JPH0622967Y2 - 可変インダクタ - Google Patents

可変インダクタ

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JPH0622967Y2
JPH0622967Y2 JP10078188U JP10078188U JPH0622967Y2 JP H0622967 Y2 JPH0622967 Y2 JP H0622967Y2 JP 10078188 U JP10078188 U JP 10078188U JP 10078188 U JP10078188 U JP 10078188U JP H0622967 Y2 JPH0622967 Y2 JP H0622967Y2
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JP
Japan
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coil
variable inductor
metal plate
inductance
hole
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JP10078188U
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益作 奥村
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は可変インダクタに関し、特にたとえば高周波
回路のチューニング等に用いられる、可変インダクタに
関する。
〔従来技術〕
従来の可変インダクタ1としては、第2A図におよび第
2B図に示すように、回路基板2に1ターンのコイル3
を実装したものや、第3A図および第3B図のように、
回路基板2に複数ターンのコイル4を実装したものがあ
った。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の可変インダクタ1においては、インダクタンス
は、コイル径Wや長さLを手作業で調整することによっ
て変化させていた。したがって、生産性が低く、低コス
ト化に支障をきたすという問題点があった。
それゆえに、この考案の主たる目的は、生産性が高い、
可変インダクタを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、コイル導体、およびコイル導体の近傍に配
置されかつその主面に孔ないし窪みを有する金属部材を
備える、可変インダクタである。
〔作用〕
コイル導体に電流を流すとコイル導体に同心円状に磁束
が発生する。一方、コイル導体の近傍には、その主面に
孔または窪みを有する金属部材が配置されているので、
発生した磁束は金属部材に発生する渦電流による磁束に
よって相殺される。そして、このコイルのインダクタン
スは金属部材の主面に形成された孔ないし窪みの大きさ
によって調整される。
〔考案の効果〕
この考案によれば、金属部材の主面に形成される孔ない
し窪みの大きさを調整することによって、インダクタン
スを調整することができる。
したがって、そのような孔ないし窪みの調整を自動機で
行うようにすることも可能となり、そうすれば可変イン
ダクタの生産性の向上および低コスト化を図ることがで
きる。
この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点
は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から
一層明らかとなろう。
〔実施例〕
第1A図および第1B図を参照して、この実施例の可変
インダクタ10は、回路基板12上に実装された1ター
ンの空芯コイル14を含む。そして、回路基板12上に
は、コイル14と平行にかつその近傍にしかし絶縁され
て、孔16を有するたとえば銅板のような金属板18が
配置される。
この可変インダクタ10においては、金属板18に形成
された孔16の大きさを調整することによって、インダ
クタンスを調整することができる。
すなわち、コイル14に電流を流すと、コイル14の同
心円方向に磁束が発生する。一方、コイル14の近傍に
は、金属板18が配置されているので、発生した磁束は
金属板18に発生する渦電流による磁束によって相殺さ
れる。そして、この磁束相殺後のインダクタンスは金属
板18の主面に形成された孔16の大きさによって決ま
る。
なお、金属板18には孔16に代えてあるいは併用し
て、窪みやスリットなどを形成してインダクタンスを調
整するようにしてもよい。
考案者の実験によれば、第1A図およびは第1B図図示
の実施例において、金属板18がない状態でインダクタ
ンスは15nHあったが、厚さ0.5mmの金属板18
(銅板)をコイル14の片側に配置することによってイ
ンダクタンスが1/5になり、またコイル14の両側に
配置することによって1/20に減少した。そして、金
属板18に適当なサイズの孔16を形成したり、スリッ
トを入れることによって、インダクタンスは1nH〜1
5nHまで調整できた。
なお、金属板18は上述のように回路基板12上に取り
付けなくても、コイル14に直接取り付けてもよい。こ
の場合も、金属板18とコイル14の一端とは絶縁され
ている必要がある。
また、金属板18はコイル14の前述のように両側に取
り付けるようにしてもよく、さらにコイル14の全断面
を被わなくても、部分的であってもよい。
さらに、金属板18として磁性体を使うことによってイ
ンダクタンスを空芯のときよりも大きくすることができ
る。しかしながら、この場合には周波数特性に注意する
必要があろう。
また、金属板18をコイル14と絶縁して浮遊容量を少
なくする必要があるが、一定の周波数範囲においては、
浮遊容量を残しておいて、LC回路として用いることが
できる。この場合、コイル14としては一般の絶縁導線
を使用すればよい。
また、スペースに余裕がある回路基板12なら、コイル
14を倒すことによって回路基板12の表面と平行にな
るように配置して、金属板18の作用を回路基板12上
に形成される銅箔やケース(図示せず)で代行させれ
ば、部材の節約にもなる。このとき、回路基板12上の
銅箔を削りとることによって、インダクタンスを調整す
ることができる。
また、同じような考えで、コイル14はストリップライ
ンとして形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1A図および第1B図はこの考案の一実施例を示す図
解図であり、第1A図は正面図、第1B図は側面図であ
る。 第2A図および第2B図は従来技術を示す図解図であ
り、第2A図は正面図、第2B図は側面図である。 第3A図および第3B図は他の従来技術を示す図解図で
あり、第3A図は正面図、第3B図は側面図である。 図において、10は可変インダクタ、12は回路基板、
14はコイル、16は孔、18は金属板を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル導体、および 前記コイル導体の近傍に配置されかつその主面に孔ない
    し窪みを有する金属部材を備える、可変インダクタ。
JP10078188U 1988-07-29 1988-07-29 可変インダクタ Expired - Lifetime JPH0622967Y2 (ja)

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JP10078188U JPH0622967Y2 (ja) 1988-07-29 1988-07-29 可変インダクタ

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Publication Number Publication Date
JPH0221715U JPH0221715U (ja) 1990-02-14
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JP6171726B2 (ja) * 2013-08-23 2017-08-02 株式会社Ihi 非接触給電装置の製造方法
EP3057114B1 (en) * 2013-08-08 2018-09-19 IHI Corporation Resonator

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JPH0221715U (ja) 1990-02-14

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