JPH0622481Y2 - 鋼帯の表面研磨ロール - Google Patents

鋼帯の表面研磨ロール

Info

Publication number
JPH0622481Y2
JPH0622481Y2 JP8952990U JP8952990U JPH0622481Y2 JP H0622481 Y2 JPH0622481 Y2 JP H0622481Y2 JP 8952990 U JP8952990 U JP 8952990U JP 8952990 U JP8952990 U JP 8952990U JP H0622481 Y2 JPH0622481 Y2 JP H0622481Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
steel strip
polishing
polishing roll
surface polishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8952990U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0447804U (ja
Inventor
照金 大田
孝好 佐々木
春義 岸原
敏夫 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP8952990U priority Critical patent/JPH0622481Y2/ja
Publication of JPH0447804U publication Critical patent/JPH0447804U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0622481Y2 publication Critical patent/JPH0622481Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は酸洗ライン等で鋼帯の表面疵を検査する際、検
査員が鋼帯を検査するまえに酸洗ラインで用いる鋼帯の
表面研磨ロールに関するものである。
(従来の技術) 製鉄業等で冷延鋼板を製造しているが、その際、熱延鋼
帯を酸洗して熱延鋼帯の表面に生成した酸化膜を除去し
ている。酸化膜を除去した後、その鋼帯の表面疵の検査
を行い、表面欠陥を除去し、次行程へ欠陥が流れないよ
うにしている。
このような検査を行う際、鋼帯が移動している状態で検
査を行うので、表面疵が必ず見える状態ではなく、条件
が悪い時に表面疵がみずらい場合がある。
従来ロールに特徴を持たせたものとしては、例えば、特
開昭63-115609号公報の如く、ロール胴長方向に軟質材
と硬質材を交互に所定幅配設し、耐スリップ性を向上さ
せたロールが知られているが、表面疵を見やすくするこ
とに関するものは知られていない。
(考案が解決しようとする課題) 冷延鋼板等を製造する際、熱延鋼板を酸洗し、その後、
鋼帯の表面疵検査を行うが、従来、表面疵がみずらい等
の問題を有していた。
本考案はその問題点を有利に解決しようとするもので表
面疵がみずらい場合でも、検査員の上流側に用いるピン
チロールの類のロールに特徴を持たせ、表面疵がみやす
いようにした表面研磨ロールである。
(課題を解決するための手段) 本考案の要旨はロールの周方向に対して全周で、かつ、
胴長方向に対して部分的に、表面粗度の頂部を平滑化す
る研磨処理を施してなる鋼帯の表面研磨ロールである。
即ち、本考案は例えば、ブロホールと呼ばれている欠陥
を検査時に、見やすくするためブロホール欠陥の出る位
置に対応するロールの位置を研磨処理を行うようにした
ものである。
ブロホール欠陥は鋼帯の両側(各々約300mm)に発生し
やすい。その理由は鋼を製造する場合、精錬された溶鋼
は湾曲型連続鋳造機などで鋳造され、その際、浸漬ノズ
ルから吐出する溶鋼が連鋳機の壁に捕捉され、壁に捕捉
された溶鋼には気泡あるいは介在物も同時に捕捉され、
それが製品の端部にブロホールとして発生する。
本考案者等は種々の表面疵を検査した結果、ブロホール
欠陥は微妙な条件によって検査員の肉眼にて見えたり、
見ずらかったりしており、その原因を追求していくと鋼
帯と接触するロールが大きく影響していることが明らか
となった。
即ち、第1図に示す如く、ブロホール欠陥1は鋼帯2の
表面に対して凸状になっており、このようなブロホール
欠陥を検査員が見つけ易くするために、本考案者等はブ
ロホール欠陥の凸状となっている頂部を押しつぶして平
らにし、押しつぶすことによってブロホール欠陥部に光
沢を発生させて、ブロホール欠陥部を見やすいようにす
れば良いとの知見を得た。
その為に、鋼帯を検査する位置の上流側で鋼帯に接触す
るロールでブロホール欠陥を研磨処理を行い、ブロホー
ル欠陥の凸状となっている頂部を押しつぶしてブロホー
ル欠陥部に光沢を発生させるようにしたものである。
次に、本考案の表面研磨ロールについて述べる。
第2図は本考案の表面研磨ロールを示すものであり、表
面研磨ロール3にはロールの周方向に対して全周で、か
つ、胴長方向に対して部分的に表面粗度の頂部を平滑化
した研磨処理がなされている。この研磨処理域4は例え
ばグラインダー等でロール表面の粗度の頂部を研磨して
平滑化し、平滑化した研磨処理域のロールで鋼帯のブロ
ホール欠陥の頂部を押しつぶし、ブロホール欠陥部に光
沢を発生させるものである。
又、ロールの周方向に対して全周で、かつ、胴長方向に
対して部分的に研磨処理してある理由は、研磨処理域4
で前述したようにブロホール欠陥部に光沢を発生させる
ものであるが、非研磨処理域5ではロール3と鋼帯2と
がスリップしないようにしたものである。
即ち、表面研磨ロール3の胴長方向の全部を研磨処理す
ると該ロール3と鋼帯2とがスリップして好ましくない
ものであり、スリップを防止するためにはロールの粗度
が平滑化されていない頂部を有する領域を必要とする。
次に本考案の表面研磨ロールの粗度の状態の一例を示
す。
研磨処理域ではRa1.5〜1.8ミクロン、非研磨処理域で
Ra2.5〜2.8ミクロンとするロールでブロホール欠陥の
検出に有効であった。
尚、本考案の表面研磨ロールはショットブラスト等で表
面粗度をつけた後、クロムメッキを施すと長寿命化が図
られ、より有利なものである。
(考案の効果) 本考案の表面研磨ロールによれば、例えば、鋼帯の酸洗
ラインで表面検査をする場合、ブロホール等の表面欠陥
の検出が有利に行えるようになり、その効果は極めて大
きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋼帯に発生したブロホール欠陥部の説明図、第
2図は本考案の表面研磨ロールの説明図、第3図は本考
案の表面研磨ロールの部分拡大図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロールの周方向に対して全周で、かつ、胴
    長方向に対して部分的に、表面粗度の頂部を平滑化する
    研磨処理を施してなる鋼帯の表面研磨ロール。
JP8952990U 1990-08-29 1990-08-29 鋼帯の表面研磨ロール Expired - Lifetime JPH0622481Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8952990U JPH0622481Y2 (ja) 1990-08-29 1990-08-29 鋼帯の表面研磨ロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8952990U JPH0622481Y2 (ja) 1990-08-29 1990-08-29 鋼帯の表面研磨ロール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0447804U JPH0447804U (ja) 1992-04-23
JPH0622481Y2 true JPH0622481Y2 (ja) 1994-06-15

Family

ID=31823572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8952990U Expired - Lifetime JPH0622481Y2 (ja) 1990-08-29 1990-08-29 鋼帯の表面研磨ロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0622481Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0447804U (ja) 1992-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0622481Y2 (ja) 鋼帯の表面研磨ロール
KR101913413B1 (ko) 열간 압연롤성 결함 검출방법
JP3298730B2 (ja) 表面欠陥の少ないオーステナイト系ステンレス鋼板の製造方法
JP4281464B2 (ja) 表面欠陥の少ない冷延鋼帯、表面処理鋼帯の製造方法
JPH08174015A (ja) ステンレス鋼用冷間圧延機の補助ロールおよびその表面加工方法
JP4453299B2 (ja) 表面欠陥の少ない鋼帯の製造方法
JPH0447012B2 (ja)
JPS59197524A (ja) 耐汚染性に優れた研摩仕上げステンレス鋼帯の製造法
CN110000212B (zh) 不锈钢冷轧钢板的处理的决定方法及处理方法
JP3562084B2 (ja) 熱延鋼板の製造方法
JP2003001330A (ja) フィンマッシャーロール装置
JP2962634B2 (ja) 双ドラム式連続鋳造装置用冷却ドラムの加工方法
JP2003225742A (ja) 表面性状の優れたオーステナイト系ステンレス鋼の鋳造方法とその鋳片
JPH07266207A (ja) ステンレス鋼帯の処理方法および処理装置列
JPH10263677A (ja) 熱間圧延鋼片のデスケーリング方法
JP2001137936A (ja) 金属帯の冷間圧延方法およびリバース式冷間圧延機
JPH06246326A (ja) 金属帯板疵補修方法
CN115508372A (zh) 一种用于检测薄带钢表面的微裂纹的方法
JPH01150402A (ja) 線状疵のない熱延鋼板の製造方法
JP2726593B2 (ja) 光沢度の高い金属板の製造方法
JPH09125158A (ja) 炉内ロール付着物の除去方法およびその装置
JP3730133B2 (ja) 熱間鋼片の接合方法及び接合装置
JP2823514B2 (ja) 形状検出ローラ
JPH0576923A (ja) 熱延鋼帯の脱スケール方法
JPH0215806A (ja) ヘゲ疵のないステンレス鋼板の製造方法