ
イアル162のゴムストッパー172を刺通するための
チャンバー刺通手段を含んでいる。カニューレの第2の
端180b,182bはソケット刺通手段を含んでい
る。
【0100】作動において、看護婦または他の医療人は
薬剤バイアル162をアダプター160の拡大した端部
分168内に嵌合する。オペレーターは次にハンドル部
分184を握り、そしてそれをスロット186内で動か
し、それによりスライディングプレート176とそれに
装着された針とを薬剤バイアル162へ向かって動か
し、第1および第2のカニューレ180,182の両方
でゴムストッパー172を刺通する。アダプター160
は次にソケット42のまわりに装着され、シエル166
はそのまわりに嵌合し、第1および第2のカチューレ1
80,182が刺通し得る部位80を刺通し、第2のカ
ニューレ182がブッシング92と係合する。
【0101】図15を参照すると、図14に示したアダ
プター160に類似したアダプターの代替具体例190
が図示されている。ここではしかしながらスライディン
グプレート198から延びるハンドル部分196はバク
テリア阻止疎水性膜および0.22ミクロン滅菌膜フィ
ルター194のような空気排出口192を含んでいる。
第2の中空カニューレ200は拡大したアダプター端部
分168へ面するセグメント200aと、アダプター端
部分168から反対に面するセグメント200bの二つ
の別々のセグメントから形成されている。セグメント2
00a,200bはフィルター194を横断してハンド
ル部分196の内部を通って開いた連通にある。アダプ
ター190の作動は、空気排出口192の存在がプライ
ミング中薬剤バイアル内の空気に対し出口を提供するこ
とを除き、アダプター160の作動と同じである。粒状
物障壁194もアダプター190内に装着され、粒状物
が患者へ向かって下流へ行くのを防止する。
【0102】図24および25を参照すると、有益な剤
108をその中に有するチューブ状チャンバー106が
スライド自在にその中に配置されている剛直シリンダー
96を含んでいるカートリッジ310が図示されてい
る。ベースプレート312はシリンダー96を横切って
延びる。各自チューブ状チャンバー106に面する第1
のとがった中空端314a,316aを含んでいる第1
および第2の中空カニューレ314,316がベースプ
レート312内に配置されている。カートリッジ44と
同様に、カートリッジ310のチューブ状チャンバー1
06は第1および第2のカニューレとの非係合にある第
1の位置から第1および第2のカニューレ314,31
6の第1の端314a,316aがチューブ状チャンバ
ー106のゴムストッパー104を刺通した図24に図
示した第2の位置へスライドする。カートリッジ310
はチューブ状チャンバー106と反対のベースプレート
312の側から延びるキーみぞ壁318を含んでいる。
キーみぞスロット320がソケット324のブリッジ3
22のまわりに嵌合のためキーみぞ壁318内に形成さ
れる。キーみぞ壁318は1個以上の内部突起326を
含んでいる。
【0103】カートリッジ44と異なって、第1および
第2のカニューレそれぞれ314,316の第2のとが
った端314b,316bはベースプレート312から
同じ距離を延びることができる。ソケット324は投与
セット20のような投与セットの流体導管へ接続された
ソケット入口70およびソケット出口72を含んでい
る。ソケット324は入口70と流れ連通にある上流端
とそして出口72と連通にある下流端を持っている流体
受入れセグメント78を含んでいる。
【0104】ソケット324はソケット42中のブッシ
ング92のようなブッシングを含んでいないが、しかし
後で詳しく記載するように、カートリッジ310とソケ
ット324が完全に係合すれば、ソケットを通って流れ
るすべての液体は前に記載したカートリッジ44および
ソケット42の場合のように、チューブ状チャンバー1
06を最初に通過しなければならない。
【0105】ソケット324は、ポリイソプレンのよう
な弾力性の刺通し得る材料でつくった刺通し得るピスト
ン様の注射部位338の拡大したその周縁336を含ん
でいるリング状延長部334に実質上対応しそしてそれ
を収容する環状みぞ332を形成する上方および下方取
付具328,330を含んでいる。一つ以上の爪340
がキーみぞ壁318上の内側突起326と係合のためソ
ケット324の外側のまわりに設けられる。流出シール
342は下方取付具330の残部と同じ比較的剛直なプ
ラスチック材料で下方取付具330内に成形することが
できる。流出シール342はカートリッジ310の第2
の中空カニューレ316より大きい直径の流出通路34
4を形成する。
【0106】作動において、看護婦または他のオペレー
ターはチューブ状チャンバー106の頂部344を下方
へ押し、それを第1の位置からストッパー104がベー
スプレート312に当接する図24に図示した第2の位
置へスライドさせる。図24に図示するように、カニュ
ーレ314,316は両方とも部位338を刺通する。
しかしながら図24に図示するように、カートリッジ3
10はソケット324のまわりに完全に装着されない。
図24において、部位338はなおその平常な位置にあ
る。入口70へ流入する流体はチャンバー106へ入る
ことなく流出シール342のまわりを通過することによ
って出口72を通って流れることができる。
【0107】カートリッジおよびソケットを完全に係合
するため、看護婦または他のオペレーターは剛直シリン
ダー96が図25に示した完全に係合した位置へ達する
ようにさらに下方へ押す。ソケット324に関しカート
リッジ310上へ下方圧力を加えることにより、中央の
盛り上がり部分346が部位338を下方へおし、それ
を図24に図示した平常位置から図25に示した第2の
変形位置へ下方へシフトさせる。部位338は部位のリ
ング状延長部334に対し実質上互いに直角な方向に動
く。図25に図示した変形位置において、部位338は
ソケットの流出シール342のまわりをシールする。注
射部位338の変形位置は係合突起326と爪340の
相互嵌合によって維持される。
【0108】今や入口70および流体受入れセグメント
78へ流入する流体は端314bを通って第1の中空カ
ニューレ314中へと、そして有益な剤108を収容し
ているチャンバー106中へと必然的に向けられる。部
位338上への圧力は部位338と流出シール342と
の間に効果的な液体シールを形成させる。液体は第2の
カニューレ316を通ってチューブ状チャンバー106
を出て行き、その後出口72通ってソケットを出て患者
へ向かって下流へ流れる。
【0109】カートリッジ310とソケット324の組
合せは、一旦カートリッジがソケットのまわりに係合さ
れれば単一流路を形成するためのブッシングの製造およ
び組立ての必要を排除する。有益な剤が患者へ放出され
た後、オペレーターはカートリッジを除去することがで
き、そのとき部位338は図24に示すその平常位置へ
復帰し、そのため液体はソケットを通って直接流れるこ
とができる。その後カートリッジ310はソケット32
4を通って固着することができ、その時部位338は図
25に示す変形位置へ再度強制される。
【0110】図16および17を参照すると、同様なエ
レメントは同様な参照数字で述べられているカートリッ
ジ202が図示されている。カートリッジ202はチュ
ーブ状チャンバー106および剛直なシリンダー96を
含んでいる。
【0111】ここでは、第2の中空カニューレ204は
とがった第1の端206aの下方およびベースプレート
98の上方に、カニューレ内に少なくとも1個のそして
好ましくは複数のオリフィス206を含んでいる。オリ
フィスはレーザーの使用によって形成すことができる。
与えられた寸法のカートリッジ202をもって、オリフ
ィス206の数、配置および寸法の変更は患者へ医療用
液体22と共に放出すべき有益な剤の濃度を変えるであ
ろう。オリフィスの数、寸法および配置に応じ、液体中
の薬剤の特定の区切られた濃度プロフィルが形成され
た。液体が第1のカニューレ100からチャンバー10
6へ入るとき、液体レベルが上昇する。カートリッジ4
4と同様に、チャンバー106の高さに沿って濃度勾配
が発生し、薬剤または他の剤の濃度はストッパー104
近くで最大であり、そして第2のカニューレの第1の端
206a近くで最小である。種々のオリフィス206に
より、いくつかの濃度層がチャンバー106を出ること
が許容されることができる。出口オリフィス206の寸
法および間隔は次の濃度レベルの層がカートリッジを出
る時を決定する。本明細書内に開示された本発明のカー
トリッジはこれらのオリフィス206なしで良好に作動
するものと信じられるが、オリフィス206の使用はあ
るもっと放出が困難な薬剤について有用であるに違いな
い。
【0112】与えられた時間内に患者へ向かって下流へ
放出される有益な剤の量は以下の式によって表すことが
できる。 DD=C1 1 +C2 2 .....CN N ここでDDは単位時間内に放出される薬剤の量に等し
く、CN は流体レベルまたは層N中の薬剤濃度に等し
く、そしてQN は与えられた単位時間内の液体レベルま
たは層N中のオリフィス206を通って流れる流体の量
に等しい。
【0113】特定のオリフィスについてのQN はそのオ
リフィスの寸法と、そしてカニューレ206の低い高度
にあるオリフィスの数および寸法と、そして投与セット
を通る液体流量とに依存する。各オリフィス206はカ
ニューレ204上でそれと直接対向する同じオリフィス
を持つことができる。もし与えられた高度にある、また
はその下のオリフィス206によって許容される最大流
出量がチャンバー106への液体流量より小さいなら
ば、液体はチャンバー内の次に高いオリフィス206ま
で上昇するであろう。
【0114】図18ないし23、特に図18ないし20
へ転ずると、流体導管中へ有益な剤を導入するためのカ
ートリッジ208が開示されている。カートリッジ20
8はその中に有益な剤214を持っているチャンバー2
12を形成する壁210を含んでいる。カートリッジ壁
210は、本体部分216と、そして口220を形成す
る開いた端を持っている首部分218を含んでいるガラ
ス薬剤バイアルでよい。刺通し得るストッパー222の
ような刺通し得る閉鎖手段が口220とカートリッジ2
08の首218内に装着される。ストッパー222はチ
ャンバー外部へ面する外側面224とそして形成された
チャンバー212へ面する内側面226を含んでいる。
【0115】刺通し得るストッパー222は外側蓋部分
228とそして狭い栓部分230を含むことができる。
蓋部分228は口220の端部に当接し、栓部分230
はチャンバー212の首部分218中へ延びる。
【0116】煙突状突起232は内側面226からカー
トリッジの長さに実質上平行な方向に、換言すれば刺通
し得るストッパー222の蓋部分228に対して実質上
直角方向に延びている。煙突232,栓部分230およ
び蓋部分228はポリイソプレンのような材料の単一片
から形成することができる。
【0117】閉鎖手段、この場合刺通し得るストッパー
222は煙突232の内部234と整列した点と、そし
て内側面226の区域および煙突232の外部へ整列し
た点とにおいて刺通されるのに適している。これらの二
つの点は参照数字それぞれ236および238によって
マークされている。
【0118】好ましい具体例においては、カートリッジ
はカートリッジの口220および閉鎖手段のまわりに装
着するのに適した流れコネクター240をさらに含んで
いる。流れコネクターは、口220および刺通し得るス
トッパー222と密な相互嵌合のためその一端にある拡
大したみぞ244を持っているスリーブ242のような
カートリッジ接続手段を含んでいる。
【0119】流れコネクター240はスリーブ242の
他端248へ装着されたベース246を含む。ベース2
46はスリーブ242内に回転自在に装着されるのが好
ましい。
【0120】流れコネクター240はベース246内に
装着された第1および第2のカニューレ250,252
を含む。第1および第2のカニューレは刺通し得るスト
ッパーへ面した第1のとがった端250a,252aを
含んでいる。同様にカニューレはめいめいベース246
の反対側で刺通し得るストッパーから下方へ延びる第2
のとがった端250b,252bを含んでいる。カニュ
ーレは煙突232の長さに対して実質上平行な、そして
刺通し得るストッパー222の蓋部分228に対して実
質上直角な方向に延びる。
【0121】流れコネクター240は、ベース246の
ストッパー対面側から延びている突出するキー254を
さらに含んでいる。嵌合するキーみぞ256がストッパ
ー222の外側面224内に配置される。キー254お
よびキーみぞ256の位置は勿論逆にすることができ
る。キーおよびキーみぞはベース246の中心の整列し
た中心を持つ半径によって区切られた円弧デザインを持
つことができる。
【0122】カニューレの第1の端250a,252a
はベース246のチャンバー対面側から実質上同じ距離
を延びる。好ましい具体例においては、カニューレの第
2の端250b,252bは、第2のカニューレの第2
の端252bがベースのチャンバー遠方側から第1のカ
ニューレ250より遠くへ延びるように配置される。
【0123】ベース246は、そのチャンバー遠方側か
ら延び、第1および第2のカニューレを囲みそれから離
れている延長壁258を含んでいる。延長壁258は、
その中に形成されたスロット260を含む。延長壁25
8および第2の端250b,252b看護婦または他の
オペレーターへの害を防止し、そしてカニューレの接触
汚染を防止するために設けられたキャップ262によっ
てカバーされる。
【0124】延長壁258中のスロット260はカート
リッジ208の投与セット20の流体導管28中に装着
されたソケット42のようなソケットとの適切な係合を
可能とするためのキーみぞ手段として役立つ。
【0125】作動において、看護婦または他のオペレー
ターは延長壁258からキャップ262を除去し、キー
254およびキーみぞ256が嵌合するまで延長壁を回
転し、その時延長壁258とベース246とは、中空カ
ニューレがチャンバー212から離れている図19に示
した第1の位置から第1および第2のカニューレ25
0,252が閉鎖手段を刺通しそしてチャンバー212
と流れ連通にある図20に示した第2の位置へ中空カニ
ューレが動くまで、刺通し得るストッパー222へ向か
って押される。第2の位置において、第1のカニューレ
250は煙突に対し外側の点においてストッパーの内側
面226を刺通する。第2のカニューレ252はその第
1の端252aが煙突232内に配置されるようにスト
ッパー222を刺通する。
【0126】カートリッジ208は次にスロット260
をソケット42のブリッジ130上に装着することによ
り図1に示したソケット42のまわりに挿入される。こ
の位置において第1および第2のカニューレ250,2
52は図9に示した第1および第2のカニューレ10
0,102と同じ態様でソケット内に配置されるであろ
う。ソケットへ流入する液体は第1のカニューレ250
を通ってチャンバー212中へ流入し、その中の有益な
剤214と混合するであろう。液体が煙突232の頂部
264のレベルを上昇する時、液体は第2のカニューレ
252およびブッシング92を通って患者へ煙突を流下
するであろう。代わりに、ベース246のストッパー遠
方側上のカニューレ250,252の長さは、カートリ
ッジ208を図24および25に示したソケット324
と共に使用できるように変更することができる。
【0127】図21ないし23を参照すると、蒸気およ
び空気に対し比較的不透過性の壁268と、そしてそれ
と共にチャンバー272を形成する刺通し得るストッパ
ー270のような刺通し得る閉鎖手段を含んでいるなお
他のカートリッジ266が開示されている。刺通し得る
ストッパー270は外側面276と、チャンバー272
へ面する内側面278を含んでいる。
【0128】煙突280は内側面278からカートリッ
ジの長さに実質上平行な方向に、換言すれば外側面27
6に対して実質上直角な方向に延びる。有益な剤282
は煙突280自体内部のチャンバーに貯蔵される。ナイ
ロンメッシュスクリーンのような約20ミクロン以下の
呼び孔径を有する粒状物障壁のような液体透過性障壁2
84が煙突280の頂部286に装着される。液体透過
性障壁284はカートリッジ266がアダプター42中
へ差し込まれる時まで煙突280内に有益な剤を保持す
る。
【0129】好ましい具体例中のカートリッジ266は
ベース290を持っている流れコネクター288を備え
る。ベース290はチャンバー遠方側292とチャンバ
ー対面側294とを含む。第1および第2のカニューレ
それぞれ296,298がベース290中に取付けられ
る。延長壁300がベース290のチャンバー遠方側2
92から延び、そして他のカートリッジに関して上で記
載した態様でカートリッジ266をソケット42上に装
着することを可能にするスロット302を備える。
【0130】第1のカニューレ296の第1のとがった
端296aはベース290から第2の中空カニューレ2
98の第1の端298aよりも短い距離を延びる。同様
に第1の中空カニューレ296の第2のとがった端29
6aはベース290のチャンバー遠方側から前記のカー
トリッジ44と共に使用のため第2のカニューレ298
の第2の中空端298bよりも短い距離を延びる。第2
の中空カニューレ端296b,298bの配置は図24
に図示したソケット324のようなソケットと共に使用
するため変更することができる。
【0131】使用において、オペレーターはベース29
0のチャンバー対面側294が図22に図示するように
ストッパー270に当接するまで刺通し得るストッパー
270を通過して第1および第2のカニューレ296,
298を押す。
【0132】しかしながら第2のカニューレが煙突内に
配置されている図18ないし20の具体例と異なって、
図21ないし23に図示した具体例においては煙突28
0内に配置されるのは第1のカニューレ296である。
有益な剤は煙突内に保持されているため、有益な剤と混
合する液体の上への流路は煙突自体の内部に形成され
る。
【0133】最終的に液体は液体透過性障壁284に達
し、煙突280の外側壁を流下する。その中に有益な剤
を持っている液体は煙突280の外部のチャンバー27
2中に集まる。液体レベルはそれが第2のカニューレ2
98の第1の端298aのレベルへ達するまで上昇し、
その時液体は第2のカニューレ298中へそして患者へ
向かって下流へ流れる。ソケット42のまわりの流れコ
ネクター288を含むカートリッジ266の装着は図2
3に図示されている。
【0134】いくつかの具体例および特徴をここに詳細
に記載し添付図面に示したが、特許請求した発明の範囲
を逸脱することなく種々の他の具体例が可能であること
が自明であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】空気フラスコおよびソケットを含んでいる投与
セットの斜視図である。
【図2】図1に図示したソケットの部分拡大断面図であ
る。
【図3】図1に図示した空気フラスコの部分拡大断面図
である。
【図4】第1の位置にあるカシートリッジチャンバーを
図示する、図1の投与セットと共に使用すべき有益な剤
のためのカートリッジの側面図である。
【図5】カートリッジ部材をその第2の位置へスライド
して動かした、図4のような側面図である。
【図6】カートリッジのための閉鎖具の部分断面図であ
る。
【図7】カートリッジをソケット上へ取付ける前の投与
セットの部分斜視図である。
【図8】ソケット上へ取付けたカートリッジを図示する
図7に類似の図である。
【図9】ソケット、カートリッジおよび空気フラスコが
流体連通にある、投与セットの部分断面図である。
【図10】投与セットの他の具体例の側面図である。
【図11】カートリッジチャンバーが第1の位置にあ
る、カートリッジの他の具体例の断面図である。
【図12】カートリッジチャンバーが第2の位置にある
第9A図のカートリッジの断面図である。
【図13】カートリッジのなお他の具体例の断面図であ
る。
【図14】ソケットと、カートリッジの代替具体例の分
解部分断面図である。
【図15】ソケットと、カートリッジのなお他の代替具
体例の分解部分断面図である。
【図16】第2の流路手段の側壁に複数のオリフィスを
含んでいるカートリッジの断面図である。
【図17】図16に図示した第2の流路手段の一部の拡
大側面図である。
【図18】指向された流路をその中に確立するするため
カートリッジチャンバー内に煙突を含んでいるカートリ
ッジの破断斜視図である。
【図19】図18のカートリッジの縦断面図である。
【図20】チャンバーとアダプターとの間の流れ連通が
確立された後の図18のカートリッジの断面図である。
【図21】その中に煙突を含んでいるカートリッジの他
の具体例の分解縦断面図である。
【図22】カートリッジチャンバーとアダプター間に流
れ連通が確立された後の図21のカートリッジの断面図
である。
【図23】ソケットへ固定した図21のカートリッジの
断面図である。
【図24】ピストン状注射部位を有するソケット中へ挿
入されているカートリッジの縦断面図である。
【図25】ピストン状注射部位がカートリッジとソケッ
トとの完全係合によってその第2の変形した位置へ動か
された、図24に図示したカートリッジとソケットの部
分断面図である。
【符号の説明】
20 投与セット 22 医療用液 24 非経口容器 26 患者 28 流体導管 30 上流接続手段 34 下流接続手段 42 ソケット 44 カートリッジ 46 空気フラスコ 70 ソケット入口 72 ソケット出口 78 液体受入れセグメント 80 刺通部位 96 剛直シリンダー 98 ベースプレート 100,102 中空カニューレ 104 刺通し得るストッパー 106 チャンバー 108 薬剤 160 アダプター 162 薬剤バイアル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】医療用液源および患者へ接続に適している
    流体導管を含んでいる投与セット中に挿入するのに適し
    ているソケットにして、(a)流体導管の上流部分へ接
    続に適している入口、(b)流体導管の下流部分へ接続
    に適している出口、(c)前記入口と流体連通にある上
    流端および前記出口と流体連通にある下流端をもってい
    る流体受入れセグメント、(d)刺通し得る部位、
    (e)前記刺通し得る部位を通って前記ソケットへ侵入
    するカニューレを前記流体受入れセグメントから隔離す
    ると同時に該カニューレと前記ソケット出口との間の流
    体連通を許容するための手段を備えていることを特徴と
    する前記ソケット。
  2. 【請求項2】前記ソケットへ侵入するカニューレを前記
    液体受入れセグメントから隔離する手段(e)は、前記
    受入れセグメントの下流で前記刺通し得る部位に関して
    整列して配置され、前記刺通し得る部位を通ってソケッ
    トへ侵入するカニューレの外側を液密にシールする弾力
    性ブッシングである請求項1記載のソケット。
  3. 【請求項3】前記ソケットへ侵入するカニューレを前記
    液体受入れセグメントから隔離する手段(e)は、弾性
    変形し得るピストン様の刺通し得る部位(d)と、液体
    受入れセグメント中に該ピストン様刺通し得る部位と対
    向して設けられ、該ピストン様刺通し得る部位の弾性変
    形によりソケットへ侵入したカニューレのまわりに液密
    シールを形成し得る流出シールとによって構成される請
    求項1記載のソケット。
  4. 【請求項4】前記刺通し得る部位は刺通し得る主本体部
    分と、主本体部分の周縁のまわりのリング状延長部を含
    み、前記リング状延長部は拡大した外周縁を有し、 前記ソケットは前記拡大周縁を含む前記リング状延長部
    に実質上対応しそしてそれを収容する環状みぞを形成す
    る上方および下方取付具を含み、そのため前記上方およ
    び下方取付具が前記刺通し得る部位をその間に捕捉し、
    前記ソケットを破壊することなく前記部位の除去を防止
    する請求項1または2または3記載のソケット。
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