JPH0622405A - 集電装置 - Google Patents

集電装置

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Publication number
JPH0622405A
JPH0622405A JP20049292A JP20049292A JPH0622405A JP H0622405 A JPH0622405 A JP H0622405A JP 20049292 A JP20049292 A JP 20049292A JP 20049292 A JP20049292 A JP 20049292A JP H0622405 A JPH0622405 A JP H0622405A
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JP
Japan
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cylinder
current collector
piston rod
air
vehicle
Prior art date
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Application number
JP20049292A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Oshima
哲二 大島
Hiroyuki Arai
博之 新井
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0622405A publication Critical patent/JPH0622405A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集電装置を折り畳んだときの高さを車両限界
以下に納めることにある。 【構成】 集電装置の支柱部を構成するピストン棒とシ
リンダ筒において、シリンダ筒を車両の前後方向に対し
て回動自在に転倒させる転倒装置をシリンダ筒下部に設
けて構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道車両用のT字形集電
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4および図5は従来のT字形集電装置
の1例を示し、図4は集電舟が電車線に接触して走行中
の状態であり、図5はピストン棒を縮小して集電装置を
折りたゝんだ状態を示す。図4において、1は集電装置
の台枠、2は台枠1に取着された2重シリンダの第1の
シリンダ筒、3はシリンダ筒2内を摺動する第2のシリ
ンダ筒、4は第2のシリンダ筒3内を摺動するピストン
棒、5はピストン棒4の上端に取着され舟支え、6は舟
支え5に取着され、集電舟7を弾性支持するばね、8は
第1のシリンダ筒2に圧縮空気を供給する給気管で、図
示していないが車体側に連通している。9は電車線であ
る。次に、その作用を説明する。図5に示す折りたゝみ
状態において給気管8より圧縮空気を供給すると、ピス
トン棒4および第2のシリンダ筒3が上昇し、図4に示
すごとく、集電舟7は所定の接触力が電車線9に接触
し、電車線9より集電して車両は走行する。走行中の電
車線高さの変動に対しては、圧力空気にて支持されたピ
ストン棒4および第2シリンダ筒3が上下に移動して追
従する。また、集電装置を折りたゝむ場合は、給気管8
より圧縮空気を排出すると、ピストン棒4および第2の
シリンダ筒3は自重により降下し、折りたゝみ状態に復
帰する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のT字形集電装置
は、2重シリンダを使用する構造となっており、電車線
の最高高さと最低高さの値から規定される所定動作スト
ロークを確保し、かつ折りたゝんだ場合所定の車両限界
以下に折りたゝみ高さを低くするために、シリンダの構
成を1重ではこの条件を満足することができず、シリン
ダを2重〜3重の構造としなければならない欠点があっ
た。そして、シリンダを2重以上の構成とした場合に
は、次のような欠点も必然的に発生する。 (1) 図4の状態で給気管8より所定圧力の圧縮空気
を供給する場合、第2のシリンダ筒3の底面積はピスト
ン棒4の底面積より大きいため、同じ圧力の圧縮空気に
よる押上力は第2のシリンダ筒3の方がピストン棒4の
押上力より大きくなり、第2のシリンダ筒3は第1のシ
リンダ筒2の上端に胴付きしたままとなり、電車線の上
下高さの変動に対して所定の接触で追従するストローク
はピストン棒4の第2のシリンダ筒3内のストロークの
みとなってしまう。これを防止するためには、第2のシ
リンダ筒3とピストン棒4に作用する押上力の差が第2
のシリンダ筒3の自重と同じであることが必要で、第2
のシリンダ筒3とピストン棒4との底面積をこのような
条件に合わせて設計することは実用上大きな制約とな
る。 (2) 前記の困難を回避するためには、第1のシリン
ダ筒2に供給する空気圧と第2のシリンダ筒3に供給す
る空気圧を変えることが必要で、このためにはシリンダ
の構造および空気回路が非常に複雑になる。前記のよう
に従来のT字形集電装置においては、所定の動作ストロ
ークを確保し、かつ折りたゝみ高さを所定の寸法以内と
するために、2重以上のシリンダ構成とすることが必要
で、そのためにシリンダ筒とピストン棒との間の相対関
係寸法の制約あるいは空気配管の構成など非常に複雑と
なる欠点があった。
【0004】本発明は上述した点に鑑みて創案されたも
ので、その目的とするところは、かような欠点を解消し
たT字形集電装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のT字形集電装置
は上記のような従来のT字形集電装置の欠点を解消する
ものである。つまり、その目的を達成する手段は、集電
装置の支柱部として電車線の最高高さと最低高さ間を動
作可能なストロークをもつ1本のシリンダ筒とこのシリ
ンダ筒内を摺動する1本のピストン棒よりなる構成と
し、このシリンダ筒を車両の前後方向に対して回動自在
に軸支して、シリンダ筒を直立状態からほゞ90°回転々
倒させることができる例えば、複動エアシリンダよりな
る転倒装置を備えたものである。
【0006】そして、転倒装置の複動エアシリンダに圧
縮空気を供給することにより、集電装置の支持柱を構成
する。シリンダ筒は、直立状態からほゞ90°回転々倒し
て折りたゝみ状態となり、また前記複動エアシリンダに
供給する圧縮空気を切り換えることにより、折りたゝみ
状態から直立状態になるように構成したものである。こ
のような構成により、電車線の最高、最低高さに対して
は充分なストロークをもち、折りたゝみ高さについては
車両限界内に収まるT字形集電装置を構成することを可
能としたものである。
【0007】
【作用】本発明のT字形集電装置は、前記のように構成
され、その作用を説明すると次のようである。集電装置
の支柱は、折りたゝみ状態において直立して電車線に接
触摺動している状態に対してほゞ90°に近く転倒した状
態となっており、前記転倒装置の複動エアシリンダの1
方の側に圧縮空気を供給することにより転倒装置を動作
させ、支柱を構成しているシリンダ筒を支え軸囲りに回
動させて集電装置を直立状態とする。この状態で集電舟
の上面の高さは車両限界は越えるが、電車線の最低高さ
よりは小さい高さとしてある。次に支柱を構成している
シリンダ筒に圧縮空気を供給してピストン棒を上昇させ
集電舟を電車線に所定接触力で接触させる。集電装置を
折りてたゝむ場合は、前記の逆手順により支柱部を構成
しているシリンダ筒の圧縮空気を排出してピストン棒を
自重によりシリンダ筒内に引込んだ後、転倒装置のエア
シリンダの他側に圧縮空気を供給し、もう1方の側の圧
縮空気を排気して、シリンダ筒を折りたゝみ位置まで転
倒させる。以下、本発明の一実施例を、図面にもとづい
て詳述する。
【0008】
【実施例】図1〜図3は本発明のT字形集電装置の一実
施を示す機構図で、図1は正面図、図2は側面図、図3
は折りたゝみ状態を示す図で、破線は転倒装置を動作し
て集電装置を直立させた状態を示し、図中、図4と同符
号のものは同じ構成,機能を有する部分を示す。図1〜
3において、11は支柱部を構成しているシリンダ筒で下
端に近い場所で台枠1 に取着された軸受12により車両の
前後方向に対して回動自在に軸支されている。14はシリ
ンダ筒11に圧縮空気を給排する空気管で、図示していな
いが、車体側に連通している。シリンダ筒11の下端は、
転倒装置として例えば、台枠に取着された複動エアシリ
ンダ15と連結バー16を介して回動自在に連結されてい
る。17,18は複動エアシリンダ15に圧縮空気を給排する
空気管で、図示していないが車体側に連通している。19
はストッパ、13はピストン軸で上端に舟支え5が取着さ
れている。ピストン軸13のストロークは電車線の最高高
さと最低高さの範囲に充分追従できる長さを有してい
る。
【0009】本発明のT字形集電装置は前述のように構
成され、以下図5を参照しながらその作用を説明する。
折りたゝみ状態において空気管17より圧縮空気をシリン
ダ筒15に供給すると、ビストンが右方に移動し、連結バ
ー16を介してシリンダ筒11の下端が右方に引かれ、軸受
12により回動自在に支持されたシリンダ筒11は破線に示
す位置まで直立する。この時ピストン軸13はトリンダ筒
11内に引込まれた状態にあるので集電装置の高さは車両
限界を越え、電車線最低高さよりは低い高さとなってい
る。この状態から空気管14によりシリンダ筒11に圧縮空
気を供給すると、ピストン棒13が上昇して集電舟7は所
定の接触力で電車線9に接触し集電する。車両走行中の
電車線高さの変動に対し、ピストン棒13は電車線9の最
高高さと最低高さの範囲に対して充分なストロークを有
しているので、圧力空気により支持されたピストン棒13
の上下移動により追従する。
【0010】集電装置を折りたゝむ場合は、空気管14よ
り圧縮空気を排出すると、ピストン棒は自重により降下
して最低の位置に達する。この状態から複合エアシリン
ダ15内の圧縮空気を空気管17より排気しつつ、空気管18
より供給し、シリンダ筒11を転倒させて集電装置を折り
たゝみ状態とし、車両限界内に収める。本発明のT字形
集電装置は、支柱を直立状態から転倒して折りたゝみ状
態とすることを特徴とするもので、このために折りたゝ
み状態での高さを車両限界内に収めることができ、折り
たゝみ状態から直立させた場合の高さは、車両限界を越
えて電車線の最低高さに接しない最大限の高さ寸法とす
ることができるので、支柱を構成するシリンダ筒のスト
ロークを従来のT字形集電装置より遙かに大きくとるこ
とができ、1重シリンダによる構成を可能としたもので
ある。
【0011】なお、前記に説明した実施例においては、
シリンダ筒11は単動シリンダにより圧縮空気を込めてピ
ストン軸上昇、圧縮空気排出により自重でピストン軸降
下としているが、複動シリンダを使用してピストン軸の
上昇, 下降とも圧縮空気による構成としても機能は全く
同じである。また、転倒装置としては複動シリンダの場
合を例示しているが、単動シリンダとばねを併用する方
法あるいは液圧のシリンダ式、電動式などにより転倒装
置を構成しても機能は同じである。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来のT字形集電装置に対して下記の効果を有している。 支柱を1重のシリンダとすることにより、従来の2重
以上のシリンダ構成のものに比し機能は全く同じで、構
成は非常に簡単である。 支柱を転倒させることにより、折りたゝみ高さを車両
限界内に収められるので、1重シリンダのピストン軸を
引込めて直立した時の高さは車両限界を越え、電車線最
低高さ以下であればよいので、シリンダ筒の長さを長く
とることができ、電車線の最高,最低高さの範囲をカバ
ーできるストロークをもった1重シリンダによる構成と
することが可能となった。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図2はその側面図である。
【図3】図3は同折りたゝみ状態図である。
【図4】図4は従来の一例を示す正面図である。
【図5】図5はその折りたゝみ状態図である。
【0014】
【符号の説明】
1 台枠 2 第1のシリンダ 3 第2のシリンダ 4 ピストン棒 5 舟支え 7 集電舟 9 電車線 11 シリンダ筒 12 軸受 13 ピストン棒 14 空気管 15 複動エアシリンダ 17 空気管 18 空気管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 集電装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気車用の集電装置に
関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図4および図5は従来の集電装置の1例
を示し、図4は集電舟が電車線に接触して走行中の状態
であり、図5はピストン棒を縮小して集電装置を折りた
ゝんだ状態を示す。図4において、1は集電装置の台
枠、2は台枠1に取着された2重シリンダの第1のシリ
ンダ筒、3はシリンダ筒2内を摺動する第2のシリンダ
筒、4は第2のシリンダ筒3内を摺動するピストン棒、
5はピストン棒4の上端に取着され舟支え、6は舟支え
5に取着され、集電舟7を弾性支持するばね、8は第1
のシリンダ筒2に圧縮空気を供給する給気管で、図示し
ていないが車体側に連通している。9は電車線である。
次に、その作用を説明する。図5に示す折りたゝみ状態
において給気管8より圧縮空気を供給すると、ピストン
棒4および第2のシリンダ筒3が上昇し、図4に示すご
とく、集電舟7は所定の接触力が電車線9に接触し、電
車線9より集電して車両は走行する。走行中の電車線高
さの変動に対しては、圧力空気にて支持されたピストン
棒4および第2シリンダ筒3が上下に移動して追従す
る。また、集電装置を折りたゝむ場合は、給気管8より
圧縮空気を排出すると、ピストン棒4および第2のシリ
ンダ筒3は自重により降下し、折りたゝみ状態に復帰す
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の集電装置は、2
重シリンダを使用する構造となっており、電車線の最高
高さと最低高さの値から規定される所定動作ストローク
を確保し、かつ折りたゝんだ場合所定の車両限界以下に
折りたゝみ高さを低くするために、シリンダの構成を1
重ではこの条件を満足することができず、シリンダを2
重〜3重の構造としなければならない欠点があった。そ
して、シリンダを2重以上の構成とした場合には、次の
ような欠点も必然的に発生する。(1)図4の状態で給
気管8より所定圧力の圧縮空気を供給する場合、第2の
シリンダ筒3の底面積はピストン棒4の底面積より大き
いため、同じ圧力の圧縮空気による押上力は第2のシリ
ンダ筒3の方がピストン棒4の押上力より大きくなり、
第2のシリンダ筒3は第1のシリンダ筒2の上端に胴付
きしたままとなり、電車線の上下高さの変動に対して所
定の接触力で追従するストロークはピストン棒4の第2
のシリンダ筒3内のストロークのみとなってしまう。こ
れを防止するためには、第2のシリンダ筒3とピストン
棒4に作用する押上力の差が第2のシリンダ筒3の自重
と同じであることが必要で、第2のシリンダ筒3とピス
トン棒4との底面積をこのような条件に合わせて設計す
ることは実用上大きな制約となる。(2)前記の困難を
回避するためには、第1のシリンダ筒2に供給する空気
圧と第2のシリンダ筒3に供給する空気圧を変えること
が必要で、このためにはシリンダの構造および空気回路
が非常に複雑になる。前記のように従来の集電装置にお
いては、所定の動作ストロークを確保し、かつ折りたゝ
み高さを所定の寸法以内とするために、2重以上のシリ
ンダ構成とすることが必要で、そのためにシリンダ筒と
ピストン棒との間の相対関係寸法の制約あるいは空気配
管の構成など非常に複雑となる欠点があった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】 本発明は上述した点に鑑みて創案された
もので、その目的とするところは、かような欠点を解消
した集電装置を提供することにある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の集電装置は上記
のような従来の集電装置の欠点を解消するものである。
つまり、その目的を達成する手段は、集電装置の支柱部
として電車線の最高高さと最低高さ間を動作可能なスト
ロークをもつ1本のシリンダ筒とこのシリンダ筒内を摺
動する1本のピストン棒よりなる構成とし、このシリン
ダ筒を車両の前後方向に対して回動自在に軸支して、シ
リンダ筒を直立状態からほゞ90°回転々倒させることが
できる例えば、複動エアシリンダよりなる転倒装置を備
えたものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】 そして、転倒装置の複動エアシリンダに
圧縮空気を供給することにより、集電装置の支持柱を構
成する。シリンダ筒は、直立状態からほゞ90°回転々倒
して折りたゝみ状態となり、また前記複動エアシリンダ
に供給する圧縮空気を切り換えることにより、折りたゝ
み状態から直立状態になるように構成したものである。
このような構成により、電車線の最高、最低高さに対し
ては充分なストロークをもち、折りたゝみ高さについて
は車両限界内に収まる集電装置を構成することを可能と
したものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【作用】本発明の集電装置は、前記のように構成され、
その作用を説明すると次のようである。集電装置の支柱
は折りたゝみ状態において、直立して電車線に接触摺動
している状態に対してほゞ90°に近く転倒した状態とな
っており、前記転倒装置の複動エアシリンダの1方の側
に圧縮空気を供給することにより転倒装置を動作させ、
支柱を構成しているシリンダ筒を支え軸囲りに回動させ
て集電装置を直立状態とする。この状態で集電舟の上面
の高さは車両限界は越えるが、電車線の最低高さよりは
小さい高さとしてある。次に支柱を構成しているシリン
ダ筒に圧縮空気を供給してピストン棒を上昇させ集電舟
を電車線に所定接触力で接触させる。集電装置を折りて
たゝむ場合は、前記の逆手順により支柱部を構成してい
るシリンダ筒の圧縮空気を排出してピストン棒を自重に
よりシリンダ筒内に引込んだ後、転倒装置のエアシリン
ダの他側に圧縮空気を供給し、もう1方の側の圧縮空気
を排気して、シリンダ筒を折りたゝみ位置まで転倒させ
る。以下、本発明の一実施例を、図面にもとづいて詳述
する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【実施例】図1〜図3は本発明の集電装置の一実施を示
す機構図で、図1は正面図、図2は側面図、図3は折り
たゝみ状態を示す図で、破線は転倒装置を動作して集電
装置を直立させた状態を示し、図中、図4と同符号のも
のは同じ構成,機能を有する部分を示す。図1〜3にお
いて、11は支柱部を構成しているシリンダ筒で下端に近
い場所で台枠1 に取着された軸受12により車両の前後方
向に対して回動自在に軸支されている。14はシリンダ筒
11に圧縮空気を給排する空気管で、図示していないが、
車体側に連通している。シリンダ筒11の下端は、転倒装
置として例えば、台枠に取着された複動エアシリンダ15
と連結バー16を介して回動自在に連結されている。17,
18は複動エアシリンダ15に圧縮空気を給排する空気管
で、図示していないが車体側に連通している。19はスト
ッパ、13はピストン軸で上端に舟支え5が取着されてい
る。ピストン軸13のストロークは電車線の最高高さと最
低高さの範囲に充分追従できる長さを有している。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】 本発明の集電装置は前述のように構成さ
れ、以下図5を参照しながらその作用を説明する。折り
たゝみ状態において空気管17より圧縮空気をシリンダ筒
15に供給すると、ビストンが右方に移動し、連結バー16
を介してシリンダ筒11の下端が右方に引かれ、軸受12に
より回動自在に支持されたシリンダ筒11は破線に示す位
置まで直立する。この時ピストン軸13はシリンダ筒11内
に引込まれた状態にあるので集電装置の高さは車両限界
を越え、電車線最低高さよりは低い高さとなっている。
この状態から空気管14によりシリンダ筒11に圧縮空気を
供給すると、ピストン棒13が上昇して集電舟7は所定の
接触力で電車線9に接触し集電する。車両走行中の電車
線高さの変動に対し、ピストン棒13は電車線9の最高高
さと最低高さの範囲に対して充分なストロークを有して
いるので、圧力空気により支持されたピストン棒13の上
下移動により追従する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 集電装置を折りたゝむ場合は、空気管14
より圧縮空気を排出すると、ピストン棒は自重により降
下して最低の位置に達する。この状態から複合エアシリ
ンダ15内の圧縮空気を空気管17より排気しつつ、空気管
18より供給し、シリンダ筒11を転倒させて集電装置を折
りたゝみ状態とし、車両限界内に収める。本発明の集電
装置は、支柱を直立状態から転倒して折りたゝみ状態と
することを特徴とするもので、このために折りたゝみ状
態での高さを車両限界内に収めることができ、折りたゝ
み状態から直立させた場合の高さは、車両限界を越えて
電車線の最低高さに接しない最大限の高さ寸法とするこ
とができるので、支柱を構成するシリンダ筒のストロー
クを従来の集電装置より遙かに大きくとることができ、
1重シリンダによる構成を可能としたものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 以上説明したように本発明によれば、従
来の集電装置に対して下記の効果を有している。支柱
を1重のシリンダとすることにより、従来の2重以上の
シリンダ構成のものに比し機能は全く同じで、構成は非
常に簡単である。支柱を転倒させることにより、折り
たゝみ高さを車両限界内に収められるので、1重シリン
ダのピストン軸を引込めて直立した時の高さは車両限界
を越え、電車線最低高さ以下であればよいので、シリン
ダ筒の長さを長くとることができ、電車線の最高,最低
高さの範囲をカバーできるストロークをもった1重シリ
ンダによる構成とすることが可能となった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集電舟をピストン棒およびシリンダ筒で
    構成する支柱部で支持するT字形集電装置において、前
    記支柱部のシリンダ筒を車両の前後方向に対して回動自
    在に軸支し、この支柱部の回動自在を転倒装置によって
    行わせるようにしたことを特徴とするT字形集電装置。
JP20049292A 1992-07-03 1992-07-03 集電装置 Pending JPH0622405A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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