JPH06226962A - 画像供給装置および画像形成装置 - Google Patents

画像供給装置および画像形成装置

Info

Publication number
JPH06226962A
JPH06226962A JP5013878A JP1387893A JPH06226962A JP H06226962 A JPH06226962 A JP H06226962A JP 5013878 A JP5013878 A JP 5013878A JP 1387893 A JP1387893 A JP 1387893A JP H06226962 A JPH06226962 A JP H06226962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
data
management
recording
order
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5013878A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Yanaka
俊之 谷中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5013878A priority Critical patent/JPH06226962A/ja
Priority to CA002113960A priority patent/CA2113960C/en
Priority to AU53971/94A priority patent/AU673028B2/en
Priority to KR1019940001537A priority patent/KR100189280B1/ko
Priority to ES94300648T priority patent/ES2151531T3/es
Priority to EP94300648A priority patent/EP0613288B1/en
Priority to GB9401657A priority patent/GB2274755B/en
Priority to EP99204305A priority patent/EP0987878A1/en
Priority to DE69426272T priority patent/DE69426272T2/de
Priority to DK94300648T priority patent/DK0613288T3/da
Priority to AT94300648T priority patent/ATE197657T1/de
Priority to GB9713357A priority patent/GB2311437B/en
Priority to PT94300648T priority patent/PT613288E/pt
Priority to CN94101176A priority patent/CN1112644C/zh
Publication of JPH06226962A publication Critical patent/JPH06226962A/ja
Priority to US08/474,321 priority patent/US6243110B1/en
Priority to US08/476,285 priority patent/US6220687B1/en
Priority to US08/778,257 priority patent/US6027200A/en
Priority to HK98101850A priority patent/HK1002650A1/xx
Priority to KR1019980008416A priority patent/KR100196479B1/ko
Priority to KR1019980008415A priority patent/KR100196478B1/ko
Priority to GR20010400102T priority patent/GR3035288T3/el
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像データを供給する画像供給装置と、当該
供給を受けて布等の記録媒体に画像形成(捺染)を行う
画像出力装置とを具備する画像形成システムにおいて、
画像出力装置での生産管理や受注管理を行うことができ
るようにする。 【構成】 画像供給装置(SY1)に上記管理に供する
ためのデータを画像データに関連づけて供給する手段
(SY3)を設け、画像出力装置(SY2)には、供給
された生産管理データに応じて画像出力装置(SY1
1,SY12)での出力所要時間を含むスケジュールの
管理を行う手段(SY6)、および製品の納期,顧客管
理情報を含む受注管理を行う手段(SY5)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録に係る画像データ
を供給する画像供給装置、当該供給を受けて記録媒体上
にカラー画像を出力する画像出力装置、およびこれら装
置を有してなる画像形成システムに関し、例えば記録媒
体として布を用い、布上に画像のプリントを行う捺染シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラープリンタ等の画像出力装置
では、ホストコンピュータ等の画像供給装置から受け取
ったカラー画像を紙等の記録媒体に画像を形成するのが
普通である。また、カラープリンタ等の画像出力装置で
は、画像出力中は、他の画像データの供給を受け付けな
い場合が多いが、受け付けることができるプリンタで
は、他の記録装置に画像データだけを一時記憶し、受け
取った順番で画像出力をするのが普通である。また、プ
リンタでは、記録が終了したらホストコンピュータに知
らせることもある。また、プリンタは複数のユーザによ
って複数のホストコンピュータから画像出力要求を受け
ることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像出力装置の記録時
間が長いと、次の画像データを受け付けることができな
いという問題がある。特に、布上に画像を形成する捺染
システムでは、記録媒体である布の長さが数十メートル
にも及ぶ場合が多く、従って記録している時間が数時間
に及び、前記問題はより顕著化する。また、何時、画像
の出力が終了するのかホストコンピュータが知ることが
できないという問題がある。さらに、出力された画像が
誰の依頼であるかわからないという問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる問題点
を解決することを目的とし、そのために本発明は、画像
の形成が可能な画像出力装置に対して画像データの供給
を行うための画像供給装置において、前記画像出力装置
側で行う生産管理または受注管理に供するための管理デ
ータを前記画像データに関連付けて供給する手段を具え
たことを特徴とする。
【0005】また、本発明画像出力装置は、かかる画像
供給装置から供給された前記管理データに基づいて前記
画像形成手段に画像形成を実行させる管理手段と、画像
形成手段とを具えたことを特徴とする。
【0006】ここで、該装置には前記画像出力手段が複
数設けられ、前記管理手段は、前記生産管理に供するた
めの管理データに応じて前記複数の画像出力手段での出
力の順番および出力の所要時間を含むスケジュールの管
理を行う生産管理手段と、前記受注管理に供するための
管理データに応じて製品の納期および顧客情報を含むデ
ータを管理する受注管理手段とを有するものとすること
ができる。
【0007】また、上記画像供給装置から受信した画像
データに対応した画像と合わせて前記管理データの一部
または全部を形成するようにすることができる。
【0008】さらに、本発明画像形成システムは、上記
画像供給装置と画像出力装置とを具えたことを特徴とす
る。
【0009】加えて、本発明データ管理方法は、該シス
テムに適用され、前記画像データと前記管理データとを
関連付けて送受信し、保存し、記録媒体上への形成を行
うことを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、画像形成システムにおいて、
画像供給装置が画像データと管理データを関係付けて供
給することと、画像出力装置が画像データと管理データ
を関係付けて管理記憶することで、画像出力装置での生
産計画の立案や受注管理を行うことができる。また、画
像出力装置が画像形成中であっても、画像データの受信
ができる。
【0011】
【実施例】以下に、図面を参照して本発明を詳細に説明
する。
【0012】なお、以下では、本発明の好適な実施例と
して捺染システムについて、次の手順で説明を行う。
【0013】(1)システムの全体(図1〜図9) (2)生産用プリンタ(図10〜図16) (2.1)印刷機構の説明(図10,図11) (2.2)装置構成の説明(図12〜図16) (3)他の実施例 (4)その他 (1)システムの全体 図1は、本発明の一実施例に係る捺染システムの全体構
成を示す。
【0014】本実施例の捺染システムは、捺染製品の発
注に係わる発注側のシステムSY1と捺染製品の受注生
産に係わる受注側のシステムSY2とからなる。受注側
のシステムSY1は、捺染のための原画データを作成し
管理データと関係付けて受注側のシステムSY2に送信
するデザイン用コンピュータSY3、および画像出力用
の簡易プリンタSY4等の周辺装置(その他にイメージ
スキャナ等の画像入力装置、ハードディスク等の記憶装
置等を有していてもよい)からなる。受注側のシステム
SY2は、発注側のシステムSY1からの発注に応じて
受注管理を行う受注管理部SY5と、発注条件から生産
計画を検討し、受理された生産計画に基づき生産管理を
行う生産管理部SY6と、受注した画像データ等の修正
等の加工を加えるデザイン用コンピュータSY7と、デ
ザイン用ホストコンピュータSY7の周辺機器としての
簡易プリンタSY8と、記録媒体である布に画像を形成
する複数の生産用プリンタSY11およびSY12(こ
こでは2台としたが適宜の台数でよい)と、受注された
情報を記憶する顧客データベースSY9と、画像データ
ベースSY10とからなる。
【0015】なお、受注管理部SY5と生産管理部SY
6は、同一のまたは別々のホストコンピュータ等で主に
構成される。また、これらは、マイクロコンピュータで
構成することによって生産用プリンタSY11,SY1
2に内蔵させることもできる。また、簡易プリンタSY
4およびSY8は、記録媒体として紙を用いるカラープ
リンタ等である。
【0016】図2は、本例のシステムで用いる発注する
ための画像データおよび管理データ等の発注フォーマッ
トの一例を示す。本例の発注フォーマットは、発注側の
システム1のデザイン用コンピュータSY3上で形成
し、受注側のシステムSY2に送信される。
【0017】図3および図4は、本システムの処理手順
の一例を示す。各ステップで行う処理内容は例えば次の
通りである。
【0018】発注側のシステム 発注側のシステムSY1では、以下に示すステップMS
1〜MS17の処理を行う。
【0019】原画作成ステップMS1 デザイナが適宜の手段を用いて原画、すなわち記録媒体
である布上の繰り返し画像の基本単位となる基本画像を
形成するステップである。当該作成にあたっては、デザ
イン用コンピュータSY3を有する不図示の入力手段や
カラーディスプレイ等の表示装置を用いることもでき
る。
【0020】原画入力ステップMS2 原画作成ステップMS1にて作成された原画を、デザイ
ン用コンピュータ3に接続された周辺装置であるスキャ
ナ等を用いてデザイン用コンピュータSY3に読み込む
ステップ、またはデザイン用コンピュータSY3の外部
記憶装置(不図示)に格納されている原画データを読み
込むステップ、またはLAN等の通信手段(不図示)を
介して他のシステムから原画データを受信するステップ
である。なお、他のシステムとして、受注側のシステム
SY2を用いることもできる。
【0021】原画修正ステップMS3 本例における捺染システムは、図5に示すように、基本
画像に対して種々の繰り返しパターン(タイプ1〜5)
の選択を可能にするが、選択された繰り返しパターンの
境界部において不本意な画像の位置ずれや色調の不連続
性が生じうる。
【0022】本ステップは、繰り返しパターンの選択を
受容するとともに、当該選択に応じた繰り返しパターン
の境界部における不連続性の修正を行うステップであ
る。
【0023】その修正方法としては、デザイン用コンピ
ュータSY3が有するカラーディスプレイ等の表示装置
の画面を参照しつつ、デザイナまたはオペレータがマウ
ス等の入力手段を用いて行うのでもよく、デザイン用コ
ンピュータ3自体の画像処理により自動修正を行うもの
でもよい。
【0024】ここで、繰り返しパターンの例を図5を用
いて説明する。図5の(A)は、基本画像300を主走
査方向(X方向)と副走査方向(Y方向)に図のように
周期的に繰り返すように印刷出力する形式(タイプ1)
を示す。図5の(B)は、基本画像300を繰り返して
印刷する際に、基本画像300をX方向に1つ置きに所
定のオフセット量(ずらし量)ΔyだけY方向にずらし
て印刷出力する形式(タイプ2)を示す。図5の(C)
は前述のタイプ2とほぼ同様に、基本画像300をY方
向に1つ置きに所定のオフセット量(ずらし量)Δxだ
けX方向にずらして印刷出力する形式(タイプ3)を示
す。図5の(D)は、基本画像300を回転(ここでは
90度)させた後、タイプ2と同様にY方向にオフセッ
ト量(ここでは0)だけずらして印刷出力する形式(タ
イプ4)を示す。最後の図5の(E)は、基本画像30
0を回転(ここでは90度)させた後、タイプ3と同様
にX方向にオフセット量(ここでは0)だけずらして印
刷出力する形式(タイプ5)を示す。
【0025】画像パラメータ設定ステップMS4 画像パラメータは、ステップMS1で作成した基本画像
に付属するデータであり、ここでは基本画像の画像サイ
ズ(X画素×Y画素)と画像の名称を画像パラメータと
し、図2に示す例では画像サイズX=1024画素、画
像サイズY=1024画素、画像名称=「花柄」として
いる。
【0026】記録モード設定ステップMS5 生産用プリンタSY11およびSY12において画像を
形成するモードを決定するパラメータの設定を行うステ
ップであり、パラメータとしては、記録速度(高速記録
/通常記録の指定)、記録回数(1ドットに対してのイ
ンク打ち込み回数)、インク数(記録に使用するインク
の数)、インク種類(インクの色や組成を指定する)、
プリント構成(図5に示した基本画像の繰り返しパター
ン、オフセット量、回転角を指定する)、変倍率(基本
画像に対するプリント時の経倍率:例えば100%、2
00%、400%など)、ロゴの有無(反物の端部にプ
リントするデザイナ、メーカのブランド等のロゴマーク
の有り無し指定)等があり、図2で示す例のように設定
する。
【0027】ロゴデータの作成ステップMS6 デザインされたロゴマークを生産用プリンタSY11お
よびSY12に適合するフォーマット(解像度に合わせ
たドットデータ等)、サイズに変換する。
【0028】ロゴパラメータ設定ステップMS7 上記ロゴデータに付属するデータであり、ロゴデータの
名称,位置(L0,L1)、サイズ(X0,Y0)、色
等を指定する。
【0029】図6は、位置(L0,L1)とサイズ(X
0,Y0)の関係を示す。ここでは、サイズに関して
は、プリントの主走査方向(X方向)のサイズX0は1
画素単位で最大512画素まで、副走査方向(Y方向)
のサイズY0は記録ヘッドの1回の主走査の記録幅(以
後バンドと称する)を単位として最大8バンドまで指定
できるものとする。また位置に関しては、X方向の位置
L0は1画素単位で最大512画素まで、Y方向の位置
L1は1バンド単位で256バンドまで指定できるもの
とする。なお、L1はY方向のロゴ間の繰り返し間隔で
ある。
【0030】パレットデータ作成ステップMS8 デザインにおいては、デザイナは標準カラーパッチ等か
ら色を選びながら原画を作成する。当該選択色に対する
プリント時の色の再現性が、捺染システムの生産性に大
きく影響する。そこで、本ステップでは、選択された標
準色を良好に再現するための各色のインクの混合比率を
定めるデータを生成する。パレットデータは、前述の選
択された標準色をコード化したデータであり、前述の選
択パレットデータと混合比率の関係を図7のようなテー
ブルで表現できる。ここでのインクの各色は、基本的に
イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)および
ブラック(BK)を用いるが、さらにこれら以外の色、
例えば金色,銀色などの金属色や鮮明やレッド(R),
グリーン(G),ブルー(B)などの特別な色(以下特
色という)を用いることもある。特色は、図7ではS1
〜S4で表現されている。
【0031】なお、具体的なパレットデータの作成手順
の詳細な説明は後述する。
【0032】パレットパラメータ設定ステップMS9 パレットパラメータは、パレットデータに付属する情報
であり、ここでは、パレットデータの名称(図2の例で
は花柄1)、タイプ(図2の例では0F)等がある。こ
こでタイプとは、パレットデータに使用するインクの系
統色が、シアン(C),マゼンタ(M),イエロー
(Y),ブラック(BK)、特色S1〜S4のどれに相
当するかを示したもので、8ビット(前記色順に最下位
ビットから最上位ビットまで対応させる)のデータ(図
2の例ではC,M,Y,BKを使用するので最上位から
00001111となる)を16進数表記(0F)した
ものである。
【0033】発注データ設定ステップMS10 発注側が生産側に生産依頼する際の商取引に必要な条件
等を表す情報であり、その項目の例として、発注者、発
注日、希望納期、生産量(反物の巻数)、単位量(1巻
当りの長さ)、布幅、布種類(綿,ナイロンなど)等が
ある。特に、生産側のシステムSY2での生産計画に必
要な情報が重要になる。
【0034】発注表作成ステップMS11 以上のステップは、複数の処理グループ(例えば、MS
1〜MS4をグループ1、MS5をグループ2、MS
6,MS7をグループ3、MS8,MS9をグループ
4、MS10をグループ5)に分割でき、これらグルー
プ内の処理は強い関係にあるが、グループ間の処理は独
立にかつ並列に行われる場合があるため、本ステップで
はグループ間の処理のリンクをオペレータ等が目視で確
認できるような表(発注表)を作成する。発注表の作成
方法は、デザイン用コンピュータSY3に付属するCR
T等のディスプレイ(不図示)上に発注表フォーマット
を表示し、オペレータ等がキーボードやマウス(共に不
図示)等の入力装置で該当項目を入力して行う。
【0035】ここで項目のうち、ロゴデータ、パレット
データ、画像データのファイル名は、発注側が管理する
項目であり、生産側には送信されない情報である。しか
し、一般的には各データの名称が、ファイル名と一致す
ることが多い。
【0036】発注表確認ステップMS12と発注表作成
ステップMS15 発注表の全項目の入力が終了すると、オペレータ等は入
力された項目をディスプレイ上で確認し、OKなら入力
完了として処理はステップMS13に進み、NGならス
テップMS15に進んで、オペレータ等は発注表の項目
の個別修正を行う。
【0037】発注表自動確認ステップMS13 入力完了した発注表の内容に対して矛盾がないかチェッ
クし、矛盾が有る場合(NGである場合)は、矛盾する
項目をオペレータにわかるように表示してステップMS
12に戻る。一方矛盾がなければステップMS14に進
む。
【0038】転送ファイル作成ステップMS14 発注表の情報に基づき、生産側のシステムSY2に送信
すべき情報を転送ファイルに変換しファイル化するステ
ップである。特に、ここで重要になるのは、転送ファイ
ルを複数の領域(図2の例では、管理用領域、印字モー
ド用領域、パレット用領域、ロゴ用領域、画像用領域)
に分割し、各々の領域を関連付けるために識別子を各領
域の特定の位置(図2の例では先頭)に付加している。
本識別子(図2では参照数字の31で示してある)は、
本発注依頼を識別するためにも発注側および生産側でも
使用される(以後この識別子を発注依頼コードと称す
る)。このとき、管理用領域の識別子は、発注依頼コー
ドを表す識別子の他に印字モード、ロゴ、パレットおよ
び画像の発注コードを表す識別子であり、それらの識別
子の値は管理NOが新規依頼を示す“0”であるため全
て同じ値で“0”になる。
【0039】また、転送ファイルの内容は発注表の各項
目の表示用データを生産側のシステムSY2が自動で認
識できるようにコード化してある部分がある。例えば、
発注者:「KANON」を発注者コードにし、生産側の
システムSY2は、発注者コードと発注依頼コード(依
頼が確定すると発注コードになる)を用いて顧客管理を
行う。また、インクの種類が多いためインクの色と組成
等でインクをコード化することで管理する。
【0040】なお、図2の転送ファイルの例では、全領
域にデータが存在しているが、その限りではない。パレ
ットデータ、ロゴデータおよび画像データはデータ量が
膨大であるため、オリジナルファイルと転送ファイルと
に重複するのは無駄であり、転送ファイルではファイル
名のみ格納し、転送ファイルを送信する際(ステップM
S16)に転送ファイル内に格納されたファイル名のオ
リジナルファイルからデータを読み出し送信することも
可能である。
【0041】また、生産側のシステムSY2に前回発注
した件を再度依頼(リピート)する(発注表の項目にお
いて印字モード、ロゴ、パレットおよび画像の発注コー
ドが“0”(新規)以外で同じ値(前回の発注コード)
である)場合、管理用領域のみを転送ファイルに変換す
る。このとき、管理用領域の識別子での発注依頼コード
を表す識別子は新しい値(直前の発注コードの値を
“1”だけインクリメントする)であり、印字モード、
ロゴ、パレットおよび画像の発注コードを表する識別子
は全て前回の発注コードの値である。
【0042】また、前回に生産側のシステムSY2に前
に発注した印字モード、ロゴ、パレットおよび画像を組
み合わせて使用することも可能であり、部分的に新規な
データを使用することも可能である。
【0043】転送ファイルの送信ステップMS16 転送ファイルが作成されると、発注側のシステムSY1
は、生産側のシステムSY2に対して発注依頼のアクシ
ョンをかけ、生産側のシステムSY2が発注依頼のアク
ションを受け付けると、発注側のシステムSY1は転送
ファイルを逐次生産側のシステムSY2に送信する。こ
こでの伝送路は、任意所望のものとすることができ、L
AN(ローカルエリアネットワーク)やイーサネット
(XEROX社による)、一般公衆回線網やISDN等
多々のものがあり、通信プロトコルも伝送路に応じて対
応することが可能である。
【0044】回答受信ステップMS17 発注側のシステムSY1からの発注依頼に対して、生産
側のシステムSY2から返事を受け取るステップであ
る。返事は、発注依頼毎に発注依頼コードを付加して送
付され、内容として特に重要となるのは、コスト、希望
納期等である。
【0045】回答確認ステップMS18 生産側のシステムSY2から返事に対して発注側が満足
できるものか否かを判断し、生産側のシステムSY2に
正式発注を行う。一方、満足できない場合は、発注依頼
を取り消す返事や発注依頼内容の変更を生産側のシステ
ムSY2に行う。
【0046】なお、発注依頼を取り消す返事は、発注依
頼毎に発注依頼コードを付加して行うことが重要であ
る。
【0047】発注変更をする場合は、ステップMS14
に戻って修正を行い、同じ発注依頼コードで発注依頼を
行う。または、発注依頼を取り消した後、新規の発注を
行うことも可能である。
【0048】生産側のシステム 生産側のシステムSY2では、以下に示すステップMS
31〜MS37の処理を行う。
【0049】システム稼動中ステップMS31 生産側のシステムSY2では、生産管理部SY6の指示
に従って生産用プリンタSY11,SY12が印刷稼動
中であり、一方、受注生産管理部SY5は、発注側のシ
ステムSY1からの各種通信(発注依頼、正式発注/発
注取消、発注変更等)や生産側のシステムSY2内のデ
ザイン用コンピュータSY7からの各種通信(テスト印
刷依頼、画像デザイン完了通知等)の受け付け待ち状態
である。
【0050】発注側のシステムSY1から発注依頼のア
クションが起こると、受注管理部SY5は、転送ファイ
ルの受信ステップMS32に移行し、生産管理部SY6
および生産用プリンタSY11,SY12は印刷等の稼
動中であり変化しない。
【0051】転送ファイルの受信ステップMS32 受注管理部SY5が、発注依頼の転送ファイルを逐次受
信し、受信した転送ファイルに基づいて顧客データベー
スSY9,画像データベースSY10に仮登録すること
で記憶するステップである。転送ファイルのうち管理領
域のデータと記録モード領域のデータは、顧客データベ
ースSY9に発注者コードと発注依頼コードをデータベ
ースの検索キーとして登録され、転送ファイルのうちロ
ゴ領域とパレット領域と画像領域のデータは、画像デー
タベースSY10に発注者コードと発注依頼コードをデ
ータベースの検索キーとして登録される。
【0052】生産計画検討ステップMS33 受注管理部SY5は、受信した転送ファイル内の管理デ
ータと記録モードデータから発注依頼の印刷に要する時
間を計算し、生産管理部SY6に発注依頼の印刷に着手
できる日程(月日、時刻)や空き時間等のスケジュール
を問い合わせ、納入できる期日を算出する。一方、生産
管理部SY6は、生産スケジュールを管理するため、受
注管理部SY6からの確定した複数のスケジュールの進
行状況を生産用プリンタSY11,SY12からの定期
的に収集し、生産スケジュールの変更を行う。
【0053】また、受注管理部SY5は、使用インクの
量と種類、布の量と種類、および梱包材等から材料費を
計算し、その他経費や利益を加算したコストを見積も
る。
【0054】このステップで、前回の発注でのデータを
使用する場合は、転送ファイル内の発注者コードと各デ
ータの発注コードを基にして(データベース検索のキー
として)顧客データベースSY9と画像データベースS
Y10から必要なデータを検索する。
【0055】回答送信ステップMS34 受注管理部SY5が求めた回答(ここでは特に、納期、
コスト見積もり)を発注側のシステムSY1に逐次送信
するステップである。
【0056】受注管理ステップMS35 受注管理部SY5の回答に対しての発注側のシステムS
Y1からの回答確認(正式発注/発注依頼取り消し/発
注依頼変更等)を受けて、受注管理部SY5がアクショ
ンを取るステップである。
【0057】正式発注を受けた場合、受注管理部SY5
は、回答確認の発注者コードと発注依頼コードに基づい
て、ステップMS32で顧客データベースSY9に仮登
録した発注依頼のなかから該当発注依頼を検索し、その
発注依頼を受理状態にするように顧客データベースSY
9を変更し、この発注に対する生産スケジュールを生産
管理部SY6に通知する。
【0058】発注依頼取り消しを受けた場合、発注管理
部SY5は、回答確認の発注者コードと発注依頼コード
に基づいて、ステップMS32で顧客データベースSY
9に仮登録した発注依頼の中から該当発注依頼を検索し
て削除し、画像データベースSY10に仮登録したデー
タも削除し、ステップMS31に戻る。
【0059】発注依頼変更を受けた場合、受注管理部S
Y5は、ステップ32に戻り、新たな転送ファイルを同
様に受信し、顧客データベースSY9と画像データベー
スSY10に仮登録した発注依頼を更新し、前記と同様
のステップを行う。
【0060】生産計画の確定ステップMS36 正式発注を受けた場合に行うステップで、受注管理部S
Y5から通知された生産要求(発注)に基づいて生産管
理部SY6が生産計画に付加することで生産計画を確定
させ、ステップMS31に戻り、生産計画に則り印刷実
行を行う。
【0061】具体的には、生産管理部SY6は生産用プ
リンタSY11,SY12から印刷終了の通知を受ける
と、生産計画から次に印刷する発注(特に発注者コード
と発注コード)を判定し、発注(特に発注者コードと発
注コード)に対応する管理データと記録モードデータ、
ロゴデータ、パレットデータ、画像データを顧客データ
ベースSY9および画像データベースSY10から検索
し、それらデータを印刷終了した生産用プリンタ(SY
11,SY12)に転送する。新たな印刷要求を受けた
生産用プリンタ(SY11,SY12)は、記録モード
に応じて装置状態をセットし、すなわちインク,布等を
セットし、画像を形成する(詳細は(2)生産用プリン
タの項目に記述する)。この印刷中に、生産用プリンタ
SY11,SY12は、生産管理部SY6からの状態収
集コマンドに対して、どの程度印刷が進んでいるか等の
情報を返送する。また、生産用プリンタSY11,SY
12は、ある印刷の単位毎(例えば布の一巻)に管理デ
ータ、特に発注者コード,発注コードを印刷する。
【0062】図8は、図3におけるカラーパレットデー
タ生成ステップMS8の詳細な処理手順の一例を示す。
【0063】本手順では、まずステップSS8−1に
て、デザイナが色の標準カラーパッチを選択し、ステッ
プSS8−2にて、これらの標準カラーパッチからスキ
ャナ(不図示)を用いてカラーデータ(R,G,B)を
読み取る。次に、ステップSS8−3にて、標準カラー
パッチに対応するコードに基づいてまず予め生産用プリ
ンタSY11,SY12に適合するように設定されてい
るパレットデータを算出し、ステップSS8−4にて、
簡易プリンタSY4で複数のカラーパッチの形態でプリ
ントさせる。
【0064】次に、ステップSS8−5にて、プリント
したカラーパッチをスキャナでリードし、ステップSS
8−6にて、そのカラーデータ(R1,G1,B1)を
生産用プリンタSY11,SY12でプリントした場合
のカラーデータ(R2,G2,B2)に補正変換する。
そして、ステップSS8−7にて、2つのカラーデータ
(R,G,B)と(R2,G2,B2)の差が所定値未
満であれば、OKとし、ステップSS8−8に進んでそ
のパレットデータを選択された色のコードに対して採用
し、一方、差が所定値以上であれば、NGとしてステッ
プSS8−9に進み、上記差を基にパレットデータを補
正し、ステップSS8−4に戻り同様の手順を繰り返
す。
【0065】ここでは説明を簡単にするために、選択し
た標準カラーパッチを1つで行ったが、プリントする位
置とカラーパッチの対応をとることにより、複数の選択
した標準カラーパッチに対しても同時に処理を行うこと
は可能である。
【0066】本実施例によれば、生産用プリンタSY1
1,SY12が発注側のシステムに存在しなくても、簡
易プリンタSY4を用いて、デザイナが選択した色のコ
ードから生産用プリンタSY11,SY12の当該色の
コードに対応する複数のインクの組み合わせを適切に選
択できる。
【0067】図9は、カラーパレットデータ生成ステッ
プの詳細な処理手順の他の例を示す。
【0068】本手順でも、まずステップSS8−1およ
びSS8−2と同様のステップSS8−21およびSS
8−22にて、デザイナが色の標準カラーパッチを選択
し、これらの標準カラーパッチをスキャナでカラーデー
タ(R,G,B)を読み取る。次に、本手順では、ステ
ップSS8−23にて複数種類のカラーパレットデータ
Pn=(Cn,Mn,Yn,Kn,S1n〜S4n)を
用意し、ステップSS8−24にてそれらを簡易プリン
タSY4でプリントし、ステップSS8−25にてプリ
ントされた複数のカラーパッチからスキャナを用いて各
々カラーデータ(R1n,G1n,B1n)を読み取
り、ステップSS8−26にて読み取ったカラーデータ
(R1n,G1n,B1n)を生産用プリンタSY1
1,SY12でプリントした場合のカラーデータ(R2
n,G2n,B2n)に補正変換し、ステップSS8−
27にてカラーデータ(R2n,G2n,B2n)の中
から(R,G,B)に最も近いもの(すなわち最も色再
現の良いもの)を選択し、そのカラーパッチを出力した
パレットデータを選択した色のパレットデータに決定す
る。
【0069】なお、ステップSS8−23で用意する複
数のカラーパレットデータは、全記録ヘッドについて所
定量ずつインク混合量を変化させるのもよく、あるい
は、ステップSS8−22で得たデータを中心として所
定範囲内でインク混合量を僅かに変化させたものでもよ
い。本手順では、図8の手順に比較して、パレットデー
タの補正および再プリントを行う処理を省くことができ
るので、パレットデータ生成の処理を高速に行うことが
できる。
【0070】簡易プリンタSY4と生産用プリンタSY
11,SY12との出力特性の相違を補正するのは、図
8および図9に示した実施例のように出力されたカラー
パッチを読み取ったカラーデータを補正するだけではな
く、他にも方法がある。例えば、簡易プリンタSY4の
出力特性を予め生産用プリンタSY11,SY12の出
力特性に近い形に設定しておく方法もあるが、この場合
には簡易プリンタSY4に補正機構が十分に具備してい
るのが強く望ましい。また、他の方法としてはステップ
SS8−3またはステップSS8−23で算出したパレ
ットデータを簡易プリンタSY4に入力する際に、パレ
ットデータをソフトウェアで補正する方法もある。
【0071】ここでの簡易プリンタSY4と生産用プリ
ンタSY11,SY12との出力特性の相違は、記録媒
体の相違や、インクの相違等がある。これら記録媒体の
相違や、インクの相違毎に補正の内容を予め用意してお
くのが強く望ましい。従って、生産用プリンタSY1
1,SY12では記録媒体である布の種類、インクの色
/組成の選択の自由度があるので、簡易プリンタSY4
の記録媒体である紙、インクをある程度限定しておいた
方が、補正が容易となる。
【0072】(2)生産用プリンタ (2.1)印刷機構の説明 図10を用いて、本発明に適用可能な生産用プリンタS
Y11,SY12としてシリアルタイプによるインクジ
ェット記録装置の動作を説明する。
【0073】図10において、キャリッジ1はシアン
(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック
(BK)の4色に対応するカラー用の記録ヘッド2a,
2b,2c,2dを搭載しており、ガイドシャフト3は
キャリッジ1を移動案内を支持している。なお、簡略化
のために図示を省略したが、本例ではキャリッジ1には
特色用ヘッドを4本まで搭載可能であるとともに、それ
に関連した機構も配設される。各ヘッドは各別に、また
は数本を単位としてキャリッジ1に着脱自在であっても
よい。
【0074】エンドレスベルトであるベルト4は、その
一部がキャリッジ1に固定接続されて、かつ、パルスモ
ータであるキャリッジ駆動モータ5(モータドライバ2
3により駆動される)の駆動軸に取り付けられたギヤに
張られている。従って、このキャリッジ駆動モータ23
を駆動することにより駆動軸に張られたベルト4が送ら
れることになり、結果としてキャリッジ1がガイドシャ
フト3に沿って記録媒体の記録面を走査運動することに
なる。さらに、記録媒体6(記録紙や布等)を搬送する
搬送ローラ7、その記録媒体6を案内する案内ローラ8
A,8Bおよび記録媒体搬送モータ9を備えている。
【0075】また、各記録ヘッド2a,2b,2c,2
dおよび特色用記録ヘッドには、記録媒体6に向けてイ
ンク滴を吐出させる吐出口が例えば400DPI(ドッ
ト/インチ)の密度で256個設けられている。それぞ
れの記録ヘッド2a,2b,2c,2d(およびさらに
特色用のヘッド)に対しては、対応したインクタンク1
1a,11b,11c,11d(およびさらに特色用イ
ンクタンク)から供給チューブ12a,12b,12
c,12d(およびさらに特色用供給チューブ)を介し
てインクが供給される。そして、各吐出口に連通する液
路に設けられたエネルギー発生手段(図示せず)に対し
ては、各ヘッドドライバ24a,24b,24c,24
d(およびさらに特色用ドライバ)よりフレキシブルケ
ーブル13a,13b,13c,13d(およびさらに
特色用フレキシブルケーブル)を介してインク吐出信号
が選択的に供給される。
【0076】さらに、各記録ヘッド2a,2b,2c,
2d等には、ヘッドヒータ14a,14b,14c,1
4d(14b.14c,14d等は図示せず)と温度検
知手段15a,15b,15c,15d(15b,15
c,15d等は図示せず)が設けられており、温度検知
手段15a,15b,15c,15d等からの検知信号
は、CPUを有する制御回路16に入力される。制御回
路16は、この信号に基づいて、ドライバ17および電
源18を介してヘッドヒータ14a,14b,14c,
14d等における加熱を制御する。
【0077】キャッピング手段20は、非記録時に各記
録ヘッド2a,2b,2c,2dの吐出口面に当接し、
その乾燥および異物が混入するのを抑え、あるいはその
除去を行うものである。具体的には、非記録時には、記
録ヘッド2a,2b,2c,2dが、キャッピング手段
20と対向する位置に移動する。そして、キャッピング
手段20は、キャップドライバ25によって前進駆動さ
れ、弾性部材44を吐出口面に圧接させてキャッピング
を行うようになっている。なお、図では省略した特色用
ヘッドのためのキャッピング手段も設けられるのは勿論
である。
【0078】目詰まり防止手段31は、記録ヘッド2
a,2b,2c,2dが空吐出動作をするときに吐出イ
ンクを受けるものである。この目詰まり防止手段31
は、記録ヘッド2a,2b,2c,2d等と対面してい
て、空吐出されたインクを吸収受液する液受け部材2を
備えており、キャッピング手段20と記録開始位置の間
に配置されている。なお、液受け部材32および液体保
持部材45の材質としては、スポンジ状多孔質部材、あ
るいはプラスチック焼結体等が有効である。
【0079】キャッピング手段20には、水吐出用電磁
弁61ならびにエアーポンプドライバ62が連結され、
それぞれ制御回路16による制御の下にキャッピング手
段20内に配設された洗浄用の水の吐出ならびにエアー
の噴射用ノズルを駆動する。
【0080】図11は、本実施例の記録ヘッドの動作を
説明するための平面図であり、図10に示したものと同
じ要素には同一符号をつけ、それらの説明は省略する。
また、本図においても特色用ヘッド2S1〜2S4に関
連した構成は図示を省略されている。
【0081】図11において、記録開始検知センサ34
およびキャッピング手段検知センサ36は、それぞれ各
記録ヘッド2a,2b,2c,2dそれぞれの位置を検
出するためのものである。また、空吐出位置検知センサ
35は、記録ヘッド2a,2b,2c,2dが走査方向
に移動しながら行う空吐出動作の基準位置を検知する。
【0082】また、108は、ヘッドシェーディングの
他、カラーパレットデータ作成にも使用できるヘッド特
性測定手段であり、ヘッドで記録したヘッドシェーディ
ング用テストパターンやカラーパッチをプリントした記
録媒体等を搬送する搬送手段と、それら情報を読取る読
取り手段とを有する。このヘッド特性測定手段として
は、例えば本出願人の出願になる特開平4−18358
号公報の第31図に示されたようなものを用いることが
できる。
【0083】次に、インクジェット記録動作について説
明する。
【0084】まず、待機中であるが、この場合には記録
ヘッド2a,2b,2c,2dがキャッピング手段20
によりキャッピングされている。そして、制御回路16
にプリント信号が入ると、モータドライバ23によりモ
ータ5が駆動されてキャリッジ1が移動を開始する。こ
の移動に伴って、空吐出位置検知センサ35で各記録ヘ
ッドが検知されると目詰まり防止手段31に所定の時間
インクの空吐出を行う。そして、その後、再び矢印D方
向にキャリッジ1が移動し、それを記録開始検知センサ
34によって検出されたら、記録ヘッド2a,2b,2
c,2d等の各吐出口が選択的に駆動される。これによ
り、インク滴が吐出され、記録媒体6の記録幅部分pに
ドットマトリクスパターンで画像記録が行われる。こう
して、所定幅(記録ヘッドの縦方向のノズル間隔とその
個数で決定される)の記録を行っていくと、キャリッジ
1は図の右端側の位置まで移動する(モータ5に与える
パルス数をカウントすることで検出できる)が、それを
検出してから記録ヘッド配設幅分のパルスを与えてキャ
リッジ1の後端の記録ヘッド2aが記録媒体を横切るよ
うにする。その後、キャリッジ1は反転し、矢印E方向
に駆動されて空吐出位置へ戻るとともに、記録媒体6は
記録幅部分pの幅またはこれ以上の量だけ矢印F方向に
搬送され、再び前述した動作が繰り返される。
【0085】(2.2)装置構成の説明 次に、本装置の構成を説明する。図12および図13は
実施例のインクジェットプリンタの構成およびその操作
部の構成例を示しており、図14〜図16は図12のコ
ントロールボード102の内部構成の一例をデータの流
れに沿って概念的に示している。
【0086】生産管理部SY6からインターフェース
(ここではGPIB)を介し、図10における制御回路
16等を有するコントロールボード102に印刷用画像
データを送る。画像データを送る装置は特に限定され
ず、かつ、転送形態としてはネットワークによる転送、
マグネットテープ等を介するオフラインでも良い。コン
トロールボード102は、CPU102A,各種プログ
ラムを格納したROM102B,各種レジスタ領域や作
業用領域を有するRAM10Cおよび図14〜図16そ
の他で示す各部からなり装置全体の制御を行う。103
はオペレータがコントロールボード102に対して所要
の指示を与えるための操作部およびオペレータに対して
のメッセージ等を表示するための表示器を有する操作・
表示部である。104はプリント対象である布等の記録
媒体を搬送するためのモータ等からなる布搬送機であ
る。105は図13に示した各種モータ(末尾に“M”
を付してある)や各種ソレノイド(“SOL”で示す)
を駆動するためのドライバユニット入出力部である。1
07は各ヘッドに駆動信号を供給するとともに、各ヘッ
ドに係る情報(装着の有無やそのヘッドの提示する色等
の情報)を受容してコントロールボード102に供給す
るための中継ボードである。当該情報は前述のようにホ
ストコンピュータHに転送される。
【0087】さて、生産管理部SY6から印刷する画像
データの情報を受けると、その画像データはGPIBイ
ンターフェース501,フレームメモリコントローラ5
04を介し画像メモリ505に蓄積される(図14参
照)。実施例の画像メモリは124Mbyteの容量を
有し、A1サイズを8ビットのパレットデータ構成した
ものである。つまり、1画素につき8ビットが割り当て
られている。503はメモリ転送の高速化のためのDM
Aコントローラである。生産管理部SY6からの転送が
終了したら、所定の処理後、印刷を開始できる。
【0088】説明が前後するが、実施例の生産用プリン
タSY11,SY12に接続される生産管理部SY6
は、画像データをラスタイメージとして転送してくる。
各記録ヘッドは縦方向に複数のインク吐出ノズルが並ん
でいるので、画像データの並びを記録ヘッドに合致する
よう変換しなければならない。このデータ変換をラスタ
@BJ変換コントローラ506で行う。そして、このラ
スタ@BJ変換コントローラ506で変換されたデータ
は、画像データを変倍するための次の拡大コントローラ
507の拡大機能を通しパレット変換コントローラ50
8に供給される。なお、拡大コントローラ507までの
データはホストコンピュータから送られてきたデータで
あり、この実施例では8ビットのパレット信号である。
そして、このパレットデータ(8ビット)は各記録ヘッ
ドに対する処理部(以下に説明する)に共通に渡され、
処理される。
【0089】なお、以下では記録ヘッドが8つの場合、
すなわち、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの他
に特定の色S1〜S4を記憶するヘッドが備えられてい
るものとして説明する。
【0090】さて、パレット変換コントローラ508は
発注側のシステムSY1ないし生産管理部SY6から入
力されてきたパレットデータおよび対応する色の変換テ
ーブルを変換テーブルメモリ509に供給する。
【0091】8ビットのパレットの場合、その再現可能
な色種は0〜255までの256通りであり、例えば、
図7に示したようなテーブルが各色毎に対応するテーブ
ルメモリ509に展開される。
【0092】具体的な回路構成としては、パレット変換
テーブルメモリ509は、パレットデータに対するアド
レス位置に変換データを書き込んでおくことでその機能
を果す。つまり、実際にパレットデータがアドレスとし
て供給される場合には読出しモードでメモリをアクセス
する。なお、パレット変換コントローラ508は、パレ
ット変換テーブルメモリ509の管理や、コントロール
ボード102とパレット変換テーブルメモリ509との
インターフェースを行う。また、特色に関して、次段の
HSコントローラ510およびHS変換テーブルメモリ
511からなるHS系との間に、特色混入量を設定する
回路(出力を0〜1倍する回路)を介挿し、その設定量
を可変とすることもできる。その場合には、図4に示し
たようなデータの送受信に際し、当該可変とするための
データを送信してそれら回路に設定するようにすればよ
い。
【0093】HS変換コントローラ510およびHS変
換テーブルメモリ511は、ヘッド特性測定手段108
により測定したデータに基づいて、各ヘッドの各吐出口
に対応する印刷濃度または吐出方向のバラツキの補正を
行う。たとえば、濃度の薄い(吐出量の少ない)吐出口
に対して濃いめにデータ変換し、濃度の濃い(吐出量の
多い)吐出口に対しては薄めにデータ変換し、中くらい
の吐出口に対してはそのまま流すという処理を行う。
【0094】次のγ変換コントローラ512およびγ変
換テーブルメモリ513は色毎に、全体の濃度を濃くし
たり薄くしたりするためのテーブル変換である。例え
ば、何もしない場合には、リニアなテーブルで、 0入力には0出力 100入力には100出力 210入力には210出力 255出力には255出力 ということである。
【0095】次段の2値化コントローラ514は、疑似
階調機能を持つものであり、8ビットの階調データを入
力し、2値化された1ビットの疑似階調データを出力す
るものである。多値データを2値データに変換するもの
には、ディザマトリクスによるもの、誤差拡散法等があ
るが、実施例でもこれらを採用するものとし、その詳述
は割愛するが、いずれにせよ、単位面積あたりのドット
の数で階調表現するものであればよい。
【0096】ここで2値化されたデータはつなぎメモリ
515に格納されたのち、各記録ヘッド駆動用として使
用される。そして、各つなぎメモリから出力された2値
データは、C,M,Y,BK,S1〜S4として出力さ
れる。各色の2値化信号は同様な処理が実施されるの
で、ここでは2値データCに注目して図16を用いて説
明する。なお、同図は記録色シアンに対する構成であっ
て、各色毎に同様の構成を有するものである。なお、図
16は図14,図15に示すつなぎメモリ515よりも
後段の回路構成を示すブロック図である。
【0097】2値化された信号Cはシーケンシャルマル
チスキャンジェネレータ(以下SMSジェネレータ)5
22に向けて出力されるが、パターンジェネレータ51
7,518により装置単体のテスト印刷を実施する場合
もあるので、当該データは、セレクタ519に供給され
る。勿論、この切り換えはコントロールボード102の
CPUによって制御されており、操作者が操作部103
(図12参照)に対して所定の操作を行った場合には、
テスト印字をすべく2値パターンコントローラ517か
らのデータを選択する。従って、通常は、2値コントロ
ーラ514(つなぎメモリ516)からのデータを選択
するようになっている。
【0098】なお、SMSコントローラ522は、ノズ
ル毎の吐出量または吐出方向のばらつきによる画像の濃
度ムラを防止するものである。マルチスキャンは例えば
特願平4−79858号として提案されている。つなぎ
メモリ524は、ヘッド間隔の物理的な位置の補正をす
るバッファメモリであり、画像データを一旦ここに入力
し、ヘッドの物理的な位置に応じたタイミングで出力す
る。従って、このつなぎメモリ524は各記録色毎にそ
の容量は異なる。また、マルチスキャンを行って、すな
わち1画素に対して複数の吐出口からインク吐出を行う
ようにして画質を優先するか、あるいはそのようなマル
チスキャンを行わずに高速性を優先するかは、図3のス
テップMS5で指定することができる。
【0099】このようなデータ処理を実施した後、ヘッ
ド中継ボード107を介しヘッドにデータが送られる。
【0100】ところで、従来はパレット変換,HS変
換,γ変換用のデータは、装置本体に設けられたメモリ
に固定保持されていた。そのため、出力したい画像デー
タと合わない場合があり、十分な品位の画像が得られな
いことがあった。そこで、本実施例では、これらの変換
用データは外部から入力可能とし、各変換テーブルメモ
リに蓄えるようにした。例えば、図7に示すようなパレ
ット変換データを変換テーブルメモリ509にダウンロ
ードする。つまり、実施例の変換テーブルメモリ50
9,511,513は全てRAMにより構成されてい
る。そして、パレット変換,γ変換用のデータは、ホス
トコンピュータ101から送られてくるようにした。ま
た、HS変換用のデータは、外部に設けられたヘッド特
性測定機108(図12参照)より入力し、常にヘッド
の状態に合わせたデータを得られるようにした。ヘッド
特性測定器108で各記録色のヘッド特性を得るために
は、各々の記録ヘッドでテスト印字(均一な所定の中間
調濃度の記録)を行う。そして、その記録幅に対応する
その濃度分布を測定することで行う。かかるヘッドの状
態とは、ヘッドに含まれる複数ノズルの吐出状態のばら
つき、または、ヘッドにより印字された後の画像の濃度
が所望の濃度とどの程度異なっているかである。
【0101】また、本実施例においては、変換用のパラ
メータが入力されるまでは異常出力の防止等を防ぐた
め、データが入力しても出力を0にし、印刷が実施され
ないようにすることができ、これはγ変換等についても
同様である。
【0102】なお、図16におけるロゴ入力部520
は、ロゴデータを格納するための適宜のメモリおよび画
像データとの合成回路を用いて構成できる。そのように
ロゴデータを基本画像データとは独立に管理すれば、基
本画像の繰返し周期や図5に示すような繰返しパターン
の種類によらず、オペレータの望む繰返し周期にて所望
のロゴデータを挿入できる。また、基本画像データのヘ
ッドへの送出の直前に、すなわち2値化の後に指定範囲
を空白化してそこにロゴを挿入するようにすれば、ロゴ
マークは種々の変換の影響を受けず、これを望み通りに
(例えば鮮明に)プリントできる。
【0103】以上のように生産用プリンタSY11,S
Y12は生産管理部SY6によって設定された内容に基
づき画像形成を行うが、生産ラインにおいて容易に視認
可能な適宜の部位、例えば布の1巻の終端部等に、発注
者コード,発注コードが印刷されるように生産管理部S
Y6が生産用プリンタSY11,SY12に所要のデー
タを送出し、これによって製品の管理の便に資するよう
にすることができる。
【0104】(3)他の実施例 以上の実施例では、発注側のシステムSY1において画
像の修正とコード化およびパレットデータの作成を行っ
たが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0105】例えば、発注側のシステムSY1で原画像
の入力のみを行い、発注表および転送ファイルに画像の
処理レベル等の作業状態を表すデータを付加して生産側
のシステムSY2に送信することにより、前記実施例に
おいては発注側のシステムSY1で行っていた作業を生
産側のシステムSY2のデザイン用コンピュータSY7
と簡易プリンタSY8とを用いて同様の作業を行うこと
ができる。このような場合は、納期,コストの見積もり
において、この作業を考慮すればよい。
【0106】(4)その他 なお、本発明に係る画像出力装置(プリンタ)には、イ
ンクジェット記録方式に限らず種々の記録方式を採用で
きるが、インクジェット記録方式を採る場合には、その
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギとして熱エネルギを発生する手段(例えば電気熱変換
体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギによりインク
の状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。かかる方式に
よれば記録の高密度化,高精細化が達成できるからであ
る。
【0107】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0108】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0109】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0110】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0111】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0112】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0113】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像出力装置が印刷中であろうとも、画像供給装置から
の画像データを受け付けることができる。
【0115】また、画像データと管理データを関係付け
て送信、受信、記憶、印刷することにより印刷された画
像が誰のどの依頼であるかを容易に識別できる。
【0116】また、管理データ(記録モードを含む)か
ら所要時間を容易に計算することと画像出力装置のスケ
ジュールを管理することにより、所望の印刷が完了する
時刻を予測することができる。
【0117】また、画像データと管理データとを関係付
けて送信、受信、記憶、印刷することにより、顧客管理
と画像管理とが容易になり、画像の再出力依頼や変更依
頼が容易にできる。特に、同じ画像を用いる場合、画像
データの送信を省略することができるので、転送時間,
通信料金等の削減ができる。
【0118】さらに、画像供給装置からの供給されるデ
ータをコード化することにより、画像供給装置と画像出
力装置との間で工程を一元的に管理することが可能にな
る。特に、インクや記憶媒体(布)を種類毎にコード化
することにより、コスト計算や印刷工程の管理が容易に
なる。
【0119】また、生産用プリンタに合わせて簡易プリ
ンタの補正を行うことにより、画像供給装置が生産用プ
リンタから遠隔地にある場合でも、画像供給装置に簡易
プリンタを接続することで色等の確認が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る捺染システムの全体構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に係る捺染システムで用いる
発注フォーマットの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の一実施例に係る捺染システムの処理手
順の概要を示すフローチャートである。
【図4】同じくフローチャートである。
【図5】(A)〜(E)は記録媒体に対する基本画像の
形成パターンの諸例を示す説明図である。
【図6】ロゴに関するデータとロゴプリント形式との対
応例を示す説明図である。
【図7】カラーパレットデータの一例を示す説明図であ
る。
【図8】図3におけるカラーパレットデータ生成手順の
一例を示すフローチャートである。
【図9】同じく他の例を示すフローチャートである。
【図10】本実施例に適用される生産用プリンタの機械
的な概略構成を示す斜視図である。
【図11】同じく平面図である。
【図12】図10に示す生産用プリンタの電気的な概略
構成を示すブロック図である。
【図13】同じくブロック図である。
【図14】図12におけるコントロールボードの内部構
成の一部をデータの流れを中心として示すブロック図で
ある。
【図15】同じくブロック図である。
【図16】同じくブロック図である。
【符号の説明】
SY1 発注側のシステム SY2 生産側のシステム SY3,SY7 デザイン用コンピュータ SY4,SY8 簡易プリンタ SY5 受注管理部 SY6 生産管理部 SY9 顧客データベース SY10 画像データベース SY11,SY12 生産用プリンタ 2a〜2d,S1〜S4 記録ヘッド 6 記録媒体(布) 16 制御回路 23 モータドライバ 24 ヘッドドライバ 102 コントロールボード 102A CPU 102B ROM 102C RAM 104 布送り機 501 GPIBインターフェース 504 フレームメモリ(FM)コントローラ 505 画像メモリ 509 パレット変換テーブルメモリ 511 HS変換テーブルメモリ 513 γ変換テーブルメモリ 515 つなぎメモリ 520 ロゴ入力部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の形成が可能な画像出力装置に対し
    て画像データの供給を行うための画像供給装置におい
    て、前記画像出力装置側で行う生産管理または受注管理
    に供するための管理データを前記画像データに関連付け
    て供給する手段を具えたことを特徴とする画像供給装
    置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に対して画像形成を行う手段
    と、請求項1に記載の画像供給装置から供給された前記
    管理データに基づいて前記画像形成手段に画像形成を実
    行させる管理手段とを具えたことを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記画像出力手段が複数設けられ、前記
    管理手段は、前記生産管理に供するための管理データに
    応じて前記複数の画像出力手段での出力の順番および出
    力の所要時間を含むスケジュールの管理を行う生産管理
    手段と、前記受注管理に供するための管理データに応じ
    て製品の納期および顧客情報を含むデータを管理する受
    注管理手段とを有することを特徴とする請求項2に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像供給装置から画像デ
    ータを受信する画像形成装置であって、受信した画像デ
    ータに対応した画像と合わせて前記管理データの一部ま
    たは全部を形成するようにしたことを特徴とする画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】 前記画像出力手段は、記録媒体に対して
    画像形成を行うための記録ヘッドを有することを特徴と
    する請求項2ないし4のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは色調を異にする記録剤
    に対応して複数設けられていることを特徴とする請求項
    5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、記録剤としてインク
    を用い、該インクを吐出するインクジェット記録ヘッド
    であることを特徴とする請求項5または6に記載の画像
    出力装置。
  8. 【請求項8】 前記インクジェット記録ヘッドは、イン
    クを吐出するために利用されるエネルギとしてインクに
    膜沸騰を生じさせる熱エネルギを発生する素子を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像出力装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の画像供給装置と、 請求項2ないし8のいずれかに記載の画像出力装置とを
    具備したことを特徴とする画像形成システム。
  10. 【請求項10】 記録媒体として布に画像形成を行うこ
    とを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の画像供給装置と請求
    項2ないし8のいずれかに記載の画像出力装置とを具備
    し、前記画像データと前記管理データとを関係付けて送
    受信し、保存し、記録媒体上への形成を行うことを特徴
    とするデータ管理方法。
JP5013878A 1993-01-29 1993-01-29 画像供給装置および画像形成装置 Pending JPH06226962A (ja)

Priority Applications (21)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5013878A JPH06226962A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 画像供給装置および画像形成装置
CA002113960A CA2113960C (en) 1993-01-29 1994-01-21 Image supply apparatus, image output apparatus, control apparatus therefor, and image forming system having these apparatuses
AU53971/94A AU673028B2 (en) 1993-01-29 1994-01-24 Image supply apparatus, image output apparatus, control apparatus therefor, and image forming system having these apparatuses
GB9713357A GB2311437B (en) 1993-01-29 1994-01-28 An information processing apparatus and method for an image forming apparatus
PT94300648T PT613288E (pt) 1993-01-29 1994-01-28 Aparelho de processamento de imagem aparelho de formacao de imagem e metodo de processamento de imagem
EP94300648A EP0613288B1 (en) 1993-01-29 1994-01-28 Image processing apparatus, image forming apparatus, and image processing method
GB9401657A GB2274755B (en) 1993-01-29 1994-01-28 Image processing apparatus,image output apparatus and image supply method
EP99204305A EP0987878A1 (en) 1993-01-29 1994-01-28 Image supply apparatus, image output apparatus, control apparatus therefor, and image forming system having these apparatus
DE69426272T DE69426272T2 (de) 1993-01-29 1994-01-28 Bildverarbeitungsgerät, Bilderzeugungsgerät und Bildverarbeitungsverfahren
DK94300648T DK0613288T3 (da) 1993-01-29 1994-01-28 Billedbehandlingsapparat, billeddannelsesapparat og fremgangsmåde til billedbehandling
AT94300648T ATE197657T1 (de) 1993-01-29 1994-01-28 Bildverarbeitungsgerät, bilderzeugungsgerät und bildverarbeitungsverfahren
KR1019940001537A KR100189280B1 (en) 1993-01-29 1994-01-28 Image supply apparatus, image output apparatus, control apparatus therefor, and image forming system having these apparatus
ES94300648T ES2151531T3 (es) 1993-01-29 1994-01-28 Aparato para el proceso de imagenes, aparato para la formacion de imagenes y metodo para el proceso de imagenes.
CN94101176A CN1112644C (zh) 1993-01-29 1994-01-29 一种信息处理设备和方法
US08/474,321 US6243110B1 (en) 1993-01-29 1995-06-07 Image forming system with ordering and production systems
US08/476,285 US6220687B1 (en) 1993-01-29 1995-06-07 Textile image forming apparatus and method for forming original image data and secondary image data for use in post-processing
US08/778,257 US6027200A (en) 1993-01-29 1997-01-08 Information processing apparatus having means for estimating expendables to be consumed during recording
HK98101850A HK1002650A1 (en) 1993-01-29 1998-03-06 An information processing apparatus and method for an image forming apparatus
KR1019980008416A KR100196479B1 (en) 1993-01-29 1998-03-07 Image supply apparatus, image output apparatus, control apparatus therefor, and image forming system having these apparatus
KR1019980008415A KR100196478B1 (en) 1993-01-29 1998-03-07 Image supply apparatus, image output apparatus, control apparatus therefor, and image forming system having these apparatuses
GR20010400102T GR3035288T3 (en) 1993-01-29 2001-01-24 Image supply apparatus, image output apparatus, control apparatus therefor, and image forming system having these apparatuses.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5013878A JPH06226962A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 画像供給装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06226962A true JPH06226962A (ja) 1994-08-16

Family

ID=11845478

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5013878A Pending JPH06226962A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 画像供給装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06226962A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361942A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Mimaki Engineering Co Ltd カラープリントシステム及びカラープリント方法
JP2007265146A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toppan Forms Co Ltd コンテンツ管理システム
JP2014046564A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Seiko Epson Corp ドットデータ生成方法、ドットデータ生成装置、インクジェット記録装置およびインクジェット記録システム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60219077A (ja) * 1984-04-16 1985-11-01 Sato :Kk 印字装置
JPH026134A (ja) * 1988-06-24 1990-01-10 Toshiba Corp 印刷計画作成装置
JPH02206868A (ja) * 1989-02-06 1990-08-16 Omron Tateisi Electron Co ジョブファイル管理システム
JPH04163079A (ja) * 1990-10-24 1992-06-08 Nec Corp プリンタ装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60219077A (ja) * 1984-04-16 1985-11-01 Sato :Kk 印字装置
JPH026134A (ja) * 1988-06-24 1990-01-10 Toshiba Corp 印刷計画作成装置
JPH02206868A (ja) * 1989-02-06 1990-08-16 Omron Tateisi Electron Co ジョブファイル管理システム
JPH04163079A (ja) * 1990-10-24 1992-06-08 Nec Corp プリンタ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002361942A (ja) * 2001-06-07 2002-12-18 Mimaki Engineering Co Ltd カラープリントシステム及びカラープリント方法
JP4519365B2 (ja) * 2001-06-07 2010-08-04 株式会社ミマキエンジニアリング カラープリントシステム及びカラープリント方法
JP2007265146A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Toppan Forms Co Ltd コンテンツ管理システム
JP2014046564A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Seiko Epson Corp ドットデータ生成方法、ドットデータ生成装置、インクジェット記録装置およびインクジェット記録システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6805428B2 (en) Printing with cartridge exchange
JP3368066B2 (ja) 画像記録装置および画像記録方法
EP0613288B1 (en) Image processing apparatus, image forming apparatus, and image processing method
US6354692B1 (en) Method and apparatus for minimizing color hue shifts in bi-directional inkjet printing
JP4193458B2 (ja) 双方向印刷時の記録位置ずれの調整
EP1396345B1 (en) Ink-jet printing method, printing system, ink-jet printing apparatus, print data generating method, program and printer driver
JP2001001510A (ja) 印刷装置、印刷方法、および記録媒体
JP2001138555A (ja) 印刷制御装置、印刷装置、印刷制御方法、印刷方法、記録媒体、および色変換テーブルの設定方法
US7185964B2 (en) Printing method and printing apparatus
JPH06226962A (ja) 画像供給装置および画像形成装置
US6318830B1 (en) Image printing method, and apparatus thereof
US6359707B1 (en) Communication apparatus which outputs communication status data in plural different colors
JP3687381B2 (ja) 印刷装置、印刷方法および記録媒体
JP3450387B2 (ja) カラー情報処理方法及び装置
JP2003011458A (ja) 画像データに含まれる情報に応じて印刷モードが設定される印刷
JP3040407B2 (ja) 画像記録装置
JP3171922B2 (ja) インクジェット記録装置
JPH06164854A (ja) 複写装置及びその方法
JPH06227006A (ja) 情報処理装置および該装置を用いた画像形成システム
US20220314607A1 (en) Printing device and non-transitory computer-readable recording medium therefor
JP3229414B2 (ja) インクジェットプリント装置およびプリントシステム
JP2895139B2 (ja) 画像記録装置
JP2000127461A (ja) 濃度むら補正方法および記録装置
JP2004066725A (ja) 印刷ヘッドの機械的な振動を考慮した双方向印刷
JPH0647916A (ja) 画像修正装置および該装置を用いた画像形成システム