JPH06225439A - 給電制御装置 - Google Patents

給電制御装置

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Publication number
JPH06225439A
JPH06225439A JP1077693A JP1077693A JPH06225439A JP H06225439 A JPH06225439 A JP H06225439A JP 1077693 A JP1077693 A JP 1077693A JP 1077693 A JP1077693 A JP 1077693A JP H06225439 A JPH06225439 A JP H06225439A
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JP
Japan
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overcurrent
power supply
load
switching element
detecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP1077693A
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English (en)
Inventor
Seiji Hachitsuka
誠司 八塚
Seiji Hirano
誠治 平野
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本当に必要な場合にのみ確実に動作して過電
流による悪影響を避けるようにする。 【構成】 別系統の指令部2から与えられる制御指令信
号に応答してスイッチング素子3を駆動して負荷4への
電力供給をオン・オフ制御する装置1であって、スイッ
チング素子3を通して負荷4に供給される電流が基準値
を超えたことを検出するための過電流検出手段8と、こ
の検出手段8により検出された過電流状態が一定時間以
上続く異常状態を検出するための過電流持続時間監視手
段9と、この監視手段9により異常状態が検出されたと
きにスイッチング素子3をオフにする保護手段10とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のヘッ
ドランプなどを負荷としてこれを点灯・消灯する給電制
御装置に関し、特に、起動直後の過大な突入電流からス
イッチング素子や負荷を保護する回路技術に関する。
【0002】
【従来の技術】パワーMOSトランジスタなどのスイッ
チング素子とランプなどの負荷を直列に直流電源に接続
し、そのスイッチング素子を駆動して負荷への電力供給
をオン・オフ制御するようにした給電制御装置が各種の
分野で多用されている。この主の給電制御装置におい
て、負荷がランプなどの場合、スイッチング素子をオン
駆動した直後(起動直後)に大きな突入電流が流れ、徐
々に電流が減少して定常値に安定する。一般的には、ラ
ンプ点灯時の突入電流は定常時の12〜20倍に達し、
電流が安定するまでの時間は数msec〜数十msecである。
過大な突入電流はランプの寿命を縮める。また過大な突
入電流に耐え得る大容量のスイッチング素子は高価であ
る。このような理由で、多くの給電制御装置では突入電
流を適宜に抑制するように構成されている。
【0003】しかし、なんらかの原因で異常が発生し、
想定を超える大きな突入電流が流れることがある。この
ような異常事態に対処するために、通常の給電制御装置
には次のような過電流保護回路が組み込まれている。つ
まり、スイッチング素子を通して負荷に供給される出力
電流を検出して所定の基準値と比較し、出力電流が基準
値を超えたならスイッチング素子をオフにし、出力電流
を遮断する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のように出力電流
のレベル弁別出力に応じてスイッチング素子をオフにす
るという従来の構成では、レベル弁別のしきい値(前記
基準値)の設定が難しく、安定で信頼性の高い動作を実
現することができなかった。しきい値を低めに設定して
おけば、過電流による素子破壊などを確実に防ぐことが
できて安全ではあるが、必要異常に頻繁に過電流保護回
路が動作し、通常の起動動作がたびたび妨げられてしま
う。反対にしきい値を高めに設定しておくと、無用に過
電流保護回路が動作するという不都合はなくなるが、し
きい値に達しないレベルの過電流が想定以上の時間継続
するという異常には対処できずに、スイッチング素子や
負荷の寿命を縮めたり破損したりすることがある。つま
り、出力電流が前記しきい値に達していなくても、過大
な電流が長時間流れ続けると多くの悪影響が及ぶ。
【0005】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、本当に必要な場合にのみ確
実に動作して過電流による悪影響を避けることができる
ようにした給電制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこでこの発明では、ス
イッチング素子を通して負荷に供給される出力電流が基
準値を超えたことを検出するための過電流検出手段と、
この検出手段により検出された過電流状態が一定時間以
上続く異常状態を検出するための過電流持続時間監視手
段と、この監視手段により前記異常状態が検出されたと
きに前記スイッチング素子をオフにする保護手段とを給
電制御装置に付加した。
【0007】
【作用】前記の構成では、過電流のレベル弁別結果だけ
でなく、過電流状態の持続時間に従って異常状態が判定
される。つまり基準値を超える過電流が流れても、出力
電流がすぐに基準値以下に低下すれば保護動作は働か
ず、過電流状態が一定時間以上続いた場合にのみ保護動
作が働く。
【0008】
【実施例】この発明の一実施例による給電制御装置の概
略構成を図1に示している。この給電制御装置1は、前
記指令部であるCPU2から与えられる制御指令信号に
応答してスイッチング素子3を駆動して負荷4への電力
供給をオン・オフ制御するものである。具体的には、C
PU2は自動車における各種の電装部品を集中的に制御
するマイクロプロセッサであり、負荷4は電装部品の1
つとしてのヘッドランプである。直流電源VCCは給電制
御装置1の電源であるとともに、負荷4に印加する電源
でもある。
【0009】CPU2からの指令信号はレシーバ5を介
して制御論理回路6に入力される。通常の状態であれ
ば、CPU2から負荷駆動を指令するオン指令信号が供
給されると、制御論理回路6からドライバ7に向けてオ
ン駆動信号が出力され、パワーMOSトランジスタから
なるスイッチング素子3がオンとなり、負荷4に電源V
CCが印加される。CPU2からオフ指令信号が供給され
ると、制御論理回路6の出力が反転してスイッチング素
子3がオフとなる。
【0010】この実施例の給電制御装置1には、以下に
詳述する過電流検出回路8の他、具体的な回路構成は示
していないが、電源電圧VCCが異常に高い状態を検出す
るための過電圧検出回路13と、スイッチング素子3の
温度が異常に高い状態を検出するための過熱検出回路1
2と、負荷4の出力電流経路が遮断されている状態を検
出するための負荷オープン検出回路11とが設けられて
いる。
【0011】過電流検出回路8は、スイッチング素子3
と直列に接続された小さな抵抗値の電流検出用抵抗81
と、この抵抗81の両端電圧を検出する差動増幅器82
と、差動増幅器82の出力電圧と基準電圧V1とを比較
するコンパレータ83とからなる。抵抗81を流れる電
流(負荷電流)が基準値より小さければ、差動増幅器8
2の出力電圧は基準電圧V1より小さく、コンパレータ
83の出力は低レベルになっている。負荷電流が基準値
を超えると、差動増幅器82の出力電圧が基準電圧V1
を超え、コンパレータ83の出力が反転して高レベルに
なる。
【0012】この発明の給電制御装置1では、過電流検
出回路8で過電流状態を検出した(コンパレータ83の
出力が高レベルになる)だけでは異常とは判定せずに、
過電流状態の持続時間を監視回路9で監視し、過電流状
態が一定時間以上続いた場合に異常と判定して保護回路
を働かせる。つまり持続時間監視回路9では、過電流検
出回路8の高レベル出力を抵抗91とコンデンサ92か
らなる積分回路で積分し、その積分電圧と基準電圧V2
とをコンパレータ93で比較する。過電流検出回路8の
出力が低レベルから高レベルに反転すると、コンデンサ
92が徐々に充電されてその端子電圧が漸増する。その
ような漸増状態が一定時間以上続くと、コンデンサ92
の端子電圧が基準電圧V2を超え、コンパレータ93の
出力が低レベルから高レベルに反転する。
【0013】監視回路9の出力信号は制御論理回路6に
入力されるとともに、トランジスタ10の制御信号とな
る。このトランジスタ10はスイッチング素子3のゲー
トとグランド間に接続されていて、通常状態ではオフし
ており、監視回路9の出力が高レベルになるとオンとな
り、スイッチング素子3を強制的にシャットダウン(オ
フ)させる。これで負荷4への電力供給が遮断される。
以上が過電流検出(持続時間判定を含む)による保護回
路の構成と動作である。
【0014】前記監視回路9の出力信号だけでなく、負
荷オープン検出回路11、過熱検出回路12、過電圧検
出回路13の各出力信号が制御論理回路6に供給され
る。制御論理回路6は、これらの検出信号に従って所定
の異常発生時にはCPU2からオン指令信号が与えられ
てもスイッチング素子3をオン駆動しないようになって
いるとともに、前記検出信号に従って生成した状態信号
をドライバ14を介してCPU2に伝えるようになって
いる。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
給電制御装置では、過電流のレベル弁別結果だけでな
く、過電流の持続時間に従って異常状態を判定し、保護
回路を動作させるように構成しているので、基準値を超
える過電流が流れても、出力電流がすぐに基準値以下に
低下すれば保護動作は働かず、過電流状態が一定時間以
上続いた場合にのみ保護動作が働く。したがって電流レ
ベル弁別のしきい値の設定が保護動作に必要以上に高感
度に影響を及ぼすという従来の問題点が改善され、本当
に必要な場合にのみ確実に動作して過電流による悪影響
を避けることができる。つまり常に適切に動作する信頼
性の高い過電流保護を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による給電制御装置の概略
構成図である。
【符号の説明】
1 給電制御装置 2 CPU(指令部) 3 スイッチング素子 4 負荷 8 過電流検出回路 9 持続時間監視回路 10 出力シャットダウン用トランジスタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 別系統の指令部から与えられる制御指令
    信号に応答してスイッチング素子を駆動して負荷への電
    力供給をオン・オフ制御する装置であって、前記スイッ
    チング素子を通して前記負荷に供給される電流が基準値
    を超えたことを検出するための過電流検出手段と、この
    検出手段により検出された過電流状態が一定時間以上続
    く異常状態を検出するための過電流持続時間監視手段
    と、この監視手段により前記異常状態が検出されたとき
    に前記スイッチング素子をオフにする保護手段とを備え
    たことを特徴とする給電制御装置。
JP1077693A 1993-01-26 1993-01-26 給電制御装置 Pending JPH06225439A (ja)

Priority Applications (1)

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JP1077693A JPH06225439A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 給電制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1077693A JPH06225439A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 給電制御装置

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Publication Number Publication Date
JPH06225439A true JPH06225439A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11759739

Family Applications (1)

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JP1077693A Pending JPH06225439A (ja) 1993-01-26 1993-01-26 給電制御装置

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