JPH06226157A - 塗装設備におけるハンガ処理装置 - Google Patents

塗装設備におけるハンガ処理装置

Info

Publication number
JPH06226157A
JPH06226157A JP1327293A JP1327293A JPH06226157A JP H06226157 A JPH06226157 A JP H06226157A JP 1327293 A JP1327293 A JP 1327293A JP 1327293 A JP1327293 A JP 1327293A JP H06226157 A JPH06226157 A JP H06226157A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
coating
water cooling
conveyor
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1327293A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Sakiyama
文雄 崎山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP1327293A priority Critical patent/JPH06226157A/ja
Publication of JPH06226157A publication Critical patent/JPH06226157A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Spray Control Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の主要な目的は、ハンガを塗装ラインの
コンベアから外すことなく能率良くハンガの清掃を実施
できるようにすることにある。 【構成】コンベア11によって移動させられるハンガを
コンベア11に取付けたまま焼く焼却炉と、この焼却炉
によって焼かれたハンガを水冷槽50に漬けることによ
って急冷する水冷装置33を具備している。焼却炉によ
って硬化塗料が焼却されかつ高温に加熱されたハンガが
水冷装置33において常温の水冷槽50に導入される
と、ハンガの表面に発生する気泡と、ハンガと塗料の熱
収縮率の違いなどにより、塗料の燃えかすがハンガの表
面から剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装設備において搬送
用ハンガに付着した塗料を除去するためのハンガ処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハンガによって吊持された状態で搬送さ
れつつ自動的に塗装が行われる塗装ラインにおいては、
被塗物を吊持するハンガにも塗料がかかり、これが焼付
乾燥炉を通ることによって硬化するため、ハンガ表面に
硬化塗料が付着してしまう。このため、塗装回数が重な
るうちにハンガに多量の硬化塗料が蓄積し、液体塗料を
使用する場合にはハンガ掛けの作業性と安全性が問題と
なり、静電粉体塗装では被塗物への塗料の付着不良の問
題が発生する。
【0003】現状では、ハンガに付着した硬化塗料を除
去するためにアルカリ洗浄等が行われているが、その場
合、薬液の処理やハンガの扱い等に特別な対策を講じる
必要があるなどの事情から、ハンガ処理装置が大がかり
となり、しかも粉体塗料に対して有効でないなどの問題
がある。このため、ハンガをコンベアから取外し、炉の
中に投入してハンガ全体を焼くことにより、塗料を除去
することも行われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため従来は、ハン
ガに付着した塗料の除去を行う際に塗装ラインを停止さ
せ、コンベアからハンガを外すなどの作業が必要であ
り、その間は塗装ラインを使用することができない。こ
のため、休日など塗装ラインが稼働していない時を選ん
で作業するようにしているが、作業を頻繁に行うことが
できないため、多量の塗料がハンガに厚く付着すること
がある。このようなハンガを用いて塗装を行うと、塗装
品質が低下する原因になる。
【0005】このため、搬送用コンベアからハンガを取
外すことなく通常の塗装作業中に自動的に硬化塗料を除
去できるようにすることが望まれ、しかもアルカリ洗浄
等に比べてハンガ処理装置を小形化する必要もある。従
って本発明の目的は、塗装ライン稼働中でもコンベアを
止めることなくハンガに付着した塗料を自動的にかつ効
果的に除去でき、しかもアルカリ洗浄の場合のような薬
液の処理等が不要なハンガ処理装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
に開発された本発明のハンガ処理装置は、被塗物を支持
するハンガと、上記ハンガを移動させる搬送用コンベア
と、上記ハンガを上記コンベアに取付けた状態のままこ
のハンガを焼く焼却炉と、上記焼却炉によって加熱され
た状態のハンガをコンベアに取付けたまま水中に漬けて
急冷することでハンガに付着している塗料の燃えかすを
ハンガの表面から剥離させる水冷装置とを具備してい
る。
【0007】
【作用】塗装ラインの稼働中に、塗装が終わって被塗物
が降ろされた空のハンガが焼却炉に導入されることによ
り、ハンガに付着している硬化塗料が焼却される。焼却
炉を通ったハンガには塗料の燃えかすが付着しているこ
とがあるが、焼却炉を通ることによって高温となってい
るハンガが水冷槽に漬けられて急冷されることにより、
ハンガの熱収縮率と塗料の熱収縮率との違い、およびハ
ンガの表面に発生する気泡などにより、塗料の燃えかす
が確実に剥がれる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図1ない
し図4を参照して説明する。図2に示された塗装設備1
0の塗装ラインは、図示しないモータによって無端走行
させられる搬送用コンベア11を備えている。コンベア
11に所定間隔で複数の金属製ハンガ12(図3に一部
のみ図示する)が設けられており、このハンガ12によ
って被塗物Wが吊持されるようになっている。
【0009】コンベア11の移動経路の途中に、前処理
装置15と、塗装機16と、焼付乾燥炉17と、ハンガ
処理装置18などが設けられている。前処理装置15の
手前側に、被塗物Wをハンガ12に掛ける着荷ステージ
20がある。焼付乾燥炉17の下流側には、被塗物Wを
ハンガ12から降ろす脱荷ステージ21がある。前処理
装置15においては、被塗物Wに脱脂等の周知の前処理
が行われる。
【0010】塗装機16は、ハンガ12に吊持された被
塗物Wの塗装をロボット等を用いて実施するものであ
り、たとえば塗装ガンによって液体塗料を被塗物Wに吹
付けるとか、あるいは静電粉体塗装等の適宜の塗装作業
を自動的に行う。塗装が済んだ被塗物Wは、ハンガ12
と共に焼付乾燥炉17に導入され、高温雰囲気中で焼付
乾燥工程が実施される。
【0011】ハンガ処理装置18は、図4に示されるよ
うな焼却炉30を備えているとともに、焼却炉30の出
口側に、塗料の燃えかすを除去する手段31として、図
1に示される水冷装置33が設けられている。また、必
要に応じて、ハンガ12に機械的衝撃を与える衝撃装置
や、ハンガ12の表面をブラッシングするブラシ装置な
どが設けられていてもよい。上記衝撃装置は、コンベア
11に取付けられたまま運ばれてくるハンガ12を叩く
ことにより、ハンガ12に付着している塗料の燃えかす
を衝撃によって落とすものである。
【0012】焼却炉30の炉壁40の内部には、ハンガ
12に火炎を吹き付けるバーナ41が設けられていて、
ハンガ12に付着している塗料を、例えば750 ℃〜900
℃の温度で焼却するようにしている。この焼却炉30に
おいて、ハンガ12はコンベア11に取付けられたま
ま、炉壁40の上部開口42から炉内に導入され、図中
に2点鎖線で示される軌跡を描いて再び炉外に取出され
る。
【0013】水冷装置33は、焼却炉30によって加熱
された状態にあるハンガ12を水冷槽50に漬けること
により、ハンガ12を急冷するようにしている。金属製
ハンガ12の熱膨張率とハンガ12に付着してる塗料の
熱膨張率とは互いに相違するため、前記温度に加熱され
たハンガ12を常温の水冷槽50にて急冷することによ
り、塗料の燃えかすが剥がれる。図示例の場合、ハンガ
12はコンベア11に取付けられた状態のまま、図中に
2点鎖線で示される軌跡を描いて水冷槽50の上方から
水中に導入され、冷却後に再び水冷槽50の外に送り出
されるようにしている。
【0014】上記ハンガ処理装置18を備えた塗装設備
10において、コンベア11が塗装ラインを一巡する間
に、被塗物Wの塗装とハンガ12の清掃(付着塗料の除
去)がなされる。すなわち、着荷ステージ20において
ハンガ12に取付けられた被塗物Wは、コンベア11に
よって前処理装置15に送られ、所定の前処理がなされ
たのちに、塗装機16によって塗装が自動的に行われ
る。この塗装機16においては、被塗物Wの塗装に伴っ
て、ハンガ12にも塗料が付着する。塗装が済んだ被塗
物Wは、焼付乾燥炉17に送られ、焼付乾燥が行われた
のちに、脱荷ステージ21においてハンガ12から降ろ
される。
【0015】脱荷ステージ21を通って空になったハン
ガ12は、ハンガ処理装置18に送られる。このハンガ
処理装置18においては、硬化塗料の付着したハンガ1
2が焼却炉30を通ることにより、ハンガ12に付着し
た硬化塗料が焼却される。
【0016】次いでハンガ12が水冷装置33を通る。
この水冷装置33においては、焼却炉30によって加熱
されて高温となっているハンガ12が常温の水冷槽50
に漬けられて急冷されるため、ハンガ12の表面に激し
く気泡が発生するとともに、ハンガ12の熱収縮率と塗
料の熱収縮率との違いにより、塗料の燃えかすが容易に
剥離する。なお、水冷装置33に衝撃装置とブラシ装置
を適宜に組合わせることにより、更に確実に塗料の燃え
かすを除去できる場合もある。
【0017】上記ハンガ処理装置18を使用すれば、塗
装ラインのコンベア11を止めることなく、つまり通常
の塗装工程を実施している間に、空のハンガ12をハン
ガ処理装置18に導入することで、自動的に付着塗料の
清掃を効果的に行うことができる。しかもこの処理装置
18は、静電粉体塗装の粉体にも有効である。なお、ハ
ンガ処理装置18を常時作動させておく必要はなく、例
えばハンガ12が複数回の塗装サイクルで繰返し使用さ
れたのち、適当な時機を見計らってハンガ処理装置18
による前述の清掃工程を実施するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】従来はハンガをコンベアから取外して焼
却炉に投入する必要があったが、本発明のハンガ処理装
置を設けたことにより、塗装ラインを停止させることな
く、通常の塗装ライン稼働中に、ハンガに付着した硬化
塗料を自動的に除去することが可能であり、人手を要し
ないため、安全でかつ能率良くハンガの清掃を実施でき
る。しかもハンガに塗料があまり蓄積しないうちに塗料
を除去できるため、被塗物の塗装品質を良好に保つ上で
も有効である。また、アルカリ洗浄等に比べて装置を小
形に構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すハンガ処理装置に使わ
れる水冷装置の断面図。
【図2】図1に示された水冷装置を有するハンガ処理装
置と塗装設備の概略図。
【図3】ハンガと被塗物を示す側面図。
【図4】図2に示されたハンガ処理装置に使われる焼却
炉の断面図。
【符号の説明】
10…塗装設備、11…搬送用コンベア、12…ハン
ガ、18…ハンガ処理装置、30…焼却炉、31…塗料
の燃えかす除去手段、33…水冷装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗物を支持するハンガと、上記ハンガを
    移動させる搬送用コンベアと、上記ハンガを上記コンベ
    アに取付けた状態のままこのハンガを焼く焼却炉と、上
    記焼却炉によって加熱された状態のハンガをコンベアに
    取付けたまま水中に漬けて急冷することでハンガに付着
    している塗料の燃えかすをハンガの表面から剥離させる
    水冷装置とを具備したことを特徴とする塗装設備におけ
    るハンガ処理装置。
JP1327293A 1993-01-29 1993-01-29 塗装設備におけるハンガ処理装置 Pending JPH06226157A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1327293A JPH06226157A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 塗装設備におけるハンガ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1327293A JPH06226157A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 塗装設備におけるハンガ処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06226157A true JPH06226157A (ja) 1994-08-16

Family

ID=11828585

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1327293A Pending JPH06226157A (ja) 1993-01-29 1993-01-29 塗装設備におけるハンガ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06226157A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63310659A (ja) * 1987-06-10 1988-12-19 Gadelius Kk 塗装用ハンガ−の再生方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63310659A (ja) * 1987-06-10 1988-12-19 Gadelius Kk 塗装用ハンガ−の再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3923653A (en) Method for cleaning metallic filters of plastic waste
RU2434690C2 (ru) Способ предварительной обработки покрываемых лаком полимерных поверхностей
US5617800A (en) System for cleaning fixtures utilized in spray painting
CN105457820A (zh) 一种分段变速及柔性对接喷涂智能流水线
US4693756A (en) Method and retort for the removal of carbonizable coatings from the surfaces of metal objects
JPH06226157A (ja) 塗装設備におけるハンガ処理装置
JPH06226158A (ja) 塗装設備におけるハンガ処理装置
US4863375A (en) Baking method for use with liquid or powder varnishing furnace
US20090217943A1 (en) In-line stripping apparatus and method therefor
JP3670044B2 (ja) 有機被覆物の剥離方法及びそれに用いる装置
JP4165263B2 (ja) キャリアボックスの自動洗浄装置および自動洗浄方法
JPH08150365A (ja) 塗装物乾燥方法、及び、塗装物乾燥設備
JPH06218308A (ja) 塗装方法及び塗装装置
US6520097B2 (en) Method of an apparatus for rapid in-line incinerating of contaminant coated hangers and/or parts using high energy sources
KR0152303B1 (ko) 패널재생시의 세척방법
JPH05203356A (ja) 底付開口容器の乾燥方法および乾燥装置
JP2004360949A (ja) 物品の自動乾燥装置および自動乾燥方法
JPS63310659A (ja) 塗装用ハンガ−の再生方法
JPH06235094A (ja) 自動車ボディの水切り方法
JPS6127972Y2 (ja)
JPS6238273A (ja) 塗装用具洗浄方法
JPH1096098A (ja) 電着塗膜の二次タレ防止装置
JP2005019324A (ja) ディスプレイパネル基板製造装置
SU1757764A1 (ru) Способ очистки деталей
JPS61264199A (ja) 被塗物用搬送機器