JPH0622598B2 - 血液収集及び輸血装置 - Google Patents

血液収集及び輸血装置

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JPH0622598B2
JPH0622598B2 JP63259249A JP25924988A JPH0622598B2 JP H0622598 B2 JPH0622598 B2 JP H0622598B2 JP 63259249 A JP63259249 A JP 63259249A JP 25924988 A JP25924988 A JP 25924988A JP H0622598 B2 JPH0622598 B2 JP H0622598B2
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chamber
channel
inlet
air
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エム.スプランジャー ダグラス
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    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/22Valves or arrangement of valves
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    • AHUMAN NECESSITIES
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    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/36Other treatment of blood in a by-pass of the natural circulatory system, e.g. temperature adaptation, irradiation ; Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3621Extra-corporeal blood circuits
    • A61M1/3627Degassing devices; Buffer reservoirs; Drip chambers; Blood filters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/36Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests with means for eliminating or preventing injection or infusion of air into body
    • A61M5/40Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests with means for eliminating or preventing injection or infusion of air into body using low-level float-valve to cut off media flow from reservoir

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、手術等の最中に患者から失われる血液を収
集し、再輸血するのに特に適した自己輸血装置に関す
る。
〔従来の技術〕
この発明は、外科手術の最中に流出された患者自らの血
液を輸血する装置に関する。患者自身の(自原的な)血
液を再輸血するのは貯蔵血液を使用するのと比較して幾
多の利点を持っている。自原的な血液を使用することに
より後天的免疫不全症候群(AIDS)や輸血性肝炎の
感染の恐れを少なくすることができる。自己輸血は貯蔵
血液の輸血と比較して金銭的なコストを少なくすること
もできる。貯蔵血液の輸血は外部蛋白質に対する免疫反
応を起こすことがあり、このような現象は自原的血液で
は発生することがない。
自己輸血は、その方法としてはかなり以前から新規なも
のではない。ダンカン(Duncn)氏は、列車事故に
よる脚部障害後における患者自身の血液の再輸血につい
て書いている(J.Duncan氏による1886年の
Br.Med.J.誌、1号、192頁における“原発性
若しくは他の原因の切断術における再輸血”という論文
参照)。ダンカン氏は燐酸ソーダを含有する皿に血液を
採集し、それから血液を患者に再輸血している。ダンカ
ン氏の頃から、多くの自己輸血装置が考案されてきい
る。ベントレーポンプ(J.レーン氏、J.ブース氏、
D.C.ブリュースター氏、R.C.ダーリン氏によ
る、J.Taumaの16号、616−623頁の“Equi
pment,Protocols,and Guide
lines”という記事参照)は血液を採集室に吸引す
るローラポンプを使用している(カリフォルニア州、ア
ービンのベントレー研究所(Benly Labora
tories)製)。ソーレンセンユニット(G.P.
Noon氏,R.T.Solis氏,E.A.Nate
lson氏による、Surgery,Gynecolo
gy and Obsterics誌、143、65−70頁
参照)は抗凝血剤を血液に混入させる特別製の吸引チッ
プが必要である(ユタ州、ソルトレークシティのソーレ
ンセン研究所(Sorensen Reserch C
orp.)製。ニューヨークタイムズ紙(1987年、
9月16日の“Business Technolog
y”という記事)は、気泡や他の不純物が患者の血流に
注入されることにより、惹起される自己輸血における危
険性について報告している。
この種若しくは他の型の装置は以下の米国特許に記載が
ある。Dyer氏の第3,492,991号、Perkins氏
の第3,585,955号、Rosenberg氏の第3,896,733
号、Swank氏の第3,965,896号、Sorenson
氏の第4,006,745号及び第4,033,345号、Welch氏の
第4,014,392号、Reynold氏の第4,047,526号、K
urtz氏の第4,424,053号、4,500,308号及び第4,501,
581号、Hauer氏の第4,443,220号、Verkaar
t氏の第4,466,888号、Miles氏の第4,540.406号及
び第4,551,131号、Ruhlan氏の第4,564,359号及び
第4,655,740号、Marx氏の第4,573,992号、Reed
氏の第4,631,050号、並びにGunter氏の第4,642,0
88号。
〔発明が解決しようとする課題〕
一般には、公知技術はその構成が比較的複雑であり、そ
の製造及び使用の見地から問題がある。使用の面でいえ
ば、構造の複雑性により特別の技能の習得者が必要とな
り、これは費用をかなり高める要因となる。製造の面か
らいっても、構造が複雑であることにより費用が高めら
れることになる。そして、公知の装置はその少なくも一
部のものは安全性が欠如している思われる。
この発明の目的は、構造簡単で製造コストが安く、同時
に使用も簡単でその費用も安価である自己輸血装置を提
供することである。
この発明の第2の目的は、効率が高く、かつ患者への危
険をを小さくするように患者への血液の流れを制御する
ことができる装置を提供することである。
〔課題を達成するための手段〕 この発明は、従来技術の前記欠点を解決し、簡単で、低
コストで、使用が容易で、しかも患者への危険が少ない
自己輸血装置を提供するものである。
自己輸血装置の主要な要素は二つの室に区画された容器
を具備し、容器の各室は血液の採集と血液の注入の機能
を達成するものであり、もっとも通常には、各室により
達成される機能は交互に交代される。即ち、一方の室が
手術中に患者から流出する血液を収集している間に、他
方の室は、それまでに収集された血液のリザーバとな
り、この収集された血液は患者に再輸血される。収血及
び輸血機能を達成するため、各室は導血口と、排血口
と、少なくも一つの空気入口を有した空気導入手段とを
具備する。収血機能の達成時に、空気導入手段は充分な
容積部と連通し、血液を対応の室に吸引し、一方、輸血
機能の達成時には、空気導入手段は圧力源と連通し、血
液は対応の室から押し出される。この発明の一実施例で
は、空気導入手段は負圧導入口と、別々の圧力導入口若
しくは通気口とを具備する。この発明の第2の実施例で
は、単一の空気導入口は、交互に、別々の時点におい
て、負圧導入口としての機能と、圧力導入口若しくは通
気口としての機能を達成する。二つの室は、双方の室に
共通な内部壁面によって分割される筒状容器内に形成さ
れるか、又は、二つの別々のコンテナが使用され、これ
らは相互に協働して容器を構成することになる。回転可
能なディスク状装置(バルブマニホルドに類似)は容器
と作動連結され、この容器に大して回転可能である。デ
ィスク状装置は複数のチャンネルを有し、血液導入チャ
ンネル、血液排出チャンネル、バキームチャンネル、及
び圧力若しくは通気チャンネルを包含するものである。
ディスク状装置は、各チャンネルのための接続口(外部
の配管への接続のため)を有し、各チャンネルは、ま
た、少なくも一つのチャンネル端を具備する。一つの
室、例えば以下A室として定義する室、が血液の採集機
能を達成するとすれば、血液導入チャンネル端は、空間
的には、A室の血液導入口と調和しており、同時に、バ
キームチャンネル端は、空間的には、A室の単一の空気
導入口と調和しているか(第1実施例)又はA室のバキ
ーム導入口と調和している(第2実施例)。ディスク状
装置がの位置にあるとき、以上に加えて、他のチャンネ
ル端若しくはB室の要素との間も調和されている。もっ
と特定して説明すると、この時点でB室は血液注入機能
を達成し、この目的のため、B室の血液出口は空間内で
血液排出チャンネルの端部と調和しており、同時に、加
圧若しくは通気チャンネル端部はB室の単一の空気導入
口(第1実施例)又はB室の加圧若しくは通気口(他の
実施例)の何れかと空間において調和している。空間に
おいて入口若しくは出口と調和しないチャンネル端部は
容器の近接表面によって有効にシールすることができな
い。
ディスク状装置は4個のポートを具備し、その各々はチ
ャンネルの一つと結合され、血液導入ポートは血液導入
チャンネルと接続され、血液排出ポートは排出チャンネ
ルと接続され、加圧若しくは通気ポートは加圧若しくは
通気チャンネルと接続され、バキームポートはバキーム
チャンネルと接続される。
バキームポートは通常の配管を介してバキーム源に取付
けられる。そのようなバキーム源は、手術室において、
通常は利用可能である。ディスク状装置の加圧若しくは
通気ポートは、通常の配管を介し、手持ちの式の圧力球
のような適当な(連続的若しくは間欠的)加圧源に接続
される。このタイプの圧力球は、麻酔科医若しくはアシ
スタントによって手動で加圧操作され、血液注入を行わ
せる圧力源となる。或る条件下では、圧力源は省略する
ことができ、この場合は通気ポートは外気に開口され、
後で説明するように重力駆動の輸血を行う。血液導入ポ
ートは通常の配管によって通常の血液吸入棒(wan
d)に接続され、この血液吸入棒は、外科手術の間に患
者より流出される血液を吸引するように手動操作により
その方向が設定される。排血口は通常の配管により通常
の輸血カテーテルに接続される。
ディスク状装置は、容器に対して回転可能である限り
は、上述した作動位置から、A室とB室との機能が逆転
される別の作動位置、即ち、B室が採血室となり、A室
が輸血室とある位置、に回転される。ディスク状装置
は、チャンネル端を全部シールする少なくとも一つの閉
鎖位置を持っている。ディスク状装置は種々のチャンネ
ル端に近接するO−リングのような複数のシールを具備
しており、チャンネル端と各室の対応する入口若しくは
出口との間が、チャンネル端と入口若しくは出口とが高
い位置が合っている限りは、空密状態で連結される。
又、シールは、室の入口若しくは出口と空間位置が合わ
ないチャンネル端部を閉鎖する機能をも果たす。更に、
シールは、チャンネル端と空間において調和していない
状態で室の入口及び出口をシールすることもできる。
使用時に、容器は、その筒状軸線が全体として垂直とな
って筒状端が容器の頂面及び底面を形成する状態を維持
する。第1及び第2の実施例ではディスク状装置は頂部
に近接して位置されるが、別の好適実施例としてディス
ク状装置は容器の底部に近接して位置させることもでき
る。
第1及び第2の実施例では、各室はバルブ付の出口を有
し、この出口は、容器内部の配管を介して、排出口に接
続される。もっと特定すると、室とディスク状装置との
間の協働を容易とするために、室の入口及び出口はその
室の第1の壁面に位置され、双方の第1壁は相互に同一
平面内に位置される。他方では、各室のバルブ付出口は
室の第2の壁面に位置され、この第2の壁面は第1の壁
面と平行でかつここから離間している。代表的な使用の
仕方として、第1の壁面は室の“頂点”に相当し、一
方、対抗壁は底面に相当する。双方の室の底部は容器の
底部の幾分上方に位置され、バルブ付の出口はそれらの
間に位置される。かくして、配管は弁の出口側から排出
口との間を延びている。単純なフロート(これは液面高
さの上昇及び下降に応じて回動するように蝶番連結され
る)が室内におけるバルブ付出口の上方に位置され、空
気若しくは他のガスの逃げが防止される。
好ましい実施例では、ディスク状装置は容器の底部に近
接して位置される。それに伴い、バルブ付の出口(室の
底部に位置する)はディスク状装置に近接して存在し、
血液の注入用の室の内部の配管は不必要となる。しかし
ながら、室の内部の配管は空気導入手段(加圧若しくは
通気配管及びバキーム配管の一方、又は加圧若しくは通
気配管及びバキーム配管の双方)、並びに血液採集機能
のために必要である。
この好適実施例の重要な利点は、容器の底部でのディス
ク状装置の位置に由来するものである。この配置では
(他の2つの実施例と反対に)、輸血は完全に重量によ
って付勢され、圧力源は、もはや、輸血作動にとって本
質的ではない。圧力源が必要ではない場合でも、これを
設けることにより、操作者は室を加圧すれば輸血速度を
上げることができる。圧力源を除くことはディスク状装
置の加圧チャンネルを不必要とするものではない。圧力
源が欠如している場合でも、加圧チャンネルとして機能
していたものは、今度は通気チャンネルとして機能し、
その結果、室は外気圧力に開放(ベント)され、輸血を
阻害する傾向を持つ輸血室へのバキームの形成が阻止さ
れる。
作動を容易とし外部の粒子が自己輸血中の血液を汚染す
るのを防止するため、0.2ミクロンのフィルタ等のフィ
ルタが、加圧球(bulb)若しくはベントとディスク
状装置の加圧ポートとの間に位置する空気配管に配置さ
れる。更に、260ミクロンのような粗いフィルタのよ
うなフィルタが吸引棒(Wand)と血液導入ポートと
の間の配管に挿入される。微細集合フィルタ等をディス
ク状装置の排血口の配管に使用することができる。
自己輸血装置は、更に、自己輸血装置を患者に対して便
利な高さのところで支持するための取付装置をも具備す
る。高さの設定は、吸引棒と導血口との間及び排血口と
輸血箇所との間に必要とされる配管の長さを最小とする
ように選定される。
輸血箇所の選定の後、即ち排血口と患者の静脈カテーテ
ルとの間を配管接合し及びバキームポートとバキーム源
との間を配管接合した後、流出血液は吸引棒のハンドル
を操作することにより採集することができる。血液を実
際に採集するに先立って、ブドー糖のクエン酸塩(AC
D)のような凝固防止剤が適量、吸引(aspirat
ion)のような適当な手段によって、血液収集室(例
えばA室)に集められる。その後、第1作動位置にある
ディスク状装置によって血液はA室に吸引され、その室
が満杯になった時点でディスク状装置は回転され、血液
がB室に採集される第2作動位置に到来する。ディスク
状装置が第2位置にあるときに、ディスク状装置のチャ
ンネル端部と室の出口及び入口との間の空間的な配置に
由来して、A室は輸血室となる。しかしながら、B室に
現実に血液が採集されるに先立って、血液凝固防止剤が
第2室に導入される。麻酔医若しくはアシスタントは、
圧力源を操作することにより、輸血若しくは輸血速度を
コントロールする。第2室Bが満杯となったとき、ディ
スク状装置は再度第1位置まで回転され、ACDが再度
第1室Aに導入され、以上の工程が繰り返される。当然
のことであるが、適当な血液凝固防止剤が適当な手段に
よって同室に導入され、凝固を防止若しくは緩和する。
この発明と多くの公知技術との明確な相違点は室の配置
の仕方である。多くの公知装置では、自己輸血室は単一
の行程、即ち充填行程若しくは放出行程だけにのみ使用
され、新鮮な(未使用の)自己輸血室を同一行程を継続
するように使用することは無かった。これは、この発明
の輸血室が採用する手法とは明瞭に相違したものであ
る。この発明の自己輸血は、使い捨て可能であることを
考慮してはいるが、廃棄されるまでに各室は何回かの充
填/放出行程を受ける。このような異なった使用の仕方
により、この発明のユニークな血液処理特性も重なっ
て、公知技術では出くわさなかった問題がでてくる。即
ち、血液が、そこで処理される多くの他の流体と違って
いるのは、血液は凝固する性質かあることにより、処理
の過程においてその特性が変化しえる若しくは通常変化
することである。この目的のため、この発明の自己輸血
装置では、一つ若しくはそれ以上の消泡部材、米国のテ
キサス州のScott Form Inc.によって製
造される開放セル型完全網性ポリウレタン発泡体等が室
内に収集される血液通路に配置される。凝固した血液若
しくは他の、破片によって詰まることによって出口弁は
開弁して、泡若しくは他の破片が患者の血液流中に導入
される可能性があり、これは容易に理解されようが、避
けるべきことである。
更に、公知の自己輸血装置では多くのバルブが重力によ
って閉鎖するように配置される。これは充分な流体が収
集時にフロート部材が浮動するという付随的な要求が合
わさると、バルブの閉鎖力を極度に小さくしなければな
らないことを意味する。本発明者の発見によれば、閉鎖
力(大概は重力、従ってフロートの重量の関数)は多く
の公知技術の装置では1グラムより軽量であり、ある場
合は1グラムより実質的に軽量である。この発明の自己
輸血装置ではフロート弁は実質的に1グラムより重く、
好ましくは5グラムより重く、もっと好ましくは約15
グラムを越えており、最も好ましい実施例では15グラ
ムの程度である。フロート弁が血液中で浮動するのを確
保するために、その比重は血液の比重の程度若しくはそ
れより幾分小さいものとする。好ましいフロートは浮力
の重力に対する比が約1.5から1である。一つの実施例
によれば、血液と共存性のある材料のブロー発泡物より
フロート部材を形成し、その重量は血液中で浮動するこ
とができる15グラムの程度とする。好ましい実施例で
はフロートは密封されたプラスティックカプセルを有
し、同カプセルの寸法は血液中で浮動可能でかつ15グ
ラムを超過する重量を持つ。フロート自体はシール部
材、例えばピンを具備し、このピンは、室内の流体レベ
ルが最小限界以下となったときに、弁出口と接続される
弁座に取り付けられる膜と共にシールを構成するように
位置される。好適実施例では、密封膜はシリコンであ
く。浮力−重量比は1.5から1.0である。
この発明によれば、その一つの見方によれば、且つの自
己輸血装置を提供するもので、血液収集室と輸血室との
一対を具備し、その各々の室は導血口と、排血口と、少
なくも一つの空気入口を有する空気導入手段とを形成
し、室の導血口と、排血口との全ては、実質的に共通壁
内に位置し、各室に操作連結されかつこれに対して回転
可能である回転可能チャンネル手段を具備し、該回転可
能チャンネル手段は、血液収集機能と輸血機能との各々
のためのチャンネル及びポート並びにバキーム源及び空
気チャンネルのためのポートを具備し、血液収集チャン
ネルは血液収集ポート及び少なくとも一つの血液収集チ
ャンネル端に接続される入口を具備し、前記輸血チャン
ネルは前記輸血ポート及び少なくも一つの輸血チャンネ
ル端に接続される出口を有し、前記バキームチャンネル
はその一端でバキームポートに接続されると共に、加え
て、少なくとも一つのバキームチャンネル端を有し、前
記空気チャンネルはその一端で空気ポートに接続される
と共に、加えて、少なくとも一つの空気チャンネル端を
有し、前記チャンネル端は回転可能チャンネル手段内に
位置されて、前記回転可能チャンネル手段がその第1位
置にあるときは第1室の空気入口及び血液入口は空間内
においてバキームチャンネル端及び空気収集端に夫々調
和しており、かつ輸血チャンネル端及び空気チャンネル
端は、空間内において、第2室の空気入口及び血液出口
と夫々調和している。
この発明の他の面では、自己輸血装置は、血液収集室と
輸血室との一対を有し、各々は強固な壁を有し、各室は
血液導入口と、血液排出口と、バキーム入口と、空気入
口とを形成し、各室のこれらの入口及び出口の全部は第
1の壁面に位置され、双方の室の第1壁は相互に実質的
に共通平面にあり、前記室の第1の壁面に近接して回転
支持されるた回転可能ディスクを有し、このディスクは
血液収集チャンネルと、血液収集ポートと、輸血チャン
ネルと、輸血ポートと、更には、バキーム源のためのポ
ート及びチャンネルと、空気チャンネルとを具備し、前
記血液収集チャンネルは血液収集ポート及び少なくとも
一つの血液収集チャンネル端に接続される入口を有し、
前記輸血チャンネルは、輸血ポート及び少なくとも一つ
の輸血チャンネル端に接続される出口を有し、前記バキ
ームチャンネルはその一端でバキームポートに接続され
ると共に、加えて、少なくとも一つのバキームチャンネ
ル端を有し、前記空気チャンネルはその一端で空気源に
接続されると共に、加えて、少なくとも一つの空気チャ
ンネル端を有し、前記のチャンネル端はディスク内に位
置され、ディスクがその第1位置にあるときは、第1室
のバキーム入口及び血液入口はバキームチャンネル端及
び血液収集チャンネル端と空間において調和しており、
かつ輸血チャンネル端及び空気チャンネル端は、第2室
の空気入口及び血液出口と、空間において調和してい
る。
以下、明細書の以下の部分では、図面を参照しながらこ
の発明の実施例を説明する。
〔実施例〕
第1図はこの発明の自己輸血装置の第1実施例を示す斜
視図である。第1図に示される自己輸血装置10は二つ
の主要な要素、即ち、第1室20と、共通壁16によっ
て完全に分離された第2室30とを形成した容器15を
具備する。以下理解されようが、第1室20と第2室2
0とが独立のコンテナを具備するこれらの実施例におい
て、共通壁16は室20及び30の平面部分より成る二
重壁を構成する。第1図に示すように容器15を形成す
る外部の筒体は透明であり、例えば、ポリカーボネート
樹脂製である。容器が透明であることは好ましいことで
あるが、この発明にとって本質的ではない。もっとも、
夫々の室の内部詳細を図示するには便利である。容器1
5に、第2の重要なエレメントであるディスク状装置4
0が連結され、このディスク状装置40は容器に回転可
能に取付けられる。支持体50はリングの形態をなして
かつ固定式に取付けられ、支持装置60からディスク状
装置40及び容器を支持しており、この支持方式は外科
の手術室等ではよく見掛けるところである。第1図に示
すようにディスク状装置40は、同様に、透明材料によ
り作られてあり、当業者には明白なことであるが、この
構造は本質的なことではない。第2図は、容器15の室
20及び30の間の共通壁で切断したところを示す断面
図であり、一方第3図は異なった平面に沿う類似の断面
図である。第1図−第3図に示すように、容器15は筒
状の側壁15′を具備し、室20及び30は、筒状側壁
15′の長手方向軸線に全体と平行に延びる共通壁16
によって分離される。容器は底部115を有し、かつ各
室は容器15内部に位置する共通の底壁18を有する。
各室20及び30は頂部壁17を有し、これは、同様
に、容器15の頂部を形成する。ディスク状装置40
は、壁17の上に位置され、容器15に対し回転可能に
取り付けられる。ディスク状装置40は、容器15に固
定される軸52の回りを回転可能であって、保持クリッ
プ51により軸上に保持される。ディスク状装置40は
カバー41を有し、後述のように、ディスク状装置40
の主要な機能はバルブマニホルドのそれと同じである。
各室20及び30は、複数の入口及び出口を有し、例え
ば第2図に示すように、室20は空気入口22を有し、
室30は空気入口30を有する。ディスク状装置40は
4個のチャンネル(第4図−第6図)、即ち、血液導入
チャンネル48、血液排出若しくは輸血チャンネル4
9、バキームチャンネル46及び加圧チャンネル47を
有する。各チャンネルはその一体でポートを有し、これ
に配管、例えば配管110a−dが接続され、かつポー
トに対抗した一つ若しくはそれ以上のチャンネル端を有
する。ディスク状装置40のチャンネル端と室20及び
30の入口/出口との間の密封を構成するために、O−
リング101等の複数のシールが設けられ、O−リング
101は各チャンネル端に近接して設けられ、チャンネ
ル端と適当な入口/出口との間の境界面のシールを行う
ことができる。各室出口(室20の血液出口25及び室
30の血液出口35)は、夫々の配管102によって、
弁付通路116に連結される。
第3図を参照すると、この図は分離壁16に沿った第1
図の断面図であり、第3図には室20若しくは20のど
ちらかが見える。既に説明した多くのエレメントが第3
図には見えている。しかしながら、第3図はフロート1
04に近接した室から配管102を介して、血液出口、
例えば出口25に至る血液出口通路116が図示され
る。さらに特定すると、底部壁(室20若しくは30の
どちらかの)は、血液の溜まり領域を構成する凹部11
8aを具備する。凹部118aは弁座118bを具備す
る。フロート104は、フレキシブルな腕104cによ
って、蝶番運動するように枢着され、該フロートは凹部
118a内の血液溜内の液面レベルが減少すると、弁座
118bに受け止められる。フロート104が弁座11
8bに受け止められると、通路116は閉塞される。他
方では、流体液面が十分に高いときは、フロートは上昇
し、通路116が開放される。弁座118bは流通路1
16の入口116aと連通する開口を有している。流通
路116は、室20の血液出口25若しくは室30の血
液出口35への配管102と連通する。垂直部材104
b及び水平部材104bにより構成される天蓋(単独若
しくは部材104a,104bにより支持されるメッシ
ュ部材(図示しない)と一緒に使用される)は、凝固し
た血液が流通路116に入るのを防止するために使用さ
れる。
以上述べたことから中止する点は、室、例えば室20が
血液収集室の機能を達成するためには、二つの連結を行
う必要がある。第1は血液吸入棒(もっと特定するとこ
れに連結される配管110)からの室20の血液入口
(血液入口24)への連結であり、同時に、バキーム源
(もっと特定するとバキーム源に接続される配管110
b)と室20の空気入口、例えば空気入口22との間の
連結である。これらの連結を行った後に、室20に引き
込まれるバキームにより血液の吸引が行われ、血液を室
20に引き込むことができる。
室30のような室についても同様であり、輸血機能を達
成するには、連結の仕方は異なるが、二つの連結を行う
必要がある。もっと詳細に説明すると、室30の血液出
口、即ち血液出口35と患者(もっと特定すると患者の
カテーテルに連結される配管1110d)との連結が必
要であり、同時に、加圧源(若しくはもっと特定すると
加圧球(図示しない)に連結される配管110c)と室
30に対する空気入口、空気入口32との連結が必要で
ある。この実施例では輸血中の血液は室の底部から引き
込まれ、配管102を上に流れることから、室は圧力源
(図示しない)により加圧する必要がある。
室20が輸血機能を行うときは、室30について説明し
てような連結を室20について行う必要がある。同様
に、室20が血液収集機能を行うには、室20について
説明したような連結を室30について行う必要がある。
ディスク状装置40は、バルブマニホルドとしの機能を
達成するものであり、以下説明するような全ての機能を
実現する。
ディスク40が第1位置(第5図)にあるときは室20
は血液収集機能を発揮し、同時に室30は輸血機能を発
揮する。ディスク40が第2位置(第6図)にあるとき
は、室20は輸血機能を発揮し、同時に室30は血液収
集機能を発揮する。他の位置ではバルブマニホルドは全
ての連結状態を解除する。
第4−6図は自己輸血装置の上面図を示すもので、第4
図ではディスク状装置はそのOFF位置にあり、第5図
では第1作動位置に、第6図では第2作動位置にある。
これらの図はディスク状装置40の要素と、容器15及
び配管110a−dとの協働関係を説明するものであ
る。第4図に示すように、ディスク状装置40は4個の
チャンネル、即ち、輸血チャンネル49、圧力チャンネ
ル47、バキームチャンネル46及び血液導入チャンネ
ル48を具備する。室20は血液出口25、血液入口2
4及び空気入口22を有する。同様、室30は血液出口
35、血液入口34及び空気入口32を有する。各チャ
ンネルはポート、例えば輸血ポート45、加圧ポート4
3、バキームポート42及び血液導入ポート44を具備
する。各ポートは適当な配管110a−dの端部に連結
するための連結領域を持っている。第4図に示すよう
に、輸血ポート45に連結される配管110dは患者カ
テーテル(図示しない)に連結される。加圧ポート43
に連結される配管110cは、加圧球、若しくは他の便
利な加圧源(図示しない)に接続される。バキームポー
ト42はバキーム源に連結される配管110bに対する
連結用の領域を提供するものであり、そして、血液導入
ポート44は吸引棒に連結される配管110aの接続の
ための領域を提供するものである。
各チャンネルは少なくとも一つのチャンネル端を有し、
いくつかのチャンネルは二つのチャンネル端を有する。
第4図に示すように、輸血チャンネル49は単一のチャ
ンネル端49eを有し、血液導入チャンネル48は単一
のチャンネル端48eを有する。他方で、加圧チャンネ
ル47は二つのチャンネル端47e及び47d′を具備
する。同様にバキームチャンネル46は二つのチャンネ
ル端46e及び46e′を具備する。室20及び30の
入口及び出口並びにチャンネル端46e,46e′,4
7e,47e′,48e及び49eは次の相対位置をと
る、即ち、ディスクがその二つの作動位置のどちらかに
あるときは、異なったチャンネル端と入口及び出口との
間に所望の連結が行われ、一方、その不作動若しくはO
FF位置では連結は全然行われないようになっている。
ここにおいて、“連結する”というのは夫々の入口若し
くは出口が空間において夫々のチャンネル端と調和して
いるということを意味する。第4図はディスク40が不
作動若しくはOFF位置にあるときを示す。使用者を補
助するため、壁面17は表示A及びBがあり、ディスク
装置40は指示器PTを持っている。ディスク装置40
が指示器PTが指標Aの付近に位置するように位置する
ときは、室20は血液収集機能を達成し、室30は輸血
機能を達成する。指示器PTが指標Bの付近に位置する
ときは室30は血液収集機能を達成し、室20は輸血機
能を達成する。
第5図はディスク状装置40がその第1位置にあるとき
を示し、この位置では室30は血液収集機能を達成す
る。ディスク状装置40が第5図に示す位置にあると
き、チャンネル端49eは、空間において、血液出口3
5と調和しており、同時に、チャンネル端47e′は、
空間において、空気導入口32と調和している。この空
間的調和により、圧力は、加圧球から配管110cを介
し、加圧チャンネルをその端部部47e′を介し、空気
導入口32を介し室30に連通し、室30の加圧が行わ
れる。その圧力の結果、血液は血液通路116から流入
し(フロート104を弁座118bから持ち上げるに十
分な流体レベルを仮定)、配管102、チャンネル49
及びそのチャンネル端49eを介し血液出口35、ポー
ト45、配管110を介して、患者のカテーテルに到
る。室30の上方に位置する他方のチャンネル端46e
は壁面17の上面、O−リング101等の関連するシー
ルにより密封される。
第5図に示される位置にディスク状装置があるときは、
室20及び他のチャンネル端間の空間的な類似の調和に
よって室20は血液収集機能を実行する。もっと特定す
ると、チャンネル端46eはその空間において空気入口
22と調和し、バキームが室20に引き込まれる。同時
にチャンネル端48eは空間において空気入口24と調
和し、その結果、血液は吸引棒から配管110aを介し
て流入するように誘起され、血液入口チャンネル48及
びその端部48eを介し血液導入口44に入り、血液入
口24を介して室20に入る。第6図は他の作動位置に
おけるディスク状装置を示す。第6図のこの位置におい
て、室20は輸血を行い、室30は血液収集を行うこと
が確認できよう。
以上述べた実施例では、各室は3個の入口/出口、即
ち、血液入口、血液出口及び空気入口を有する。空気入
口は2重の機能を達成するもので、ディスク40の第1
の作動位置では、バキームチャンネルを介してバキーム
源との連通を提供し、ディスク状装置40が他の作動位
置にあるときには、加圧源との連通を提供する。しかし
ながら、以後説明するように、このことは本発明にとっ
て本質的ではなく、第7−10に関連して説明されるこ
の発明の第2実施例では、各室は4個の入口/出口を具
備する。この第2の実施例は、血液入口及び血液出口に
加えて、バキーム入口及び別の圧力入口を具備する。こ
の第2の実施例のディスク状装置装置は、第1の実施例
と同様に、同一の二重端の圧力及びバキームチャンネル
を具備するが、これに加えて、二重端の輸血及び収集チ
ャンネルを具備する。
第9図はこの第2実施例の容器215を示す。容器21
5は筒状外壁を有し、この筒状外壁は内部の共通壁21
6により室220及び230に分割される。第9図に示
すように、室220及び230の各々は4個の入口/出
口、即ち、血液入口224,234、血液出口225,
235、圧力入口222,232及びバキーム入口22
3,233を具備する。第7,8図に関連して説明する
ように、ディスク状装置240を具備するバルブマニホ
ルドが容器215に回転可能に取付けられる。ディスク
状装置240は複数のチャンネルを有し、その端部は、
室220及び230の入口/出口と選択的に空間におい
て調和するように位置され、輸血と血液収集とを交互に
行うことができる。
第7及び8図はディスク状装置若しくはバルブマニホル
ドの上面を二つの異なった位置で示すものである。その
各図において、チャンネルとチャンネル端と室の入口/
出口との間の関係は、閉鎖された入口/出口を破線で表
示することにより明確にしている。
第7図は室230が血液収集機能を達成し、室220が
輸血機能を達成する状態を示す。従って、例示すると、
血液収集チャンネル248は、室230の血液入口の上
に来るチャンネル端248eを持つ。同様に、バキーム
チャンネル246は、室230の入口233と空間にお
いて調和するチャンネル端246eを持つ。室230の
圧力入口232及び血液出口235は密閉され、これ
は、圧力チャンネル端247eが、空間において圧力入
口232と調和しないし、血液出口235が空間におい
て輸血チャンネル端249eと調和しないという事実に
よるものである。室220に近接するこれらのチャンネ
ル端248e′及び246e′はO−リング101によ
りシールされる。勿論であるが、室220と丁度反対の
条件が成立する。即ち、血液入口224及びバキーム入
口223はシールされ、一方、圧力入口222と圧力チ
ャンネル端247e′と空間において調和し、血液出口
225は血液出口チャンネル端249e′と空間におい
て調和する。室230に近接してチャンネル端247
e,247e′及び249e,249e′でされる連結
はO−リング101によって密封される。第8図は丁度
逆の状態を示すもので、室220は血液収集機能を達成
し、室230は輸血機能を達成する。
第10図はディスク状装置240の断面を示すもので、
同図に示すように、第1実施例のディスク状装置40と
実質的に類似である。第10図は入口と空間において調
和しないチャンネル端を示し、若しくは出口はシールさ
れる。
前に説明した実施例では容器(双方の室を包囲する)
は、通常は垂直配置されるもので、バルブマニホルド若
しくはディスク状装置は“頂部”に設けられる。好まし
い実施例では、容器は通常は垂直配置されるが、バルブ
マニホルド若しくはディスク状装置は“底部”に設けら
れる。この好適実施例の利点は、血液通路(血液収集通
路と輸血通路との双方)が直角若しくは90゜(これに
より形成されるエルボは第1及び第2実施例の特徴であ
る)を示さないことである。もっと特定すると、第2及
び10図の双方は、第1及び第2実施例では、血液チャ
ンネルは90゜の湾曲を含んでいるが、以下の説明から
分かる通り、このことは第11−16図に示す好適実施
例ではそうなってはいない。同一の利点が、底部の代わ
りに頂部にバルブマニホルドを配置することにより達成
されることは明らかである。バルブマニホルドを“底
部”に配置することの必然性というのは、室の底部で血
液出口を出口弁る連結する、室内部の配管((配管10
2)の必要性を排除できるという点である。これは、室
の底部に位置する出口弁は室の血液出口の付近に位置し
ていることによる。この配置により、輸血は重力駆動に
より行われ、圧力源の必要性を排除することができる。
他方では、各室は、好適実施例では、二つの配管を具備
し、これらは第1及び第2実施例では設けられていな
い。これらの配管の一方は空気入口に接続され、バキー
ム若しくは圧力若しくは外気が室の“頂部”において導
入されるのを許容する。他の配管が血液入口に接続さ
れ、血液は室に引き込まれ、以下説明する理由により
“頂部”において流入する。この構造のもう一つの利点
は操作者がディスク状装置若しくはバルブマニホルドの
位置を良く観察することができる点と、連結配管110
a−dの取扱及び位置決めがもっと容易になる点であ
る。
第11図は好適実施例における自己輸血装置の組立状態
を示すもので、容器315は共通の壁316によって分
離された室320及び330を具備する。上述したよう
に、容器は二つの独立容器を具備することができる。バ
ルブマニホルド若しくはディスク状装置340は第1実
施例と同様に3個の入口/出口、即ち、血液入口、血液
出口及び空気導入手段(一方ではバルブマニホルドに、
他方では雰囲気若しくは圧力源に選択的に連通する)を
具備する。第16図に示すように、筒状容器315は共
通壁316によって二つ室に分割される。室バルクヘッ
ド350は室バルクヘッド基部351と4個の独立チュ
ーブ若しくは管とを具備する。バキーム/圧力管322
及び血液導入管323は室320に接続され、バキーム
/圧力管332及び血液導入管333は室330に接続
される。この実施例では圧力源は任意的な構成要素であ
るが、ここで圧力チャンネル及び管と呼ぶのは、圧力源
が必須要件であるということを意味するわけではないこ
とはもとよりである。これらの管の各々の上縁付近に血
液消泡部材321(室320内)及び血液消泡部材33
1(室330内)が位置する。室320及び330内に
支持される棚321a及び331aは血液消泡部材32
1及び331を支持する。室320内においてバルクヘ
ッド基部351の付近にフロート363及びフロートフ
レーム365が位置する。上述のようにフロートは、室
(バルクヘッド)に底部に蝶番連結されく密封樹脂カプ
セルとすることができる。類似したフロート364及び
フレーム366が室330に接続される。バルクヘッド
基部351の下方にディスク状装置340が位置され
る。ディスク状装置はマニホルドカバー341を有し、
同カバーは、血液の流入、血液の流出、及びバキーム及
び圧力配管のための6個の開口を形成する。より特定す
ると、以下説明するように、輸血チャンネル端は349
eの箇所で終端し、血液導入チャンネル端は348eの
箇所で終端する。バキームチャンネル端346e及び圧
力チャンネル端347eはカバー341のバルブマニホ
ルド内における6個の作動通路を具備する。中心開口3
58はねじ352のための通路を形成し、ねじ352上
にワッシャ353が取付けられる。ねじ352は、ま
た、マニホルドプレート357の開口354及びシール
355を挿通される。マニホルドプレートは圧力(若し
くは通気)ポート343及びバキームポート342を形
成する。以下説明するように、これらのポートからの圧
力及びバキームはチャンネル内において圧力チャンネル
端347e及びバキームチャンネル端346eに連通さ
れる。天蓋361及び362は、組立状態では、フロー
ト363及び364の上方に位置する。バルクヘッドシ
ール317(第12図)はバルクヘッド基部351の峰
部分359(第14B図)と接触する。壁316は峰部
分359の平行部分の間に形成される凹部359Aに嵌
合される。
第15A図はバルブマニホルドカバー341の底面図で
ある。第15A図ら分かる通り、バルブマニホルドカバ
ー341は複数の開口、即ち、取付け目的の中心孔35
8と、血液導入ポート344と、輸血ポート345とを
形成する。マニホルドカバー341は、バキームチャン
ネル347及び圧力チャンネル346に対応する凹みを
具備する。凹み347′及び346′はマニホルドプレ
ート357と協働し(第16図参照)、バキームチャン
ネル347及び圧力チャンネル346を形成する。タブ
337及び338(第13図)は、後で説明するように
操作者の便宜のためである。これとは別に、ディスク状
装置の外側表面に適当な把持面、例えば、凹凸面、鋸歯
面を設けることができる。第15B図はバルブマニホル
ドカバー341の上面図であり、中心孔358、並びに
6個の作動チャンネル端、即ち圧力チャンネル端346
e及び346e′、バキームチャンネル端347e,3
47e′、血液導入チャンネル端349e及び輸血チャ
ンネル端348eを形成している。第15C図はA−A
断面に沿ったもので、圧力チャンネル346及びその端
部346e及び346e′を示す。圧力チャンネル端3
46e及び346e′に近接してO−リングシールの座
101a及び101a′が位置される。同様の座が他の
チャンネル端に近接して設けられる。第15D図はB−
B断面に沿うものである(第15A図参照)。この図
は、中心孔358から離間位置する輸血導入チャンネル
349と、輸血チャンネル348と、バキームチャンネ
ル347とを示す。第15D図に示す通り、血液導入ポ
ート344はチャンネル端349eの反対側に位置す
る。輸血ポート345は輸血チャンネル348のチャン
ネル端348eの反対側に位置する。
第14A−E図は室バルクヘッド基部351を様々な視
点より見たところである。もっと特定すると、第14A
図は室バルクヘッドの底面図であり、ここにバルクヘッ
ドは、バルブマニホルドカバー341(第15B図)の
開口に適合する複数の開口を形成している。一層特定す
ると、中心開口458は、ねじ352を受け取ることが
できるようにねじを切られている。バルクヘッド基部3
51は容器315及び共通壁316と協働して、室32
0及び330(第11図)を区画する。凹部359aは
共通壁316を位置決めするのに役立つものである。第
14A図に示す通り、バルクヘッドは各室のために3個
の開口を提供するものである。第1の室は導血口38
3、排出口385及び空気入口382(第1実施例はバ
キームと圧力とを交互に発生)を形成する。同様に、他
の室は導血口393、排血口395、及び空気入口39
2を具備する。上面図(第14B図)においては、空気
入口392はバキーム/空気管332に連通し、同様
に、空気入口382はバキーム圧力管322に連通す
る。血液入口393は導血管333と連通、血液入口3
83は導血管323と連通する。血液出口395及び3
85は、夫々、バルクヘッド基部351の他側で血液出
口孔335及び325に連通する。これらの開口の付近
に支柱326及び336があり、これは蝶番連結された
フロート363及び364を、夫々、支持するものであ
る。上述のようにフロートは発泡体の若しくは気密性樹
脂カプセルとすることができる。第14E図は第14D
図の点線の丸で囲った部分の詳細を示す。
これらの部品(第16図)の組立時に、マニホルドプレ
ート357、シール355及びバルブマニホルドカバー
341は同一の4個のチャンネルを提供し、その各々は
第1及び第2実施例では一つのポートと少なくとも一つ
のチャンネル端を持つ。もっと特定すると、マニホルド
プレート357は、バルブマニホルドカバー341内の
凹み346′及び347′と協働して、バキームチャン
ネル346及び圧力チャンネル347を夫々形成する。
第15C図はバキームチャンネルをそのチャンネル34
6e及び346e′とともに示す。圧力チャンネル34
7は同様である。第15D図は血液導入チャンネル34
8を示し、その一端にポート345が他端にチャンネル
端348eが形成される。輸血チャンネル349は一端
に輸血ポート344を他端にチャンネル端349eを形
成する。バルブマニホルドが一方の作動位置へ回転する
とき、血液導入チャンネル端348eは導血口383も
非クレームは393のいずれかに連通する。バキーム端
346e及び346e′の位置は空気入口382若しく
は392にいずれかと同時に連通するように配置され、
その結果、室に血液の導入流路及びバキームが確立され
る。以前述べたと同様に、血液排出チャンネル端349
aは、対応する室の血液排出端395若しくは385と
空間において調和しており、室に収容される血液の出口
通路及び血液を室から排出駆動(若しくはその流れを許
容)する圧力源(若しくはベント)が同時に構成され
る。バルブマニホルドカバー341の近接面及び室バル
クヘッド基部351の下面は、開口のうち、対抗表面の
開口と空間において調和しないもの密封を行う。言い換
えれば、室によってどの機能が行われるかに無関係に、
連結とは関係しない、圧力チャンネル端347e若しく
は347d′、及びバキームチャンネル端346e若し
くは346e′が存在する。これらのチャンネル端はバ
ルクヘッド基部351の下面及び夫々のチャンネル端に
近接したシールによって密封される。同様に、バルブマ
ニホルドが、連結が全然されていないその非作動位置に
あるときは、当然のことながら、全ての圧力チャンネル
端347e及び347e′、並びに全てのバキームチャ
ンネル端346e及び346e′は同様のやり方で密封
される。バルブマニホルド340がその不作動位置にあ
るときは、以上のべた密封作動に加えて、室の血液排出
口は、近接したシール101及び大シール401(第1
6図参照)の協働によってバルブマニホルドカバースル
ー341の表面を密封する。
以上述べたことから明らかであろうが、バルブマニホル
ドを単に回転させることにより(タブ337,338若
しくはスルー450(これを現実に構成している実施例
では)を掴むことにより)室の機能は輸血と収集との間
(可逆的)で交代される。
第12及び第13図の断面には多くの部材がすでに図示
されているが、こゃはの図は他のこの発明の特徴を示し
ている。
即ち、詳細に説明すると、第13図において、消泡部材
及びその導血管323に対する関係が説明される。破線
の矢印は、管110a、血液導入ポート344、血液導
入チャンネル348、血液導入チャンネル端348e、
入口383及び管323を介しての血液の導入路を示
す。
第12図は、別の断面での図で、バキームポート342
及び圧力ポート343を示す。
第3の実施例は実際に具体化されたものである。実際に
おいて、容器15、室バルクヘッド350、バルブマニ
ホルドカバー341及びマニホルドの上部板357は射
出成形のポリカーボネートである。シールは第16図の
ように組み立てられ、全体の構造はRFエネルギを受け
シール部は溶融され、EMAWELD(登録商標)方法
により近接部材の結合が行われる。消泡部材321及び
331は、保護天蓋と同様に、ダイカットの開放セル型
ウレタン発泡体である。フロート弁363及び365
は、シリコン膜シールを支持する適当な血液共存性の材
料で作られる。適当な材料としてはポリプロピレン、ポ
リエチレン、若しくはポリカーボネートである。前者の
二つの材料は密度の点で有利である。シール101及び
101aはシリコン若しくは他の適当な材料から成るの
である。ねじ352及びワッシャ353はステンレス鋼
であるが、他の通常の固定手段を採用することができ
る。前に述べた通り、この発明の異なった実施例のモデ
ルを制作の上試験の際に、自己輸血装置の血液出口部分
に使用するフロート弁に有効な改良を得ることができ
た。公知の自己輸血装置はこの機能を達成するためフロ
ート弁を採用する。バルブを浮かせるため、当然である
が、フロート部材の比重は血液の比重と等しいがこれよ
り小さい必要がある。重量により発生される印加閉鎖力
は、血液レベルが下降するに従って、当然ながら、フロ
ートの重量の関数である。血液流制御用の殆どの公知の
バルブフロートは、1グラム程度の若しくはもっと代表
的には実質的に1グラムより軽量の重量を持っている。
上に説明のように、血液処理は、他の流体とははっきり
と相違した血液の特性を考慮しなければならない。最も
重要な相違は、人造的な表面と接触したときに血液が凝
固する又はその傾向を持つ能力若しくは実際にそうなり
易いということである。血液凝固は、血液と共存性のあ
る材料(例えばポリカーボネート、ステンレス鋼、等)
の使用によって遅延することができるが、幾分の凝固は
起こる。もし、フロート弁の閉鎖力が小さければ(1グ
ラム若しくはそれ以下)、フロートが部分的に形成され
た凝固または他の破片によりステックが起こる。フロー
ト弁のステックは重大な結果を引き起こすものである。
この問題を解消するためフロート弁の閉鎖力を大きくす
ればよいことを発見した。フロートが血液溜中で浮くこ
とができる能力を確保するため、バルブの比重(その重
量が増大されているにも係わらず)は、依然として、血
液の比重と等しいかそれより小さくなければならない。
適当な材料のブロー成形により要求される比重を維持し
つつ、その重量を1グラム以上、好ましくは約10グラ
ム、もっと好ましくは15グラム以上とすることができ
ることが分かった。一つの実施例として、では10グラ
ム以上としている。そのようなフロート363は第16
図に示される。フロートはそれ自体フレーム365を有
し、そのフレーム状にシール膜(シリコン)390が取
付けられる。フロートフレーム365はピン395を有
し、このピン395は、バルクヘッド基部351に固定
されるブラケット391内に回転可能に収容される。室
内の血液レベルの下降に従って、フロートの重量(約1
5グラム)ゆえに、バルブに加わる閉鎖力は約15グラ
ムとなり、血液が一部凝固若しくは砕片が形成しても、
確度の高い閉鎖を行うに十分であった。上述のように、
好ましいフロートの構造は、血液の密度に概略等しく、
その重さが約15グラム以上の密封樹脂カプセルであ
る。このカプセルは、フロートがそのリセット位置にあ
るとき血液出口を閉鎖するシール手段と、バルクヘッド
に蝶番取付けするための手段とを具備する。
以上の説明から明らかな通り、この発明により製造が容
易で、組立が簡単であり、使用が容易な自己輸血装置か
提供される。この発明の以上説明した実施例以外に、こ
の発明の範囲から逸脱することなく、当業者により幾多
の変形を加えることができることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例の斜視図。 第2図は二つの室を説明する第1図の装置の断面図。 第3図は内部分割壁を通しての第1図の装置の断面図で
あり、二つの室のうちの一方を示している。 第4図は作動位置若しくはオフ位置にあるディスク状装
置を示す。 第5図は第1の作動位置にあるディスク状装置を示す。 第6図は第2の作動位置にあるディスク状装置を示す。 第7図及び第8図は、第2実施例のディスク状装置の第
1位置及び第2位置を夫々示し、夫々の図は容器の作動
要素に対するディスク状装置の主な要素の関係を示す。 第9図は第7図及び第8図におけるディスク状装置と協
働する容器の斜視図。 第10図はこの発明の第2実施例のディスク状装置の断
面図。 第11図は好適実施例における組立図。 第12図は第11図の断面図で二つの室を形成した状態
を示す。 第13図は、内部分割壁を通しての第11図の装置の断
面図で複数の室のうち一つのものを示す。 第14A図、第14B図、第14C図、第14D図及び
第14E図は、好適実施例のディスク状装置若しくはバ
ルブマニホルドの底面図、上面図、側面図、第14B図
のA−A線に沿う断面図及び部分断面図。 第15A図、第15B図、第15C図及び第15D図
は、好適実施例のディスク状装置若しくはバルブマニホ
ルドの底面図、上面図、第15B図のA−A線に沿う断
面図、及び第15A図のB−B線に沿う断面図部分断面
図。 第16図は好適実施例の破断図。 10……自己輸血装置、15……容器 16……共通壁、20……第1室 22……空気入口、25……血液出口 30……第2室、32……空気入口 35……血液出口 40……ディスク状装置 41……カバー、50……支持体 46……バキームチャンネル 46e,46e′……バキームチャンネル端 47……加圧チャンネル 47e,47e′……加圧チャンネル端 48……空気導入チャンネル 48e,48e′……空気導入チャンネル端 49……輸血チャンネル 49e……輸血チャンネル端、101……O−リング 104……フロート 110(a,b,c,d)……パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール ダラス カーク,ザ サード アメリカ合衆国,ニューヨーク 10014, ニューヨーク,ベッドフォード ストリー ト 104

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収血及び輸血装置であって、複数の室を有
    し、該各室は血液導入口と、血液排出口と、その壁面に
    配置される空気導入手段とを形成し、複数の貫通チャン
    ネルを有するディスク状装置を具備し、該チャンネル
    は、各室の血液導入口、血液排出口及び空気導入手段に
    作動連結されて、第1位置では、ディスク状装置のチャ
    ンネルは血液導入口と血液収集手段との間及び空気導入
    手段と真空源との間が流体連通状態となり、少なくも一
    つの室が血液収集機能を果たすことができると共に、導
    血口と輸血手段との間及び空気導入手段と加圧手段との
    間を流体連通状態として、少なくも一つの他の室が輸血
    機能を達成することができ、第2位置においては、ディ
    スク状装置のチャンネルはその室の血液導入口、血液排
    出口及び空気導入手段と流体連通状態となり、第1位置
    において血液収集機能を達成する室は第2位置では輸血
    機能を達成することができ、第1位置において輸血機能
    を達成する室は第2位置では血液収集機能を達成するこ
    とができ、更に、排血口を介してのガスの流通を防止す
    る弁手段が具備される血液収集及び輸血装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の装置において、実質的に
    筒状の容器を分割する共通壁によって区画される二つの
    室が設けられ、血液導入口、血液排出口及び空気導入手
    段を備えた前記室壁は筒状容器の一端に配置され、ディ
    スク状装置は共通平面の壁に近接している装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の装置において、流体連通
    を達成する前記チャンネルは急激に曲げられたところが
    実質的に存在しない装置。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の装置において、前記弁手
    段は、排血口の付近の凹部に配置される弁座と、浮力−
    重量比が約1.5から1の協働フロートとを具備する装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の装置において、前記弁手
    段は、更に、弁座とフロートとの間に配置されるシリコ
    ン膜シールを具備しており、フロート重量は約12から
    17グラムより重い装置。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の装置において、フロート
    重量は約15グラムより重い装置。
  7. 【請求項7】請求項4に記載の装置において、フロート
    重量は約15グラムである装置。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の装置において、前記ディ
    スク状装置は第3位置を持っており、この位置では導血
    口、排血口及び空気導入手段の全てがシールされている
    装置。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の装置において、空気導入
    口は、バキューム及び空気/圧力のための単一の入口を
    具備している装置。
  10. 【請求項10】請求項1に記載の装置において、空気導
    入手段は空気/圧力の別の入口と、バキュームのための
    別の入口とを具備する装置。
  11. 【請求項11】請求項1に記載の装置において、各室に
    配置される少なくも一つの消泡手段を更に具備し、室を
    流通する血液から気泡、血液凝固物及び他の破片を除去
    することができる装置。
  12. 【請求項12】請求項1に記載の装置において、ディス
    ク状装置のチャンネルと、入口、出口及び空気導入手段
    の各々との間の強固な流体密封を提供するシリコンシー
    ルを更に具備した装置。
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