JPH0622753Y2 - 二重床用支持脚金物 - Google Patents

二重床用支持脚金物

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JPH0622753Y2
JPH0622753Y2 JP8315088U JP8315088U JPH0622753Y2 JP H0622753 Y2 JPH0622753 Y2 JP H0622753Y2 JP 8315088 U JP8315088 U JP 8315088U JP 8315088 U JP8315088 U JP 8315088U JP H0622753 Y2 JPH0622753 Y2 JP H0622753Y2
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JP
Japan
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floor
support leg
floor panel
vibration
floor slab
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JP8315088U
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JPH025548U (ja
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政雄 小畑
尭 池見
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は床パネルを床版上に支持する場合に用いられ
る支持脚金物に関するものである。
[従来の技術] 事務処理、情報処理等のOA化に伴ない、これらの多く
の機器の導入を必要とするオフイスビルでは、フリーア
クセスフロアパネルを使用して配管及び配線とそれらの
処理を解決している。
フリーアクセスフロアパネルはボルト状の支持金物によ
り床版上に支持され、床版との間に形成された空間に配
管及び配線を行なっている。
上記フリーアクセスフロアパネル用の支持金物は鋼製、
アルミダイキャスト製、プラスチック製等であり、その
殆どが金属製で占められている。
[考案が解決しようとする課題] これまでの金属製の支持金物は、下階への防振性や歩行
中の緩衝性に難点があり、プラスチック製のものは金属
製に比べて防振、防音性が改善されるものの耐久性に劣
るなどの問題があった。
この考案は上記従来の課題を解決するために考えられた
もので、その目的は、金属製でありながら防振、遮音性
に優れた新たな二重床用支持金物を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的によるこの考案は、床版と該床版の上部に空間
を設けて設置されると床パネルとの間に位置し、床パネ
ルの埋込インサートと螺合するねじを上部に有する支持
脚部材、または床パネルの受座金具と螺合するねじを上
部に有する支持脚部材、さらにまた床パネルの根太材に
止着した受座金具と螺合するねじを上部に有する支持脚
部材を、吸振合金により形成することにとって上記課題
を解決してなる。
上記吸振合金としては、たとえば、東洋アルミニウム株
式会社「ジェンタロイ」(商品名)が用いられる。この
ジェンタロイには、Al−Znベースのアルミニウム系
吸振合金、Ni−Coベースのニッケル系吸振合金、F
e−Crベースの鉄系吸振合金がある。
上記アルミニウム系吸振合金、ニッケル系吸振合金、鉄
系吸振合金の減衰能は、それぞれ1Hzでの逆吊りねじ
り振子法での測定によれば、30〜50×10−3、6
0×10−3、40〜60×10−3であり、従来の
0.2%炭素鋼の4×10−3、99.8%アルミニウ
ム×10−3オーステナイト系ステンレスSUS304
の3×10−3に比べて10倍以上も大きく、木と同程
度の吸振性を有している。
[作用] 上記構成では、ベースとなる組成金属とそこに加えられ
た金属の粒界の摩擦により、床パネル側に生じた振動が
吸収され、床版に伝わり難くなる。
[実施例] 第1図に示す支持脚金物10は、吸振合金からなる支持
脚部材11と、床パネル12内の鋼製埋込インサート1
3とからなり、その埋込インサート13に支持脚部材1
1の上部に形成したねじ11aを螺合して、支持脚部材
11を床パネル12に取付けてある。
この支持脚金物10は、床パネル12の配設時に緩衝ゴ
ム14を下端に施して床版15に設置され、床パネル1
2と床版15との間に配管及び配線用の空間を形成する
とともに、支持脚部材11における吸振性と緩衝ゴム1
4の緩衝性とによって床パネル側に生じた振動と衝撃と
を吸収し、床版15側への伝ぱんを防止する。
第2図の支持脚金物20は、吸振合金からなる支持脚部
材21と、床パネル22の下側面に止着された受座金具
23とからなり、その受座金具23に上部に形成したね
じ21aを螺合して、床パネル22に取付けられてい
る。
この支持脚金物20は、床パネル22の配設時に支持脚
部材21の下端に緩衝ゴム24を下端に施して床版25
に設置され、第1図の場合と同様に、床パネル側に生じ
た振動と衝撃とを吸収して、床版側への伝ぱんを防止す
る。
第3図に示す支持脚金物30は、下端に座体31bを一
体形成した吸振合金からなる支持脚部材31と、上部の
ねじ31aと螺合した受座金具33及び床パネル32の
下側面に突設したねじ軸36とからなり、その受座金具
33を床パネル32との間に緩衝ゴム34を介装してね
じ軸36に螺合し、床パネル32に取付けてある。
この支持脚金物30は、座体31bを介して床版35に
設置され、床パネル32側に生じた振動と衝撃を支持脚
部材が吸収して、床版35側への伝ぱんを防止する。
第4図に示す支持脚金物40は、下端に座体41bを一
体形成した吸振合金からなる支持脚部材41と、上部の
ねじ41aと螺合した受座金具43とからなり、その受
座金具43の上部の枠材43aを、床パネル42の下側
の根太材46に緩衝ゴム44を介装して嵌込み、釘など
により止着して床パネル42に取付けられ、その状態に
て床版45に設置されて、床パネル42と床版45との
間に所要の空間を形成するとともに、床パネル42側の
振動及び衝撃を吸収する。
[考案の効果] この考案は上述のように、床パネルを床版上に支持する
支持脚金物の支持脚部材を、吸振合金により形成してな
ることから、鋼製の支持脚部材に比べて振動が速やかに
減衰し、床版側に伝わる振動は極めて僅かとなるので、
下階への振動騒音を減少でき、歩行中の衝撃も小さくな
る。またプラスチックに比べて耐久性に優れ、荷重にも
充分に耐えるなどの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る二重床用支持脚金物の実施例を示
すもので、第1図は埋込インサート方式の説明図、第2
図は受座直付方式の説明図、第3図ははさみ込み方式の
説明図、第4図は根太方式の説明図である。 11,21,31,41……支持脚部材 12,22,32,42……床パネル 13……埋込インサート 23,33,43……受座金具 15,25、35、45……床版

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床版と該床版の上部に空間を設けて設置さ
    れる床パネルとの間に位置し、床パネルの埋込インサー
    トと螺合するねじを上部に有する支持脚部材を、吸振合
    金により形成してなる二重床用支持脚金物。
  2. 【請求項2】床版と該床版の上部に空間を設けて設置さ
    れる床パネルとの間に位置し、床パネルの受座金具と螺
    合するねじを上部に有する支持脚部材を、吸振合金によ
    り形成してなる二重床用支持脚金物。
  3. 【請求項3】床版と該床版の上部に空間を設けて設置さ
    れる床パネルとの間に位置し、床パネルの根太材に止着
    した受座金具と螺合するねじを上部に有する支持脚部材
    を、吸振合金により形成してなる二重床用支持脚金物。
JP8315088U 1988-06-23 1988-06-23 二重床用支持脚金物 Expired - Lifetime JPH0622753Y2 (ja)

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JPH025548U JPH025548U (ja) 1990-01-16
JPH0622753Y2 true JPH0622753Y2 (ja) 1994-06-15

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