JPH06225192A - パノラマ効果用カメラ - Google Patents

パノラマ効果用カメラ

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Publication number
JPH06225192A
JPH06225192A JP50A JP1013693A JPH06225192A JP H06225192 A JPH06225192 A JP H06225192A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 1013693 A JP1013693 A JP 1013693A JP H06225192 A JPH06225192 A JP H06225192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
monitor
image
units
subject
Prior art date
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Pending
Application number
JP50A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoichi Hiratsuka
亮一 平塚
Kikuji Kawakami
喜久治 川上
Tsutomu Takeda
勉 武田
Kazuya Suzuki
一也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH06225192A publication Critical patent/JPH06225192A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台のカメラで撮影できる被写体より大きい
被写体を撮影しても、再現されたモニター画面がパノラ
マ的に再現できるカメラを提供することを目的とする。 【構成】 複数のカメラ部と、2台のモニター部とから
構成して、カメラ部相互の距離を調整、又はモニター部
のレンズにより映像を変化させて、両眼で見るモニター
画面を、たし合わせた状態で夫々重複させないで、且つ
隙間のないようにして、パノラマ効果を創出させた構造
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数台のカメラ、例え
ばビデオカメラに複数台のカメラを設けて、パノラマ効
果を出した映像をモニター画面で見られるようにしたカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの技術は、1台のカメラを用い
て撮影する場合には、カメラに装着されているレンズに
よって、その視野は決定されてしまう。
【0003】そのため、広角レンズ、魚眼レンズ等を用
いることにより、広い範囲を見ることにしていることは
広く利用された周知の技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記説
明した魚眼レンズ等を用いて広い範囲を得ることができ
ても、魚眼レンズの特性から、どうしても両端の像が歪
んだ状態となってしまう。
【0005】そのため、カメラに入力された映像を直接
に見て認識する場合や、感光させて写真にする場合に
は、それ程問題とならないが、ビデオカメラに代表する
ように、入力された映像を電気的信号に変換後に液晶デ
ィスプレイ等に写し出すモニター部を介して見る場合に
は、カメラで撮像されたひどく歪んだ両端の像の再現は
極めて難しくなると云う問題点がある。
【0006】従って、被写体の撮影に歪み等がないよう
にして取入れると共に、取り入れた被写体をいかにして
広い範囲に再現するかに解決しなければならない課題を
有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、被写体に対する撮影範囲を自由に変化させ
ることができるカメラ部と、該カメラ部で撮影された被
写体をモニター画面に写す撮像素子とレンズとからなる
モニター部とから構成され、前記カメラ部を複数台設け
ると共に、2台のモニター部を備え、該夫々のモニター
部に写し出される夫々の前記モニター画面は、重複しな
いように、たし合わされて写し出されるパノラマ効果用
カメラである。
【0008】又、前記夫々のカメラの相互距離を調整で
きるようにしたこと;前記夫々のモニター部の相互の距
離を調整、又は及び撮像素子とレンズとの距離を調整で
きるようにしたこと;前記カメラ部は2台であること;
前記夫々のカメラ部とモニター部とが1:1に対応して
設けたパノラマ効果用カメラである。
【0009】
【作用】被写体を撮影する複数台のカメラ部を設け、こ
の撮影された被写体を夫々のカメラの相互距離を調整し
て2台のモニター部でたし合わされた状態で写し出して
見る際に、重複しないようにすると共に、隙間のないよ
うにすることによって、例えば左右の眼で見ると複数の
モニター画面に写し出されている映像があたかも1つの
映像のように見ることができるようになる。
【0010】
【実施例】本発明に係るパノラマ効果用カメラについて
図を参照にして説明する。先ずカメラの原理について説
明すると、図1に示すように、幅Aの広さを有する被写
体1を、撮影面積が幅Bの広さを限度とする1台のカメ
ラ2を使用して撮影した場合には、被写体1を写せる瞬
時の広さは幅Bに限定された被写体1がモニター画1a
としてモニター画面3に写し出される。
【0011】この状態、即ち被写体1とカメラ2との距
離を維持させておいて、複数台のカメラ2(実施例では
2台のカメラ2)を相互の距離を調整しながら写した場
合には、夫々のカメラ2で写せる範囲の幅Bとした場合
には、複数のカメラ2の数に応じた広さの被写体を写せ
ることになる。
【0012】従って、図2に示すように、同一幅Bの広
さを限度とする撮影面積を有する2台のカメラ2A、2
Bと1:1に対応させて設けたモニター部3A、3Bの
場合に被写体1とカメラ2A、2Bとの距離を設定す
る。そして、カメラ2A、2Bの相互の距離を適宜調整
することにより、夫々のカメラ部2A、2Bで幅Aから
なる被写体1を丁度左右に均等に2分割したような被写
体B1、B2を夫々のモニター部3A、3Bに再現され
たモニター画1b、1cとして写し出すことができる。
【0013】この夫々のモニター部3A、3Bに均等に
写し出された左右2つのモニター画1b、1cを、図3
に示すように、左右の眼で夫々見ると、あたかもモニタ
ー画1b、1cがたし合わされて連続した1つのモニタ
ー画面4を見ているような錯覚現象に陥る。
【0014】この錯覚現象を利用することにより、例え
カメラ2A、2Bは別々の被写体を写しているものであ
っても、たし合わせた被写体の像を見ることができる。
この時、2台のカメラ2A、2Bが写している被写体1
の夫々の被写体B1、B2がモニター画面3A、3Bに
モニター画として再生された場合に夫々がたし合わされ
た状態の時に重複をしないで、且つ隙間のないように被
写体B1、B2を撮影するように2台のカメラ部2A、
2Bの相互の距離を適宜調整することが必要になる。
【0015】このことは、2台のカメラ部に限定される
ことなく複数のカメラ部で撮影された夫々の被写体を合
成して結果的に2台のモニター部に、たし合わされた状
態で再現することができ、この時重複せず、且つ隙間の
ないように夫々のカメラの相互の距離を調整すればよい
のである。
【0016】又、モニター3A、3Bは、図4に示すよ
うに、例えば左右対称な2つのビューファインダーであ
る場合は、液晶パネル等からなる小型モニター5、5と
レンズ6、6とから構成され、該レンズ6、6を介して
小型モニター5、5の映像を見るようになる。
【0017】従って、図5に示すように、小型モニター
5、5により写し出される被写体のモニター画面は、レ
ンズ6、6により実際のモニター画面よりは大きな見か
けのモニター画面5a、5bとなって両眼で見ることが
できる。
【0018】この見かけのモニター画面5a、5bを基
準にして、図6に示すように、モニター(ビューファイ
ンダー)3A、3Bの夫々の位置の調整、及び夫々のレ
ンズ6、6の倍率を変化させて、見かけの画面5a、5
bを、たし合わせた場合に重複せず、隙間がないよう
に、あたかも連続した1つのモニター画面となるように
すればよい。
【0019】次にパノラマ効果を創出するカメラに関す
る具体的構成について、図を参照にして説明する。
【0020】パノラマ効果を創出するカメラは、図7に
示すように、左右両眼に対応した2系統のカメラ部とモ
ニター部とから構成されており、具体的にはカメラ部7
A、7Bと、映像信号発生回路10A、10Bと、モニ
ター部11A、11Bと、カメラコントロール部14と
から構成されている。
【0021】カメラ部7A、7Bは、レンズ8A、8B
と撮像素子9A、9Bとから構成されており、撮像素子
9A、9Bからの映像信号は映像発生回路10A、10
Bに入力されるように接続されている。尚、撮像素子9
A、9Bは、例えばCCDが使用されているが、他の素
子でもよい。
【0022】映像発生回路10A、10Bは、カメラ部
7A、7Bで撮像した映像信号を処理するための回路群
から構成されており、処理された映像信号はモニター部
11A、11Bに入力されるように接続されている。
【0023】モニター部11A、11Bは、液晶ディス
プレイ(又は小型ブラウン管でもよい)12A、12B
と、レンズ13A、13Bとから構成され、液晶ディス
プレイ12A、13Bに写し出されたモニター画面がレ
ンズ13A、13Bで夫々拡大、縮小され、左右両眼
L、Rで見ることができる。
【0024】カメラコントロール部14は、被写体1と
の距離Dに応じて、左右のカメラ部7A、7Bで取り込
む被写体の焦点を合わせた場合に、重複及び隙間をなく
すようにカメラ部7A、7B間相互の距離Eを制御する
ものであり、カメラ部7A、7Bに接続されている。
【0025】このように構成されたパノラマ効果を創出
するカメラは、図8に示すように、モニター部11A、
11Bの液晶ディスプレイ12A、12Bに表された被
写体1のモニター画面は、レンズ13A、13Bを介し
て、左右両眼L、Rに拡大虚像された見かけ上の画面5
a、5bとして入力される。
【0026】そして、この左右の拡大虚像、即ち見かけ
上の画面5a、5bは同倍率であり、且つ2つの拡大虚
像間においては重複はなく、あたかも1つの画面のよう
に見ることができるのである。
【0027】従って、前記図2、図3で説明したよう
に、被写体1を本装置において撮影すると、夫々のモニ
ター部11A、11Bには別々の映像が写っているが、
左のモニター部11Aに写っている映像を左眼Lに、右
のモニター部11Bに写っている映像を右眼Rに同時に
写し出すことにより、両眼L、Rでモニター部11A、
11Bを見ている人は、図3に示すように、連続した1
つの映像を見ているものと錯覚を起こすのである。
【0028】これは2つの映像が情報として意味のある
連続性を持っている場合に、一方の映像に注目している
時は他方の映像を無視しているために、左右別々の映像
を見ていても、あたかも1つの映像を見ているものと錯
覚するからである。
【0029】
【発明の効果】2台のカメラ部と夫々に設けられたモニ
ター部とからなり、夫々のモニター部に写し出される映
像を両眼で見た場合に、重複せず且つ瞭間のないように
することによって、被写体の像の歪みがなく、且つ広範
囲な被写体を見ることができるようになると云う優れた
効果を奏する。
【0030】又、複数のカメラの相互の距離の調整によ
り、複数の撮影された映像をあたかも1つの映像のよう
に見るようにしたことによって、複数の映像をたし合わ
せた場合に重複及び瞭間のない映像の作成が極めて簡単
に行うことができると云う優れた効果を奏する。
【0031】更に、2台のカメラに設けられた夫々のモ
ニター部の撮像素子とレンズとの距離を調整することに
よって、2つの映像をたし合わせた場合の重複及び瞭間
のない映像の作成を拡大縮小することが極めて簡単に行
うことができると云う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】1台のカメラで写した被写体をモニターに再現
したようすを示す原理の説明図である。
【図2】本発明に係るパノラマ効果を創出するカメラの
原理を示すもので、2台のカメラで写した被写体をモニ
ターに再現したようすを示す説明図である。
【図3】同原理において、2台のカメラで写した被写体
をモニターに再現した際に、両モニター画面のたし合わ
せた状態を示す説明図である。
【図4】同原理において、両眼でモニター画面を見たよ
うすを示す説明図である。
【図5】同原理において、両眼で見ることができるモニ
ター画面を示す説明図である。
【図6】両眼で見ることができるモニター画面を、たし
合わせたようすを示す説明図である。
【図7】本発明に係るパノラマ効果を創出するカメラの
具体的構成を示す説明図である。
【図8】同カメラを両眼で見た場合の、たし合わされた
モニター画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 被写体 1a 被写体 1b 被写体 1c 被写体 2、2A、2B カメラ部 3、3A、3B モニター部 4 モニター 5 小型モニター 5a、5b 見かけの画面 6 レンズ 7A、7B カメラ部 8A、8B レンズ 9A、9B 撮像素子 10A、10B 映像信号発生回路 11A、11B モニター部 12A、12B 液晶ディスプレイ 13A、13B レンズ 14 カメラコントロール部 D 被写体との距離 L、R 眼
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 一也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体に対する撮影範囲を自由に変化さ
    せることができるカメラ部と、該カメラ部で撮影された
    被写体をモニター画面に写す撮像素子とレンズとからな
    るモニター部とから構成され、前記カメラ部を複数台設
    けると共に、2台のモニター部を備え、該夫々のモニタ
    ー部に写し出される夫々の前記モニター画面は、重複し
    ないように、たし合わされて写し出されることを特徴と
    するパノラマ効果用カメラ。
  2. 【請求項2】 前記夫々のカメラの相互距離を調整でき
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のパノラ
    マ効果用カメラ。
  3. 【請求項3】 前記夫々のモニター部の相互の距離を調
    整、又は及び撮像素子とレンズとの距離を調整できるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のパノ
    ラマ効果用カメラ。
  4. 【請求項4】 前記カメラ部は2台であることを特徴と
    する請求項1、2又は3に記載のパノラマ効果用カメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 前記夫々のカメラ部とモニター部とが
    1:1に対応して設けたことを特徴とする請求項1、
    2、3又は4に記載のパノラマ効果用カメラ。
JP50A 1993-01-25 1993-01-25 パノラマ効果用カメラ Pending JPH06225192A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06225192A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 パノラマ効果用カメラ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06225192A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 パノラマ効果用カメラ

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JPH06225192A true JPH06225192A (ja) 1994-08-12

Family

ID=11741872

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JP50A Pending JPH06225192A (ja) 1993-01-25 1993-01-25 パノラマ効果用カメラ

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JP (1) JPH06225192A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124685A (ja) * 2007-11-09 2009-06-04 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 複数のビデオを結合してリアルタイムで表示する方法及びシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009124685A (ja) * 2007-11-09 2009-06-04 Mitsubishi Electric Research Laboratories Inc 複数のビデオを結合してリアルタイムで表示する方法及びシステム

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