JPH06226527A - 帯鋸盤の自動鋸刃交換装置 - Google Patents
帯鋸盤の自動鋸刃交換装置Info
- Publication number
- JPH06226527A JPH06226527A JP5019746A JP1974693A JPH06226527A JP H06226527 A JPH06226527 A JP H06226527A JP 5019746 A JP5019746 A JP 5019746A JP 1974693 A JP1974693 A JP 1974693A JP H06226527 A JPH06226527 A JP H06226527A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- saw blade
- saw
- tool stocker
- cutting head
- band
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 鋸刃の自動交換により作業の安全化を図ると
共に、帯鋸盤の連続自動運転を可能にする帯鋸盤の自動
鋸刃交換装置を提供する。 【構成】 駆動ホイール23および従動ホイール25と
に巻回された鋸刃BSの交換鋸刃BSをツールストッカ
47が複数格納し、カッティングヘッド5またはツール
ストッカ47に設けられたチェンジャ45が、装着され
ている鋸刃BSを取り外してツールストッカ47に格納
したりツールストッカ47に格納されている鋸刃BSを
帯鋸盤1に自動的に装着する。鋸刃BSの交換時にはツ
ールストッカ47を旋回移動させることによりカッティ
ングヘッド5の正面に位置させることができるので、カ
ッティングヘッド5に設けられているチェンジャ45に
よる鋸刃BSの交換の動作が単純化され、また、鋸刃B
Sの移動スペースや交換スペースが必要でなくなる。こ
のため、交換工数の削減および装置全体の省スペース化
が図れる。
共に、帯鋸盤の連続自動運転を可能にする帯鋸盤の自動
鋸刃交換装置を提供する。 【構成】 駆動ホイール23および従動ホイール25と
に巻回された鋸刃BSの交換鋸刃BSをツールストッカ
47が複数格納し、カッティングヘッド5またはツール
ストッカ47に設けられたチェンジャ45が、装着され
ている鋸刃BSを取り外してツールストッカ47に格納
したりツールストッカ47に格納されている鋸刃BSを
帯鋸盤1に自動的に装着する。鋸刃BSの交換時にはツ
ールストッカ47を旋回移動させることによりカッティ
ングヘッド5の正面に位置させることができるので、カ
ッティングヘッド5に設けられているチェンジャ45に
よる鋸刃BSの交換の動作が単純化され、また、鋸刃B
Sの移動スペースや交換スペースが必要でなくなる。こ
のため、交換工数の削減および装置全体の省スペース化
が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は帯鋸盤の自動鋸刃交換
装置に係り、さらに詳しくは、例えば横型帯鋸盤の鋸刃
を自動交換する帯鋸盤の自動鋸刃交換装置に関するもの
である。
装置に係り、さらに詳しくは、例えば横型帯鋸盤の鋸刃
を自動交換する帯鋸盤の自動鋸刃交換装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】帯鋸盤は、一般に鋸刃ハウジングに設け
られた駆動ホイールと従動ホイールとに巻回された無端
状の帯鋸刃を備え、この帯鋸刃が前記二つのホイール間
を走行することにより、被削材の切断を行うものであ
る。
られた駆動ホイールと従動ホイールとに巻回された無端
状の帯鋸刃を備え、この帯鋸刃が前記二つのホイール間
を走行することにより、被削材の切断を行うものであ
る。
【0003】この場合、帯鋸刃には、駆動ホイールによ
り走行力が付与されべく、従動ホイールの移動により所
定の張力が付与されなければならない。
り走行力が付与されべく、従動ホイールの移動により所
定の張力が付与されなければならない。
【0004】従来より、帯鋸盤の鋸刃の交換は、作業者
の手により前記二つのホイールから鋸刃を取り外し、新
たな鋸刃を二つのホイールに装着するのが一般的であ
る。
の手により前記二つのホイールから鋸刃を取り外し、新
たな鋸刃を二つのホイールに装着するのが一般的であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、鋸刃の
交換は非常に煩わしく、しかも危険を伴うことがあるた
め鋸刃交換の自動化が望まれている。また、帯鋸盤の自
動運転を連続的に行うためにも鋸刃交換の自動化が望ま
れている。
交換は非常に煩わしく、しかも危険を伴うことがあるた
め鋸刃交換の自動化が望まれている。また、帯鋸盤の自
動運転を連続的に行うためにも鋸刃交換の自動化が望ま
れている。
【0006】この発明の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、鋸刃の自動交換により
作業の安全化を図ると共に、帯鋸盤の連続自動運転を可
能にする帯鋸盤の自動鋸刃交換装置を提供することにあ
る。
に着目してなされたものであり、鋸刃の自動交換により
作業の安全化を図ると共に、帯鋸盤の連続自動運転を可
能にする帯鋸盤の自動鋸刃交換装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る帯鋸盤の
自動鋸刃交換装置は、上記の目的を達成するために、カ
ッティングヘッドに内装された駆動ホイールおよび従動
ホイールとに巻回した鋸刃を走行させることにより被削
材を切断する帯鋸盤の自動鋸刃交換装置であって、複数
の鋸刃をストックするツールストッカをカッティングヘ
ッドの正面位置に位置すべく旋回自在に設け、前記帯鋸
盤に装着されている鋸刃を取り外してツールストッカに
格納したりツールストッカに格納されている鋸刃を帯鋸
盤に装着するチェンジャをカッティングヘッドまたはツ
ールストッカに設けたものである。
自動鋸刃交換装置は、上記の目的を達成するために、カ
ッティングヘッドに内装された駆動ホイールおよび従動
ホイールとに巻回した鋸刃を走行させることにより被削
材を切断する帯鋸盤の自動鋸刃交換装置であって、複数
の鋸刃をストックするツールストッカをカッティングヘ
ッドの正面位置に位置すべく旋回自在に設け、前記帯鋸
盤に装着されている鋸刃を取り外してツールストッカに
格納したりツールストッカに格納されている鋸刃を帯鋸
盤に装着するチェンジャをカッティングヘッドまたはツ
ールストッカに設けたものである。
【0008】そして、チェンジャが鋸刃をクランプする
ための複数のグリッパを有すると共に、このグリッパを
ツールストッカまたは帯鋸盤に対して接近離反自在に設
けることが望ましい。
ための複数のグリッパを有すると共に、このグリッパを
ツールストッカまたは帯鋸盤に対して接近離反自在に設
けることが望ましい。
【0009】さらに、グリッパが鋸刃直角方向間隔を拡
大縮小自在に設けられ、また、グリッパ全体が鋸刃方向
へ一体的に往復動自在に設けられていることが望まし
い。
大縮小自在に設けられ、また、グリッパ全体が鋸刃方向
へ一体的に往復動自在に設けられていることが望まし
い。
【0010】
【作用】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装置によ
れば、カッティングヘッドに内装された駆動ホイールお
よび従動ホイールとに巻回された鋸刃を走行させること
により被削材を切断する帯鋸盤の交換鋸刃をツールスト
ッカに複数格納し、カッティングヘッドまたはツールス
トッカに設けられたチェンジャが、帯鋸盤に装着されて
いる鋸刃を取り外してツールストッカに格納したりツー
ルストッカに格納されている鋸刃を帯鋸盤に自動的に装
着する。このため、同じ鋸刃を複数格納しておけば、長
時間の切断加工を連続運転することができるし、種々の
鋸刃を格納しておけば、種々の切断加工を連続して行う
ことができる。
れば、カッティングヘッドに内装された駆動ホイールお
よび従動ホイールとに巻回された鋸刃を走行させること
により被削材を切断する帯鋸盤の交換鋸刃をツールスト
ッカに複数格納し、カッティングヘッドまたはツールス
トッカに設けられたチェンジャが、帯鋸盤に装着されて
いる鋸刃を取り外してツールストッカに格納したりツー
ルストッカに格納されている鋸刃を帯鋸盤に自動的に装
着する。このため、同じ鋸刃を複数格納しておけば、長
時間の切断加工を連続運転することができるし、種々の
鋸刃を格納しておけば、種々の切断加工を連続して行う
ことができる。
【0011】ここで、鋸刃交換時にはツールストッカを
旋回移動させることによりカッティングヘッドの正面に
位置させることができるので、カッティングヘッドに設
けられているチェンジャによる鋸刃交換の動作が単純化
され、また、鋸刃の移動スペースや交換スペースが必要
でなくなる。このため、交換工数の削減および装置全体
の省スペース化が図れる。
旋回移動させることによりカッティングヘッドの正面に
位置させることができるので、カッティングヘッドに設
けられているチェンジャによる鋸刃交換の動作が単純化
され、また、鋸刃の移動スペースや交換スペースが必要
でなくなる。このため、交換工数の削減および装置全体
の省スペース化が図れる。
【0012】そして、鋸刃をクランプするための複数の
グリッパをチェンジャが有しているので、確実に鋸刃を
保持することができる。また、グリッパが鋸刃直角方向
間隔を拡大縮小自在に設けられているので、容易に鋸刃
を駆動ホイールおよび従動ホイールに装着または取り外
すことができる。さらに、グリッパ全体が鋸刃方向へ一
体的に往復動自在に設けられているので、一層容易に装
着または取り外しができる。
グリッパをチェンジャが有しているので、確実に鋸刃を
保持することができる。また、グリッパが鋸刃直角方向
間隔を拡大縮小自在に設けられているので、容易に鋸刃
を駆動ホイールおよび従動ホイールに装着または取り外
すことができる。さらに、グリッパ全体が鋸刃方向へ一
体的に往復動自在に設けられているので、一層容易に装
着または取り外しができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の好適な一実施例を図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0014】図3および図4に示すように、横型帯鋸盤
1は、箱状のベース3と全体略C形状のカッティングヘ
ッド5等から構成されており、カッティングヘッド5は
垂直を保持した状態で、水平なヒンジピン7を介してベ
ース3に昇降自在に枢支されている。すなわち、カッテ
ィングヘッド5は昇降用シリンダ(図示せず)によって
ヒンジピン7を中心として昇降回動するように構成され
ており、この昇降用シリンダの作用によって被削材Wに
対する鋸刃BSの切り込みや上昇離反を行うものであ
る。
1は、箱状のベース3と全体略C形状のカッティングヘ
ッド5等から構成されており、カッティングヘッド5は
垂直を保持した状態で、水平なヒンジピン7を介してベ
ース3に昇降自在に枢支されている。すなわち、カッテ
ィングヘッド5は昇降用シリンダ(図示せず)によって
ヒンジピン7を中心として昇降回動するように構成され
ており、この昇降用シリンダの作用によって被削材Wに
対する鋸刃BSの切り込みや上昇離反を行うものであ
る。
【0015】前記ベース3の上部には、被削材Wを移動
自在に載置する多数のローラ9を備えたワークテーブル
11が設けられており、このワークテーブル11には被
削材Wを挟持固定自在の送材バイス(図示せず)と本体
バイス13が設けられている。この本体バイス13は固
定バイスジョ13Fと固定バイスジョ13Fに対して接
近離反自在な可動バイスジョ13Mとで構成されてい
る。
自在に載置する多数のローラ9を備えたワークテーブル
11が設けられており、このワークテーブル11には被
削材Wを挟持固定自在の送材バイス(図示せず)と本体
バイス13が設けられている。この本体バイス13は固
定バイスジョ13Fと固定バイスジョ13Fに対して接
近離反自在な可動バイスジョ13Mとで構成されてい
る。
【0016】前記カッティングヘッド5は、両側に離隔
してハウジング15,17を備えており、ハウジング1
7の上部には制御装置19が設けられている。また、ハ
ウジング15,17は上、下のビーム部材21U,21
Lによって連結されている。
してハウジング15,17を備えており、ハウジング1
7の上部には制御装置19が設けられている。また、ハ
ウジング15,17は上、下のビーム部材21U,21
Lによって連結されている。
【0017】カッティングヘッド5のハウジング15,
17には駆動ホイール23、従動ホイール25がそれぞ
れ軸27,29を介して内装されており、この駆動ホイ
ール23と従動ホイール25にエンドレス状の鋸刃BS
が巻回されている。
17には駆動ホイール23、従動ホイール25がそれぞ
れ軸27,29を介して内装されており、この駆動ホイ
ール23と従動ホイール25にエンドレス状の鋸刃BS
が巻回されている。
【0018】駆動ホイール23の軸27は固定された位
置において図示しない駆動モータが連動連結されてお
り、この駆動モータにより回転力が付勢されている。ま
た、従動ホイール25は回転フリーとなっており、この
従動ホイール25の軸29には鋸刃BSの張力を調整す
る張力付与装置としてのテンションシリンダ31が取付
けられていて、駆動ホイール23に対して接近離反自在
となっている。
置において図示しない駆動モータが連動連結されてお
り、この駆動モータにより回転力が付勢されている。ま
た、従動ホイール25は回転フリーとなっており、この
従動ホイール25の軸29には鋸刃BSの張力を調整す
る張力付与装置としてのテンションシリンダ31が取付
けられていて、駆動ホイール23に対して接近離反自在
となっている。
【0019】すなわち、このテンションシリンダ31に
よって従動ホイール25を駆動ホイール23から離反さ
せることで鋸刃BSに所定の張力を付与するものであ
る。
よって従動ホイール25を駆動ホイール23から離反さ
せることで鋸刃BSに所定の張力を付与するものであ
る。
【0020】また、駆動ホイール23および従動ホイー
ル25の外側半円部分は、ホイール23,25の外径よ
りも大きな半円形状のガイド部材33(図5参照)によ
って覆われており、駆動ホイール23側のガイド部材
(図示せず)は固定されているが、従動ホイール25側
のガイド部材33はテンションシリンダ31により従動
ホイール25と共に移動するようになっている。
ル25の外側半円部分は、ホイール23,25の外径よ
りも大きな半円形状のガイド部材33(図5参照)によ
って覆われており、駆動ホイール23側のガイド部材
(図示せず)は固定されているが、従動ホイール25側
のガイド部材33はテンションシリンダ31により従動
ホイール25と共に移動するようになっている。
【0021】前記ビーム部材21U,21Lには鋸刃案
内装置35が設けられている。この鋸刃案内装置35は
固定側ガイド37および可動側ガイド39が装着されて
おり、この固定側ガイド37と可動側ガイド39によ
り、鋸刃BSが被削材Wを切削する切削領域において、
鋸刃BSの歯先部が垂直下方を向けるべく例えば90度
ひねり起した状態で鋸刃BSを案内支持している。
内装置35が設けられている。この鋸刃案内装置35は
固定側ガイド37および可動側ガイド39が装着されて
おり、この固定側ガイド37と可動側ガイド39によ
り、鋸刃BSが被削材Wを切削する切削領域において、
鋸刃BSの歯先部が垂直下方を向けるべく例えば90度
ひねり起した状態で鋸刃BSを案内支持している。
【0022】すなわち、固定側ガイド37および可動側
ガイド39は、いずれも下端部に鋸刃ひねり起し機構4
1およびインサート43を備えている。そして、この鋸
刃ひねり起し機構41は、ひねり起さない状態で装着さ
れた鋸刃BSを装着後に例えば90度ひねり起して鋸刃
BS方向を切り込み方向へむけるためのものであり、ま
た、インサート43は、鋸刃BS装着時には邪魔になら
ないように退避可能であると共に、ひねり起した状態の
鋸刃BSを走行自在にガイドするためのものである。こ
のインサート43の近傍には、被削材Wを切断加工した
際に生ずる切粉を鋸刃BSから除去するための切粉落し
用ワイヤブラシ(図示せず)が退却可能に設けられてい
る。
ガイド39は、いずれも下端部に鋸刃ひねり起し機構4
1およびインサート43を備えている。そして、この鋸
刃ひねり起し機構41は、ひねり起さない状態で装着さ
れた鋸刃BSを装着後に例えば90度ひねり起して鋸刃
BS方向を切り込み方向へむけるためのものであり、ま
た、インサート43は、鋸刃BS装着時には邪魔になら
ないように退避可能であると共に、ひねり起した状態の
鋸刃BSを走行自在にガイドするためのものである。こ
のインサート43の近傍には、被削材Wを切断加工した
際に生ずる切粉を鋸刃BSから除去するための切粉落し
用ワイヤブラシ(図示せず)が退却可能に設けられてい
る。
【0023】前記固定側ガイド37は、前述の本体バイ
ス13および送材バイス(図示せず)の基準側バイス位
置に対応して、鋸刃案内装置35に固定的に取付けられ
ており、可動側ガイド39は被削材Wの大きさに対応す
べく位置調節自在に取付けられている。また、固定側ガ
イド37および可動側ガイド39の両外側には、詳細を
後述するチェンジャ45が取付けられている。
ス13および送材バイス(図示せず)の基準側バイス位
置に対応して、鋸刃案内装置35に固定的に取付けられ
ており、可動側ガイド39は被削材Wの大きさに対応す
べく位置調節自在に取付けられている。また、固定側ガ
イド37および可動側ガイド39の両外側には、詳細を
後述するチェンジャ45が取付けられている。
【0024】上記構成により、駆動ホイール23と従動
ホイール25に鋸刃BSを巻回した状態で、テンション
シリンダ31の作動で従動ホイール25を駆動ホイール
23から離反せしめることにより、鋸刃BSに所定のテ
ンションがかけられる。そして、駆動モータ(図示せ
ず)により駆動ホイール23を回転させ、鋸刃BSを走
行駆動させる。このとき、切削領域における鋸刃BSを
インサート43により例えば90度ひねり起した状態で
ガイドするため、鋸刃BSの向きは切り込み方向と一致
して被削材Wを切断加工することができる。
ホイール25に鋸刃BSを巻回した状態で、テンション
シリンダ31の作動で従動ホイール25を駆動ホイール
23から離反せしめることにより、鋸刃BSに所定のテ
ンションがかけられる。そして、駆動モータ(図示せ
ず)により駆動ホイール23を回転させ、鋸刃BSを走
行駆動させる。このとき、切削領域における鋸刃BSを
インサート43により例えば90度ひねり起した状態で
ガイドするため、鋸刃BSの向きは切り込み方向と一致
して被削材Wを切断加工することができる。
【0025】一方、図1および図2を参照するに、複数
(ここでは4個)の鋸刃BSをストックするツールスト
ッカ47が帯鋸盤1の図中左側に隣接して設けられてお
り、帯鋸盤1に面した側以外は開閉自在の防護壁49に
よって囲われている。このツールストッカ47は、断面
矩形状をした縦長の柱状体51を中心軸(図示せず)を
中心として回転位置決め自在に設けたものである。ツー
ルストッカ47は通常時(鋸刃BS交換時でない時)は
直立しており、柱状体51側面の上下端部に設けた鋸刃
ホーマ53U,53Lに鋸刃BSを掛けてストックする
ものである。
(ここでは4個)の鋸刃BSをストックするツールスト
ッカ47が帯鋸盤1の図中左側に隣接して設けられてお
り、帯鋸盤1に面した側以外は開閉自在の防護壁49に
よって囲われている。このツールストッカ47は、断面
矩形状をした縦長の柱状体51を中心軸(図示せず)を
中心として回転位置決め自在に設けたものである。ツー
ルストッカ47は通常時(鋸刃BS交換時でない時)は
直立しており、柱状体51側面の上下端部に設けた鋸刃
ホーマ53U,53Lに鋸刃BSを掛けてストックする
ものである。
【0026】このツールストッカ47は下端部に設けら
れているブラケット55をヒンジ57によりベース59
に立設されたプレート61に軸支されており、このヒン
ジ57を中心にして図中B,Dからなる鉛直面内におい
て旋回可能となっている。通常時(鋸刃BS交換時でな
い時)は直立しているため、ツールストッカ47への交
換鋸刃BSの装着はこの状態で防護壁49を開いて行わ
れる。このヒンジ57はツールストッカ47が例えば6
0度旋回した時に後側面(図中C側面)が帯鋸盤1のカ
ッティングヘッド5の正面(図中A側面)に旋回移動す
るような位置および高さに設けられている。
れているブラケット55をヒンジ57によりベース59
に立設されたプレート61に軸支されており、このヒン
ジ57を中心にして図中B,Dからなる鉛直面内におい
て旋回可能となっている。通常時(鋸刃BS交換時でな
い時)は直立しているため、ツールストッカ47への交
換鋸刃BSの装着はこの状態で防護壁49を開いて行わ
れる。このヒンジ57はツールストッカ47が例えば6
0度旋回した時に後側面(図中C側面)が帯鋸盤1のカ
ッティングヘッド5の正面(図中A側面)に旋回移動す
るような位置および高さに設けられている。
【0027】また、上側の鋸刃ホーマ53Uはツールス
トッカ47が旋回したときに従動ホイール25の正面に
位置するものであり、図示しない駆動手段により上下移
動自在となっている。また、下側の鋸刃ホーマ53Lは
ツールストッカ47が旋回したときに駆動ホイール23
の正面に位置するものであり、固定されている。
トッカ47が旋回したときに従動ホイール25の正面に
位置するものであり、図示しない駆動手段により上下移
動自在となっている。また、下側の鋸刃ホーマ53Lは
ツールストッカ47が旋回したときに駆動ホイール23
の正面に位置するものであり、固定されている。
【0028】従って、ツールストッカ47にストックさ
れている鋸刃BSは、上、下の鋸刃ホーマ53U,53
Lに掛けられ、上側の鋸刃ホーマ59Uを上方へ移動さ
せることにより所定の張力を付与された状態となってい
る。このため、鋸刃BSはツールストッカ47に確実に
保持されることとなる。
れている鋸刃BSは、上、下の鋸刃ホーマ53U,53
Lに掛けられ、上側の鋸刃ホーマ59Uを上方へ移動さ
せることにより所定の張力を付与された状態となってい
る。このため、鋸刃BSはツールストッカ47に確実に
保持されることとなる。
【0029】一方、鋸刃BSを帯鋸盤1から取り外した
り装着したり、あるいはツールストッカ47から取り外
したり装着したりするためのチェンジャ45が、帯鋸盤
1のカッティングヘッド5に取付けられている。このチ
ェンジャ45は、鋸刃BSをクランプする4個のグリッ
パ63と、このグリッパ63を両端に各々装着した二本
のアーム部材65,65を備えている。
り装着したり、あるいはツールストッカ47から取り外
したり装着したりするためのチェンジャ45が、帯鋸盤
1のカッティングヘッド5に取付けられている。このチ
ェンジャ45は、鋸刃BSをクランプする4個のグリッ
パ63と、このグリッパ63を両端に各々装着した二本
のアーム部材65,65を備えている。
【0030】図4を併せて参照するに、アーム部材6
5,65は、各々固定側ガイド37および可動側ガイド
39の両外側において上、下のビーム部材21U,21
L間に渡されたアームベース67の前面(図4中左側
面)に設けられていて、シリンダ69によりツールスト
ッカ47方向へ接近離反自在に設けられている。さら
に、このシリンダ69を挟んでアームベース67の上、
下側には、アーム部材65,65を鉛直に保った状態で
移動させるべく各々ガイド棒71,71が設けられてい
る。
5,65は、各々固定側ガイド37および可動側ガイド
39の両外側において上、下のビーム部材21U,21
L間に渡されたアームベース67の前面(図4中左側
面)に設けられていて、シリンダ69によりツールスト
ッカ47方向へ接近離反自在に設けられている。さら
に、このシリンダ69を挟んでアームベース67の上、
下側には、アーム部材65,65を鉛直に保った状態で
移動させるべく各々ガイド棒71,71が設けられてい
る。
【0031】アームベース67は上、下のビーム部材2
1U,21L間に図1中左右方向(B,D方向)へ移動
自在に設けられたものであり、グリッパ63が鋸刃BS
をクランプした状態で二本のアームベース67が一体と
なって鋸刃BSを左右方向へ移動できるようになってい
る。また、アームベース67は、被削材Wの大きさに対
応して可動側ガイド39が移動しても邪魔にならないよ
うな位置に設けられている。
1U,21L間に図1中左右方向(B,D方向)へ移動
自在に設けられたものであり、グリッパ63が鋸刃BS
をクランプした状態で二本のアームベース67が一体と
なって鋸刃BSを左右方向へ移動できるようになってい
る。また、アームベース67は、被削材Wの大きさに対
応して可動側ガイド39が移動しても邪魔にならないよ
うな位置に設けられている。
【0032】さらに、アーム部材65,65の両端に設
けられているグリッパ63は、アーム部材65,65に
沿って互いに接近離反自在となっている。このため図6
に示すように、鋸刃BSをクランプした状態でグリッパ
63が図中上下方向へ移動することにより、上下の鋸刃
BS間隔を拡大縮小することができる。
けられているグリッパ63は、アーム部材65,65に
沿って互いに接近離反自在となっている。このため図6
に示すように、鋸刃BSをクランプした状態でグリッパ
63が図中上下方向へ移動することにより、上下の鋸刃
BS間隔を拡大縮小することができる。
【0033】以上のように構成されているので、ツール
ストッカ47を旋回させてカッティングヘッド5の正面
へ移動させた状態でシリンダ69を作動させることによ
り、アーム部材65をツールストッカ47側あるいは帯
鋸盤1側へ移動させることができる。これによって、グ
リッパ63がクランプしている鋸刃BSをツールストッ
カ47に格納したり、ツールストッカ47から取り出し
た鋸刃BSを帯鋸盤1側へ移動させたりすることができ
る。
ストッカ47を旋回させてカッティングヘッド5の正面
へ移動させた状態でシリンダ69を作動させることによ
り、アーム部材65をツールストッカ47側あるいは帯
鋸盤1側へ移動させることができる。これによって、グ
リッパ63がクランプしている鋸刃BSをツールストッ
カ47に格納したり、ツールストッカ47から取り出し
た鋸刃BSを帯鋸盤1側へ移動させたりすることができ
る。
【0034】次に、鋸刃BS交換の動作について説明す
る。
る。
【0035】まず、図7に基づいて、帯鋸盤1から鋸刃
BSを取り外す動作について説明する。鋸刃BSの交換
動作に入る前に予めツールストッカ47には所望の交換
鋸刃BSを最大3個格納しておき、1個の空の収納スペ
ースを確保しておく。また、チェンジャ45は、カッテ
ィングヘッド5の後方(図中C側)に待機させておく。
BSを取り外す動作について説明する。鋸刃BSの交換
動作に入る前に予めツールストッカ47には所望の交換
鋸刃BSを最大3個格納しておき、1個の空の収納スペ
ースを確保しておく。また、チェンジャ45は、カッテ
ィングヘッド5の後方(図中C側)に待機させておく。
【0036】ツールストッカ47を回転させて、鋸刃B
S回収のために空いている面を帯鋸盤1側(図中D側)
へ位置決めする(SA1ステップ)。そして、帯鋸盤1
のカッティングヘッド5を最上側(図面上例えば30度
傾いた位置)へ移動させる。これにより、切断加工途中
においても鋸刃BSの交換が必要となった場合には、被
削材Wをセットしたままの状態での鋸刃BSの交換が可
能となる(SA2ステップ)。
S回収のために空いている面を帯鋸盤1側(図中D側)
へ位置決めする(SA1ステップ)。そして、帯鋸盤1
のカッティングヘッド5を最上側(図面上例えば30度
傾いた位置)へ移動させる。これにより、切断加工途中
においても鋸刃BSの交換が必要となった場合には、被
削材Wをセットしたままの状態での鋸刃BSの交換が可
能となる(SA2ステップ)。
【0037】切粉落し用ワイヤブラシ(図示せず)を後
退させて、鋸刃BSの交換の邪魔にならないようにする
(SA3ステップ)。また、ひねり起し機構41を作動
させて鋸刃BSのひねり起しを解除する(SA4ステッ
プ)。
退させて、鋸刃BSの交換の邪魔にならないようにする
(SA3ステップ)。また、ひねり起し機構41を作動
させて鋸刃BSのひねり起しを解除する(SA4ステッ
プ)。
【0038】続いて、グリッパ63を開状態にして、チ
ェンジャ55を少し前進させて帯鋸盤1に装着されてい
る鋸刃BS位置まで移動する(SA5ステップ)。グリ
ッパ63を閉じて鋸刃BSをクランプする(SA6ステ
ップ)と共に、鋸刃ガイド37,39を開く(SA7ス
テップ)。
ェンジャ55を少し前進させて帯鋸盤1に装着されてい
る鋸刃BS位置まで移動する(SA5ステップ)。グリ
ッパ63を閉じて鋸刃BSをクランプする(SA6ステ
ップ)と共に、鋸刃ガイド37,39を開く(SA7ス
テップ)。
【0039】従動ホイール25をテンションシリンダ3
1の作動により駆動ホイール23側へ移動させることに
より、鋸刃BSの張力を解放する(SA8ステップ)。
この時、従動ホイール25側のガイド部材33も一体で
移動する。グリッパ63を外側へ広げて(SA9ステッ
プ、図6参照)、鋸刃BSを駆動ホイール23および従
動ホイール25から外し易くする。そして、グリッパ6
3全体を駆動ホイール23側へ移動させ(SA10ステ
ップ、図6参照)て、駆動ホイール23から鋸刃BSを
外し易くする。
1の作動により駆動ホイール23側へ移動させることに
より、鋸刃BSの張力を解放する(SA8ステップ)。
この時、従動ホイール25側のガイド部材33も一体で
移動する。グリッパ63を外側へ広げて(SA9ステッ
プ、図6参照)、鋸刃BSを駆動ホイール23および従
動ホイール25から外し易くする。そして、グリッパ6
3全体を駆動ホイール23側へ移動させ(SA10ステ
ップ、図6参照)て、駆動ホイール23から鋸刃BSを
外し易くする。
【0040】ツールストッカ47の上側鋸刃ホーマ53
Uを下側へ移動させて(SA11ステップ)、鋸刃BS
を収納し易くする。ヒンジ57を中心としてツールスト
ッカ47を例えば60度旋回させ、カッティングヘッド
5の傾きにあわせる(SA12ステップ)。すなわち、
この状態でツールストッカ47はカッティングヘッド5
の丁度正面に位置することになる。
Uを下側へ移動させて(SA11ステップ)、鋸刃BS
を収納し易くする。ヒンジ57を中心としてツールスト
ッカ47を例えば60度旋回させ、カッティングヘッド
5の傾きにあわせる(SA12ステップ)。すなわち、
この状態でツールストッカ47はカッティングヘッド5
の丁度正面に位置することになる。
【0041】グリッパ63が鋸刃BSをクランプした状
態でシリンダ69の作動によりチェンジャ45を伸長さ
せて、鋸刃BSをカッティングヘッド5から取出すと共
にツールストッカ47位置へ移動させる(SA13ステ
ップ)。チェンジャ45を従動ホイール25側へ移動さ
せることにより鋸刃BSを下側鋸刃ホーマ53Lに係止
させ、グリッパ63を内側へ移動させる(SA14ステ
ップ)。
態でシリンダ69の作動によりチェンジャ45を伸長さ
せて、鋸刃BSをカッティングヘッド5から取出すと共
にツールストッカ47位置へ移動させる(SA13ステ
ップ)。チェンジャ45を従動ホイール25側へ移動さ
せることにより鋸刃BSを下側鋸刃ホーマ53Lに係止
させ、グリッパ63を内側へ移動させる(SA14ステ
ップ)。
【0042】上側鋸刃ホーマ53Uを下側鋸刃ホーマ5
3Lから離反させて収納した鋸刃BSに所定の張力を付
与する(SA15ステップ)。この張力により鋸刃BS
はツールストッカ47に確実に保持されることになる。
グリッパ63を開いて鋸刃BSをアンクランプし、シリ
ンダ69を作動させてチェンジャ45をツールストッカ
47から取り出し、ツールストッカ47の回転の邪魔に
ならない位置まで引いて鋸刃BSの格納を完了する(S
A16ステップ)。
3Lから離反させて収納した鋸刃BSに所定の張力を付
与する(SA15ステップ)。この張力により鋸刃BS
はツールストッカ47に確実に保持されることになる。
グリッパ63を開いて鋸刃BSをアンクランプし、シリ
ンダ69を作動させてチェンジャ45をツールストッカ
47から取り出し、ツールストッカ47の回転の邪魔に
ならない位置まで引いて鋸刃BSの格納を完了する(S
A16ステップ)。
【0043】次に、図8に基づいて、新しい鋸刃BSを
帯鋸盤1へ装着する動作について説明する。
帯鋸盤1へ装着する動作について説明する。
【0044】ツールストッカ47を回転させて、交換す
る新しい鋸刃BSをカッティングヘッド5の正面へ位置
決めする(SB1ステップ)。グリッパ63を開状態と
し(SB2ステップ)、シリンダ69を作動させて交換
鋸刃BSをグリッパ63によりクランプする(SB3ス
テップ)。
る新しい鋸刃BSをカッティングヘッド5の正面へ位置
決めする(SB1ステップ)。グリッパ63を開状態と
し(SB2ステップ)、シリンダ69を作動させて交換
鋸刃BSをグリッパ63によりクランプする(SB3ス
テップ)。
【0045】ツールストッカ47の上側鋸刃ホーマ53
Uを下側鋸刃ホーマ53L側へ移動させて交換鋸刃BS
の張力を解放し(SB4ステップ)、グリッパ63を外
側へ広げて取り外し易くする。
Uを下側鋸刃ホーマ53L側へ移動させて交換鋸刃BS
の張力を解放し(SB4ステップ)、グリッパ63を外
側へ広げて取り外し易くする。
【0046】シリンダ69を作動させて交換鋸刃BSを
ツールストッカ47から取出すと共に、カッティングヘ
ッド5内部へ搬入する(SB5ステップ)。チェンジャ
45を従動ホイール25側へ移動させることにより交換
鋸刃BSを駆動ホイール23に掛け(SB6ステッ
プ)、グリッパ63を内側へ狭めて(SB7ステッ
プ)、鋸刃ガイド37,39を閉じる(SB8ステッ
プ)。
ツールストッカ47から取出すと共に、カッティングヘ
ッド5内部へ搬入する(SB5ステップ)。チェンジャ
45を従動ホイール25側へ移動させることにより交換
鋸刃BSを駆動ホイール23に掛け(SB6ステッ
プ)、グリッパ63を内側へ狭めて(SB7ステッ
プ)、鋸刃ガイド37,39を閉じる(SB8ステッ
プ)。
【0047】テンションシリンダ31により従動ホイー
ル25を駆動ホイール23から離反させて、装着した鋸
刃BSに張力を付与する(SB9ステップ)。グリッパ
63を開いてシリンダ69を縮め、チェンジャ45をカ
ッティングヘッド5後方へ移動させる(SB10ステッ
プ)。ひねり起し機構41により鋸刃BSを例えば90
度ひねり起して切り込み方向へ向け(SB11ステッ
プ)、ワイヤブラシ(図示せず)を所定位置に移動させ
て(SB12ステップ)、ツールストッカ47を逆旋回
させて直立させて(SB13ステップ)、鋸刃BSの装
着が完了する。
ル25を駆動ホイール23から離反させて、装着した鋸
刃BSに張力を付与する(SB9ステップ)。グリッパ
63を開いてシリンダ69を縮め、チェンジャ45をカ
ッティングヘッド5後方へ移動させる(SB10ステッ
プ)。ひねり起し機構41により鋸刃BSを例えば90
度ひねり起して切り込み方向へ向け(SB11ステッ
プ)、ワイヤブラシ(図示せず)を所定位置に移動させ
て(SB12ステップ)、ツールストッカ47を逆旋回
させて直立させて(SB13ステップ)、鋸刃BSの装
着が完了する。
【0048】このように、複数の鋸刃BSを格納したツ
ールストッカ47がヒンジ57を中心に例えば60度旋
回するだけで、所望の鋸刃BSあるいは装着されている
鋸刃BSを収納する場所が従動ホイール25および駆動
ホイール23の正面に位置することになる。併せて、鋸
刃BSを取り外したり、装着したり、移動したりするた
めのチェンジャ45をカッティングヘッド5に設けたの
で、ツールストッカ47の移動スペースおよびチェンジ
ャ45の設置スペースが少なくて済み、装置全体の省ス
ペース化が図れるし、油圧や電気等の配線,配管の結線
作業が必要でないため効率のよいものとなる。また、交
換鋸刃BSの移動距離が短く、チェンジャ45の移動工
数が少ないため、鋸刃BS交換作業の迅速化,効率化が
図れる。また、ツールストッカ47へ鋸刃BSを装着す
る場合には、ツールストッカ47を直立させた状態で行
うので、作業が容易である。
ールストッカ47がヒンジ57を中心に例えば60度旋
回するだけで、所望の鋸刃BSあるいは装着されている
鋸刃BSを収納する場所が従動ホイール25および駆動
ホイール23の正面に位置することになる。併せて、鋸
刃BSを取り外したり、装着したり、移動したりするた
めのチェンジャ45をカッティングヘッド5に設けたの
で、ツールストッカ47の移動スペースおよびチェンジ
ャ45の設置スペースが少なくて済み、装置全体の省ス
ペース化が図れるし、油圧や電気等の配線,配管の結線
作業が必要でないため効率のよいものとなる。また、交
換鋸刃BSの移動距離が短く、チェンジャ45の移動工
数が少ないため、鋸刃BS交換作業の迅速化,効率化が
図れる。また、ツールストッカ47へ鋸刃BSを装着す
る場合には、ツールストッカ47を直立させた状態で行
うので、作業が容易である。
【0049】さらに、装着後に鋸刃BSをひねり起すよ
うにしたので、装着が容易に行われると共に、鋸刃BS
に張力を付勢する際に駆動ホイール23および従動ホイ
ール25から鋸刃BSが脱落するのを防止できる。
うにしたので、装着が容易に行われると共に、鋸刃BS
に張力を付勢する際に駆動ホイール23および従動ホイ
ール25から鋸刃BSが脱落するのを防止できる。
【0050】また、鋸刃BSを駆動ホイール23および
従動ホイール25に装着または取り外しを行う際にグリ
ッパ63が外側へ移動して広げるため、容易に装着,取
り外しを行うことができる。
従動ホイール25に装着または取り外しを行う際にグリ
ッパ63が外側へ移動して広げるため、容易に装着,取
り外しを行うことができる。
【0051】尚、この発明は上記実施例に限定されるこ
となく、適宜の変更を行って実施しうるものである。例
えば、上記実施例においては、ツールストッカ47を断
面四角形とした場合について述べたが、五角形でも六角
形でもよいし、あるいは、通常のマシニングセンター同
様のチェーンタイプの構造としてもよい。
となく、適宜の変更を行って実施しうるものである。例
えば、上記実施例においては、ツールストッカ47を断
面四角形とした場合について述べたが、五角形でも六角
形でもよいし、あるいは、通常のマシニングセンター同
様のチェーンタイプの構造としてもよい。
【0052】また、上記実施例においては、カッティン
グヘッド5がヒンジピン7を中心として旋回する帯鋸盤
1について説明したが、カッティングヘッド5が水平状
態で上下するものについても同様に適用できる。但し、
この場合には、ツールストッカ47は90度旋回可能な
ものを使用しなければならない。
グヘッド5がヒンジピン7を中心として旋回する帯鋸盤
1について説明したが、カッティングヘッド5が水平状
態で上下するものについても同様に適用できる。但し、
この場合には、ツールストッカ47は90度旋回可能な
ものを使用しなければならない。
【0053】次に、図9に基づいて別の実施例を説明す
る。この実施例においては、チェンジャ73をツールス
トッカ75内部に設けて鋸刃BSの移動を行うものであ
る。ツールストッカ75の上下端部には円形のガイドレ
ール77が設けられており、図示しない駆動装置により
このガイドレール77に沿ってツールストッカ75が回
転するようになっている。そして、ツールストッカ75
の内部には、チェンジャ73がツールストッカ75の回
転にもかかわらず回転しないように固定された状態で設
けられており、且つツールストッカ75がヒンジ57を
中心として旋回してカッティングヘッド5と角度を合わ
せる際には一体となって旋回するように設けられてい
る。
る。この実施例においては、チェンジャ73をツールス
トッカ75内部に設けて鋸刃BSの移動を行うものであ
る。ツールストッカ75の上下端部には円形のガイドレ
ール77が設けられており、図示しない駆動装置により
このガイドレール77に沿ってツールストッカ75が回
転するようになっている。そして、ツールストッカ75
の内部には、チェンジャ73がツールストッカ75の回
転にもかかわらず回転しないように固定された状態で設
けられており、且つツールストッカ75がヒンジ57を
中心として旋回してカッティングヘッド5と角度を合わ
せる際には一体となって旋回するように設けられてい
る。
【0054】チェンジャ73の構成および動作は基本的
には前述の実施例と同様なものである。すなわち、チェ
ンジャ73に設けられている一対のアーム79,79
は、シリンダ81のごとき駆動手段により図中上下方向
へ移動自在であり、且つシリンダ81およびアーム79
は例えばボールねじ83に支持されてナット部材85に
対して図中左右方向へ移動自在に設けられている。
には前述の実施例と同様なものである。すなわち、チェ
ンジャ73に設けられている一対のアーム79,79
は、シリンダ81のごとき駆動手段により図中上下方向
へ移動自在であり、且つシリンダ81およびアーム79
は例えばボールねじ83に支持されてナット部材85に
対して図中左右方向へ移動自在に設けられている。
【0055】従って、アーム79の先端に設けられてい
るグリッパ87が鋸刃BSを把持した状態でツールスト
ッカ75とカッティングヘッド5との間のを移動すると
共に、鋸刃BSを広げたり狭めたりすることにより、カ
ッティングヘッド5またはツールストッカ75への着脱
を容易にするようになっている。
るグリッパ87が鋸刃BSを把持した状態でツールスト
ッカ75とカッティングヘッド5との間のを移動すると
共に、鋸刃BSを広げたり狭めたりすることにより、カ
ッティングヘッド5またはツールストッカ75への着脱
を容易にするようになっている。
【0056】以上のように構成することにより、前述の
実施例と同様の作用効果を得ることができる。
実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0057】図10にはチェンジャ89をツールストッ
カ47と帯鋸盤1の間に設けた例を示している。この例
におけるチェンジャ89では、先端にグリッパ91を装
着したアーム93が旋回中心95を中心にして旋回自在
に設けられると共に、伸縮自在に設けられている。
カ47と帯鋸盤1の間に設けた例を示している。この例
におけるチェンジャ89では、先端にグリッパ91を装
着したアーム93が旋回中心95を中心にして旋回自在
に設けられると共に、伸縮自在に設けられている。
【0058】従って、グリッパ91が鋸刃BSをクラン
プした状態でアーム93を縮め、旋回中心95を中心に
して180度旋回した後にアーム93を伸ばすことによ
り、ツールストッカ47およびカッティングヘッド5の
間を鋸刃BSが移動することになる。
プした状態でアーム93を縮め、旋回中心95を中心に
して180度旋回した後にアーム93を伸ばすことによ
り、ツールストッカ47およびカッティングヘッド5の
間を鋸刃BSが移動することになる。
【0059】尚、図11には、ホイール97間に巻回さ
れたチェーンやベルトのごとき走行部材99に多数の鋸
刃BSを収納したツールストッカ101の例を示してい
る。この場合には、チェンジャ(図示せず)をカッティ
ングヘッド5に内装することも、あるいはツールストッ
カ101と帯鋸盤1の間に配置することも可能である。
れたチェーンやベルトのごとき走行部材99に多数の鋸
刃BSを収納したツールストッカ101の例を示してい
る。この場合には、チェンジャ(図示せず)をカッティ
ングヘッド5に内装することも、あるいはツールストッ
カ101と帯鋸盤1の間に配置することも可能である。
【0060】
【発明の効果】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装
置は以上説明したような構成のものであり、帯鋸盤の交
換鋸刃をツールストッカが複数格納し、カッティングヘ
ッドまたはツールストッカに設けられたチェンジャが、
帯鋸盤に装着されている鋸刃を取り外してツールストッ
カに格納したりツールストッカに格納されている鋸刃を
帯鋸盤に自動的に装着する。このため、同じ鋸刃を複数
格納しておけば、長時間の切断加工を連続運転すること
ができるし、種々の鋸刃を格納しておけば、種々の切断
加工を連続して行うことができる。
置は以上説明したような構成のものであり、帯鋸盤の交
換鋸刃をツールストッカが複数格納し、カッティングヘ
ッドまたはツールストッカに設けられたチェンジャが、
帯鋸盤に装着されている鋸刃を取り外してツールストッ
カに格納したりツールストッカに格納されている鋸刃を
帯鋸盤に自動的に装着する。このため、同じ鋸刃を複数
格納しておけば、長時間の切断加工を連続運転すること
ができるし、種々の鋸刃を格納しておけば、種々の切断
加工を連続して行うことができる。
【0061】ここで、鋸刃交換時にはツールストッカを
旋回移動させることによりカッティングヘッドの正面に
位置させることができるので、カッティングヘッドに設
けられているチェンジャによる鋸刃交換の動作が単純化
され、また、鋸刃の移動スペースや交換スペースが必要
でなくなる。このため、交換工数の削減および装置全体
の省スペース化が図れる。
旋回移動させることによりカッティングヘッドの正面に
位置させることができるので、カッティングヘッドに設
けられているチェンジャによる鋸刃交換の動作が単純化
され、また、鋸刃の移動スペースや交換スペースが必要
でなくなる。このため、交換工数の削減および装置全体
の省スペース化が図れる。
【0062】そして、複数のグリッパをチェンジャが有
しているので、確実に鋸刃を保持することができる。ま
た、グリッパが鋸刃直角方向間隔を拡大縮小自在に設け
られているので、容易に鋸刃を駆動ホイールおよび従動
ホイールに装着または取り外すことができる。さらに、
グリッパ全体が鋸刃方向へ一体的に往復動自在に設けら
れているので、一層容易に装着または取り外しができ
る。
しているので、確実に鋸刃を保持することができる。ま
た、グリッパが鋸刃直角方向間隔を拡大縮小自在に設け
られているので、容易に鋸刃を駆動ホイールおよび従動
ホイールに装着または取り外すことができる。さらに、
グリッパ全体が鋸刃方向へ一体的に往復動自在に設けら
れているので、一層容易に装着または取り外しができ
る。
【図1】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装置の一
実施例を示す正面図である。
実施例を示す正面図である。
【図2】図1における帯鋸盤の自動鋸刃交換装置の平面
図である。
図である。
【図3】チェンジャを装備した帯鋸盤の正面図である。
【図4】図3における帯鋸盤の側面図である。
【図5】従動ホイールの概略構成図である。
【図6】グリッパの移動状態を示す概略説明図である。
【図7】帯鋸盤から鋸刃を取り外す手順を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図8】帯鋸盤へ交換鋸刃を装着する手順を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図9】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装置の別
の実施例を示す説明図である。
の実施例を示す説明図である。
【図10】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装置の
さらに別の実施例を示す説明図である。
さらに別の実施例を示す説明図である。
【図11】この発明に係る帯鋸盤の自動鋸刃交換装置に
おけるツールストッカの別の実施例を示す説明図であ
る。
おけるツールストッカの別の実施例を示す説明図であ
る。
1 帯鋸盤 5 カッティングヘッド 23 駆動ホイール 25 従動ホイール 45 チェンジャ 47 ツールストッカ 63 グリッパ BS 鋸刃 W 被削材
Claims (4)
- 【請求項1】 カッティングヘッドに内装された駆動ホ
イールおよび従動ホイールとに巻回した鋸刃を走行させ
ることにより被削材を切断する帯鋸盤の自動鋸刃交換装
置であって、複数の鋸刃をストックするツールストッカ
をカッティングヘッドの正面位置に位置すべく旋回自在
に設け、前記帯鋸盤に装着されている鋸刃を取り外して
ツールストッカに格納したりツールストッカに格納され
ている鋸刃を帯鋸盤に装着するチェンジャをカッティン
グヘッドまたはツールストッカに設けてなることを特徴
とする帯鋸盤の自動鋸刃交換装置。 - 【請求項2】 チェンジャが鋸刃をクランプするための
複数のグリッパを有すると共に、このグリッパをツール
ストッカまたは帯鋸盤に対して接近離反自在に設けてな
ることを特徴とする請求項1記載の帯鋸盤の自動鋸刃交
換装置。 - 【請求項3】 グリッパが鋸刃直角方向間隔を拡大縮小
自在に設けられていることを特徴とする請求項2記載の
帯鋸盤の自動鋸刃交換装置。 - 【請求項4】 グリッパ全体が鋸刃方向へ一体的に往復
動自在に設けられていることを特徴とする請求項2記載
の帯鋸盤の自動鋸刃交換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01974693A JP3426276B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 帯鋸盤の自動鋸刃交換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01974693A JP3426276B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 帯鋸盤の自動鋸刃交換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06226527A true JPH06226527A (ja) | 1994-08-16 |
JP3426276B2 JP3426276B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=12007906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01974693A Expired - Fee Related JP3426276B2 (ja) | 1993-02-08 | 1993-02-08 | 帯鋸盤の自動鋸刃交換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3426276B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022112262A1 (de) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | Gebrüder Linck Maschinenfabrik "Gatterlinck" GmbH & Co. KG | Bandsägeblatt-wechselvorrichtung |
-
1993
- 1993-02-08 JP JP01974693A patent/JP3426276B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022112262A1 (de) * | 2020-11-27 | 2022-06-02 | Gebrüder Linck Maschinenfabrik "Gatterlinck" GmbH & Co. KG | Bandsägeblatt-wechselvorrichtung |
DE102020131540A1 (de) | 2020-11-27 | 2022-06-02 | Gebrüder Linck, Maschinenfabrik "Gatterlinck" GmbH & Co. KG | Bandsägeblatt-Wechselvorrichtung |
DE102020131540B4 (de) | 2020-11-27 | 2022-06-15 | Gebrüder Linck, Maschinenfabrik "Gatterlinck" GmbH & Co. KG | Bandsägeblatt-Wechselvorrichtung |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3426276B2 (ja) | 2003-07-14 |
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