JPH0622344U - ガラス微粒子合成バーナ - Google Patents
ガラス微粒子合成バーナInfo
- Publication number
- JPH0622344U JPH0622344U JP5973992U JP5973992U JPH0622344U JP H0622344 U JPH0622344 U JP H0622344U JP 5973992 U JP5973992 U JP 5973992U JP 5973992 U JP5973992 U JP 5973992U JP H0622344 U JPH0622344 U JP H0622344U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- raw material
- blowing
- glass fine
- fine particle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
- Glass Melting And Manufacturing (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガラス微粒子の収率が上り、火炎中でのガラ
ス微粒子の濃度分布をより均一にすることができるガラ
ス微粒子合成バーナを提供する。 【構成】 補助助燃性ガスを吹き出す補助助燃性ガス吹
き出し管1内に、可燃性ガスを吹き出す可燃性ガス吹き
出し管2を同心状に設ける。可燃性ガス吹き出し管2内
の空間には、助燃性ガスを吹き出す中心用助燃性ガス吹
き出しノズル5を中心として、その回りには原料を吹き
出す複数の原料吹き出しノズル6の配列と、助燃性ガス
を吹き出す複数の外側用助燃性ガス吹き出しノズル7の
配列とを設ける。
ス微粒子の濃度分布をより均一にすることができるガラ
ス微粒子合成バーナを提供する。 【構成】 補助助燃性ガスを吹き出す補助助燃性ガス吹
き出し管1内に、可燃性ガスを吹き出す可燃性ガス吹き
出し管2を同心状に設ける。可燃性ガス吹き出し管2内
の空間には、助燃性ガスを吹き出す中心用助燃性ガス吹
き出しノズル5を中心として、その回りには原料を吹き
出す複数の原料吹き出しノズル6の配列と、助燃性ガス
を吹き出す複数の外側用助燃性ガス吹き出しノズル7の
配列とを設ける。
Description
【0001】
本考案は、例えば光ファイバ母材の作成に使用するガラス微粒子合成バーナに 関するものである。
【0002】
従来のこの種のガラス微粒子合成バーナは、図4に示すように、O2 等の補助 助燃性ガスを吹き出す補助助燃性ガス吹き出し管1内に、H2 等の可燃性ガスを 吹き出す可燃性ガス吹き出し管2が同心状に設けられている。該可燃性ガス吹き 出し管2内の空間には、その中心にSiCl4 ,GeCl4 等の原料を吹き出す 1本の原料吹き出しノズル3が設けられ、その回りにはO2 等の助燃性ガスを吹 き出す、例えば8本の助燃性ガス吹き出しノズル4の同心状配列が設けられた構 造になっていた。
【0003】 このようなガラス微粒子合成バーナでは、原料吹き出しノズル3から出た原料 は、助燃性ガス吹き出しノズル4から出る助燃性ガスと、可燃性ガス吹き出し管 2から出る可燃性ガスとの燃焼による加水分解反応又は酸化反応によってガラス 微粒子となる。このガラス微粒子が回転しつつある種棒等のターゲットの先端若 しくは外周に吹き付けられることにより、多孔質の光ファイバ母材が得られる。
【0004】
このような構造のガラス微粒子合成バーナでは、中心から原料が吹き出す構造 になっているため、該原料の流れの外側では反応し易く、原料の流れの中心にい くほど反応は起こり難くなっている。このため、反応効率が悪く、原料投入量に 対するガラス微粒子の収率が低い問題点があった。
【0005】 また、火炎中で生成するガラス微粒子の濃度分布が均一でないため、光ファイ バ母材に対する堆積も不均一になってしまう問題点があった。
【0006】 本考案の目的は、ガラス微粒子の収率が上り、火炎中でのガラス微粒子の濃度 分布をより均一にすることができるガラス微粒子合成バーナを提供することにあ る。
【0007】
上記の目的を達成する本考案の構成を説明すると、本考案は可燃性ガスを燃焼 させて作られる火炎中にガラス原料を吹き込んでガラス微粒子を合成するガラス 微粒子合成バーナにおいて、 可燃性ガスを吹き出す可燃性ガス吹き出し管内の空間に中心用助燃性ガス吹き 出しノズルを中心としてその回りに複数の原料吹き出しノズルの配列と複数の外 側用助燃性ガス吹き出しノズルの配列とが設けられていることを特徴とする。
【0008】
このガラス微粒子合成バーナでは、複数の原料吹き出しノズルの配列の中央に 位置する中心用助燃性ガス吹き出しノズルから助燃性ガスを吹き出す。この助燃 性ガスは、可燃性ガスと共に原料流の中心部に流れ込んでいくので、原料流の中 心部まで反応が起こり、ガラス微粒子の収率が上る。
【0009】 また、各原料吹き出しノズルから環状に出る原料流の外には、各外側用助燃性 ガス吹き出しノズルの配列から助燃性ガスを吹き出す。また、これら原料吹き出 しノズルから環状に出る原料流の周方向の間からは可燃性ガスを吹き出す。従っ て、原料流には内外から可燃性ガスと共に助燃性ガスが供給されることになり、 火炎中でのガラス微粒子の濃度分布は、より均一なものとなる。
【0010】
図1は、本考案に係るガラス微粒子合成バーナの第1実施例を示したものであ る。本実施例のガラス微粒子合成バーナは、O2 等の補助助燃性ガスを吹き出す 補助助燃性ガス吹き出し管1内に、H2 等の可燃性ガスを吹き出す可燃性ガス吹 き出し管2が同心状に設けられている。
【0011】 該可燃性ガス吹き出し管2内の空間には、O2 等の助燃性ガスを吹き出す中心 用助燃性ガス吹き出しノズル5を中心として、その回りにはSiCl4 ,GeC l4 等の原料を吹き出す複数(本実施例では、4本)の原料吹き出しノズル6の 配列と、O2 等の助燃性ガスを吹き出す複数(本実施例では、8本)の外側用助 燃性ガス吹き出しノズル7の配列とが設けられている。
【0012】 このようなガラス微粒子合成バーナでは、補助助燃性ガス吹き出し管1からO2 等の補助助燃性ガスを吹き出し、可燃性ガス吹き出し管2からH2 等の可燃性 ガスを吹き出しつつある状態で、複数の原料吹き出しノズル6の配列の中央に位 置する中心用助燃性ガス吹き出しノズル5から助燃性ガスを吹き出す。この助燃 性ガスは、可燃性ガスと共に原料流の中心部に流れ込んでいくので、原料流の中 心部まで反応が起こり、ガラス微粒子の収率が上る。
【0013】 また、各原料吹き出しノズル6から環状に出る原料流の外には、外側用助燃性 ガス吹き出しノズル7の配列から助燃性ガスを吹き出す。また、これら原料吹き 出しノズル6から環状に出る原料流の周方向の間からは可燃性ガスを吹き出す。 従って、原料流には内外から可燃性ガスと共に助燃性ガスが供給されることにな り、火炎中でのガラス微粒子の濃度分布は、より均一なものとなる。
【0014】 このようなガラス微粒子合成バーナは、図2に示すように、各原料吹き出しノ ズル6から出る原料流6aがバーナ先端中央からある距離離れた位置で交差する ように、いわゆる焦点Pをもたせると、この焦点Pで各原料流6aが衝突する。 このような原料流6aの衝突箇所に、中心用助燃性ガス吹き出しノズル5から出 た助燃性ガス流5aが衝突し、原料流6aの中心部における反応がより一層効率 よく起こる。
【0015】
【考案の効果】 以上説明したように本考案に係るガラス微粒子合成バーナは、複数の原料吹き 出しノズルの配列の中央に位置する中心用助燃性ガス吹き出しノズルから助燃性 ガスを吹き出す構造にしたので、この助燃性ガスは可燃性ガスと共に原料流の中 心部に流れ込んでいくことになり、このため原料流の中心部まで反応が起こり、 ガラス微粒子の収率が上り、原料投入量に対するガラス微粒子の収率を向上させ ることができる。
【0016】 また、各原料吹き出しノズルから環状に出る原料流の外には外側用助燃性ガス 吹き出しノズルの配列から助燃性ガスを吹き出し、且つ、これら原料吹き出しノ ズルから環状に出る原料流の周方向の間からは可燃性ガスを吹き出す構造になっ ているので、原料流には内外から可燃性ガスと共に助燃性ガスが供給されること になり、火炎中でのガラス微粒子の濃度分布をより均一なものとすることができ 、堆積もターゲットにより均一にさせることができる。
【図1】本考案に係るガラス微粒子合成バーナの第1実
施例の横断面図である。
施例の横断面図である。
【図2】第1実施例のバーナの変形例を示す側面図であ
る。
る。
【図3】従来のガラス微粒子合成バーナの横断面図であ
る。
る。
1 補助助燃性ガス吹き出し管 2 可燃性ガス吹き出し管 3 原料吹き出しノズル 4 助燃性ガス吹き出しノズル 5 中心用助燃性ガス吹き出しノズル 5a 助燃性ガス流 6 原料吹き出しノズル 6a 原料流 7 外側用助燃性ガス吹き出しノズル
Claims (1)
- 【請求項1】 可燃性ガスを燃焼させて作られる火炎中
にガラス原料を吹き込んでガラス微粒子を合成するガラ
ス微粒子合成バーナにおいて、 可燃性ガスを吹き出す可燃性ガス吹き出し管内の空間に
中心用助燃性ガス吹き出しノズルを中心としてその回り
に複数の原料吹き出しノズルの配列と複数の外側用助燃
性ガス吹き出しノズルの配列とが設けられていることを
特徴とするガラス微粒子合成バーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5973992U JPH0622344U (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ガラス微粒子合成バーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5973992U JPH0622344U (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ガラス微粒子合成バーナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622344U true JPH0622344U (ja) | 1994-03-22 |
Family
ID=13121896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5973992U Pending JPH0622344U (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ガラス微粒子合成バーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622344U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008247629A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Covalent Materials Tokuyama Corp | 合成シリカガラス製造装置及び合成シリカガラス製造方法 |
JP2009092254A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 無機質球状化粒子製造用バーナー及び無機質球状化粒子の製造方法及び装置 |
JP2012001411A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガラス微粒子合成用バーナ及びガラス微粒子堆積体の製造方法 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP5973992U patent/JPH0622344U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008247629A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Covalent Materials Tokuyama Corp | 合成シリカガラス製造装置及び合成シリカガラス製造方法 |
JP4567017B2 (ja) * | 2007-03-29 | 2010-10-20 | コバレントマテリアル徳山株式会社 | 合成シリカガラス製造装置及び合成シリカガラス製造方法 |
JP2009092254A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Taiyo Nippon Sanso Corp | 無機質球状化粒子製造用バーナー及び無機質球状化粒子の製造方法及び装置 |
JP2012001411A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ガラス微粒子合成用バーナ及びガラス微粒子堆積体の製造方法 |
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