JPH06229683A - 分解ファーネス - Google Patents

分解ファーネス

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JPH06229683A
JPH06229683A JP4080563A JP8056392A JPH06229683A JP H06229683 A JPH06229683 A JP H06229683A JP 4080563 A JP4080563 A JP 4080563A JP 8056392 A JP8056392 A JP 8056392A JP H06229683 A JPH06229683 A JP H06229683A
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JP
Japan
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furnace
tube
sample
crucible
tubes
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JP4080563A
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English (en)
Inventor
Wayne R Hemzy
アール ヘンズイ ウエイン
Carlos Guerra
ゲアラー カーロス
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Leco Corp
Original Assignee
Leco Corp
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D7/00Forming, maintaining, or circulating atmospheres in heating chambers
    • F27D7/06Forming or maintaining special atmospheres or vacuum within heating chambers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27BFURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS IN GENERAL; OPEN SINTERING OR LIKE APPARATUS
    • F27B17/00Furnaces of a kind not covered by any preceding group
    • F27B17/02Furnaces of a kind not covered by any preceding group specially designed for laboratory use

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 分析のための分析用サンプルの熱分解に使
用。 【構成】 ファーネスキャビネットと、外側のチューブ
40の内径よりも小さい外径を有する内側のチューブ5
0が円筒状のチューブで互いに間隔をあけて同軸に配置
されその間に環状の空間を限定するように支持する手段
と、当該内側のチューブ50の中の中心領域にるつぼ1
10を支持する手段と、当該るつぼ110の中に置かれ
たサンプル115の熱分解のために当該中心領域に熱を
供給する手段と、当該チューブの1端において当該チュ
ーブを支え且つ不活性キャリヤーガスをファーネス10
に供給するための支持手段と、当該チューブの反対の端
において、サンプル115を選択的に当該るつぼ110
に置き、当該チューブを当該他端において支え、且つ当
該内側のチューブにキャリヤーガスを導入するための手
段とより成る、分解ファーネス10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本願発明は引続いての分析のための分析用
サンプルの熱分解に用いられるファーネスに関する。
【0002】ハロゲンを含む多くの有機材料の分析にお
いて、ムライト(アルミの珪酸塩化物)、アルミナ又は
石英の熱分解チューブを用いた通常の熱分解ファーネス
はガス状の熱分解の生成物と反応して、酸素のようなあ
る種の化学要素の分析と共に妨害する副生成物を生ず
る。斯くして例えば弗化されたサンプルが熱分解される
と、これはガス状の形のHFを生ずる。これはムライ
ト、アルミナ又は石英と反応して水(HO)を生ず
る。酸素が探知される要素であるときには、妨害する副
生成物の水によって与えられる追加の酸素は誤った分析
結果に導く。同様な効果が他のハロゲンのときにも生ず
るが、これらは弗素程活発でないのでその程度は少い。
【0003】同軸に間隔をおいた複数のチューブを利用
した各種の熱分解システムが既にあります。「燃焼シス
テム」と云う表題で1990年2月16日に出願された
米国特許申請No480.777は目下審査中で現在の
譲受人に委譲されているが、この開示するシステムは水
平方向を向いて居り内部の燃焼チューブの材料としてム
ライトを用いている。このようなシステムは殆んどのサ
ンプルに対してはうまく働いているが、上述したような
困難を経験している。即ち弗化物又は他のハロゲンを含
むサンプルの熱分解チューブそのものとの反応が熱分解
の妨害する副生成物を与え、その結果分析結果が不正確
となるものである。
【0004】本願発明のシステムは、同軸上内部と外部
に間隔をあけて設けられたファーネスチューブをもつ分
解ファーネスを与え、この中にサンプルが導入されサン
プルを分解してガス状の副生成物にするように熱せられ
ることによって従来技術の問題点を克服するものであ
る。内側のチューブは、熱分解のガス状の副生成物と反
応して妨害する副生成物を与えることのない材料から作
られて居り、本願発明の好ましい実施例においてはガラ
ス質の炭素が用いられている。この材料はある程度迄は
サンプルのガス状の副生成物と反応しないが例えばサン
プルが弗化物のサンプルであるときはそのような生成物
と反応して四弗化炭素(CF)を生じ若し塩化物のサ
ンプルのときは四塩化炭素(CCl)を生ずる。これ
らのガスは酸素を含まず、従ってそのような有機サンプ
ルの中に含まれた酸素の探知を妨害しない。
【0005】本願発明の好ましい実施例においては、1
組の同軸に間隔をおいて取付けられるファーネスチュー
ブが分解用サンプルのるつぼと共にベースの上に取付け
られ、このるつぼはベースの上に支えられ、好ましい実
施例においてはカーボンフエルトの包装材料と粒子状の
カーボンブラックの組合せより成り、るつぼがこの上に
おかれる炭素質の材料によってファーネスの中心に位置
されている。この材料はるつぼをファーネスの高温領域
に位置させるように選ばれ、ファーネスは分解サンプル
を1300℃の近くの温度に加熱する加熱手段を含んで
いる。引続いての分析のためにるつぼの中に含まれたサ
ンプルからガスを粉末状のカーボンブラックとカーボン
フエルトを通してベースの中の出口の開口部へ吹き払う
ためヘリウム又は窒素のような不活性のキャリヤーガス
を供給する手段が好ましくはベースの中に設けられてい
る。
【0006】本願発明の好ましい実施例において、分解
ファーネスは更にキャリヤーガスをファーネス内部に供
給し、サンプルをカップ型のるつぼの開いた口の中に向
けるための内部と外部のファーネスチューブと同軸に配
列されて伸びるランスチューブを含む。ランス(酸素
槍)は分解されたサンプルガスと反応しないようにグラ
フアイトから出来ている。このようにしてサンプルの周
囲は熱分解の妨害する副生成物の発生を妨げるためにハ
ロゲンを含むサンプルと反応し得る如何なる要素をも除
外している。外部のファーネスチューブはファーネスの
キャビネットの中に適当に位置されている。
【0007】従って本願発明のシステムは、熱分解プロ
セスのガス状の副生成物と反応する材料を含まない分析
試料のための周囲の環境と不活性ガスを利用して、ハロ
ゲンを含む有機試料と共に酸素が検知されることができ
る改良された分解ファーネスを与える。堅型ファーネス
のための特徴のある複数のチューブが与えられ、この中
で比較的コンパクトな空間の中でこれらの結果が達成さ
れ、この空間はキャリヤーガスと分解用サンプルを導入
するため近接し易さを与える。
【0008】本願発明のこれら又は其の他の特徴、目
的、及び利点は次の説明並びに添付図面を読むことによ
って明らかとなる。
【0009】本願発明の分解ファーネス10は図1にお
いて最もよく見られ、ベースプレート14上に支えられ
た外の板金キャビネット12を含み、ステンレス鋼の材
料でできたファーネスチューブ支持部材20がその中心
に取付けられている。部材20は詳細第2〜4図に示さ
れ、ベース14の先端に穴をあけられたプレート30に
よって取付けられた低い部分が通常デイスク形のフラン
ジ22を含む。この穴のあいたプレート30は夫々固定
用ねじ31及び33によりプレート14に取付けられて
いる。穴のあいたプレート30は支持部材20の位置の
調整を容易にし、この支持部材20は、垂直方向におい
てはその位置に保たれるが、ベースプレート14の上を
0.25インチの半径以内ですべることができる。これ
らのねじは部材30と斯くしてチューブ支持体20をベ
ースに取付けるため細長い開口穴38を通って伸び、ベ
ース14のねじを切った穴13及び15の中に固定され
る。部材30はフランジ22の厚さに対応する厚さを持
つ間隔ブロック32の上にのっている。支持部材20は
通常円筒形で、図2〜図4において最もよく見られるよ
うに第1の直立部分24を含み、この直立部分24はそ
の中に形成された環状の溝25を有してOリングシール
26(図1)を受け入れ、これは部分24のまわりと上
を同軸に伸びる外側のファーネスチューブ40の下端を
シール可能に結んでいる。部材24は更に第2の直立す
る上の部分28を含み、この部分28には内部のファー
ネスチューブ50の内径とシール可能に結ぶため、O−
リング23を受け入れるための環状のO−リング受け入
れ溝29がある。円筒形のチューブ40及び50はその
下端において穴のあいたプレート30の上若しくは夫々
部材20の部分24及び28の間を水平に伸びる肩21
の上にのっている。
【0010】部材20は更にガス入口通路34を含み、
これは図1〜図4に最もよく見られるように、低く水平
に伸びる部分35、垂直に伸びる部分36及び上方の水
平に伸びる部分37とを含み、この部分37はその端に
おいて、内部のファーネスチューブ50と外部のファー
ネスチューブ40との間に伸びる環状の空間60と通じ
ている。通路34の低く水平に伸びる部分35の端は、
ファーネス10の円筒形の室60にキャリヤーガスを供
給するためにヘリウム又は窒素のような不活性ガスの源
に結ばれている。支持部材20は、通路34の垂直に伸
びる部分36の上端を含み、ステンレス鋼の銀ろう付け
されたプラグ39によってふさがれているので、流れの
途は入口35から通路36を通って上に、それから通路
37を通って外に向い円筒形空間60に入る。
【0011】支持部材20は同様にガス出口通路41を
含み、これは通常垂直に下に向って支持部材20の上の
表面から伸び、低い水平に伸びる通路43の中で終り、
ここへ分解装置に導くチューブが連結され、この装置に
ファーネスが付いて居るので熱分解のガス状の副生成物
はファーネス10から出口通路43を通って運ばれる。
【0012】ファーネス10は通常水平に伸びる支持壁
16(図1)を含み、これは外側のキャビネットの壁1
2に取付けられ、且つファーネスの熱分解領域をかこむ
固定した繊維質の断熱材17を支え、このファーネスの
中には通常円筒形のシリコンカーバイドの電気加熱素子
18が取付けられている。断熱ガスケット71は断熱部
材17の上端をカバーしている。円筒形の加熱素子はフ
ァーネスの上部壁19の少し上から下に向って伸び、交
流220Vのような運転動力供給源に連結されている電
気の導体(図示されていない)を含み、サンプルの熱分
解のための熱エネルギーを与える。
【0013】電気的な導体はシリコンカーバイド加熱素
子18の上端において締めつけられている。クランプす
るカラー72は断熱材17の中に形成された垂直に伸び
る凹所73の中に加熱素子を支える手段を与える。部材
72は上部壁19に取付けられたセラミック(ジルカ
ー)の支持板70の上端にのっている。加熱素子18は
凹み75をもつセラミック(ジルカー)のキャップ板7
4によって上端に維持される。プレート74は上部壁1
9にねじを切られた離れているスペーサ(図示されてい
ない)によって固定されている。領域76の中の断熱材
17の部分はファーネス10の高温領域を限定するため
に拡大され、1組のサーモカップル77及び78はファ
ーネス10の中心の反対側に位置し、通常の方法で加熱
素子18に加えられる動力をコントロールするための適
当なファーネスコントロール回路に連結され、約130
0゜のその運転温度又はその近くにファーネスの温度を
調節する。繊維質の断熱材17は又低い段のある開口7
9を含み、外側のファーネスチューブ40がそこを通っ
て且つ低い方のキャビネット支持16の中の類似の開口
部を通って下方に伸びることを可能としている。断熱材
17の段階状領域79も又加熱素子18の下端又は冷た
い端を受け入れる。この構造は加熱素子と外側の燃焼チ
ューブ40を同軸に揃って維持する。
【0014】ファーネスシャビネット12の上端は開口
部82をもつ先端80を含み、この開口に伸ばされたア
ルミの加熱シンク84が取付けられその先端にはアルミ
ニウムのサンプルのドロップ板86が付着しそこにO−
リングシール85によってシールされている。部材84
及び86は夫々外側のファーネスチューブ40を受け入
れるための円型の開口部83と87を含んでいる。サン
プルドロップ板86の上には装填用ヘッド88が位置
し、ここには希望により自動サンプル滴下機構又は類似
品を含み、これはファーネス10の開かれた先端のカバ
ーを規定しており、これはプレート86の先端表面と接
触しこれにO−リング89によってシールされている。
テフロンの断熱デイスク90は外側のファーネスチュー
ブ40の先端表面45と接触し、有機サンプル115を
装填用ヘッド88からランスチューブ100の先端に導
くように位置し、ランスチューブはグラフアイトから作
られて居り詳細は図5、図6に示されている。
【0015】ランスチューブ100は中心部の穴101
がそこを通って下方に伸びている通常円筒形の本体10
2より成り、チューブ102の反対側に外に伸びるフラ
ンジ103及び105をもつ通常T字形の先端で終って
居りこれは図5及び図6に最もよく見られる。フランジ
103及び105の夫々の側の平面107と中間部分1
04は空間60に導入されたキャリヤーガスがランス1
00の先端のまわりと、ランスを通って下向きにアラー
ネスの内部に流れる流路を支える。中間部分104はア
ーチ形の端をもち、この端は図1によく見られるように
内側のファーネスチューブ50の内側の直径の中にはま
って、ランス100を内側のファーネスチューブ50の
中に同軸に間隔をおいた関係に位置させる。フランジ1
03及び105の外側のアーチ型表面106は図1によ
く見られるように外側のファーネスチューブ40の内側
の円筒形表面とかみ合い、フランジ103及び105が
内側のファーネスチューブ50の先端に位置して、キャ
リヤーガスの流れに対して平面107によって与えられ
た間隙をもってそこにランスを支えている。間隙92は
フランジ103と105の上部の表面とワッシャー90
の低い表面の間を伸びて更に装填用ヘッド88をファー
ネスの内部の構成要素から断熱する。装填用ヘッド88
はソリッドな底の表面94を含み、これは使用中にファ
ーネスの先端をシールして閉ぢる。
【0016】ランスチューブ100の下端108の下に
位置してグラフアイトのるつぼ110(図1)があり、
これは通常円筒形の側壁112のもつカップの形状をな
し、内側のファーネスチューブ50の内側直径よりやや
小さい外径と、分析されるべき試料115を受ける床と
を有している。るつぼ110は粒状カーボンブラック1
20から成るチューブパッキングの部分の上に位置し、
これは図1に示されたようにカーボンフエルトパッキン
グ材料の巻かれた部分130の上に位置している。カー
ボンフエルトのパッドは巻き上げられたときには弾性の
ある円筒又はプラグ130を形成し、これは内側のファ
ーネスチューブ50の中に押込まれたとき、内側のファ
ーネスチューブ50の壁に対する巻かれたカーボンフエ
ルト130の与圧によってその場所に保たれる。カーボ
ンフエルトパッキング材130の長さは、カーボンブラ
ック材料120と共に、るつぼ110を最高の効率が得
られるようにファーネス10の中心又は高温の領域に位
置させるように選ばれる。1つの実施例においてはカー
ボンフエルト材料は四角のグラフアイトパッドで0.2
5インチの厚さで各辺は2.25インチで、ファーネス
の組立の間にチューブ50の下端に巻いて挿入された。
内側のファーネスチューブ50は斯くしてランスチュー
ブ100とるつぼ110をかこみカーボンフエルト13
0と粒状カーボンブラック120をその位置に保つ。
【0017】チューブ50はガラス質又はガラス状のカ
ーボン材料から作られた円筒形の部材であるので、これ
はハロゲンを含むサンプルと反応して妨害する熱分解の
副生成物を生じることはない。これはある程度はハロゲ
ンを含む試料と反応するが、ファーネス10と結合され
た分析器用の酸素検知システムを妨害し得るような酸素
を含む化合物に変換することはない。チューブ50は長
さ約11.7インチ、内径約0.768インチ、外径約
0.965インチである。円筒形チューブの端の内側の
端は60°に面取りされて居り、内側の端は支持体20
における正確なO−リングのシーリングを得るためと、
ランス100を正確に位置させるために多少グラインド
されている。ストックチューブ材料はシグリ株式会社か
ら市販品を入手できる。チューブ50の上端はランス1
00の部分104のまわりに支持され、ランス100は
今度は外側のファーネスチューブ40の上端とかみ合
い、ランス100、内側のチューブ50、及び外側のチ
ューブ40を同軸で間隔をおいた関係に位置させ、内側
と外側のチューブの間に環状のガス通路60と、キャリ
ヤーガスの空間60からチューブ50の中への通路を限
定している。
【0018】外側のチューブ40はムライトのチューブ
より成り、長さは約12.25インチ、内径約1.16
インチ、外径は約1.38インチである。チューブ40
の下端はプレート30の上に支持されている。チューブ
40の上端はサンプル滴下プレート86の中に伸びテフ
ロン絶縁デイスク90と接触する。斯くして下端におい
て支持部材20はファーネスチューブ40と50を同軸
に間隔をおいた関係位置に支持し、一方ランス100の
段階をつけた上の部分の構造はファーネスの上端におい
て類似の支持と間隔を与える。
【0019】ファーネスは、断熱材17の中の低い開口
部79に関して一旦支持部材20が置かれた場所にO−
リングのシールをもつ支持部材20の上に夫々の同軸に
伸びるチューブを次々に置くことによって組立てられ
る。外側のファーネスチューブ40はファーネスのプレ
ート74、19及び16の中の円形の孔を通って伸びて
いる。チューブが一旦支持部材20の上に位置される
と、カーボンフエルト材料の上にその上端迄注がれパッ
クされたカーボンブラック材料120は、適当な計測ロ
ッドによって決定されることのできるファーネスの中心
領域の少し下の距離に調整する。これはるつぼの中のサ
ンプルを加熱領域の中心に置く。るつぼ110はその
後、適当な挿入工具を用いて内側のチューブ50の内側
の直径をすべりおちることによりカーボンブラックの上
方正しい位置におかれる。ランス100はチューブを互
いに同軸の関係に間隔をあけるためにチューブの上端に
位置する。加熱シンク84、プレート86、O−リング
85およびワッシャー90はその後チューブ及びランス
の先端の上におかれる。
【0020】使用するときには装填ヘッド88が開き、
有機サンプル115が装填ヘッド88の中の室に滴下す
ることができる。キャリヤーガスは上に流れて装填ヘッ
ド88から流出しここでサンプルと室の雰囲気のガスを
追い払う。一旦完全に追い払われると、装填ヘッドはシ
ールされ、有機サンプル115はるつぼ110の開いた
口と揃っているランスチューブ100の中心の開口10
1を通って下方に滴下されるので、サンプルは第1図に
示されたようにるつぼの床の上に位置される。
【0021】ガスの流れは流量計、ポンプ等によって通
常の方法により調節され、ガスの流れの途はファーネス
と関連した酸素分析器(図示されていない)を通って与
えられている。キャリヤーガスはるつぼの外径(外径は
約0.68インチである)とチューブ50の内径の間の
空間を通り、一旦ファーネスが加熱されるとサンプル1
15からの酸素を一酸化炭素(CO)に変換するカーボ
ンブラック120を通って下に向って流れ、この一酸化
炭素は、出口43に結ばれた分析器の入口に出口通路4
1及び43を通り、カーボンフエルトパッキング130
を通って外に流れる。
【0022】一酸化炭素は約650℃に加熱された酸化
銅材料の存在下において通常の第2のファーネス(図示
されていない)によって分析の前に二酸化炭素に先づ転
換されるので、サンプル115から出る酸素は凡て赤外
線吸収又は分析器の中の他の通常の技術によって分析の
前に二酸化炭素に転換される。サンプルをグラフアイト
ランス100、ガラス質炭素の内側のファーネスチュー
ブ50及びカーボン材料120及び130を通じてカー
ボンのみに曝すことは、熱分解による何等かの妨害する
副生成物の導入を避け、他の酸素化合物を導入せずにフ
ァーネスの中で酸素を一酸化炭素に転換することを確実
にする。
【0023】此の方面の専門家にはここに述べられた本
願発明の好ましい実施例に色々な改造が明らかとなり、
請求項に規定された本願発明の精神又は範囲から離れる
ことなしに実施することができることも又明らかとなろ
う。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本願発明を具体化する分解ファーネスの
垂直断面図である。
【図2】図2は図1に示されたファーネスの支持部材の
拡大された前面立面図である。
【図3】図3は図2に示された構造の先端平面図であ
る。
【図4】図4は図3の切断線IV−IVに沿ってとられ
た図2に示された部材の断面図である。
【図5】図5は図1に示されたファーネスに用いられた
ランスチューブの側面図である。
【図6】図6は図5に示されたランスチューブの底の平
面図である。
【符号の説明】
10 分解ファーネス 12 板金キャビネット 13 ねじを切った穴 14 ベースプレート 15 ねじを切った穴 16 支持壁 17 断熱材 18 加熱素子 19 上部壁 20 支持部材 21 肩部 22 デイスク型フランジ 23 O−リング 24 直立部分 25 環状溝 26 O−リング 28 上部 29 O−リング受入れ溝 30 穴をあけたプレート 31 固定ねじ 33 固定ねじ 34 入口通路 35 下部水平部分 36 垂直部分 37 上部水平部分 38 スロット孔 39 プラグ 40 外側ファーネスチューブ 41 出口通路 43 出口通路 45 先端表面 50 内側ファーネスチューブ 60 環状スペース 70 支持プレート 71 ガスケット 72 カラー 73 凹み 74 キャッププレート 75 凹み 76 領域 77 サーモカップル 78 サーモカップル 79 段のある下部開口 80 先端 82 開口部 83 円型開口部 84 加熱シンク 85 O−リングシール 86 サンプル滴下プレート 87 円型開口部 88 装填ヘッド 89 O−リング 90 テフロンデイスク 92 間隙 94 底の表面 100 ランスチューブ 101 中心孔 102 円形本体 103 フランジ 104 中間部分 105 フランジ 106 アーチ形表面 107 平面 108 ランスチューブ下端 110 グラフアイトるつぼ 112 円筒型側壁 115 有機サンプル 120 カーボンブラック 130 カーボンフエルトパッキング(巻かれた部分)

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分解ファーネスにおいてファーネス キ
    ャビネットと、外側のチューブの内径よりも小さい外径
    を有する内側のチューブが円筒状のチューブで互いに間
    隔をあけて同軸に配置されその間に環状の空間を限定す
    るように支持する手段と、 当該内側のチューブの中の中心領域にるつぼを支持する
    手段と、 当該るつぼの中に置かれたサンプルの熱分解のために当
    該中心領域に熱を供給する手段と、 当該チューブの1端において当該チューブを支え且つ不
    活性キャリヤーガスを当該ファーネスに供給するための
    支持手段と、 当該チューブの反対の端において、サンプルを選択的に
    当該るつぼに置き、当該チューブを当該他端において支
    え、且つ当該内側のチューブにキャリヤーガスを導入す
    るための手段と、 より成ることを特徴とする分解ファーネス。
  2. 【請求項2】 請求項1に規定された装置において、 当該チューブは通常垂直の方向に配列され当該支持手段
    は支持部材をその1端に含み、1組の異った径の円筒部
    分をもち、当該チューブが支持のためその上に伸びるシ
    ール手段を有することを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に規定された装置において、 当該支持手段はガス状のサンプルを受け取るための当該
    内側のチューブの内部と連絡する出口通路を更に含むこ
    とを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に規定された装置において、 当該反対側の端にある当該手段は、当該内側チューブの
    内径よりも小さい外径をもち、当該るつぼの上に間隔を
    おいた位置に下に向って伸びるランスチューブを含むこ
    とを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に規定された装置において、 当該るつぼを当該フアーネスの中心領域に支持するため
    の当該手段は炭素質の材料よりなることを特徴とする装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に規定された装置において、 当該炭素質の材料は、試料からの酸素を一酸化炭素に転
    換するための粒状のカーボンブラック材料の部分を含む
    ことを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に規定された装置において、 当該炭素質の材料は更に当該支持部材と当該カーボンブ
    ラック材料の間に位置するカーボンフエルト材料を含む
    ことを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に規定された装置において、 当該内側のチューブはガラス質のカーボン材料から作ら
    れていることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に規定された装置において、 当該外側のチューブは当該内側のチューブよりも大きい
    長さをもつことを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 ハロゲン化合物をその中にもつ有機サ
    ンプル熱分解用の分解ファーネスにおいて、 カーボン質の材料によって規定されたファーネス室と、 サンプルをファーネスに供給し、当該サンプルを熱分解
    するために当該サンプルに熱を加える手段と、 当該ファーネスの内部に不活性のキャリヤーガスを供給
    し且つ熱分解されたサンプルからサンプルのガス状の副
    生成物を取去るための手段と、 から成ることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に規定された装置におい
    て、 当該ファーネス室は部分的に通常垂直に伸びるガラス質
    のカーボンから作られた第1の円筒型チューブによって
    限定されていることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に規定された装置におい
    て、 当該ファーネス室は更にカーボンフエルトの部分より成
    り、分解されるべき試料を保つためのるつぼのためのる
    つぼ支持体により限定されていることを特徴とする装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項12に規定された装置におい
    て、 当該るつぼ支持体は更に当該ファーネスの中に置かれた
    るつぼと当該カーボンフエルトの間に位置する粒状のカ
    ーボンブラックの部分を含むことを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に規定された装置におい
    て、 当該ファーネスは更に当該第1のチューブの上を同軸に
    間隔をおいた関係位置で伸びる第2のチューブを含み、
    ここにおいて当該キャリヤーガスを供給する当該手段は
    当該チューブの間の円筒状の空間の中に当該ガスを供給
    することを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に規定された装置におい
    て、 当該キャリヤーガスを供給するための当該手段は当該第
    1と名付けられたチューブと第2のチューブの下端を支
    持するための支持部材を含み、当該支持部材はキャリヤ
    ーガスを受け入れ且つガスを当該円筒状空間に供給する
    ための通路手段を含むことを特徴とする装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に規定された装置におい
    て、 当該るつぼにサンプルを供給するための当該手段は当該
    第1と名付けられたチューブと第2のチューブの先端か
    ら下に向って伸びるランスチューブより成り、当該ラン
    スは更にキャリヤーガスが当該チューブの間の円筒形の
    当該空間から当該第1チューブの内側に入る通路を規定
    していることを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に規定された装置におい
    て、 当該ランスチューブは当該第1及び第2のチューブを間
    隔をおいた同軸の関係位置に保つために当該第1及び第
    2のチューブの当該上端の中に伸びる段階の上端を含む
    ことを特徴とする装置。
  18. 【請求項18】 請求項17に規定された装置におい
    て、 当該ランスチューブは通常円筒形で、当該ファーネスの
    中に位置するるつぼの少し上の位置に向って下向きに伸
    びることを特徴とする装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に規定された装置におい
    て、 当該ランスチューブはグラフアイトから作られているこ
    とを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 ハロゲン化合物を含む有機サンプル熱
    分解用分解ファーネスにおいて、 ガラス質のカーボンファーネス室と、 分析するサンプルを当該ファーネス室の中に支持する手
    段と、 当該サンプルを熱分解するため当該サンプルに熱を与え
    る手段と、 不活性のキャリヤーガスを当該ファーネス室内に供給し
    且つ当該支持手段を通じて熱分解されたサンプルからガ
    ス状の副生成物を取去るための手段と、 から成ることを特徴とする分解ファーネス。
JP4080563A 1991-02-25 1992-02-18 分解ファーネス Pending JPH06229683A (ja)

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