JPH06226985A - インクジェットプリンタのワイピング装置 - Google Patents

インクジェットプリンタのワイピング装置

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JPH06226985A
JPH06226985A JP1771493A JP1771493A JPH06226985A JP H06226985 A JPH06226985 A JP H06226985A JP 1771493 A JP1771493 A JP 1771493A JP 1771493 A JP1771493 A JP 1771493A JP H06226985 A JPH06226985 A JP H06226985A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiping
wiping member
cap
head
nozzle surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1771493A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Maruyama
博幸 丸山
Sadao Murata
定穂 村田
Toru Takami
徹 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP1771493A priority Critical patent/JPH06226985A/ja
Publication of JPH06226985A publication Critical patent/JPH06226985A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、キャップの密着面に付着した異物、
余剰インクを確実に除去することができ、これによりキ
ャップの当接時にキャップの密着面とノズル面との間に
は隙間は生じることなく完全に密閉することが可能で、
ヘッドのノズル内のインクが密閉の不完全によって乾燥
することはなくなり、信頼性の高いインクジェットプリ
ンタを提供する。 【構成】本発明のインクジェットプリンタのワイピング
装置は、ワイピング部材11が、ワイピング時に離脱状
態のキャップ9bに対向する側に位置するヘッド1に対
して、ワイピング部材支持部材13の支持部12に取り
付けられ、ワイピング部材11の一方の端部の動作軌跡
がヘッド1のノズル面1aとオーバーラップし、ワイピ
ング部材11の他方の端部の動作軌跡が離脱状態のキャ
ップの密着面9cとオーバーラップしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
に関し、詳しくはインクジェットプリンタのワイピング
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の技術としては、特開平2−
194966に示される技術があり、板状の弾性部材に
よってインクを吐出するヘッドのノズル面のみをワイピ
ングするワイピング装置であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術はノズル面のみをワイピングするものであり、キャッ
プの密着面はワイピングされない。従って、キャップの
密着面に付着したインクや異物は除去されることなく残
留する。このため、次の課題を有していた。
【0004】(1)キャップの密着面に付着した異物や
余剰インクにより、キャップの当接時にキャップの密着
面とノズル面との密閉が不完全である。そのため、ヘッ
ドのノズル内のインクが乾燥し、ノズルの目詰まりを引
き起こす。
【0005】さらに、ヘッドのノズルを吸引することに
よってノズルの目詰まりを回復する回復動作において
も、キャップの密着面に付着した異物により、キャップ
の密着面とノズル面との密閉が不完全であるため、吸引
による目詰まりの回復動作が確実に行えない。
【0006】従って、ノズルの目詰まりに起因するドッ
ト抜けやインク滴の飛行曲がり等が発生し、印字不良と
なる。
【0007】(2)ワイピング部材によって異物が除去
されたヘッドのノズル面を再度キャップで覆うと、キャ
ップの密着面に付着している異物や余剰インクがノズル
面に再付着する。従って再付着した異物や余剰インクに
起因する、ドット抜けやインク滴の飛行曲がり等が発生
し、印字不良となる。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するためにな
されたものであり、キャップの密着面及びヘッドのノズ
ル面から余剰インク、異物を確実に除去することのでき
るワイピング装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の従来技術
の課題を解決するものであり、ワイピング部材は、ワイ
ピング時に離脱状態のキャップに対向する側に位置する
ヘッドに対して、ワイピング部材支持部材の支持部に取
り付けられ、ワイピング部材の一方の端部の動作軌跡が
ヘッドのノズル面とオーバーラップし、ワイピング部材
の他方の端部の動作軌跡が離脱状態のキャップの密着面
とオーバーラップしていることを特徴とする。
【0010】また、上記の構成において、キャップの密
着面をワイピングするワイピング部材と、ヘッドのノズ
ル面をワイピングするワイピング部材とが一体に形成さ
れていることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の上記構成によると、ワイピング時にお
いて、ワイピング部材の一方の端部がヘッドのノズル面
をワイピングすると同時に、ワイピング部材の他方の端
部がキャップの密着面のワイピングを行うため、ヘッド
のノズル面及びキャップの密着面に付着した異物や余剰
インクを確実に除去する。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0013】図1は本発明の第一の実施例を用いたイン
クジェットプリンタの斜視図であり、図2は第一の実施
例の詳細を示す側面図、また、図3は第一の実施例での
ワイピング動作を示した側面図である。
【0014】図1において、1は複数のノズル1bを備
えたヘッド、3はヘッド1にインクを供給するインク収
納体2及びヘッド1を搭載するキャリッジ、4はキャリ
ッジ3を摺動状態で移動可能にするガイド軸、5はガイ
ド軸4を支持する筐体、6はガイド軸4に平行に配設さ
れ被記録体10を搬送する送りローラ、7は送りローラ
6によって搬送された被記録体10をガイドするプラテ
ン、8は送りローラ6を回転駆動するモータ、9はヘッ
ド1のノズル1bを吸引してヘッド1のノズル1bの目
詰まりを回復させるための回復装置であり、回復動作時
及びキャッピング時にヘッド1のノズル面1aを覆うキ
ャップ9bを備えている。11は非記録領域内でヘッド
1及び離脱状態のキャップ9bが対向する位置に配設さ
れた弾性を有するワイピング部材、12はワイピング部
材11を峡持しワイピング部材支持部材13に固定され
たワイピング部材支持部、14はワイピング部材支持部
材13を軸支するために筐体5に設置された回転軸、1
5はモータ16の回転運動を軸14を支点としたワイピ
ング部材支持部材13の回転運動に変換する偏心カム、
17は偏心カム15の回転量を適切にワイピング部材支
持部材13を付勢して従動させるための引張りバネであ
る。
【0015】ワイピング動作が必要になった場合につい
て、図2を用いて説明する。キャリッジ3がガイド軸4
に沿って、ヘッド1から離脱状態のキャップ9bに対向
する位置に移動する。ワイピング部材11の一方の端部
11aの動作軌跡がヘッド1のノズル面1aにオーバー
ラップするように、ワイピング部材11の他方の端部1
1bの動作軌跡がキャップの密着面9cにオーバーラッ
プするように、ワイピング部材11はワイピング支持部
12を介してワイピング支持部材13に固定されてい
る。
【0016】次にモータ16を駆動することによって偏
心カム15が矢印A方向に回転し、ワイピング部材支持
部13を介しワイピング部材11が矢印B方向へと動
く。
【0017】図3はワイピング部材11の上から下へと
動くワイピング動作により、ヘッド1のノズル面1aと
キャップの密着面9cに付着したインクや異物を除去す
る様子を示したものである。図3において、18はワイ
ピング部材11によって除去されるインクや異物であ
る。
【0018】ワイピング部材11の動作方向は上から下
への方向に限らず、下から上、または上下の往復運動で
も同様な効果がえられる。
【0019】ワイピング部材11は前述のように弾性を
有することからヘッドのノズル面1aとワイピング部材
面11aとのオーバーラップ量、及び、キャップの密着
面9bとワイピング部材の面11bとのオーバーラップ
量に変動があっても常に安定して接触する。
【0020】次に第二の実施例を図4に示す。第一の実
施例はワイピング部材を上下方向に移動するワイピング
装置であるが、第二の実施例はワイピング部材を左右に
移動するワイピング装置である。図4を用いて、左右の
ワイピング動作について説明する。はじめに、キャリッ
ジ23がガイド軸24に沿ってヘッド21から離脱状態
のキャップ29bに対向する位置に移動する。ワイピン
グ時にワイピング部材31は、ワイピング部材31の一
方の端部の動作軌跡がヘッド31のノズル面31aにオ
ーバーラップするように、また、ワイピング部材31の
他方の端部の動作軌跡が離脱状態のキャップの密着面2
9cにオーバーラップするようにワイピング部材支持部
32を介してワイピング部材支持部材33に固定されて
いる。
【0021】次にモータ36を駆動することによって偏
心カム35が回転し、ワイピング部材支持部材33を介
しワイピング部材31が左から右へと動く。このワイピ
ング部材31のワイピング動作により、ヘッド21のノ
ズル面21a及びキャップの密着面29cに付着した異
物やインクを除去する。ワイピング部材31の動作方向
は左から右への方向に限らず、右から左、または左右の
往復運動でも同様な効果がえられる。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明により、キャッ
プの密着面に付着した異物、余剰インクが確実に除去さ
れるため、以下の効果を有する。
【0023】(1)キャップの密着面に異物や余剰イン
クが付着していないため、キャップの当接時にキャップ
の密着面とノズル面との間には隙間は生じることがな
く、完全に密閉することが可能となり、ヘッドのノズル
内のインクが密閉の不完全によって乾燥することはなく
なる。従って、ノズルの目詰まりに起因するドット抜け
やインク滴の飛行曲がり等による印字不良を防止でき
る。さらに、密閉の不完全以外の原因によってノズルの
目詰まりが発生し、吸引によるノズルの目詰まり回復動
作が必要になった場合においても、キャップの密着面と
ノズル面との隙間から空気が侵入することがないため、
回復動作が確実に行える。
【0024】(2)一度クリーニングされたノズル面
に、キャップの密着面より異物や余剰インクが再付着す
ることはない。従って、再付着した異物や余剰インクに
起因するドット抜けやインク滴の飛行曲がり等による印
字不良を防止できる。
【0025】さらに、1つのワイピング装置でヘッドの
ノズル面とキャップの密着面の両面を同時にワイピング
することが可能となるため、キャップの密着面をワイピ
ングするワイピング部材を駆動する駆動手段を新たに設
ける必要がなく、装置の複雑化の防止、及び省スペース
化が図れる。
【0026】このように本発明の実用的効果は極めて大
きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイピング装置の第一の実施例を用い
たインクジェットプリンタを示す斜視図。
【図2】本発明のワイピング装置の第一の実施例を示す
詳細図。
【図3】本発明のワイピング装置の第一の実施例を示す
詳細図。
【図4】本発明のワイピング装置の第二の実施例を示す
斜視図。
【符号の説明】
1 ヘッド 2 インク収納体 3 キャリッジ 4 ガイド軸 5 筺体 9 回復装置 11 ワイピング部材 13 ワイピング部材支持部材 14 回転軸 15 偏心カム 16 モータ 17 引張りバネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録領域及び記録領域に隣接する領域を
    移動可能なキャリッジと、該キャリッジ上に搭載されイ
    ンク滴を吐出するノズルを有するヘッドと、該ヘッドの
    ノズル面に当接/離脱するキャップを介して、前記ヘッ
    ドのノズルの目詰まり状態を吸引動作によって印字可能
    状態に復帰させる回復装置と、前記キャップと重畳し、
    前記ヘッドの前記ノズル面に付着した異物及び余剰イン
    クを除去するワイピング部材と、該ワイピング部材を取
    り付けたワイピング部材支持部材と、前記ワイピング部
    材を前記ワイピング部材支持部材を介して駆動する駆動
    手段を備えたインクジェットプリンタにおいて、前記ワ
    イピング部材は、ワイピング時に離脱状態の前記キャッ
    プに対向する側に位置する前記ヘッドに対して、前記ワ
    イピング部材支持部材の支持部に取り付けられ、前記ワ
    イピング部材の一方の端部の動作軌跡が前記ヘッドの前
    記ノズル面とオーバーラップし、前記ワイピング部材の
    他方の端部の動作軌跡が離脱状態の前記キャップの密着
    面とオーバーラップしていることを特徴とするインクジ
    ェットプリンタのワイピング装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の構成において、キャップの密
    着面をワイピングするワイピング部材と、ヘッドのノズ
    ル面をワイピングするワイピング部材とが一体に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ットプリンタのワイピング装置。
JP1771493A 1993-02-04 1993-02-04 インクジェットプリンタのワイピング装置 Pending JPH06226985A (ja)

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JP1771493A JPH06226985A (ja) 1993-02-04 1993-02-04 インクジェットプリンタのワイピング装置

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JP1771493A JPH06226985A (ja) 1993-02-04 1993-02-04 インクジェットプリンタのワイピング装置

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JPH06226985A true JPH06226985A (ja) 1994-08-16

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ID=11951425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1771493A Pending JPH06226985A (ja) 1993-02-04 1993-02-04 インクジェットプリンタのワイピング装置

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JP (1) JPH06226985A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7648228B2 (en) 2006-07-21 2010-01-19 Fujifilm Corporation Liquid ejection head, liquid ejection apparatus and image forming apparatus
US7748821B2 (en) 2006-02-24 2010-07-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet printer
JP2011126130A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Seiko Epson Corp 液体噴射装置
JP2013067155A (ja) * 2010-11-26 2013-04-18 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置

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