JPH0622327Y2 - 体比重測定可能な入浴設備 - Google Patents

体比重測定可能な入浴設備

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JPH0622327Y2
JPH0622327Y2 JP1989056822U JP5682289U JPH0622327Y2 JP H0622327 Y2 JPH0622327 Y2 JP H0622327Y2 JP 1989056822 U JP1989056822 U JP 1989056822U JP 5682289 U JP5682289 U JP 5682289U JP H0622327 Y2 JPH0622327 Y2 JP H0622327Y2
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JP
Japan
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measuring device
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bathing
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伸夫 坂尾
透運 馬場
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大同ほくさん株式会社
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  • Bathtub Accessories (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、建造物の入浴用部とか、入浴ユニットにあっ
て、浴槽自体ではなく、入浴する際に通過することとな
る入浴通路にて、入浴者が忘れることなく体重、身長を
測定すると共に、浴槽にあっては、水位の変化により入
浴体積を測定できるようにすることで、これらによる各
測定結果により、健康管理上重要な人の体比重を、労せ
ずして測知可能とした入浴設備の改良の関する。
《従来の技術》 近年、健康管理に対する関心が高まってきており、一般
家庭にあっても、体重を測定するための体重計が普及さ
れるに至ったが、当該体重計は、脱衣場等の片隅等邪魔
にならないところに収置しておき、気付いたときに、こ
れを用いて測定しているのが一般的である。
このため、どうしても定期的な体重測定が億劫となった
り、忘れてしまったり定期的な測定結果の比較といった
健康管理上の重要な事項が、実現困難となっている。
さらに、身長の測定に至っては、身長計自体が、あまり
一般に用意されておらず、従って体重と身長とにより算
出できる健康管理上意義のある肥満度などについては、
別途それ専用の機器を購入しなければ自らこれを測知す
ることができなかった。
そこで、上記の問題を解決するため、サウナ内にあって
体重を測定できるようにしたもの(実開昭63−197
536号)や、バスタブの底面に体重測定用のマットを
敷設(実開昭61−143484号)したり、浴槽を内
槽と外槽とにより構成し、当該内外両槽間に荷重感圧素
子を介装することで、浴槽内での入浴中に体重を測知で
きるようにしたもの(実開昭62−155689号)
が、既に提案されている。
しかし、上記のものにあっては、入浴する際不自然なマ
ット上に身体を置くこととなるため入浴感が阻害された
り、浴槽の構成自体が複雑化してしまったり、所要機器
等に充分な耐水性を持たせなくてはならないなど製造上
の問題もある。
一方、健康管理上重要とされる人体の体比重につき、こ
れを入浴に際し測知できるようにしたものが、既に前記
の提案(実開昭62−155689号)により開示され
ているが、当該浴槽につき、さらに説示すると、第6図
に示す如き構成となっている。
すなわち、上記に略示した如く浴槽aを外槽bと内槽c
とにより構成し、外槽bと内槽cとの間に荷重感圧素子
dを介設することで、入浴時に体重が測定できるように
し、かつ内槽cには水位感知素子eを内設して、入浴者
の入浴体積をも測知できるようにすること で、体比重を の算出により測知しようとしている。
しかも、上記の従来例によるときは、浴槽aが二重構成
であるから、費用がかかるだけでなく、荷重感圧素子d
の修理点検も難事となり、内槽cが浮遊状態にあるた
め、湯水の水面が動揺し易く、このため、水位の正確な
測定が行いにくくなる嫌いがあり、さらに、前記の入浴
体積測定値は、入浴されている部分の体積であって、入
浴されていない頭部の体積は測定されていないことか
ら、高精度の体比重を測知し難いなどの問題がある。
《考案が解決しようとする課題》 本考案は、上記従来の難点に解決を与えようとするもの
で、人が定期的に入浴し、かつ入浴時には必ず裸になる
こと、そして裸になったならば、バスタブに至るまで、
所定の浴用通路を歩くこととなる点に着目し、バスダブ
自在ではなく、この浴用通路に、体重測定装置と身長測
定装置とを適切に設けておくことで、当該浴用通路の浴
室出入口とか、浴室内等にて、入浴者が一旦停止するな
どの極めて簡易な挙動だけで、体重と身長を労せずし
て、忘れることなく測知しるようにし、入浴中に不快感
や違和感を与えることなく、かつ耐久性、精度、修理点
検の点でも満足が得られるようにするのが、第1の目的
である。
さらに浴用通路ではなく浴槽に、水位測定装置を付設し
て、これにより入浴による水位変化に基づく入浴者の入
浴体積をも測定し得るようにすることで、上記各装置に
より得られた体重測定値と入浴体積測定値だけで体比重
を求めるのではなくて、身長測定装置によって得られた
身長測定値から、入浴者の頭部重さか、頭部体積を標準
資料により求め得るようになし、当該頭部重さ標準値、
頭部体積標準値を加味した体比重を測知し得るようにす
るのが第2の目的である。
そして、さらに表示部付きの電気的コントローラを付設
することで、体重測定値、身長測定値、水位変化による
入浴体積測定値の各測定データ信号値を、当該コントロ
ーラに入力させ、その演算部に予め入力しておいた前記
の標準資料による頭部重さ標準値や頭部体積標準値を、
入力された身長測定値から選定し、これを用いて体比重
を演算可能にして構成して、精度の高い体比重の表示を
全自動的に行い得るようにするのが、その目的である。
《課題を解決ための手段》 本考案は、上記の目的を達成するため、入浴用の設備構
成体における浴用通路にあってその床面に臨設した体重
測定装置と側壁または天井面と臨設した身長測定装置と
を具備すると共に、浴槽には槽内水位を測定する水位測
定装置が付設され、上記の体重測定装置、身長測定装
置、水位測定装置には、夫々体重測定値、身長測定値、
水位変化による入浴体積測定値の各測定データ信号が入
力される表示部付きの電気的コントローラを接続し、上
記電気的コントローラには、 により算出される体比重測定値を演算して、前記表示部
に表示する演算部を具備させるようにしたことを、その
内容としている。
《作用》 本考案に係る入浴設備では、裸になり、バスタブまで歩
いて行くと、浴用通路の途中である床面に体重測定装置
が設けられ、側壁または天井面に身長測定装置が設けら
れているから、少しだけ停止、または歩度をゆるめれ
ば、この間に体重、身長が、正確に測知され、さらに、
入浴することで、入浴体積も測定されることとなるか
ら、身長に対応した人体の頭部重さ標準値とか頭部体積
標準値を示した標準資料を用意しておくことで、これと
上記の体重測定値、入浴体積測定値とから、信頼性の高
い体比重を定期的に測知し得ることとなる。
しかも体重測定値、身長測定値、入浴体積測定値が何れ
も電気的コントローラの演算部に測定データ信号として
入力され、ここで予め入力されていた頭部重さ標準値、
頭部体積標準値の一方が、前記身長測定値に対応して特
定されることとなり、かつ、当該標準値と上記の体重測
定値、入浴体積測定値とによる体比重が演算されて表示
されることとなる。
《実施例》 本考案を図示の実施例によって詳記すれば、第1乃至第
4図は、建造物にセットされる入浴ユニットを入浴用の
設備構成体1とした場合の実施例で、本考案では、浴槽
ではなく、その浴用通路2、すなわち、脱衣後入浴者A
が浴槽3まで歩く道程または浴槽3から着衣の場所まで
帰る道程にあって、体重測定装置4、身長測定装置5の
双方を臨設するのである。
ここで、図示の体重測定装置4は、浴用通路2の底面1
cに設けるのであり、図示例では体重測定器4aが、浴
室1aへの出入口1bにあって、設けられており、この
際当該体重測定器4aは、埋設状態として、その上面を
底面1cと、略同じ高さにしておくのがよい。
上記体重測定器4aは、普通の汎用体重計を埋設固定し
たものであってもよいが、これでは、その指針による体
重表示が読みにくくなるので、出入口1bを形成してい
る側壁1dにあって、所望高さに設置した第1図の表示
部6に、その数値が明示されるようにするのがよく、こ
れには、体重測定器4aを以下に示す具体例の如く構成
し、これと接続した図示されていない電気的コントロー
ラの出力により、上記の表示部6に当該数値が表わされ
るようにするのがよい。
第4図に示した体重測定器4aは、底面1cの下に、ロ
ードセル若しくはその他の感圧素子4bが設けられた昇
降板4cが埋装され、このロードセル等からの出力によ
って、前記電気的コントローラを介して表示部6に測定
結果が示されるようになっている。
次に、身長測定装置5は、浴用通路2における側壁1d
とか天井面eに臨設するが、通常の接触式身長計を用い
るよりも、図示のように、前記の底面1cと相対向する
天井面1eとか、これに隣設の側壁1dに身長測定器5
aを設け、その身長測定用センサ5b,5cとして超音
波による発振子と受振子とか発光素子と受光素子とを用
いるのがよい。
ここで、超音波による実施例によるときは、所定位置に
あって入浴者Aが立つと、発振子から発せられた超音波
が、人体により反射し、これが受振子に到達するまでの
時間を計測することで、身長を測定することができ、こ
の場合も、身長測定用センサ5b,5cに接続された図
示しない電気的コントローラにより測定結果を得、これ
を表示部6により表示するのがよい。
尚、ここで第4図の1fは、側壁1dに凹設した隔離空
所を示し、ここには身長測定用補正装置7が設けられ、
図中7a,7bがその補正用センサを示し、これによっ
て、前記身長測定用センサ5b,5cによる測定に際
し、浴用通路2における温度や湿度等の環境変化に伴う
超音波伝播速度の変化につき、これを補正し得るように
して絶対精度の向上を計るようにしている。
また、当該身長測定装置5を始動させるため、入浴者A
の移動に伴う超音波周波数のシフト、すなわち、ドップ
ラ効果の検知機構を付加しておき、これにより、当該領
域へ人体の進入を感知して、測定を自動的に開始させる
ようにしたり、また、この際、歩行中の入浴者に静止を
促す指示を出すようにするなどの配慮も望ましい。
もちろん、人体の移動感知には、オートドアなどに多用
されている焦電型赤外線検出素子を使用することもでき
る。
さらに、本考案では、第3図に示す如く前記浴槽3の内
側面に、水位測定装置8を縦設するのであり、当該装置
8には、水圧センサとか棒状の水位計を用いることがで
き、この場合も、指針の動きによる測定結果を目視する
ようにしても、また電気信号として測定結果を導出し、
これにより表示部に表示するようにしてもよい。
もちろんん、当該測定装置8にあっては、入浴者Aが入
浴する前の浴槽水位と、入浴後の浴槽水位との差を検知
し、これにより入浴者の頭部を除いた入浴体体積測定値
が、測定されるようにしてある。
ここで、第5図が本考案に係る入用設備の全体を示して
おり、前記の如き体重測定装置4、身長測定装置5そし
て水位測定装置8とを兼備していると共に、これらの諸
装置4,5,8の出力側には、表示部6付きの電気的コ
ントローラ8が接続され、この表示部6に、上記の体重
測定装置4と身長測定装置5とによる夫々の体重測定
値、身長測定値とが、表示されると共に、後述のように
して入浴者の体比重が示されるようになっている。
図示の電気的コントローラ9にあっては、演算部9a
に、ロードセルなどによる体重測定装置4からの出力
が、増幅器9b、A/Dコンダータ9cを介して入力さ
れ、身長測定装置5の超音波による身長測定用センサ5
b,5cとしての発振子、受振子側には、超音波発振器
9dより変調部9eを介して発振子が起振され、受信子
には、復調部9fを介して発振器9より入力を受けるカ
ウンタ9hのストップ側が接続されていると共に、前記
演算部9aは、変調部9eのゲートと、カウンタ9hの
ストップ側および当該カウンタ9hの出力側とに、夫々
接続された構成となっている。
ここで、第5図(b)に示されているW〜Wは、同図
(a)にあって、同一符号で示された矢印の位置における
波形を示している。
従って、当該実施例によるときは、演算部9aにより身
長測定用センサ5bから超音波が発せられると共に、W
によりカウント9hのカウンタが開始され、超音波が
入浴者Aにより反射され、これが、カウンタ9hに入力
されることで、カウントが停止されることとなり、
この間に、カウントされたWの数によって、身長が測
定され、また演算部9aには、水位測定装置8から入浴
者Aの頭部を除いた入浴体積測定値が測定データ信号と
して入力されることとなる。
ここで、上記の演算部9aには、予め身長に対する頭部
重さか頭部体積の標準資料に基づく数値が入力されてお
り、従って、前記身長測定装置5が演算部に入力される
ことで、頭部重さ標準値か頭部体積標準値が特定され、
これと同じく演算部9aに導入された体積測定値と入浴
体積測定値とによって、当該演算部9aが、次の(A)(B)
何れかの式によって体比重を演算し、これを表示部に表
示することとなる。
尚、実際上は、入浴に際し、先ず表示部付きの電気コン
トローラに自分のコードナンバーを入力した後、体重、
身長、入浴体積を測定することで、表示部に体比重、体
重、身長の測定値が表示されるようにすると共に、当該
コントローラにて各人の測定データが蓄積され、必要に
応じ定期的な測定データの比較表示を行ったり、これを
プリンタアウトできるようにするのが望ましい。
また、体重と身長の測定位置は、同じにするのがよい
が、もちろん別箇所にて夫々測定しても良い。
《考案の効果》 本考案は、上記のように構成されているから、誰もが裸
になる入浴用の設備構成体にあって、その浴用通路にお
ける床面や側壁、天井面に、夫々体重、身長の測定装置
を臨設したことで、定期的な測定が労せずに、しかも忘
れることなく測知され、特に家庭にあって、最も望まし
い健康管理を、生活の中で、自然に行うことができるだ
けでなく、入浴者の入浴体積も入浴時に測知できるの
で、上記身長測定値から得た頭部の重さまたは体積を加
味した体比重を知ることも定期的に行う得ることとな
る。
さらに、上記体比重の測定結果が、表示部付きの電気的
コントローラにより、全自動的に行い得ることとなるの
で、入浴者は通常の入浴以外に特段の行為を強要される
ことなしに、望ましい健康管理のデータを入手すること
ができる。
しかも、本考案は浴槽に体重や身長を測定するための装
置を施すのではないから、入浴中に当該装置が入浴者に
違和感を与えることなく、また浴槽自体を特別な構成と
したり、装置の諸部材につき耐水性の要求を満たすとい
ったこともないので、施工も比較的安価に仕上げること
ができると共に、耐久性の点でも望ましい結果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は、本考案に係る入浴設備の一実施例
を示し、第1図はその要部を示す斜視図、第2図は当該
要部を有する入浴ユニットの正面図、第3図は同上ユニ
ットの一部を切欠した右側面図、第4図は同上要部の縦
断正面図、第5図(a)(b)は、夫々請求項(2)に係る入浴
設備の電気的構成説明図と、同説明図の各所における波
形一覧図、第6図は体重と入浴体積を測定可能とした浴
槽の従来例を示す縦断正面説明図である。 1……入浴用の設備構成体 2……浴用通路 3……浴槽 4……体重測定装置 5……身長測定装置 6……表示部 8……水位測定装置 9……電気的コントローラ 9a……演算部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入浴用の設備構成体における浴用通路にあ
    って、その床面に臨設した体重測定装置と側壁または天
    井面に臨設した身長測定装置とを具備すると共に、浴槽
    には槽内水位を測定する水位測定装置が付設され、上記
    の体重測定装置、身長測定装置、水位測定装置には、夫
    々体重測定値、身長測定値、水位変化による入浴体積測
    定値の各測定データ信号が入力される表示部付きの電気
    的コントローラを接続し、上記電気的コントローラに
    は、 (体重測定値−頭部重さ標準値)/入浴体積測定値 または 体重測定値/(入浴体積測定値−頭部体積標準値) により算出される体比重測定値を演算して、前記表示部
    に表示する演算部が具備されていることを特徴とする体
    比重測定可能な入浴設備。
JP1989056822U 1989-05-17 1989-05-17 体比重測定可能な入浴設備 Expired - Fee Related JPH0622327Y2 (ja)

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