JPH06228705A - 高強度高延性TiAl系金属間化合物およびその製造方法 - Google Patents

高強度高延性TiAl系金属間化合物およびその製造方法

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JPH06228705A
JPH06228705A JP5039504A JP3950493A JPH06228705A JP H06228705 A JPH06228705 A JP H06228705A JP 5039504 A JP5039504 A JP 5039504A JP 3950493 A JP3950493 A JP 3950493A JP H06228705 A JPH06228705 A JP H06228705A
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heat treatment
nitride
atomic
phase
volume fraction
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JP5039504A
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English (en)
Inventor
Toshio Tokune
敏生 徳根
Yoshinari Fujiwara
良也 藤原
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた常温延性および強度を有するTiAl
系金属間化合物を提供する。 【構成】 TiAl系金属間化合物は、Al含有量が3
8原子%≦Al≦52原子%であって、金属組織がα2
相とγ相とが層をなす層状組織域Lを有し、その層状組
織域Lに窒化物n1〜n3が分散している。窒化物n1
〜n3の体積分率V2 は0.01%≦V2 ≦15%であ
る。層状組織域Lにより常温延性の向上が図られ、また
窒化物n1,n3により強度の向上が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高強度高延性TiAl系
金属間化合物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種金属間化合物としては、窒
素を固溶した窒素固溶TiAl系金属間化合物が知られ
ており、この金属間化合物は、金属チタンに窒素を固溶
させ、次いで窒素固溶金属チタンとアルミニウムとを合
金化する、といった方法により製造されている(特開平
4−218634号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記窒素固溶TiAl
系金属間化合物は、固溶窒素により金属組織を微細化し
て常温延性、強度(常温下での強度、以下同じ)等の機
械的性質を向上させることを狙ったものであるから、金
属組織中に窒化物が存在すると、それが破壊起点となっ
て機械的性質が低下する。
【0004】これを回避するためには、窒素固溶過程に
おいて金属チタンに対する窒素固溶量を厳密に制御しな
ければならず、製造作業の煩雑化は否めない。
【0005】本発明は前記に鑑み、金属組織の構造を特
定し、これに従来不利とされていた窒化物、または窒化
物およびホウ化物を特定量分散させ、これにより常温延
性および強度を向上させ得るようにした前記TiAl系
金属間化合物を提供することを目的とする。
【0006】また本発明は前記機械的性質を有するTi
Al系金属間化合物を容易に得ることのできる前記製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る高強度高延
性TiAl系金属間化合物は、Al含有量が38原子%
≦Al≦52原子%であって、金属組織がα2 相とγ相
とが層をなす層状組織域を有し、その層状組織域に窒化
物が分散し、その窒化物の体積分率V2 が0.01%≦
2 ≦15%であることを特徴とする。
【0008】また本発明に係る高強度高延性TiAl系
金属間化合物には、前記窒化物の体積分率V2 とホウ化
物の体積分率V5 との和V2 +V5 が0.01%≦V2
+V5 ≦15%であるものも含まれる。
【0009】本発明に係る高強度高延性TiAl系金属
間化合物の製造方法は、Al含有量の下限値が46原子
%≦Al≦48原子%の範囲にあり、またAl含有量の
上限値が49原子%≦Al≦52原子%の範囲にあっ
て、金属組織がα2 相とγ相とが層をなす層状組織域を
有し、その層状組織域に窒化物が分散している素材に、
1次熱処理、それに次ぐ2次熱処理を施し、1次熱処理
の熱処理温度T1 を、α2 相の高温相であるα相の体積
分率V3 とγ相の体積分率V4 との比V3 /V4が0.
5≦V3 /V4 ≦2である温度域に設定して前記層状組
織域の体積分率V1 の調整を行い、2次熱処理の熱処理
温度T2 を、1次熱処理の熱処理温度T1よりも50℃
以上低い温度域に設定して前記窒化物の体積分率V2
よび析出形態の調整を行うことを特徴とする。
【0010】また本発明に係る高強度高延性TiAl系
金属間化合物の製造方法は、Al含有量の下限値が42
原子%≦Al≦45原子%の範囲にあり、またAl含有
量の上限値が46原子%≦Al≦48原子%の範囲にあ
って、金属組織がα2 相とγ相とが層をなす層状組織域
を有し、その層状組織域に窒化物が分散している素材
に、1次熱処理、それに次ぐ2次熱処理を施し、1次熱
処理の熱処理温度T1 を、α2 相の高温相であるα相の
体積分率V3 とγ相の体積分率V4 との比V3 /V4
3 /V4 =2である温度以下、900℃以上の温度域
に設定して前記層状組織域の体積分率V1 の調整を行
い、2次熱処理の熱処理温度T2 を、1次熱処理の熱処
理温度T1 よりも50℃以上低い温度域に設定して前記
窒化物の体積分率V2 および析出形態の調整を行うこと
を特徴とする。
【0011】さらに本発明に係る高強度高延性TiAl
系金属間化合物の製造方法は、Al含有量の下限値が3
8原子%≦Al≦42.5原子%の範囲にあり、またA
l含有量の上限値が42.5原子%≦Al≦45原子%
の範囲にあって、金属組織がα2 相とγ相とが層をなす
層状組織域を有し、その層状組織域に窒化物が分散して
いる素材に、1次熱処理、それに次ぐ2次熱処理を施
し、1次熱処理の熱処理温度T1 を、(α+γ)相から
(α2 +γ)相へ相変化するときの規則−不規則変態点
Tr以下、900℃以上の温度域に設定して前記層状組
織域の体積分率V1 の調整を行い、2次熱処理の熱処理
温度T2 を、1次熱処理の熱処理温度T1よりも50℃
以上低い温度域に設定して前記窒化物の体積分率V2
よび析出形態の調整を行うことを特徴とする。
【0012】さらにまた本発明に係る高強度高延性Ti
Al系金属間化合物の製造方法には、前記素材として、
層状組織域に窒化物およびホウ化物が分散しているもの
を用いる場合も包含される。この場合、2次熱処理過程
で窒化物およびホウ化物の両体積分率V2 ,V5 ならび
に析出形態の調整が行なわれる。
【0013】
【作用】この種TiAl系金属間化合物の金属組織は、
等軸γ相よりなるマトリックスと層状組織域を有する。
その層状組織域は、一般的にはα2 相(Ti3 Al相)
とγ相(TiAl相)とが交互に積層した構造を有する
が、相隣る2相がγ相である場合もある。このような層
状組織域をマトリックス中に含ませると、TiAl系金
属間化合物の常温延性を向上させることができる。また
層状組織域に窒化物を分散させると、その窒化物の分散
強化能により相隣る2相、例えばα2 相およびγ相間の
層間剥離を防止して、層状組織域による常温延性を損う
ことなく、TiAl系金属間化合物の強度を向上させる
ことができる。この強度向上効果は、層状組織域に窒化
物およびホウ化物の両方を分散させた場合も同じであ
る。
【0014】ただし、Al含有量がAl<38原子%で
はα2 相が過多となってTiAl系金属間化合物が脆化
する。一方、Al>52原子%では層状組織域の形成が
困難となる。また窒化物の体積分率V2 がV2 <0.0
1%では前記分散強化能の程度が低く、一方、V2 >1
5%では窒化物の硬く脆い性質がマトリックスに反映し
てTiAl系金属間化合物の常温延性および強度が急激
に低下する。これは、窒化物およびホウ化物の体積分率
2 ,V5 の和がV2 +V5 <0.01%であるか、V
2 +V5 >15%である場合も同じである。
【0015】前記製造方法において、素材のAl含有量
に応じて1次および2次熱処理の熱処理温度T1 ,T2
を前記のように設定すると、優れた常温延性と強度を有
するTiAl系金属間化合物を容易に得ることができ
る。
【0016】ただし、両熱処理温度T1 ,T2 が前記温
度域を逸脱すると、層状組織域の体積分率V1 、窒化物
の体積分率V2 、窒化物およびホウ化物の両体積分率の
和V2 +V5 、ならびに窒化物およびホウ化物の析出形
態の調整を行うことができない。
【0017】なお、各種体積分率は、金属組織の顕微鏡
写真(反射電子組成像)に基づいて画像処理装置により
面積率を算出し、これと等しいものとして求められた。
【0018】
【実施例】図1は、TiAl系金属間化合物(以下、本
欄においてTiAl系IMCという)の金属組織の概略
を示し、その金属組織は、等軸γ相よりなるマトリック
スと、図示例ではα2 相(Ti3 Al相)とγ相(Ti
Al相)とを交互に積層した層状組織域Lとを有する。
層状組織域Lは複数の結晶粒Gよりなり、相隣る両結晶
粒Gにおけるα2 相とγ相との積層方向aは異なる。所
定の結晶粒G内に塊状窒化物n1および針状窒化物n2
が、また所定の粒界bに塊状窒化物n3がそれぞれ分散
している。
【0019】層状組織域Lをマトリックス中に、体積分
率V1 でV1 ≧5%含ませると、TiAl系IMCの常
温延性を向上させることができる。
【0020】一方、層状組織域Lに窒化物を、体積分率
2 で、0.01%≦V2 ≦15%分散させると、結晶
粒G内においては塊状窒化物n1がα2 相およびγ相の
積層方向aと平行に延びることによって相隣るα2 相お
よびγ相間の層間剥離が防止され、また粒界bにおいて
は塊状窒化物n3によって粒界破壊が防止される。この
ようにして、層状組織域Lによる常温延性を損うことな
く、TiAl系IMCの強度を向上させることができ
る。なお、層間剥離は、2つのγ相が相隣る場合にはγ
相双晶境界においても生じる。
【0021】針状窒化物n2が前記積層方向aと平行に
延びる場合には問題ないが、針状窒化物n2が、結晶粒
Gにおいて相隣る2相、図示例ではα2 相とγ相との境
界に沿うように延びる、即ち、積層方向aと略直交する
ように延びる場合には、その針状窒化物n2がα2 相お
よびγ相間の層間剥離の起点となり易い。これを回避す
べく、窒化物n1,n2,n3における針状窒化物n2
の割合R1 は、窒化物n1,n2,n3の体積分率をV
2 としたとき、R1 ≦0.6V2 に設定される。
【0022】また窒化物にはTi2 AlN、TiN、T
3 AlN等が含まれ、これらのうちTi3 AlNはT
iAl系IMCの靱性に悪影響を与える。これを回避す
べく、窒化物におけるTi3 AlNの割合R2 は、窒化
物の体積分率をV2 としたとき、R2 ≦0.6V2 に設
定される。
【0023】TiAl系IMCの組成は次の通りであ
る。Alは層状組織域Lを形成するための必須化学成分
であって、その含有量は38原子%≦Al≦52原子%
に設定される。また常温延性向上のためCrが用いら
れ、その含有量は0.5原子%≦Cr≦5原子%が適当
である。さらに高温硬さ、したがって高温強度向上のた
めNbが必要に応じて用いられ、その含有量は0.1原
子%≦Nb≦5原子%が適当である。
【0024】窒化物を析出させるため、窒化アルミニウ
ムが用いられ、その含有量は窒素含有量が0.05原子
%≦N≦5原子%となるように調整される。
【0025】TiAl系IMCの製造に当っては、次の
ような諸工程が順次実施される。即ち、各化学成分を秤
量する工程、その秤量物を非消耗型アルゴンアーク溶解
炉により溶解してインゴット(素材)を得る工程、イン
ゴットに、真空中にて、主として層状組織域の体積分率
1 の調整を狙った1次熱処理を施す工程およびインゴ
ットに、真空中にて、主として窒化物の体積分率V2
よび析出形態の調整を狙った2次熱処理を施す工程であ
る。
【0026】溶解工程では、TiAl系IMCの均質化
を狙って、先ず1回目の溶解(表側からの溶解)を行っ
た後、インゴットを裏返して2回目の溶解(裏側からの
溶解)を行い、この表側からの溶解および裏側からの溶
解を1サイクルとして2サイクル以上繰返して行う。こ
のようにして得られたインゴットにおいて、その金属組
織はα2 相とγ相とを交互に積層した層状組織域を有
し、その層状組織域に窒化物が分散している。
【0027】1次,2次熱処理における熱処理温度
1 ,T2 はインゴットにおけるAl含有量に応じて設
定されるもので、以下、それら熱処理温度T1 ,T2
ついて説明する。
【0028】図2は、Cr、Nb添加TiAl擬二元系
状態図を示す。本図を参照して、インゴットにおけるA
l含有量の下限値が46原子%≦Al≦48原子%の範
囲、図示例では、47.2原子%であり、またAl含有
量の上限値が49原子%≦Al≦52原子%の範囲、図
示例では、50原子%であるときには、1次熱処理の熱
処理温度T1 は、α2 相の高温相であるα相の体積分率
3 とγ相の体積分率V4 との比V3 /V4 が0.5≦
3 /V4 ≦2である温度域に、また熱処理時間は0.
1〜168時間にそれぞれ設定され、2次熱処理の熱処
理温度T2 は、1次熱処理の熱処理温度T1 よりも50
℃以上低い温度域に、また熱処理時間は0.1〜168
時間にそれぞれ設定される。
【0029】インゴットにおけるAl含有量の下限値が
42原子%≦Al≦45原子%の範囲、図示例では、4
3.6原子%であり、またAl含有量の上限値が46原
子%≦Al≦48原子%の範囲、図示例では、47.2
原子%未満であるときには、1次熱処理の熱処理温度T
1 は、α2 相の高温相であるα相の体積分率V3 とγ相
の体積分率V4 との比V3 /V4 がV3 /V4 =2であ
る温度以下、900℃以上の温度域に、また熱処理時間
は2〜168時間にそれぞれ設定され、2次熱処理の熱
処理温度T2 は、1次熱処理の熱処理温度T1 よりも5
0℃以上低い温度域に、また熱処理時間は2〜168時
間にそれぞれ設定される。
【0030】インゴットにおけるAl含有量の下限値が
38原子%≦Al≦42.5原子%の範囲、図示例で
は、41原子%であり、またAl含有量の上限値が4
2.5原子%≦Al≦45原子%の範囲、図示例では、
43.6原子%未満であるときには、1次熱処理の熱処
理温度T1 は、(α+γ)相から(α2 +γ)相へ相変
化するときの規則−不規則変態点Tr以下、900℃以
上の温度域に、また熱処理時間は3〜168時間にそれ
ぞれ設定され、2次熱処理の熱処理温度T2 は、1次熱
処理の熱処理温度T1 よりも50℃以上低い温度域に、
また熱処理時間は3〜168時間にそれぞれ設定され
る。
【0031】各2次熱処理により、前記のように窒化物
の析出形態の調整が行なわれるものであるが、その熱処
理時間の設定に当っては、前記針状窒化物の割合R1
1≦0.6V2 となるまでの時間も1つの目安とな
る。また各2次熱処理における熱処理温度T2 の下限値
は600℃が適当である。
【0032】次に、TiAl系IMCにおける層状組織
域の体積分率V1 、窒化物の体積分率V2 、針状窒化物
の割合R1 およびTi3 AlNの割合R2 と、機械的性
質との関係等について具体的に説明する。
【0033】〔I〕層状組織域の体積分率V1 と強度お
よび常温延性との関係について 純度99.8%以上のスポンジチタン、純度99.99
%以上のアルミニウム粒および純度99.9%以上の5
0原子%クロム−50原子%ニオブ合金粒を、Al含有
量が48原子%に、Cr含有量が2原子%に、Nb含有
量が2原子%になるように秤量して、全体重量が約40
gの複数の窒素無添加秤量物を得た。
【0034】また前記スポンジチタン、アルミニウム
粒、クロム−ニオブ合金粒および純度99.8%以上の
窒化アルミニウム粉末を、Al含有量が48原子%に、
Cr含有量が2原子%に、Nb含有量が2原子%に、N
含有量が0.5原子%になるように秤量して、全体重量
が約40gの複数の窒素添加秤量物を得た。
【0035】次いで、各秤量物を非消耗型アルゴンアー
ク溶解炉により溶解して各種インゴットを得た。この溶
解は2サイクル行われた。各インゴットにおける層状組
織域の体積分率V1 はV1 =80%であった。
【0036】その後、所定のインゴットを除き、他のイ
ンゴットに、真空中、1200℃(図2、0.5≦V3
/V4 ≦2の温度域)にて熱処理時間を1〜168時間
の範囲で変化させた1次熱処理を施して、層状組織域の
体積分率V1 の調整を行い、次いで真空中、1000
℃、24時間の2次熱処理を施して、窒化物の体積分率
2 をV2 =2%に調整された各種TiAl系IMCを
得た。この場合、窒化物はその殆どが塊状であった。
【0037】各インゴットおよび各TiAl系IMCを
縦3mm、横4mm、長さ37mmの曲げ試験片に形成し、各
曲げ試験片の各面を#600番までのエメリー紙によっ
てそれらの面が相互に平行するように仕上げた。
【0038】各曲げ試験片の伸び側にストレインゲージ
を貼着して4点曲げ試験を行い、各曲げ試験片における
層状組織域の体積分率V1 と曲げ強さ(強度)および伸
び(常温延性)との関係を調べたところ、図3,4の結
果を得た。曲げ強さは、ロードセルのデータから換算し
たもので、これは以下の各例において同じである。
【0039】図3,4から明らかなように、組成が48
原子%Al、2原子%Cr、2原子%Nbで、また窒化
物の体積分率V2 が2%において、層状組織域の体積分
率V1 をV1 ≧5%に設定することによって、窒化物を
含有しない場合に比べて常温延性および強度を向上させ
ることができる。
【0040】〔II〕窒化物の体積分率V2 と強度および
常温延性との関係について (1)高Al含有量のTiAl系IMCの場合 純度99.8%以上のスポンジチタン、純度99.99
%以上のアルミニウム粒、純度99.9%以上の50原
子%クロム−50原子%ニオブ合金粒および純度99.
8%以上の窒化アルミニウム粉末を、Al含有量が48
原子%に、Cr含有量が2原子%に、Nb含有量が2原
子%に固定されると共にN含有量が0〜4.2原子%の
範囲で変化するように秤量して、全体重量が約40gの
複数の秤量物を得た。
【0041】次いで、各秤量物を非消耗型アルゴンアー
ク溶解炉により溶解して各種インゴットを得た。この溶
解は2サイクル行われた。
【0042】その後、各インゴットに、真空中、120
0℃(図2、0.5≦V3 /V4 ≦2)、12時間の1
次熱処理を施して、層状組織域の体積分率V1 をV1
15%に調整し、次いで真空中、900℃、8時間の2
次熱処理を施して、窒化物の体積分率V2 を0%≦V2
≦17.5%に調整された各種TiAl系IMCを得
た。この場合、窒化物はその殆どが塊状であった。
【0043】各TiAl系IMCを前記同様の曲げ試験
片に形成し、各曲げ試験片を用いて前記同様の4点曲げ
試験を行い、各曲げ試験片における窒化物の体積分率V
2 と曲げ強さ(強度)および伸び(常温延性)との関係
を調べたところ、図5の結果を得た。
【0044】図5から明らかなように、組成が48原子
%Al、2原子%Cr、2原子%Nbで、また層状組織
域の体積分率V1 が15%において、窒化物の体積分率
2を0.01%≦V2 ≦15%に設定することによっ
て、TiAl系IMCに優れた常温延性および強度を兼
備させることができる。
【0045】(2)低Al含有量のTiAl系IMCの
場合 前記スポンジチタン、アルミニウム粒、クロム−ニオブ
合金粒および窒化アルミニウム粉末を、Al含有量が4
3原子%に、Cr含有量が2原子%に、Nb含有量が2
原子%に固定されると共にN含有量が0〜4.2原子%
の範囲で変化するように秤量して、全体重量が約40g
の複数の秤量物を得た。
【0046】次いで、各秤量物を非消耗型アルゴンアー
ク溶解炉により溶解して各種インゴットを得た。この溶
解は2サイクル行われた。
【0047】その後、各インゴットに、真空中、110
0℃(図2、規則−不規則変態点Tr以下、900℃以
上の温度域)、24時間の1次熱処理を施して、層状組
織域の体積分率V1 をV1 =50%に調整し、次いで真
空中、700℃、96時間の2次熱処理を施して、窒化
物の体積分率V2 を0%≦V2 ≦17.5%に調整され
た各種TiAl系IMCを得た。この場合、窒化物はそ
の殆どが塊状であった。
【0048】各TiAl系IMCを前記同様の曲げ試験
片に形成し、各曲げ試験片を用いて前記同様の4点曲げ
試験を行い、各曲げ試験片における窒化物の体積分率V
2 と曲げ強さ(強度)および伸び(常温延性)との関係
を調べたところ、図6の結果を得た。
【0049】図6から明らかなように、組成が43原子
%Al、2原子%Cr、2原子%Nbで、また層状組織
域の体積分率V1 が50%において、窒化物の体積分率
2を0.01%≦V2 ≦15%に設定することによっ
て、TiAl系IMCに優れた常温延性および強度を兼
備させることができる。
【0050】〔III 〕N含有量と窒化物の体積分率V2
との関係について 図7は、Ti−48原子%Al−2原子%Cr−2原子
%Nb−X原子%Nにおける、N含有量と窒化物の体積
分率V2 との関係を示す。図中、線xはインゴットの場
合に該当し、線y1 〜y3 は、インゴットに2次熱処理
に対応する熱処理を施した場合に該当する。熱処理温度
は、各線y1 〜y3 の場合について1000℃であり、
また熱処理時間は、線y1 の場合が3時間、線y2 の場
合が12時間、線y3 の場合が24時間である。
【0051】図7から明らかなように、2次熱処理の熱
処理時間を変化させると、同一N含有量において窒化物
の体積分率V2 が変化するもので、この窒化物の体積分
率V2 はN含有量により一義的に決めることができない
ことが判る。
【0052】〔IV〕層状組織域のα2 相とγ相との境界
に沿うように延びる針状窒化物の割合R1 と強度および
常温延性との関係について 前記スポンジチタン、アルミニウム粒、窒化アルミニウ
ム粉末および純度99.9%以上のCr粒を、Al含有
量が46原子%に、Cr含有量が2原子%に、N含有量
が0.7原子%になるように秤量して、全体重量が約4
0gの複数の秤量物を得た。
【0053】次いで、各秤量物を非消耗型アルゴンアー
ク溶解炉により溶解して各種インゴットを得た。この溶
解は2サイクル行われた。
【0054】その後、各インゴットに、真空中、120
0℃(図2、V3 /V4 =2である温度以下、900℃
以上の温度域)、12時間の1次熱処理を施して、層状
組織域の体積分率V1 をV1 =30%に調整し、次いで
真空中、熱処理温度を650〜1100℃の範囲で変化
させると共に熱処理時間を48時間に設定された2次熱
処理を施して、窒化物の体積分率V2 をV2 =3%に調
整されると共にその析出形態を調整された各種TiAl
系IMCを得た。
【0055】各TiAl系IMCを前記同様の曲げ試験
片に形成し、各曲げ試験片を用いて前記同様の4点曲げ
試験を行い、各曲げ試験片における2次熱処理の熱処理
温度および層状組織域のα2 相とγ相との境界に沿うよ
うに延びる針状窒化物の割合R1 と、曲げ強さおよび伸
びとの関係を調べたところ、表1の結果を得た。表中、
2 は窒化物の体積分率であり、また層間剥離とは相隣
るα2 相とγ相間の剥離を意味する。
【0056】
【表1】 表1、例3〜5のように、針状窒化物の割合R1 をR1
≦0.6V2 に設定すると、強度および常温延性を向上
させることができる。
【0057】図8は、例4の金属組織を示す顕微鏡写真
(500倍)であり、層状組織域、等軸γ相、黒色の塊
状窒化物および黒色の針状窒化物が観察される。この場
合、針状窒化物の割合R1 は0.2V2 である。
【0058】〔V 〕Ti3 AlNの割合R2 と靱性との
関係について 前記スポンジチタン、アルミニウム粒、クロム−ニオブ
合金粒および窒化アルミニウム粉末を、Al含有量が4
6原子%に、Cr含有量が2原子%に、Nb含有量が2
原子%に固定されると共にN含有量が0.5〜1原子%
の範囲で変化するように秤量して、全体重量が約40g
の複数の秤量物を得た。
【0059】次いで、各秤量物を非消耗型アルゴンアー
ク溶解炉により溶解して各種インゴットを得た。この溶
解は2サイクル行われた。
【0060】その後、各インゴットに、真空中、120
0℃(図2、V3 /V4 =2である温度以下、900℃
以上の温度域)、12時間の1次熱処理を施して、層状
組織域の体積分率V1 をV1 =30%に調整し、次いで
真空中、熱処理温度を700〜900℃の範囲で変化さ
せると共に熱処理時間を12時間に設定された2次熱処
理を施して、窒化物の体積分率V2 をV2 =8%に調整
されると共にTi2 AlN、TiN、Ti3 AlNの析
出量を調整された各種TiAl系IMCを得た。
【0061】各TiAl系IMCについて、2次熱処理
の熱処理温度およびTi3 AlNの割合R2 と、ビッカ
ース硬さ試験機による圧痕を起点とした割れの発生状況
との関係を調べたところ表2の結果を得た。
【0062】
【表2】 表2、例8,9のように、Ti3 AlNの割合R2 をR
2 ≦0.6V2 に設定すると、靱性を向上させることが
できる。例10のように、Ti3 AlNは析出しない方
が良いことは勿論である。
【0063】以上、窒化物を含むTiAl系IMCにつ
いて説明したが、窒化物およびホウ化物を含むTiAl
系IMC、即ち、Al含有量が38原子%≦Al≦52
原子%であり、金属組織がα2 相とγ相とが層をなす層
状組織域を有し、その層状組織域に窒化物およびホウ化
物が分散し、その窒化物の体積分率V2 とホウ化物の体
積分率V5 との和V2 +V5 が0.01%≦V2 +V5
≦15%であるTiAl系IMCによっても前記同様の
効果が得られる。
【0064】以下、この種TiAl系IMCにおける窒
化物およびホウ化物の両体積分率V2 ,V5 の和V2
5 と強度および常温延性との関係について説明する。
【0065】前記スポンジチタン、アルミニウム粒、ク
ロム−ニオブ合金粒、窒化アルミニウム粉末および純度
99.5%以上のB粉末を、Al含有量が48原子%
に、Cr含有量が2原子%に、Nb含有量が2原子%
に、N含有量が0.1原子%に固定されると共にB含有
量が0〜2.5原子%の範囲で変化するように秤量し
て、全体重量が約40gの複数の秤量物を得た。
【0066】次いで、各秤量物を非消耗型アルゴンアー
ク溶解炉により溶解して、層状組織域に窒化物、または
窒化物およびホウ化物が分散している各種インゴットを
得た。この溶解は2サイクル行われた。
【0067】その後、各インゴットに、真空中、120
0℃(図2、0.5≦V3 /V4 ≦2の温度域)、12
時間の1次熱処理を施して、層状組織域の体積分率V1
をV1 =15%に調整し、次いで真空中、900℃、8
時間の2次熱処理を施して、窒化物およびホウ化物の両
体積分率の和V2 +V5 を0.01%≦V2 +V5 ≦1
7.5%に調整されると共に窒化物およびホウ化物の析
出形態を調整された各種TiAl系IMCを得た。この
場合、窒化物およびホウ化物の殆どが塊状であった。
【0068】各TiAl系IMCを前記同様の曲げ試験
片に形成し、各曲げ試験片を用いて前記同様の4点曲げ
試験を行い、各曲げ試験片における窒化物およびホウ化
物の両体積分率の和V2 +V5 と曲げ強さ(強度)およ
び伸び(常温延性)との関係を調べたところ、図9の結
果を得た。なお、各TiAl系IMCにおいて、窒化物
の体積分率V2 はV2 =0.01%であり、したがって
両体積分率の和V2 +V5 が0.01%であるTiAl
系IMCはホウ化物を含んでいない(即ち、V5 =0
%)。
【0069】図9から明らかなように、組成が48原子
%Al、2原子%Cr、2原子%Nbで、また層状組織
域の体積分率V1 が15%において、窒化物およびホウ
化物の両体積分率の和V2 +V5 を0.01%≦V2
5 ≦15%に設定することによって、TiAl系IM
Cに優れた常温延性および強度を兼備させることができ
る。
【0070】
【発明の効果】請求項1および5記載の発明によれば、
Al含有量、金属組織ならびに窒化物の体積分率V2
または窒化物およびホウ化物の両体積分率の和V2 +V
5 を前記のように特定することによって、優れた常温延
性および強度を有するTiAl系金属間化合物を提供す
ることができる。
【0071】請求項7〜9記載の発明によれば、前記の
ように特定された素材に、特定の1次および2次熱処理
を施す、といった比較的簡単な手段を採用することによ
って、前記機械的性質を有するTiAl系金属間化合物
を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TiAl系金属間化合物における金属組織の説
明図である。
【図2】Cr、Nb添加TiAl擬二元系状態図であ
る。
【図3】層状組織域の体積分率と曲げ強さとの関係を示
すグラフである。
【図4】層状組織域の体積分率と伸びとの関係を示すグ
ラフである。
【図5】窒化物の体積分率と、曲げ強さおよび伸びとの
関係の一例を示すグラフである。
【図6】窒化物の体積分率と、曲げ強さおよび伸びとの
関係の他例を示すグラフである。
【図7】N含有量と窒化物の体積分率との関係を示すグ
ラフである。
【図8】TiAl系金属間化合物の金属組織を示す顕微
鏡写真である。
【図9】窒化物およびホウ化物の両体積分率の和と、曲
げ強さおよび伸びとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
L 層状組織域 n1,n3 塊状窒化物 n2 針状窒化物

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al含有量が38原子%≦Al≦52原
    子%であって、金属組織がα2 相とγ相とが層をなす層
    状組織域を有し、その層状組織域に窒化物が分散し、そ
    の窒化物の体積分率V2 が0.01%≦V2 ≦15%で
    あることを特徴とする高強度高延性TiAl系金属間化
    合物。
  2. 【請求項2】 前記層状組織域の体積分率V1 がV1
    5%である、請求項1記載の高強度高延性TiAl系金
    属間化合物。
  3. 【請求項3】 前記窒化物は、前記層状組織域の相隣る
    2相の境界に沿うように延びる針状窒化物を含み、その
    窒化物における前記針状窒化物の割合R1 が、前記窒化
    物の体積分率をV2 としたとき、R1 ≦0.6V2 であ
    る、請求項1または2記載の高強度高延性TiAl系金
    属間化合物。
  4. 【請求項4】 前記窒化物はTi3 AlNを含み、その
    窒化物におけるTi3 AlNの割合R2 が、前記窒化物
    の体積分率をV2 としたとき、R2 ≦0.6V2 であ
    る、請求項1,2または3記載の高強度高延性TiAl
    系金属間化合物。
  5. 【請求項5】 Al含有量が38原子%≦Al≦52原
    子%であって、金属組織がα2 相とγ相とが層をなす層
    状組織域を有し、その層状組織域に窒化物およびホウ化
    物が分散し、その窒化物の体積分率V2 とホウ化物の体
    積分率V5 との和V2 +V5 が0.01%≦V2 +V5
    ≦15%であることを特徴とする高強度高延性TiAl
    系金属間化合物。
  6. 【請求項6】 Al含有量の下限値が46原子%≦Al
    ≦48原子%の範囲にあり、またAl含有量の上限値が
    49原子%≦Al≦52原子%の範囲にあって、金属組
    織がα2 相とγ相とが層をなす層状組織域を有し、その
    層状組織域に窒化物が分散している素材に、1次熱処
    理、それに次ぐ2次熱処理を施し、1次熱処理の熱処理
    温度T1 を、α2 相の高温相であるα相の体積分率V3
    とγ相の体積分率V4 との比V3 /V4 が0.5≦V3
    /V4 ≦2である温度域に設定して前記層状組織域の体
    積分率V1 の調整を行い、2次熱処理の熱処理温度T2
    を、1次熱処理の熱処理温度T1 よりも50℃以上低い
    温度域に設定して前記窒化物の体積分率V2 および析出
    形態の調整を行うことを特徴とする高強度高延性TiA
    l系金属間化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 Al含有量の下限値が42原子%≦Al
    ≦45原子%の範囲にあり、またAl含有量の上限値が
    46原子%≦Al≦48原子%の範囲にあって、金属組
    織がα2 相とγ相とが層をなす層状組織域を有し、その
    層状組織域に窒化物が分散している素材に、1次熱処
    理、それに次ぐ2次熱処理を施し、1次熱処理の熱処理
    温度T1 を、α2 相の高温相であるα相の体積分率V3
    とγ相の体積分率V4 との比V3 /V4 がV3 /V4
    2である温度以下、900℃以上の温度域に設定して前
    記層状組織域の体積分率V1 の調整を行い、2次熱処理
    の熱処理温度T2 を、1次熱処理の熱処理温度T1 より
    も50℃以上低い温度域に設定して前記窒化物の体積分
    率V2 および析出形態の調整を行うことを特徴とする高
    強度高延性TiAl系金属間化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 Al含有量の下限値が38原子%≦Al
    ≦42.5原子%の範囲にあり、またAl含有量の上限
    値が42.5原子%≦Al≦45原子%の範囲にあっ
    て、金属組織がα2 相とγ相とが層をなす層状組織域を
    有し、その層状組織域に窒化物が分散している素材に、
    1次熱処理、それに次ぐ2次熱処理を施し、1次熱処理
    の熱処理温度T1 を、(α+γ)相から(α2 +γ)相
    へ相変化するときの規則−不規則変態点Tr以下、90
    0℃以上の温度域に設定して前記層状組織域の体積分率
    1 の調整を行い、2次熱処理の熱処理温度T2 を、1
    次熱処理の熱処理温度T1 よりも50℃以上低い温度域
    に設定して前記窒化物の体積分率V2 および析出形態の
    調整を行うことを特徴とする高強度高延性TiAl系金
    属間化合物の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記素材として、前記層状組織域に窒化
    物およびホウ化物が分散しているものを用いる、請求項
    6,7または8記載の高強度高延性TiAl系金属間化
    合物の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004263302A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 United Technol Corp <Utc> ラメラ合金のための耐損傷性ミクロ組織

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5564047A (en) * 1979-07-16 1980-05-14 Kirin Brewery Fourrdirectionninserted pallet of synthetic resin

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